2021.03.31
音楽だけでなく、どのカルチャーも共通点やつながりがあるということをコンセプトにしているSENSA。INTERVIEWシリーズ「Highlighter」では、アーティストはもちろん、音楽に関わるクリエイターにどのような音楽・カルチャーに触れて現在までに至ったか、その人の人となりを探っていく。 Vol.064は、FINLANDSの塩入冬湖(Vo.Gt)を取り上げる。
FINLANDSがひとり体制となり、初めてリリースされた3rdアルバム『FLASH』は、コロナ禍にリリースの延期、ツアーの中止を経験するなかでこみ上げた様々な想いを込めた全13曲を収録。塩入冬湖の唯一無二ボーカルは今作にも健在だが、FINLANDSの現在地を更新する新たな一面も感じることができる。
ソロ活動においては、FINLANDSをやっていくうちに音楽制作の実験的な部分が面白かったので別に形を作ろうと思い宅録作品を作り始めました。
なのでスピッツはバンドミュージックの基盤として今でも心から尊敬して、愛しております。
私は全て日本語で歌を書きますが、そのきっかけはとフジファブリックの志村さんが以前おっしゃっていた「好きという言葉を嫌いじゃないと書いたりする」という言葉を見た事です。10代の頃は英語を調べたりもしておりましたが、この言葉をきっかけに日本語にどっぷりと入り込みました。
それ以降は中島みゆきさん、倉橋ヨエコさん、岡村靖幸さん、the pillowsの日本語が好きで影響を受けました。
前作『BI』を制作する時はパーソナルな部分を剥き出して臨みましたが、今回は俯瞰する事で見えてくる今のFINLANDSの旨味、そして私自身の閃きを描いた13曲です。受け取り方は自由であれ、伝わりやすい部分が多いように仕上げる事ができたと思います。
サウンド面でも想像以上を作り出せるよう拘りました。一曲一曲のコンセプトが見えるサウンドに仕上げました。
そして、昨年に参加させていただいたHOTEL DONUTSの「さよなら未来」です。
はじめての共作という事で、山田大介の書いた歌詞を考えながら熱量を共有出来る言葉を見つけて使うという点が新しい面白さとしてありました。
是非聴いていただきたいと思います。
また、楽曲制作において初めて参加させていただいたadieuの「よるのあと」も聴いていただきたいです。adieuの煌びやかであり勇ましい歌声を想像しながら制作にかかりました、とても楽しく新しい経験でした。
今までFINLANDS自体が私の赴くままの楽しくて仕方ないという場所での活動を続けてきましたが、これから先知らない事ばかりで終わってしまう事があるのは勿体ない!と思うようになり、自分達の作ってきた居場所から新しい場所へ向かうような活動をしてみたいと思います。
そして私は神奈川県の箱根町という町出身なのですが、温泉地で自然に囲まれた「何も無い」が贅沢に存在する場所なので地元でライヴを開催したいです。
20歳頃までは人気な有名漫画を一通り読むといった感じでしたが、本格的に好きになったきっかけは高校の先輩で今でもよく面倒を見てくれるお姉さんがおすすめしてくれた清水玲子さんの『輝夜姫』を読んだ事がきっかけです。
そこからSF漫画にはまっていきました。
丁度バンドの方もツアーで地方に行く事が増え、その頃はまだ漫画喫茶で寝るような事が多かったので沢山の漫画を読む事が出来ました。体力的にはかなり厳しかったですが、あの時期があったのでより多くの漫画を読む事が出来たと思います。
清水玲子さん、吉田秋生さん、田村由美さん、浦沢直樹さん、土田世紀さん、岡井ハルコさん、松本大洋さんの作品が好きです。
清水玲子さんの『22XX』という作品は今でも繰り返し読む作品です。
近年電子書籍もあるので、より多く読みたい漫画を読む事ができて幸せです。
小説は好きな作家さんの作品を繰り返し読みます。山田詠美さん、川上弘美さんの作品は言葉の操り方、言葉の速度においてとても影響をうけています。
その頃はトータルテンボスさん、犬の心さん、チャイルドマシーンさん、ハイキングウォーキングさんをよく見に行っていました。
バンドをはじめてからは自分の活動で一杯一杯だったが故、テレビを見る機会も劇場に行く機会も減ってしまっていたのですが、現在またYouTubeなどでお笑いを見る事にハマっております。
昨年家から出る事が出来ないというあこ鬱屈とした時間、笑う事で楽しく過ごさせていただけたな。と心から尊敬しております。
本当に昨年、お笑いに救われたな。と思います。
YouTubeではシソンヌさん、東京03さん、おしみんまるさん(犬の心)、森三中さん、ニューヨークさんのコントや番組を見ています。
芸人の皆さんの言葉の使い方にも毎回感嘆しています。
特にさっきも見ていたのですが、ニューヨークのお二人のネタは、言いたかったけど思いつかなかったその悪口!!という気持ちのいい毒っ気がすごく好きです。
FINLANDS「FLASH」
2021年3月24日(水)
価格/品番:¥2,500 +税 / FU-022
発売元:sambafree.inc
Track:
01.HOW
02.ラヴソング
03.HEAT
04.テレパス
05.Stranger
06.ナイトハイ
07.ランデヴー
08.ひかりのうしろ
09.Silver
10.Balk
11.UNDER SONIC
12.USE
13.まどか(FLASH ver. )
試聴はこちら
【購入者特典】
・タワーレコード(※一部店舗除く) 限定オリジナル特典<ステッカー ver.1>
・HMV/HMV&BOOKS online 限定オリジナル特典<ステッカー ver.2>
・Amazon.co.jp 限定オリジナル特典<ステッカー ver.3>
・Rakutenブックス限定オリジナル特典<ステッカー ver.4>
・WondrGOO / 新星堂 限定オリジナル特典<ステッカー ver.5>
詳細はこちら
4月10日(土) 大阪UMEDA CLUB QUATTRO
4月17日(土) 名古屋NAGOYA CLUB QUATTRO
4月28日(水) Zepp DiverCity(TOKYO)
チケット詳細はこちら
FINLANDS
Vo.Gt 塩入冬湖(シオイリフユコ)を中心に 2012 年結成。
「RO69JACK 13/14」での入賞経験を持ち、精力的なライブ活動に加えこれまでに JOIN ALIVE、VIVA LA ROCK、RUSH BALL、
RISINGSUN ROCK FESTIVAL、ROCK IN JAPAN FESTIVAL、COUNTDOWN JAPAN など様々なイベントや大型フェス、
全国大型サーキットライ ブへの出演も。
2021年3月に2年8ヶ月ぶりのフルアルバム『FLASH』のリリースが決定。
また、塩入は adieu(上白石萌歌)に楽曲「よるのあと」を提供するなど作家としても活動。
@Finlands12
@shioirifuyuko
FINLANDSがひとり体制となり、初めてリリースされた3rdアルバム『FLASH』は、コロナ禍にリリースの延期、ツアーの中止を経験するなかでこみ上げた様々な想いを込めた全13曲を収録。塩入冬湖の唯一無二ボーカルは今作にも健在だが、FINLANDSの現在地を更新する新たな一面も感じることができる。
活動を始めたきっかけ
以前活動していたバンドの活動休止に伴い、もう解散も休止もする必要のない形が欲しいと思いFINLANDSを立ち上げました。ソロ活動においては、FINLANDSをやっていくうちに音楽制作の実験的な部分が面白かったので別に形を作ろうと思い宅録作品を作り始めました。
影響を受けた音楽・アーティスト
バンドを始めたきっかけはスピッツのライヴを観に行った事です。なのでスピッツはバンドミュージックの基盤として今でも心から尊敬して、愛しております。
私は全て日本語で歌を書きますが、そのきっかけはとフジファブリックの志村さんが以前おっしゃっていた「好きという言葉を嫌いじゃないと書いたりする」という言葉を見た事です。10代の頃は英語を調べたりもしておりましたが、この言葉をきっかけに日本語にどっぷりと入り込みました。
それ以降は中島みゆきさん、倉橋ヨエコさん、岡村靖幸さん、the pillowsの日本語が好きで影響を受けました。
注目してほしい、自分の関わった作品
今作『FLASH』は勿論聴いていただきたいと思う一作です。前作『BI』を制作する時はパーソナルな部分を剥き出して臨みましたが、今回は俯瞰する事で見えてくる今のFINLANDSの旨味、そして私自身の閃きを描いた13曲です。受け取り方は自由であれ、伝わりやすい部分が多いように仕上げる事ができたと思います。
サウンド面でも想像以上を作り出せるよう拘りました。一曲一曲のコンセプトが見えるサウンドに仕上げました。
そして、昨年に参加させていただいたHOTEL DONUTSの「さよなら未来」です。
はじめての共作という事で、山田大介の書いた歌詞を考えながら熱量を共有出来る言葉を見つけて使うという点が新しい面白さとしてありました。
是非聴いていただきたいと思います。
また、楽曲制作において初めて参加させていただいたadieuの「よるのあと」も聴いていただきたいです。adieuの煌びやかであり勇ましい歌声を想像しながら制作にかかりました、とても楽しく新しい経験でした。
今後挑戦してみたいこと
新しいシーンにいきたいと思います。今までFINLANDS自体が私の赴くままの楽しくて仕方ないという場所での活動を続けてきましたが、これから先知らない事ばかりで終わってしまう事があるのは勿体ない!と思うようになり、自分達の作ってきた居場所から新しい場所へ向かうような活動をしてみたいと思います。
そして私は神奈川県の箱根町という町出身なのですが、温泉地で自然に囲まれた「何も無い」が贅沢に存在する場所なので地元でライヴを開催したいです。
カルチャーについて
触れてきたカルチャー
漫画と本です。漫画は昔から好きでした。20歳頃までは人気な有名漫画を一通り読むといった感じでしたが、本格的に好きになったきっかけは高校の先輩で今でもよく面倒を見てくれるお姉さんがおすすめしてくれた清水玲子さんの『輝夜姫』を読んだ事がきっかけです。
そこからSF漫画にはまっていきました。
丁度バンドの方もツアーで地方に行く事が増え、その頃はまだ漫画喫茶で寝るような事が多かったので沢山の漫画を読む事が出来ました。体力的にはかなり厳しかったですが、あの時期があったのでより多くの漫画を読む事が出来たと思います。
清水玲子さん、吉田秋生さん、田村由美さん、浦沢直樹さん、土田世紀さん、岡井ハルコさん、松本大洋さんの作品が好きです。
清水玲子さんの『22XX』という作品は今でも繰り返し読む作品です。
近年電子書籍もあるので、より多く読みたい漫画を読む事ができて幸せです。
小説は好きな作家さんの作品を繰り返し読みます。山田詠美さん、川上弘美さんの作品は言葉の操り方、言葉の速度においてとても影響をうけています。
今注目しているカルチャー
中学生の時にCSのお笑い番組にはまりそれから高校生時代までは友人とよくお笑いライブを見に行っていました。その頃はトータルテンボスさん、犬の心さん、チャイルドマシーンさん、ハイキングウォーキングさんをよく見に行っていました。
バンドをはじめてからは自分の活動で一杯一杯だったが故、テレビを見る機会も劇場に行く機会も減ってしまっていたのですが、現在またYouTubeなどでお笑いを見る事にハマっております。
昨年家から出る事が出来ないというあこ鬱屈とした時間、笑う事で楽しく過ごさせていただけたな。と心から尊敬しております。
本当に昨年、お笑いに救われたな。と思います。
YouTubeではシソンヌさん、東京03さん、おしみんまるさん(犬の心)、森三中さん、ニューヨークさんのコントや番組を見ています。
芸人の皆さんの言葉の使い方にも毎回感嘆しています。
特にさっきも見ていたのですが、ニューヨークのお二人のネタは、言いたかったけど思いつかなかったその悪口!!という気持ちのいい毒っ気がすごく好きです。
RELEASE INFORMATION
FINLANDS「FLASH」
2021年3月24日(水)
価格/品番:¥2,500 +税 / FU-022
発売元:sambafree.inc
Track:
01.HOW
02.ラヴソング
03.HEAT
04.テレパス
05.Stranger
06.ナイトハイ
07.ランデヴー
08.ひかりのうしろ
09.Silver
10.Balk
11.UNDER SONIC
12.USE
13.まどか(FLASH ver. )
試聴はこちら
【購入者特典】
・タワーレコード(※一部店舗除く) 限定オリジナル特典<ステッカー ver.1>
・HMV/HMV&BOOKS online 限定オリジナル特典<ステッカー ver.2>
・Amazon.co.jp 限定オリジナル特典<ステッカー ver.3>
・Rakutenブックス限定オリジナル特典<ステッカー ver.4>
・WondrGOO / 新星堂 限定オリジナル特典<ステッカー ver.5>
詳細はこちら
LIVE INFORMATION
FLASH AFTER FLASH TOUR
4月10日(土) 大阪UMEDA CLUB QUATTRO
4月17日(土) 名古屋NAGOYA CLUB QUATTRO
4月28日(水) Zepp DiverCity(TOKYO)
チケット詳細はこちら
PROFILE
FINLANDS
Vo.Gt 塩入冬湖(シオイリフユコ)を中心に 2012 年結成。
「RO69JACK 13/14」での入賞経験を持ち、精力的なライブ活動に加えこれまでに JOIN ALIVE、VIVA LA ROCK、RUSH BALL、
RISINGSUN ROCK FESTIVAL、ROCK IN JAPAN FESTIVAL、COUNTDOWN JAPAN など様々なイベントや大型フェス、
全国大型サーキットライ ブへの出演も。
2021年3月に2年8ヶ月ぶりのフルアルバム『FLASH』のリリースが決定。
また、塩入は adieu(上白石萌歌)に楽曲「よるのあと」を提供するなど作家としても活動。
LINK
オフィシャルサイト@Finlands12
@shioirifuyuko