SENSA

2020.09.05

-Highlighter Vol.031-「bisshi」

-Highlighter Vol.031-「bisshi」

音楽だけでなく、どのカルチャーも共通点やつながりがあるということをコンセプトにしているSENSA。INTERVIEWシリーズ「Highlighter」では、アーティストはもちろん、音楽に関わるクリエイターにどのような音楽・カルチャーに触れて現在までに至ったか、その人の人となりを探っていく。
Vol.031は、元PAELLASのベーシストであり、現在サウンドエンジニアとして様々なアーティストの作品を手掛けるbisshiに迫る。


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bisshi
1990年大阪生まれ。大学時代の友人に学園祭でバンドサークルに誘われギターを弾き始める。その後バンドにベーシストが足りなかったのを理由にベースを始める。それをきっかけに低音が持つ魅力に惹かれベーシストとして本格的に練習を始める。
2009年にサークルで知り合ったメンバーとバンド「the paellas」結成。その後、東京へ進出し「PAELLAS」に改名後も積極的に活動を行い2019年にメジャーレーベルからアルバム「sequential souls」をリリース。2019年12月14日を持ってバンドは解散するが、バンド活動時にDIYで録音やミキシングをしていた経験を活かし、2020年よりエンジニア、プロデューサーとしての活動をスタート。FRONTIER BACKYARD 「small talk」、Love and Cigarettes 「DELICATE」、evening cinema 「AESTHETICS」などの録音からマスタリングまでを手がける。


"サウンドエンジニア" とは
アーティストの楽曲制作全般をサポートすることを業務として行っております。
デモが出来上がった段階でそこからどういう音像に仕上げていくか、その為にはどういう風にレコーディングをすればよいかなどを相談しながら実際に楽曲制作を進めていきます。
担当アーティストはevening cinema、FRONTIER BACKYARD、Wu Mang、Love and Cigarettes、CC81などを担当しております。


活動を始めたきっかけ
大阪でPAELLASの活動を始めた時によく利用していたリハーサルスタジオで、エンジニアさんにお願いしてバンドで初の作品を録音したのですが、予算の問題で時間もとても限られた中で挑み、あまり良いものにならなかった為、自分で機材を集めて録音を始めたのがきっかけです。
その時は時間の制約に囚われず、本当に自分が作りたい音を作れたと実感できたことが、今の活動までつながっていると思います。


影響を受けた音楽・アーティスト
Kindnessのアルバム「World, You Need a Change of Mind」のバイナルを買って聴いた時に音に衝撃を受け、アルバムのクレジットを調べたら Philippe zdar という方がプロデュースを手がけていることを知り、それからはずっと自分のなかで理想の音像がPhilippeさんの音になりました。





大阪でバンド活動を始めた時に京都で活躍していたバンドHotel Mexicoの「A Space in the Loveless Field」は7インチを買って本当に擦り切れるくらい聴きました。当時から今までずっと憧れのバンドで自分の好きな音を自分の好きな鳴らし方をしていんだと勇気をもらえた楽曲です。

Double Denim Records · DD011 A1: Hotel Mexico // A Space in the Loveless Field



これだけは譲れない、自分のこだわり
自分の場合はとにかく制作する際に、どんな予算の上でも納得いくまでしっかり時間をかけられるように、レコーディングの仕方を提案しています。
その中で、最後の作品の形に落とし込む上で重要な要素は必ず具現化しつつ、妥協できるところは削っていくというのをテーマにしながら、お金をかけすぎず楽しくまた作品作りがしたいと思えるようにこだわっております。


今後挑戦してみたいこと
いまは自宅を簡単にスタジオ化して作業しているのですが、田舎の一軒家とかを借りてスタジオに改造して仕事をしてみたいです。
先月に友達と千葉の宿泊のできるスタジオでレコーディングをした時に、とても自然豊かな場所で作業をするととても集中できるし、いろんな意味で良い音楽につながる確信が持てたので、自分のスタジオをつくるのが今の目標です。


カルチャーについて

触れてきたカルチャー
古いフィルムカメラやビデオカメラのノスタルジーを感じるものがとても好きで、自分でも撮影したりその撮影したものから感じ取れる風景から曲をつくったりしています。
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今注目しているカルチャー
上記の題材にも通じるのですが、古い音楽機材やずっと使われ続けている中古のものが好きで、自宅でも好んでそういうものを使用しています。お金が今よりも無かった時期に、オークションサイトでとても安い値段で購入した70年代の機材を使用した時、とても音がよくて感動した上に、その見た目もとても愛らしく、自分のアイデンティティーにつながっています。
現代のマスプロダクションの時代では作ることのできないクオリティーのものがまだ使えることを大切にしたく、自分でも多少修理のやり方を覚えたりしてとても大切にしています。
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RELEASE INFORMATION

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evening cinema『AESTHETICS』 (読み:エステティクス)
2020年8月26日(水)
¥1,800+tax
視聴はこちら


LINK
@bisshi0318