2021.04.21
音楽だけでなく、どのカルチャーも共通点やつながりがあるということをコンセプトにしているSENSA。INTERVIEWシリーズ「Highlighter」では、アーティストはもちろん、音楽に関わるクリエイターにどのような音楽・カルチャーに触れて現在までに至ったか、その人の人となりを探っていく。
Vol.066は、2019年に東京で結成された4人組インディーポップバンド、Looisbosのヤマガタユウダイ(Dr/Vo)を取り上げる。USインディーやオルタナティブロックをルーツする彼ら。4月21日にリリースした2nd EP『vase』は、全編英語詞による男女ツインボーカルが様々な日常を生きる人々をストーリー仕立てで描いた。映画の世界を疑似体験するような1枚。
それをプレゼン資料にして、マツダとユイちゃんを誘ったのがきっかけになります。
洋楽を聞くきっかけになったのは、NHKの『ハッチポッチステーション』でグッチさんのやる洋楽のオマージュ作品だったり、『ポンキッキーズ』で流れてるビートルズとかラインダンスです。中高生ではDeep PurpleとQueen、ジミヘンとかを聞くことが多かったです。
大学生になった時に、友人からPavementをおすすめされてから、自分の中で大変革がありまして、洋楽インディーと言えばいいのか、Pixes、Deerhoof、Teenage funclub、Franz Ferdinandと色々聞くようになりました。
特に1曲目の「amanda」は公園でのお話なので、お散歩に丁度いいぐらいのテンポになってます。
タランティーノが好きな人ってほんと観賞後に話したい!って人が多くて、まるで小学生が学校で「あれ見た? やばいよね......」って話すようなテンションで、各々の考察を話すことが多発するのも面白いところです。
作品の挿入曲もとんでもなくかっこよくて、『キル・ビル Vol.1』のめちゃめちゃ凄惨な殺陣にノリノリのロカビリーが流れるシーンは、脳内分泌液がドバドバ出てきます。今思えば、『キック・アス』のバトルシーンに引き継がれてるようにも思えて、興奮しますね。
タランティーノは「10作品を作ったら、引退する」と公言していて、次の作品がとうとう10作目。どんな作品を見せてくれるのか、誠に待ち遠しいです。
今となってはとんでもなく豪華に感じるキャストも魅力ですが、何よりとっても見やすいので本当おすすめです。
Looisbos『vase』
2021年4月21日(水)
試聴はこちら
5月8日(土)下北沢BASEMENT BAR
出演:エキスベル/hyou/inner flight/Looisbos/Sisters In The Velvet
Looisbos
2019年東京で結成された男女混声インディーポップバンド。USインディー、オルタナティブロックをルーツとしつつも、北欧風漂う爽やかさを織り交ぜたギターサウンドが特徴。同年、初の音源となる『chairs』をリリース。
2021年には2nd EP『vase』のリリースを機にバンド名の表記を「Rooibos」から「Looisbos」に変更。
現在、都内を中心に精力的に活動中。
@looisbos
@looisbos
Official YouTube Channel
Vol.066は、2019年に東京で結成された4人組インディーポップバンド、Looisbosのヤマガタユウダイ(Dr/Vo)を取り上げる。USインディーやオルタナティブロックをルーツする彼ら。4月21日にリリースした2nd EP『vase』は、全編英語詞による男女ツインボーカルが様々な日常を生きる人々をストーリー仕立てで描いた。映画の世界を疑似体験するような1枚。
活動を始めたきっかけ
今のメンバーは全員同じ大学の同じサークルで、卒業してからもほぼ毎週飲みに行っては職場の愚痴を言い続けることが2年ぐらい続いていたんです。確かその日はユイちゃん(Gt/Vo)とマツダ(Gt)はいなかったんですが、おなじみの飲み会の夜に、「そんなにくすぶっているなら、バンドでも組んじゃおうよっ」とナカジマ(Ba)と盛り上がりまして。次の日、ナカジマと上野公園に行って1曲つくりあげちゃったんです。それをプレゼン資料にして、マツダとユイちゃんを誘ったのがきっかけになります。
影響を受けたアーティスト
音楽の初期衝動は小学生の頃にとんでもなくハマった『パラッパラッパー』の2作目『ウンジャマ・ラミー』です。主人公のラミーは遅刻魔のスーパーシャイガールなんですが、ギターさえあれば、なんでも乗り越えられる的なストーリーのハイパーお花畑なゲームで、音楽にある無敵感みたいなものに、小学生の自分は本当に夢中になりました。洋楽を聞くきっかけになったのは、NHKの『ハッチポッチステーション』でグッチさんのやる洋楽のオマージュ作品だったり、『ポンキッキーズ』で流れてるビートルズとかラインダンスです。中高生ではDeep PurpleとQueen、ジミヘンとかを聞くことが多かったです。
大学生になった時に、友人からPavementをおすすめされてから、自分の中で大変革がありまして、洋楽インディーと言えばいいのか、Pixes、Deerhoof、Teenage funclub、Franz Ferdinandと色々聞くようになりました。
注目してほしい、自分の関わった作品
新作の2nd EP『vase』は、コンセプティブに作ったわけではないので、曲ごとにコダワリポイントは異なりますが、全曲に共通するのがテンポ感です。歩いてるぐらいのテンポを意識して作りました。特に1曲目の「amanda」は公園でのお話なので、お散歩に丁度いいぐらいのテンポになってます。
今後挑戦してみたいこと
海を渡ってフェスに出て、自分のライブで肩車されている女の子を見たいです。カルチャーについて
触れてきたカルチャー
クエンティン・タランティーノの映画はめちゃめちゃハマりました。タランティーノの映画はオマージュが本当に多く、映画というカルチャーに対する愛が飽和して爆発しているような作品ばかりで、元ネタなんかわからなくても、構図がかっこいいとか、セリフがかっこいいとか、自分のセンスにズドーンと刺さって、今でもよく見ます。タランティーノが好きな人ってほんと観賞後に話したい!って人が多くて、まるで小学生が学校で「あれ見た? やばいよね......」って話すようなテンションで、各々の考察を話すことが多発するのも面白いところです。
作品の挿入曲もとんでもなくかっこよくて、『キル・ビル Vol.1』のめちゃめちゃ凄惨な殺陣にノリノリのロカビリーが流れるシーンは、脳内分泌液がドバドバ出てきます。今思えば、『キック・アス』のバトルシーンに引き継がれてるようにも思えて、興奮しますね。
タランティーノは「10作品を作ったら、引退する」と公言していて、次の作品がとうとう10作目。どんな作品を見せてくれるのか、誠に待ち遠しいです。
今注目しているカルチャー
正直今ハマっているものでは全くないのですが、大河ドラマの『新選組!』を1週間かけて一気見しました。三谷幸喜の作品が好きなのがきっかけでしたが、大河ドラマを全部しっかり見たのは初めてです。今となってはとんでもなく豪華に感じるキャストも魅力ですが、何よりとっても見やすいので本当おすすめです。
RELEASE INFORMATION
Looisbos『vase』
2021年4月21日(水)
試聴はこちら
LIVE INFORMATION
Punch!5月8日(土)下北沢BASEMENT BAR
出演:エキスベル/hyou/inner flight/Looisbos/Sisters In The Velvet
PROFILE
Looisbos
2019年東京で結成された男女混声インディーポップバンド。USインディー、オルタナティブロックをルーツとしつつも、北欧風漂う爽やかさを織り交ぜたギターサウンドが特徴。同年、初の音源となる『chairs』をリリース。
2021年には2nd EP『vase』のリリースを機にバンド名の表記を「Rooibos」から「Looisbos」に変更。
現在、都内を中心に精力的に活動中。
LINK
オフィシャルサイト@looisbos
@looisbos
Official YouTube Channel