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2023.11.16
【読むラジオ】MC:森山公稀(odol) アルバム『DISTANCES』リリース記念!メンバーのミゾベリョウ&シェイクソフィアンが登場「Room H」-2023.11.15-
FM福岡で毎週水曜日 26:00~26:55にオンエアしている音楽番組「Room "H"」。ユアネスの黒川侑司、アツキタケトモ、Wez Atlasが週替わりでMCを務め、彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。
今週のMCは、半年ぶりに帰ってきたodolの森山公稀が担当する特別版。SENSAでは、オンエア内容を一部レポート!(聴き逃した方やもう一度聴きたい方は、radiko タイムフリーをご利用下さい。)
森山:皆さんこんばんは、お久し振りです。ここからの1時間はRoom"H"、DJを務めますodolのピアノで作曲をしております森山公稀です。
と言うことで久し振りにRoom"H"に帰ってまいりました!6ヶ月ちょっとぶりらしくて、今年の4月まで約2年間番組を担当させていただいたんですけれども、皆さんお元気でしたでしょうか?
僕の個人的な近況としましては、引越しをしようとしているタイミングでRoom"H"を卒業したと思うんですね。それで前の家とRoom"H"がすごく記憶に結び付いてる、みたいな話をした記憶があるんですけど、無事に引越しも終わりまして新居でとても気持ちよく過ごしております。
ということで番組に入っていきたいと思います。
森山:実は、今日、Room"H"に帰ってきたのには理由がございまして、昨日11月15日にodolの新しいアルバム『DISTANCES』がリリースとなりました。
odolとしては約2年半振りのニューアルバムということでRoom"H"の皆さんがお祝いということで僕たちを招えていただいたので、ボーカルのミゾベとベースのソフィアンも呼んでアルバムの話をしていこうと思っております。皆さんものんびりと楽しんでいってください。
森山:お送りしたのはodolのニューアルバム『DISTANCES』から「遠い街」でした。いかがでしょうか?
ミゾベ:いいですねー。
森山:あれ? あなたは?
ミゾベ:改めましてodolのボーカルのミゾベです。
森山:と言うことでミゾベリョウさんに来ていただきました。本日はこの後、ソフィアンにも来てもらうんですが、まずはミゾベと2人でニューアルバム『DISTANCES』について話していきたいなと思っております。よろしくお願いします。
ミゾベ:まずさ、僕と森山は地元福岡じゃないですか。
森山:確かに。
ミゾベ:だから、この番組に出れるのはすごく嬉しい。
森山:なるほど、そうですね。福岡の番組ですからね。
このアルバム『DISTANCES』なんですけど、タイトルからちょっと話したいんですけれども、覚えてますか、タイトル決まった頃の話とか?
ミゾベ:森山が発案者だったんですけど、僕ら3人になってから特にだと思うんですけど、色んなこと話し合いで決めることが多くなってて、というのも、今までは(メンバーが)5人いたので話し合いで決めるっていう、まあ、なかなか難しいよね。
森山:決まらないですからね。
ミゾベ:けど3人になったことで、その一人一人のウェイトも上がってるし3人で話すことが多いんですけど、やっぱり他の人の意見ってそこに追い付くのってちょっと時間がかかるというか。
森山:タイムラグがありますね。
ミゾベ:けど、この『DISTANCES』ってタイトルは森山から聞いた瞬間に"それだ!"ってなって
森山:ほんと、そのスピード感でしたね。
ミゾベ:この12曲もそうなんですけど、今まで色んな距離のこととか物理的な単純に距離っていうものと、過去と未来の距離とか、理想と現実の距離みたいな色んな距離について歌ってきたなっていうことを聞いて、本当にそうだなと思って。そのタイトルを言った瞬間から"そうだな"って思ったんですけど。
森山:そうなんですよ。この『DISTANCES』のタイトル決めるまでにも本当に何時間もというか何日もかな、 odolの会議方法はスプレッドシートとズームを活用して、みんなでシートを編集しながら案を出していったりするんですけど、そうやっていくつもいくつもタイトル案出したんですけどまとまらなくて。
次の日にもう一回やろうってなった時、その前日の夜に一人で考えて"このタイトルいいんじゃないか"と思って提案したら、二人からもポジティブな反応がというか、しっくりくるっていうことを聞いて、ああ良かったなと安心した思い出があるんですけれども。
『DISTANCES』は歌詞についてもタイトルにのせたんですけど、それ以外にも2つぐらい僕にとっては『DISTANCES』に込めた思いがあって、まず1つ目がメンバーが 3人体制になって初めてのアルバムじゃないですか、今回。
ミゾベ:そうですね。
森山:それで僕たち自身の距離感とか関わり方、関係性もかなり変わったし、逆にサポートミュージシャンや関わるスタッフの方がすごく増えて、そうやってodolを取り巻く人間関係とか距離感がすごく変わったし、そういうことをずっと考えていた2年間だったという思いがあり。
もう一つは社会的にもコロナがあって、ソーシャルディスタンスじゃないですけど、人と人の距離を全世界の人が意識した2年半だったかなと思うので、そういった社会のムードにも影響されながら僕らは曲を作ったり歌詞を書いたりしてるわけで、それをドキュメンタリー的に込めたタイトルになっていると、そんな感じなんですかね。
ミゾベ:そうですね。
森山:ということなんですが、Room"H"で恒例の質問というか話題があって
ミゾベ:そうだよね、じゃあ僕から言います。
森山:お願いします。
ミゾベ:森山さんが私、ミゾベの仕事で特に良いと思った作品を教えてください。
森山:"俺、褒めろ"みたいな時間で
ミゾベ:そうそう。逆は聞いてもらうけどね。
森山:そうなんですよ。これ、いい質問だなって思うんですけど、毎回。
ミゾベ:なかなかね。
森山:言うことないですけど。
ミゾベ:言うことない。
森山:これ、ちょっと考えてみたんですけど、もちろん全曲良い歌詞だと思うんですけど
ミゾベ:ありがとうございます。
森山:「幽霊」という曲は、曲自体、割とスピーディーに作ったんですよ。そこから歌詞ができるまで結構、難航したじゃないですか、この曲。
色々紆余曲折あってというか、何回も作っては壊しを重ねてって、最終的にすごいとこに着地したなって思ってて、こういう歌詞、フィクションだけど誰にでも通ずるような普遍的な歌詞っていうのはodolで作ってる中でも新しい感じ方をしたって思っていて、『DISTANCES』というアルバムにこの曲が入ったことで、odolがもうひとつ次のステップに進めるような感じがしたっていうところがあって。
ミゾベ:そうね。
森山:いいな、と思っている次第です。
ミゾベ:理想的なのは前日までに決まってて当日は歌うだけっていうのが一番良いんですけど、当日までギリギリできないって曲も多くあって。
なかでも「幽霊」は当日も出来てない、という状況でスタジオに12時とか1時とかに来て歌い始めたのが夜の8時とかで、それで更にまたAメロちょっと変えたいってなって、更に追加で録音したみたいな。
森山:だから、まあワガママ言ってというか、スタッフさんにマジでお願いしますって、色んな人のスケジュールとかスタジオのスケジュールをもう一回リスケしてもらって、そこまで拘われたというか。
ミゾベ:そうですね。そんな力作となっております。
森山:ということで、僕、森山の視点の話もさせていただきますと、さっきもチラッと話しましたけど、「幽霊」とか「遠い街」ってアルバム制作の後半に作ったじゃないですか。
ミゾベ:はい。
森山:その時に僕が考えてたのってバンドで音楽をやることに正解はないと思うんですけど、ちょっと僕は違和感を感じてたんですね。この2年間、メンバーが抜けたことによってスタジオにみんなで集まることも減ったし、音楽制作工場みたいなニュアンスというか、僕が譜面を渡してそれぞれに考えてもらって弾いたデータをもらって組み合わせてみたいな。
でもバンドってそれだけじゃないよなーっていう感じがあったりして、で、さっき聴いてもらった「幽霊」とかはその話をした上で僕の家とかスタジオに3人で集まって制作してるんですよね。
ミゾベ:そうですね。
森山:2人が例えばギター弾いてみたり、仮歌を適当なインプロビゼーションで言葉をのせて、こういう響きどうだろう、みたいなことで、曲の印象を作っていったり、最後の方そういうことをやってて。
そういうことができて、ようやく『DISTANCES』というアルバム出せるなって思えたところもあったんですよね、僕としては。
ミゾベ:なるほど。僕は3、4年前とかって歌詞はメロディーラインをいかに順守できるかっていうか、森山が良いと思ってるその曲調に対してメロディーをどれだけ崩さずに歌詞をのせれるかっていうのを意識してたんですけど。仮歌を入れてみると、もちろん和音の響きとかそういう要素もあるんやけど曲って、やっぱり音だから、声にしてみた時の音色みたいな部分ってすごく大切で、ちゃんとそうやって音にしてみて分かることがかなりあるなって。
森山:ここには子音多めの方がハマるのかとか、言葉の聞こえ方に違和感があったりとか、逆にメロディーが変に聴こえたりっていう時もあるじゃないですか。
そういう時に、本当に時間で言うとコンマ何秒だけずらすことでハマる時が多くあって、そういう調整みたいなことをかなりインタラクティブに、メロディーが主導とか歌詞が主導っていうよりは双方に調整をしていくっていうことを最近はよくやりますね。
ミゾベ:そうだよね。例えば半拍遅らせてみようってなって、いやこのままのメロディーで歌詞的には行きたいから、逆にこうやって歌ってみることで、その印象を改善してみるとか
森山:抜いてみたりとかね
ミゾベ:そうそうそう、そういう話とかもあるからやっぱり面白いですよね、そういう作業。
森山:と言うことで、僕がさっきミゾベさんのいい仕事を選びましたけど、ミゾベさん的に"森山、いい仕事したな"って曲ってありますか?
ミゾベ:「望み」という曲がありまして。
森山:1曲目ですね。
ミゾベ:『DISTANCES』の中だと最初の方に作った曲。単純にまずこの曲をデモでもらった時に、いつも通り完成してる状態でもらったんですけど、単純にコーラスラインとかメロディーラインがいいとかコード進行がいいとかそういうところよりか、今回のアルバムで行くと「Distances」という曲から、こういうポップな「望み」という曲までかなり振れ幅を持って作れるっていうのがやっぱりすげえなって思ったんですよ。
森山:なるほど。
ミゾベ:だけどodolらしさっていうのが「望み」にも入ってて、コーラスラインがめちゃくちゃ高いところ行ってたりとか何回聴いてもカウンターで入ってるシンセホーンかな、そのメロディーめっちゃいいと思ったりとか、口ずさんでしまうみたいな。
そういうポップなものも、結構攻めてる曲も作れる、と言うのがodolらしさだし森山らしさが一番あるのかなって思ったりしました。
森山:ありがとうございます。この曲はJR東海のテレビCMの書き下ろしだったのでそうやって広く多くの人に伝わるようなサウンドをめざしたところもあって、そう思ってもらって嬉しいです。
シェイク:どうも、こんにちは、ベースのシェイク・ソフィアンです。
森山:あら、いらっしゃいませ。
シェイク:いつもお世話になっております。久し振りですね。
森山:そうですね。
シェイク:久々に来るとこの部屋もちょっと気持ち狭く感じちゃうな、僕が大きくなっただけかもしれないですけど。
森山:成長したんですかね。ここからはソフィアンと一緒に『DISTANCES』の話を。『DISTANCES』2年半ぶりということですけれども odolとしてもメンバーが抜けたり、コロナ禍があったりと色々変化がありましたけど、ソフィアンとしてはどんな2年半でしたか?
シェイク:メンバー抜けてodolが変わるっていうのは僕の中でも大事件だったんですよね。そのバンドの中での今までのベーシストという立ち位置から自分自身を大きく飛躍させる、あるいは変化させる必要があったなっていうのが最初の方あって。なので、特に2021年ぐらいは色んなことに挑戦しまくろうっていうのが第一にあったっていうのが印象深いですね。
森山:そうやって編成が変わったりして。 それでも曲を作りたいと思った我々はたくさんのサポートミュージシャンに、今回総勢14名かな。
シェイク:オールスターです。
森山:力を貸してもらってアルバムを作ってきたわけですけど、印象深いサポートミュージシャンとかいます?
シェイク:今まではodolの中メンバー内でやってきたってのがあって、ドラムの垣守翔真と一心同体でリズムセクションを作ってたんですね。
森山:マシね。オリジナルメンバー。
シェイク:オリジナルメンバーのドラマーとしか曲をやってなかったっていうところから、初めましてな人と簡単に良いグルーヴできんのかい?っていう。
森山:ちょっと浮気してるような気持ちになりつつ(笑)。
シェイク:そうだったんですよ。実際に曲を演奏していく中で、参加してくれてるドラマーの人たちは、色んなバンドだったり色んなプレイヤーとやってる人たちなので本当に優しく僕をリードしてくれるというか、僕の肩の力をほぐしてくれるというか、リズム隊として不安だった部分も。
森山:確かにね 大丈夫だよ!みたいな。ドラムの方ってそういうイメージあるよね。
シェイク:そうなんですよ。関わってくださったドラマーの人みんな本当に僕に優しくしてくれてるなって強く感じてます(笑)。
森山:ドラマーにはベーシストに優しくしろっていう言い伝えがあるのかもしれないですね。
シェイク:そうですね。
森山:12曲今回収録されてるんですけど、"自分頑張ったなー"って思う曲ってあります?
シェイク:ほぼ、全部頑張ったって言いたいところなんですけど。
森山:もちろん、そうです。
シェイク:僕の中で一番トライした曲があって、「本当の顔」という曲なんですけど実は僕、この曲で初めてエレキ版のコントラバスを演奏することに挑戦したんですよ。
森山:しましたね。スタジオでね。
シェイク:制作段階ではシンセでやってみるかとか、エレキベースでやってみるかとか、色んなパターンを探ってる中で、コントラバスだったら良くなるかもっていう案も上がって。
実際にレコーディングしていく中でそれに挑戦してみようってなって、次の日に持ってきて。
森山:その日はストリングスのRECの日だったと思うんですけど、ソフィアンが急遽その日も来てくれて。
シェイク:僕、全部のレコーディングに撮影係として参加してますけどね(笑)。
森山:そう、でも奏者としても来てくれて。
シェイク:その日は機材多かったですね。
森山:そうそう、でこの曲もそうですけど、そういう土壇場のアイディアみたいなのあるじゃないですか、曲を作ってる中で。
でもそれって急に言われても大変じゃないですか、演奏するミュージシャン側の視点で言うと。なんですけどソフィアンとかはそういう時に前向きにというか、"じゃあ、やってみます"っていう感じでトライしたことによって良くなった曲もたくさんあったと思って。
シェイク:嬉しいですね。
森山:今までやってないことをやるっていう、良くなるか分かんないけど一応やってみるみたいな。 そういう積み重ねがこのアルバムとかは多かったかなっていうふうに。
シェイク:そうですね、本当にそう感じます。やっぱりモリ氏(森山)はレコーディング全て参加してリードしてるわけじゃないですか。
なので僕の細かな頑張りとかも全部見逃さずに拾ってくれてるんじゃないかなって思うんです。
森山:もちろん。。
シェイク:なので、この曲選曲したら分かってくれるだろうなって(笑)。
森山:もちろん。
シェイク:期待通りでした。さすがモリ氏(森山)です。
森山:と言うことで、まあ色々と話してきたんですけど『DISTANCES』が完成してちょうどリリースされましたよね。
そんな今、改めてodolにとって『DISTANCES』ってどんな作品なんですかね?
シェイク:リリースする度に「今のodolを象徴してるアルバムだな」って毎回思ってるんですけど、今回は今までのodol全部を総括した代表的なアルバムというか"This is odol"って言えるようなアルバムになったんじゃないかなって思ってますね。
森山:まさにそうですね。 あんまり僕、人に言わないんですけど、年が明けるタイミングって好きで、今年も頑張るぞって気持ちになるじゃないですか、ちょっと気持ち新たに。1月1日が暇だったりすると、家でぼーっとするのが好きで、その時に今年どういうことしたいなっていうのをぼんやり考えるんですよ。
まあ、目標というかね。その時にodolの代表作となるアルバムを作りたい、アルバムを作ることは決まってたんですけど、odolの代表作って言えるアルバムを作ろうって思ってたのを思い出して、本当にまさにそういうものになったんじゃないかなって自分でも思ってるところがあって、完成出来て、リリースまでこれて良かったって感慨深く思っているところです。
シェイク:やっぱりモリ氏はプレイヤーとしても作曲家としても色々活躍してるじゃないですか。今後も大活躍すると思うんですけど、その中で森山公稀を象徴する一枚にこのアルバムがなってくれるんじゃないかなって僕はちょっと期待してるんですよね。
森山:名刺代わりね。
シェイク:名刺にして欲しいですね。
森山:そんな『DISTANCES』というアルバムですけれども、このアルバムを象徴しているような曲、リードソングとか先行配信とかは別にあって、アルバムのタイトルと同じタイトルがついている「Distances」という曲があるんです。
なぜodolの代表作となるアルバムと思えたかっていうところにも繋がるんですけど、odolの代表作としての絶対条件ってバンドの曲だと思えることだと思ってて、僕が作っただけじゃダメだなって。
もちろんミゾベが歌詞を書いて歌うとか、ソフィアンがベースを弾くっていうのがあるんですけど、それだけじゃなく、もっと広い意味で、バンドで作るアルバムにならないと代表作とは言えないなってずっと考えていて。
そんな中でこの曲もバンドとして作れたという部分があって。トラックを最初作った時にいつも通りミゾベに歌詞を書いてもらおうかと思ったんですけど、ミゾベがちょっと歌詞について悩んでるというかスランプ気味だった時期で、そんな時に新たなトライというかね、 じゃあ試しに3人で書いてみる?みたいな話になったじゃないですか、それでもう毎晩毎晩長く打ち合わせをして3人で歌詞を作った曲でして、実はそんな想い出も込みで『DISTANCES』を象徴してるんじゃないかと思っております。
シェイク:僕もこの曲一番好きですね。
森山:ちょっと攻め気味な曲で、でもodolらしさはすごくあると思います。
撮影:シェイク・ソフィアン
odol「幽霊」
odol「望み」
odol「本当の顔」
odol「DISTANCES」
番組へのメッセージをお待ちしています。
Twitter #fmfukuoka #RoomH をつけてツイートしてください。MC3人ともマメにメッセージをチェックしています。レポート記事の感想やリクエストなどもありましたら、#SENSA もつけてツイートしてください!
放送時間:毎週水曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)
黒川侑司(ユアネス Vo.&Gt.)
福岡で結成された4人組ロックバンド。感情の揺れが溢れ出し琴線に触れる声と表現力を併せ持つヴォーカルに、変拍子を織り交ぜる複雑なバンドアンサンブルとドラマティックなアレンジで、詞世界を含め一つの物語を織りなすような楽曲を展開。
重厚な音の渦の中でもしっかり歌を聴かせることのできるLIVEパフォーマンスは、エモーショナルで稀有な存在感を放っている。2021年12月1日に初のフルアルバム「6 case」をリリース。2022年8月24日にシングル「ありえないよ。」を、同年11月30日にはシングル「Blur」をリリース。2022年6月1日にソロ第1弾シングル「この星からの脱出」をリリース。2022年7月8日にはソロ第2弾シングルでギタリスト「こーじゅん」をフィーチャリングに迎えた「フライディ・チャイナタウン (Acoustic Cover)」をリリース。
オフィシャルサイト/ @yourness_on/ @yourness_kuro
アツキタケトモ
2020年7月より活動開始。作詞・作曲・編曲を自ら手がける新世代の音楽家。日常に潜むちょっとした違和感を、独自のダンスミュージックで表現する。
1stアルバム『無口な人』は2020年9月にリリースされ、ノンプロモーションながらSpotifyやApple Musicなどのストリーミングサービスで多くのプレイリストに選出され、早耳の音楽ファンから好評を得た。2022年にはSG「Outsider」をリリースし、Billboard Heatseekersや、J-WAVETOKIO HOT 100に入るなど注目を高めている。
2023年4月19日に「NEGATIVE STEP」を配信リリース。
オフィシャルサイト/ @atsukitaketomo / @atsukitaketomo
Wez Atlas
東京を拠点とするヒップホップアーティスト。多文化なスタイルを取り入れ、高いスキルで日本語と英語を組み合わせたラップを魅せる。HYPEBEAST JAPAN による注目の U20 アーティストに選ばれるなど徐々に注目を集める存在に。2021 年 6 月に starRo をプロデューサーに迎えた「Zuum!」をリリースし、SpotifyJapan の公式プレイリスト「Next Up」のカバー、そして 1 曲目に、さらには「Tokyo Super Hits!」にも選ばれた。今後の活躍が期待される中、2021年7月に待望の1stミニアルバム「Chicken Soup For One」をリリース。客演のオファーも多く寄せられ、Helsinki Lambda Clubや韓国のシンガーソングライターYunBなど、国内外のアーティストの作品に数多く客演参加。
2022年は自身名義のシングルも5作発表し、2023年3月には2ndミニアルバム「This Too Shall Pass」をリリース。
@wezzyatlas
今週のMCは、半年ぶりに帰ってきたodolの森山公稀が担当する特別版。SENSAでは、オンエア内容を一部レポート!(聴き逃した方やもう一度聴きたい方は、radiko タイムフリーをご利用下さい。)
森山:皆さんこんばんは、お久し振りです。ここからの1時間はRoom"H"、DJを務めますodolのピアノで作曲をしております森山公稀です。
と言うことで久し振りにRoom"H"に帰ってまいりました!6ヶ月ちょっとぶりらしくて、今年の4月まで約2年間番組を担当させていただいたんですけれども、皆さんお元気でしたでしょうか?
僕の個人的な近況としましては、引越しをしようとしているタイミングでRoom"H"を卒業したと思うんですね。それで前の家とRoom"H"がすごく記憶に結び付いてる、みたいな話をした記憶があるんですけど、無事に引越しも終わりまして新居でとても気持ちよく過ごしております。
ということで番組に入っていきたいと思います。
約2年半振りのニューアルバムを携えてodolのメンバーが集合!@リビングルーム特別版
森山:実は、今日、Room"H"に帰ってきたのには理由がございまして、昨日11月15日にodolの新しいアルバム『DISTANCES』がリリースとなりました。
odolとしては約2年半振りのニューアルバムということでRoom"H"の皆さんがお祝いということで僕たちを招えていただいたので、ボーカルのミゾベとベースのソフィアンも呼んでアルバムの話をしていこうと思っております。皆さんものんびりと楽しんでいってください。
森山:お送りしたのはodolのニューアルバム『DISTANCES』から「遠い街」でした。いかがでしょうか?
ミゾベ:いいですねー。
森山:あれ? あなたは?
ミゾベ:改めましてodolのボーカルのミゾベです。
森山:と言うことでミゾベリョウさんに来ていただきました。本日はこの後、ソフィアンにも来てもらうんですが、まずはミゾベと2人でニューアルバム『DISTANCES』について話していきたいなと思っております。よろしくお願いします。
ミゾベ:まずさ、僕と森山は地元福岡じゃないですか。
森山:確かに。
ミゾベ:だから、この番組に出れるのはすごく嬉しい。
森山:なるほど、そうですね。福岡の番組ですからね。
このアルバム『DISTANCES』なんですけど、タイトルからちょっと話したいんですけれども、覚えてますか、タイトル決まった頃の話とか?
ミゾベ:森山が発案者だったんですけど、僕ら3人になってから特にだと思うんですけど、色んなこと話し合いで決めることが多くなってて、というのも、今までは(メンバーが)5人いたので話し合いで決めるっていう、まあ、なかなか難しいよね。
森山:決まらないですからね。
ミゾベ:けど3人になったことで、その一人一人のウェイトも上がってるし3人で話すことが多いんですけど、やっぱり他の人の意見ってそこに追い付くのってちょっと時間がかかるというか。
森山:タイムラグがありますね。
ミゾベ:けど、この『DISTANCES』ってタイトルは森山から聞いた瞬間に"それだ!"ってなって
森山:ほんと、そのスピード感でしたね。
ミゾベ:この12曲もそうなんですけど、今まで色んな距離のこととか物理的な単純に距離っていうものと、過去と未来の距離とか、理想と現実の距離みたいな色んな距離について歌ってきたなっていうことを聞いて、本当にそうだなと思って。そのタイトルを言った瞬間から"そうだな"って思ったんですけど。
森山:そうなんですよ。この『DISTANCES』のタイトル決めるまでにも本当に何時間もというか何日もかな、 odolの会議方法はスプレッドシートとズームを活用して、みんなでシートを編集しながら案を出していったりするんですけど、そうやっていくつもいくつもタイトル案出したんですけどまとまらなくて。
次の日にもう一回やろうってなった時、その前日の夜に一人で考えて"このタイトルいいんじゃないか"と思って提案したら、二人からもポジティブな反応がというか、しっくりくるっていうことを聞いて、ああ良かったなと安心した思い出があるんですけれども。
『DISTANCES』は歌詞についてもタイトルにのせたんですけど、それ以外にも2つぐらい僕にとっては『DISTANCES』に込めた思いがあって、まず1つ目がメンバーが 3人体制になって初めてのアルバムじゃないですか、今回。
ミゾベ:そうですね。
森山:それで僕たち自身の距離感とか関わり方、関係性もかなり変わったし、逆にサポートミュージシャンや関わるスタッフの方がすごく増えて、そうやってodolを取り巻く人間関係とか距離感がすごく変わったし、そういうことをずっと考えていた2年間だったという思いがあり。
もう一つは社会的にもコロナがあって、ソーシャルディスタンスじゃないですけど、人と人の距離を全世界の人が意識した2年半だったかなと思うので、そういった社会のムードにも影響されながら僕らは曲を作ったり歌詞を書いたりしてるわけで、それをドキュメンタリー的に込めたタイトルになっていると、そんな感じなんですかね。
ミゾベ:そうですね。
森山:ということなんですが、Room"H"で恒例の質問というか話題があって
ミゾベ:そうだよね、じゃあ僕から言います。
森山:お願いします。
ミゾベ:森山さんが私、ミゾベの仕事で特に良いと思った作品を教えてください。
森山:"俺、褒めろ"みたいな時間で
ミゾベ:そうそう。逆は聞いてもらうけどね。
森山:そうなんですよ。これ、いい質問だなって思うんですけど、毎回。
ミゾベ:なかなかね。
森山:言うことないですけど。
ミゾベ:言うことない。
森山:これ、ちょっと考えてみたんですけど、もちろん全曲良い歌詞だと思うんですけど
ミゾベ:ありがとうございます。
森山:「幽霊」という曲は、曲自体、割とスピーディーに作ったんですよ。そこから歌詞ができるまで結構、難航したじゃないですか、この曲。
色々紆余曲折あってというか、何回も作っては壊しを重ねてって、最終的にすごいとこに着地したなって思ってて、こういう歌詞、フィクションだけど誰にでも通ずるような普遍的な歌詞っていうのはodolで作ってる中でも新しい感じ方をしたって思っていて、『DISTANCES』というアルバムにこの曲が入ったことで、odolがもうひとつ次のステップに進めるような感じがしたっていうところがあって。
ミゾベ:そうね。
森山:いいな、と思っている次第です。
ミゾベ:理想的なのは前日までに決まってて当日は歌うだけっていうのが一番良いんですけど、当日までギリギリできないって曲も多くあって。
なかでも「幽霊」は当日も出来てない、という状況でスタジオに12時とか1時とかに来て歌い始めたのが夜の8時とかで、それで更にまたAメロちょっと変えたいってなって、更に追加で録音したみたいな。
森山:だから、まあワガママ言ってというか、スタッフさんにマジでお願いしますって、色んな人のスケジュールとかスタジオのスケジュールをもう一回リスケしてもらって、そこまで拘われたというか。
ミゾベ:そうですね。そんな力作となっております。
森山:ということで、僕、森山の視点の話もさせていただきますと、さっきもチラッと話しましたけど、「幽霊」とか「遠い街」ってアルバム制作の後半に作ったじゃないですか。
ミゾベ:はい。
森山:その時に僕が考えてたのってバンドで音楽をやることに正解はないと思うんですけど、ちょっと僕は違和感を感じてたんですね。この2年間、メンバーが抜けたことによってスタジオにみんなで集まることも減ったし、音楽制作工場みたいなニュアンスというか、僕が譜面を渡してそれぞれに考えてもらって弾いたデータをもらって組み合わせてみたいな。
でもバンドってそれだけじゃないよなーっていう感じがあったりして、で、さっき聴いてもらった「幽霊」とかはその話をした上で僕の家とかスタジオに3人で集まって制作してるんですよね。
ミゾベ:そうですね。
森山:2人が例えばギター弾いてみたり、仮歌を適当なインプロビゼーションで言葉をのせて、こういう響きどうだろう、みたいなことで、曲の印象を作っていったり、最後の方そういうことをやってて。
そういうことができて、ようやく『DISTANCES』というアルバム出せるなって思えたところもあったんですよね、僕としては。
ミゾベ:なるほど。僕は3、4年前とかって歌詞はメロディーラインをいかに順守できるかっていうか、森山が良いと思ってるその曲調に対してメロディーをどれだけ崩さずに歌詞をのせれるかっていうのを意識してたんですけど。仮歌を入れてみると、もちろん和音の響きとかそういう要素もあるんやけど曲って、やっぱり音だから、声にしてみた時の音色みたいな部分ってすごく大切で、ちゃんとそうやって音にしてみて分かることがかなりあるなって。
森山:ここには子音多めの方がハマるのかとか、言葉の聞こえ方に違和感があったりとか、逆にメロディーが変に聴こえたりっていう時もあるじゃないですか。
そういう時に、本当に時間で言うとコンマ何秒だけずらすことでハマる時が多くあって、そういう調整みたいなことをかなりインタラクティブに、メロディーが主導とか歌詞が主導っていうよりは双方に調整をしていくっていうことを最近はよくやりますね。
ミゾベ:そうだよね。例えば半拍遅らせてみようってなって、いやこのままのメロディーで歌詞的には行きたいから、逆にこうやって歌ってみることで、その印象を改善してみるとか
森山:抜いてみたりとかね
ミゾベ:そうそうそう、そういう話とかもあるからやっぱり面白いですよね、そういう作業。
森山:と言うことで、僕がさっきミゾベさんのいい仕事を選びましたけど、ミゾベさん的に"森山、いい仕事したな"って曲ってありますか?
ミゾベ:「望み」という曲がありまして。
森山:1曲目ですね。
ミゾベ:『DISTANCES』の中だと最初の方に作った曲。単純にまずこの曲をデモでもらった時に、いつも通り完成してる状態でもらったんですけど、単純にコーラスラインとかメロディーラインがいいとかコード進行がいいとかそういうところよりか、今回のアルバムで行くと「Distances」という曲から、こういうポップな「望み」という曲までかなり振れ幅を持って作れるっていうのがやっぱりすげえなって思ったんですよ。
森山:なるほど。
ミゾベ:だけどodolらしさっていうのが「望み」にも入ってて、コーラスラインがめちゃくちゃ高いところ行ってたりとか何回聴いてもカウンターで入ってるシンセホーンかな、そのメロディーめっちゃいいと思ったりとか、口ずさんでしまうみたいな。
そういうポップなものも、結構攻めてる曲も作れる、と言うのがodolらしさだし森山らしさが一番あるのかなって思ったりしました。
森山:ありがとうございます。この曲はJR東海のテレビCMの書き下ろしだったのでそうやって広く多くの人に伝わるようなサウンドをめざしたところもあって、そう思ってもらって嬉しいです。
シェイク:どうも、こんにちは、ベースのシェイク・ソフィアンです。
森山:あら、いらっしゃいませ。
シェイク:いつもお世話になっております。久し振りですね。
森山:そうですね。
シェイク:久々に来るとこの部屋もちょっと気持ち狭く感じちゃうな、僕が大きくなっただけかもしれないですけど。
森山:成長したんですかね。ここからはソフィアンと一緒に『DISTANCES』の話を。『DISTANCES』2年半ぶりということですけれども odolとしてもメンバーが抜けたり、コロナ禍があったりと色々変化がありましたけど、ソフィアンとしてはどんな2年半でしたか?
シェイク:メンバー抜けてodolが変わるっていうのは僕の中でも大事件だったんですよね。そのバンドの中での今までのベーシストという立ち位置から自分自身を大きく飛躍させる、あるいは変化させる必要があったなっていうのが最初の方あって。なので、特に2021年ぐらいは色んなことに挑戦しまくろうっていうのが第一にあったっていうのが印象深いですね。
森山:そうやって編成が変わったりして。 それでも曲を作りたいと思った我々はたくさんのサポートミュージシャンに、今回総勢14名かな。
シェイク:オールスターです。
森山:力を貸してもらってアルバムを作ってきたわけですけど、印象深いサポートミュージシャンとかいます?
シェイク:今まではodolの中メンバー内でやってきたってのがあって、ドラムの垣守翔真と一心同体でリズムセクションを作ってたんですね。
森山:マシね。オリジナルメンバー。
シェイク:オリジナルメンバーのドラマーとしか曲をやってなかったっていうところから、初めましてな人と簡単に良いグルーヴできんのかい?っていう。
森山:ちょっと浮気してるような気持ちになりつつ(笑)。
シェイク:そうだったんですよ。実際に曲を演奏していく中で、参加してくれてるドラマーの人たちは、色んなバンドだったり色んなプレイヤーとやってる人たちなので本当に優しく僕をリードしてくれるというか、僕の肩の力をほぐしてくれるというか、リズム隊として不安だった部分も。
森山:確かにね 大丈夫だよ!みたいな。ドラムの方ってそういうイメージあるよね。
シェイク:そうなんですよ。関わってくださったドラマーの人みんな本当に僕に優しくしてくれてるなって強く感じてます(笑)。
森山:ドラマーにはベーシストに優しくしろっていう言い伝えがあるのかもしれないですね。
シェイク:そうですね。
森山:12曲今回収録されてるんですけど、"自分頑張ったなー"って思う曲ってあります?
シェイク:ほぼ、全部頑張ったって言いたいところなんですけど。
森山:もちろん、そうです。
シェイク:僕の中で一番トライした曲があって、「本当の顔」という曲なんですけど実は僕、この曲で初めてエレキ版のコントラバスを演奏することに挑戦したんですよ。
森山:しましたね。スタジオでね。
シェイク:制作段階ではシンセでやってみるかとか、エレキベースでやってみるかとか、色んなパターンを探ってる中で、コントラバスだったら良くなるかもっていう案も上がって。
実際にレコーディングしていく中でそれに挑戦してみようってなって、次の日に持ってきて。
森山:その日はストリングスのRECの日だったと思うんですけど、ソフィアンが急遽その日も来てくれて。
シェイク:僕、全部のレコーディングに撮影係として参加してますけどね(笑)。
森山:そう、でも奏者としても来てくれて。
シェイク:その日は機材多かったですね。
森山:そうそう、でこの曲もそうですけど、そういう土壇場のアイディアみたいなのあるじゃないですか、曲を作ってる中で。
でもそれって急に言われても大変じゃないですか、演奏するミュージシャン側の視点で言うと。なんですけどソフィアンとかはそういう時に前向きにというか、"じゃあ、やってみます"っていう感じでトライしたことによって良くなった曲もたくさんあったと思って。
シェイク:嬉しいですね。
森山:今までやってないことをやるっていう、良くなるか分かんないけど一応やってみるみたいな。 そういう積み重ねがこのアルバムとかは多かったかなっていうふうに。
シェイク:そうですね、本当にそう感じます。やっぱりモリ氏(森山)はレコーディング全て参加してリードしてるわけじゃないですか。
なので僕の細かな頑張りとかも全部見逃さずに拾ってくれてるんじゃないかなって思うんです。
森山:もちろん。。
シェイク:なので、この曲選曲したら分かってくれるだろうなって(笑)。
森山:もちろん。
シェイク:期待通りでした。さすがモリ氏(森山)です。
森山:と言うことで、まあ色々と話してきたんですけど『DISTANCES』が完成してちょうどリリースされましたよね。
そんな今、改めてodolにとって『DISTANCES』ってどんな作品なんですかね?
シェイク:リリースする度に「今のodolを象徴してるアルバムだな」って毎回思ってるんですけど、今回は今までのodol全部を総括した代表的なアルバムというか"This is odol"って言えるようなアルバムになったんじゃないかなって思ってますね。
森山:まさにそうですね。 あんまり僕、人に言わないんですけど、年が明けるタイミングって好きで、今年も頑張るぞって気持ちになるじゃないですか、ちょっと気持ち新たに。1月1日が暇だったりすると、家でぼーっとするのが好きで、その時に今年どういうことしたいなっていうのをぼんやり考えるんですよ。
まあ、目標というかね。その時にodolの代表作となるアルバムを作りたい、アルバムを作ることは決まってたんですけど、odolの代表作って言えるアルバムを作ろうって思ってたのを思い出して、本当にまさにそういうものになったんじゃないかなって自分でも思ってるところがあって、完成出来て、リリースまでこれて良かったって感慨深く思っているところです。
シェイク:やっぱりモリ氏はプレイヤーとしても作曲家としても色々活躍してるじゃないですか。今後も大活躍すると思うんですけど、その中で森山公稀を象徴する一枚にこのアルバムがなってくれるんじゃないかなって僕はちょっと期待してるんですよね。
森山:名刺代わりね。
シェイク:名刺にして欲しいですね。
森山:そんな『DISTANCES』というアルバムですけれども、このアルバムを象徴しているような曲、リードソングとか先行配信とかは別にあって、アルバムのタイトルと同じタイトルがついている「Distances」という曲があるんです。
なぜodolの代表作となるアルバムと思えたかっていうところにも繋がるんですけど、odolの代表作としての絶対条件ってバンドの曲だと思えることだと思ってて、僕が作っただけじゃダメだなって。
もちろんミゾベが歌詞を書いて歌うとか、ソフィアンがベースを弾くっていうのがあるんですけど、それだけじゃなく、もっと広い意味で、バンドで作るアルバムにならないと代表作とは言えないなってずっと考えていて。
そんな中でこの曲もバンドとして作れたという部分があって。トラックを最初作った時にいつも通りミゾベに歌詞を書いてもらおうかと思ったんですけど、ミゾベがちょっと歌詞について悩んでるというかスランプ気味だった時期で、そんな時に新たなトライというかね、 じゃあ試しに3人で書いてみる?みたいな話になったじゃないですか、それでもう毎晩毎晩長く打ち合わせをして3人で歌詞を作った曲でして、実はそんな想い出も込みで『DISTANCES』を象徴してるんじゃないかと思っております。
シェイク:僕もこの曲一番好きですね。
森山:ちょっと攻め気味な曲で、でもodolらしさはすごくあると思います。
撮影:シェイク・ソフィアン
11月15日(水) オンエア楽曲
odol「遠い街」odol「幽霊」
odol「望み」
odol「本当の顔」
odol「DISTANCES」
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RADIO INFORMATION
FM 福岡「Room "H"」
毎週月曜日から金曜日まで深夜にオンエアされる、福岡市・警固六角にある架空のマンションの一室を舞台に行われ、次世代クリエイターが様々な情報を発信するプログラム「ミッドナイト・マンション警固六角(けごむつかど)」。"203号室(毎週水曜日の26:00~26:55)"では、音楽番組「Room "H"」をオンエア。ユアネスの黒川侑司、アツキタケトモ、odolの森山公稀が週替わりでMCを務め、本音で(Honestly)、真心を込めて(Hearty)、気楽に(Homey) 音楽愛を語る。彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。放送時間:毎週水曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)
番組MC
黒川侑司(ユアネス Vo.&Gt.)
福岡で結成された4人組ロックバンド。感情の揺れが溢れ出し琴線に触れる声と表現力を併せ持つヴォーカルに、変拍子を織り交ぜる複雑なバンドアンサンブルとドラマティックなアレンジで、詞世界を含め一つの物語を織りなすような楽曲を展開。
重厚な音の渦の中でもしっかり歌を聴かせることのできるLIVEパフォーマンスは、エモーショナルで稀有な存在感を放っている。2021年12月1日に初のフルアルバム「6 case」をリリース。2022年8月24日にシングル「ありえないよ。」を、同年11月30日にはシングル「Blur」をリリース。2022年6月1日にソロ第1弾シングル「この星からの脱出」をリリース。2022年7月8日にはソロ第2弾シングルでギタリスト「こーじゅん」をフィーチャリングに迎えた「フライディ・チャイナタウン (Acoustic Cover)」をリリース。
オフィシャルサイト/ @yourness_on/ @yourness_kuro
アツキタケトモ
2020年7月より活動開始。作詞・作曲・編曲を自ら手がける新世代の音楽家。日常に潜むちょっとした違和感を、独自のダンスミュージックで表現する。
1stアルバム『無口な人』は2020年9月にリリースされ、ノンプロモーションながらSpotifyやApple Musicなどのストリーミングサービスで多くのプレイリストに選出され、早耳の音楽ファンから好評を得た。2022年にはSG「Outsider」をリリースし、Billboard Heatseekersや、J-WAVETOKIO HOT 100に入るなど注目を高めている。
2023年4月19日に「NEGATIVE STEP」を配信リリース。
オフィシャルサイト/ @atsukitaketomo / @atsukitaketomo
Wez Atlas
東京を拠点とするヒップホップアーティスト。多文化なスタイルを取り入れ、高いスキルで日本語と英語を組み合わせたラップを魅せる。HYPEBEAST JAPAN による注目の U20 アーティストに選ばれるなど徐々に注目を集める存在に。2021 年 6 月に starRo をプロデューサーに迎えた「Zuum!」をリリースし、SpotifyJapan の公式プレイリスト「Next Up」のカバー、そして 1 曲目に、さらには「Tokyo Super Hits!」にも選ばれた。今後の活躍が期待される中、2021年7月に待望の1stミニアルバム「Chicken Soup For One」をリリース。客演のオファーも多く寄せられ、Helsinki Lambda Clubや韓国のシンガーソングライターYunBなど、国内外のアーティストの作品に数多く客演参加。
2022年は自身名義のシングルも5作発表し、2023年3月には2ndミニアルバム「This Too Shall Pass」をリリース。
@wezzyatlas