2021.03.29
音楽だけでなく、どのカルチャーも共通点やつながりがあるということをコンセプトにしているSENSA。INTERVIEWシリーズ「Highlighter」では、アーティストはもちろん、音楽に関わるクリエイターにどのような音楽・カルチャーに触れて現在までに至ったか、その人の人となりを探っていく。
Vol.063は、R&B、シティポップ、ファンク、オルタナティブな音楽をJ-POPに落とし込むシンガーソングライター OHTORAを取り上げる。
3月24日にリリースした1stアルバム『EMPTIE LAND』には、昨年台湾やタイのバイラルチャートにランクインして話題になった「ツレナイズム」や、maeshima soshiがプロデュースを手がけた「Silly Love」などを収録。ジャンルレスな音楽が有機的に交わり合う新感覚サウンドが心地よく鼓膜を刺激する。
他には、楽曲提供として処女作でもある、SUPER★DRAGONの「Distance」という曲の作詞と作曲をさせて頂いたのですが、このご時世だからこそ生み出せた言葉であったり、ポジティブな愛をもれなく詰め込んで作りあげたので是非聴いてください。
映画と同じくらいファッションもこよなく好きです。二十歳の時はニートの身でありながら、欲望に耐え切れずガムシャラにドメブラを買い漁ってました。ブランドはTTT_MSW、MYneなどが好きで、刺繍モノをよく着ていました。その頃はモードストリートなスタイルをニートながら目指していました。他者にニートを感じさせないくらい自身をお洒落に着飾ることで、「服飾学生にしか見えない身なりをしている」という虚像を保っていたのかもしれません。
OHTORA『EMPTIE LAND』
2021年3月24日(水)
試聴はこちら
OHTORA
シンガーソングライター。R&B、シティポップ、ファンク、オルタナティブな音楽をJ -POPに落とし込み楽曲を制作。
2019年には新進気鋭のクリエイター ぜったくんをアレンジャーに迎えた「After Summer」をリリースして話題になった。
2020年12月にリリースした「ツレナイズム」はSpotifyの台湾バイラルチャート1位、タイ 24位になるなど、アジアを中心に国内外で盛り上がりをみせている。
作家としても、アイドルグループ SUPER★DRAGONや海外で人気のスマホゲーム「Obey Me!」へ楽曲を提供するなど、活動は多岐にわたる。
@ohtora_official
Official YouTube Channel
Vol.063は、R&B、シティポップ、ファンク、オルタナティブな音楽をJ-POPに落とし込むシンガーソングライター OHTORAを取り上げる。
3月24日にリリースした1stアルバム『EMPTIE LAND』には、昨年台湾やタイのバイラルチャートにランクインして話題になった「ツレナイズム」や、maeshima soshiがプロデュースを手がけた「Silly Love」などを収録。ジャンルレスな音楽が有機的に交わり合う新感覚サウンドが心地よく鼓膜を刺激する。
活動を始めたきっかけ
小さい頃から音楽を聴いたり歌ったりするのが好きで、中学生時代の文化祭でコピーバンドを組み、そのボーカルとしてステージで歌唱を披露した時の周りからの反響がすこぶる良く、自己肯定感を初めてそこで高められ、「これしかない」といった意気で、そこから本格的に音楽に没頭し始めました。まずは高校生でボイトレを始め、大学で上京し独学でDTMを学び、韓国アイドルの練習生になったり、雰囲気で大学を辞めて浮浪者生活をしたり、何だかんだを経て今に至ります。影響を受けたアーティスト
幼少期なのですが、よく家族で頻繁に車で遠出をしていて、そのドライブ中に両親が好きで延々と流していた高橋真梨子の音楽が、今の僕のルーツでもあります。特に井上陽水の「いっそセレナーデ」のカバーは、何度聴いても心にグッときます。小学生くらいになり自我が芽生え始め、自分で好きなCDを選ぶようになってからは、SMAPやKinki Kidsなどのジャニーズの沼にハマり、高校生以降から今までは主に洋楽を聴き込んでいました。Childish Gambino、The Weeknd、Tori Kelly、Jungleなどを好んで聴いてます。注目してほしい、自分の関わった作品
今回僕自身、初のリリースとなるアルバム『EMPTIE LAND』にも収録されている「ドラウニングヒル」という曲があり、トラックをほぼ自分で作ったのですが、かなり凝った、自称ネオテクノジャズシティポップス(笑)になっているので、その新感覚なサウンドを楽しんで欲しいです。他には、楽曲提供として処女作でもある、SUPER★DRAGONの「Distance」という曲の作詞と作曲をさせて頂いたのですが、このご時世だからこそ生み出せた言葉であったり、ポジティブな愛をもれなく詰め込んで作りあげたので是非聴いてください。
今後挑戦してみたいこと
今回のアルバム全曲を通して聴いて頂くと、総じてジャンルレスな印象を感じ取れるかと思うのですが、今後はR&B、ソウル、ファンクなど、それぞれのルーツを深掘りした楽曲作りにも挑戦し、+αでどんな音楽にも確固たるOHTORA色を色付けられるようにしていきたいです。あとは、セルフプロデュース曲である「ツレナイズム」が、Spotifyの台湾バイラルチャートで有り難い事にウィーク、デイリー共に1位になったのですが、今後、勿論海外も視野に入れながら、日本でも注目されるような音楽作りをできたらと思ってます。カルチャーについて
触れてきたカルチャー
映画ですね。酷い時は週に12本も鑑賞していた時期があったくらい欠かせないものでした。昔ほどは見なくなりましたが、作詞に今も役立てている部分があります。園子温監督作品は全て見ていて、中でも『HAZARD』が好きです。自分の中で映画の良し悪しを、「どれだけ夢見心地になり、非現実へ逃避行できたか」で決めていて、この作品は舞台が海外ということもあり、それが1番長けていました。何故だか作品の中にクスリ漬けになっている登場人物が一人いると、だいたいはその作品のことを好きになります(笑)。映画と同じくらいファッションもこよなく好きです。二十歳の時はニートの身でありながら、欲望に耐え切れずガムシャラにドメブラを買い漁ってました。ブランドはTTT_MSW、MYneなどが好きで、刺繍モノをよく着ていました。その頃はモードストリートなスタイルをニートながら目指していました。他者にニートを感じさせないくらい自身をお洒落に着飾ることで、「服飾学生にしか見えない身なりをしている」という虚像を保っていたのかもしれません。
今注目しているカルチャー
お笑い芸人の漫才やコントを見るのが好きで、夜な夜なYoutubeで見たりするのですが、今注目している芸人は、滝音、蛙亭、モグライダーです。音楽と通ずるところもあるかと思うのですが、小気味良いリズム感がある掛け合いが好きです。ただモグライダーの場合、半分即興(?)で、テンポよく漫才をしてるので素晴らし過ぎます。この間、そのモグライダーのボケ担当の方を都内で見かけた際にお声掛けしたのですが、「絶対にあなた方は売れます」と直接本人に願掛けしてきましたので、彼らは絶対に売れます。RELEASE INFORMATION
OHTORA『EMPTIE LAND』
2021年3月24日(水)
試聴はこちら
PROFILE
OHTORA
シンガーソングライター。R&B、シティポップ、ファンク、オルタナティブな音楽をJ -POPに落とし込み楽曲を制作。
2019年には新進気鋭のクリエイター ぜったくんをアレンジャーに迎えた「After Summer」をリリースして話題になった。
2020年12月にリリースした「ツレナイズム」はSpotifyの台湾バイラルチャート1位、タイ 24位になるなど、アジアを中心に国内外で盛り上がりをみせている。
作家としても、アイドルグループ SUPER★DRAGONや海外で人気のスマホゲーム「Obey Me!」へ楽曲を提供するなど、活動は多岐にわたる。
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@mayonaka_orange@ohtora_official
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