SENSA

2020.07.08

-Highlighter Vol.014-「ペペッターズ」

-Highlighter Vol.014-「ペペッターズ」

音楽だけでなく、どのカルチャーも共通点やつながりがあるということをコンセプトにしているSENSA。INTERVIEWシリーズ「Highlighter」では、アーティストはもちろん、音楽に関わるクリエイターにどのような音楽・カルチャーに触れて現在までに至ったか、その人の人となりを探っていく。
Vol.014は、7/8(水)に2ヵ月連続デジタルシングルリリースの第一弾「シネマトグラビテ」をリリースしたペペッターズの広村康平(Vo./Gt.)に迫る。


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ペペッターズ
2015年、神戸にて活動開始。広村康平(Vo./Gt.)、中西幸宏(Ba./Cho.)、國乘豪(Dr./Cho.)からなる自由自在な3ピースバンド。オリジナリティーとポピュラリティー、混沌と透明感、その狭間を行き来するサウンド、清涼感のあるボーカルとリスナーの耳に直接アクセスするコーラスワークを武器に、関西を中心に粛々と活動中。2018年、チャットモンチートリビュートアルバム一般公募枠にて最優秀賞を受賞し「こころとあたま」が収録され、話題に。2019年には1st Full Album「materia=material」、2nd Full Album「KUCD」と2枚のフルアルバムをリリース。自身初となる全国ツアーを敢行し、同年12月には心斎橋Pangeaにて初のワンマンをソールドアウト。2020年7月、2ヵ月連続デジタルシングルリリースの第一弾となる「シネマトグラビテ」をリリース。


活動を始めたきっかけ
中学生のときにPINK CLOUD(JOHNNY,LOUIS & CHAR)を知り、高校生の時にチャットモンチー、ペトロールズ、People In The Boxを知りました。
当然ながら多感な時期、スリーピースバンドを組みたいと思い始めるまでに時間はさほどかからず、卒業後、どうやらこれからの人生いろいろなことに自由が利くぞ、、?と絶妙な勘違いをしたあとすぐ、仲の良かった友達二人に「バンドしようぜ」と声をかけ、今に至ります。


影響を受けたアーティスト
実際に体験し被った影響であれば、バンドメンバーと高校三年生の時にペトロールズのライブを観に行って、上下スウェット、頭はボサボサ、髭はボーボー、で登場した長岡亮介さんが、「今日暑かったでしょうから、温度下げてペトロールズです、よろしく。」と言って演奏を始めたときのことが今でも忘れられません。




テレビやネットなどからであれば、音楽番組で橋本絵莉子さんが高校卒業後、進学も就職も蹴ったという話題が出た際に「音楽でやっていける自信があったけん」(言い回しは少しうろ覚えですが)と真顔で言った瞬間や、YouTube内のインタビュー動画で波多野裕文さんが音楽の発信の形について聞かれた際に「曲を作るのがすごく好きで、それが一番手っ取り早かったのがバンドっていう考え方でしたね」(割と最近のインタビュー動画ですが)とさらっと言った数秒間など、尊敬して止まない人たちの言葉は深く自身に根付き、何かしらの選択を迫られる場面では勝手ながらいつも心の指標にさせていただいています。(それこそ、身勝手な解釈を付け加えてしまっていそうですが。)




ペペッターズで僕が担当する楽器はギターなのですが、バンドを始める前から長岡亮介さん、CHARさん、石田長生さん、ゴンザレス三上さんのギタープレイをよく聴いていて、それは今でも変わらず、なんならばより一層、更なる理解を深められるはずと信じて聴き込む日々です。




注目してほしい、自分の関わった作品
「こころとあたま」(2018年)
恐れ多くも参加させていただいたチャットモンチーのトリビュートアルバム内でカバーさせていただきました。





「NEXTERAI」(2019年)
メンバー全員の同級生であるパチンコ・パチスロ業界が誇る「イケメンパチスロアイドル」寺井一択くんとコラボさせていただきました。





「"Dessau" with Haruko Madachi」(2020年)
個人的に大ファンである同世代バンド、The Wisely Brothersより真舘晴子さん(Gt./Vo.)をゲストボーカルにお迎えして制作しました。





「シネマトグラビテ」(2020年)
コロナ禍でバンドとしても初の試み、全てを打ち込みサウンドにて制作した最新シングル「シネマトグラビテ」も是非チェックしていただきたいです。




今後挑戦してみたいこと
完全セルフレコーディング、ミックス、マスタリング作品のリリース。
広がりを持たせられるような発信の仕方を常に心がけた上で、内容を疎かにすることだけはしないよう気を研ぎ澄ませて活動していきたいです。


FRIENDSHIP.から配信したきっかけ
僕たちの楽曲や考え方に合うような、または寄り添っていただけるような配信サービスを前々から探していて、ひょんなことからFRIENDSHIP.にたどり着きました。
配信開始日以降は行ったことのある国ない国で、出会ったことのある人ない人が僕たちの曲を聴いてくれている、という、少しの浮遊感と、ダイレクトな数字と、だからこその不思議で心地のよい嬉しさを味わい続けています。やはり、感動です。


カルチャーについて

触れてきたカルチャー
山下達郎さんの影響で、叙情SF界の巨匠、イメージの魔術師レイ・ブラッドベリの作品をたくさん読んでいます。『これ以上なくまさにその通りだ!』と思う山下達郎さんの言葉をお借りしまして(すみません言い回しはどうしてもうろ覚え)、「十代のころに出会えば、ブラッドベリは一生の友達になってくれます。」。
ブラッドベリの作品を読んでいたおかげで完成させることが出来た曲がいくつかありますが、僕たちの曲の中に彼が潜んでいることに気づいた人がもしもいたら、と想像するだけで気持ちが昂るので、そのあたりが、自分が自分なりにしっかりと触れられているカルチャーなんじゃないかな、と思える理由です。
「良書だ!と、誰かに薦めるときは、気楽に読んでほしいので貸すのではなく『何度も読んだので』と言って差し上げるようにしている」と軽めに豪語する友人がいまして、なんだかカッコいいなと思ったため真似をして、一度だけその友人とはまた別の友人に本をあげたことがあります。
何ページ目かは忘れたけれどビールをこぼした痕の残るブラッドベリの火星年代記(小笠原豊樹訳)です。
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今注目しているカルチャー
昔からお好きな方からすれば何をいまさら、と思われてしまいそうですが、最近映画好きな友人からおススメの作品を何本も教えてもらいまして(ともすれば聞き出して)。
映画のある生活をあまり送ってこなかった自分は特にジム・ジャームッシュ作品、ウェス・アンダーソン作品に魅せられてしまいまして、今現在片っ端から鑑賞している真っ最中です。





音楽以外の、とはいうものの、気づけばサントラをチェックするところまででワンセットになりつつありまして、結局のところ音楽を完全に切り離して触れられているカルチャーが自分にはあまりないのでは?という気付きです。



RELEASE INFORMATION

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ペペッターズ「シネマトグラビテ」
2020年7月8日(水)
視聴はこちら

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ペペッターズ「3536 or 37」
2020年12月2日(水)
視聴はこちら



LIVE INFORMATION

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-pepetterz 20731 WEB or ANiMA-「NOT CONVENTIONAL」
7/31(金)@心斎橋ANiMA 有観客配信ライブ
OPEN/START 19:30/20:00
入場チケット:¥2,000(+1D ¥600)【50名限定】
※限定音源ダウンロードカード付

【入場チケット購入方法】
pepetterz@live.jp ※7/11(土) AM10:00~ 先着50名限定
1.氏名(カタカナ) 2.枚数
件名に7/31@心斎橋ANiMAと記載の上お送りください。

オンライン視聴:FREE(+投げ銭)
Youtubeチャンネル「Pangea TV」にて生配信(20時開始予定)


LINK
オフィシャルサイト
@pepetterz
@pepetterz
FRIENDSHIP.

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