SENSA

2018.04.02

The fin.巻頭特集・未掲載インタビュー&写真を公開!

The fin.巻頭特集・未掲載インタビュー&写真を公開!

今回の記事では、The fin.特集・未公開写真とインタビューを公開!


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【+H vol.8 2018 The fin.特集】にて載せきれなかった3人のインタビューに加え、この日撮影とインタビューを行った彼らが生活している家での未掲載写真とともに公開しちゃいます!

★フリーペーパー+Hは全国各地のタワレコ店頭や、HIP LAND MUSIC関連ライブ会場でGETできます。現物を入手することが難しい...!というあなたはこちらでweb公開版をお楽しみ下さい!

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【海外での話】

―この2年間で色んな国でライブを行ってきていますが、海外でのお客さんの反応は日本の人たちとは違いますか?

Yuto:日本の人はやっぱり大人しいんちゃう?同じアジアでも他国はめっちゃ賑やかやんな。

Ryosuke:中国とかもやばかったもんな。

Yuto:そやな。上海もすごかったし、台湾もそうやし、モンゴルもお客さんめっちゃ元気やったし。演奏の合間にずっと喋ってくるよな。「Yuto Uchino!!!」とかって最前列でずーっと呼んでくる人おったで(笑)

―モンゴルのフェスの話は他のインタビューなどでもよく話をされていますが、The fin.の出番になるとどこからともなく人が集まってきたとか。

Yuto:モンゴルは本当にすごかったな。現地のスタッフから、『初めてやしそんなに人は来ないと思うけど、モンゴルの人たちはハートウォーミングだから、楽しんで!』とか言われてたから、そうなんや、一回目やし全然いいよいいよ、とか言ってたら...蓋を開けたらめっちゃ人いて。

―メンバーがステージに上る度に歓声がすごかったと聞きました。

Yuto:ほんま、セッティングのために全然関係ないスタッフがステージに出るだけで「うわー!」って盛り上がってたのに、なぜかNakazawaが出たときだけ「シーン...」って...

―(笑)お客さんには顔がよく見えなかったんじゃないですかね?

Nakazawa:いや、ステージ衣装着てたからね俺。

Yuto:明らかに目立つやん!柄のシャツ着て(笑)誰が出ていっても盛り上がりが凄いから、「よし、Nakazawa行けー!」って、なんならちょっと肩で風切りながら出ていったら「シーン...」って(笑)

―日本の人たちは、どうして他の国のお客さんと比べると大人しいんですかね?

Yuto:でも日本でも他のロックフェスとか、お客さん滅茶苦茶うるさいこともあるやん? The fin.は日本の中では静かな人が観に来ているんだけど、他の国ではそうでもない人が観に来てるんかなって。

―日本のThe fin.のお客さんって、とにかく真面目に、真剣にステージを観てますよね。

Yuto:そうそう、めっちゃ観てくれてる。



【アートワークに関する話】

―昨年からリリースされている配信シングルから、3月にリリースされるフルアルバム『There』のジャケットデザインが一連したものになっていて、とても素敵だなと思ったのですが。これはアルバムリリースに向けて、計画的に最初から関連づいたアートワークを使う予定だったんですか?

Yuto:ちょっとサイケデリックな感じとかな。編集の感じもめっちゃ相談して、いっぱいパターン作ったりとか。アー写とジャケの撮影を一緒にやった時に"リフレクション"っていう川の水面の反射をテーマに撮ってたんやけど、いっぱい良い作品があったから、その中から複数選んでいったら勝手に関連付いたっていう(笑)。でも同じイメージでやりたいっていう考えはあったから、結果すごい良い感じになったな。

―この一連のものではあるけど、どれも同じではなくてちょっと違う印象のアートワーク、どれもすごく良いですよね。写真を手がけているSam Hiscoxは、他にもTemplesなどを撮っている人なんですよね。

Yuto:Samとの出会いは、1年以上前にSamがライブを観に来てくれて、めっちゃ良かったって気に入ってくれたのがきっかけで。絶対アルバムのカバーとか写真を撮りたいって言ってくれてたから長いこと連絡は取り合ってて。

―Samさんはどんな人ですか?

Yuto:アーティストやな、Samは。めっちゃ良いよな優しいし。

Ryosuke:うん。俺らよりちょっと年上で30歳くらい。

Yuto:元々Samがライブに来てくれたきっかけは、前にイギリスでマネージメントを手伝ってくれた人が紹介してくれたんよな。ロンドンってそういう出会いが普通にあるよな。

―音楽活動を通じた出会いが沢山あって、有名無名を問わず良いと思うものを良いといってくれて、仕事に繋がるのが良いですよね。他にSamさんのような出会いはありましたか?

Yuto:スタジオでいろんなプロデューサーと会ったりしたし...Jamiroqaiのプロデューサーと一緒に飲んだりとかしてた。その人のスタジオ遊びに行ったりとかして。俺らがインターネットにあげている音源を聴いてくれて、「一緒に作品作りたいから、もしなんかあったら連絡くれ」って、プロデューサーからメールが来るようになったかな。結構有名な人らからも連絡もらったりして。TWO DOOR CINEMA CLUBのプロデューサーとか。プロデューサー達は良いものを作りたいと思っているから、常に探してるんやないかな。
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【今の生活に関して】


―とにかく...シンプルですよね。生活の大きな部分が音楽って、音楽を作る上でとても理想的というか。

Yuto:あとはFIFA(テレビゲーム)と酒ぐらいしかないもんな。特集のキャッチコピー『音楽とFIFAと酒』でええんちゃうん?(笑)

―聞けば聞くほどイマイチわからなくなりますね、The fin.がどんな生活しているのか。

Yuto:日常生活に関してはめっちゃ...多分世間からみたらつまんない生活してるよな、インタビューで話を聞いても。



【Thereのサウンド面に関して】

―先程撮影の時にYutoさんが最近ドラムにハマっていると仰ってましたが、『There』はリズムパターンが色々あって、リード曲の「Shedding」のノリも揺れの感じが今までにない曲だと思って。そこがいままでのThe fin.とガラッと変わった印象なので、その理由の一つなのかなと思いました。


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Yuto:ドラムと、あとベースをやりだしたことも大きいかな。リズムっていう面で。あとThe fin.ってもともと結成当初、ドラムとベースが初心者のところから始まってるから、難しい曲作ったら絶対演奏できんかってんな。せやからホンマにシンプルで、当時ドラムだったNakazawaが叩けるような...っていうのを考えて曲をつくってたんやけど、だんだん遠慮しなくなっていって。『There』の曲作りの時はほんまバンドのことを考えず、自由に作っていたから。...そしたらな、Nakazawaがベースになったからな(笑)


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今回The fin.特集の撮影をしてくれたのは、HIP LAND MUSICアーティストの撮影も
多数行ってくれているカメラマン山川哲矢さん!
この日のインタビューと撮影は終始リラックスしたムードの中行われ、
彼らの素の魅力を存分に引き出して頂きました!


+Hスタッフも一緒にThe fin.と記念撮影していただきました。素敵!


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The fin. 2nd Full Album "There"発売中!

01. Chains
02. Pale Blue
03. Outskirts
04. Shedding
05. Afterglow
06. Missing
07. Height
08. Heat (It Covers Everything)
09. Vacant Sea
10. Through The Deep
11. Snow (again)
12. Late at Night
13. Alone in the Evening (1994)

初回限定盤にはスペシャルZINE同封!


"The fin. Japan Tour 2018"

2018年4月4日(水)福岡県 THE Voodoo Lounge
2018年4月6日(金)大阪府 Shangri-La
2018年4月7日(土)愛知県 伏見JAMMIN'
2018年4月13日(金)東京都 WWW X
2018年4月14日(土)北海道 Spiritual Lounge




その他The fin.の最新情報はオフィシャルHPをご覧下さい。

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