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2024.08.15
【読むラジオ】MC:黒川侑司(ユアネス) Galileo Galileiゲスト回蔵出しオンエア!「Room H」-2024.8.14-
FM福岡で毎週水曜日 26:00~26:55にオンエアしている音楽番組「Room "H"」。ユアネスの黒川侑司、アツキタケトモ、Laura day romanceが週替わりでMCを務め、彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。
今週のMCは、ユアネスの黒川侑司が担当。SENSAでは、オンエア内容を一部レポート!(聴き逃した方やもう一度聴きたい方は、radiko タイムフリーをご利用下さい。)
皆さん、こんばんは。ここからの1時間はRoom"H"、DJを務めます。ユアネスのボーカル・ギター、黒川です。
最近は「夏の桜」の色々で北海道の方にまた行っていましたね。この真夏のシーズンに北海道の涼しさ、そこまで涼しいというわけではなかったんですけど、気温が大体23度、夜は肌寒いぐらいでしたね。
そのシーズンの北海道に行って、ラジオ出演だったり色々させていただきました。美味しいものを食べてきましたし、Galileo Galileiの皆さんに挨拶しに行こうかなと思ったんですけど、予定が合わずで会えずだったんですけれども、北海道の風景を存分に吸ってきましたという近況です。
ということで本日は、前回の黒川回にお越しくださったゲストGalileo Galileiの皆さんとの蔵出しトークをお届けしたいと思います。
想像以上に盛り上がったというか、話すことが多すぎてですね。全部オンエアできなかったんですよね、溢れてしまったものがありまして。
その残りというか、てんこ盛りの内容になっておりますので、それを本日はお届けしたいと思います。
Galileo Galileiの皆さんの音楽的ルーツのお話を伺っておりますので、どうぞお楽しみに。
黒川:FM福岡からユアネスの黒川がお送りしているRoom"H"早速今夜のゲストをお迎えしましょう。この方々です。
Galileo Galilei全員:よろしくお願いします。Galileo Galileiです。
岩井郁人(Guitar/Piano):ギターの岩井郁人です。
尾崎雄貴(Vocal/Guitar):ボーカルの尾崎雄貴です。
岡崎真輝(Bass):ベースの岡崎真輝です。
尾崎和樹(Drums):ドラムの尾崎和樹です。
Galileo Galilei全員:よろしくお願いします。
黒川:皆さん勢揃いで、めちゃくちゃ嬉しいです。本当にありがとうございます。よろしくお願いします。
まず僕、黒川のGalileo Galileiとの出会いについてお話ししたいと思うんですけれども、日常的に、テレビとかからも流れていましたよGalileo Galileiは。
だから聴いていましたけど、すごく意識をして聴くようになったきっかけというのがTVアニメ『あの花』の「青い栞」なんですよね。『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』というアニメがありまして。そこでGalileo Galileiのこと知って(それ以来)ずっと好きで。
僕はずっとRoom"H"でも基本的にはアニメの話をしているんですけど、アニメが出会わせてくれたという形になります。
Galileo Galilei全員:ありがとうございます。
黒川:そこから別で尾崎さん達がやられているバンド、BBHFとユアネスでイベントが一緒になってですね。そこで初対面という形になりまして。僕、初めて観た時に、音が綺麗すぎてすごくびっくりしたんですよね。ライブで音を成立させること、綺麗な形で成立させて届けること、お客さんに届けることをユアネスでもコンセプトにしてスタジオに入ったりしているので、すごく先に行かれてるなと思って、ものすごく綺麗だなと思ったのが第一印象で。
尾崎(雄):ありがとうございます。
黒川:勉強になった1日だったのをすごく覚えております。というところで、BBHFとユアネスで出会ってそこからさらにユアネスの2マンツアーの時にですね、札幌公演のゲストで出てくださいとお願いして、出ていただいて。そこでも対バンさせていただいたという形になります。本当にその節はありがとうございました。
Galileo Galilei全員:ありがとうございます。
黒川:いやー、緊張するんですよね。皆さんいらっしゃるから、今。
尾崎(雄):最初お会いした時、確かポケモンユナイトというゲームがあって、それを(黒川さんも)やっているんだって話にお互いになって、それでバーっと盛り上がって。確か北海道にこれから行くからという話もあって、お寿司屋さんの話とかしていましたよね、回転寿司の。
黒川:あ!"トリトン"ですかね。うわ〜、"トリトン"大好きですよ。
岩井:なんかそこでベースの真輝くんがおすすめのネタ?あ、違うか"トリトン"じゃなくて
尾崎(雄):また別の"根室花まる寿司"という回転寿司がありまして
岩井:お寿司話盛り上がって
尾崎(雄):炙りとろサーモン 焦し醤油握りという
黒川:それ食べました!美味しかった。
尾崎(雄):ぜひ北海道に来たら食べてもらいたいネタではあるので、ゴリ推ししました。
黒川:タイトルの旗、刺さってますよね。炙りサーモンなんちゃらって書いてある旗が刺さっていて、
そうでした。そういう音楽だけじゃなくて、趣味というかプライベートの部分のちょっとした話でもメンバー同士の共通点みたいなものをすごく感じられて、すごく嬉しかったのを覚えています。
尾崎(雄):それはライブを観て、ユアネスのステージングを観て感じました。
"あ、もしかしてこの方々は僕らと同じ星の下に生まれてるんじゃないかな"みたいなものを感じて、レコーディングの時も、世代も似ているので、ニコニコ動画の話とかしていて。
黒川:そうですよ。いやー、前回僕、ニコニコ動画流星群の話しました。嬉しいですね。ちなみに僕ポケモンユナイトは今もやっているんですよね。
岩井・尾崎(雄):おお、ガチ勢
黒川:そうですね。プロの方のチームにお誘いいただいているんですよ。孤高のソロでやっています。
岩井:すごい、かっこいい
黒川:かっこいいかなと思って。いやそうなんですよ、嬉しいですね。
ということで、すごくそういう部分での繋がりみたいなものも感じて個人的にもレコーディングの時にも交流させていただいたということなんですけれども。
僕、皆さんの音楽のルーツを知りたくて、お聞きしてもいいですか?それぞれになってしまうんですけれども。じゃあ尾崎雄貴さん、お願いします。
尾崎(雄):はい、音楽のルーツ、僕は、そうですね。最初、BUMP OF CHICKENのおもしろフラッシュ流行ったじゃないですか。色んなネタを盛り込んだ面白いアスキーアートが動いているようなやつとか。
黒川:流行りましたね。
尾崎(雄):おもしろフラッシュ倉庫というサイトとかもあって。そこを見て、友達の誰よりも真っ先にパソコンをいじれるようになったんで、友達を家に呼んで一緒に変な動画ばっかりみていたんですけど、そこにBUMP OF CHICKENの曲を使ったFLASHが結構あって。それを聴いてみて、「ダイヤモンド」という曲なんですけど。アスキアートのFLASHがあって、そこでポピュラー音楽というか、そういう歌詞がいいんだなとか。
音楽、ギターの音ってかっこいいんだなとか。小学6年生ぐらいの時に感じて、ギターを中学1年生で買ってという感じでスタートなので。ルーツというか音楽に引き込んでくれたのがBUMP OF CHICKENですね。あとおもしろフラッシュです。
黒川:僕この話してくれると思って、お伺いしました。いやよかった、僕Room"H"で大体そういう話ばかりなので、今、聞いていただいている皆さんには共通点を感じていただいたのではないかなと思います。続いて和樹さん
尾崎(和):はい。自分は一番最初にこのアーティスト好きだなと思ったアーティストは、小学校2、3年ぐらいの頃に大江千里さん。
黒川:えええええ!
尾崎(和):うちの母親がずっと好きで、ライブも行くぐらい好きで聴いていたアーティストで。うちにCDも全部あったみたいな感じだったんで、それでひらけ!ポンキッキーズ。
黒川:はいはいはいはい。
尾崎(和):大江千里さんの「夏の決心」という曲があって、その楽曲で女の子たちがパラソルで踊るみたいなものがあって、それを聴いて好きになった。
尾崎(和):あとワニのやつです
黒川:わ、すごい
尾崎(和):砂浜でワニがスイカ割ったりとかしてます。
黒川:伝わってますよ、ちなみに、(僕も)むっちゃ見てましたから。
尾崎(和):伝わるんですよね、黒川さんには。そこからですね
黒川:あ、そうですね。お母さんが聴いていたものが自分のルーツになるみたいなところもすごく僕と似ている部分が。
尾崎(和):対談でも仰っていましたね。
黒川:僕も歌謡曲をずっと家でお母さんが歌っていたので、それで歌謡曲を知ってという形なので。今すごく嬉しかったですね。続いてベースの岡崎さんにお伺いしてもいいですか?
岡崎:自分はベースを始めるきっかけになったルーツは、音楽ではあるんですけどアーティストというよりかは、一番最初にベースを買うってなった時に、初心者セットを、安い1万円ぐらいで買えるベースとチューナーと小さいアンプが付いているセットが売っているものを買おうと思って色々探していたんですけど、そこで行き着いたのがサクラ楽器という楽器サイト、オンラインショッピングでも買えるサイトに辿り着きまして。そこで試奏動画がアップされていて当時、YouTubeではあったんですけど。そこでスラップ奏法とかピック弾きとか指弾きってこういうものだよっていう十何秒ぐらいの動画がサクラ楽器のサイトにアップされていたんですけど、そのスラップ奏法の動画をみてベースってめっちゃかっこいいって思って。
黒川:独特すぎる(笑)
岡崎:それでベース、もちろん他にも友達がやっていたという理由もあるんですけど、一番最初に衝撃を受けたという意味ではサクラ楽器のサイトの(スラップ奏法の動画)
黒川:えー、むちゃくちゃ面白い。
岩井:ピンポイントなとこだよね。
岡崎:そこの動画をみてベースやりたいなっていうところが決定的になった瞬間が自分のルーツ。
黒川:いやすごい、今のところ僕、皆さんに共通点感じているんですよ。
というのも、僕もニコニコ動画でmicroKORGというシンセサイザーをトークボックス、トーキング・モジュレーターと言うんですかね、口にチューブを入れてワンワンワンやるやつですね。あれでニコニコ動画流星群を歌うみたいなものを。
岡崎:そこやっぱりニコニコ動画流星群。
黒川:そうです、そうです。14分間ずっとボーカルメロディーだけを弾いて歌うっていう人がいたんですよ。
それに憧れて僕も初めて買った楽器microKORGシンセサイザー、おばあちゃんにトーキング・モジュレーターのマシンとチューブを買ってもらって家で練習していたんですけど、脳が震えて少し悪影響があるよみたいなものを見てやめたんですけど(笑)。
そういうちょっとしたというか、パッとパソコンでカチカチしていて出会う動画にすごく惹かれるのってめちゃくちゃあると思うんですよね。今ではたくさん見れるじゃないですかTwitterとかでもいっぱい動画が上がっているので。少し昔のまだ探すのが難しい時代から輝いた動画に出会うのってすごく奇跡に近いと思っていて。そう考えるとすごく共通点を感じられて嬉しいです。
岡崎:昔、それこそBUMP OF CHICKENが中学生入ってから好きで、ネットでその音源をどうにかして誰よりも最初に聴きたくて、ラジオの音源から抽出したやつとかもあったりするじゃないですか。
黒川:あります、あります。
岡崎:あれで一回騙されたのが、めっちゃ声似ている人がなんかやっているという音源が上げられていて。スレ民たちが嘘だろ、とこれ偽物だろ、と言っていたんですけど、なんと本物でリーク音源だったんですよ。デモテープかなんかあったんだよね、それリークしていて。
黒川:すごい。
岡崎:でも俺もめっちゃ騙されて。かなりその曲がBUMP OF CHICKENの曲の中でも挑戦的な曲だったんで、こんな曲出してこないでしょって俺も思っていたんですけど、そういう昔の古のネットのちょうど過渡期に育った僕らが体験したことって多分面白いこといっぱいあると思うんですけど。
黒川:そうですよね、本当に。今だと割といい意味で簡単に出会えるからすごくお手軽でいいんですけど、昔って努力しないと多分出会えないんですよね。
尾崎(雄):めっちゃ努力してました。和樹と2人で調べに調べて、変なサイト踏んでね。ウイルス入って父親にめっちゃ怒られる。
黒川:デカい音ですごい筋肉モリモリの男の人の画像とか出てくるんですよ。
尾崎(雄):あれ、めっちゃびっくりしました。
黒川:怖いんですよね、ブラクラというやつなんですけど。うわーすごい、こういう話で盛り上がるの嬉しいですね。
ではということで。じゃあ最後、鍵盤とギターの岩井さんにお伺いしてもいいでしょうか?
岩井:僕も皆んなと同世代で割と一番最初に触れたってなると、だんご3兄弟のCD。最初に小学校の時に買ったのはまだ目覚めではなかったかもしれなくて、目覚めでいうとBUMP OF CHICKENのFLASHが目覚めではあったんですけど、それが音楽人生の第一の目覚めだとすると、第二の目覚めというのがあって。Galileo Galileiのメンバーで当時20歳くらいの時に札幌の一軒家を借りて4LDKの家に皆んなで住んでいたんですけど、そこでものすごく皆んなで色んな世界中の音楽を聴き漁っていた時代がありまして、今もすごく皆んな新しい音楽を掘るのが大好きなんですけど。
その時に洋楽に触れて、それこそ当時USインディー・ロックとかUKインディー・ロックとかそういうジャンルがすごく皆んなでハマっていて。Bombay Bicycle Clubっていうバンドだったりだとか、そういったバンドをみんなすごいハマっていて。僕、音楽始めた時ギターに出会ってギターをいっぱい弾いていたんですけど、その時、皆でひたすらMIDI鍵盤、それこそさっき黒川さんが言ったmicroKORGとかそういうのを買ったりとかして。鍵盤でひたすらそういう音楽をみんなでコピーしまくってた時代があって。
黒川:すごい。
岩井:その時に音楽に対してちょっと研究をするみたいな、そういう研究をして色んな発見をし、そういう喜びみたいなものを初めてメンバーと見つけた時期だったんですよね。
それがちょうどGalileo Galileiのセカンドアルバムの『PORTAL』っていうアルバムを出した時なんですけど。
黒川:ああー!
岩井:それこそ「青い栞」とかが入ってるアルバムでして。その時が僕にとって第二の音楽的ルーツができた、そういう大事な時期でしたね。すごく真面目な話をしちゃったんですけど。
黒川:いやすごくいい話です。僕ファンだからそういう話聞けたら嬉しいです。
尾崎(雄):僕はさっき言ったBombay Bicycle Clubとか実際に会えて、来日したタイミングでボーカルの人と対談をしたんですけど、憧れの人たちと話す機会がその後にあって。自分の中でやっぱりすごく遠い存在なんだなと思ったんですよ、目を見た時に、象の目を見ているような。
同い年なんですけど、多分ちょっと1個上ぐらいかな。そうとは思えぬ深みが目の中にあって。これは生まれも育ちも、もちろんですけど、違うんだっていう風に思って。それで一曲書いたりとかしていて。
黒川:うわーすごい。
尾崎(雄):その憧れっていうのと、研究すること。それを自分たちの音楽に取り入れるというのを本当にやり始めたのはこの4人というか岩井君と一緒にバンドやり始めて皆んなでそれをやってっていうところで培ったものだし。
あと真似っこだったよね、俺も真輝も特に。SUPERCARに憧れて、俺覚えているんですけど、閃光ライオットの賞金の残りを使って、KORGのelectribeだっけな、打ち込みの機械があるんですよ。サンプラーみたいなやつ。
それを使えばSUPERCARがピコピコ鳴らしている音を出せるんじゃないかって全く何の下調べもせず買って2マンするんですけど、最後の残りの賞金使っていたので結局使い方全く分からず、中に入っているプリセットのシーケンスだけずっと走らせてそれをMy Spaceにアップするっていう。何もやってないのに。そういうことしてましたね。
でもその時からどうやってやるんだろうっていう興味を持って、自分でやってみたいっていう風にやっていくことで自分たちの音楽がどんどんいいものになっていくという経験を最初の時点から興味があったんじゃないかなという風に思っていますね、今もずっとそれは続いてることなので。
黒川:こういう好奇心とか、さっき岩井さんがおっしゃった皆んなで集まって音楽を聴く瞬間があるみたいな、
それ仲間意識じゃないですけどチーム感ですよね。そういうのすごくGalileo Galileiでこの4人の音楽から僕すごく感じるので、そういう意味でも温かさを感じられてすごく好きなんだなと改めに話を聞いて思いました。
尾崎(雄):ありがとうございます
黒川:ということでここで1曲お届けしたいんですけども。
尾崎(雄):はい
黒川:僕は尾崎雄貴さんが提供された曲ですごく好きな曲があって、家入レオさんの「この世界で」という曲がすごく好きで、今回「夏の桜」を作っていただくときにリファレンスとしても送らせていただいたと思うんですけど、僕、雄貴さんが書かれる愛の詩がすごく好きなんですよ。愛について、"愛"という単語が使われている詩がすごく好きで。どんなことがあってもどんな状況でもまっすぐな感じ、芯が常に絶対にある強さみたいなものを感じられる。「この世界で」という曲でもそれを感じられて、僕すごい好きな曲だな、と。
尾崎(雄):ありがとうございます
黒川:サウンド的にもですね、退廃的なイメージの中に少し光があるから、それに向かって前に進んでいこうとする強い意志みたいなものを感じられて。映画『コードギアス 復活のルルーシュ』のオープニング主題歌ですよね。
尾崎(雄):そうですね、はい。
黒川:やっぱりアニメなんですけど、それで聴いてコードギアスの世界観にもすごく合っているなと思って。
尾崎(雄):ありがとうございます。
黒川:基本的に僕は"愛"というテーマがすごく好きなので、この人にお願いしたいということで「夏の桜」を頼んだという経緯になるんですけれども、そのきっかけになったのが家入レオさんの「この世界で」という曲でした。
黒川:音楽の見つけ方みたいなものはインターネットを使ってディグってたまたま奇跡的に出会ったみたいなものがあったりして、そういう面での集中力の使い方みたいな共通点があってすごく親近感が湧きましたし、僕の世代、僕よりちょっと上の世代の人っておもしろフラッシュってすごく学校で流行るんだな、学校とか身内間で流行るんだなと思って。そういう部分での共通点みたいなものも感じられて、すごく嬉しくなりました。
Galileo Galileiの皆さんとコラボをした僕、黒川のソロ楽曲「夏の桜」ぜひたくさん聴いてみてください。以上Galileo Galileiさんとの蔵出しトークお届けしました。
FM福岡からお送りしているRoom"H"。ここからはRoom"H"の住人がプライベートで大事にしているディープな偏愛ソングを毎週1曲ご紹介。@ベッドルームのコーナーです。
今日、このコーナーで皆さんに聴いていただきたい楽曲はDOGRUN FANCLUBの...少し曲名長いですよ、「冴えない会社員の俺だが、楽器を持てばロック・スターに大変身!轟音と変拍子を武器に、異世界ライブハウスで無双しちゃってすみません〜エルフ族の妻が78人います〜」という楽曲なんですけど、このDOGRUN FANCLUBというバンドが山口県で活動しているバンドなんですよ。
唯一僕の高校の時の知り合いで、未だに音楽を続けている同い年の子が曲を書いたりボーカルギターもやっているバンドなんですよね。
その子はイケジュンって言うんですけど、会社員をやりながら音楽大好きだから趣味なのかもしれないけど、自分の好きを全力で注ぎ込んでこのDOGRUN FANCLUBというバンドやっていて。
割とずっとリリースもちゃんとしていますし、新曲とかも出ているんですよ。地元の友達でそういう人がいるの僕すごく嬉しいなと思って。
ぜひ山口と福岡近いですから、これ聴いた音楽関係者、福岡のライブハウスのスタッフさんだったり何かイベントとかありましたら ぜひ福岡呼んであげてください。休日しか動けないと思うんですけど、平日は多分お仕事していると思いますので。
めちゃくちゃかっこいいんですよ。自分の好きなものというか、曲聴くとこの人たちが好きな音楽がすごく分かりやすいなというのが、この曲を聴いて一瞬で分かると思います。
文才がすごく昔からあって。いるじゃないですか、ツイッターがめちゃくちゃおもろいやつって。居ませんか?知り合いとかに。それなんですよね。文才がめちゃくちゃあって、韻の踏み方とかワードチョイスとかがすごく面白いんですよ。
モバゲーで昔あったおもしろなろう系小説を読んでいるみたいな楽曲を書くんですよね。以前紹介した僕の別の友達の小林私くんというシンガーソングライターがいるんですけど、彼の楽曲を聴いている時のような気持ちになれます。
すごく言葉選びというか歌詞を見ていて、聴いていてすごく面白いし、サウンドはすごく尖っていてかっこいいバンドです。
家入レオ「この世界で」
黒川侑司「夏空」(弾き語りカバー)
DOGRUN FANCLUB「冴えない会社員の俺だが、楽器を持てばロック・スターに大変身!轟音と変拍子を武器に、異世界ライブハウスで無双しちゃってすみません〜エルフ族の妻が78人います〜」
ユアネス「isekai」
黒川侑司 feat. Galileo Galilei「夏の桜」
2024年7月17日(水)
Format:Digital
Label:HIP LAND MUSIC / FRIENDSHIP.
Track:
1.夏の桜
試聴はこちら
黒川侑司 feat. Galileo Galilei「夏の桜」
2024年8月17日(土)
Format:7inch Vinyl
Track:
A side 夏の桜
B side 夏の桜 (Instrumental)
※数量限定盤
※8月17日(土)Yuji Kurokawa presents "素顔の見せ方"vol.2にて会場先行販売。後日、公式通販 "pochilu" で数量限定販売
Galileo Galilei「SPIN!」
2024年7月31日(水)
Format:Digital
Track:
1.SPIN!
試聴はこちら
Galileo Galilei「MANSTER」「MANTRAL」
2024年9月25日(水)
※フルアルバム、詳細は後日発表
2024年8月17日(土)
東京 渋谷 LOFT HEAVEN
OPEN 18:30 / START 19:00
出演:黒川侑司(ユアネス)、小林私、阿部将也(zonji)
TICKET 全自由 前売 ¥4,700+1D
https://w.pia.jp/t/kurokawayuji-t/
9月27日(金)札幌 Zepp Sapporo
10月12日(土)福岡 Zepp Fukuoka
10月13日(日)広島 HIROSHIMA CLUB QUATTRO
10月19日(土)仙台 仙台PIT
10月22日(火)愛知 Zepp Nagoya
10月23日(水)大阪 Zepp Namba
10月25日(金)東京 Zepp Haneda
■各プレイガイドにて一般発売受付中
1階スタンディング/前売り¥5,500(ドリンク代別)
2階指定席/前売り¥6,600(ドリンク代別)
東京のみ:2階立ち見/前売り¥5,500(ドリンク代別)
※広島、仙台は2階席無し
※東京、福岡は2階 : 指定席はSOLD OUT
番組へのメッセージをお待ちしています。
Twitter #fmfukuoka #RoomH をつけてツイートしてください。MC3人ともマメにメッセージをチェックしています。レポート記事の感想やリクエストなどもありましたら、#SENSA もつけてツイートしてください!
放送時間:毎週水曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)
黒川侑司(ユアネス Vo.&Gt.)
福岡で結成された4人組ロックバンド。感情の揺れが溢れ出し琴線に触れる声と表現力を併せ持つヴォーカルに、変拍子を織り交ぜる複雑なバンドアンサンブルとドラマティックなアレンジで、詞世界を含め一つの物語を織りなすような楽曲を展開。
重厚な音の渦の中でもしっかり歌を聴かせることのできるLIVEパフォーマンスは、エモーショナルで稀有な存在感を放っている。2021年12月1日に初のフルアルバム「6 case」をリリース。2022年8月24日にシングル「ありえないよ。」を、同年11月30日にはシングル「Blur」をリリース。2022年6月1日にソロ第1弾シングル「この星からの脱出」をリリース。2022年7月8日にはソロ第2弾シングルでギタリスト「こーじゅん」をフィーチャリングに迎えた「フライディ・チャイナタウン (Acoustic Cover)」をリリース。
オフィシャルサイト/ @yourness_on/ @yourness_kuro
アツキタケトモ
2020年7月より活動開始。作詞・作曲・編曲を自ら手がける新世代の音楽家。日常に潜むちょっとした違和感を、独自のダンスミュージックで表現する。
1stアルバム『無口な人』は2020年9月にリリースされ、ノンプロモーションながらSpotifyやApple Musicなどのストリーミングサービスで多くのプレイリストに選出され、早耳の音楽ファンから好評を得た。2022年にはSG「Outsider」をリリースし、Billboard Heatseekersや、J-WAVETOKIO HOT 100に入るなど注目を高めている。
1月5日に配信SG「匿名奇謀」をリリース。
オフィシャルサイト/ @atsukitaketomo / @atsukitaketomo
Laura day romance
国内外のミュージックラバーにファンを広げる日本のバンド。
鈴木迅が作り出す幅広い音楽性の楽曲と、井上花月の世界観のあるヴォーカル、
タイトさと柔軟さを兼ね備えたリズムを刻む礒本雄太のドラミング、
そしてそれらを表現するためのベストな形でジョインするサポートメンバー達。
2023年初頭には「関ジャム 完全燃 SHOW( テレビ朝日 )」 で川谷絵音氏が選ぶ 2023 年のマイベスト 10 曲の第三位に「sweet vertigo」が選出され、大きく注目を集め始めている。
ワンマンライブは開催を重ねるごとに規模を広げており、2024年10月~11月には、ツアーファイナルZepp Shinjuku(TOKYO)を含む全国ツアーが決定している。
オフィシャルサイト/ @lauradayromance / @lauradayromance
今週のMCは、ユアネスの黒川侑司が担当。SENSAでは、オンエア内容を一部レポート!(聴き逃した方やもう一度聴きたい方は、radiko タイムフリーをご利用下さい。)
皆さん、こんばんは。ここからの1時間はRoom"H"、DJを務めます。ユアネスのボーカル・ギター、黒川です。
最近は「夏の桜」の色々で北海道の方にまた行っていましたね。この真夏のシーズンに北海道の涼しさ、そこまで涼しいというわけではなかったんですけど、気温が大体23度、夜は肌寒いぐらいでしたね。
そのシーズンの北海道に行って、ラジオ出演だったり色々させていただきました。美味しいものを食べてきましたし、Galileo Galileiの皆さんに挨拶しに行こうかなと思ったんですけど、予定が合わずで会えずだったんですけれども、北海道の風景を存分に吸ってきましたという近況です。
ということで本日は、前回の黒川回にお越しくださったゲストGalileo Galileiの皆さんとの蔵出しトークをお届けしたいと思います。
想像以上に盛り上がったというか、話すことが多すぎてですね。全部オンエアできなかったんですよね、溢れてしまったものがありまして。
その残りというか、てんこ盛りの内容になっておりますので、それを本日はお届けしたいと思います。
Galileo Galileiの皆さんの音楽的ルーツのお話を伺っておりますので、どうぞお楽しみに。
@yourness_kuro 2024.07.17 Digital Release 「夏の桜」/ 黒川侑司 feat. Galileo Galilei 新曲をリリースします。よろしくお願いします。
♬ オリジナル楽曲 - 黒川侑司
Galileo Galileiゲスト回、蔵出しトーク!@リビングルーム
黒川:FM福岡からユアネスの黒川がお送りしているRoom"H"早速今夜のゲストをお迎えしましょう。この方々です。
Galileo Galilei全員:よろしくお願いします。Galileo Galileiです。
岩井郁人(Guitar/Piano):ギターの岩井郁人です。
尾崎雄貴(Vocal/Guitar):ボーカルの尾崎雄貴です。
岡崎真輝(Bass):ベースの岡崎真輝です。
尾崎和樹(Drums):ドラムの尾崎和樹です。
Galileo Galilei全員:よろしくお願いします。
黒川:皆さん勢揃いで、めちゃくちゃ嬉しいです。本当にありがとうございます。よろしくお願いします。
まず僕、黒川のGalileo Galileiとの出会いについてお話ししたいと思うんですけれども、日常的に、テレビとかからも流れていましたよGalileo Galileiは。
だから聴いていましたけど、すごく意識をして聴くようになったきっかけというのがTVアニメ『あの花』の「青い栞」なんですよね。『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』というアニメがありまして。そこでGalileo Galileiのこと知って(それ以来)ずっと好きで。
僕はずっとRoom"H"でも基本的にはアニメの話をしているんですけど、アニメが出会わせてくれたという形になります。
Galileo Galilei全員:ありがとうございます。
黒川:そこから別で尾崎さん達がやられているバンド、BBHFとユアネスでイベントが一緒になってですね。そこで初対面という形になりまして。僕、初めて観た時に、音が綺麗すぎてすごくびっくりしたんですよね。ライブで音を成立させること、綺麗な形で成立させて届けること、お客さんに届けることをユアネスでもコンセプトにしてスタジオに入ったりしているので、すごく先に行かれてるなと思って、ものすごく綺麗だなと思ったのが第一印象で。
尾崎(雄):ありがとうございます。
黒川:勉強になった1日だったのをすごく覚えております。というところで、BBHFとユアネスで出会ってそこからさらにユアネスの2マンツアーの時にですね、札幌公演のゲストで出てくださいとお願いして、出ていただいて。そこでも対バンさせていただいたという形になります。本当にその節はありがとうございました。
Galileo Galilei全員:ありがとうございます。
黒川:いやー、緊張するんですよね。皆さんいらっしゃるから、今。
尾崎(雄):最初お会いした時、確かポケモンユナイトというゲームがあって、それを(黒川さんも)やっているんだって話にお互いになって、それでバーっと盛り上がって。確か北海道にこれから行くからという話もあって、お寿司屋さんの話とかしていましたよね、回転寿司の。
黒川:あ!"トリトン"ですかね。うわ〜、"トリトン"大好きですよ。
岩井:なんかそこでベースの真輝くんがおすすめのネタ?あ、違うか"トリトン"じゃなくて
尾崎(雄):また別の"根室花まる寿司"という回転寿司がありまして
岩井:お寿司話盛り上がって
尾崎(雄):炙りとろサーモン 焦し醤油握りという
黒川:それ食べました!美味しかった。
尾崎(雄):ぜひ北海道に来たら食べてもらいたいネタではあるので、ゴリ推ししました。
黒川:タイトルの旗、刺さってますよね。炙りサーモンなんちゃらって書いてある旗が刺さっていて、
そうでした。そういう音楽だけじゃなくて、趣味というかプライベートの部分のちょっとした話でもメンバー同士の共通点みたいなものをすごく感じられて、すごく嬉しかったのを覚えています。
尾崎(雄):それはライブを観て、ユアネスのステージングを観て感じました。
"あ、もしかしてこの方々は僕らと同じ星の下に生まれてるんじゃないかな"みたいなものを感じて、レコーディングの時も、世代も似ているので、ニコニコ動画の話とかしていて。
黒川:そうですよ。いやー、前回僕、ニコニコ動画流星群の話しました。嬉しいですね。ちなみに僕ポケモンユナイトは今もやっているんですよね。
岩井・尾崎(雄):おお、ガチ勢
黒川:そうですね。プロの方のチームにお誘いいただいているんですよ。孤高のソロでやっています。
岩井:すごい、かっこいい
黒川:かっこいいかなと思って。いやそうなんですよ、嬉しいですね。
ということで、すごくそういう部分での繋がりみたいなものも感じて個人的にもレコーディングの時にも交流させていただいたということなんですけれども。
僕、皆さんの音楽のルーツを知りたくて、お聞きしてもいいですか?それぞれになってしまうんですけれども。じゃあ尾崎雄貴さん、お願いします。
尾崎(雄):はい、音楽のルーツ、僕は、そうですね。最初、BUMP OF CHICKENのおもしろフラッシュ流行ったじゃないですか。色んなネタを盛り込んだ面白いアスキーアートが動いているようなやつとか。
黒川:流行りましたね。
尾崎(雄):おもしろフラッシュ倉庫というサイトとかもあって。そこを見て、友達の誰よりも真っ先にパソコンをいじれるようになったんで、友達を家に呼んで一緒に変な動画ばっかりみていたんですけど、そこにBUMP OF CHICKENの曲を使ったFLASHが結構あって。それを聴いてみて、「ダイヤモンド」という曲なんですけど。アスキアートのFLASHがあって、そこでポピュラー音楽というか、そういう歌詞がいいんだなとか。
音楽、ギターの音ってかっこいいんだなとか。小学6年生ぐらいの時に感じて、ギターを中学1年生で買ってという感じでスタートなので。ルーツというか音楽に引き込んでくれたのがBUMP OF CHICKENですね。あとおもしろフラッシュです。
黒川:僕この話してくれると思って、お伺いしました。いやよかった、僕Room"H"で大体そういう話ばかりなので、今、聞いていただいている皆さんには共通点を感じていただいたのではないかなと思います。続いて和樹さん
尾崎(和):はい。自分は一番最初にこのアーティスト好きだなと思ったアーティストは、小学校2、3年ぐらいの頃に大江千里さん。
黒川:えええええ!
尾崎(和):うちの母親がずっと好きで、ライブも行くぐらい好きで聴いていたアーティストで。うちにCDも全部あったみたいな感じだったんで、それでひらけ!ポンキッキーズ。
黒川:はいはいはいはい。
尾崎(和):大江千里さんの「夏の決心」という曲があって、その楽曲で女の子たちがパラソルで踊るみたいなものがあって、それを聴いて好きになった。
尾崎(和):あとワニのやつです
黒川:わ、すごい
尾崎(和):砂浜でワニがスイカ割ったりとかしてます。
黒川:伝わってますよ、ちなみに、(僕も)むっちゃ見てましたから。
尾崎(和):伝わるんですよね、黒川さんには。そこからですね
黒川:あ、そうですね。お母さんが聴いていたものが自分のルーツになるみたいなところもすごく僕と似ている部分が。
尾崎(和):対談でも仰っていましたね。
黒川:僕も歌謡曲をずっと家でお母さんが歌っていたので、それで歌謡曲を知ってという形なので。今すごく嬉しかったですね。続いてベースの岡崎さんにお伺いしてもいいですか?
岡崎:自分はベースを始めるきっかけになったルーツは、音楽ではあるんですけどアーティストというよりかは、一番最初にベースを買うってなった時に、初心者セットを、安い1万円ぐらいで買えるベースとチューナーと小さいアンプが付いているセットが売っているものを買おうと思って色々探していたんですけど、そこで行き着いたのがサクラ楽器という楽器サイト、オンラインショッピングでも買えるサイトに辿り着きまして。そこで試奏動画がアップされていて当時、YouTubeではあったんですけど。そこでスラップ奏法とかピック弾きとか指弾きってこういうものだよっていう十何秒ぐらいの動画がサクラ楽器のサイトにアップされていたんですけど、そのスラップ奏法の動画をみてベースってめっちゃかっこいいって思って。
黒川:独特すぎる(笑)
岡崎:それでベース、もちろん他にも友達がやっていたという理由もあるんですけど、一番最初に衝撃を受けたという意味ではサクラ楽器のサイトの(スラップ奏法の動画)
黒川:えー、むちゃくちゃ面白い。
岩井:ピンポイントなとこだよね。
岡崎:そこの動画をみてベースやりたいなっていうところが決定的になった瞬間が自分のルーツ。
黒川:いやすごい、今のところ僕、皆さんに共通点感じているんですよ。
というのも、僕もニコニコ動画でmicroKORGというシンセサイザーをトークボックス、トーキング・モジュレーターと言うんですかね、口にチューブを入れてワンワンワンやるやつですね。あれでニコニコ動画流星群を歌うみたいなものを。
岡崎:そこやっぱりニコニコ動画流星群。
黒川:そうです、そうです。14分間ずっとボーカルメロディーだけを弾いて歌うっていう人がいたんですよ。
それに憧れて僕も初めて買った楽器microKORGシンセサイザー、おばあちゃんにトーキング・モジュレーターのマシンとチューブを買ってもらって家で練習していたんですけど、脳が震えて少し悪影響があるよみたいなものを見てやめたんですけど(笑)。
そういうちょっとしたというか、パッとパソコンでカチカチしていて出会う動画にすごく惹かれるのってめちゃくちゃあると思うんですよね。今ではたくさん見れるじゃないですかTwitterとかでもいっぱい動画が上がっているので。少し昔のまだ探すのが難しい時代から輝いた動画に出会うのってすごく奇跡に近いと思っていて。そう考えるとすごく共通点を感じられて嬉しいです。
岡崎:昔、それこそBUMP OF CHICKENが中学生入ってから好きで、ネットでその音源をどうにかして誰よりも最初に聴きたくて、ラジオの音源から抽出したやつとかもあったりするじゃないですか。
黒川:あります、あります。
岡崎:あれで一回騙されたのが、めっちゃ声似ている人がなんかやっているという音源が上げられていて。スレ民たちが嘘だろ、とこれ偽物だろ、と言っていたんですけど、なんと本物でリーク音源だったんですよ。デモテープかなんかあったんだよね、それリークしていて。
黒川:すごい。
岡崎:でも俺もめっちゃ騙されて。かなりその曲がBUMP OF CHICKENの曲の中でも挑戦的な曲だったんで、こんな曲出してこないでしょって俺も思っていたんですけど、そういう昔の古のネットのちょうど過渡期に育った僕らが体験したことって多分面白いこといっぱいあると思うんですけど。
黒川:そうですよね、本当に。今だと割といい意味で簡単に出会えるからすごくお手軽でいいんですけど、昔って努力しないと多分出会えないんですよね。
尾崎(雄):めっちゃ努力してました。和樹と2人で調べに調べて、変なサイト踏んでね。ウイルス入って父親にめっちゃ怒られる。
黒川:デカい音ですごい筋肉モリモリの男の人の画像とか出てくるんですよ。
尾崎(雄):あれ、めっちゃびっくりしました。
黒川:怖いんですよね、ブラクラというやつなんですけど。うわーすごい、こういう話で盛り上がるの嬉しいですね。
ではということで。じゃあ最後、鍵盤とギターの岩井さんにお伺いしてもいいでしょうか?
岩井:僕も皆んなと同世代で割と一番最初に触れたってなると、だんご3兄弟のCD。最初に小学校の時に買ったのはまだ目覚めではなかったかもしれなくて、目覚めでいうとBUMP OF CHICKENのFLASHが目覚めではあったんですけど、それが音楽人生の第一の目覚めだとすると、第二の目覚めというのがあって。Galileo Galileiのメンバーで当時20歳くらいの時に札幌の一軒家を借りて4LDKの家に皆んなで住んでいたんですけど、そこでものすごく皆んなで色んな世界中の音楽を聴き漁っていた時代がありまして、今もすごく皆んな新しい音楽を掘るのが大好きなんですけど。
その時に洋楽に触れて、それこそ当時USインディー・ロックとかUKインディー・ロックとかそういうジャンルがすごく皆んなでハマっていて。Bombay Bicycle Clubっていうバンドだったりだとか、そういったバンドをみんなすごいハマっていて。僕、音楽始めた時ギターに出会ってギターをいっぱい弾いていたんですけど、その時、皆でひたすらMIDI鍵盤、それこそさっき黒川さんが言ったmicroKORGとかそういうのを買ったりとかして。鍵盤でひたすらそういう音楽をみんなでコピーしまくってた時代があって。
黒川:すごい。
岩井:その時に音楽に対してちょっと研究をするみたいな、そういう研究をして色んな発見をし、そういう喜びみたいなものを初めてメンバーと見つけた時期だったんですよね。
それがちょうどGalileo Galileiのセカンドアルバムの『PORTAL』っていうアルバムを出した時なんですけど。
黒川:ああー!
岩井:それこそ「青い栞」とかが入ってるアルバムでして。その時が僕にとって第二の音楽的ルーツができた、そういう大事な時期でしたね。すごく真面目な話をしちゃったんですけど。
黒川:いやすごくいい話です。僕ファンだからそういう話聞けたら嬉しいです。
尾崎(雄):僕はさっき言ったBombay Bicycle Clubとか実際に会えて、来日したタイミングでボーカルの人と対談をしたんですけど、憧れの人たちと話す機会がその後にあって。自分の中でやっぱりすごく遠い存在なんだなと思ったんですよ、目を見た時に、象の目を見ているような。
同い年なんですけど、多分ちょっと1個上ぐらいかな。そうとは思えぬ深みが目の中にあって。これは生まれも育ちも、もちろんですけど、違うんだっていう風に思って。それで一曲書いたりとかしていて。
黒川:うわーすごい。
尾崎(雄):その憧れっていうのと、研究すること。それを自分たちの音楽に取り入れるというのを本当にやり始めたのはこの4人というか岩井君と一緒にバンドやり始めて皆んなでそれをやってっていうところで培ったものだし。
あと真似っこだったよね、俺も真輝も特に。SUPERCARに憧れて、俺覚えているんですけど、閃光ライオットの賞金の残りを使って、KORGのelectribeだっけな、打ち込みの機械があるんですよ。サンプラーみたいなやつ。
それを使えばSUPERCARがピコピコ鳴らしている音を出せるんじゃないかって全く何の下調べもせず買って2マンするんですけど、最後の残りの賞金使っていたので結局使い方全く分からず、中に入っているプリセットのシーケンスだけずっと走らせてそれをMy Spaceにアップするっていう。何もやってないのに。そういうことしてましたね。
でもその時からどうやってやるんだろうっていう興味を持って、自分でやってみたいっていう風にやっていくことで自分たちの音楽がどんどんいいものになっていくという経験を最初の時点から興味があったんじゃないかなという風に思っていますね、今もずっとそれは続いてることなので。
黒川:こういう好奇心とか、さっき岩井さんがおっしゃった皆んなで集まって音楽を聴く瞬間があるみたいな、
それ仲間意識じゃないですけどチーム感ですよね。そういうのすごくGalileo Galileiでこの4人の音楽から僕すごく感じるので、そういう意味でも温かさを感じられてすごく好きなんだなと改めに話を聞いて思いました。
尾崎(雄):ありがとうございます
黒川:ということでここで1曲お届けしたいんですけども。
尾崎(雄):はい
黒川:僕は尾崎雄貴さんが提供された曲ですごく好きな曲があって、家入レオさんの「この世界で」という曲がすごく好きで、今回「夏の桜」を作っていただくときにリファレンスとしても送らせていただいたと思うんですけど、僕、雄貴さんが書かれる愛の詩がすごく好きなんですよ。愛について、"愛"という単語が使われている詩がすごく好きで。どんなことがあってもどんな状況でもまっすぐな感じ、芯が常に絶対にある強さみたいなものを感じられる。「この世界で」という曲でもそれを感じられて、僕すごい好きな曲だな、と。
尾崎(雄):ありがとうございます
黒川:サウンド的にもですね、退廃的なイメージの中に少し光があるから、それに向かって前に進んでいこうとする強い意志みたいなものを感じられて。映画『コードギアス 復活のルルーシュ』のオープニング主題歌ですよね。
尾崎(雄):そうですね、はい。
黒川:やっぱりアニメなんですけど、それで聴いてコードギアスの世界観にもすごく合っているなと思って。
尾崎(雄):ありがとうございます。
黒川:基本的に僕は"愛"というテーマがすごく好きなので、この人にお願いしたいということで「夏の桜」を頼んだという経緯になるんですけれども、そのきっかけになったのが家入レオさんの「この世界で」という曲でした。
黒川:音楽の見つけ方みたいなものはインターネットを使ってディグってたまたま奇跡的に出会ったみたいなものがあったりして、そういう面での集中力の使い方みたいな共通点があってすごく親近感が湧きましたし、僕の世代、僕よりちょっと上の世代の人っておもしろフラッシュってすごく学校で流行るんだな、学校とか身内間で流行るんだなと思って。そういう部分での共通点みたいなものも感じられて、すごく嬉しくなりました。
Galileo Galileiの皆さんとコラボをした僕、黒川のソロ楽曲「夏の桜」ぜひたくさん聴いてみてください。以上Galileo Galileiさんとの蔵出しトークお届けしました。
黒川侑司 feat. Galileo Galilei「夏の桜」7inch アナログ盤
DOGRUN FANCLUB「冴えない会社員の俺だが、楽器を持てばロック・スターに大変身!轟音と変拍子を武器に、異世界ライブハウスで無双しちゃってすみません〜エルフ族の妻が78人います〜」@ベッドルーム
FM福岡からお送りしているRoom"H"。ここからはRoom"H"の住人がプライベートで大事にしているディープな偏愛ソングを毎週1曲ご紹介。@ベッドルームのコーナーです。
今日、このコーナーで皆さんに聴いていただきたい楽曲はDOGRUN FANCLUBの...少し曲名長いですよ、「冴えない会社員の俺だが、楽器を持てばロック・スターに大変身!轟音と変拍子を武器に、異世界ライブハウスで無双しちゃってすみません〜エルフ族の妻が78人います〜」という楽曲なんですけど、このDOGRUN FANCLUBというバンドが山口県で活動しているバンドなんですよ。
唯一僕の高校の時の知り合いで、未だに音楽を続けている同い年の子が曲を書いたりボーカルギターもやっているバンドなんですよね。
その子はイケジュンって言うんですけど、会社員をやりながら音楽大好きだから趣味なのかもしれないけど、自分の好きを全力で注ぎ込んでこのDOGRUN FANCLUBというバンドやっていて。
割とずっとリリースもちゃんとしていますし、新曲とかも出ているんですよ。地元の友達でそういう人がいるの僕すごく嬉しいなと思って。
ぜひ山口と福岡近いですから、これ聴いた音楽関係者、福岡のライブハウスのスタッフさんだったり何かイベントとかありましたら ぜひ福岡呼んであげてください。休日しか動けないと思うんですけど、平日は多分お仕事していると思いますので。
めちゃくちゃかっこいいんですよ。自分の好きなものというか、曲聴くとこの人たちが好きな音楽がすごく分かりやすいなというのが、この曲を聴いて一瞬で分かると思います。
文才がすごく昔からあって。いるじゃないですか、ツイッターがめちゃくちゃおもろいやつって。居ませんか?知り合いとかに。それなんですよね。文才がめちゃくちゃあって、韻の踏み方とかワードチョイスとかがすごく面白いんですよ。
モバゲーで昔あったおもしろなろう系小説を読んでいるみたいな楽曲を書くんですよね。以前紹介した僕の別の友達の小林私くんというシンガーソングライターがいるんですけど、彼の楽曲を聴いている時のような気持ちになれます。
すごく言葉選びというか歌詞を見ていて、聴いていてすごく面白いし、サウンドはすごく尖っていてかっこいいバンドです。
8月14日(水) オンエア楽曲
黒川侑司 feat. Galileo Galilei「夏の桜」家入レオ「この世界で」
黒川侑司「夏空」(弾き語りカバー)
DOGRUN FANCLUB「冴えない会社員の俺だが、楽器を持てばロック・スターに大変身!轟音と変拍子を武器に、異世界ライブハウスで無双しちゃってすみません〜エルフ族の妻が78人います〜」
ユアネス「isekai」
RELEASE INFORMATION
黒川侑司
黒川侑司 feat. Galileo Galilei「夏の桜」
2024年7月17日(水)
Format:Digital
Label:HIP LAND MUSIC / FRIENDSHIP.
Track:
1.夏の桜
試聴はこちら
黒川侑司 feat. Galileo Galilei「夏の桜」
2024年8月17日(土)
Format:7inch Vinyl
Track:
A side 夏の桜
B side 夏の桜 (Instrumental)
※数量限定盤
※8月17日(土)Yuji Kurokawa presents "素顔の見せ方"vol.2にて会場先行販売。後日、公式通販 "pochilu" で数量限定販売
Galileo Galilei
Galileo Galilei「SPIN!」
2024年7月31日(水)
Format:Digital
Track:
1.SPIN!
試聴はこちら
Galileo Galilei「MANSTER」「MANTRAL」
2024年9月25日(水)
※フルアルバム、詳細は後日発表
LIVE INFORMATION
Yuji Kurokawa presents "素顔の見せ方"vol.2
2024年8月17日(土)
東京 渋谷 LOFT HEAVEN
OPEN 18:30 / START 19:00
出演:黒川侑司(ユアネス)、小林私、阿部将也(zonji)
TICKET 全自由 前売 ¥4,700+1D
https://w.pia.jp/t/kurokawayuji-t/
Galileo Galilei Tour M
9月27日(金)札幌 Zepp Sapporo
10月12日(土)福岡 Zepp Fukuoka
10月13日(日)広島 HIROSHIMA CLUB QUATTRO
10月19日(土)仙台 仙台PIT
10月22日(火)愛知 Zepp Nagoya
10月23日(水)大阪 Zepp Namba
10月25日(金)東京 Zepp Haneda
■各プレイガイドにて一般発売受付中
1階スタンディング/前売り¥5,500(ドリンク代別)
2階指定席/前売り¥6,600(ドリンク代別)
東京のみ:2階立ち見/前売り¥5,500(ドリンク代別)
※広島、仙台は2階席無し
※東京、福岡は2階 : 指定席はSOLD OUT
番組へのメッセージをお待ちしています。
Twitter #fmfukuoka #RoomH をつけてツイートしてください。MC3人ともマメにメッセージをチェックしています。レポート記事の感想やリクエストなどもありましたら、#SENSA もつけてツイートしてください!
RADIO INFORMATION
FM 福岡「Room "H"」
毎週月曜日から金曜日まで深夜にオンエアされる、福岡市・警固六角にある架空のマンションの一室を舞台に行われ、次世代クリエイターが様々な情報を発信するプログラム「ミッドナイト・マンション警固六角(けごむつかど)」。"203号室(毎週水曜日の26:00~26:55)"では、音楽番組「Room "H"」をオンエア。ユアネスの黒川侑司、アツキタケトモ、Laura day romanceが週替わりでMCを務め、本音で(Honestly)、真心を込めて(Hearty)、気楽に(Homey) 音楽愛を語る。彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。放送時間:毎週水曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)
番組MC
黒川侑司(ユアネス Vo.&Gt.)
福岡で結成された4人組ロックバンド。感情の揺れが溢れ出し琴線に触れる声と表現力を併せ持つヴォーカルに、変拍子を織り交ぜる複雑なバンドアンサンブルとドラマティックなアレンジで、詞世界を含め一つの物語を織りなすような楽曲を展開。
重厚な音の渦の中でもしっかり歌を聴かせることのできるLIVEパフォーマンスは、エモーショナルで稀有な存在感を放っている。2021年12月1日に初のフルアルバム「6 case」をリリース。2022年8月24日にシングル「ありえないよ。」を、同年11月30日にはシングル「Blur」をリリース。2022年6月1日にソロ第1弾シングル「この星からの脱出」をリリース。2022年7月8日にはソロ第2弾シングルでギタリスト「こーじゅん」をフィーチャリングに迎えた「フライディ・チャイナタウン (Acoustic Cover)」をリリース。
オフィシャルサイト/ @yourness_on/ @yourness_kuro
アツキタケトモ
2020年7月より活動開始。作詞・作曲・編曲を自ら手がける新世代の音楽家。日常に潜むちょっとした違和感を、独自のダンスミュージックで表現する。
1stアルバム『無口な人』は2020年9月にリリースされ、ノンプロモーションながらSpotifyやApple Musicなどのストリーミングサービスで多くのプレイリストに選出され、早耳の音楽ファンから好評を得た。2022年にはSG「Outsider」をリリースし、Billboard Heatseekersや、J-WAVETOKIO HOT 100に入るなど注目を高めている。
1月5日に配信SG「匿名奇謀」をリリース。
オフィシャルサイト/ @atsukitaketomo / @atsukitaketomo
Laura day romance
国内外のミュージックラバーにファンを広げる日本のバンド。
鈴木迅が作り出す幅広い音楽性の楽曲と、井上花月の世界観のあるヴォーカル、
タイトさと柔軟さを兼ね備えたリズムを刻む礒本雄太のドラミング、
そしてそれらを表現するためのベストな形でジョインするサポートメンバー達。
2023年初頭には「関ジャム 完全燃 SHOW( テレビ朝日 )」 で川谷絵音氏が選ぶ 2023 年のマイベスト 10 曲の第三位に「sweet vertigo」が選出され、大きく注目を集め始めている。
ワンマンライブは開催を重ねるごとに規模を広げており、2024年10月~11月には、ツアーファイナルZepp Shinjuku(TOKYO)を含む全国ツアーが決定している。
オフィシャルサイト/ @lauradayromance / @lauradayromance