2020.06.24
音楽だけでなく、どのカルチャーも共通点やつながりがあるということをコンセプトにしているSENSA。INTERVIEWシリーズ「Highlighter」では、アーティストはもちろん、音楽に関わるクリエイターにどのような音楽・カルチャーに触れて現在までに至ったか、その人の人となりを探っていく。
Vol.010は、優しく柔らかくも時に皮肉めいた楽曲を歌う三重県桑名市在住シンガーソングライター、HoSoVoSoに迫る。
HoSoVoSo
HoSoVoSo(ホソボソ)。三重県桑名市在住。東北から九州まで、野外イベントから酒場まで、呼ばれた所へギターを抱えて歌いに行くスタイルで活動中。ライブ音源をお客様の言い値で販売したりなどもしている。名前の由来は細野晴臣『HoSoNoVa』から。
ここでまた余談なのですが、自分の中にある程度筋道だった思想もしくは理想がある人は触れるものすべてを自身の骨肉として吸収していくのだと思います。吸収の度合いは思想の深さと理想の高さに比例すると考えます。数多くの表現に触れても何も吸収できない人(私のような)や、逆に初めて知ることなのに以前から知っているような顔で飲み込める人(いわゆる天才)もいます。私は凡人なので生涯をかけても天才の足下にたどり着くのが関の山です。当たり前のことに悩んで立ち止まります。人とは何か、生きるとは何か、答えの出しようのない問いを自らに発し続けてはぼんやりしています。ぼんやりする間に表現に触れれば答えは見つかるのではないかと思われるかもしれませんが、しかしそれは他人の出した答えであって自分のものではないのです。そもそも自分の他者への表現の理解力が低いので受け止めきれないだけなのですが、なんだか答え合わせをしているようで落ち着かないのです。
現実を理想という茫漠としたものへと向かわせるのが思想だと思っています。私は語彙力が乏しいため自らの思想を言葉で表すことができません。歌でなら表すことができるかもしれないと藁にすがるようにして歌っています。思想という、答え合わせのできない問いへの答えが私には音楽で、そうでなければ私は歌ってはいけないとも思っています。以上カルチャーというものに触れない言い訳にもならない余談でした。
HoSoVoSo「春を待つ僕ら」
2020年6月24日(水)
視聴はこちら
HoSoVoSo「春を待つ2人」
2019年5月1日発売
ご注文はこちら
HoSoVoSo「DUO」
2020年4月1日発売
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@HoSoVoSo
@hosovoso
FRIENDSHIP.
Vol.010は、優しく柔らかくも時に皮肉めいた楽曲を歌う三重県桑名市在住シンガーソングライター、HoSoVoSoに迫る。
HoSoVoSo
HoSoVoSo(ホソボソ)。三重県桑名市在住。東北から九州まで、野外イベントから酒場まで、呼ばれた所へギターを抱えて歌いに行くスタイルで活動中。ライブ音源をお客様の言い値で販売したりなどもしている。名前の由来は細野晴臣『HoSoNoVa』から。
活動を始めたきっかけ
大学時代にロックバンドを組みたいと思い、自分なりにメンバーを探したものの、そもそも友達がおらず、独りで宅録をし始めたことがきっかけです。影響を受けたアーティスト
星野源、小田和正に影響を受けました。星野源の「フィルム」はどん底から這い上がろうとする陽気な狂気が、小田和正の「キラキラ」は、人でない何かに恋している感じがとても好きです。注目してほしい、自分の関わった作品
もし注目していただけるならCDも含めたHoSoVoSoの全ての曲を聴いていただきたいです。今回のアルバムは配信リリース用につまみぐい的に今までの曲を選んでいます。お気に召してくださいましたらCDも聴いてみてください。さらに注目していただけるなら一番新しい曲たちが今の私に一番近い位置に居るので、それらを聴いていただけたらと思います。新曲はライブで歌ったりHoSoVoSo倶楽部会員向けに公開していますのでライブに足を運んでいただいたり倶楽部へご入会いただければ幸いです。今後挑戦してみたいこと
今まさに音楽で生きるということに挑戦していますので、これ以上何かに挑んだり戦いを仕掛けたりすることは無いと思います。あ、随筆集を刊行したいです。FRIENDSHIP.から配信したきっかけ
昨年秋ごろ、BASEMENTBARの片山翔太氏に配信を勧められたことを今年のGWに思い出したことがきっかけです。余談ですが理由というものは言葉にするととりとめもなく、探すとつかみどころがなくなってしまうもののようです。きっかけを答えようとする都度何かしらの物語が必要なのではないかと思い込み、強い言葉や誰もを納得させる言葉を探してしまう自分を先ほど見つけました。カルチャーについて
触れてきたカルチャー
情けないことにカルチャーというものに触れた記憶がありません。聴くと集中力が削がれたり、逆に頭が冴えて寝付けないので音楽やラジオをあまり聞かず、動くものを長時間目で追うと疲れてしまうのでドラマや映画もみません。自宅の通信環境が整っておらず近頃流行していると耳にする配信ライブも全く見ることができていません。本、それも宮城谷昌光の歴史小説を中学生の頃から好んで読んでいる程度です。普段何をしているのか自分でもちょっとよくわからなくなっています。大丈夫でしょうか。ここでまた余談なのですが、自分の中にある程度筋道だった思想もしくは理想がある人は触れるものすべてを自身の骨肉として吸収していくのだと思います。吸収の度合いは思想の深さと理想の高さに比例すると考えます。数多くの表現に触れても何も吸収できない人(私のような)や、逆に初めて知ることなのに以前から知っているような顔で飲み込める人(いわゆる天才)もいます。私は凡人なので生涯をかけても天才の足下にたどり着くのが関の山です。当たり前のことに悩んで立ち止まります。人とは何か、生きるとは何か、答えの出しようのない問いを自らに発し続けてはぼんやりしています。ぼんやりする間に表現に触れれば答えは見つかるのではないかと思われるかもしれませんが、しかしそれは他人の出した答えであって自分のものではないのです。そもそも自分の他者への表現の理解力が低いので受け止めきれないだけなのですが、なんだか答え合わせをしているようで落ち着かないのです。
現実を理想という茫漠としたものへと向かわせるのが思想だと思っています。私は語彙力が乏しいため自らの思想を言葉で表すことができません。歌でなら表すことができるかもしれないと藁にすがるようにして歌っています。思想という、答え合わせのできない問いへの答えが私には音楽で、そうでなければ私は歌ってはいけないとも思っています。以上カルチャーというものに触れない言い訳にもならない余談でした。
今注目しているカルチャー
今触れている作品群としては司馬遼太郎の全集です。あとは雲が山に下りてくる様子を散歩の途中で見つめながら古代の人はこの景をどのように表現していたのだろうかと想いを馳せたり、猿の群れの中に期せずして紛れ込んでは人と猿の違いは何かと考えたり、イオンモールで散歩しては視界に映る人たちを観察しています。RELEASE INFORMATION
HoSoVoSo「春を待つ僕ら」
2020年6月24日(水)
視聴はこちら
HoSoVoSo「春を待つ2人」
2019年5月1日発売
ご注文はこちら
HoSoVoSo「DUO」
2020年4月1日発売
ご注文はこちら
LINK
オフィシャルサイト@HoSoVoSo
@hosovoso
FRIENDSHIP.