SENSA

2024.07.11

【読むラジオ】MC:アツキタケトモ 1996年6月アツキタケトモが生まれた時のヒットチャートをテーマに選曲!「Room H」-2024.7.10-

【読むラジオ】MC:アツキタケトモ 1996年6月アツキタケトモが生まれた時のヒットチャートをテーマに選曲!「Room H」-2024.7.10-

FM福岡で毎週水曜日 26:00~26:55にオンエアしている音楽番組「Room "H"」。ユアネスの黒川侑司、アツキタケトモ、Laura day romanceが週替わりでMCを務め、彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。
今週のMCは、アツキタケトモが担当。SENSAでは、オンエア内容を一部レポート!
(聴き逃した方やもう一度聴きたい方は、radiko タイムフリーをご利用下さい。)

皆さんこんばんは。ここからの1時間はRoom"H"。DJを務めます音楽家のアツキタケトモです。今回は何と言っても28歳になって初の放送ということで、6月25日に誕生日を迎えまして。自分って28歳になるんだっていう。
もうこれで僕がロックスターでないことは確定してしまったのかなという感じですけど。まぁ28歳から、また新しい人生が始まるという気持ちで頑張っていきたいなと思うんですけど。そういう心境の変化もありつつ、チームとしても、アツキタケトモのプロジェクト始まってからずっとついてくれていた現場のマネージャーさんが変わるというか引き継いだというか。
最初からいた方が違う場所に行くという時期でもあったりして。そのタイミングで送別会とか、僕の誕生日とか。あと、新しくチームに入ってくれたスタッフの皆さんの歓迎会みたいなものも含めて、自分に関わってくれる人たちが集まるチームで、ご飯を食べたんですけど、"こんなにたくさんの人に囲まれて音楽やってんだなぁ"と改めてその場で実感して、"幸せだなぁ"みたいな。
そんな感じで28歳迎えられて、すごく幸せだし、だからこそ、より良い方向に行きたいな、と改めてすごく感じたこの3週間でした。結構、心境の変化というか、前向きにどんどん変化していく感じもあったり、あと、6月27日に下北沢BASEMENT BARでライブもありまして、そこでもトリを務めて、すごくいいパフォーマンスもできたので、気持ち新たに、ここから始めていきたいなと思っております。

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では、早速番組を始めていきたいと思いますが、今日の1曲目は間違いなくこの曲しかないでしょう。先週リリースとなりました、私のニューシングル「luv U」、"らびゅ"と読みます。表記的には英語の小文字のluvに、大文字でUで「luv U」と書くんですけど、読みは正式に"らびゅ"でいこうかなと思ってますね。この曲は久々に変態性というかアツキタケトモのやりたいことが詰まった楽曲になってまして。この曲の歌詞のテーマって、サブスクの時代、何にでもアクセスできるようになって、結果を何でも見れるし、いつでも見れるから、"見たかったけど後でいいや"と、そうしていくうちにどんどん忘れてっちゃって、"新しい、見たいもの"だけが増えてって何も見てないみたいな。"あれ?何でも見れるはずが、何も見てなくない?"みたいな。
"何が見たかったんだっけ?、何が欲しいんだっけ?"ってわかんなくなっちゃう感覚みたいなものがあって。それをテーマにしてるんですけど、実際、今作ってるアルバム自体が"自分の好きを見つけようぜ"みたいなところだったりするので、そんなメッセージがこもった最新曲となっております。



1996年6月アツキタケトモが生まれた時のヒットチャートをテーマに選曲!@リビングルーム

FM FUKUOKAからアツキタケトモがお送りしているRoom"H"、ここからは@リビングルーム、アツキタケトモの回では毎週テーマを決めて曲をセレクトしています。最近は"雨の日に聴きたい"とか、いわゆるテーマで選んできたんですけど、今回はちょっと趣向を変えて、"1996年6月のヒットチャートから僕が気になった曲"を選んでいこうかなと思っています。なぜ、1996年の6月かと言いますと、なんといっても僕、アツキタケトモが生まれたのが1996年の6月ということで、自分が生まれた頃にどんな曲が流行っていたかとか、どんな曲が流れていたかを、自分の知っている曲の中から色々選ぶのもいいですけど、"その時期にこういうのが聴かれてたんだな"というところから僕自身も新しい音楽に出会ったり。そういうフィーリングでやっていけたらいいな、と。

あと、今作っているアルバムは、自分の中で"90年代"がひとつのキーワードになってまして。30歳を目前に控えている時に、自分の生まれた頃の音楽ってめっちゃ好きだなって。そこらへんを狙って聴いたわけじゃないんだけど、好きな曲を並べてみると、96年とか、その近辺の曲が多いので、そういう特集を今日やってみたいなと思います。

では早速、1996年6月のチャートをテーマにセレクトした楽曲をお送りしましょう。まず1曲目はトニー・ブラクストンの「You're Makin' Me High」という曲で、僕、今回の"生まれた頃のチャートを見よう"の特集で初めて聴いたぐらいの感じで。
自分の物心がつく記憶にない時の曲って、そこを押さえてるのにそこを押さえてないんだ、みたいなことが起こり得るっていうか。
例えば、今生きてる自分の体感でいくと、米津玄師さん知ってて、King Gnu知らないはないでしょと思うけど、多分、今生まれてる子たちからした、10歳とかになって、親が米津玄師さんを聴いてたから、米津玄師さんは知ってるけど、King Gnuは知らないとか、そういうこともあり得るかもしれないみたいな。
どこをディグるか、その人の出会い方次第だったりするから、当時この曲とか、チャートを見た感じ、1位とか上位の方にいましたけど、僕この曲知らなくて。めちゃめちゃその時代感を感じるっていうか。これぞ、HIPHOPソウルみたいな感じで。今作ってるアルバムのムード感とかも、すごく近くて、めちゃめちゃ好きだなと思ったし。
あと、音数が少ない。本当、ビートだけで聴かせるような。ビートと歌だけみたいな。コード楽器みたいなのもほぼないし、ギターも結構カッティング系でリズムで聴かせる感じだし。シンセの上モノの音って言ったら、シンセの音とかだけど、シンセのコードでバーっていうよりか、ずっとリードシンセみたいなのが鳴ってるみたいな。このバランス感って、むしろ今っぽいなみたいな。ファッションとかもそうですけど、トレンド、時代というのは1周回ってくるんだろうなっていうのを改めてこの曲聴きながら思ってました。



1周回ってオントレンドな音像に聴こえますよね。制作者の中にベイビーフェイスが入ってて、でも俺、ベイビーフェイス聴いてこなかったな。それこそ中学時代、ブックオフとかで見てると、棚にあったりして。それだけ売れたっていうか、その時代の象徴だと思ったけど、通ってこなかったんで。ちゃんとディグりたいなと。このRoom"H"でないパターンの、ここからディグっていこうみたいなことが改めてありましたね。

続いて2曲目はモニカの「Why I Love You So Much」という曲で、この曲が入ってるアルバムのジャケ写は見たことあったけど、ちゃんと聴いたことなくて。で、ここで聴いてみたら、やっぱり1周回って今だな、みたいな。28年前の曲とは思えない。しかも、ちょっと調べたら、当時14歳とかなんですよね、この曲出した時。14歳でこの歌声って・・・みたいな。
でも、当時若い世代の女性R&Bシンガーが、ちょっと流行ってたみたいな。結果、その2年後3年後とかに日本でも宇多田ヒカルさんが出てきたりとか。僕が物心ついた頃には宇多田さんは売れ切ってた後というか、セカンドアルバムの『Distance』が出た頃ぐらいから記憶があるので。ずっと昔からいる人だと思ってたし、こういう流れに紐づいて聴くという意味でも、ヒットチャートをディグるというのはめちゃめちゃ大事だと、この特集をして、この曲を聴いて思いましたね。アルバムちゃんと聴きたいなと思いましたね。
あと、今日ここに来る途中ね、雨が降ってて、電車の車窓に雫がついてて、その感じにもこの曲すごく合ってて。前回のお題のコーナーの雨の日にしか聴かない曲があるみたいな、雨の日にしか染みない曲があるみたいな、まさにそういう曲だと思って聴いていました。



14歳の歌声にしては大人びすぎやろと思いながら聴いてましたね。じゃあ、どんどん行きましょう。今週のテーマは"1996年6月アツキタケトモが生まれた時のヒットチャートからセレクトした楽曲"です。ここまで、洋楽を選んできましたが、ここから邦楽に行こうかなと思います。まず、My Little Loverの「ALICE」を選んできました。
これね、自分が生まれた頃の曲だったんだ、と思って。さっきの2曲はここ最近まで知らなかったというか、この特集をして、生まれた頃にこういう曲、流行ってたんだなと思ったけど、「ALICE」は、小学校の頃から聴いてて。僕一番最初に音楽目覚めたのは多分ハロプロで。3歳とか4歳ぐらいの頃からハロプロ聴いてて、当時めちゃめちゃ流行ってたし。で、8歳ぐらいの時にMr.Childrenに出会うんですけど。
その直後、9歳、10歳ぐらいの時にMy Little Loverを聴いてて。というのも、やっぱ小林武史さんつながりなんですけど。よくよく考えると親がMr.Childrenを車でかけてて、My Little Loverもたまにかけてて、僕は"そのプロデューサーが小林武史さんだよ"ということを親に言われたわけでもなく、"女性ボーカルだったらこの曲が好き"って言ったのがMy Little Loverだったんですよね。
でも、同じプロデューサーが作ってるというのを多分小学生ながらに理解したというか。音の趣味が近いっていう。そこから僕はMr.ChildrenとMy Little Loverで育ったが故に小林武史さんチルドレンというか、フォロワーなんですけど。ちなみに、すごくどうでもいい情報をもう1個挟むとすると、My Little Loverのボーカルのakkoさんは僕と同じ高校なんですね。Wikipediaを見て、同じ高校や!みたいな。そういうつながりもあったりして、My Little Loverは自分にとってすごく大事なアーティストなので、いつかMy Little Lover特集をやりたいなと、このヒットチャートで思いましたね。



アツキタケトモがお送りしているRoom"H"、この時間は僕が生まれた"1996年6月のヒットチャートから気になった曲を選ぶ"というテーマでお送りしてきましたが、ラストね、1996年の6月といえば日本ではこの曲なんじゃないかということで選んできました。久保田利伸 with ナオミ・キャンベルの「LA・LA・LA LOVE SONG」。みなさん、この時期はロングバケーションですよ、1996年6月といえば。それにちなんだエピソードなんですけど、今年は1996年と曜日も一緒で、6月24日が月曜日だったんですよね。
で、6月25日、僕の誕生日なんですけど、6月25日は火曜日で、その96年の6月24日がロングバケーションの最終回の放送日で、母親はロングバケーションの最終回を観てて、その時に病院に行って、6月25日に僕が生まれたっていう話を昔に聞いたことがあって。すごいエピソードだなと思って。月9だから、6月24日は月曜日で、6月25日は火曜日だったんだよみたいな話をされてて。今年は1996年と曜日が全く一緒だなんて思ったりしたんですけど。でも、最近改めてその話の答え合わせをしたら、"いや、ロングバケーションの最終回は普通に観れたよ"。観切って、次の日の朝、洗濯物を干している時に病院行くってなったと言われて。
若干ずれてたけど、と思ったんですけど、ロングバケーションの最終回を観てる時に生まれたみたいなエピソードが自分の中で印象的すぎて、次のアルバムの曲でそういう歌詞もちょっと取り入れたりしてるんですけど。自分のヒストリーとドラマとか当時流行った曲が結びついてるっていうのは面白いなと思って。
確かに不思議とあの頃のヒットソングみたいな感じでテレビで流れてきた時に、なんか初めて聴いたのに初めて聴いた気がしないというか。自分の中にある気がしたのは、もしかしたら、ロングバケーションを見ながら生まれてきたからなのかな、なんていうことを思ったりして。この曲は自分の中で切っても切れないような楽曲となっております。



これだけ、ロングバケーションの最終回の時に、僕生まれたんですとか言っておきながら、ロングバケーション見たことないっていう。最終回の防波堤の上みたいなところで叫び合ってる、呼び合ってるシーンはすごく覚えてるんですけど。ちゃんと、ドラマとして見た観たことないので、ちょっとドラマフリークとしてはね、自分が生まれた頃、ちょうどやってたドラマを観なきゃいけないなということで。
今年曜日が一緒だったっていうのも、そういう運命を感じたりしてるので、改めてロングバケーションを観ようかなと思いました。こうやって生まれた時期の曲を聴くと、不思議と28年って、ちょうどそのリバイバル的な空気もあるのか、今聴いてもナチュラルに聴ける曲ばっかりだったなっていう。今の温度感に近いっていう。
ここからまた、R&Bよりもロックの時代が来たりとか。そういう流れがあって、また今、R&Bとかがトレンドになっていったりとか。そういう風に音楽の流行りって、巡っていくんだなっていう風に改めて思ったし。その一巡りがちょうど30年ぐらいなのかな〜なんていうことを思いながら聴ける特集でした。自分の中でも新鮮でしたね。

RELEASE INFORMATION

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アツキタケトモ「luv U」
2024年7月3日(水)
Format:Digital

Track:
1.luv U

試聴はこちら

7月10日(水) オンエア楽曲
アツキタケトモ「luv U」
Toni Braxton「Youre Makin Me High」
Monica「Why I Love You So Much」
My Little Lover「ALICE」
SMAP「はだかの王様 ~シブトクつよく~」
久保田利伸「LA・LA・LA LOVE SONG(with Naomi Campbell)」
アツキタケトモ「LA・LA・LA LOVE SONG」(宅録カバー)
NewJeans「Supernatural」
アツキタケトモ「カモフラージュ」

番組へのメッセージをお待ちしています。
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RADIO INFORMATION

FM 福岡「Room "H"」
毎週月曜日から金曜日まで深夜にオンエアされる、福岡市・警固六角にある架空のマンションの一室を舞台に行われ、次世代クリエイターが様々な情報を発信するプログラム「ミッドナイト・マンション警固六角(けごむつかど)」。"203号室(毎週水曜日の26:00~26:55)"では、音楽番組「Room "H"」をオンエア。ユアネスの黒川侑司、アツキタケトモ、Laura day romanceが週替わりでMCを務め、本音で(Honestly)、真心を込めて(Hearty)、気楽に(Homey) 音楽愛を語る。彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。

放送時間:毎週水曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)


番組MC
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黒川侑司(ユアネス Vo.&Gt.)
福岡で結成された4人組ロックバンド。感情の揺れが溢れ出し琴線に触れる声と表現力を併せ持つヴォーカルに、変拍子を織り交ぜる複雑なバンドアンサンブルとドラマティックなアレンジで、詞世界を含め一つの物語を織りなすような楽曲を展開。
重厚な音の渦の中でもしっかり歌を聴かせることのできるLIVEパフォーマンスは、エモーショナルで稀有な存在感を放っている。2021年12月1日に初のフルアルバム「6 case」をリリース。2022年8月24日にシングル「ありえないよ。」を、同年11月30日にはシングル「Blur」をリリース。2022年6月1日にソロ第1弾シングル「この星からの脱出」をリリース。2022年7月8日にはソロ第2弾シングルでギタリスト「こーじゅん」をフィーチャリングに迎えた「フライディ・チャイナタウン (Acoustic Cover)」をリリース。
オフィシャルサイト @yourness_on @yourness_kuro

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アツキタケトモ
2020年7月より活動開始。作詞・作曲・編曲を自ら手がける新世代の音楽家。日常に潜むちょっとした違和感を、独自のダンスミュージックで表現する。
1stアルバム『無口な人』は2020年9月にリリースされ、ノンプロモーションながらSpotifyやApple Musicなどのストリーミングサービスで多くのプレイリストに選出され、早耳の音楽ファンから好評を得た。2022年にはSG「Outsider」をリリースし、Billboard Heatseekersや、J-WAVETOKIO HOT 100に入るなど注目を高めている。
4月24日に配信SG「キスミー」をリリース。
オフィシャルサイト @atsukitaketomo @atsukitaketomo

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Laura day romance
国内外のミュージックラバーにファンを広げる日本のバンド。
鈴木迅が作り出す幅広い音楽性の楽曲と、井上花月の世界観のあるヴォーカル、
タイトさと柔軟さを兼ね備えたリズムを刻む礒本雄太のドラミング、
そしてそれらを表現するためのベストな形でジョインするサポートメンバー達。
2023年初頭には「関ジャム 完全燃 SHOW( テレビ朝日 )」 で川谷絵音氏が選ぶ 2023 年のマイベスト 10 曲の第三位に「sweet vertigo」が選出され、大きく注目を集め始めている。
ワンマンライブは開催を重ねるごとに規模を広げており、2024年10月~11月には、ツアーファイナルZepp Shinjuku(TOKYO)を含む全国ツアーが決定している。
オフィシャルサイト @lauradayromance @lauradayromance

LINK
FM福岡「Room "H"」

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