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2024.05.10
カネコアヤノ「カネコアヤノ Billboard Live ワンマンショー 2023 - 12.15 Billboard Live OSAKA」──2人の「対話」が聞こえてくるようなデュオ・ライヴ
今年3月にアナログ3枚組のライヴ・アルバム『カネコアヤノ 日比谷野外音楽堂ワンマンショー 2023』を発表したばかりのカネコアヤノ。続いてリリースされる本作は、カネコアヤノバンドのメンバーとして彼女を支えてきたギタリスト、林宏敏とのデュオによるライヴ盤だ。カネコはソロとバンドのふた通りの作品を発表してきたが、デュオは初めて。これまでも林は表情豊かなエレキ・ギターの音色でカネコの歌を彩ってきたが、本作でも林は様々な技法やエフェクトを駆使してプレイする。
「タオルケットは穏やかに」ではシューゲイザーのようなギター・ノイズで歌を包み込み、「気分」ではサイケデリックな演奏で気分が「上がったり下がったり」する浮遊感を生み出す。そんなふうに空間を作り出すような演奏もあれば、「やさしい生活」ではカネコの歌のすぐ横に優しく寄り添い、「カウボーイ」ではカネコのアコースティック・ギターの力強いカッティングと並走してガレージ・ロック風のギターをかき鳴らしたりと、林のギターは様々なアプローチでカネコの歌に絡んでいく。それは歌をサポートするためのものというより、林がカネコの歌から感じ取ったエモーションをギターで表現しているようだ。
バンドが生み出す音の荒野を自由奔放にカネコの歌が駆け回るのがバンド編成のライヴだが、本作の演奏は一対一の心地よい緊張感に貫かれている。バンド以上にミュージシャン同士の演奏を通じた「対話」が聞き取れるのも本作の魅力で、2人がギターが語る言葉(音色)の表情の豊かさ、そして、親密で息があった共演に引き込まれる。2人は2本のギターで様々な風景を描き出していく。弦を鳴らしていなくても、アンプを通じて聞こえてくる電気音で囁いているようだ。そして、ギターの音に耳を傾けているうちに、カネコの歌声も喉で鳴らす楽器のようにも聞こえてきたりもして、本作にはソロともバンドとも違う新しい歌の世界が広がっている。
文:村尾泰郎
カネコアヤノ「カネコアヤノ Billboard Live ワンマンショー 2023 - 12.15 Billboard Live OSAKA」
2024年5月7日(火)
Format:Digital
Label:1994
Track:
1.追憶
2.タオルケットは穏やかな
3.やさしい生活
4.旅行
5.花ひらくまで
6.栄えた街の
7.春の夜へ
8.閃きは彼方
9.気分
10.かみつきたい
11.カウボーイ
12.どこかちょっと
試聴はこちら
カネコアヤノ「ラッキー/さびしくない」
2024年4月17日(水)
Format:Digital
Label:1994
Track:
1.ラッキー
2.さびしくない
試聴はこちら
仙台GIGS
2024年5月22日(水)
Zepp Nagoya
2024年5月24日(金)
Zepp Fukuoka
2024年5月28日(火)
Zepp Namba (OSAKA)
※sold out
2024年6月1日(土)
Zepp Sapporo
2024年6月4日(火)
Zepp DiverCity (TOKYO)
※sold out
2024年6月5日(水)
Zepp DiverCity (TOKYO)
※sold out
2024年6月19日(水)
京都 磔磔
※sold out
2024年6月21日(金)
高松オリーブホール
※sold out
2024年6月22日(土)
広島CLUB QUATTRO
※sold out
2024年6月27日(木)
金沢EIGHT HALL
※sold out
2024年6月28日(金)
長野CLUB JUNK BOX
※sold out
2024年7月7日(日)
沖縄 ミュージックタウン音市場
【一般販売中】
チケットぴあ:https://w.pia.jp/t/kanekoayano-24/
イープラス:https://eplus.jp/kanekoayano24/
ローソンチケット:https://l-tike.com/kanekoayano//a>
@kanekoayanoinfo
@kanekoayano_info
オフィシャル通販「カネコ商店」
「タオルケットは穏やかに」ではシューゲイザーのようなギター・ノイズで歌を包み込み、「気分」ではサイケデリックな演奏で気分が「上がったり下がったり」する浮遊感を生み出す。そんなふうに空間を作り出すような演奏もあれば、「やさしい生活」ではカネコの歌のすぐ横に優しく寄り添い、「カウボーイ」ではカネコのアコースティック・ギターの力強いカッティングと並走してガレージ・ロック風のギターをかき鳴らしたりと、林のギターは様々なアプローチでカネコの歌に絡んでいく。それは歌をサポートするためのものというより、林がカネコの歌から感じ取ったエモーションをギターで表現しているようだ。
バンドが生み出す音の荒野を自由奔放にカネコの歌が駆け回るのがバンド編成のライヴだが、本作の演奏は一対一の心地よい緊張感に貫かれている。バンド以上にミュージシャン同士の演奏を通じた「対話」が聞き取れるのも本作の魅力で、2人がギターが語る言葉(音色)の表情の豊かさ、そして、親密で息があった共演に引き込まれる。2人は2本のギターで様々な風景を描き出していく。弦を鳴らしていなくても、アンプを通じて聞こえてくる電気音で囁いているようだ。そして、ギターの音に耳を傾けているうちに、カネコの歌声も喉で鳴らす楽器のようにも聞こえてきたりもして、本作にはソロともバンドとも違う新しい歌の世界が広がっている。
文:村尾泰郎
RELEASE INFORMATION
カネコアヤノ「カネコアヤノ Billboard Live ワンマンショー 2023 - 12.15 Billboard Live OSAKA」
2024年5月7日(火)
Format:Digital
Label:1994
Track:
1.追憶
2.タオルケットは穏やかな
3.やさしい生活
4.旅行
5.花ひらくまで
6.栄えた街の
7.春の夜へ
8.閃きは彼方
9.気分
10.かみつきたい
11.カウボーイ
12.どこかちょっと
試聴はこちら
カネコアヤノ「ラッキー/さびしくない」
2024年4月17日(水)
Format:Digital
Label:1994
Track:
1.ラッキー
2.さびしくない
試聴はこちら
LIVE INFORMATION
カネコアヤノ Livehouse Tour 2024
2024年5月10日(金)仙台GIGS
2024年5月22日(水)
Zepp Nagoya
2024年5月24日(金)
Zepp Fukuoka
2024年5月28日(火)
Zepp Namba (OSAKA)
※sold out
2024年6月1日(土)
Zepp Sapporo
2024年6月4日(火)
Zepp DiverCity (TOKYO)
※sold out
2024年6月5日(水)
Zepp DiverCity (TOKYO)
※sold out
2024年6月19日(水)
京都 磔磔
※sold out
2024年6月21日(金)
高松オリーブホール
※sold out
2024年6月22日(土)
広島CLUB QUATTRO
※sold out
2024年6月27日(木)
金沢EIGHT HALL
※sold out
2024年6月28日(金)
長野CLUB JUNK BOX
※sold out
2024年7月7日(日)
沖縄 ミュージックタウン音市場
【一般販売中】
チケットぴあ:https://w.pia.jp/t/kanekoayano-24/
イープラス:https://eplus.jp/kanekoayano24/
ローソンチケット:https://l-tike.com/kanekoayano//a>
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オフィシャルサイト@kanekoayanoinfo
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