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2024.06.13
FM福岡で毎週水曜日 26:00~26:55にオンエアしている音楽番組「Room "H"」。ユアネスの黒川侑司、アツキタケトモ、Laura day romanceが週替わりでMCを務め、彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。
今週のMCは、ユアネスの黒川侑司が担当。SENSAでは、オンエア内容を一部レポート!(聴き逃した方やもう一度聴きたい方は、radiko タイムフリーをご利用下さい。)
皆さん、こんばんは。ここからの1時間はRoom"H"、DJを務めます、ユアネスのボーカル・ギター、黒川侑司です。最近はソロのライブが多いですね。渋谷でスリー・マンの弾き語りのライブをしたり、この前はサカスプ(SAKAE SP-RING)と言う名古屋で行われたサーキットイベントにも弾き語りで出演させていただいて、1人での稼働がちょっと多めになっております。あと、プロの方にソロでの写真を撮ってもらいました。
本当だったら今、言えてた可能性あったんですけど、いろいろな大人の事情で、まだ言えなくなっちゃったんですけど、もうちょっとしたら、本当にあとちょっとで、面白いというか、びっくりする(ようなニュースを)解禁できると思いますので、黒川侑司にぜひ注目して、ユアネスにも注目して、楽しみにしていただければと思います。ということで、ちゃんと音楽漬けのというか、お仕事というか、お仕事という言い方はあまり好きではないんですけど、ちゃんとやることやって生活しておりますのでご安心ください。
ご紹介したのは、ユアネスで「躍動」でした。ユアネス初めての提供曲、坂本真綾さんに提供させていただいた『Fate/Grand Order』というゲームの楽曲、「躍動」のセルフカバーでした。
FM FUKUOKAからユアネスの黒川がお送りしているRoom"H"、ここからは@リビングルームです。『最近僕がハッとしたこと』と、『今、聴いてもらいたい音楽』についてお話しする時間です。
最近ハッとしたこと、梅雨シーズンに入ったじゃないですか。雨が突然降ったりとか、雨がずっと続いてとかがあって、気圧がやばくてですね、ずっと頭痛いんですよ。あまり痛み止めの薬に頼りたくないんですけど、年齢なんですかね、20歳前半くらいまで僕、気圧症なかったんですけど、最近、痛くて痛くて何もできないから、痛み止めをよく飲んで、日々を過ごしております。
お湯に浸かるとか、ポカリスウェットを飲むとか、マッサージをするとか、いろんな方法をパソコンで調べるんですけど、一番効いたのがマッサージでしたね。そろそろ身体にガタが出てくるんじゃないのかなと(笑)。これを言うと"いや、まだ29でそれは早いよ"、みたいに言われるんですけど、そんなことない。僕はずっと心は永遠の17歳ぐらいの気持ちでいますから、ずっと元気だと思ったんですけど、最近、それだけじゃうまくいかないことも多くなって、痛み止めに頼ったり、マッサージとか針に行きたいなと思って。
でも、知らない人に身体を触られるの嫌だなって思ったりして。自分の性格がいろいろ邪魔をするんですけど、心は健康に生活させていただいております。ちゃんと音楽の方にもすごく力を入れて、積極的に活動していきたいと思っております。
それではこのあたりで音楽行きましょう。毎回3曲Room"H"の住人が、それぞれのカラーで今聴いてもらいたい音楽を自由にセレクトしていきます。
今日は"アニソン"というテーマで3曲選んできました。今日はっていうか今日もですね。アニソンが僕のルーツなので。"最強アニソン"というテーマで3曲選んできました。
まず1曲目、坂本真綾さんの「トライアングラー」という楽曲です。さっき、紹介した「躍動」つながりで坂本真綾さんの曲を選曲させてもらいました。『マクロスF(マクロスフロンティア)』のオープニング曲ですね。でもこれは『マクロス』知らない人でも知ってるぐらいの楽曲だと思います。
菅野よう子さんの力も、坂本真綾さんの力も絶対ありますし、めちゃくちゃクセになるメロディですね。イントロでいきなりグッと掴まれる。歌の力、メロディの力を感じる曲です。
あと、坂本真綾さんの声の魅力がグッと引き出されてる1曲だとも思いますね。美しいですよね、丁寧で耳障りがすごい良くて。
僕、この曲カラオケでよく歌うので、その時、すごく感じるんですけど、難しいと思うんですよ、この曲を綺麗に歌うことって。あるべき音があるべき位置に真っ直ぐないといけないみたいな。そうしないと、オリジナルの魅力が出ない旋律だなって思って。そういうのが多いなって感じて。
坂本真綾さんの歌唱の音のひとつひとつの置き方が、ものすごく丁寧だな、と感じる1曲で、すごく大好きなアニソンの1曲です。
続いて2曲目に選んできた"最強アニソン"は小林私で「空に標結う」という曲です。このRoom"H"にもゲストで出てもらった小林私の曲、アニメ『ラグナクリムゾン』のセカンドクールのエンディングテーマになっております。
僕は彼のことは"コバ"って呼んでいるので。今後名前が出てくる際はコバって言うようにします。この人が書く曲は、言葉選びが本当にすごいですよね。以前も曲を紹介した時に同じようなことを言ったかもしれないですけど、コバが書く曲は音楽じゃなくても、きっと成立するというか。読み物としてすごく魅力的だなぁと思う瞬間が多々あるんですよ。たまたま、音楽の上にそれがのってるだけというか。コバが書いた言葉の上に、後から必死に音がついていってる感じがしてすごく面白いんですよね。
あとこの「空に標結う」という楽曲の YouTube のミュージックビデオのコメント欄を見たんですけど、エンディングテーマを担当したアニメ『ラグナクリムゾン』の中身とかキャラクターの心情を彼なりに本気で汲み取って形にしている感じがすごくいい、みたいなコメントが多いと感じて。
僕はそういう中身をちゃんと観て、ちゃんと愛を持って書かれたアニソンは大好きなので。まだ『ラグナクリムゾン』はチェックできてないんですけども、このコバが書いた曲を聴いて、観てみたいなって感じました。そういうアニメの入り方ってめちゃくちゃあると思うんですよ。曲を聴いて、気になってアニメに入るって。僕はそれで、たくさんのアニメ観てきたので。ぜひ『ラグナクリムゾン』も観たいと思ってしまいました。
黒川が選ぶ最強アニソン3曲目はecosystemの「ジレンマ」という楽曲です。
これはアニメ『銀魂』の2期の2つ目ぐらいの曲ですね。僕は福岡スクールオブミュージックという専門学校に通ってたんですけど、うちのギターの古閑翔平に教えてもらった楽曲です。"黒ちゃん、この人めちゃくちゃ歌上手だから、きっと好きだよ"って教えてくれて、めちゃくちゃ覚えてます。
僕、当時、音楽全然知らなかったから。バンドやってるのにバンドの曲をほとんど聴いたことがなくて。あと性格的にも、すごくひねくれてた部分があったから、若かったし。今は思ってないですよ。"歌が上手じゃないのに、なんでみんな聴けるんだ?"と思ってた時期があったんです。
今では恥ずかしいというか、すごく狭い感性になっていたな、と思うんですけど、でも、それと同時に、いい意識の高さじゃないですけど、"歌えることって最低条件だ"と今でも思えてるから、それはそれでいいんですけど。そんな当時ひねくれまくってた僕に寄り添うように教えてくれたのが、このecosystemというバンドで。めちゃくちゃハマっちゃって。なんてパワフルな歌唱なんだと思って。
あと、ちょうどメロディも作り始めてた時期だったので、ユアネスの初期の楽曲の歌メロと歌詞は僕が作っているので、どうやったらこんなかっこいいメロディーが思いつくんだ、と、悶絶してましたね。そこから、存在しているecosystemのCDをすべて買いました。色褪せない名曲だと思います。
ユアネスの黒川侑司がお送りしているRoom"H"、今夜、@リビングルームでおかけした曲は坂本真綾さんの「トライアングラー」、小林私の「空に標結う」、ecosystemの「ジレンマ」の3曲でした。
こうやって3曲並べて聴いてみると、どれもアニソンという一括りではあるんですけど、サウンドの幅広さというか、全く方向性は違うじゃないですか。それ、すごく面白いなと思って。
僕が中学校・小学校ぐらいの時のアニソンってTHEアニソンだっていう曲調、音ってある程度決まってた感じがしたんですよね。だから、パッと知らない曲でも流れたら、アニソンだろうなっていうような。いい意味でね、分かりやすいアニソンってすごく多かったと思うんですけど。
最近はバンドさんとか、シンガーソングライターの方とかがアニメソングを担当するようになって、すごく入り口広がったと思うんですよね。こうやって並べて聴いてみて、改めて思いました。音楽興味なくても、アニメきっかけで好きになる曲って絶対あるから。ライブとか行かなくても、この曲だけは知ってる、この曲はすごく好きでカラオケで歌うんだ、みたいなものは絶対あると思いますし。
そういう意味で、音楽の入り口もきっと広がったと思いますし、アニメの入り口も広がったなっていう、すごく良い時代になったなと改めて感じました。ということで Room"H"@リビングルームのコーナーでした。
今日、このコーナーで皆さんに聴いていただきたい楽曲はNICO Touches the Wallsの「ホログラム」という楽曲です。『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』の2つ目のオープニングですね。
『鋼の錬金術師』にも2つあるんですけど、『鋼の錬金術師』と『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』。FULLMETAL〜の方は漫画に忠実な進行をしている方ですね。
この曲は僕の一番の青春といっても過言ではない。中学校の頃に放送されて、当時仲良かった友達がハガレンを教えてくれて、すごくハマって。アニメのグッズにお金出したのが、この『鋼の錬金術師』が僕、初めてだったので、すごくハマったんですよ。塾行く時とかにもずっとハガレンの主題歌集を聴いていて。
でもその友達が不登校になっちゃって。でも塾の帰りとかに、僕は毎日毎日その友達の家に行ってたんですよ。様子見に行ったりとか、プリントとかモノとか届けたりしてたんですよ。"今週のハガレン録画したから、見逃したやつだったら観ていいよ"みたいな感じで。
その時に、この曲を2人で聴いて、"かっこいいね"みたいな話をしてて、好きなアニメの大好きな曲、というのと、その時の思い出もあって偏愛ソングになっております。
この曲のメロディーのなぞり方がめちゃくちゃ好きで。曲作る時に意識するのが、1番と2番とラストのメロディーを全く同じにというか、飽きないようにしたいなっていう、同じにしたくないなっていう。
でも、たくさんのメロディーの種類がありすぎても、リフレイン効果みたいなのを考えた時に、ある程度なぞった方がいいから、ちょっとだけ変化を加えようかなみたいな作り方をしがちなんですけど。それはきっと、この曲を聴いて思うようになったんだなと思って。あれ、ここのメロディーちょっと違うのに、でも、さっきのメロディーなぞってる感じめちゃくちゃかっこいいな、聴き飽きないなっていう。1曲頭から聴いて、早くあそこのメロディーがちょっと変わるところが聴きたい、だから聴く、みたいな。そういう理由で音楽聴くことってあると思うんですよ。
今、そのサビだけが聴かれる、一部分だけが聴かれるのって、すごく流行ってると思うんですけど、それはそれですごく魅力的な部分は分かるっていうか。分かりやすくていい聴き方だなとも思うんですけど、でも、流れで聴く良さも絶対にあるから。
転調とかが流行ってるのも、きっとそういう今の時代の飽きさせない工夫みたいなものだと思うから。僕はこの曲が自分の中でとってもとっても大切な曲だなと思っております。
坂本真綾「トライアングラー」
小林私「空に標結う」
ecosystem「ジレンマ」
黒川侑司「Flavor Of Life」(弾き語りカバー)
NICO Touches the Walls「ホログラム」
ユアネス「命の容量」
番組へのメッセージをお待ちしています。
Twitter #fmfukuoka #RoomH をつけてツイートしてください。MC3人ともマメにメッセージをチェックしています。レポート記事の感想やリクエストなどもありましたら、#SENSA もつけてツイートしてください!
放送時間:毎週水曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)
黒川侑司(ユアネス Vo.&Gt.)
福岡で結成された4人組ロックバンド。感情の揺れが溢れ出し琴線に触れる声と表現力を併せ持つヴォーカルに、変拍子を織り交ぜる複雑なバンドアンサンブルとドラマティックなアレンジで、詞世界を含め一つの物語を織りなすような楽曲を展開。
重厚な音の渦の中でもしっかり歌を聴かせることのできるLIVEパフォーマンスは、エモーショナルで稀有な存在感を放っている。2021年12月1日に初のフルアルバム「6 case」をリリース。2022年8月24日にシングル「ありえないよ。」を、同年11月30日にはシングル「Blur」をリリース。2022年6月1日にソロ第1弾シングル「この星からの脱出」をリリース。2022年7月8日にはソロ第2弾シングルでギタリスト「こーじゅん」をフィーチャリングに迎えた「フライディ・チャイナタウン (Acoustic Cover)」をリリース。
オフィシャルサイト/ @yourness_on/ @yourness_kuro
アツキタケトモ
2020年7月より活動開始。作詞・作曲・編曲を自ら手がける新世代の音楽家。日常に潜むちょっとした違和感を、独自のダンスミュージックで表現する。
1stアルバム『無口な人』は2020年9月にリリースされ、ノンプロモーションながらSpotifyやApple Musicなどのストリーミングサービスで多くのプレイリストに選出され、早耳の音楽ファンから好評を得た。2022年にはSG「Outsider」をリリースし、Billboard Heatseekersや、J-WAVETOKIO HOT 100に入るなど注目を高めている。
1月5日に配信SG「匿名奇謀」をリリース。
オフィシャルサイト/ @atsukitaketomo / @atsukitaketomo
Laura day romance
国内外のミュージックラバーにファンを広げる日本のバンド。
鈴木迅が作り出す幅広い音楽性の楽曲と、井上花月の世界観のあるヴォーカル、
タイトさと柔軟さを兼ね備えたリズムを刻む礒本雄太のドラミング、
そしてそれらを表現するためのベストな形でジョインするサポートメンバー達。
2023年初頭には「関ジャム 完全燃 SHOW( テレビ朝日 )」 で川谷絵音氏が選ぶ 2023 年のマイベスト 10 曲の第三位に「sweet vertigo」が選出され、大きく注目を集め始めている。
ワンマンライブは開催を重ねるごとに規模を広げており、2024年10月~11月には、ツアーファイナルZepp Shinjuku(TOKYO)を含む全国ツアーが決定している。
オフィシャルサイト/ @lauradayromance / @lauradayromance
今週のMCは、ユアネスの黒川侑司が担当。SENSAでは、オンエア内容を一部レポート!(聴き逃した方やもう一度聴きたい方は、radiko タイムフリーをご利用下さい。)
皆さん、こんばんは。ここからの1時間はRoom"H"、DJを務めます、ユアネスのボーカル・ギター、黒川侑司です。最近はソロのライブが多いですね。渋谷でスリー・マンの弾き語りのライブをしたり、この前はサカスプ(SAKAE SP-RING)と言う名古屋で行われたサーキットイベントにも弾き語りで出演させていただいて、1人での稼働がちょっと多めになっております。あと、プロの方にソロでの写真を撮ってもらいました。
本当だったら今、言えてた可能性あったんですけど、いろいろな大人の事情で、まだ言えなくなっちゃったんですけど、もうちょっとしたら、本当にあとちょっとで、面白いというか、びっくりする(ようなニュースを)解禁できると思いますので、黒川侑司にぜひ注目して、ユアネスにも注目して、楽しみにしていただければと思います。ということで、ちゃんと音楽漬けのというか、お仕事というか、お仕事という言い方はあまり好きではないんですけど、ちゃんとやることやって生活しておりますのでご安心ください。
ご紹介したのは、ユアネスで「躍動」でした。ユアネス初めての提供曲、坂本真綾さんに提供させていただいた『Fate/Grand Order』というゲームの楽曲、「躍動」のセルフカバーでした。
一蘭
撮影の時に食べたお昼ご飯
綺麗な青い花
アニソンをテーマに選曲!@リビングルーム
FM FUKUOKAからユアネスの黒川がお送りしているRoom"H"、ここからは@リビングルームです。『最近僕がハッとしたこと』と、『今、聴いてもらいたい音楽』についてお話しする時間です。
最近ハッとしたこと、梅雨シーズンに入ったじゃないですか。雨が突然降ったりとか、雨がずっと続いてとかがあって、気圧がやばくてですね、ずっと頭痛いんですよ。あまり痛み止めの薬に頼りたくないんですけど、年齢なんですかね、20歳前半くらいまで僕、気圧症なかったんですけど、最近、痛くて痛くて何もできないから、痛み止めをよく飲んで、日々を過ごしております。
お湯に浸かるとか、ポカリスウェットを飲むとか、マッサージをするとか、いろんな方法をパソコンで調べるんですけど、一番効いたのがマッサージでしたね。そろそろ身体にガタが出てくるんじゃないのかなと(笑)。これを言うと"いや、まだ29でそれは早いよ"、みたいに言われるんですけど、そんなことない。僕はずっと心は永遠の17歳ぐらいの気持ちでいますから、ずっと元気だと思ったんですけど、最近、それだけじゃうまくいかないことも多くなって、痛み止めに頼ったり、マッサージとか針に行きたいなと思って。
でも、知らない人に身体を触られるの嫌だなって思ったりして。自分の性格がいろいろ邪魔をするんですけど、心は健康に生活させていただいております。ちゃんと音楽の方にもすごく力を入れて、積極的に活動していきたいと思っております。
それではこのあたりで音楽行きましょう。毎回3曲Room"H"の住人が、それぞれのカラーで今聴いてもらいたい音楽を自由にセレクトしていきます。
今日は"アニソン"というテーマで3曲選んできました。今日はっていうか今日もですね。アニソンが僕のルーツなので。"最強アニソン"というテーマで3曲選んできました。
まず1曲目、坂本真綾さんの「トライアングラー」という楽曲です。さっき、紹介した「躍動」つながりで坂本真綾さんの曲を選曲させてもらいました。『マクロスF(マクロスフロンティア)』のオープニング曲ですね。でもこれは『マクロス』知らない人でも知ってるぐらいの楽曲だと思います。
菅野よう子さんの力も、坂本真綾さんの力も絶対ありますし、めちゃくちゃクセになるメロディですね。イントロでいきなりグッと掴まれる。歌の力、メロディの力を感じる曲です。
あと、坂本真綾さんの声の魅力がグッと引き出されてる1曲だとも思いますね。美しいですよね、丁寧で耳障りがすごい良くて。
僕、この曲カラオケでよく歌うので、その時、すごく感じるんですけど、難しいと思うんですよ、この曲を綺麗に歌うことって。あるべき音があるべき位置に真っ直ぐないといけないみたいな。そうしないと、オリジナルの魅力が出ない旋律だなって思って。そういうのが多いなって感じて。
坂本真綾さんの歌唱の音のひとつひとつの置き方が、ものすごく丁寧だな、と感じる1曲で、すごく大好きなアニソンの1曲です。
続いて2曲目に選んできた"最強アニソン"は小林私で「空に標結う」という曲です。このRoom"H"にもゲストで出てもらった小林私の曲、アニメ『ラグナクリムゾン』のセカンドクールのエンディングテーマになっております。
僕は彼のことは"コバ"って呼んでいるので。今後名前が出てくる際はコバって言うようにします。この人が書く曲は、言葉選びが本当にすごいですよね。以前も曲を紹介した時に同じようなことを言ったかもしれないですけど、コバが書く曲は音楽じゃなくても、きっと成立するというか。読み物としてすごく魅力的だなぁと思う瞬間が多々あるんですよ。たまたま、音楽の上にそれがのってるだけというか。コバが書いた言葉の上に、後から必死に音がついていってる感じがしてすごく面白いんですよね。
あとこの「空に標結う」という楽曲の YouTube のミュージックビデオのコメント欄を見たんですけど、エンディングテーマを担当したアニメ『ラグナクリムゾン』の中身とかキャラクターの心情を彼なりに本気で汲み取って形にしている感じがすごくいい、みたいなコメントが多いと感じて。
僕はそういう中身をちゃんと観て、ちゃんと愛を持って書かれたアニソンは大好きなので。まだ『ラグナクリムゾン』はチェックできてないんですけども、このコバが書いた曲を聴いて、観てみたいなって感じました。そういうアニメの入り方ってめちゃくちゃあると思うんですよ。曲を聴いて、気になってアニメに入るって。僕はそれで、たくさんのアニメ観てきたので。ぜひ『ラグナクリムゾン』も観たいと思ってしまいました。
黒川が選ぶ最強アニソン3曲目はecosystemの「ジレンマ」という楽曲です。
これはアニメ『銀魂』の2期の2つ目ぐらいの曲ですね。僕は福岡スクールオブミュージックという専門学校に通ってたんですけど、うちのギターの古閑翔平に教えてもらった楽曲です。"黒ちゃん、この人めちゃくちゃ歌上手だから、きっと好きだよ"って教えてくれて、めちゃくちゃ覚えてます。
僕、当時、音楽全然知らなかったから。バンドやってるのにバンドの曲をほとんど聴いたことがなくて。あと性格的にも、すごくひねくれてた部分があったから、若かったし。今は思ってないですよ。"歌が上手じゃないのに、なんでみんな聴けるんだ?"と思ってた時期があったんです。
今では恥ずかしいというか、すごく狭い感性になっていたな、と思うんですけど、でも、それと同時に、いい意識の高さじゃないですけど、"歌えることって最低条件だ"と今でも思えてるから、それはそれでいいんですけど。そんな当時ひねくれまくってた僕に寄り添うように教えてくれたのが、このecosystemというバンドで。めちゃくちゃハマっちゃって。なんてパワフルな歌唱なんだと思って。
あと、ちょうどメロディも作り始めてた時期だったので、ユアネスの初期の楽曲の歌メロと歌詞は僕が作っているので、どうやったらこんなかっこいいメロディーが思いつくんだ、と、悶絶してましたね。そこから、存在しているecosystemのCDをすべて買いました。色褪せない名曲だと思います。
ユアネスの黒川侑司がお送りしているRoom"H"、今夜、@リビングルームでおかけした曲は坂本真綾さんの「トライアングラー」、小林私の「空に標結う」、ecosystemの「ジレンマ」の3曲でした。
こうやって3曲並べて聴いてみると、どれもアニソンという一括りではあるんですけど、サウンドの幅広さというか、全く方向性は違うじゃないですか。それ、すごく面白いなと思って。
僕が中学校・小学校ぐらいの時のアニソンってTHEアニソンだっていう曲調、音ってある程度決まってた感じがしたんですよね。だから、パッと知らない曲でも流れたら、アニソンだろうなっていうような。いい意味でね、分かりやすいアニソンってすごく多かったと思うんですけど。
最近はバンドさんとか、シンガーソングライターの方とかがアニメソングを担当するようになって、すごく入り口広がったと思うんですよね。こうやって並べて聴いてみて、改めて思いました。音楽興味なくても、アニメきっかけで好きになる曲って絶対あるから。ライブとか行かなくても、この曲だけは知ってる、この曲はすごく好きでカラオケで歌うんだ、みたいなものは絶対あると思いますし。
そういう意味で、音楽の入り口もきっと広がったと思いますし、アニメの入り口も広がったなっていう、すごく良い時代になったなと改めて感じました。ということで Room"H"@リビングルームのコーナーでした。
NICO Touches the Walls「ホログラム」@ベッドルーム
ここからはRoom"H"の住人がプライベートで大事にしているディープな偏愛ソングを毎週1曲ご紹介。@ベッドルームのコーナーです。今日、このコーナーで皆さんに聴いていただきたい楽曲はNICO Touches the Wallsの「ホログラム」という楽曲です。『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』の2つ目のオープニングですね。
『鋼の錬金術師』にも2つあるんですけど、『鋼の錬金術師』と『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』。FULLMETAL〜の方は漫画に忠実な進行をしている方ですね。
この曲は僕の一番の青春といっても過言ではない。中学校の頃に放送されて、当時仲良かった友達がハガレンを教えてくれて、すごくハマって。アニメのグッズにお金出したのが、この『鋼の錬金術師』が僕、初めてだったので、すごくハマったんですよ。塾行く時とかにもずっとハガレンの主題歌集を聴いていて。
でもその友達が不登校になっちゃって。でも塾の帰りとかに、僕は毎日毎日その友達の家に行ってたんですよ。様子見に行ったりとか、プリントとかモノとか届けたりしてたんですよ。"今週のハガレン録画したから、見逃したやつだったら観ていいよ"みたいな感じで。
その時に、この曲を2人で聴いて、"かっこいいね"みたいな話をしてて、好きなアニメの大好きな曲、というのと、その時の思い出もあって偏愛ソングになっております。
この曲のメロディーのなぞり方がめちゃくちゃ好きで。曲作る時に意識するのが、1番と2番とラストのメロディーを全く同じにというか、飽きないようにしたいなっていう、同じにしたくないなっていう。
でも、たくさんのメロディーの種類がありすぎても、リフレイン効果みたいなのを考えた時に、ある程度なぞった方がいいから、ちょっとだけ変化を加えようかなみたいな作り方をしがちなんですけど。それはきっと、この曲を聴いて思うようになったんだなと思って。あれ、ここのメロディーちょっと違うのに、でも、さっきのメロディーなぞってる感じめちゃくちゃかっこいいな、聴き飽きないなっていう。1曲頭から聴いて、早くあそこのメロディーがちょっと変わるところが聴きたい、だから聴く、みたいな。そういう理由で音楽聴くことってあると思うんですよ。
今、そのサビだけが聴かれる、一部分だけが聴かれるのって、すごく流行ってると思うんですけど、それはそれですごく魅力的な部分は分かるっていうか。分かりやすくていい聴き方だなとも思うんですけど、でも、流れで聴く良さも絶対にあるから。
転調とかが流行ってるのも、きっとそういう今の時代の飽きさせない工夫みたいなものだと思うから。僕はこの曲が自分の中でとってもとっても大切な曲だなと思っております。
6月12日(水) オンエア楽曲
ユアネス「躍動」坂本真綾「トライアングラー」
小林私「空に標結う」
ecosystem「ジレンマ」
黒川侑司「Flavor Of Life」(弾き語りカバー)
NICO Touches the Walls「ホログラム」
ユアネス「命の容量」
番組へのメッセージをお待ちしています。
Twitter #fmfukuoka #RoomH をつけてツイートしてください。MC3人ともマメにメッセージをチェックしています。レポート記事の感想やリクエストなどもありましたら、#SENSA もつけてツイートしてください!
RADIO INFORMATION
FM 福岡「Room "H"」
毎週月曜日から金曜日まで深夜にオンエアされる、福岡市・警固六角にある架空のマンションの一室を舞台に行われ、次世代クリエイターが様々な情報を発信するプログラム「ミッドナイト・マンション警固六角(けごむつかど)」。"203号室(毎週水曜日の26:00~26:55)"では、音楽番組「Room "H"」をオンエア。ユアネスの黒川侑司、アツキタケトモ、Laura day romanceが週替わりでMCを務め、本音で(Honestly)、真心を込めて(Hearty)、気楽に(Homey) 音楽愛を語る。彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。放送時間:毎週水曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)
番組MC
黒川侑司(ユアネス Vo.&Gt.)
福岡で結成された4人組ロックバンド。感情の揺れが溢れ出し琴線に触れる声と表現力を併せ持つヴォーカルに、変拍子を織り交ぜる複雑なバンドアンサンブルとドラマティックなアレンジで、詞世界を含め一つの物語を織りなすような楽曲を展開。
重厚な音の渦の中でもしっかり歌を聴かせることのできるLIVEパフォーマンスは、エモーショナルで稀有な存在感を放っている。2021年12月1日に初のフルアルバム「6 case」をリリース。2022年8月24日にシングル「ありえないよ。」を、同年11月30日にはシングル「Blur」をリリース。2022年6月1日にソロ第1弾シングル「この星からの脱出」をリリース。2022年7月8日にはソロ第2弾シングルでギタリスト「こーじゅん」をフィーチャリングに迎えた「フライディ・チャイナタウン (Acoustic Cover)」をリリース。
オフィシャルサイト/ @yourness_on/ @yourness_kuro
アツキタケトモ
2020年7月より活動開始。作詞・作曲・編曲を自ら手がける新世代の音楽家。日常に潜むちょっとした違和感を、独自のダンスミュージックで表現する。
1stアルバム『無口な人』は2020年9月にリリースされ、ノンプロモーションながらSpotifyやApple Musicなどのストリーミングサービスで多くのプレイリストに選出され、早耳の音楽ファンから好評を得た。2022年にはSG「Outsider」をリリースし、Billboard Heatseekersや、J-WAVETOKIO HOT 100に入るなど注目を高めている。
1月5日に配信SG「匿名奇謀」をリリース。
オフィシャルサイト/ @atsukitaketomo / @atsukitaketomo
Laura day romance
国内外のミュージックラバーにファンを広げる日本のバンド。
鈴木迅が作り出す幅広い音楽性の楽曲と、井上花月の世界観のあるヴォーカル、
タイトさと柔軟さを兼ね備えたリズムを刻む礒本雄太のドラミング、
そしてそれらを表現するためのベストな形でジョインするサポートメンバー達。
2023年初頭には「関ジャム 完全燃 SHOW( テレビ朝日 )」 で川谷絵音氏が選ぶ 2023 年のマイベスト 10 曲の第三位に「sweet vertigo」が選出され、大きく注目を集め始めている。
ワンマンライブは開催を重ねるごとに規模を広げており、2024年10月~11月には、ツアーファイナルZepp Shinjuku(TOKYO)を含む全国ツアーが決定している。
オフィシャルサイト/ @lauradayromance / @lauradayromance