SENSA

2020.07.29

-Highlighter Vol.021-「BROTHER SUN SISTER MOON」

-Highlighter Vol.021-「BROTHER SUN SISTER MOON」

音楽だけでなく、どのカルチャーも共通点やつながりがあるということをコンセプトにしているSENSA。INTERVIEWシリーズ「Highlighter」では、アーティストはもちろん、音楽に関わるクリエイターにどのような音楽・カルチャーに触れて現在までに至ったか、その人の人となりを探っていく。
Vol.021は、7/29(水)に1st EP『Some Same Soul』をリリースした、BROTHER SUN SISTER MOONに迫る。

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BROTHER SUN SISTER MOON
2017年8月、大阪にて結成。惠 翔兵 (Gt&Vo)、岡田 優佑 (Dr)、惠 愛由 (Ba&Vo) からなるインディペンデントポップバンド。独特のいびつさと普遍的なポップネスの同居する彼らの楽曲は、毛色の異なる二人のリードヴォーカル、自由度の高いサウンドに溶けこむ英詞など、多方面からリスナーの耳をくすぐる。
2020年7月29日(水)にBigfish Soundsから1st EP『Some Same Soul』をデジタルリリース。


活動を始めたきっかけ
岡田:大学の先輩である惠さん(Gt&Vo)に誘われたのがきっかけです。

惠(愛):Gt&Voかつ兄である惠翔兵のよびかけにて。なんとなくスタジオに入り始めたところから始まりました。

惠(翔):以前僕が組んでいたバンドが解散し、暫くは音楽をやる展望が浮かばなくて、フラフラとしていました。そんなときに古本屋で恩田陸さんのブラザーサンシスタームーンという小説のタイトルが目に入り、「あ、このバンド名でこんな感じでやろう」と着想を得たのがきっかけです。


影響を受けたアーティスト
岡田:そのとき聴いている音楽がわりとすぐに曲作りやプレイに影響するタイプだと思います。最近で大きな比重を占めているのはThe Lemon Twigs、Purr、Dirty Projecters、あと少し毛色が違いますがよく聴くのはFontaines D.C.です。奥田民生も好きです。自主的に聴くものだけではなくて、流行の歌とか、自然に耳に入ってくるようなものにも影響を受けます。ラジオのヘビーローテーションとか。

惠(愛):BSSMでこんな曲を作りたいなと思わせてくれたのはMelody's Echo Chamber、Danger MouseFiona AppleBeach Houseなど。直接的な影響が出ているかはわかりませんが、日本のミュージシャンでけっきょくいつも戻っていくのはゆらゆら帝国やユーミン、フィッシュマンズなどです。歌う言葉としていちばんすきだと思っているのは坂本慎太郎の書く歌詞で、中学生の頃にゆら帝を見つけてからずっとすきですね。





惠(翔):無数にありますが、小学校4年の時にもらったCDプレイヤーとiPod miniで母親にTSUTAYAで見繕ってもらったCDを聴き始めたのがきっかけです。The Beatlesの青盤と赤盤、anthology3とストーンズとQueenのベストでした。これを狂ったように最初聴いていたので、かなり影響されていると思います。当時はanthology3がデモ版とは知りませんでしたが、一番気に入って聴いていました。


音楽を聴いてどこまでも夢想していましたね。
全てがイメージだったこの頃に戻りたくもあります。


注目してほしい、自分の関わった作品
岡田:とくに、「All I Want」の途中(1:40ごろ)で入る印象的なリード音です。あれは惠さんの部屋で半ば適当に弾いたものですが、良い異質感や壊れた感じが出ていてお気に入りです。あの曲は、僕たちの直感的なセンスをなるべく尊重して組み立てた曲でもあり、現在の僕たちをそのまま映し出ていると言えるかもしれません。

惠(愛):EP『Some Same Soul』の4曲目「I Said」に、歌詞を朗読するパートを入れたこと。もともとべつのアレンジでやっていたときは歌っていたんですが、今回のバージョンではそこがなくなってしまったので。レコーディング中、思いつきで入れてみたところいい感じにはまって、個人的にとても満足しています。

惠(翔):「All I Want」が他三曲より最近に出来た曲なのですが、この曲は長引かせないことに注意していて、最小単位で上手くまとめられたなと満足しています。この曲は、発想からアレンジまで1〜2時間で形が出来た安産でしたね。




今後挑戦してみたいこと
岡田:全曲一発録りのアルバム作ってみたいです。

惠(愛):いまはGt&Vo惠(翔)、Dr.岡田中心に作曲をすすめていますが、今後はわたしも作曲案を持ち寄れるようになりたいなと思っています。あとは、歌詞ありきで曲を作ること。言葉から喚起される音のイメージのようなものを立ち上がらせてみたいです。海外でライブもしたいですね。

惠(翔):たくさんの子供と、あと友達をたくさん呼んで歌う合唱曲を作りたいです。理想を言えばバイオリンやチェロも欲しい。 まだわかりませんが、日本語で考えています。


カルチャーについて

触れてきたカルチャー
岡田:強いて言うなら漫画です。小学生の頃は父親の中川いさみさんの漫画を隠れながら読んでいました。

惠(愛):本がすきで、海外文学をよく読みます。自分が直接的に触れてきた文化圏の外にある文化、生きたことのない時代。ふつうにしていれば出会うこともないであろう人々、見ることもできないような世界とつながれること。それらに共鳴してしまえることの不思議と、安心感のようなものをいつも感じています。また、わからないものについて思いをはせるような、そういう態度を学ばせてもらっていると思います。
_カルチャーについて_ 参考写真 (惠愛由)_1500.jpg

言葉をべつの言語で置きかえるという、そもそも不可能な翻訳の営みにも魅力を感じます。映画を観るときも、英語なら耳で言葉をキャッチしてしまうくせがついているので、それが字幕ではどんなふうに訳されているのかを見て楽しんだりしています。

惠(翔):麻雀。以前は将棋が好きでしたが、麻雀が取って代わりました。実力以外のところから勝敗が決せられることも多く、ロマンあるところが将棋より好きです。僕は関西なので三人打というルールでやってます。皆さん誘ってくださいね。
_カルチャーについて_ 参考写真 (惠翔兵).jpg
大三元四暗刻 和了!

音楽に関わるところで言うとやはり映画です。「Paris, Texas」や「The Virgin Suicides」など、色濃く影響を受けました。
映画音楽を作りたいという気持ちも強くあります。Danger Mouseの「Rome」のような形(架空の映画のサウンドトラックというコンセプト)も最高ですね。






今注目しているカルチャー
岡田:もし生まれ変わったら陶芸家を目指します。以前から気になっていて、このまえ初めて体験したのですが、案外難しく、そして深みもあり、極めてみたいなと思いました。気になっている陶芸家は望月万里さんです。

惠(愛):去年くらいからラジオを聞くようになりました。この人は誰とも知らない、どこかで聞いているだろうわたし、に向かって話してるんだと思えること、それがわたしには新しくて! 送り手と受け手のあいだに、独特の親密さがあるカルチャーだと思います。

惠(翔):釣りですね。したことはないんですが。日本でできるハンティングは、僕は蝉獲りとカブト虫ぐらいしか経験がなく。もっと大きな生き物である魚を獲りたいです。食べられるというのも非常に良いですね。すごく楽しそうなので釣りを誰か教えてください。



RELEASE INFORMATION

1st EP ジャケット写真 .JPG
BROTHER SUN SISTER MOON「Some Same Soul」
2020年7月29日
視聴はこちら




LIVE INFORMATION
『Some Same Soul』発売記念 ワンマン配信ライブ
2020年9月4日(金) 20:00〜
料金:無料(投げ銭有り)
配信サイト:YouTube LIVE

LINK
オフィシャルサイト
@BSSM_is
@bssm_is
Official YouTube Channel
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