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2024.11.21
【読むラジオ】MC: Laura day romance 青の音楽をテーマに選曲!「Room H」-2024.11.21-
FM福岡で毎週水曜日 26:00~26:55にオンエアしている音楽番組「Room "H"」。ユアネスの黒川侑司、Nolzy、Laura day romanceが週替わりでMCを務め、彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。
今週のMCは、Laura day romanceが担当。SENSAでは、オンエア内容を一部レポート!(聴き逃した方やもう一度聴きたい方は、radiko タイムフリーをご利用下さい。)
井上:皆さん、こんばんは。ここからの1時間はRoom"H"、DJを務めます、Laura day romanceのボーカル、井上花月と
鈴木:ギターの鈴木迅と
礒本:ドラムの礒本雄太です。
井上:3週間ぶりにRoom"H"に帰ってきました。
礒本:ワンマンツアーが終わりましたね。
鈴木:風邪声(笑)
井上:はい...。
礒本:緊張するから、気を抜いた瞬間に体調を崩すとかよくあるんですよ。
井上:私は東京のライブ前に気合が入りすぎて体調崩すというのを毎回やっていて。本当にもう次こそは絶対に体調を崩さない。
鈴木&礒本:(笑)
鈴木:それを抱負に
井上:ちゃんとライブは最後まで歌い切れたのでどうにかね。(オンエアで)言えますけど
鈴木:大ボリュームのライブでしたね
礒本:約1ヶ月間!
鈴木:やりきりましたけれども。なんというか、一瞬でしたね。
井上:一瞬だった。
鈴木:楽しかったですよね、結果的にはね。
井上:すごく楽しかった。
鈴木:大きな揉め事も無く、大きなトラブルも無く。
井上:無かったと思う。あと各地の美味しいものも割と食べられた。
鈴木:結構食べれたね、今回は。
井上:2人、結構食べたんじゃない?私より全然食べているんじゃない?
礒本:結構、食べた。ね
鈴木:食べさせていただきました。
礒本:何が一番美味しかった?
鈴木:Shin-Shin(博多らーめんShin-Shin)でしょ。
礒本:Shin-Shinか。Shin-Shinだね。
鈴木:Shin-Shinは美味しかった。
井上:それ食べてないや。豚骨ラーメン?
鈴木:豚骨ラーメン。やばいでしょ。1番美味い(笑)。
井上:私はね、あれが美味しかった。あのー、うさぎや、牛タン!
礒本:僕以外のサインがかかっていると噂の。
井上:そうそうそう。
礒本:俺がいなかったから、その時
井上:お店にサインくださいって言ってもらえて、お酒の升みたいものに書いたんだよね。
鈴木:そうそう。
井上:Laura day romanceって書いて、礒やん居なかったから、私ら2人のサインを書いて置いたら、さらば青春の光さんの上だった。
礒本:マジで?次、行った時に1人で"僕これなんですけど"って言って。
井上:信じてもらえるかな?
礒本:めちゃくちゃ格好悪いよね(笑)
井上:信じてもらえるのか。
礒本:めちゃくちゃダサいよ。
井上:証明書がないもんね別に。
鈴木:アーティスト写真とか出してさ"これ俺"っていう感じで(笑)
礒本:では早速番組始めていきましょう、今日の1曲は?
井上:ツアーファイナルの東京公演の1番最後の曲として。
鈴木:ファイナル・オブ・ファイナル。
礒本:本当に締めのね。
鈴木:演ってよかったね。
井上:演ってよかったんだけど、この曲を最後に持ってくると本当に死ぬ、私が。もうキツくてキツくて。
鈴木:でも、できていたけどね。
井上:私はアーカイブをあんまりちゃんと観れなかった、辛すぎて。
礒本:これ1曲目にしてもな。
井上:まあまあね。終わりかな?ってなりそう
鈴木:すごく締まっていたんで。
井上:すごく久しぶりにやったよね、これ。
礒本:ライブで演っている回数自体が
井上:超少ないよね。多分一番少ないぐらい少ないんじゃないかな?
井上:ここからはRoom"H"の住人がテーマに沿ってセレクトした曲を紹介する@リビングルームの時間です。じゃあ礒やん、今週もテーマの発表をお願いします。
礒本:はい。@リビングルーム今夜のテーマは"色シリーズ第1弾、青の音楽"です。
第1弾ということは、他もあるのかな?
井上:これはあるね。
鈴木:だいぶ広がったね、テーマ。
礒本:色なんて白だけで
井上:200色あるからね。
礒本:青の音楽。ディレクターからの指令がですね、めちゃくちゃ長いので頑張りますよ!色シリーズというものをやってみたいなと思い立ちまして、今回のテーマは"青"です。青といえば青い空に青い海。地球の色も青ということで、私たち地球人にとって最も親しみを感じる色という気がしますが、皆さん少し考えてみてください。地球にある青い色のものって実際に手で触れることは難しいものばかりなんです。例えば海の水に触れることはできますが、水を掬うと透明になりますよね。青い空の空気も触ることはできません...。
このように実際に手で触れることが難しい青い色に、人々は昔から神秘的なイメージを持っていたようで、宗教画などでも効果的に使われてきました。そういう特別な色だったわけですね。また青には気持ちを落ち着かせたり、集中力を高めたりする効果があるそうでして、仕事部屋や寝室の壁紙として好まれていたりするそう。さらには、青色は冷静で真面目な印象を与えることから、ビジネススーツの色にはネイビーが多かったり、そんないろんなパワーを秘めた青色を感じる音楽とはどんな音楽だと思いますか?自分にとっての"ブルーソング"をそれぞれセレクトしてみてください。
井上&鈴木:ブルーソング。
井上:"青の音楽"というテーマが、どうしてもパスタが浮かぶよね。
鈴木&礒本:青の洞窟。
井上:商品名を言っていいのか少し謎だったけど。
鈴木:まあ確かに。
礒本:NHKじゃないので大丈夫だと思います(笑)。
井上:すごくパスタのことを考えながら、今読んでいた。
鈴木:青のなんとかって曲あるよね、ヒット曲。
礒本:「青のすみか」。キタニタツヤさんの。
鈴木:あれすごく良い曲ですよね。
礒本:あれを挙げますか?
鈴木:あ、いや挙げないです。でもあの曲ってそんなに青って聴くかというくらい青っていう。
礒本:まあそうだね。
鈴木:だからなんか今パッと浮かんだのはそれ。青系の色って俺が1番好き?
井上:私もめっちゃ好き。ピンクの次に青が好き。
鈴木:礒本は?
礒本:(1番、青が好きなのは)僕じゃないですか。
鈴木:ドラム青っぽいか?
礒本:いや、黒です。
鈴木:あれブラックオイスターか。
井上:私、青い服めっちゃ多いよ。
鈴木:あーあるかも。確かに。意外に青系アイテム持っていないのかな、俺。ギターとかも。
井上:そうだね。迅くんは青じゃないかもしれない。
鈴木:青じゃないじゃん。
井上:青じゃないね。
鈴木:俺、結構好きなんだよね青。
井上:多分私が1番アイテム的に持っているよ。
鈴木:実家が海沿いなので青めっちゃ好きで。実家に帰るともう青が多くて多くて。
礒本:青しかないよ。
鈴木:青しかない。
井上:海と空のこと言っている?
鈴木:海と空がね多いのよ。
井上:多いとかじゃなくない?
鈴木:でも、建物とかに視界を遮られないじゃん。
井上:なるほどね。
鈴木:そういう意味で、それを見に帰るみたいなところもありますけど。やっぱり青って結構、象徴的に音楽に使われているんですよね。
井上:うん。というか私らの曲にも青って出てくること多くない?
鈴木:多いですね。俺が青を好きだからでしょ。
礒本:海から来ているの?
鈴木:海から。
井上:じゃあ今日のテーマ、"青の音楽"を紹介していきます。迅くんからどうぞ。
鈴木:はい。色んな曲が浮かんだんですけど、最近のブームとかライトな感じとかを含めて浮かんだ曲がありまして、最近レックス・オレンジ・カウンティさんという、僕らとほぼ同世代、同い年くらいの天才ミュージシャンがいまして、海外的人気は少し最近落ち着いている気がしていて。あんまり話とか聞かないんですけど、最近出した新譜とかもすごく良くて。とにかく日常でめっちゃ聴いているんですけど。例えばタイラー・ザ・クリエイターさんやヒップホップの人とかとフィーチャリングを結構やっている人なんですけど、ソングライターとして素晴らしくて。僕の今から選ぶ曲は、ジャケット写真がプールの水を手で掬っている画なんですけど、それが今"青の音楽"ということで、パッと浮かんできて。いつ聴いてもすごく水々しくて、あまり暗い方向に行かず、 "青の音楽"を今回選ばせていただいたので、聴いてください。
鈴木:お送りしたのは、Peter CottonTaleで「Forever Always」でした。リゾート感があるんだけど、だんだん宗教。ゴスペルを勝手に宗教と言う
井上:神になっていく感じで。
鈴木:そう、神の色を帯びていて、みたいな。チャンス・ザ・ラッパーさんとか、ダニエル・シーザーさんとか。
礒本:フィーチャリングなの?
鈴木:そう。ピーター・コットンテールさんがメインで、レックス・オレンジ・カウンティ、チャンス・ザ・ラッパー、ダニエル・シーザーなんかが参加しています。
井上:豪華すぎる。
鈴木:チャンス・ザ・ラッパーとかはゴスペルのテンションがすごくある人なのでそれも混ざり、レックスの気の抜けた感じも混ざり、すごくいいですよ。
礒本:ブルーって言ったら、憂鬱みたいな意味もあったりするじゃない。そのニュアンスもありながら、でも曲調は6/8というワルツ調の、ああいう感じで。海外の曲は初めて聴いたりすると、歌詞がまだ入ってきていないから、なかなか難しかったりするけど。
井上:でも、青い曲って全体的にそうだけど、若干神秘的な感じはあるよね、どんな曲でも。青っぽい曲のイメージの曲って全部そういう感じがする。この曲もそういう感じがしたから。
鈴木:2018年の曲でした、6年前なんだね。すげえな。いや、とてもいい曲で。俺だけめっちゃ染みていました。
礒本:後半のギターの展開の作り方とかすごかったね。リズムとかはすごくシンプルだけど。
鈴木:というわけで、続いてドラムの礒本くんにバトンタッチします。礒本くんの"青の音楽"、紹介してください。
礒本:青のイメージというとやっぱり静かな、静謐さというか、そういったものを思い浮かべるんだけど、でもただただ静かなだけじゃなくて、その中に情熱があったりだとか、意外と熱いものがあるような。
鈴木:内側を。
礒本:そうそう。そういう裏表の部分がある曲があったらいいなとか思って選んできたんだけど、2017年ぐらいにリリースして、本当に全く知らない、全く文脈がない状態で、実は僕は聴いていて。そのまま"なんだこれは?"と。このまま衝動買いして、レコードから何から買っちゃうみたいな。そういう曲なんだけど、ジャケットが二段構えみたいな感じになっていて。アルバム自体は青ベースなんだよね。青と白ベースになっているんだけど、色がついている青の部分が実は裏返すことができるみたいな。
井上:へー。
鈴木:多分みんな想像できていないんじゃない?
礒本:二層になっていて、とりあえずジャケットが裏返せるんですよ。その青の裏が真っ赤で。意外性というか、ただただ色彩的に変えているわけじゃなくて、内に秘めているものというか
井上:でも火って高熱になれば青いもんね。
鈴木:確かに。
礒本:なのでね、良い意味で裏表を感じさせる曲かなという風に思って、ずっと聴いています。
礒本:お送りしたのは、Father John Mistyで「Ballad Of The Dying Man」でした。
井上:めっちゃいい曲。
鈴木:もう100点ですね。
井上:映画的な場面転換みたいなものがあるね。すごく良くない?それ。映画を観ているみたい。
礒本:音像としてはすごくシンプルで、アコースティックなものになっているんだけど。ちょうどこの曲が2017年だから、アメリカでトランプ政権ができて、結構、アメリカ批判だとかそういうものが、この曲だけじゃなくてアルバム全体に込められていたりする。
井上:へー、今、聴く。
礒本:そう。今、めっちゃタイムリーじゃない?
鈴木:確かに。
礒本:だから改めて聴いてみてください。
鈴木:もう1回、あの頃の気持ちを思い出そうとね。
礒本:そうですよ。
井上:接戦と言われていたけど、割と圧勝したもんね、トランプ。
礒本:まあ、そうだね。
鈴木:当時、アメリカとかは特にだけど、世論とかにミュージシャンがすごく、あのグリーン・デイの「アメリカン・イディオット」とかもそうだけど、実際の起きていることに対する怒りとか、そういう社会運動的なものが、創作のモチベーションになるというのは、ミュージシャンとしてすごく健全なことだと思っていて。
井上:かなり健全だね。
礒本:その気持ちというか、その衝動をグッと抑えた音像というか、演奏というか、歌い方というか。そこの対比というのがめちゃくちゃいい曲だし、アルバムだし。
井上:だから青と赤なのかね。
鈴木:その絶望感とか、そういうことをちゃんと消化できるのは、やっぱりめっちゃいいミュージシャンですよね。
井上:それにミュージシャンやっている意味があるよね。
鈴木:ある。
井上:素晴らしいね!
礒本:素晴らしい。
鈴木:図らずもめっちゃいい(放送)回になっている。
礒本:今日、いい回なんじゃない?
井上:ファーザー・ジョン・ミスティさんがすごい!
鈴木:いい曲をずっと書いているし。
井上:それをするってことが。
礒本:ライブもすごくいいんですよ。
鈴木:悪いわけないだろうね、この感じで。
井上:こんなにオーセンティックな感じなのになのにさ。
鈴木:そうね、オールドスタイルですよね、作曲とかは。
井上:なのに、すごく聴きやすいというか、最近の曲だなとちゃんと分かる感じというか、そういう曲ってすごくいいよね。
礒本:いやー、今日もいい選曲をしたなー。
井上:まあまあまあ。(笑)
鈴木:まあまあ。(笑)
礒本:今日もいい選曲をしましたね。。はい、ではラスト。ボーカルのかっちゃんお待たせしました。"青"のエピソードと好きな音楽を教えてください。
井上:"青"のエピソードか。毎回ここ迷うんだよな。"青"についてのエピソード。まあでも何かといって私が選ぶ色はピンクか青なことが本当多くて、でも結構対照的な2色だと思うけど、でも青選びがちかも、リュックとか靴とか。
礒本:ビルボードライブでもネイビーとピンクで。
井上:そうだね。自分の好きな色で固めようとしているな。
礒本:そうですよ(笑)。
井上:そうだね。好きなんですよね、青。なんでだろうね。でも私は別に海とかに縁があるわけでもなんでもないけど、やっぱり自然とかそういうものと結びつくイメージはやっぱりあり、そういうものって結局アミニズムじゃないけど、神が宿っている的な思想になっていってどんどん神秘的なものに繋がってくるんじゃないかなと思っていて。
礒本:縄文時代みたいな話を。
井上:いやいやでも結局さ、自然からは神秘を感じるじゃん。
礒本:まあね、緑も青って言ったりするよね。
井上:そうだね、確かに青信号だもんね緑なのに。そういうところからやっぱり神秘的なもののイメージが私にもあり、その神秘的なものと最近の感じ、今の音楽の雰囲気がいい感じに混じっている曲がこれかなと思って選びました。
井上:お送りしたのは、boygeniusで「True Blue」でした。この曲も壮大な海とか、神秘的な光みたいなものをすごく感じるし、何よりboygeniusがマジで良すぎるバンドだからそもそもあれなんですけど。
だって、フィービー・ブリジャーズさんと、ルーシー・ダッカスさんと、ジュリアン・ベイカーさん、めちゃ好き。この3人でやっていて、みんな女の人だけど、boygeniusという名前を付けてやっていて。このアルバムが最初出た時は、3人の作曲が分かりやすすぎてさ
鈴木:ね。
井上:そうそう。めっちゃバラバラな感じがしたのに、今アルバムを通して聴くと、やっぱりそんなことはないというか、ちゃんとアルバムとして成り立っている感じがしていて。
鈴木:ルーシー派ですか?
井上:いや、うーん。
礒本:これだからビートルズ好きは・・・
井上:いや、結構めっちゃ悩む。なんか、最近はルーシーさんすごく好きなんだけど、最初はずっとジュリアンさんの作曲が好きだった。
鈴木:へー。でもあのアルバムは、そうだね。結構ジュリアンがドカンとやっているからね。
井上:めちゃくちゃジュリアンさん派だったんだけど、最近ルーシーさんの「True Blue」という曲もそうだけど、作曲がすごく好きだなって。
鈴木:「True Blue」は本当にいい曲だよね
井上:そう、boygeniusが本当に最高なので、日本に来てください。
鈴木:今は活休中でしょ?
井上:そうか。
鈴木:そう、今は休んでいるんですよ。
井上:あ、そうなんだ。再会して日本に。
鈴木:それぞれが忙しい。
井上:忙しいよね、そりゃそうだよ。
鈴木:いや、フィービーとかに関してはいつ休んでいるんだ?と言うくらい本当に色んな仕事をしていて。でも全部クオリティ高いんですよ。俺はフィービー8人いる説を推している。じゃないとおかしいぐらいクオリティがキープされている。
井上:第1フィービーとか第7フィービーとか。
鈴木:第7フィービー(笑)。コーナーみたいな言い方でし
井上:はい。最後にもう1曲、Laura day romanceの楽曲からもテーマに沿って曲を紹介したいなと思いますが、今日はもう曲が決まっております。新曲の「Amber blue」です。
鈴木:来た!"青の音楽"。確かにこれもさっき言っていたけど、少し神秘的な感じと悲しい感じと、そのブルーに色々かけている気持ちみたいなものが結構あって、僕ら(Laura day romance)の曲はブルーって曲多いですけどね。「the boy blue」とか、「Sad number」の色とかも青ですよね。
井上:「the boy blue」も「Sad number」もそうだし、あとあれもじゃない?「night flight」もそうだし、結構あるよね。ジャケも青が多いし、最初のEPも水色じゃん。「because the night」もさ、青にしたしさ。水色ネイビーにして。
礒本:「渚で会いましょう」のMVとかもね。
井上:「渚で会いましょう」のMVも青と銀、シルバーを。
鈴木:好きですね、青がね。うんうん。分かる。
礒本:Amberって?琥珀色みたいな
鈴木:なんですけども、この曲のブルーはAmber、琥珀って樹液で虫が閉じ込められちゃって、そこにずっと長年維持されるみたいな。
井上:石だと思っていた、ずっと。
鈴木:ほぼ石みたいなもんですよ。
礒本:怒られますよ。詳しい人から(笑)
鈴木:それが閉じ込められているというイメージと、透き通っている、悲しい、暗い、でも神秘的、みたいな色んなものがかかっている二単語(「amber」と「blue」)だと思っていて。この曲は本当にタイトルから引っ張られている曲ですね。
井上:どこから思いついたの?
鈴木:Amberという言葉は、結構色々使われていて。"Amber"ってそもそも何なんだろうということから始まっているかな。僕らアルバムのリリースも決まっていますけど、この曲もすごくアルバムにおいて重要な位置を占めている曲になっておりまして、それもアルバムが出たら分かっていただけるんじゃないかなと。MVについて、かっちゃん何かあれば。
井上:MVは、奇妙な感じを出したくて、少しキモいけど、なぜかポップみたいなイメージがどうしても曲にあったから、私が小さい頃にずっとカートゥーンネットワークというアメリカとか海外のアニメをずっとやっている番組があったんだけど、その番組とかディズニーチャンネル観て育っていて。そこでずっとやっていた「アンジェラ・アナコンダ」という、あれどこの国のなのかな、アニメに出てくる顔が写真みたいな感じなのに、体が全部コラージュで出来ていて少しお人形さんチックで、絶妙なバランスで全部、すごくオシャレなんだけどめっちゃキモいみたいな。しかも結構話もエグいみたいな。毎回妄想で自分のこといじめてくるやつを倒すみたいな話なんだけど、ダークアニメ。
それがすごく好きで、その世界観を取り入れたいと思った時に、吉岡美樹さんという友達のすごくセンスの良い監督がいて、アニメーションでずっとお願いしたいなと思っていたのでお願いしたら、もう最高オブ最高のMVを作ってきてくれて。最後に花がすごくブワーって咲いていくイメージみたいなものだけ伝えて、あとはストーリーが欲しいと言われたから、何となく女の子がいて、その子が夢見ていて帰ってくる感じみたいなものも、なんとなく伝えていたんだけど、あんなに1本映画を観たみたいな、それこそショートムービーを観ました、みたいな気持ちになるような、アニメーションを作ってきてくれると思わなくて、さすがですという感じでしたね。びっくりしなかった?
礒本:した。
井上:びっくりだよね。
礒本:あれに映っているのが、井上さんですねというのは一発で。
井上:ああ、女の子の顔ね。そうそう。あれは美樹さんが私の顔のパーツを写真撮って使ってくれていますね。すごく良いMVなので、ぜひ観てください。
Peter CottonTale「Forever Always (feat. Rex Orange County, Chance the Rapper, Daniel Caesar, Madison Ryann Ward & YEBBA)」
Father John Misty「Ballad Of The Dying Man」
boygenius「True Blue」
Laura day romance「Amber blue」
Laura day romance「Amber blue」
2024年11月6日(水)
Format:Digital
Label:PADDOCK
Track:
1.Amber blue
試聴はこちら
2025年4月26日(土)大阪城音楽堂
2025年4月29日(火)東京国際フォーラム ホールC
開場16:30 開演17:30
出演:Laura day romance
<チケット情報>
全席指定
前売り 一般 ¥5,800- / U-22割 ¥5,000-
※U-22割は2003年4月2日以後に生まれた方対象、枚数限定。
番組へのメッセージをお待ちしています。
Twitter #fmfukuoka #RoomH をつけてツイートしてください。MC3人ともマメにメッセージをチェックしています。レポート記事の感想やリクエストなどもありましたら、#SENSA もつけてツイートしてください!
放送時間:毎週水曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)
黒川侑司(ユアネス Vo.&Gt.)
福岡で結成された4人組ロックバンド。感情の揺れが溢れ出し琴線に触れる声と表現力を併せ持つヴォーカルに、変拍子を織り交ぜる複雑なバンドアンサンブルとドラマティックなアレンジで、詞世界を含め一つの物語を織りなすような楽曲を展開。
重厚な音の渦の中でもしっかり歌を聴かせることのできるLIVEパフォーマンスは、エモーショナルで稀有な存在感を放っている。2021年12月1日に初のフルアルバム「6 case」をリリース。2022年8月24日にシングル「ありえないよ。」を、同年11月30日にはシングル「Blur」をリリース。2022年6月1日にソロ第1弾シングル「この星からの脱出」をリリース。2022年7月8日にはソロ第2弾シングルでギタリスト「こーじゅん」をフィーチャリングに迎えた「フライディ・チャイナタウン (Acoustic Cover)」をリリース。
オフィシャルサイト/ @yourness_on/ @yourness_kuro
Nolzy
サウンドプロダクション・トラックメイキング・ソングライティングを自ら手掛けるシンガー、音楽クリエイター。
R&B、Neo Soul、Hip Hopを基調とした都会的なサウンドと、どこか懐かしい"平成J-POP"の匂いを感じるキャッチーなメロディにシニカルな歌詞を組み合わせた、時代や世代を超える新感覚のミクスチャー・ポップを生み出す。2023年12月リリースの『#それな』を皮切りに『匿名奇謀』、『キスミー』と、3作連続でドラマ・アニメのタイアップを担当。
さらに、2024年のライブ活動始動から「SAKAE SP-RING」「TOKYO CALLING」「MINAMI WHEEL」などサーキットやイベントに多数出演するなど、ライブハウスシーンでも注目を集めている。
オフィシャルサイト/ @atsukitaketomo / @atsukitaketomo
Laura day romance
国内外のミュージックラバーにファンを広げる日本のバンド。
鈴木迅が作り出す幅広い音楽性の楽曲と、井上花月の世界観のあるヴォーカル、
タイトさと柔軟さを兼ね備えたリズムを刻む礒本雄太のドラミング、
そしてそれらを表現するためのベストな形でジョインするサポートメンバー達。
2023年初頭には「関ジャム 完全燃 SHOW( テレビ朝日 )」 で川谷絵音氏が選ぶ 2023 年のマイベスト 10 曲の第三位に「sweet vertigo」が選出され、大きく注目を集め始めている。
2025年2月には、前後編を合わせて一つの作品となる3rdフルアルバムの前編にあたる、『合歓る - walls』(読み:ネムル ウォールズ)のリリース、4月には大阪城音楽堂と東京国際フォーラム ホールCでのライブも決定している。
オフィシャルサイト/ @lauradayromance / @lauradayromance
今週のMCは、Laura day romanceが担当。SENSAでは、オンエア内容を一部レポート!(聴き逃した方やもう一度聴きたい方は、radiko タイムフリーをご利用下さい。)
井上:皆さん、こんばんは。ここからの1時間はRoom"H"、DJを務めます、Laura day romanceのボーカル、井上花月と
鈴木:ギターの鈴木迅と
礒本:ドラムの礒本雄太です。
井上:3週間ぶりにRoom"H"に帰ってきました。
礒本:ワンマンツアーが終わりましたね。
鈴木:風邪声(笑)
井上:はい...。
礒本:緊張するから、気を抜いた瞬間に体調を崩すとかよくあるんですよ。
井上:私は東京のライブ前に気合が入りすぎて体調崩すというのを毎回やっていて。本当にもう次こそは絶対に体調を崩さない。
鈴木&礒本:(笑)
鈴木:それを抱負に
井上:ちゃんとライブは最後まで歌い切れたのでどうにかね。(オンエアで)言えますけど
鈴木:大ボリュームのライブでしたね
礒本:約1ヶ月間!
鈴木:やりきりましたけれども。なんというか、一瞬でしたね。
井上:一瞬だった。
鈴木:楽しかったですよね、結果的にはね。
井上:すごく楽しかった。
鈴木:大きな揉め事も無く、大きなトラブルも無く。
井上:無かったと思う。あと各地の美味しいものも割と食べられた。
鈴木:結構食べれたね、今回は。
井上:2人、結構食べたんじゃない?私より全然食べているんじゃない?
礒本:結構、食べた。ね
鈴木:食べさせていただきました。
礒本:何が一番美味しかった?
鈴木:Shin-Shin(博多らーめんShin-Shin)でしょ。
礒本:Shin-Shinか。Shin-Shinだね。
鈴木:Shin-Shinは美味しかった。
井上:それ食べてないや。豚骨ラーメン?
鈴木:豚骨ラーメン。やばいでしょ。1番美味い(笑)。
井上:私はね、あれが美味しかった。あのー、うさぎや、牛タン!
礒本:僕以外のサインがかかっていると噂の。
井上:そうそうそう。
礒本:俺がいなかったから、その時
井上:お店にサインくださいって言ってもらえて、お酒の升みたいものに書いたんだよね。
鈴木:そうそう。
井上:Laura day romanceって書いて、礒やん居なかったから、私ら2人のサインを書いて置いたら、さらば青春の光さんの上だった。
礒本:マジで?次、行った時に1人で"僕これなんですけど"って言って。
井上:信じてもらえるかな?
礒本:めちゃくちゃ格好悪いよね(笑)
井上:信じてもらえるのか。
礒本:めちゃくちゃダサいよ。
井上:証明書がないもんね別に。
鈴木:アーティスト写真とか出してさ"これ俺"っていう感じで(笑)
礒本:では早速番組始めていきましょう、今日の1曲は?
井上:ツアーファイナルの東京公演の1番最後の曲として。
鈴木:ファイナル・オブ・ファイナル。
礒本:本当に締めのね。
鈴木:演ってよかったね。
井上:演ってよかったんだけど、この曲を最後に持ってくると本当に死ぬ、私が。もうキツくてキツくて。
鈴木:でも、できていたけどね。
井上:私はアーカイブをあんまりちゃんと観れなかった、辛すぎて。
礒本:これ1曲目にしてもな。
井上:まあまあね。終わりかな?ってなりそう
鈴木:すごく締まっていたんで。
井上:すごく久しぶりにやったよね、これ。
礒本:ライブで演っている回数自体が
井上:超少ないよね。多分一番少ないぐらい少ないんじゃないかな?
"青の音楽"をテーマに選曲!@リビングルーム
井上:ここからはRoom"H"の住人がテーマに沿ってセレクトした曲を紹介する@リビングルームの時間です。じゃあ礒やん、今週もテーマの発表をお願いします。
礒本:はい。@リビングルーム今夜のテーマは"色シリーズ第1弾、青の音楽"です。
第1弾ということは、他もあるのかな?
井上:これはあるね。
鈴木:だいぶ広がったね、テーマ。
礒本:色なんて白だけで
井上:200色あるからね。
礒本:青の音楽。ディレクターからの指令がですね、めちゃくちゃ長いので頑張りますよ!色シリーズというものをやってみたいなと思い立ちまして、今回のテーマは"青"です。青といえば青い空に青い海。地球の色も青ということで、私たち地球人にとって最も親しみを感じる色という気がしますが、皆さん少し考えてみてください。地球にある青い色のものって実際に手で触れることは難しいものばかりなんです。例えば海の水に触れることはできますが、水を掬うと透明になりますよね。青い空の空気も触ることはできません...。
このように実際に手で触れることが難しい青い色に、人々は昔から神秘的なイメージを持っていたようで、宗教画などでも効果的に使われてきました。そういう特別な色だったわけですね。また青には気持ちを落ち着かせたり、集中力を高めたりする効果があるそうでして、仕事部屋や寝室の壁紙として好まれていたりするそう。さらには、青色は冷静で真面目な印象を与えることから、ビジネススーツの色にはネイビーが多かったり、そんないろんなパワーを秘めた青色を感じる音楽とはどんな音楽だと思いますか?自分にとっての"ブルーソング"をそれぞれセレクトしてみてください。
井上&鈴木:ブルーソング。
井上:"青の音楽"というテーマが、どうしてもパスタが浮かぶよね。
鈴木&礒本:青の洞窟。
井上:商品名を言っていいのか少し謎だったけど。
鈴木:まあ確かに。
礒本:NHKじゃないので大丈夫だと思います(笑)。
井上:すごくパスタのことを考えながら、今読んでいた。
鈴木:青のなんとかって曲あるよね、ヒット曲。
礒本:「青のすみか」。キタニタツヤさんの。
鈴木:あれすごく良い曲ですよね。
礒本:あれを挙げますか?
鈴木:あ、いや挙げないです。でもあの曲ってそんなに青って聴くかというくらい青っていう。
礒本:まあそうだね。
鈴木:だからなんか今パッと浮かんだのはそれ。青系の色って俺が1番好き?
井上:私もめっちゃ好き。ピンクの次に青が好き。
鈴木:礒本は?
礒本:(1番、青が好きなのは)僕じゃないですか。
鈴木:ドラム青っぽいか?
礒本:いや、黒です。
鈴木:あれブラックオイスターか。
井上:私、青い服めっちゃ多いよ。
鈴木:あーあるかも。確かに。意外に青系アイテム持っていないのかな、俺。ギターとかも。
井上:そうだね。迅くんは青じゃないかもしれない。
鈴木:青じゃないじゃん。
井上:青じゃないね。
鈴木:俺、結構好きなんだよね青。
井上:多分私が1番アイテム的に持っているよ。
鈴木:実家が海沿いなので青めっちゃ好きで。実家に帰るともう青が多くて多くて。
礒本:青しかないよ。
鈴木:青しかない。
井上:海と空のこと言っている?
鈴木:海と空がね多いのよ。
井上:多いとかじゃなくない?
鈴木:でも、建物とかに視界を遮られないじゃん。
井上:なるほどね。
鈴木:そういう意味で、それを見に帰るみたいなところもありますけど。やっぱり青って結構、象徴的に音楽に使われているんですよね。
井上:うん。というか私らの曲にも青って出てくること多くない?
鈴木:多いですね。俺が青を好きだからでしょ。
礒本:海から来ているの?
鈴木:海から。
井上:じゃあ今日のテーマ、"青の音楽"を紹介していきます。迅くんからどうぞ。
鈴木:はい。色んな曲が浮かんだんですけど、最近のブームとかライトな感じとかを含めて浮かんだ曲がありまして、最近レックス・オレンジ・カウンティさんという、僕らとほぼ同世代、同い年くらいの天才ミュージシャンがいまして、海外的人気は少し最近落ち着いている気がしていて。あんまり話とか聞かないんですけど、最近出した新譜とかもすごく良くて。とにかく日常でめっちゃ聴いているんですけど。例えばタイラー・ザ・クリエイターさんやヒップホップの人とかとフィーチャリングを結構やっている人なんですけど、ソングライターとして素晴らしくて。僕の今から選ぶ曲は、ジャケット写真がプールの水を手で掬っている画なんですけど、それが今"青の音楽"ということで、パッと浮かんできて。いつ聴いてもすごく水々しくて、あまり暗い方向に行かず、 "青の音楽"を今回選ばせていただいたので、聴いてください。
鈴木:お送りしたのは、Peter CottonTaleで「Forever Always」でした。リゾート感があるんだけど、だんだん宗教。ゴスペルを勝手に宗教と言う
井上:神になっていく感じで。
鈴木:そう、神の色を帯びていて、みたいな。チャンス・ザ・ラッパーさんとか、ダニエル・シーザーさんとか。
礒本:フィーチャリングなの?
鈴木:そう。ピーター・コットンテールさんがメインで、レックス・オレンジ・カウンティ、チャンス・ザ・ラッパー、ダニエル・シーザーなんかが参加しています。
井上:豪華すぎる。
鈴木:チャンス・ザ・ラッパーとかはゴスペルのテンションがすごくある人なのでそれも混ざり、レックスの気の抜けた感じも混ざり、すごくいいですよ。
礒本:ブルーって言ったら、憂鬱みたいな意味もあったりするじゃない。そのニュアンスもありながら、でも曲調は6/8というワルツ調の、ああいう感じで。海外の曲は初めて聴いたりすると、歌詞がまだ入ってきていないから、なかなか難しかったりするけど。
井上:でも、青い曲って全体的にそうだけど、若干神秘的な感じはあるよね、どんな曲でも。青っぽい曲のイメージの曲って全部そういう感じがする。この曲もそういう感じがしたから。
鈴木:2018年の曲でした、6年前なんだね。すげえな。いや、とてもいい曲で。俺だけめっちゃ染みていました。
礒本:後半のギターの展開の作り方とかすごかったね。リズムとかはすごくシンプルだけど。
鈴木:というわけで、続いてドラムの礒本くんにバトンタッチします。礒本くんの"青の音楽"、紹介してください。
礒本:青のイメージというとやっぱり静かな、静謐さというか、そういったものを思い浮かべるんだけど、でもただただ静かなだけじゃなくて、その中に情熱があったりだとか、意外と熱いものがあるような。
鈴木:内側を。
礒本:そうそう。そういう裏表の部分がある曲があったらいいなとか思って選んできたんだけど、2017年ぐらいにリリースして、本当に全く知らない、全く文脈がない状態で、実は僕は聴いていて。そのまま"なんだこれは?"と。このまま衝動買いして、レコードから何から買っちゃうみたいな。そういう曲なんだけど、ジャケットが二段構えみたいな感じになっていて。アルバム自体は青ベースなんだよね。青と白ベースになっているんだけど、色がついている青の部分が実は裏返すことができるみたいな。
井上:へー。
鈴木:多分みんな想像できていないんじゃない?
礒本:二層になっていて、とりあえずジャケットが裏返せるんですよ。その青の裏が真っ赤で。意外性というか、ただただ色彩的に変えているわけじゃなくて、内に秘めているものというか
井上:でも火って高熱になれば青いもんね。
鈴木:確かに。
礒本:なのでね、良い意味で裏表を感じさせる曲かなという風に思って、ずっと聴いています。
礒本:お送りしたのは、Father John Mistyで「Ballad Of The Dying Man」でした。
井上:めっちゃいい曲。
鈴木:もう100点ですね。
井上:映画的な場面転換みたいなものがあるね。すごく良くない?それ。映画を観ているみたい。
礒本:音像としてはすごくシンプルで、アコースティックなものになっているんだけど。ちょうどこの曲が2017年だから、アメリカでトランプ政権ができて、結構、アメリカ批判だとかそういうものが、この曲だけじゃなくてアルバム全体に込められていたりする。
井上:へー、今、聴く。
礒本:そう。今、めっちゃタイムリーじゃない?
鈴木:確かに。
礒本:だから改めて聴いてみてください。
鈴木:もう1回、あの頃の気持ちを思い出そうとね。
礒本:そうですよ。
井上:接戦と言われていたけど、割と圧勝したもんね、トランプ。
礒本:まあ、そうだね。
鈴木:当時、アメリカとかは特にだけど、世論とかにミュージシャンがすごく、あのグリーン・デイの「アメリカン・イディオット」とかもそうだけど、実際の起きていることに対する怒りとか、そういう社会運動的なものが、創作のモチベーションになるというのは、ミュージシャンとしてすごく健全なことだと思っていて。
井上:かなり健全だね。
礒本:その気持ちというか、その衝動をグッと抑えた音像というか、演奏というか、歌い方というか。そこの対比というのがめちゃくちゃいい曲だし、アルバムだし。
井上:だから青と赤なのかね。
鈴木:その絶望感とか、そういうことをちゃんと消化できるのは、やっぱりめっちゃいいミュージシャンですよね。
井上:それにミュージシャンやっている意味があるよね。
鈴木:ある。
井上:素晴らしいね!
礒本:素晴らしい。
鈴木:図らずもめっちゃいい(放送)回になっている。
礒本:今日、いい回なんじゃない?
井上:ファーザー・ジョン・ミスティさんがすごい!
鈴木:いい曲をずっと書いているし。
井上:それをするってことが。
礒本:ライブもすごくいいんですよ。
鈴木:悪いわけないだろうね、この感じで。
井上:こんなにオーセンティックな感じなのになのにさ。
鈴木:そうね、オールドスタイルですよね、作曲とかは。
井上:なのに、すごく聴きやすいというか、最近の曲だなとちゃんと分かる感じというか、そういう曲ってすごくいいよね。
礒本:いやー、今日もいい選曲をしたなー。
井上:まあまあまあ。(笑)
鈴木:まあまあ。(笑)
礒本:今日もいい選曲をしましたね。。はい、ではラスト。ボーカルのかっちゃんお待たせしました。"青"のエピソードと好きな音楽を教えてください。
井上:"青"のエピソードか。毎回ここ迷うんだよな。"青"についてのエピソード。まあでも何かといって私が選ぶ色はピンクか青なことが本当多くて、でも結構対照的な2色だと思うけど、でも青選びがちかも、リュックとか靴とか。
礒本:ビルボードライブでもネイビーとピンクで。
井上:そうだね。自分の好きな色で固めようとしているな。
礒本:そうですよ(笑)。
井上:そうだね。好きなんですよね、青。なんでだろうね。でも私は別に海とかに縁があるわけでもなんでもないけど、やっぱり自然とかそういうものと結びつくイメージはやっぱりあり、そういうものって結局アミニズムじゃないけど、神が宿っている的な思想になっていってどんどん神秘的なものに繋がってくるんじゃないかなと思っていて。
礒本:縄文時代みたいな話を。
井上:いやいやでも結局さ、自然からは神秘を感じるじゃん。
礒本:まあね、緑も青って言ったりするよね。
井上:そうだね、確かに青信号だもんね緑なのに。そういうところからやっぱり神秘的なもののイメージが私にもあり、その神秘的なものと最近の感じ、今の音楽の雰囲気がいい感じに混じっている曲がこれかなと思って選びました。
井上:お送りしたのは、boygeniusで「True Blue」でした。この曲も壮大な海とか、神秘的な光みたいなものをすごく感じるし、何よりboygeniusがマジで良すぎるバンドだからそもそもあれなんですけど。
だって、フィービー・ブリジャーズさんと、ルーシー・ダッカスさんと、ジュリアン・ベイカーさん、めちゃ好き。この3人でやっていて、みんな女の人だけど、boygeniusという名前を付けてやっていて。このアルバムが最初出た時は、3人の作曲が分かりやすすぎてさ
鈴木:ね。
井上:そうそう。めっちゃバラバラな感じがしたのに、今アルバムを通して聴くと、やっぱりそんなことはないというか、ちゃんとアルバムとして成り立っている感じがしていて。
鈴木:ルーシー派ですか?
井上:いや、うーん。
礒本:これだからビートルズ好きは・・・
井上:いや、結構めっちゃ悩む。なんか、最近はルーシーさんすごく好きなんだけど、最初はずっとジュリアンさんの作曲が好きだった。
鈴木:へー。でもあのアルバムは、そうだね。結構ジュリアンがドカンとやっているからね。
井上:めちゃくちゃジュリアンさん派だったんだけど、最近ルーシーさんの「True Blue」という曲もそうだけど、作曲がすごく好きだなって。
鈴木:「True Blue」は本当にいい曲だよね
井上:そう、boygeniusが本当に最高なので、日本に来てください。
鈴木:今は活休中でしょ?
井上:そうか。
鈴木:そう、今は休んでいるんですよ。
井上:あ、そうなんだ。再会して日本に。
鈴木:それぞれが忙しい。
井上:忙しいよね、そりゃそうだよ。
鈴木:いや、フィービーとかに関してはいつ休んでいるんだ?と言うくらい本当に色んな仕事をしていて。でも全部クオリティ高いんですよ。俺はフィービー8人いる説を推している。じゃないとおかしいぐらいクオリティがキープされている。
井上:第1フィービーとか第7フィービーとか。
鈴木:第7フィービー(笑)。コーナーみたいな言い方でし
井上:はい。最後にもう1曲、Laura day romanceの楽曲からもテーマに沿って曲を紹介したいなと思いますが、今日はもう曲が決まっております。新曲の「Amber blue」です。
鈴木:来た!"青の音楽"。確かにこれもさっき言っていたけど、少し神秘的な感じと悲しい感じと、そのブルーに色々かけている気持ちみたいなものが結構あって、僕ら(Laura day romance)の曲はブルーって曲多いですけどね。「the boy blue」とか、「Sad number」の色とかも青ですよね。
井上:「the boy blue」も「Sad number」もそうだし、あとあれもじゃない?「night flight」もそうだし、結構あるよね。ジャケも青が多いし、最初のEPも水色じゃん。「because the night」もさ、青にしたしさ。水色ネイビーにして。
礒本:「渚で会いましょう」のMVとかもね。
井上:「渚で会いましょう」のMVも青と銀、シルバーを。
鈴木:好きですね、青がね。うんうん。分かる。
礒本:Amberって?琥珀色みたいな
鈴木:なんですけども、この曲のブルーはAmber、琥珀って樹液で虫が閉じ込められちゃって、そこにずっと長年維持されるみたいな。
井上:石だと思っていた、ずっと。
鈴木:ほぼ石みたいなもんですよ。
礒本:怒られますよ。詳しい人から(笑)
鈴木:それが閉じ込められているというイメージと、透き通っている、悲しい、暗い、でも神秘的、みたいな色んなものがかかっている二単語(「amber」と「blue」)だと思っていて。この曲は本当にタイトルから引っ張られている曲ですね。
井上:どこから思いついたの?
鈴木:Amberという言葉は、結構色々使われていて。"Amber"ってそもそも何なんだろうということから始まっているかな。僕らアルバムのリリースも決まっていますけど、この曲もすごくアルバムにおいて重要な位置を占めている曲になっておりまして、それもアルバムが出たら分かっていただけるんじゃないかなと。MVについて、かっちゃん何かあれば。
井上:MVは、奇妙な感じを出したくて、少しキモいけど、なぜかポップみたいなイメージがどうしても曲にあったから、私が小さい頃にずっとカートゥーンネットワークというアメリカとか海外のアニメをずっとやっている番組があったんだけど、その番組とかディズニーチャンネル観て育っていて。そこでずっとやっていた「アンジェラ・アナコンダ」という、あれどこの国のなのかな、アニメに出てくる顔が写真みたいな感じなのに、体が全部コラージュで出来ていて少しお人形さんチックで、絶妙なバランスで全部、すごくオシャレなんだけどめっちゃキモいみたいな。しかも結構話もエグいみたいな。毎回妄想で自分のこといじめてくるやつを倒すみたいな話なんだけど、ダークアニメ。
それがすごく好きで、その世界観を取り入れたいと思った時に、吉岡美樹さんという友達のすごくセンスの良い監督がいて、アニメーションでずっとお願いしたいなと思っていたのでお願いしたら、もう最高オブ最高のMVを作ってきてくれて。最後に花がすごくブワーって咲いていくイメージみたいなものだけ伝えて、あとはストーリーが欲しいと言われたから、何となく女の子がいて、その子が夢見ていて帰ってくる感じみたいなものも、なんとなく伝えていたんだけど、あんなに1本映画を観たみたいな、それこそショートムービーを観ました、みたいな気持ちになるような、アニメーションを作ってきてくれると思わなくて、さすがですという感じでしたね。びっくりしなかった?
礒本:した。
井上:びっくりだよね。
礒本:あれに映っているのが、井上さんですねというのは一発で。
井上:ああ、女の子の顔ね。そうそう。あれは美樹さんが私の顔のパーツを写真撮って使ってくれていますね。すごく良いMVなので、ぜひ観てください。
11月20日(水) オンエア楽曲
Laura day romance「東京の夜」Peter CottonTale「Forever Always (feat. Rex Orange County, Chance the Rapper, Daniel Caesar, Madison Ryann Ward & YEBBA)」
Father John Misty「Ballad Of The Dying Man」
boygenius「True Blue」
Laura day romance「Amber blue」
RELEASE INFORMATION
Laura day romance「Amber blue」
2024年11月6日(水)
Format:Digital
Label:PADDOCK
Track:
1.Amber blue
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LIVE INFORMATION
Laura day romance oneman live 2025 wonderwall
2025年4月26日(土)大阪城音楽堂
2025年4月29日(火)東京国際フォーラム ホールC
開場16:30 開演17:30
出演:Laura day romance
<チケット情報>
全席指定
前売り 一般 ¥5,800- / U-22割 ¥5,000-
※U-22割は2003年4月2日以後に生まれた方対象、枚数限定。
番組へのメッセージをお待ちしています。
Twitter #fmfukuoka #RoomH をつけてツイートしてください。MC3人ともマメにメッセージをチェックしています。レポート記事の感想やリクエストなどもありましたら、#SENSA もつけてツイートしてください!
RADIO INFORMATION
FM 福岡「Room "H"」
毎週月曜日から金曜日まで深夜にオンエアされる、福岡市・警固六角にある架空のマンションの一室を舞台に行われ、次世代クリエイターが様々な情報を発信するプログラム「ミッドナイト・マンション警固六角(けごむつかど)」。"203号室(毎週水曜日の26:00~26:55)"では、音楽番組「Room "H"」をオンエア。ユアネスの黒川侑司、Nolzy、 Laura day romanceが週替わりでMCを務め、本音で(Honestly)、真心を込めて(Hearty)、気楽に(Homey) 音楽愛を語る。彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。放送時間:毎週水曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)
番組MC
黒川侑司(ユアネス Vo.&Gt.)
福岡で結成された4人組ロックバンド。感情の揺れが溢れ出し琴線に触れる声と表現力を併せ持つヴォーカルに、変拍子を織り交ぜる複雑なバンドアンサンブルとドラマティックなアレンジで、詞世界を含め一つの物語を織りなすような楽曲を展開。
重厚な音の渦の中でもしっかり歌を聴かせることのできるLIVEパフォーマンスは、エモーショナルで稀有な存在感を放っている。2021年12月1日に初のフルアルバム「6 case」をリリース。2022年8月24日にシングル「ありえないよ。」を、同年11月30日にはシングル「Blur」をリリース。2022年6月1日にソロ第1弾シングル「この星からの脱出」をリリース。2022年7月8日にはソロ第2弾シングルでギタリスト「こーじゅん」をフィーチャリングに迎えた「フライディ・チャイナタウン (Acoustic Cover)」をリリース。
オフィシャルサイト/ @yourness_on/ @yourness_kuro
Nolzy
サウンドプロダクション・トラックメイキング・ソングライティングを自ら手掛けるシンガー、音楽クリエイター。
R&B、Neo Soul、Hip Hopを基調とした都会的なサウンドと、どこか懐かしい"平成J-POP"の匂いを感じるキャッチーなメロディにシニカルな歌詞を組み合わせた、時代や世代を超える新感覚のミクスチャー・ポップを生み出す。2023年12月リリースの『#それな』を皮切りに『匿名奇謀』、『キスミー』と、3作連続でドラマ・アニメのタイアップを担当。
さらに、2024年のライブ活動始動から「SAKAE SP-RING」「TOKYO CALLING」「MINAMI WHEEL」などサーキットやイベントに多数出演するなど、ライブハウスシーンでも注目を集めている。
オフィシャルサイト/ @atsukitaketomo / @atsukitaketomo
Laura day romance
国内外のミュージックラバーにファンを広げる日本のバンド。
鈴木迅が作り出す幅広い音楽性の楽曲と、井上花月の世界観のあるヴォーカル、
タイトさと柔軟さを兼ね備えたリズムを刻む礒本雄太のドラミング、
そしてそれらを表現するためのベストな形でジョインするサポートメンバー達。
2023年初頭には「関ジャム 完全燃 SHOW( テレビ朝日 )」 で川谷絵音氏が選ぶ 2023 年のマイベスト 10 曲の第三位に「sweet vertigo」が選出され、大きく注目を集め始めている。
2025年2月には、前後編を合わせて一つの作品となる3rdフルアルバムの前編にあたる、『合歓る - walls』(読み:ネムル ウォールズ)のリリース、4月には大阪城音楽堂と東京国際フォーラム ホールCでのライブも決定している。
オフィシャルサイト/ @lauradayromance / @lauradayromance