SENSA

2024.01.11

【読むラジオ】MC:Wez Atlas ゲストに橋本薫(Helsinki Lambda Club)が登場!「Room H」-2024.1.10-

【読むラジオ】MC:Wez Atlas ゲストに橋本薫(Helsinki Lambda Club)が登場!「Room H」-2024.1.10-

FM福岡で毎週水曜日 26:00~26:55にオンエアしている音楽番組「Room "H"」。ユアネスの黒川侑司、アツキタケトモ、Wez Atlasが週替わりでMCを務め、彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。
今週のMCは、Wez Atlasが担当。SENSAでは、オンエア内容を一部レポート!
(聴き逃した方やもう一度聴きたい方は、radiko タイムフリーをご利用下さい。)

Wez:皆さん、こんばんは。ここからの1時間はRoom"H"、DJを務めますWez Atlasです。
2024!!来ました!2024年、明けましておめでとうございます。皆さんもいい感じで新年をスタートしてますでしょうか?1月のムードってやっぱり、すごく勢いがあるし、ファイアが燃えてるから、その燃えてるうちに色々とターゲットをクリアしていきましょう、という感じで、今年もRoom"H"をお務めします。Let's Go!
今日はゲストをお招きしております。Helsinki Lambda Clubのフロントマン橋本薫くんに来てもらってます。いろいろとお話をしたいと思いますので、どうぞお楽しみに。



ゲストに橋本薫(Helsinki Lambda Club)が登場!@My Buddy、My Bro. My Homie

Wez:ここからは、My Buddy拡大版、ゲストの登場です。この方。

橋本:こんばんは、Helsinki Lambda Clubのボーカル・ギター橋本薫です。よろしくお願いします。

Wez:ファイナリー、ついに。

橋本:ついにですね。よろしくお願いします。

Wez:新年早々ありがとうございます。

橋本:こちらこそです。

Wez:2024年も色々関わっていけたら嬉しいと思ってます。

橋本:去年はね、あんまりプライベートで遊んだりする機会が(なくて)、お互いちょっと忙しかったしね。ライブでも年末に一緒にやれたの良かったけど、今年はもっと曲も一緒に作れたら楽しいなとは思ってるけど、いい感じでタイミングが合えばね、いろいろ遊びたいなと思ってますね。

Wez:1回やりましたよね、ちょっとだけ曲作り。

橋本:あ、そう、稲葉の家でね。うちのベースの家で遊びながらね。 あれ、めっちゃ楽しかったから、あの延長線で形になったらめっちゃ面白そうだなって。

Wez:確かに、そうですね。 そんな橋本さんはHelsinki Lambda Clubのリーダーなんですか? キャプテン?

橋本:あ、いいね。キャプテンでいこうかな、これから(笑)。

Wez:リード、ボーカルとギター。 リーダー。

橋本:リーダーですね。

Wez:OK。

橋本:キャプテンいいな。これから使っていこうかな(笑)。

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Wez:オルタナティブ・ロック・バンド。 中毒性の高いメロディー、遊び心のある歌詞、実験的なサウンド、ジャンルや文化の垣根を超える音楽性が魅力。去年、結成10周年を迎えたそうですが、おめでとうございます。

橋本:ありがとうございます。

Wez:10周年か。

橋本:10周年ですね、もう早いもんで。

Wez:それぞれヘルシンキ(Helsinki Lambda Club)になる前も別のバンドとかやってたりしてたんですか?

橋本:そうね、バンド自体は高校生の頃からやり始めて、ヘルシンキ自体もヘルシンキになる前の前身バンドみたいなのがあって、メンバーがガラッと替わるタイミングで名前も変えて、心機一転って感じかな。

Wez:あ〜。 僕らの出会いは「Mystery Train」という曲でヘルシンキ側から声を掛けてくれて。フィーチャリングどうですか?って。



橋本:そうそう。僕がシンプルにただWezくんのファンだったので、面識もない状態でお願いしてって感じで。

Wez:やば!最高ですね。そうか、結成10年って色々あると思いますけど、振り返ってどうですか?

橋本:10年ね〜。 いやでも俺、記憶力がめちゃくちゃ悪いから、良くも悪くも思い出せないことばっかりなので。 でも、多分色々全部覚えてたらもうしんどくて、やめてたかもしれないから、ちょうどいいっちゃ、ちょうどいいですけど。でも10周年で改めてバンド振り返って、"どういうバンドなんだろう"って。まあ振り返ってもそんなに分かったわけじゃないけど。でも、そうやって振り返ることによって、また新たにスタート切る感覚は結構あるので、 気持ち的にはめちゃくちゃ新鮮ですね。

Wez:すごいな。僕もどれくらいになるんだろうな。

橋本:Wez Atlasとしては今、何年目?

Wez:サンクラ(Sound Cloud)とかをカウントしないんだったら2019年からだから、まだ4年とかぐらい。 その前は普通にもう遊びでサンクラにあげてたみたいな。初めてSpotifyとかに出したのは2019年でした。

橋本:まだギリ10代とか?

Wez:そうですね20歳か。

橋本:在学中とかってこと?

Wez:そう、大学生の時に。

橋本:すごいな。

Wez:経済学部だったんですけど、入って直ぐ、これ俺、無理だって気づいて。

橋本:あ、そうなんだ。

Wez:1回目の授業でついてけなくて、なんか違うことやろうと思って。

橋本:そういう感じだったんだ。

Wez:でも、ちゃんと4年間通ったけど、音楽とか周りにやる仲間見つけたから、とりあえず授業パスする程度まで勉強して、後はもうずっと音楽作ってた。

橋本:でも環境が、そうやってあったのはマジで良かったね。

Wez:そうですね。薫さんはいつぐらいからギター持ったり、歌い始めたりしましたか?

橋本:そうね、中学入る前ぐらいにはもうバンドやりたいなとは思ってて。

Wez:小学生の時?

橋本:そう、小6とかかな。兄貴の影響でパンクとかをたまたま聴いて衝撃を受けてバンドやりたいと思って。で、最初にギター買ったのは中3かな。中3で一番安いギターを通販で買って、でもマジで全然練習しなくて、難しくて、 速攻挫折して、でも受験っていうのを言い訳に一回放置してて。で、高校になってからかな、またバンド組んで本格的にやり出してっていうのは。

Wez:じゃあパンクがメインだったんですか?

橋本:そうだね。でも当時は時代的にはヒップホップが割と大衆的には流行ってる時代だったから、並行してそういう流行りのヒップホップは聴いてたかな。

Wez:その時のヒップホップって誰とか?

橋本:もうエミネム黄金期ですね、海外で言うと。エミネムとか、2PACとかそういう大御所の。

Wez:ポップチャートのトップもエミネムとかヒップホップの人がいるみたいな。

橋本:そうそう。日本だともっとポップな方に行くと、RIP SLYMEとかKICK THE CAN CREWとか、そういうのが流行ってた時代だよね。 コアな方にいくとRHYMESTERとかZeebraとか。

Wez:なるほど、へー面白い。どんな子供だったんですか?

橋本:うーん、そうね、小学校、中学校、高校で歩みが違うような気はするけど。小学校の時とか...裏番長的な感じというか。

Wez:うわーっ、やばっ。

橋本:表だってそんなリーダーって感じじゃないけど。先生とかの目につくとこでは普通にいい子にしてるけど。でも悪いことするってよりは、刺激が欲しいというか、とにかく遊びが大好きだったから、いろんな遊び思いついてはみんな声かけてみたいな感じで。 小学校の時は大分わんぱくだったかな。

Wez:今、めっちゃ穏やかなのに。

橋本:そうね、穏やかさを年々手に入れつつ。

Wez:でも俺もやんちゃだったけど、表だったかもしれない。

橋本:いや、表でしょ。

Wez:表っていうか、お調子者っていうか。小学生の時からみんなを笑わせるとかが好きだったから、クラスでずっと黙ってらんなくて、ずっと違う教室に行かされてた。外、廊下で立ってなさい、みたいな。

橋本:大分、わんぱくだね。

Wez:そう、アメリカに住んでた時は日曜日だけ日本語学校みたいな補習校に行ってて、そこの先生は、俺だけじゃないですけど皆うるさくて、"教室の後ろで両手上げてなさい"みたいな(笑)。

橋本:今じゃ絶対許されない(笑)。

Wez:ずっとこうやって両手上げてて。

橋本:そういう対象のタイプだったんだね。

Wez:そう。じゃあ、中学生ぐらいの時にギター買って、高校で練習して、最初はカバーとか?

橋本:カバーですね。でも曲、作り始めるの早かったっちゃ早かったかもね。 全然作れないなりに作りたいなって気持ちは先走って、割と作ってはいたかもね、高校から。

Wez:じゃあまず、そのルーツになる曲を紹介してもらいたいんですが、何かありますか?

橋本:そうですね。Helsinki Lambda Clubにとってのルーツっていうのとはちょっと違うかもしれないですけど、 個人的なバンド始める、とか世代っていう意味でのルーツっていうことで一曲選ばせていただきました。



Wez:制作の話もちょっと聞きたいんですけど、僕ら1回だけセッションしたことあるけど いつもはどういう感じで制作してるんですか?

橋本:制作は、基本は俺、未だにiPhoneのガレージバンドを使ってるんですけど、大枠それで作って、シンセとかいろいろ打ち込みが入ってる曲とかは、更にそこから稲葉の家とかに集まって、ロジックとかPro Toolsとか、もうちょっと良いソフトでデモをもうちょっと作り込んで解像度上げてって、最後レコーディングに落とし込むのも最近は増えてきたし、ビートでとにかくノリで見せるみたいな曲の時はリフとか一部分だけスタジオ持ってってそれでセッションで作り上げていくとか10年かけていろんなやり方が。

Wez:そうですよね。

橋本:本当、曲が何を求めてるかじゃないけど、どういうニュアンスが必要かっていうので進め方を変えていくっていう感じかな。

Wez:10年経って分かってきたなって感じはします?

橋本:いや、それは全然ないね。それは本当ないし、俺、理論とかも全然分かんないから、ちょっとでも曲作りサボってて、いざ作ろうと思ってできなかったりすると、もう作り方分かんなくてめっちゃ焦るね。

Wez:でも、そこでまた新しいの生まれるかもしれないし。

橋本:そういうパターンもね。

Wez:作詞はどんな感じですか?

橋本:作詞は、10代の頃とかだったら言いたいこととか感情がもっと溢れてるから、先に言葉がバーって出ることも多かったけど、今は言葉をなるべく温存しときたいから(笑)曲をなるべく先に作って、そこにはめていくっていう作業が増えてきたけど、でもその労力すら俺は省きたいというか、めっちゃ怠惰だから。だから何かちょっとでも思いついたらiPhoneのメモにバーって言葉入れといて、あとで言葉入れる作業の時にこのニュアンス 前に書いたやつがハマりそうだな、と思うとそこから持ってきて広げてとか。

Wez:なんか散歩中に気づいたこととか?

橋本:なるべく言葉に対しては労力を減らすようにしてるね、なるべく。

Wez:若い頃は"自分が"みたいな、"自分が話したい"みたいに言いたいことがあるみたいなエゴが強いかもしれないけど、ずっと長く音楽やってると、これももう流れてるだけだなみたいな、スピリチュアルな感じの話になるけど、メッセンジャーだからみたいな、そしたら何でも良くなるっていうか、考えすぎると硬くなるけど適当にやってても自分っぽい言葉が出てきたりするから。

橋本:そうね、だから本当、直感を鍛えてるじゃないけど、基本的に自分の哲学としてはなるべく自然でいたいというか、だからそのセンサーに引っかかっちゃうものは省くというかね、これ自然じゃないよなとか思うことに対して。

Wez:そうですね、僕もまだ"こういうこと言いたい"みたいな、自分でWez Atlasっていうのを客観視して、Wezだったらこういうこと言うよな、みたいな。

橋本:どう、Wezくんってそういうある種のメタ認知的な、自分を外側から見る作業っていうの得意な方だと思う?

Wez:いや、それをちょっとやりすぎて迷ったみたいな感じはあって。

橋本:意識としては時々そういう意識はある?

Wez:うん、でもやっぱり頭じゃなくて心で動いたほうが多分いいから、考えるのをやめようとしてるんですけど。

橋本:分かる、分かる。

Wez:「Overthink」って曲、出してるけど、やっぱり考えちゃう。



橋本:前のライブのMCでそういうこと言ってるのを聞いて、やっぱりWezくんは天真乱漫としてるけど、考える方のタイプの人だなぁと、その時思った。

Wez:そうですね、でも薫さんもそんな感じですか?

橋本:まあねー、なんか考えてると回りすぎて、俺、これって考えてるつもりなだけであんまり考えてないんじゃないとか思ったりする。

Wez:やっぱり一人だけの会話より、こうやって対面して話した方が。

橋本:フィードバックがある方がいいね。

Wez:OK、じゃあ、お互いのディスコグラフィーからそれぞれ好きな曲を紹介していきましょう。僕が選んだヘルシンキの曲で「真っ暗なドーナッツ」



橋本:ナイスチョイスです。いいですね。

Wez:「Mystery Train」と同じミニアルバムに入ってる曲ですね。あれ出た時はあれをずっと聴いてたから。

橋本:本当?嬉しいですね。

Wez:全部、いいけど、とりあえず一つ。

橋本:ありがとうです。「真っ暗なドーナッツ」とかはヒップホップの人とかでも聴いてもらえそうなビート感ではあるし。嬉しいですね。

Wez:じゃあ何かありますか?

橋本:Wezくんの曲、いろいろね、思い出もありますし、解説したいものがあるんですけど、今回は「Damn!」を選ばせていただきました。Wezくんの曲を日常的に、例えばデパートとかで流れて育った東京の子どもとかめちゃくちゃオシャレなんじゃない?マジでWezくんの曲で育つ子供、いい子に育つだろうな。

Wez:デパートで流れてるのかな(笑)。

橋本:普通にクラブとかで流れててもいい話だなって思うし、Wezくんの曲ってマジで良い意味で消費されるようなところでガンガン流れてて欲しいし、流れてても消費されない強度がある、いいエンタメとのバランスがある気がしますね。



1月10日(水) オンエア楽曲
Wez Atlas「Run」
SUM41「Handle This」
Helsinki Lambda Club「真っ暗なドーナッツ」
Wez Atlas「Damn!」
Helsinki Lambda Club「Mystery Train feat.Wez Atlas」
Helsinki Lmabda Club「New Heaven」


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RADIO INFORMATION

FM 福岡「Room "H"」
毎週月曜日から金曜日まで深夜にオンエアされる、福岡市・警固六角にある架空のマンションの一室を舞台に行われ、次世代クリエイターが様々な情報を発信するプログラム「ミッドナイト・マンション警固六角(けごむつかど)」。"203号室(毎週水曜日の26:00~26:55)"では、音楽番組「Room "H"」をオンエア。ユアネスの黒川侑司、アツキタケトモ、odolの森山公稀が週替わりでMCを務め、本音で(Honestly)、真心を込めて(Hearty)、気楽に(Homey) 音楽愛を語る。彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。

放送時間:毎週水曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)


番組MC
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黒川侑司(ユアネス Vo.&Gt.)
福岡で結成された4人組ロックバンド。感情の揺れが溢れ出し琴線に触れる声と表現力を併せ持つヴォーカルに、変拍子を織り交ぜる複雑なバンドアンサンブルとドラマティックなアレンジで、詞世界を含め一つの物語を織りなすような楽曲を展開。
重厚な音の渦の中でもしっかり歌を聴かせることのできるLIVEパフォーマンスは、エモーショナルで稀有な存在感を放っている。2021年12月1日に初のフルアルバム「6 case」をリリース。2022年8月24日にシングル「ありえないよ。」を、同年11月30日にはシングル「Blur」をリリース。2022年6月1日にソロ第1弾シングル「この星からの脱出」をリリース。2022年7月8日にはソロ第2弾シングルでギタリスト「こーじゅん」をフィーチャリングに迎えた「フライディ・チャイナタウン (Acoustic Cover)」をリリース。
オフィシャルサイト @yourness_on @yourness_kuro

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アツキタケトモ
2020年7月より活動開始。作詞・作曲・編曲を自ら手がける新世代の音楽家。日常に潜むちょっとした違和感を、独自のダンスミュージックで表現する。
1stアルバム『無口な人』は2020年9月にリリースされ、ノンプロモーションながらSpotifyやApple Musicなどのストリーミングサービスで多くのプレイリストに選出され、早耳の音楽ファンから好評を得た。2022年にはSG「Outsider」をリリースし、Billboard Heatseekersや、J-WAVETOKIO HOT 100に入るなど注目を高めている。
2023年4月19日に「NEGATIVE STEP」を配信リリース。
オフィシャルサイト @atsukitaketomo @atsukitaketomo

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Wez Atlas
東京を拠点とするヒップホップアーティスト。多文化なスタイルを取り入れ、高いスキルで日本語と英語を組み合わせたラップを魅せる。HYPEBEAST JAPAN による注目の U20 アーティストに選ばれるなど徐々に注目を集める存在に。2021 年 6 月に starRo をプロデューサーに迎えた「Zuum!」をリリースし、SpotifyJapan の公式プレイリスト「Next Up」のカバー、そして 1 曲目に、さらには「Tokyo Super Hits!」にも選ばれた。今後の活躍が期待される中、2021年7月に待望の1stミニアルバム「Chicken Soup For One」をリリース。客演のオファーも多く寄せられ、Helsinki Lambda Clubや韓国のシンガーソングライターYunBなど、国内外のアーティストの作品に数多く客演参加。
2022年は自身名義のシングルも5作発表し、2023年3月には2ndミニアルバム「This Too Shall Pass」をリリース。
@wezzyatlas


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