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2024.08.22
FM福岡で毎週水曜日 26:00~26:55にオンエアしている音楽番組「Room "H"」。ユアネスの黒川侑司、アツキタケトモ、Laura day romanceが週替わりでMCを務め、彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。
今週のMCは、アツキタケトモが担当。SENSAでは、オンエア内容を一部レポート!(聴き逃した方やもう一度聴きたい方は、radiko タイムフリーをご利用下さい。)
皆さん、こんばんは。ここからの1時間は Room"H "DJを務めます。音楽家のアツキタケトモです。ついこの前、ROCK IN JAPAN FESTIVALに行ってきて、最高のライブ体験ができて、楽しかったんですけど、もう暑すぎ、日本。本当に自分もやばいってなった瞬間が結構あったし、お客さんが心配になるぐらいの暑さ。
Xとか見てても、屋内っぽくなってるところに逃げたり、避暑地に逃げてる人も多く見受けられましたけど。朝から昼まで、例えばタイムテーブルの被りなしで、立て続けに5、6組見たいアーティストがいたとしても、どこかで休まないと、やっていけないような状況になってたと思う。すごく楽しかったけれども、帰ってきた後、でろーんとしちゃいましたね。
それぐらい暑いので、皆さん、夏フェスとかまだあると思うんですけど、参加される方は本当に熱中症対策、気を付けてもらって。僕は自分では水しか持っていってなかったんですけど、マネージャーさんからもらった塩分タブレットを口に含んで、"あ、なんかちょっと楽になったかも"みたいな。今まで、"塩分大事だよね"って思いながら、生きてはきたけど、言うて、"塩分タブレットってすごく効果あるな"と思ったことなかったんですけど、今回、塩分タブレットが身体を助けてくれた感じもあったので、ぜひ皆さん、そういう対策をしっかりして、臨むようにしてもらえたら、僕みたいにぐて〜とならずに済むんじゃないかなと思います。
では早速、番組始めていきたいと思います。今日の1曲目はアツキタケトモの初期の曲、ファーストアルバム『無口な人』から「愛なんて」という曲を紹介したいと思います。
今日はちょっと大人なRoom"H"アツキタケトモ回にしたいなというか。ちょっと落ち着いたテイストでやっていきたいなというのもあって、今日の選曲テーマにも通ずる曲かなということで、この曲を久しぶりに選んできました。僕、インスタライブをやってるんですけど、そこで、よく弾き語りもしてて。
何回歌っても、いい曲だなと自分で思える、弾き語りでちゃんと映える曲というか、しっかり伝わる曲になったなと思っていて、大事に歌っていきたい曲だなと思って、歌っている曲ですね。
FM FUKUOKAからアツキタケトモがお送りしている Room"H"。ここからは@リビングルーム。僕、アツキタケトモの回では、毎週テーマを決めて曲をセレクト、その楽曲について熱く語らせていただきます。
今夜の特集テーマは"センチメンタルな夜に聴きたい曲"。さっきもちょっと言ったんですけど、いつもオタクの熱い語り回がちょっと多い、このRoom"H"、アツキタケトモ回なので、たまには落ち着いたトーンで、アダルトなというか。この時間帯でもありますし、深夜にじんわり染みわたる、そんな放送回もいかがでしょうかということで、"センチメンタルな夜に聴きたい曲"をテーマにセレクトしてみようかなと思います。
まず1曲目はSWVで「Weak」ですね。イントロが流れた瞬間に独特の甘さというかね、90年代感ですよね。前も90'sというか、自分の生まれた頃の曲の特集でも言いましたけど、その当時の感じがすごく出ていて。オープニングでちょっと話そうと思っていたんだけど、(僕の)アルバムがついに完成しまして。マスタリングまで終わりまして、その1曲目でちょっと90年代のスロージャムじゃないですけど、R&Bみたいなテイストの曲を作ったんですけど、この曲をリファレンスにしていて。こういうエレクトリックピアノの音、リバーブの感じとか、当時にしか出せない雰囲気みたいなものがあると、急にセンチメンタルのように、ふわーっと心に染み渡ってくるという。しかも、この曲の歌詞が一生片思いみたいな、全然届かないみたいな。そういう切なさも含めて、まさにセンチメンタルが詰まった、胸キュン間違いない楽曲となっております。
はい、いかがでしょうか。一気にセンチメンタルな夜に聴きたい曲感が出てきたというか。一気に"夜"、この時間帯に合った、落ち着いた感じになったんじゃないかなと思います。お送りしたのはSWVで「Weak」でした。
続いてお届けするのはVicktor Taiwoで「Blue Mountain Ridge」という曲です。この曲は約5年前、某中古レコード店でバイトしてた頃にこのアルバムと出会って。
当時、自宅からバイト先まで遠かったので、毎回片道1時間半ぐらい電車に乗ってたんですね。その間、アルバム1枚どころか、ちょっと短い40分ぐらいのアルバムだったら、2枚聴けちゃうみたいな感じで。
その頃に色々な新しい音楽、懐かしい古い音楽も含めて、自分にインプットした時期でもあったんですけど、その頃、Vicktor Taiwoのこの曲が入ってるアルバムをたくさん聴いてて。
"バイト行きたくない"みたいな時でも、心が洗われるというか。このアルバムを聴いてると、そういう気持ちを溶かしてくれる感じがあって。
あと、疲れて、バイト先でちょっと怒られたりとかして、"へこむわ"みたいな日の帰りに、またこのアルバム聴いて、浄化されるみたいな。"バイト行きたくない"とかバイトでつらいことあったとか、仕事でつらいことあったみたいな、ちょっとネガティブな気持ちを浄化してくれるっていうことで。
まさにセンチメンタルな気分の時にこの曲とか、アルバムを聴いて、そういう気持ちもファーッと溶かしてくれるような、そんな気分で聴ける曲かなと思います。
はい、いかがだったでしょうか。歌詞も深く息を吸ってみたいな、浄化されるような気分に合った楽曲となってます。
では、どんどん行きましょう。今週のテーマ"センチメンタルな夜に聴きたい曲"でセレクトした楽曲です。
続いてはTodd Rundgrenで「Be Nice to Me」ですね。僕は一時期、本当にTodd Rundgrenになりたいって思ってましたからね。宅録感とちょっとひねくれたポップス性みたいな。
そもそも、僕の一番好きなバンドがXTCというバンドでね、Todd RundgrenがXTCをプロデュースしたアルバムもあって、そういうところから聴いていきました。「Be Nice To Me」の落ち着いたバラードというか、だけど、シンプル。シンプルなんだけど、いいメロディー。グッとくるメロディーで、素敵なんですけど、歌詞は僕に優しくしてよみたいな、面白い歌詞なんですね。
それは、ある種皮肉っぽくも聞こえるし、ただ甘ったれてるようにも聞こえるし。人間の機微みたいな、ダメ男みたいな。ダメなところも含めて、いい曲にしてしまうというセンスも含めて、僕も甘いバラードにただ甘いメロディー、歌詞をのっけたくないとか。こういうメロディーに逆にこういう歌詞のっけたら面白くない?みたいな気持ちで、ちょっと捻くれた曲を書くのが好きなので。僕にとっての憧れの存在ですね。
続いて4曲目は邦楽で行きたいなと思います。オフコースで「Yes-No」です。センチメンタル、切なさがそのまま曲になりましたみたいなイントロ。ベスト・イントロ選手権だったら、世界的優勝じゃないかなぐらいのシンセのリフだと思うんですけど。それで、"君を抱いていいの"ですからね。
この曲を初めて聴いた時、"大優勝やん!"みたいな。切なさをそのまま歌に、音にしちゃって。作詞もメロディもアレンジも声も、すべてが組み合わさって、感情を揺さぶるみたいな。そういうバランス感も含めて、"こんな完璧な曲ある?"と思った記憶がすごくあって。
そこから僕にとってはずっとカラオケの十八番でもあるし、自分の曲でも、この曲のフレーズをちょっとオマージュした楽曲を作ってみたり。僕に多大なる影響を与えてる、切なさの権化みたいな楽曲になってますね。
ラスト5曲目は 槇原敬之さんで「2つの願い」という曲です。この曲をなぜ選んだかというと、この前、槇原敬之さん特集をしたと思うんですけど、槇原さんのライブを観に行ったんですよ。"TIME TRAVELING TOUR"みたいな感じで、 90年代の曲縛りみたいな感じで、その当時の曲だけをやるツアーみたいな。1曲目から「ANSWER」っていう僕が大好きな曲から始まって、その時点で涙ちょちょぎれそうで、涙はほぼこぼれてたんですけど。
そこから立て続けに90年代の僕が一番刺さる曲を演ってて、もう4曲目ぐらいの時点で結構限界ぐらい泣いていたわけですよ。それで、5曲目にこの「2つの願い」のイントロ流れて、爆死みたいな。
もう泣きすぎて倒れるぐらい。もう過呼吸になるぐらい泣きまして。センチメンタル超えて、もう号泣しちゃって。なぜ、マッキーのイントロだけ、僕の涙腺を崩壊させてくるのか、謎なんですけど。一緒に母親と観に行ってたんですけど、隣で母親も「2つの願い」の時にとんでもない大号泣してて、やっぱり遺伝子なのかなと。遺伝子には逆らえなかったのかなという。そんな遺伝子レベルで、センチメンタルを揺さぶってくれる楽曲を紹介したいと思います。
今日は結構、大人な選曲になったんじゃないかなと思いますけど、最後のマッキーの時、普通にオタク特有の早口になってしまいまして、全然、大人な曲紹介ができなかったなという反省はありつつ、いつもよりもキュンとするような、この時間に聴いて、心が落ち着くような選曲ができたんじゃないかなと思います。 ということで、Room"H"@リビングルームのコーナーでした。
アツキタケトモ「luv U」
2024年7月3日(水)
Format:Digital
Track:
1.luv U
試聴はこちら
SWV「Weak」
Vicktor Taiwò「Blue Mountain Ridge」
Todd Rundgren「Be Nice To Me」
オフコース「Yes-No」
槇原敬之「2つの願い」
アツキタケトモ「そして僕は途方に暮れる」
アツキタケトモ「カモフラージュ」
番組へのメッセージをお待ちしています。
Twitter #fmfukuoka #RoomH をつけてツイートしてください。MC3人ともマメにメッセージをチェックしています。レポート記事の感想やリクエストなどもありましたら、#SENSA もつけてツイートしてください!
放送時間:毎週水曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)
黒川侑司(ユアネス Vo.&Gt.)
福岡で結成された4人組ロックバンド。感情の揺れが溢れ出し琴線に触れる声と表現力を併せ持つヴォーカルに、変拍子を織り交ぜる複雑なバンドアンサンブルとドラマティックなアレンジで、詞世界を含め一つの物語を織りなすような楽曲を展開。
重厚な音の渦の中でもしっかり歌を聴かせることのできるLIVEパフォーマンスは、エモーショナルで稀有な存在感を放っている。2021年12月1日に初のフルアルバム「6 case」をリリース。2022年8月24日にシングル「ありえないよ。」を、同年11月30日にはシングル「Blur」をリリース。2022年6月1日にソロ第1弾シングル「この星からの脱出」をリリース。2022年7月8日にはソロ第2弾シングルでギタリスト「こーじゅん」をフィーチャリングに迎えた「フライディ・チャイナタウン (Acoustic Cover)」をリリース。
オフィシャルサイト/ @yourness_on/ @yourness_kuro
アツキタケトモ
2020年7月より活動開始。作詞・作曲・編曲を自ら手がける新世代の音楽家。日常に潜むちょっとした違和感を、独自のダンスミュージックで表現する。
1stアルバム『無口な人』は2020年9月にリリースされ、ノンプロモーションながらSpotifyやApple Musicなどのストリーミングサービスで多くのプレイリストに選出され、早耳の音楽ファンから好評を得た。2022年にはSG「Outsider」をリリースし、Billboard Heatseekersや、J-WAVETOKIO HOT 100に入るなど注目を高めている。
7月3日に配信SG「luv U」をリリース。
オフィシャルサイト/ @atsukitaketomo / @atsukitaketomo
Laura day romance
国内外のミュージックラバーにファンを広げる日本のバンド。
鈴木迅が作り出す幅広い音楽性の楽曲と、井上花月の世界観のあるヴォーカル、
タイトさと柔軟さを兼ね備えたリズムを刻む礒本雄太のドラミング、
そしてそれらを表現するためのベストな形でジョインするサポートメンバー達。
2023年初頭には「関ジャム 完全燃 SHOW( テレビ朝日 )」 で川谷絵音氏が選ぶ 2023 年のマイベスト 10 曲の第三位に「sweet vertigo」が選出され、大きく注目を集め始めている。
ワンマンライブは開催を重ねるごとに規模を広げており、2024年10月~11月には、ツアーファイナルZepp Shinjuku(TOKYO)を含む全国ツアーが決定している。
オフィシャルサイト/ @lauradayromance / @lauradayromance
今週のMCは、アツキタケトモが担当。SENSAでは、オンエア内容を一部レポート!(聴き逃した方やもう一度聴きたい方は、radiko タイムフリーをご利用下さい。)
皆さん、こんばんは。ここからの1時間は Room"H "DJを務めます。音楽家のアツキタケトモです。ついこの前、ROCK IN JAPAN FESTIVALに行ってきて、最高のライブ体験ができて、楽しかったんですけど、もう暑すぎ、日本。本当に自分もやばいってなった瞬間が結構あったし、お客さんが心配になるぐらいの暑さ。
Xとか見てても、屋内っぽくなってるところに逃げたり、避暑地に逃げてる人も多く見受けられましたけど。朝から昼まで、例えばタイムテーブルの被りなしで、立て続けに5、6組見たいアーティストがいたとしても、どこかで休まないと、やっていけないような状況になってたと思う。すごく楽しかったけれども、帰ってきた後、でろーんとしちゃいましたね。
それぐらい暑いので、皆さん、夏フェスとかまだあると思うんですけど、参加される方は本当に熱中症対策、気を付けてもらって。僕は自分では水しか持っていってなかったんですけど、マネージャーさんからもらった塩分タブレットを口に含んで、"あ、なんかちょっと楽になったかも"みたいな。今まで、"塩分大事だよね"って思いながら、生きてはきたけど、言うて、"塩分タブレットってすごく効果あるな"と思ったことなかったんですけど、今回、塩分タブレットが身体を助けてくれた感じもあったので、ぜひ皆さん、そういう対策をしっかりして、臨むようにしてもらえたら、僕みたいにぐて〜とならずに済むんじゃないかなと思います。
では早速、番組始めていきたいと思います。今日の1曲目はアツキタケトモの初期の曲、ファーストアルバム『無口な人』から「愛なんて」という曲を紹介したいと思います。
今日はちょっと大人なRoom"H"アツキタケトモ回にしたいなというか。ちょっと落ち着いたテイストでやっていきたいなというのもあって、今日の選曲テーマにも通ずる曲かなということで、この曲を久しぶりに選んできました。僕、インスタライブをやってるんですけど、そこで、よく弾き語りもしてて。
何回歌っても、いい曲だなと自分で思える、弾き語りでちゃんと映える曲というか、しっかり伝わる曲になったなと思っていて、大事に歌っていきたい曲だなと思って、歌っている曲ですね。
センチメンタルな夜に聴きたい曲@リビングルーム
FM FUKUOKAからアツキタケトモがお送りしている Room"H"。ここからは@リビングルーム。僕、アツキタケトモの回では、毎週テーマを決めて曲をセレクト、その楽曲について熱く語らせていただきます。
今夜の特集テーマは"センチメンタルな夜に聴きたい曲"。さっきもちょっと言ったんですけど、いつもオタクの熱い語り回がちょっと多い、このRoom"H"、アツキタケトモ回なので、たまには落ち着いたトーンで、アダルトなというか。この時間帯でもありますし、深夜にじんわり染みわたる、そんな放送回もいかがでしょうかということで、"センチメンタルな夜に聴きたい曲"をテーマにセレクトしてみようかなと思います。
まず1曲目はSWVで「Weak」ですね。イントロが流れた瞬間に独特の甘さというかね、90年代感ですよね。前も90'sというか、自分の生まれた頃の曲の特集でも言いましたけど、その当時の感じがすごく出ていて。オープニングでちょっと話そうと思っていたんだけど、(僕の)アルバムがついに完成しまして。マスタリングまで終わりまして、その1曲目でちょっと90年代のスロージャムじゃないですけど、R&Bみたいなテイストの曲を作ったんですけど、この曲をリファレンスにしていて。こういうエレクトリックピアノの音、リバーブの感じとか、当時にしか出せない雰囲気みたいなものがあると、急にセンチメンタルのように、ふわーっと心に染み渡ってくるという。しかも、この曲の歌詞が一生片思いみたいな、全然届かないみたいな。そういう切なさも含めて、まさにセンチメンタルが詰まった、胸キュン間違いない楽曲となっております。
はい、いかがでしょうか。一気にセンチメンタルな夜に聴きたい曲感が出てきたというか。一気に"夜"、この時間帯に合った、落ち着いた感じになったんじゃないかなと思います。お送りしたのはSWVで「Weak」でした。
続いてお届けするのはVicktor Taiwoで「Blue Mountain Ridge」という曲です。この曲は約5年前、某中古レコード店でバイトしてた頃にこのアルバムと出会って。
当時、自宅からバイト先まで遠かったので、毎回片道1時間半ぐらい電車に乗ってたんですね。その間、アルバム1枚どころか、ちょっと短い40分ぐらいのアルバムだったら、2枚聴けちゃうみたいな感じで。
その頃に色々な新しい音楽、懐かしい古い音楽も含めて、自分にインプットした時期でもあったんですけど、その頃、Vicktor Taiwoのこの曲が入ってるアルバムをたくさん聴いてて。
"バイト行きたくない"みたいな時でも、心が洗われるというか。このアルバムを聴いてると、そういう気持ちを溶かしてくれる感じがあって。
あと、疲れて、バイト先でちょっと怒られたりとかして、"へこむわ"みたいな日の帰りに、またこのアルバム聴いて、浄化されるみたいな。"バイト行きたくない"とかバイトでつらいことあったとか、仕事でつらいことあったみたいな、ちょっとネガティブな気持ちを浄化してくれるっていうことで。
まさにセンチメンタルな気分の時にこの曲とか、アルバムを聴いて、そういう気持ちもファーッと溶かしてくれるような、そんな気分で聴ける曲かなと思います。
はい、いかがだったでしょうか。歌詞も深く息を吸ってみたいな、浄化されるような気分に合った楽曲となってます。
では、どんどん行きましょう。今週のテーマ"センチメンタルな夜に聴きたい曲"でセレクトした楽曲です。
続いてはTodd Rundgrenで「Be Nice to Me」ですね。僕は一時期、本当にTodd Rundgrenになりたいって思ってましたからね。宅録感とちょっとひねくれたポップス性みたいな。
そもそも、僕の一番好きなバンドがXTCというバンドでね、Todd RundgrenがXTCをプロデュースしたアルバムもあって、そういうところから聴いていきました。「Be Nice To Me」の落ち着いたバラードというか、だけど、シンプル。シンプルなんだけど、いいメロディー。グッとくるメロディーで、素敵なんですけど、歌詞は僕に優しくしてよみたいな、面白い歌詞なんですね。
それは、ある種皮肉っぽくも聞こえるし、ただ甘ったれてるようにも聞こえるし。人間の機微みたいな、ダメ男みたいな。ダメなところも含めて、いい曲にしてしまうというセンスも含めて、僕も甘いバラードにただ甘いメロディー、歌詞をのっけたくないとか。こういうメロディーに逆にこういう歌詞のっけたら面白くない?みたいな気持ちで、ちょっと捻くれた曲を書くのが好きなので。僕にとっての憧れの存在ですね。
続いて4曲目は邦楽で行きたいなと思います。オフコースで「Yes-No」です。センチメンタル、切なさがそのまま曲になりましたみたいなイントロ。ベスト・イントロ選手権だったら、世界的優勝じゃないかなぐらいのシンセのリフだと思うんですけど。それで、"君を抱いていいの"ですからね。
この曲を初めて聴いた時、"大優勝やん!"みたいな。切なさをそのまま歌に、音にしちゃって。作詞もメロディもアレンジも声も、すべてが組み合わさって、感情を揺さぶるみたいな。そういうバランス感も含めて、"こんな完璧な曲ある?"と思った記憶がすごくあって。
そこから僕にとってはずっとカラオケの十八番でもあるし、自分の曲でも、この曲のフレーズをちょっとオマージュした楽曲を作ってみたり。僕に多大なる影響を与えてる、切なさの権化みたいな楽曲になってますね。
ラスト5曲目は 槇原敬之さんで「2つの願い」という曲です。この曲をなぜ選んだかというと、この前、槇原敬之さん特集をしたと思うんですけど、槇原さんのライブを観に行ったんですよ。"TIME TRAVELING TOUR"みたいな感じで、 90年代の曲縛りみたいな感じで、その当時の曲だけをやるツアーみたいな。1曲目から「ANSWER」っていう僕が大好きな曲から始まって、その時点で涙ちょちょぎれそうで、涙はほぼこぼれてたんですけど。
そこから立て続けに90年代の僕が一番刺さる曲を演ってて、もう4曲目ぐらいの時点で結構限界ぐらい泣いていたわけですよ。それで、5曲目にこの「2つの願い」のイントロ流れて、爆死みたいな。
もう泣きすぎて倒れるぐらい。もう過呼吸になるぐらい泣きまして。センチメンタル超えて、もう号泣しちゃって。なぜ、マッキーのイントロだけ、僕の涙腺を崩壊させてくるのか、謎なんですけど。一緒に母親と観に行ってたんですけど、隣で母親も「2つの願い」の時にとんでもない大号泣してて、やっぱり遺伝子なのかなと。遺伝子には逆らえなかったのかなという。そんな遺伝子レベルで、センチメンタルを揺さぶってくれる楽曲を紹介したいと思います。
今日は結構、大人な選曲になったんじゃないかなと思いますけど、最後のマッキーの時、普通にオタク特有の早口になってしまいまして、全然、大人な曲紹介ができなかったなという反省はありつつ、いつもよりもキュンとするような、この時間に聴いて、心が落ち着くような選曲ができたんじゃないかなと思います。 ということで、Room"H"@リビングルームのコーナーでした。
RELEASE INFORMATION
アツキタケトモ「luv U」
2024年7月3日(水)
Format:Digital
Track:
1.luv U
試聴はこちら
8月21日(水) オンエア楽曲
アツキタケトモ「愛なんて」SWV「Weak」
Vicktor Taiwò「Blue Mountain Ridge」
Todd Rundgren「Be Nice To Me」
オフコース「Yes-No」
槇原敬之「2つの願い」
アツキタケトモ「そして僕は途方に暮れる」
アツキタケトモ「カモフラージュ」
番組へのメッセージをお待ちしています。
Twitter #fmfukuoka #RoomH をつけてツイートしてください。MC3人ともマメにメッセージをチェックしています。レポート記事の感想やリクエストなどもありましたら、#SENSA もつけてツイートしてください!
RADIO INFORMATION
FM 福岡「Room "H"」
毎週月曜日から金曜日まで深夜にオンエアされる、福岡市・警固六角にある架空のマンションの一室を舞台に行われ、次世代クリエイターが様々な情報を発信するプログラム「ミッドナイト・マンション警固六角(けごむつかど)」。"203号室(毎週水曜日の26:00~26:55)"では、音楽番組「Room "H"」をオンエア。ユアネスの黒川侑司、アツキタケトモ、Laura day romanceが週替わりでMCを務め、本音で(Honestly)、真心を込めて(Hearty)、気楽に(Homey) 音楽愛を語る。彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。放送時間:毎週水曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)
番組MC
黒川侑司(ユアネス Vo.&Gt.)
福岡で結成された4人組ロックバンド。感情の揺れが溢れ出し琴線に触れる声と表現力を併せ持つヴォーカルに、変拍子を織り交ぜる複雑なバンドアンサンブルとドラマティックなアレンジで、詞世界を含め一つの物語を織りなすような楽曲を展開。
重厚な音の渦の中でもしっかり歌を聴かせることのできるLIVEパフォーマンスは、エモーショナルで稀有な存在感を放っている。2021年12月1日に初のフルアルバム「6 case」をリリース。2022年8月24日にシングル「ありえないよ。」を、同年11月30日にはシングル「Blur」をリリース。2022年6月1日にソロ第1弾シングル「この星からの脱出」をリリース。2022年7月8日にはソロ第2弾シングルでギタリスト「こーじゅん」をフィーチャリングに迎えた「フライディ・チャイナタウン (Acoustic Cover)」をリリース。
オフィシャルサイト/ @yourness_on/ @yourness_kuro
アツキタケトモ
2020年7月より活動開始。作詞・作曲・編曲を自ら手がける新世代の音楽家。日常に潜むちょっとした違和感を、独自のダンスミュージックで表現する。
1stアルバム『無口な人』は2020年9月にリリースされ、ノンプロモーションながらSpotifyやApple Musicなどのストリーミングサービスで多くのプレイリストに選出され、早耳の音楽ファンから好評を得た。2022年にはSG「Outsider」をリリースし、Billboard Heatseekersや、J-WAVETOKIO HOT 100に入るなど注目を高めている。
7月3日に配信SG「luv U」をリリース。
オフィシャルサイト/ @atsukitaketomo / @atsukitaketomo
Laura day romance
国内外のミュージックラバーにファンを広げる日本のバンド。
鈴木迅が作り出す幅広い音楽性の楽曲と、井上花月の世界観のあるヴォーカル、
タイトさと柔軟さを兼ね備えたリズムを刻む礒本雄太のドラミング、
そしてそれらを表現するためのベストな形でジョインするサポートメンバー達。
2023年初頭には「関ジャム 完全燃 SHOW( テレビ朝日 )」 で川谷絵音氏が選ぶ 2023 年のマイベスト 10 曲の第三位に「sweet vertigo」が選出され、大きく注目を集め始めている。
ワンマンライブは開催を重ねるごとに規模を広げており、2024年10月~11月には、ツアーファイナルZepp Shinjuku(TOKYO)を含む全国ツアーが決定している。
オフィシャルサイト/ @lauradayromance / @lauradayromance