-Highlighter Vol.042-「polly」

INTERVIEW

2020.11.04

音楽だけでなく、どのカルチャーも共通点やつながりがあるということをコンセプトにしているSENSA。INTERVIEWシリーズ「Highlighter」では、アーティストはもちろん、音楽に関わるクリエイターにどのような音楽・カルチャーに触れて現在までに至ったか、その人の人となりを探っていく。
Vol.042は、2020年、自主レーベル"14HOUSE."を設立。11/4(水)に、レーベル初作品となる2nd Album「Four For Fourteen」をリリースしたpollyのVo/Gt/Pg 越雲龍馬に迫る。

polly
越雲龍馬(Vo,Gt,Pg)、飯村悠介(Gt,Syn)、須藤研太(Ba)、高岩栄紀(Dr)
越雲(Vo,Gt,Pg)を中心に2012年宇都宮にて結成された4人組。海外の様々なジャンルを消化したサウンドとJ-Popにも精通する耳馴染みの良いメロディを軸とし、リリース毎に変化を見せている。2020年、自主レーベル"14HOUSE."を設立。レーベル初作品となる2nd Album『Four For Fourteen』を11月4日に発売。

活動を始めたきっかけ

メンバーそれぞれが所属していた前のバンドが同時期に解散し、集まったことがきっかけです。同時期に解散したのも、解散直前に出会ったのも運命のように感じています。

影響を受けたアーティスト

日本のアーティストは鬼束ちひろさん、松任谷由美さん。
鬼束さんは、ドラマ『トリック』の主題歌だった「月光」を聴き、有り余るほどの切ない歌を聴いたのが衝撃的でした。
ユーミンさんは僕の母が好きで、よく車で流していたので幼少期の生活にはユーミンさんの音楽があったなあと。

海外のアーティストはMy Bloody Valentine、Cocteau Twins、JOY DIVISION、The Cureなどです。この音楽無しでは今のpollyはありません。とにかく美しい...

注目してほしい、自分の関わった作品

新作「Four For Fourteen」は今後のpollyの代表作になりうる１枚と思っています。
歌、メロディ、歌詞、サウンド、どこを切り取っても我々のアイデンティティが色濃く出ていますし、自主レーベル設立後初の作品ということもあり、思い入れも今まで以上に深いです。
この作品を作る上で、メンバーとは長い時間話し合いました。今pollyとして出したい音、もっと言えばpollyにしか出せない作品を作ろうという意志の元で完成した今作は1mmも妥協のない最高なものになった自負があります。多くの人に聴いてもらえるといいなあ...

▷2nd Album『Four For Fourteen』Special Site

今後挑戦してみたいこと

"音楽をする場所"と言った場所に限らず、自分たちが面白そうと思った場所でライブしてみたいです。
例えば洞窟、プラネタリウム、廃墟、夜の海辺、、、こういったことも自主レーベルになったからこそできる事だと思うので、積極的にやっていきたいと思っています。

カルチャーについて

触れてきたカルチャー

僕は映画と小説が好きなのですが、映画だとソフィア・コッポラ監督作品が特に好きです。
「ヴァージン・スーサイズ」という作品があるのですが、少女たちの劣等や怒り、絶望をいろんな角度からの視点で描かれており、主観での悲哀と客観での悲哀の差異の描写は特に今の時代に沿ったもののようにも感じます。
後は「スターウォーズ」の大ファンです。アナキンに自己投影してしまい、毎度泣いてしまいます。
小説は安部公房さんの作品が好きです。話すと長くなるのでこの辺で...