SENSA

2024.06.20

【読むラジオ】MC:アツキタケトモ 「真夜中に聴きたいダンスミュージック」をテーマに選曲!「Room H」-2024.6.19-

【読むラジオ】MC:アツキタケトモ 「真夜中に聴きたいダンスミュージック」をテーマに選曲!「Room H」-2024.6.19-

FM福岡で毎週水曜日 26:00~26:55にオンエアしている音楽番組「Room "H"」。ユアネスの黒川侑司、アツキタケトモ、Laura day romanceが週替わりでMCを務め、彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。
今週のMCは、アツキタケトモが担当。SENSAでは、オンエア内容を一部レポート!
(聴き逃した方やもう一度聴きたい方は、radiko タイムフリーをご利用下さい。)

皆さん、こんばんは。ここからの1時間はRoom"H"、DJを務めます、音楽家のアツキタケトモです。
いつも内容がないオープニングトークでお馴染みのこのアツキタケトモの回ですが、6月は前半に色々トピックがありまして。まず6月1日、サカスプ(SAKAE SP-RING)に出演してきました。集まってくださった方やチェックしてくれた方、ありがとうございます。
すごく弾丸スケジュールで、名古屋をあまり楽しむ暇もなく、ドタバタな感じではあったんですけれども。でも結構前にネットで見てチェックしていたお洒落でレトロな雰囲気の喫茶店があって。いつか行きたいな、名古屋に行く機会があったら行きたいなと思っていたところが、名古屋のライブ前に出演したラジオ局からすぐ近く、歩いて行ける距離だったので、スタッフの皆さんと一緒に行ってきました。そこでモーニングをしてライブをやって、みたいな感じだったので、それなりに名古屋感を味わえました。

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でもサーキットイベントはアツキタケトモとして初めてだし、自分の人生経験においても10年ぶりぐらいの、めちゃめちゃ久々だったんですね。(サーキットイベントは)リハーサルがなくて転換がすごく細かいので、本番直前にサウンドチェックだけ軽くしてバランス取るんですけど、(僕のライブが)1曲目、ジャーンって始まる感じだったらサウンドチェックして、そのまま手を挙げて暗転して、1曲目始まる、でいけるなと思ったんですけど、僕、(ライブ前に)SEあるから一旦(ステージから)捌けなきゃいけなかったんです。その時の捌け方が久々で分からなさすぎて、今思えば堂々と「この後出演するアツキタケトモです、よろしくね」「一旦捌けます」とか(ステージからお客さんに)言ってしまえばよかったんですけど、どうしていいか分からなくなってしまって"すいません。見なかったことにしてください"みたいな、すごく腰低くして手を合わせながら"すいません"ってそろりとリハ終わってから一旦捌けて、その後何食わぬ顔で「ハイ!」「皆さんどうも!」みたいな登場をして、"いや違ったなーみたいな..."。そんな軽く恥ずかしい経験もしてきたので、次、サーキットイベントとか出演する際には、もう少しこなれた感を出せるように、次に活かしていきたいそんな一日でしたね。でも総じて楽しかったです。

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では早速番組始めていきたいと思います。
今日の一曲目は先ほど最終回が終わったばかりのドラマ「買われた男」エンディング主題歌となっている僕の最新曲です。このドラマも4月から始まって10話ありましたけれども、本当あっという間に終わってしまって、でもこの番組とこの曲が出会えたことにすごく運命というか、そういうものを感じるこの数カ月間でしたね。すごく素敵な作品と出会えてよかったなと思います。そんな余韻に浸りながら聴いていただきましょう。



真夜中に聴きたいダンスミュージックをテーマに選曲!@リビングルーム

FM FUKUOKAからアツキタケトモがお送りしているRoom"H"、ここからは@リビングルーム。
僕、アツキタケトモの回では、毎週テーマを決めて曲をセレクト。そのアーティストや楽曲について熱く語らせていただきます。今夜のテーマは"真夜中に聴きたいダンスミュージック"。
去年2023年の4月に「NEGATIVE STEP」という曲を出して、その頃からダンスミュージックのフィーリングに行くのかと思いきや、今年の頭には「匿名奇謀」というロックゴリゴリな曲も出して、"君はどこに行きたいんだ"という感じですけれども、最新曲は「キスミー」だしね。どこに行きたいんだって感じですけれども、でもずっと僕の中のひとつの手札として、ダンスミュージックというノリは人生の中で長々とあって。
僕の踊れる音楽の聴き方は、クラブに行ったりみんなで踊るというよりかは、自分の部屋で一人で黙々とこもりながらイヤホンをつけて真夜中に晩酌しながら一人で踊るというね。誰にも見られていないからこそ自分を解放できる瞬間といいますか。そういう感じで真夜中に一人で踊っていることが多いんですけれど、その時のマイプレイリストみたいなものを、この番組は深夜この時間に放送ですから、そういう時にどんな選曲だったらテンション上がるかなって考えて、今日は一番僕が真夜中テンション爆上がりの時なので、運転中の方は心だけ踊らせてもらって、家で聴いている方は全然晩酌しながら踊っていただいて、この真夜中に聴きたいダンスミュージック特集を楽しんでもらえればなと思います。

まず1曲目に選んできたのは、何ならこれを流したかったという説もあるし、もしかしたら去年も紹介していたかもしれないですけど、Troye Sivanの「Rush」です。この曲が出てからずっと、去年の夏はこの曲で踊らせてもらっていました。ずっと毎晩踊っていたし、毎晩聴いていたし。
あとミュージックビデオは結構衝撃的なものになっていまして、その世界観を踏襲した感じでライブパフォーマンスをしていたんですけど、Troye Sivan本人がダンサーの男性とディープキスみたいな、ここまで自分を解放していいんだ、さらけ出していいんだと思って。でもそれが逆に美しいというか、もう解放だなと思って。その感じに僕はすごく憧れるし、その解放感は音楽を聴いて自分が真夜中に踊っている時の自分の鬱屈した気持ちを解放してるというものとも重なるし、すごく大好きな曲です。のっけから踊り倒してもらえればなと思います。



いやー、踊れますねー。 ミュージックビデオとかジャケットとか含めての丸出し感というか、すべてがさらけ出されている感じがすごく気持ちいいんでね。痛快に踊れる曲で、夏の昼間でも、夜中でも、いつでも踊れる曲なんでね。ミュージックビデオとかも含めて楽しんでほしいなと思います。

続いて選んできたのはUnderworldで「Born Slippy(Nuxx)」ですね。ベタすぎてちょっと選ぶか悩んだぐらいの曲ですけど。そもそもダンスミュージックと出会ったの何の曲だろう、と思ったときに、やっぱりこの曲だなと。Underworldのオリジナル版ではなかった気がしていて、多分ライブ盤とかに入っていたこの曲「Born Slippy(Nuxx)」だったと思うんですけど。そこからシングルコレクションみたいなやつを借りて聴くようになるんですけど、中高生の時に一番最初に出会うダンスミュージックが僕の中でUnderworldだったなっていうのがあって。
ヒットしていたので、ブックオフのコーナーとかに中高生の手が届く値段であったりもするから、そういうところでディグって出会った曲だなと思っていて。この曲を聴いてとにかく踊るっていうことの気持ちよさを知ったし、あと今年Underworldはソニマニ(SONICMANIA)に出ますよね。しかも我らがというか、事務所の大先輩サカナクションとの共演ね。元々何年か前にあった2マンのリベンジじゃないですけどね。まさにリアルタイムで踊れる日が近いなと思うと、この曲を選ばずにはいられませんでした。



やっぱり最高に踊れますね、この曲は。あと何となく青春時代を思い出しますね。90年代とかの匂いがすごくする曲だなと思いましたね。今、僕の中でもテーマとして90年代があって、自分の学生時代に聴いていた音楽に戻っていくっていう感覚があったりするんで。そういう意味でもこの曲久々に聴いて、真夜中にまさに踊れるダンスミュージックだなと思いました。

今週のテーマ、"真夜中に聴きたいダンスミュージック"でセレクトした楽曲、3曲目に選んできたのは「Firefly (feat. Nao)」 Mura Masaの曲ですね。
去年SONICMANIAに僕、行ってまして、SONICMANIAと言えばオールナイト・イベント、深夜から入って朝までいるイベントなんですけど。Mura Masaが出てきたのは3時とかだったかな、結構最後のアクトに近くて、僕もMura Masaが締めだったんですけど、本当に神セトリというか、もうずーっと踊れる曲を"それ聴きたかった"っていうのを畳みかけられて、特にこの「Firefly」とかでは死ぬほど踊りまくってたんですよね。
それが僕の中でも去年の夏の一番の熱狂というか、一番湧いた瞬間だったりしたし。そういうライブとかで生でたくさんの人と一緒に踊る瞬間っていうのは、本当に自分を解放できる瞬間だし。
だからいつもは1人なんだけど、1人じゃない。そんな風にこの曲と出会ったり、Mura Masaの音楽と出会って、という人たちがこの1万人規模でワーッと踊ってる瞬間を見てすごくテンションが上がるし、その後1人で踊るときはその時の記憶を思い出しながら踊れる、というので、まさにこの曲はこの今日のテーマからは絶対外せない曲だなと思いました。



続いてお届けするのはJames Blakeで「Before」。これリリースされたのがコロナ禍真っ只中だった気がしていて、日程調べたら2020年の10月だったので、まさにそういう時期だったと思うんですけど。
その時期って踊る気分ではなかったというか、1人で家にいなきゃいけない状況ではあったけど、その中でも晩酌しながら踊ることすら憚られる訳じゃないんだけど、そういう気分になれない。どちらかというともう少しダウナーというか、テンション低い曲というかバラードとか自分の心を沈めてくれるような曲ばっかり聴いていたんですけど、この「Before」は当時そういうアッパーなものが聴けない時期の耳で聴いても聴けるような、ジワジワ始まってジワジワ熱を上げていってくれる、それで最後めっちゃ踊れるみたいな。
この楽曲がコロナ禍の自分の内省期から少しずつ肉体性というか、踊りたいという気持ちを取り戻させてくれた曲だったので、そういう意味でも今にすごく繋がっている曲なので選んできました。
James Blakeで「Before」。



当時のこともすごく思い出しますけど、ジワジワと踊れる感じが今聴いても気持ちいいですね。最近のJames Blakeの新曲も、どんどん踊れる方向に回帰していっている気がしていて、一番最初の頃すごくダブステップとか踊れるところから始まったと思うんですけど、すごくメロウな感じになって歌モノになっていった感覚もあるから、そういう最初期の頃の感覚にもまた戻ってきているのかなと。インディペンデントにもなっていますし、これからのJames Blakeに注目だなと思っております。

ラストは国内アーティストの曲も選びたいなということで、宇多田ヒカルさんの「Somewhere Near Marseilles -マルセイユ辺り-」を選んできました。僕の中で『BADモード』は2020年代1の名盤だと今のところ思っているんですけど。それぐらいこのアルバムをリリース当初めっちゃ聴いていたんですけど、先行シングルが多いアルバムだったので、アルバムリリース時点で新曲が3曲しかなかったんですよね。
だからリリース前はベストアルバムみたいな内容になりそうだなっていう予測をしていて。このアルバムのリリース日に聴いた時に、その3曲の新曲が入ることでシングルをまとめても1枚のアルバムとしてめちゃめちゃ完成度が高いものとして受け取れて。なんと言っても最後に入っているこの曲が、12分越えという尺で、ずっと踊らせ続ける展開だったということを聴いて、「なんかすげえな」「ぶっ飛んでんな」宇多田さん、みたいな。
その感動が忘れられないし、そこから僕はすごくハウスとかそういう方向に興味が湧くようになって、「Microwave Love」みたいな曲を作ったりとか「NEGATIVE STEP」にも繋がっていって、そういう曲作っていったら一旦ダンスミュージックじゃなく生演奏フィール欲しいな、みたいな感じで今にだんだん至っていくという変遷が自分の中であるんですけれど。すごく自分が「Microwave Love」とかの時期にダンスミュージックに傾倒していたのはこの宇多田さんのアルバム『BADモード』からの影響が大きいなということで、この曲を選んできました。



RELEASE INFORMATION

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アツキタケトモ「キスミー」
2024年4月24日(水)
Format:Digital

Track:
M1.キスミー

試聴はこちら

6月19日(水) オンエア楽曲
アツキタケトモ「キスミー」
Troye Sivan「Rush」
Underworld「Born Slippy (Nuxx)」
Mura Masa「Firefly (feat. Nao)」
James Blake「Before」
宇多田ヒカル「Somewhere Near Marseilles -マルセイユ辺り-」
アツキタケトモ「#それな(デモ音源)」

番組へのメッセージをお待ちしています。
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RADIO INFORMATION

FM 福岡「Room "H"」
毎週月曜日から金曜日まで深夜にオンエアされる、福岡市・警固六角にある架空のマンションの一室を舞台に行われ、次世代クリエイターが様々な情報を発信するプログラム「ミッドナイト・マンション警固六角(けごむつかど)」。"203号室(毎週水曜日の26:00~26:55)"では、音楽番組「Room "H"」をオンエア。ユアネスの黒川侑司、アツキタケトモ、Laura day romanceが週替わりでMCを務め、本音で(Honestly)、真心を込めて(Hearty)、気楽に(Homey) 音楽愛を語る。彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。

放送時間:毎週水曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)


番組MC
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黒川侑司(ユアネス Vo.&Gt.)
福岡で結成された4人組ロックバンド。感情の揺れが溢れ出し琴線に触れる声と表現力を併せ持つヴォーカルに、変拍子を織り交ぜる複雑なバンドアンサンブルとドラマティックなアレンジで、詞世界を含め一つの物語を織りなすような楽曲を展開。
重厚な音の渦の中でもしっかり歌を聴かせることのできるLIVEパフォーマンスは、エモーショナルで稀有な存在感を放っている。2021年12月1日に初のフルアルバム「6 case」をリリース。2022年8月24日にシングル「ありえないよ。」を、同年11月30日にはシングル「Blur」をリリース。2022年6月1日にソロ第1弾シングル「この星からの脱出」をリリース。2022年7月8日にはソロ第2弾シングルでギタリスト「こーじゅん」をフィーチャリングに迎えた「フライディ・チャイナタウン (Acoustic Cover)」をリリース。
オフィシャルサイト @yourness_on @yourness_kuro

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アツキタケトモ
2020年7月より活動開始。作詞・作曲・編曲を自ら手がける新世代の音楽家。日常に潜むちょっとした違和感を、独自のダンスミュージックで表現する。
1stアルバム『無口な人』は2020年9月にリリースされ、ノンプロモーションながらSpotifyやApple Musicなどのストリーミングサービスで多くのプレイリストに選出され、早耳の音楽ファンから好評を得た。2022年にはSG「Outsider」をリリースし、Billboard Heatseekersや、J-WAVETOKIO HOT 100に入るなど注目を高めている。
4月24日に配信SG「キスミー」をリリース。
オフィシャルサイト @atsukitaketomo @atsukitaketomo

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Laura day romance
国内外のミュージックラバーにファンを広げる日本のバンド。
鈴木迅が作り出す幅広い音楽性の楽曲と、井上花月の世界観のあるヴォーカル、
タイトさと柔軟さを兼ね備えたリズムを刻む礒本雄太のドラミング、
そしてそれらを表現するためのベストな形でジョインするサポートメンバー達。
2023年初頭には「関ジャム 完全燃 SHOW( テレビ朝日 )」 で川谷絵音氏が選ぶ 2023 年のマイベスト 10 曲の第三位に「sweet vertigo」が選出され、大きく注目を集め始めている。
ワンマンライブは開催を重ねるごとに規模を広げており、2024年10月~11月には、ツアーファイナルZepp Shinjuku(TOKYO)を含む全国ツアーが決定している。
オフィシャルサイト @lauradayromance @lauradayromance

LINK
FM福岡「Room "H"」

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