SENSA

2025.04.10

【読むラジオ】MC:Nolzy  坂本遥(MEMEMION)&ハナブサユウキ(MEMEMION)ゲスト回!「Room H」-2025.4.9-

【読むラジオ】MC:Nolzy 坂本遥(MEMEMION)&ハナブサユウキ(MEMEMION)ゲスト回!「Room H」-2025.4.9-

FM福岡で毎週水曜日 26:00~26:55にオンエアしている音楽番組「Room "H"」。ユアネスの黒川侑司、Nolzy、Laura day romanceが週替わりでMCを務め、彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。
今週のMCは、Nolzyが担当。SENSAでは、オンエア内容を一部レポート!
(聴き逃した方やもう一度聴きたい方は、radiko タイムフリーをご利用下さい。)

Nolzy:皆さん、こんばんは。ここからの1時間はRoom"H"、DJを務めます、Nolzyです。めちゃめちゃ鼻声なのが伝わっちゃうかもしれないですけど、花粉にやられ倒している今日この頃です。番組スタートしていきたいんですが、今日は久しぶりにゲストをお迎えしております。早速ご登場いただきましょう。このお2人です。

坂本:こんばんは。MEMEMION(ミームミオン)のボーカル・ギター坂本遥と。

ハナブサ:同じくMEMEMIONのキーボード、ハナブサユウキです。よろしくお願いします。

Nolzy:どこからご紹介すべきかという感じですけど、MEMEMIONのプロフィールをまず紹介します。MEMEMIONとは、引くて数多のミュージシャン5人が集い"ミーム"を作り出す音楽集団とプロフィールにありますけれども。どこから説明しよう。

坂本:どこから説明しようね。MEMEMIONとしてもそうなんだけど、Nolzyのサポートメンバーでもあるわけじゃないですか。

Nolzy:そうですね。

坂本:そこから説明したいけど、番組終わっちゃうね、喋り倒していたら。

①Gt.&Vo.坂本遥.jpg

MEMEMION Gt.&Vo. 坂本遥

②Key.ハナブサユウキ.jpg

MEMEMION Key. ハナブサユウキ


Nolzy:そうなんですよ。Nolzyとしてライブ活動を去年の1月から始めて、白石経さん(マニピュレーターでDJとしていつもステージに立ってくれている方)とサポートメンバーどうしようか?と話をしている中で、MEMEMIONというバンドがいて、バンドごとまるっとサポートメンバーにしちゃえばいいんじゃないかみたいな(話になって)。

坂本:そういう話だったんだ。

Nolzy:経さんがそう言ってて。みんなプレイヤー合いそうだし。僕が1人でパソコンに向かって曲ばっかり作っていて、バンド感みたいなものがちょっと足りてないというか。人との関わり感みたいなものが足りてないから、MEMEMIONの空気がめっちゃいいし、そこに乗っかるぐらいの感じがいいんじゃないかみたいな、そういう提案をもらったんですよ。

坂本:そういうところからの話なんだ。

Nolzy:もうまるっと押さえちゃおうと思ったんですけど、その時点で僕の曲は音源だとギターがほとんど入ってなかったんですよね。
坂本:ギターがない曲とか(ギターが)1本の曲とかね。

Nolzy:さすがにいきなりギター2人入れるのも...。

坂本:そうね。MEMEMIONは5人組だから。

Nolzy:5人組でギターは2人いるんですけど、ステージも狭くなっちゃうし...みたいな。"キュアかいと"という最高なギタリストがいるんですけど、一旦ちょっと。

坂本:そうね。かいとにはお休みしてもらってみたいな(笑)。

Nolzy:キュアかいと以外のMEMEMIONのメンバーをまるっと入れるというところからNolzyのサポートが始まったと。

坂本:そうなんだよ。MEMEMIONって2020年結成ではあるんだが、2022年の半ばぐらいから2年ぐらいちょっとお休みしてて、その間のMEMEMIONの活動ってNolzyのサポートだった(笑)。

Nolzy:はなぶー(ハナブサユウキ)さんにとっては(MEMEMIONに)入って最初の活動になっちゃったみたいな。

ハナブサ:だから正式にはMEMEMIONになってないんですね。(笑)

Nolzy:(はなぶーさんさんとの出会いを語るのは)また難しくて。MEMEMIONに(サポート)頼もうとなった段階で、表向きには、はなぶーさんがMEMEMIONに加入することは発表してなかったので、僕は前のメンバーでキーボードの桑久保さん(ex. MEMEMION)が来ると思ってたんですよ。

坂本:そうでした(笑)

Nolzy:だから説明が難しいんですけど(笑)、休み期間中にはなぶーさんにキーボードが変わってたんですけど発表されてなくて、僕は知らなくて。しかも、僕はスガシカオさんのファンで、はなぶーさんをスガさんのライブで先に見てたんですよね。バンドマンとしてじゃなくて(スガシカオさんのサポートメンバーとして)。今もバンドマンじゃないみたい?(笑)。

ハナブサ:いやいや、ちょっと話がややこしくなるから(笑)。

坂本:そのくだりは後でしよ(笑)。

③お二人の写真.jpg
Nolzy:バンドメンバーとしてのはなぶーさんというより、スガさんのサポートとして僕は最初に見ていて。MEMEMIONのメンバー表をもらった時にハナブサと書いてあって、"あれ?桑久保さんさんじゃないし、でも、キーボードでハナブサさんってあのスガさんのサポートメンバーをしている人しか僕知らないな"と。確認したら、本当にそうで。いろいろ運命的な出会いがあったんですけど、伝わるこれ(笑)?

ハナブサ:まぁ濃さは伝わるんじゃない?

坂本:NolzyとMEMEMIONは関わらざるをえ得なかった感じがするよね。

Nolzy:結びつくべくして結びつく。

坂本:Nolzyがスガシカオさんを好きなことも知らなかったから、そこでシンパシーが生まれていることにもびっくりしましたしね。

Nolzy:僕がライブ活動をしたことない中、本当にゼロから手取り足取りバンド、ライブってこういうもんだよと教えてくれたバンド、MEMEMION。

坂本:教えたんだ。

ハナブサ:なんか恐縮ですけど。

Nolzy:社会を教えてくれた。

坂本:これが社会だとしたら、だいぶ偏ってるからな(笑)。

Nolzy:それも1年経ってようやく気づいてきたんですけど、最初は本当にMEMEMIONこそが社会だと思ってた。これがスタジオミュージシャンか...みたいな。

坂本:あはは(笑)。

ハナブサ:社会でもとりわけ溢れた人たちが組んだバンドだから。

Nolzy:"アウトサイダー"というNolzyのコンセプトともぴったりな。

坂本:(サポートの)話をもらった時、曲名からそうかもしれないけど、最初に「Outsider」を聴いて、もうほぼMEMEMIONとメンタリティが一緒というか。はなぶーも言ってたけど、社会に適応できないと笑って言っているけど、我々って割と真剣に考えていたりするわけじゃん。そこを起点として音楽活動を始めたんだろうなと最初は思ったから。曲を聴けば聴くほど、どんどんそう思うし。ポップス的なセンスというのも考えている人だと思うけど、やっぱり根っこはどうやったら友達できるだろう、どうやったら自分の音楽が聴いてもらえるだろう、どうやったらみんなに認めてもらえるだろうみたいなところを起点として音楽を作っている人だなというのを曲聴いて、話をして一緒にやればやるほど思うから。いい意味で。それって俺と全く一緒で、MEMEMIONとも全く一緒。絡むべくして、交わるべくして混じった2アーティストだなと思ってますね。

Nolzy:そうですね。変態性とポップさの融合みたいなところ、精神性も音楽性も通底するものがあるなと思っています。MEMEMIONではギター・ボーカルを(坂本)遥さんが務めていて、Nolzyのサポートとしてはギターとバンドマスターをやってもらっていて。はなぶーさんはどちらも鍵盤という形で関わってもらっているという感じですね。これで紹介できたとしましょう!じゃあ、ここらへんでMEMEMIONの楽曲を。曲を聴いてもらうのが一番早い気がするので。じゃあ、はなぶーさん。はなぶーさんお気に入りの MEMEMIONのナンバーからいきましょう。

ハナブサ:それでは聴いてください。MEMEMIONで「エウロパ」。



Nolzy:ここら辺でお二人のルーツアーティストを聞こうかなと思うんですけども、まずははなぶーさんから聞いてみますね。はなぶーさんはルーツアーティストといって一番浮かぶのは誰ですか?

ハナブサ:東京事変と、スガシカオさんなんだよね。一番最初にキーボーディストってめっちゃかっこよくない?と思ったのは、初期メンバーのヒイズミマサユ機さん。PE'Zとかをされていた方。"え、こんなにキーボードってバンドで目立っていいの?"と思って、キーボーディストという職業、そのスタイルを初めて見つけたのが東京事変さん。色々音楽をやっていく中で、ブラックミュージックに傾倒していって、日本人でそういうのをやってる人いないのかなと思った時にスガシカオさんの音楽に出会って、めっちゃかっこいいと思って。プロデューサー、キーボーディストで森俊之大先生がいらっしゃるじゃないですか。森さんの演奏を見て、やばいとなって。"これかも"となったの。"僕はこういうことがしたいかも"みたいな。ミュージシャンになって、森さんみたいに、スガさんみたいにちゃんと日本語のポップスの中でブラックミュージックのテイストだったり、キーボードがかっこいい音楽をやれたらなという感じです。

Nolzy:なるほど。すごく腑に落ちるというか。僕、スガシカオさんのサポートメンバーで初めてはなぶーさんの演奏を見ているんですけど、スガさんの影に常に森俊之さんがいるんですよ。デビュー当時から森さんはスガさんと制作もやっているし、ツアーのサポートも15年ぐらい最初の時期はやっていたから、ファンとしてはどうしても森さんの影を鍵盤に見ちゃっていて、他のプレイヤーの皆さんもそれぞれの色があってよかったんですけど、CDを聴き込んでいる身からすると、特に音色とかはちょっとの違いだけで若干違うなみたいな。それを味として楽しめる瞬間もあるんですけど、はなぶーさんのサポートで見た時が一番音源とのしっくり感がすごかったんですよ。

ハナブサ:それ嬉しいよね。

Nolzy:音色作りの妥協の無さをそこで感じていて。あと、東京事変は最初、鍵盤の音色の豊かさというか、こんな歪ませていいんだとかもあるし、そういう尖り感を感じていて。やっぱり音色へのこだわりみたいなものを特に感じるし。あとリズム感とか。今の話を聞いて、バチッと繋がります。

ハナブサ:ありがとう。解像度高いな(笑)。

坂本:解像度高いな〜。

Nolzy:次、ボーカル・ギター遥さん。ルーツアーティストは誰でしょうか?

坂本:ずっとスピッツって答えようと思ってたし、スピッツなんだけど、はなぶーが東京事変と言って、確かに俺も東京事変の影響をめっちゃ受けたかもって思った。

坂本:高校生の時、楽器が上手いやつは全員東京事変のコピーをやるみたいな時代だったと思うんですよ。

Nolzy:でしたね。

坂本:ヒイズミさんというのもそうだし、メンバーチェンジした後もいろんな曲コピーして。でも、スピッツって好きなんだけど、コピーはバンドでやったことなくて。

Nolzy:スピッツってそうですよね(笑)。

ハナブサ:できない。あれ以上は。

Nolzy:コピーとかじゃないんですよね。象徴みたいな。

坂本:あれが正解なんだよね。東京事変ははなぶーともコピーバンドやったことあるし、東京事変のイズムは自分の手の中にある気がしますね。浮雲さんのリックとか。やりたいというのが大きいですけど。

Nolzy:今聞いてて、東京事変は"(自分も)演りたい"という感じの音楽的に直で影響してくるタイプのアーティストだと思う。ポップなんだけど、技巧的だったり。音楽的に奥行きがあったり。別のところから集まっている人たちというのもあって、理詰めでやっている感もあるし。

坂本:東京事変はある種、MEMEMIONの音像のゴールです。

Nolzy:確かに。凄腕が集まってポップをやるというところも含めて。

坂本:どのぐらい好き勝手やっているのか分からないけど、"好き勝手やったらこうなりました"というパッケージは意識しているところがあるかも。

Nolzy:通ずるもの、感じますね。ここら辺でMEMEMIONの楽曲から1曲お届けしたいなと思います。今度は遥さん、セレクトお願いします。

坂本:MEMEMION、再始動の1曲です。MEMEMIONで「思い出ひとかけ」。



Nolzy:お送りしたのはMEMEMIONで「思い出ひとかけ」でした。僕はこの曲を聴いて、MEMEMIONへの愛、リスナーとしてのファン度が上がった曲というか。

坂本:嬉しい。

Nolzy:再始動のこの曲が刺さって、深夜に遥さんに長文で(メッセージを送って)。長文というか、連投しましたよね(笑)。

坂本:結構久しぶりに出したからありがたいことにいろんな人から"よかったよ"みたいなメッセージもらったんだけど、その中でもNolzyが一番最初にメッセージをくれて。全員の中で一番長いメッセージだった。この短時間でよう打ったなみたいな(笑)。

Nolzy:好きすぎてバーって指が勝手に動いてる。

ハナブサ:解像度も高いです。

Nolzy:めっちゃ好きなんだよね。

坂本:嬉しかったな。

Nolzy:お二人のルーツをここまで聞いてきましたけど、MEMEMIONの活動についてもどんどん聞いていこうかなと思います。制作フローをちょっと聞いてみたいなと。

坂本:制作フローね!

ハナブサ:その話する!?

坂本:制作にフローがあったらそんな楽なことはないよね(笑)。

Nolzy:そういうことね(笑)。フローという概念がやっぱり難しい?

坂本:どう?はなぶーから見て。

ハナブサ:難しい話なんだけど、あえて言うならばストレスフルだね。

坂本:あはは(笑)。

ハナブサ:でも、それはしょうがないのよ。例えば、遥がメロディをある程度しっかり作って、こういう感じでいこうみたいな。それをみんなでアレンジしていくというパターンもあるし、とりあえずセッションでやり始めようというパターンもあるし。大体の確率で途中までできたものを一度ぶっ壊すんだよね。

Nolzy:なるほど。

ハナブサ:"え、この破壊って意味あるのかな?"って思うんだけど、結果論で言うと、その破壊があったことによってもう一段階いけてるよねという。要は、普通だったらこのまま行ってこう行って...。その方がダメージも少ないし、効率的だし、ロジックもちゃんと組めるんだけど、気持ち悪さみたいなサウンドのえぐみはやっぱり1回壊すことが実は大事だったりしていて。フローというか...想像と破壊みたいな。

Nolzy:想像と破壊、やっぱりクリエイティブの基本ですからね(笑)。

坂本:フローがあるとしたら堰き止めてるよね。

Nolzy:壊す。一旦作って壊す。

ハナブサ:遥が、"一旦これ無しにしない?"と言った時のみんなの顔をちらっとみると、みんな遠い目をする(笑)。

坂本:みんな、うわーって顔してる(笑)。

Nolzy:でも、そういう話聞くたびに、僕は遥さんと通じ合っているのを感じちゃうというか。僕も作り上げたMVをボツにしたりとかしてた(笑)。曲も録ったのを出せなかったりとか。それはクオリティがどうこうという話じゃなくて、そのままやってもいいものになるんだけど、歪さというか。人生もそうだなみたいな。順風満帆に行くだけが正解じゃないというか。

坂本:いわゆる受験して、就活して、昇進してというのが制作フローだとしたら、フローじゃないところに(笑)。

ハナブサ:浪人したりするしね。

坂本:俺も留年して就職しなかったし。はなぶーも会社辞めたし。最初、会社員(やってて)。

Nolzy:それがちゃんと作品に。スガシカオさんも浪人中の彼女とのことを思い出しながら、「夜空ノムコウ」を書いたみたいなエピソードありますからね。

ハナブサ:俺、あの公園どこ?って聞いた。本人に(笑)。

Nolzy坂本:あはは(笑)

Nolzy:予備校の近くのみたいな(話も)。そういう遠回りが結果的に答えになったりする。

坂本:ただ、一つ声を大にして言いたいんだけど、遠回りしたくてしているわけじゃないんだよね。

Nolzy:結果的にせざるを得なくなっちゃう。

ハナブサ:周りに迷惑をかけながら。

坂本:そう、本当にごめんと思ってる!

Nolzy:しょうがない。でも、それが僕にささる部分でもあるし、聴いた人にささる説得力になっていると思います。MEMEMIONは5人組のバンドですけど、自分たちのバンド活動以外でもそれぞれいろんなアーティストのサポートだったり、ライブに引っ張りだこ状態ですけども、スタジオミュージシャンとして活動しているときとMEMEMIONのフロントマン、鍵盤奏者として参加しているスタンスに何か違いがあるのかというのをそれぞれ聞きたいです。

坂本:さっきの制作の話とも被るけど、みんなミュージシャンとして各々1人でやれている人たちだから、集まって演奏したら絶対作れるのよ。でも、実力がある人たちが集まって、ただやったというところがパッと出せるゴールだとしたら、その先は絶対見たいというM精神。

Nolzy:M精神、いいですね(笑)。

坂本:普通に自分がやっていることの外に更新したいっていうのが自分のバンド活動で。スタジオミュージシャンというのは相手が求めることに100%コミットすることがすごく大事なことだと思うから、100%できた上で、"その先で何ができるの?"というところが自分のバンドではみんなに求めていたりするかな。

Nolzy:それを受けて、はなぶーさんは?

ハナブサ:建て付け的な話だけど、スタジオミュージシャンとして呼ばれているっていうのはあくまで立場上の問題であって、バンドやるのも、スタジオミュージシャンやるのも(変わらない)。俺は3歳ぐらいからピアノをやっていて、人生において音楽が近すぎて、なくなると酸欠みたいになるし、だから(スタンスは)別に変わらないんだよね。要は遥が歌ってて、その後ろで鍵盤を弾いていますっていう状態でフロントの人たちが変わって、スタイルも変わって(というだけ)。自分でやれることを120%やるっていうことに対して、(バンドとスタジオミュージシャンで)何も違いはないから、よく言えば全部平等にちゃんと熱入れて頑張っているし、悪く言うと、"え、じゃあお前、バンドなんでやってんの?"と思う人もいるかもしれないかな。

Nolzy:さっき、収録前にポロッと話してたりもしましたけど、はなぶーさんが途中から加入したっていうのもそうだし、ここまでバンドとして活動したことあんまりないということですもんね。

坂本:そうだね。大学の時一瞬バンドやっていたけどそれぐらい。はなぶーのバンド活動って人生でそのぐらい?

ハナブサ:うん、そうだね。あと、サークルとかね。

Nolzy:はなぶーさんはちょっとプロデューサー的視点もあるというか。加入したばかりだからこそ、ちょっと外から見るみたいな感じもあって、僕はリスナーとしてその感じが楽曲の世界観の広がりにもつながっているなと感じてて。

坂本:はなぶーはそもそも大学のサークルの先輩だしね。ポジション的に坂本遥が真ん中にいるというのがMEMEMIONの形になりがちだけど、はなぶーがいることでそのパワーバランスがいい意味でフラットになるというか。それが俺はいいなと思ってるし。

ハナブサ:MEMEMIONの中にたくさんアウトサイダーがいるじゃないですか。そのアウトサイダーの中でアウトサイダーやってる。

坂本:逆張りの逆張りやってる。

Nolzy:アウトサイダー集団のアウトサイダーみたいな。その不思議なバランスがすごいいい。

坂本:はなぶーのそのスタンスみたいな、バンドマンとしていわゆるステレオタイプ、こうあるべきみたいなのがあるとしたら、MEMEMIONって100%そうじゃないと思うんだけど、俺はそれがむしろ一番バンドっぽいというか。各々みんな違うと思うけど、自分と同じ、自分らと同じ温度感のバンドっていないし、そこにすごい俺は愛しさを感じますね。

Nolzy:いや、ありがとうございます。

坂本:なんか、ニヤニヤしてる。

ハナブサ:上手だなと思う。

Nolzy:そうそう。上手。すごくしっかり着地してくれたみたいな。体操のパチン(と綺麗な着地)を見たみたいな。

坂本:10点10点!

Nolzy:バンド活動について聞いてきましたけど、最新作、4月16日ニューシングル、「つくる」がリリースされますがこの曲はMEMEMIONにとってどんな存在の曲ですか?

坂本:この番組で初オンエアーです!

Nolzy:初オンエアーしてくれるんですか?ありがとうございます。

ハナブサ:ありがとうございます。本当に、逆に。

坂本:ありがとうございます。「つくる」という曲はみんなで膝つき合わせて作るみたいな曲が最近は多かった中で歌詞、メロディ、一応アレンジまで一回全部自分で作っていった曲。あえて逆に、すごくパーソナルな感じをMEMEMIONで料理したらどうなるかという。100まで一回作った上で、100から壊すというのをみんなにお願いした曲と自分は思っていて。歌詞も自分が"ものをつくること"をまたメタで書いているというか。すごいバンドメンバーがいようと、こうやってサポートでアーティストがいようと、自分が演奏したりとか、ものをつくったりすることって根本的にはすごく孤独だなと思うんですけど、その中でさっきNolzyとも話した、分かってもらいたいとか認めてもらいたいとか。いろんな感情と戦うっていうことそのものを書けたらいいなと思って作った曲。それをMEMEMIONに持っていったらどうなるかなという構造の曲だと思っていて。アレンジもそれを踏まえてみんなやってくれて。かなりロックバンド然とした感じになったというか。こういうふうに転がるんだという自分の中で発見がいっぱいあった曲です。

Nolzy:では、この番組で初オンエアーの新曲、聴いてみましょう。では、曲紹介お願いします。

坂本:それでは聴いてください。初オンエアーです。MEMEMION「つくる」。



4月9日(水) オンエア楽曲
MEMEMION「エウロパ」
MEMEMION「思い出ひとかけ」
MEMEMION「つくる」
Nolzy「Scent of melancholy」
Nolzy「キスミー」

RELEASE INFORMATION

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Nolzy「Scent of melancholy」
2025年4月9日(水)

Track:
1. Scent of melancholy

試聴はこちら

LIVE INFORMATION

Nolzy ONE MAN LIVE 2025 "fit感"
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2025年7月13日(日)
東京 TOKIO TOKYO 開場17:30 / 開演 18:00
出演:Nolzy

【チケット早割一次先行受付中】
受付期間:2025年4月8日(火) 21:00 〜 2025年4月13日(日) 23:59
早割先行料金:¥2,700(税込+1drink)
受付URL:https://eplus.jp/nolzy/

Reflections
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2025年5月25日 (日)
東京 GRIT at Shibuya
チケット:¥4,500 (税込 / ドリンク代別)
出演:GOOD BYE APRIL / Nolzy / First Love is Never Returned

チケット情報:
先着先行(先着)
受付期間:2025年 4月14日(月) 18:00~ 2025年 4月20日(日) 23:59

チケット一般発売(先着)
受付期間:2025年 4月26日(土) 10:00~

チケット先行受付はこちら:https://eplus.jp/reflections/

企画制作:株式会社ディスクユニオン / HIP LAND MUSIC / HEiLO RECORDS
お問い合わせ先:各アーティスト問い合わせページより


番組へのメッセージをお待ちしています。
Twitter #fmfukuoka #RoomH をつけてツイートしてください。MC3人ともマメにメッセージをチェックしています。レポート記事の感想やリクエストなどもありましたら、#SENSA もつけてツイートしてください!


RADIO INFORMATION

FM 福岡「Room "H"」
毎週月曜日から金曜日まで深夜にオンエアされる、福岡市・警固六角にある架空のマンションの一室を舞台に行われ、次世代クリエイターが様々な情報を発信するプログラム「ミッドナイト・マンション警固六角(けごむつかど)」。"203号室(毎週水曜日の26:00~26:55)"では、音楽番組「Room "H"」をオンエア。ユアネスの黒川侑司、Nolzy、Laura day romanceが週替わりでMCを務め、本音で(Honestly)、真心を込めて(Hearty)、気楽に(Homey) 音楽愛を語る。彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。

放送時間:毎週水曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)


番組MC
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黒川侑司(ユアネス Vo.&Gt.)
4 ピースバンド、ユアネスのVocal&Guitar。琴線に触れる憂いを帯びた唯一無二の歌声と、高い表現力で魅了するボーカリスト。
80 年代の歌謡曲からアニメ・ゲーム・ボカロ曲まで、振り幅の大きいジャンルレスな弾語りが好評で、SNS を中心に多くのファンを集めている。
初のソロ作品であり作詞/ 作曲も手掛けた「この星からの脱出」、SNS 等で話題のギタリスト"こーじゅん" を迎えて制作したカバー曲「フライディ・チャイナタウン」をFRIENDSHIP. より配信リリース。
主催イベント「素顔の見せ方」の開催をはじめ、弾き語りワンマンツアーを2022 年と2023 年に開催している。

オフィシャルサイト @yourness_on @yourness_kuro

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Nolzy
サウンドプロダクション・トラックメイキング・ソングライティングを自ら手掛けるシンガー、音楽クリエイター。
R&B、Neo Soul、Hip Hopを基調とした都会的なサウンドと、どこか懐かしい"平成J-POP"の匂いを感じるキャッチーなメロディにシニカルな歌詞を組み合わせた、時代や世代を超える新感覚のミクスチャー・ポップを生み出す。2023年12月リリースの『#それな』を皮切りに『匿名奇謀』、『キスミー』と、3作連続でドラマ・アニメのタイアップを担当。
さらに、2024年のライブ活動始動から「SAKAE SP-RING」「TOKYO CALLING」「MINAMI WHEEL」などサーキットやイベントに多数出演するなど、ライブハウスシーンでも注目を集めている。

オフィシャルサイト @Nolzy_Tweet @nolzy_nostalgram

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Laura day romance
国内外のミュージックラバーにファンを広げる日本のバンド。
鈴木迅が作り出す幅広い音楽性の楽曲と、井上花月の世界観のあるヴォーカル、
タイトさと柔軟さを兼ね備えたリズムを刻む礒本雄太のドラミング、
そしてそれらを表現するためのベストな形でジョインするサポートメンバー達。
2023年初頭には「関ジャム 完全燃 SHOW( テレビ朝日 )」 で川谷絵音氏が選ぶ 2023 年のマイベスト 10 曲の第三位に「sweet vertigo」が選出され、大きく注目を集め始めている。
2025年2月には、前後編を合わせて一つの作品となる3rdフルアルバムの前編にあたる、『合歓る - walls』(読み:ネムル ウォールズ)のリリース、4月には大阪城音楽堂と東京国際フォーラム ホールCでのライブも決定している。
オフィシャルサイト @lauradayromance @lauradayromance

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