SENSA

2025.02.27

【読むラジオ】MC:Nolzy  新生活をテーマに選曲!「Room H」-2025.2.26-

【読むラジオ】MC:Nolzy 新生活をテーマに選曲!「Room H」-2025.2.26-

FM福岡で毎週水曜日 26:00~26:55にオンエアしている音楽番組「Room "H"」。ユアネスの黒川侑司、Nolzy、Laura day romanceが週替わりでMCを務め、彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。
今週のMCは、Nolzyが担当。SENSAでは、オンエア内容を一部レポート!
(聴き逃した方やもう一度聴きたい方は、radiko タイムフリーをご利用下さい。)

皆さん、こんばんは。ここからの1時間はRoom"H"、DJを務めます、Nolzyです。この3週間は怒涛の 3weeks という感じでした。前回の放送のタイミングで既に終わってはいたんですが、収録のタイミングではまだ前だったということで。
この3週間の間に渋谷WWWでNolzy初の自主企画イベント 「Nolzy pre. FAV SPACE_」がございました。いやー、すごい夜でしたね。
対バン相手の2組のライブがあまりにも良すぎて。その後自分がライブするということを忘れていて。もうリスナーとしてファンとして"めっちゃいい対バン!"みたいな(笑)。楽屋でも色々和気藹々と話せましたし、ライブ自体もバンドで作り上げてきたものというか、去年からライブ活動を始めたんですけど、この1年間でやってきたことがぎゅっと詰まったライブができたかなという感じで。単純にお客さんの顔を見て、貰ったパワーをさらに還元して、それでまたフロアが盛り上がってみたいな。そういうコミュニケーションが取れたという意味でも、この1年間の集大成を感じられた、そんな夜でしたね。
1年前から(会場・スケジュールを)押さえてたから"終わるんだ"みたいな。"その日はちゃんと来るんだ"みたいな。それで、自主企画が終わってからのスピード感も秒で。



あのー、引っ越しました、新生活!初めて都内に住んでいるんですけど、街と街が近い。チャリとか漕げば、どこでも行けるんじゃないかという。意味もなくチャリ漕いじゃいますね、いろんな街に行きたくて。
でも、一人で暮らすというのはすごく大変で。荷物の整理とか、もう足の踏み場もない状態になってね。ゴミ捨てなきゃとか、あれ買わなきゃみたいな。あれがない...みたいな。新しい生活を1個ずつ自分で作っていく、そんな新生活のシーズンでもありますけど。
僕も今、人生を変えている時期というかチェンジの時期なので、ここから生まれる曲とかもどんどん変わっていきそう。生活の感じとかがガラッと変わっていってる体感があるので。言っても、まだ引っ越して3日ぐらいしか経ってないんですけど(笑)。そんな感じなので、これからのNolzyが作るもの、生み出すもの、表現するものにご期待ください。

では、早速番組始めていきたいと思います。今日の1曲目はオープニングで話しましたけど、新生活が僕の中で始まって、そろそろ皆さんもそんな時期なのかなということで、僕の曲の中ではわりと新生活味がある曲を選んできました。Nolzyで「マイライフ」。



"新生活"をテーマに選曲@リビングルーム

さて、FM FUKUOKAからNolzyがお送りしているRoom"H"。ここからは@リビングルーム。僕の回では最近のフェイバリットミュージックを集めたプレイリストの中から、今皆さんにお届けしたい楽曲をセレクト。その魅力について熱く語らせていただいています。
その前に、最近の音楽以外のトピックということになりますけど、オープニングでも話したんですけど、最近新生活をしていて。家具組み立てるのって大変...。部屋自体もそんなに広い部屋ではないので、持ち運び入れるのもちょっと難しいなということで、段ボールに入った状態の新品の机とかベッドとかを買ったんですけど、組み立てがめんどくさい...。
昨日、2日くらい放置してたデスクをようやく組み立てたんですけど、4時間くらいかかっちゃって。そんなに部品も多いわけじゃなかったから、"これくらいなら1-2時間で終わるっしょ。"と思って始めたら4時間かかって。終わったみたいな(笑)。部品にアルファベットが振ってあって、分かりやすいようになってるんですけど、ネジを締める時の向きとかで穴の位置がずれちゃったりして。Mが逆!みたいな。 Mだけ逆!全部一回外して、ここをこうしないと、Mが動かない!みたいな。
深夜ラジオとかを聞きながら、誰かの雑談を聞きながらだと寂しさも紛れたり。あとはベッドが残ってて。ベッドの下の部分に引き出しがあって収納できるタイプを買ったんですよ。そこに衣類とか使わないものを入れようと思って。プランニングとしては完璧だったんですけど、(ベッドは)4時間かかった机の5、6倍の部品。そもそもダンボール4箱くらい。"うわー、これやるの..."余裕だと思ってた机を先に作っちゃったことで、見るからに嫌だと思うベットに何年かけるんだろうと。
それを作らないと、スペース的に服とかどこにも入れられなくて。洗濯物もどうやって干そうかなとか。生活の壁にぶつかって、みんなこういうの乗り越えているんだなと思ったら、生きている人全員リスペクト。みんな偉い!と思いながら生きている今日この頃です。
新生活始めて大変だなという時に僕の中に流れてきた曲とか、聴いていた曲とか、前を向ける曲とか、そんなテーマで選んでいきたいと思います。

1曲目ですが、サカナクションで「ユリイカ」。この曲はもちろん学生時代から聴いていた思い出の曲ではあったんですけど、実際に東京に越してきて、街と街が近いし、移動も楽だし、今まで山手線とかもちろん乗ったことは全然あるけど、自分の地元から東京に来る電車に乗ることはあっても、東京の中のちょっと移動する電車とかってあんまり乗らなかったりして。どこ行ってもホームに降りた時の人の多さ、郊外に行く電車の方が電車の中は混むんですけど、駅降りてホームにいる人の数ってそんな多くなくて。それぞれの郊外のベッドダウンみたいなのがあるから。
でも、東京ってホーム降りてもずっと人がいるし、どこ行ってもたくさん人がいるなとぼんやりそんなことを思いながら、山手線の車窓を眺めてたら脳内で〈ここは東京 蔦が這うようにびっしり人が住む街〉という部分が脳内で流れてきて。
10年前、学生時代に聴いて、"確かに東京ってそういう街だよな"って空想で思ってたことが今、実感として腑に落ちた感じがしたんですよね。昔から聴いてきた曲の描かれてる歌詞の世界観と自分の現実がリンクした時にまた曲の聴こえ方とか感じ方というのが変わってくるものだなと思ったので選んでみました。



「ユリイカ」は"わかった!"という意味だと思うんですけど、まさに「ユリイカ」。"分かった!"みたいな。"これか!"みたいな感じがありましたね。

続いて2曲目はさとうもかさんの「生活は大変」という曲で、去年出たアルバムに入ってた曲なんですけど、もう歌い出しから〈電気、ガス、年金に家賃にケータイ払い忘れは多分ない〉っていうね。もかさんはよくこの歌詞書けるな、というか、これだけ人の心というか生活とか、この曲とかまさにですけど、人生に寄り添う歌詞をよく書けるなみたいな。
しかも、電気、ガスとか年金とかあんまり歌詞に乗らないようなこと、言葉をうまくメロディーとか声とかのニュアンスで歌としてしんみり入ってくるような描き方になってて、それができるシンガーって他にいないと。やっぱり、ちょっと浮いちゃう。僕も"マッチングアプリ"というのを歌詞に入れてみたりとか、あんまり歌詞に入らない言葉を入れようとすると、狙ってる部分もあるけど、ちょっと飛び道具的なニュアンスで意識して使ってますよみたいな感じになっちゃうんです。
でも、もかさんはその感じすらないというか、すごくナチュラルに歌詞では普段使わないような言葉も織り交ぜつつ、歌詞としてすんなり入ってくる歌みたいなものを作ってて。すごく身近な生活に寄り添ってくれる曲を書いてて。昨日、家具の組み立てをしている時にこの曲の"生活は大変"というフレーズがすごく刺さりましたね。今まで聴いて好きだった曲と実感が今どんどん伴ってるっていう感じがしますね。



どんどんいきましょう。最近の僕のフェイバリットミュージック。今日は新生活をテーマに曲を選んでおります。続いてはJamie xxで「Treat Each Other Right」という曲です。ずっと家具を組み立てている話になっちゃうんですけど、組み立てている時とか、ちょっと一人で寂しくなった瞬間とかにJamie xxの去年出たアルバム、すごく踊れるアルバムなので、これで踊るみたいな。自分の中でテンションを上げるためにイヤホンで聴くと寂しさとかも忘れるし。大変さとかも一旦忘れて。
昨日、(家具を)途中まで作って、本当にこれ以上やる気が起きないとなった時にちょっとビールを一杯飲んで、この曲を聴きながらちょっと一瞬踊って、ハイになって、またやる気を取り戻すみたいな。そういう活力、エネルギーチャージみたいな、エナジードリンクみたいな効果の曲になっているので。新生活、ちょっとテンションを上げる必要がある時もあるのでね。この曲を選んできました。



すごくダンスミュージックであんまり歌詞って感じはないですけど、タイトルは"お互いを正しく扱うのが大事だ"みたいな。それを連呼してて、君はそこにいて、僕もそこにいて、それでお互いを正しく取り扱うことが大事。お互いへのリスペクトをこういうダンスミュージックの中で歌うっていう、そのメッセージ自体もすごくかっこいいなということで、最近、Jamie xxのアルバム聴いてますね。

続いてはHONNEで「Lean On Me」。HONNEは一昨年、SUMMER SONICに出てて、それを観に行って、ずっと聴いてはいたんですけど、より好きになったバンド。
自分の中でずっと流れていた曲でありつつ、昨日、物干し竿とかを色々買って、レジに並んでる時に不意に有線みたいなのでこの曲が流れてきて。"うわー、これいい曲だな。"みたいな。先週とか引っ越しですごくドタバタしてて、(自分の中の)音楽モードがオフだったんですよ。
あれもやんなきゃ、あの契約をしなきゃみたいな。ライフライン通さなきゃみたいな、そういうのでドタバタしてて、全然音楽にじっくり向き合えてなかったんですけど、久しぶりに、不意に"この曲、いい曲"と自分の音楽のスイッチを触ってくれた曲で。それでShazamして、"あ、HONNEの曲か"みたいな。去年出たアルバムの曲だったんですけど、そのアルバムをまだ僕聴いてなくて。"こんないい曲、聴かなきゃ"と思って。新生活が始まってドタバタしてる中でも、いい曲というか、すっと入ってくる曲ってあるんだなと。そんなふうに音楽に救われたりするのってやっぱり音楽素敵だなって。
改めて最近の新生活モード、生活しなきゃというモードから久しぶりにリスナーだったり音楽家としての自分を呼び戻してくれたということで、リアルタイムな曲。何年か経っても、多分新生活の頃を思い出す曲に自分の中でなってくるんだろうなと思って、すごく素敵な曲です。



このコーナーで紹介するラスト。これはもうドドドドド定番、槇原敬之さんの「遠く遠く」。この曲こそ本当に実感が伴ったことで、余計に。僕、地元あんまり遠くないんですけど(笑)。槇原さんは大阪の人だから、大阪から東京というそういう上京物語がありますけど、僕はそんなに上京物語感はないですね(笑)。でも、10代の頃はすごく夢を見て、夢を語ることが全然恥ずかしくなかったし、未来が輝いていたし。
今、輝いてないってことじゃなくて、輝いていて、というか現実を見るみたいなことをまずしなくて済んだ、現実を見る余裕すらなかったから、とにかく夢みたいな感じで漠然と未来に希望を抱いてて。20代前半ぐらいでちょっと現実みたいなものが見えてきて、あぁちょっと心が折れるなぁみたいな感じになってきて、"そっか夢って叶わないのかもなぁ"みたいに一瞬思っちゃった時期もあって。でも、叶わないにしても近くにある現実だけでもちょっとずつ動かしていこう、ということで、曲を作ったり。
それこそ、23歳の時にコロナ禍の中でアルバムを作ったんですけど、それがちょっとずつ聴いてもらえるようになって、今のチームと出会えたりとか、そういう流れがあって。いわゆる子供の頃みたいな夢とか大きな野望というのともちょっと違うんだけど、 一個ずつこの人たちともっと長くやっていきたいなとか。もっとこの人たちと大きいステージでやりたいなとか。目標のサイズ感がどんどん大きくなってきて。去年ライブを始めて、バンドメンバーが自分のそういう不安な気持ちとかに寄り添ってくれたりとか、関わってくれるスタッフの皆さんもすごく暖かいなぁって思ったりとか。そして何よりライブでお客さんが見せてくれる笑顔とかを見て、ここに来てちゃんと夢を見れるようになってきたというか、夢じゃなくて目標として夢規模のものを見れるようになってきたんです。このフェスに絶対出るぞとか、こういう大きいところでライブするぞみたいなことを、一個の現実的な課題として取り組んでいきたいし、目標として取り組んでいきたい。
そのために何が今足りないんだろうかとか、何ができるかなとかそういうふうに考えられるようになってきて。昔みたいに何のプランニングとか実感もなく、"東京ドームでライブやるぜ"みたいなことじゃなくて、現実的に東京ドームでやるために何ができるだろうみたいな。自分にはできる能力もきっとあるはずだし、伸ばしていけるはずだみたいな気持ちにどんどんなってきている。
そういう意味で遠くからでも、遠く離れても僕のことが分かるように頑張っていくよというこの曲のメッセージがより実感を伴ったものとして響くようになってきてて。それが10代の頃、ただ何となく若いから見れてた夢とはちょっと違う本当の夢。関わる人の顔が浮かんでくる夢みたいな。そういう夢を見れるようになってきたな、というところで、この曲の本当のメッセージが自分の体に入ってきた、心に入ってきたなというところで、自分の目標とか願いも込めて、この曲を最後にお届けしようかなと思います。



2月26日(水) オンエア楽曲
Nolzy「マイライフ」
サカナクション「ユリイカ」
さとうもか「生活は大変」
Jamie xx「Treat Each Other Right」
HONNE「Lean On Me」
槇原敬之「遠く遠く」
Nolzy「グッドバイ」(未発表曲)
Nolzy「キスミー」


番組へのメッセージをお待ちしています。
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RADIO INFORMATION

FM 福岡「Room "H"」
毎週月曜日から金曜日まで深夜にオンエアされる、福岡市・警固六角にある架空のマンションの一室を舞台に行われ、次世代クリエイターが様々な情報を発信するプログラム「ミッドナイト・マンション警固六角(けごむつかど)」。"203号室(毎週水曜日の26:00~26:55)"では、音楽番組「Room "H"」をオンエア。ユアネスの黒川侑司、Nolzy、Laura day romanceが週替わりでMCを務め、本音で(Honestly)、真心を込めて(Hearty)、気楽に(Homey) 音楽愛を語る。彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。

放送時間:毎週水曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)


番組MC
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黒川侑司(ユアネス Vo.&Gt.)
4 ピースバンド、ユアネスのVocal&Guitar。琴線に触れる憂いを帯びた唯一無二の歌声と、高い表現力で魅了するボーカリスト。
80 年代の歌謡曲からアニメ・ゲーム・ボカロ曲まで、振り幅の大きいジャンルレスな弾語りが好評で、SNS を中心に多くのファンを集めている。
初のソロ作品であり作詞/ 作曲も手掛けた「この星からの脱出」、SNS 等で話題のギタリスト"こーじゅん" を迎えて制作したカバー曲「フライディ・チャイナタウン」をFRIENDSHIP. より配信リリース。
主催イベント「素顔の見せ方」の開催をはじめ、弾き語りワンマンツアーを2022 年と2023 年に開催している。

オフィシャルサイト @yourness_on @yourness_kuro

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Nolzy
サウンドプロダクション・トラックメイキング・ソングライティングを自ら手掛けるシンガー、音楽クリエイター。
R&B、Neo Soul、Hip Hopを基調とした都会的なサウンドと、どこか懐かしい"平成J-POP"の匂いを感じるキャッチーなメロディにシニカルな歌詞を組み合わせた、時代や世代を超える新感覚のミクスチャー・ポップを生み出す。2023年12月リリースの『#それな』を皮切りに『匿名奇謀』、『キスミー』と、3作連続でドラマ・アニメのタイアップを担当。
さらに、2024年のライブ活動始動から「SAKAE SP-RING」「TOKYO CALLING」「MINAMI WHEEL」などサーキットやイベントに多数出演するなど、ライブハウスシーンでも注目を集めている。

オフィシャルサイト @Nolzy_Tweet @nolzy_nostalgram

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Laura day romance
国内外のミュージックラバーにファンを広げる日本のバンド。
鈴木迅が作り出す幅広い音楽性の楽曲と、井上花月の世界観のあるヴォーカル、
タイトさと柔軟さを兼ね備えたリズムを刻む礒本雄太のドラミング、
そしてそれらを表現するためのベストな形でジョインするサポートメンバー達。
2023年初頭には「関ジャム 完全燃 SHOW( テレビ朝日 )」 で川谷絵音氏が選ぶ 2023 年のマイベスト 10 曲の第三位に「sweet vertigo」が選出され、大きく注目を集め始めている。
2025年2月には、前後編を合わせて一つの作品となる3rdフルアルバムの前編にあたる、『合歓る - walls』(読み:ネムル ウォールズ)のリリース、4月には大阪城音楽堂と東京国際フォーラム ホールCでのライブも決定している。
オフィシャルサイト @lauradayromance @lauradayromance

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