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2023.10.12
【読むラジオ】MC:Wez Atlas 拡大版ゲストにYAJICO GIRLボーカルの四方颯人が登場!「Room H」-2023.09.20-
FM福岡で毎週水曜日 26:00~26:55にオンエアしている音楽番組「Room "H"」。ユアネスの黒川侑司、アツキタケトモ、Wez Atlasが週替わりでMCを務め、彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。
今週のMCは、Wez Atlasが担当。SENSAでは、オンエア内容を一部レポート!(聴き逃した方やもう一度聴きたい方は、radiko タイムフリーをご利用下さい。)
Wez:皆さん、こんばんは。ここからの1時間はRoomH"、DJを務めます、Wez Atlasです。もう夏はとっくに終わっちゃいましたね。次は何だろう? ハロウィンだ!あと2週間ぐらいで来ますけど、ハロウィンが一番好きなんですよね。仮装するのが大好きで、子供の時から色々、ジョーカーとか何か顔を塗るのが好きで、今年どうしようかなって今考えてます。何になろうかな?皆さん何かアイディアあったらTwitter(X)で教えてください。
Wez:FM FUKUOKAからWez Atlasがお送りしているRoom"H"、ここからはMy Buddy拡大版、ゲストの登場です。この方。
四方:はい、こんばんは、YAJICO GIRLボーカルの四方颯人です。
Wez:お願いします。
四方:宜しくお願いします。
Wez:四方さんはYAJICO GIRLのボーカル、YAJICO GIRLは5人組のバンド。自分たちの活動スタンスをIndoor Newtown Collectiveと表現する。2016年未確認フェスティバル、MASH FIGHTなど様々なオーディションでグランプリを受賞。活動拠点を地元・大阪から東京に移し、音源制作、ミュージックビデオの撮影から編集その他ほとんどのクリエイティブをセルフプロデュースし、活動の幅を広げている。
四方:ありがとうございます。
Wez:OK、Indoor Newtown Collective。これがアルバムのタイトルでもあるんですよね。
四方:うん。そうですね。
Wez:が、活動スタンス?
四方:結構初期はガッツリ、ロックバンドっぽい音像で曲を作ってたんですけど、2019年位から、ガラッと音楽性が変わってそれを機に活動スタンスというか、バンドというのに縛られないように、コレクティブという言葉を付けましたね。
Wez:Indoor、なんでインドアなんですか?
四方:もうめっちゃ内気なタイプなんで(笑)。
Wez:なるほど。それで、Newtown?
四方:僕ら組んだ場所が全然都会じゃない、ちょっと地方都市という感じのニュータウンで育ったので、"レペゼン・ニュータウン"って感じですね。
Wez:なるほど、そっか。僕も前まで何とかニュータウンってとこに住んでて。
四方:あ、そうなんですか。そういう感じを表現したくて付けました。
Wez:いいですね。皆んな、幼なじみなんですか、バンドは?
四方:高校の同級生ですね。
Wez:全員?
四方:全員。それで高校で組んだバンドです。
Wez:なるほど。YAJICO GIRLの話はまた後で詳しく聞きたいんですけど、今日、目の前にいるのは、その5分の1の四方さんなので、四方さんのパーソナリティというか、どういう人なのかってちょっと知っておきたい。でも、もう既にそのインドアというヴァイヴスは感じるかもしれない。
四方:感じるんや(笑)。
Wez:出身が大阪、どっかのニュータウン出身で、どんな子供でしたか?
四方:妹がいるんですけど8コ離れてるから8歳までは1人というか、外で友達と遊んだりもするけど、家でレゴブロックとか指人形戦わせたりとか、そういう1人遊びしてたような気がします。
Wez:妹が生まれてきたら、その1人の時間が奪われて?
四方:1人の時間が無くなって親の注意も妹にいって。でもウルトラマンとかも好きやったかな。しまじろうとか。テレビ観て......今とやってることあんまり変わらないかもしれない(笑)。今も映像を見て、何か創作をして。今、気付いたけど、あんまりやってること変わってないかもしれない。
Wez:ウルトラマンまだ観てる?
四方:ウルトラマンは観てないけど、観てるものは変わってはいくけど。やってることは(そんなに変わっていない)。
Wez:なるほど。でも、あれ、何年生まれですか?
四方:96年生まれです。
Wez:僕、98年なので、テレビに出てたものは大体一緒なのかな。
四方:「ピンポン」っていう映画があるんですけど、それを多分レンタルビデオか何かで借りてきたのを観て、それこそ8歳位とかかもしれへんけど、幼少期のときに見て、それはすごいルーツというか影響を受けた、卓球の映画なんですけど。
Wez:卓球やってたんですか?
四方:卓球やってなかってんけど、それを観て卓球のクラブに入った、小学校の。
Wez:なるほど。
四方:ペコっていう主人公がいて、天真爛漫で強いタイプやねんけど、自分がそんな感じじゃなかったからかもしらんけど、なんかペコに憧れてる感じが当時はあったかもしれないですね。
Wez:なるほど。そっか、そのパターンもあるし、何か共感できるみたいので、何かその主人公を好きになるみたいな。
四方:それで言うと、「ピンポン」はこのペコと対照的なキャラとしてスマイルっていう、キャラクターもおって、そっちは結構内気なタイプで、なんかこの対比が好きなのかもしれないですね。松本大洋という漫画家の人の原作やねんけど、その松本大洋という人の漫画は、光と影とみたいな対照的な感じのモチーフが多くてそれが結構好きかもしれないですね。
Wez:なるほど。他にピンポン以外にも、なんかめっちゃルーツみたいなものありますか?
四方:ルーツ?なんやろ。でも、アジカンとか。ASIAN KUNG-FU GENERATIONとかBUMP OF CHICKENとか、小学校高学年位から聴いて好きになったから、ルーツのひとつかなあ。あと、これも映画関連やねんけど、「DEATH NOTE」。
Wez:知ってます。
四方:「DEATH NOTE」が映画になった時の主題歌がレッチリ(RED HOT CHILI PEPPERS)やってんけど、それでレッチリを好きになったりとか。何かの主題歌で、とかから掘っていくのが小ちゃい頃は多かったかもしれないですね。
Wez:四方くんの声はライブで何回か聴いてますけど、何だろうな、なんか良い意味で昔のバイブスを感じるというか、ちょっとタイムスリップしたような自分にはそう聴こえる...。ノスタルジックというか、なんか懐かしいような感じはしますね。
四方:ありがとうございます。
Wez:めっちゃイイ、アルバムも聴いてましたけど、『Indoor Newtown Collective』、「FIVE」とか。
四方:「FIVE」は80年代っぽいシティポップ。
Wez:80年代。
四方:うん、みたいな雰囲気を意識して作りました。
Wez:その時代というか、その時のドラマとか音楽とかも吸収してました?
四方:このビデオを撮ったんやけど、その時はその当時のCMをYouTubeで見て、ちょっとリファレンスにしたりとか。
当時の音楽の音の感じとかは結構意識したりとか。普段から幅広くと言うか、そんなにこだわりなく色々摂取してるような、インプットしてるような気はします。
Wez:洋楽とかは何が好きですか?
四方:それこそレッチリとかを聴いてて、高校の時はUKロック、oasisとかblurとかから派生して色々聴いてたけど、大学以降はブラックミュージックがすごく多くなって。
Wez:へーっ。
四方:そこから今の音楽性に繋がっていく感じかもしれないです。
Wez:ブラックミュージックはどこら辺ですか?
四方:元々、Kanye Westとかは高校生位から好きで、高校の高学年位で多分Kendrick Lamarがグイグイ来て、"オーッ、すごいぞ、なんか"みたいな。2014〜5年位。大学生の時に、Frank Oceanの『Blonde』が出て、Chance The Rapperとかも出て。
Wez:えーっ、そんな、ちょっと意外でした。
四方:今までロックとかが多かったけど、そういうすごく新しいブラックミュージックとかR&Bとかラップの音楽がその時にズバズバと来て、それで音楽性を変えたいというか、色んなことやってみたいなという方向にシフトしていきました。
Wez:なるほど、いいですね。色々話したいですけど、まず四方さんのルーツソングを1曲、聴きたいんですけど、何かありますか。
四方:さっき言った、映画「ピンポン」の挿入歌になってるスーパーカーの「Free Your Soul」を。
Wez:YAJICO GIRLのバンドの話をしたいんですけど、高校生から一緒にやってたバンドで、大阪で最初活動始めて、東京にいつ出てきたんですか?
四方:東京は2020年の頭に出てきて、ほぼコロナと同時にやってきました。
Wez:そっか。じゃあ、ライブとかあんまり最初できなかった?
四方:できなくて、家賃だけめっちゃ払わされてるみたいな(笑)。
Wez:皆んな一緒に暮らしてるんですが?
四方:別々で皆んな一人暮らしやってんけど、大変でした。
Wez:大変ですね。そっか。でも、今凄く忙しそうな感じですけど。
四方:いやいや、でもライブはちょくちょく。
Wez:それぞれ、一緒に暮らしてはないけど制作の時はどこかに集まって、みたいな?
四方:コロナの時に制作もできるだけリモートで出来るように作ってきたから、今でもそんなにめっちゃ集まらんくても、データのやり取りとか、zoomとかで完結できるとこは完結したりとかも多いかな。たまにライブの練習でリハ入ったりするから、その時にちょっと新曲のグルーヴとかは確認しつつ、とか切り分けてやってるかもしれないですね。
Wez:ちなみにYAJICO GIRLって名前はどうやって出てきたんですか?
四方:YAJICO GIRL、マジで適当に付けてて、あんまり意味はない。
Wez:YAJICOって言葉は存在するんですか?
四方:せえへんねんけど、高校の時に当時メンバーが好きやった女の子の頭文字を付けた造語だから、もう触れないで欲しい(笑)
Wez:でもなんか、良いですね。だからその子たちに向かってずっと歌ってるみたいな。
四方:そんな青臭いことは無いかもしれんねんけど。
Wez:でも響きはめっちゃ良いですね。
四方:語呂重視で。
Wez:YAJICO GIRLの制作はどういう感じで、誰が何やるみたいな?
四方:制作は、俺がゼロからビートとちょっとコードとメロディーとみたいなんを作って、メンバーに投げてやり取りするみたいな感じが多いかな。
Wez:なるほど。がっつりビートは、四方くんが構成全部作っちゃって。
四方:提案というか、何か設計図みたいなものだけ作って、全然変えてもらってもいいし、ちょっと自分の手加えてもいいよみたいな感じでドラムの(古谷)駿に渡すとか。
Wez:多分、僕も同じ感じで、最近は自分でアイディア作って、投げて拡げてもらうこともやったりするんですけど、基本はプロデューサーがビートを先に作って、ヒップホップは結構それが主流だから、ラッパーは与えられたものにどうのせれるか。どっちのパターンもあるけど、自分はビートとかは......。ずっとパソコンの前でじっとしてられないですね。
四方:なるほど。
Wez:すぐ、集中力切れちゃう。
四方:それで言うと、リリックとかは集中して書くというよりかは?
Wez:でも歌詞書くときはめっちゃ、シューって入り込むけど。
四方:ザーッと書く?それともちょこちょこフレーズを考えてるとか、それを組み合わせるのか?
Wez:いや、基本、最初からビートが来て。
四方:それイチからザーッと書いていくみたいな?
Wez:トップライン方式というか先に鼻歌で"フンフンフン"ってやって言葉を当てはめていくか、普通のヴァース書く時はそのまま聴きながら勝手に出てくるみたいな。
四方:俺も適当に最初、唄って、ボーカル・レコーディングの前日位に歌詞書き終わって。
Wez:えーーっ!そうなんだ。
四方:期限がないとあんまりできひんタイプなのかもしれない。
Wez:そこは共感できますね。
四方:ホンマですか(笑)。
Wez:なるほど。ライブツアーも楽しみだな。僕が好きなYAJICO GIRLの曲と、四方くんが好きなWez Atlasの曲を続けて流していきたいんですけど。僕は、色々好きなのあったんですけど1曲、さっき普通にココに来る途中で、"あ、これ、なんかテンション上がるな"っていうのは「だりぃ」
四方:ありがとうございます。
Wez:好きでした。しかもなんか俺これ、ヴァースのせれそうだなみたいな、聴いてて思いました。
四方:マジ?
Wez:うん。そういうのもありかもっていう。
四方:俺は「Life's A Game」
Wez:Nice! 良いチョイス。
四方:今年アルバム出たやつがすごく好きで聴いてたんやけど、そん中でも一番好きかも、と思って。
スーパーカー「Free Your Soul」
YAJICO GIRL「だりぃ」
Wez Atlas「Life's a game」
YAJICO GIRL「Airride」
Wataru Fujiwara「Pacifica」
YAJICO GIRL「流浪」
番組へのメッセージをお待ちしています。
Twitter #fmfukuoka #RoomH をつけてツイートしてください。MC3人ともマメにメッセージをチェックしています。レポート記事の感想やリクエストなどもありましたら、#SENSA もつけてツイートしてください!
放送時間:毎週水曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)
黒川侑司(ユアネス Vo.&Gt.)
福岡で結成された4人組ロックバンド。感情の揺れが溢れ出し琴線に触れる声と表現力を併せ持つヴォーカルに、変拍子を織り交ぜる複雑なバンドアンサンブルとドラマティックなアレンジで、詞世界を含め一つの物語を織りなすような楽曲を展開。
重厚な音の渦の中でもしっかり歌を聴かせることのできるLIVEパフォーマンスは、エモーショナルで稀有な存在感を放っている。2021年12月1日に初のフルアルバム「6 case」をリリース。2022年8月24日にシングル「ありえないよ。」を、同年11月30日にはシングル「Blur」をリリース。2022年6月1日にソロ第1弾シングル「この星からの脱出」をリリース。2022年7月8日にはソロ第2弾シングルでギタリスト「こーじゅん」をフィーチャリングに迎えた「フライディ・チャイナタウン (Acoustic Cover)」をリリース。
オフィシャルサイト/ @yourness_on/ @yourness_kuro
アツキタケトモ
2020年7月より活動開始。作詞・作曲・編曲を自ら手がける新世代の音楽家。日常に潜むちょっとした違和感を、独自のダンスミュージックで表現する。
1stアルバム『無口な人』は2020年9月にリリースされ、ノンプロモーションながらSpotifyやApple Musicなどのストリーミングサービスで多くのプレイリストに選出され、早耳の音楽ファンから好評を得た。2022年にはSG「Outsider」をリリースし、Billboard Heatseekersや、J-WAVETOKIO HOT 100に入るなど注目を高めている。
2023年4月19日に「NEGATIVE STEP」を配信リリース。
オフィシャルサイト/ @atsukitaketomo / @atsukitaketomo
Wez Atlas
東京を拠点とするヒップホップアーティスト。多文化なスタイルを取り入れ、高いスキルで日本語と英語を組み合わせたラップを魅せる。HYPEBEAST JAPAN による注目の U20 アーティストに選ばれるなど徐々に注目を集める存在に。2021 年 6 月に starRo をプロデューサーに迎えた「Zuum!」をリリースし、SpotifyJapan の公式プレイリスト「Next Up」のカバー、そして 1 曲目に、さらには「Tokyo Super Hits!」にも選ばれた。今後の活躍が期待される中、2021年7月に待望の1stミニアルバム「Chicken Soup For One」をリリース。客演のオファーも多く寄せられ、Helsinki Lambda Clubや韓国のシンガーソングライターYunBなど、国内外のアーティストの作品に数多く客演参加。
2022年は自身名義のシングルも5作発表し、2023年3月には2ndミニアルバム「This Too Shall Pass」をリリース。
@wezzyatlas
今週のMCは、Wez Atlasが担当。SENSAでは、オンエア内容を一部レポート!(聴き逃した方やもう一度聴きたい方は、radiko タイムフリーをご利用下さい。)
Wez:皆さん、こんばんは。ここからの1時間はRoomH"、DJを務めます、Wez Atlasです。もう夏はとっくに終わっちゃいましたね。次は何だろう? ハロウィンだ!あと2週間ぐらいで来ますけど、ハロウィンが一番好きなんですよね。仮装するのが大好きで、子供の時から色々、ジョーカーとか何か顔を塗るのが好きで、今年どうしようかなって今考えてます。何になろうかな?皆さん何かアイディアあったらTwitter(X)で教えてください。
拡大版ゲストにYAJICO GIRLボーカルの四方颯人が登場!@My Buddy、My Bro. My Homie
Wez:FM FUKUOKAからWez Atlasがお送りしているRoom"H"、ここからはMy Buddy拡大版、ゲストの登場です。この方。
四方:はい、こんばんは、YAJICO GIRLボーカルの四方颯人です。
Wez:お願いします。
四方:宜しくお願いします。
Wez:四方さんはYAJICO GIRLのボーカル、YAJICO GIRLは5人組のバンド。自分たちの活動スタンスをIndoor Newtown Collectiveと表現する。2016年未確認フェスティバル、MASH FIGHTなど様々なオーディションでグランプリを受賞。活動拠点を地元・大阪から東京に移し、音源制作、ミュージックビデオの撮影から編集その他ほとんどのクリエイティブをセルフプロデュースし、活動の幅を広げている。
四方:ありがとうございます。
Wez:OK、Indoor Newtown Collective。これがアルバムのタイトルでもあるんですよね。
四方:うん。そうですね。
Wez:が、活動スタンス?
四方:結構初期はガッツリ、ロックバンドっぽい音像で曲を作ってたんですけど、2019年位から、ガラッと音楽性が変わってそれを機に活動スタンスというか、バンドというのに縛られないように、コレクティブという言葉を付けましたね。
Wez:Indoor、なんでインドアなんですか?
四方:もうめっちゃ内気なタイプなんで(笑)。
Wez:なるほど。それで、Newtown?
四方:僕ら組んだ場所が全然都会じゃない、ちょっと地方都市という感じのニュータウンで育ったので、"レペゼン・ニュータウン"って感じですね。
Wez:なるほど、そっか。僕も前まで何とかニュータウンってとこに住んでて。
四方:あ、そうなんですか。そういう感じを表現したくて付けました。
Wez:いいですね。皆んな、幼なじみなんですか、バンドは?
四方:高校の同級生ですね。
Wez:全員?
四方:全員。それで高校で組んだバンドです。
Wez:なるほど。YAJICO GIRLの話はまた後で詳しく聞きたいんですけど、今日、目の前にいるのは、その5分の1の四方さんなので、四方さんのパーソナリティというか、どういう人なのかってちょっと知っておきたい。でも、もう既にそのインドアというヴァイヴスは感じるかもしれない。
四方:感じるんや(笑)。
Wez:出身が大阪、どっかのニュータウン出身で、どんな子供でしたか?
四方:妹がいるんですけど8コ離れてるから8歳までは1人というか、外で友達と遊んだりもするけど、家でレゴブロックとか指人形戦わせたりとか、そういう1人遊びしてたような気がします。
Wez:妹が生まれてきたら、その1人の時間が奪われて?
四方:1人の時間が無くなって親の注意も妹にいって。でもウルトラマンとかも好きやったかな。しまじろうとか。テレビ観て......今とやってることあんまり変わらないかもしれない(笑)。今も映像を見て、何か創作をして。今、気付いたけど、あんまりやってること変わってないかもしれない。
Wez:ウルトラマンまだ観てる?
四方:ウルトラマンは観てないけど、観てるものは変わってはいくけど。やってることは(そんなに変わっていない)。
Wez:なるほど。でも、あれ、何年生まれですか?
四方:96年生まれです。
Wez:僕、98年なので、テレビに出てたものは大体一緒なのかな。
四方:「ピンポン」っていう映画があるんですけど、それを多分レンタルビデオか何かで借りてきたのを観て、それこそ8歳位とかかもしれへんけど、幼少期のときに見て、それはすごいルーツというか影響を受けた、卓球の映画なんですけど。
Wez:卓球やってたんですか?
四方:卓球やってなかってんけど、それを観て卓球のクラブに入った、小学校の。
Wez:なるほど。
四方:ペコっていう主人公がいて、天真爛漫で強いタイプやねんけど、自分がそんな感じじゃなかったからかもしらんけど、なんかペコに憧れてる感じが当時はあったかもしれないですね。
Wez:なるほど。そっか、そのパターンもあるし、何か共感できるみたいので、何かその主人公を好きになるみたいな。
四方:それで言うと、「ピンポン」はこのペコと対照的なキャラとしてスマイルっていう、キャラクターもおって、そっちは結構内気なタイプで、なんかこの対比が好きなのかもしれないですね。松本大洋という漫画家の人の原作やねんけど、その松本大洋という人の漫画は、光と影とみたいな対照的な感じのモチーフが多くてそれが結構好きかもしれないですね。
Wez:なるほど。他にピンポン以外にも、なんかめっちゃルーツみたいなものありますか?
四方:ルーツ?なんやろ。でも、アジカンとか。ASIAN KUNG-FU GENERATIONとかBUMP OF CHICKENとか、小学校高学年位から聴いて好きになったから、ルーツのひとつかなあ。あと、これも映画関連やねんけど、「DEATH NOTE」。
Wez:知ってます。
四方:「DEATH NOTE」が映画になった時の主題歌がレッチリ(RED HOT CHILI PEPPERS)やってんけど、それでレッチリを好きになったりとか。何かの主題歌で、とかから掘っていくのが小ちゃい頃は多かったかもしれないですね。
Wez:四方くんの声はライブで何回か聴いてますけど、何だろうな、なんか良い意味で昔のバイブスを感じるというか、ちょっとタイムスリップしたような自分にはそう聴こえる...。ノスタルジックというか、なんか懐かしいような感じはしますね。
四方:ありがとうございます。
Wez:めっちゃイイ、アルバムも聴いてましたけど、『Indoor Newtown Collective』、「FIVE」とか。
四方:「FIVE」は80年代っぽいシティポップ。
Wez:80年代。
四方:うん、みたいな雰囲気を意識して作りました。
Wez:その時代というか、その時のドラマとか音楽とかも吸収してました?
四方:このビデオを撮ったんやけど、その時はその当時のCMをYouTubeで見て、ちょっとリファレンスにしたりとか。
当時の音楽の音の感じとかは結構意識したりとか。普段から幅広くと言うか、そんなにこだわりなく色々摂取してるような、インプットしてるような気はします。
Wez:洋楽とかは何が好きですか?
四方:それこそレッチリとかを聴いてて、高校の時はUKロック、oasisとかblurとかから派生して色々聴いてたけど、大学以降はブラックミュージックがすごく多くなって。
Wez:へーっ。
四方:そこから今の音楽性に繋がっていく感じかもしれないです。
Wez:ブラックミュージックはどこら辺ですか?
四方:元々、Kanye Westとかは高校生位から好きで、高校の高学年位で多分Kendrick Lamarがグイグイ来て、"オーッ、すごいぞ、なんか"みたいな。2014〜5年位。大学生の時に、Frank Oceanの『Blonde』が出て、Chance The Rapperとかも出て。
Wez:えーっ、そんな、ちょっと意外でした。
四方:今までロックとかが多かったけど、そういうすごく新しいブラックミュージックとかR&Bとかラップの音楽がその時にズバズバと来て、それで音楽性を変えたいというか、色んなことやってみたいなという方向にシフトしていきました。
Wez:なるほど、いいですね。色々話したいですけど、まず四方さんのルーツソングを1曲、聴きたいんですけど、何かありますか。
四方:さっき言った、映画「ピンポン」の挿入歌になってるスーパーカーの「Free Your Soul」を。
Wez:YAJICO GIRLのバンドの話をしたいんですけど、高校生から一緒にやってたバンドで、大阪で最初活動始めて、東京にいつ出てきたんですか?
四方:東京は2020年の頭に出てきて、ほぼコロナと同時にやってきました。
Wez:そっか。じゃあ、ライブとかあんまり最初できなかった?
四方:できなくて、家賃だけめっちゃ払わされてるみたいな(笑)。
Wez:皆んな一緒に暮らしてるんですが?
四方:別々で皆んな一人暮らしやってんけど、大変でした。
Wez:大変ですね。そっか。でも、今凄く忙しそうな感じですけど。
四方:いやいや、でもライブはちょくちょく。
Wez:それぞれ、一緒に暮らしてはないけど制作の時はどこかに集まって、みたいな?
四方:コロナの時に制作もできるだけリモートで出来るように作ってきたから、今でもそんなにめっちゃ集まらんくても、データのやり取りとか、zoomとかで完結できるとこは完結したりとかも多いかな。たまにライブの練習でリハ入ったりするから、その時にちょっと新曲のグルーヴとかは確認しつつ、とか切り分けてやってるかもしれないですね。
Wez:ちなみにYAJICO GIRLって名前はどうやって出てきたんですか?
四方:YAJICO GIRL、マジで適当に付けてて、あんまり意味はない。
Wez:YAJICOって言葉は存在するんですか?
四方:せえへんねんけど、高校の時に当時メンバーが好きやった女の子の頭文字を付けた造語だから、もう触れないで欲しい(笑)
Wez:でもなんか、良いですね。だからその子たちに向かってずっと歌ってるみたいな。
四方:そんな青臭いことは無いかもしれんねんけど。
Wez:でも響きはめっちゃ良いですね。
四方:語呂重視で。
Wez:YAJICO GIRLの制作はどういう感じで、誰が何やるみたいな?
四方:制作は、俺がゼロからビートとちょっとコードとメロディーとみたいなんを作って、メンバーに投げてやり取りするみたいな感じが多いかな。
Wez:なるほど。がっつりビートは、四方くんが構成全部作っちゃって。
四方:提案というか、何か設計図みたいなものだけ作って、全然変えてもらってもいいし、ちょっと自分の手加えてもいいよみたいな感じでドラムの(古谷)駿に渡すとか。
Wez:多分、僕も同じ感じで、最近は自分でアイディア作って、投げて拡げてもらうこともやったりするんですけど、基本はプロデューサーがビートを先に作って、ヒップホップは結構それが主流だから、ラッパーは与えられたものにどうのせれるか。どっちのパターンもあるけど、自分はビートとかは......。ずっとパソコンの前でじっとしてられないですね。
四方:なるほど。
Wez:すぐ、集中力切れちゃう。
四方:それで言うと、リリックとかは集中して書くというよりかは?
Wez:でも歌詞書くときはめっちゃ、シューって入り込むけど。
四方:ザーッと書く?それともちょこちょこフレーズを考えてるとか、それを組み合わせるのか?
Wez:いや、基本、最初からビートが来て。
四方:それイチからザーッと書いていくみたいな?
Wez:トップライン方式というか先に鼻歌で"フンフンフン"ってやって言葉を当てはめていくか、普通のヴァース書く時はそのまま聴きながら勝手に出てくるみたいな。
四方:俺も適当に最初、唄って、ボーカル・レコーディングの前日位に歌詞書き終わって。
Wez:えーーっ!そうなんだ。
四方:期限がないとあんまりできひんタイプなのかもしれない。
Wez:そこは共感できますね。
四方:ホンマですか(笑)。
Wez:なるほど。ライブツアーも楽しみだな。僕が好きなYAJICO GIRLの曲と、四方くんが好きなWez Atlasの曲を続けて流していきたいんですけど。僕は、色々好きなのあったんですけど1曲、さっき普通にココに来る途中で、"あ、これ、なんかテンション上がるな"っていうのは「だりぃ」
四方:ありがとうございます。
Wez:好きでした。しかもなんか俺これ、ヴァースのせれそうだなみたいな、聴いてて思いました。
四方:マジ?
Wez:うん。そういうのもありかもっていう。
四方:俺は「Life's A Game」
Wez:Nice! 良いチョイス。
四方:今年アルバム出たやつがすごく好きで聴いてたんやけど、そん中でも一番好きかも、と思って。
10月11日(水) オンエア楽曲
Wez Atlas「Minestrone」スーパーカー「Free Your Soul」
YAJICO GIRL「だりぃ」
Wez Atlas「Life's a game」
YAJICO GIRL「Airride」
Wataru Fujiwara「Pacifica」
YAJICO GIRL「流浪」
番組へのメッセージをお待ちしています。
Twitter #fmfukuoka #RoomH をつけてツイートしてください。MC3人ともマメにメッセージをチェックしています。レポート記事の感想やリクエストなどもありましたら、#SENSA もつけてツイートしてください!
RADIO INFORMATION
FM 福岡「Room "H"」
毎週月曜日から金曜日まで深夜にオンエアされる、福岡市・警固六角にある架空のマンションの一室を舞台に行われ、次世代クリエイターが様々な情報を発信するプログラム「ミッドナイト・マンション警固六角(けごむつかど)」。"203号室(毎週水曜日の26:00~26:55)"では、音楽番組「Room "H"」をオンエア。ユアネスの黒川侑司、アツキタケトモ、odolの森山公稀が週替わりでMCを務め、本音で(Honestly)、真心を込めて(Hearty)、気楽に(Homey) 音楽愛を語る。彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。放送時間:毎週水曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)
番組MC
黒川侑司(ユアネス Vo.&Gt.)
福岡で結成された4人組ロックバンド。感情の揺れが溢れ出し琴線に触れる声と表現力を併せ持つヴォーカルに、変拍子を織り交ぜる複雑なバンドアンサンブルとドラマティックなアレンジで、詞世界を含め一つの物語を織りなすような楽曲を展開。
重厚な音の渦の中でもしっかり歌を聴かせることのできるLIVEパフォーマンスは、エモーショナルで稀有な存在感を放っている。2021年12月1日に初のフルアルバム「6 case」をリリース。2022年8月24日にシングル「ありえないよ。」を、同年11月30日にはシングル「Blur」をリリース。2022年6月1日にソロ第1弾シングル「この星からの脱出」をリリース。2022年7月8日にはソロ第2弾シングルでギタリスト「こーじゅん」をフィーチャリングに迎えた「フライディ・チャイナタウン (Acoustic Cover)」をリリース。
オフィシャルサイト/ @yourness_on/ @yourness_kuro
アツキタケトモ
2020年7月より活動開始。作詞・作曲・編曲を自ら手がける新世代の音楽家。日常に潜むちょっとした違和感を、独自のダンスミュージックで表現する。
1stアルバム『無口な人』は2020年9月にリリースされ、ノンプロモーションながらSpotifyやApple Musicなどのストリーミングサービスで多くのプレイリストに選出され、早耳の音楽ファンから好評を得た。2022年にはSG「Outsider」をリリースし、Billboard Heatseekersや、J-WAVETOKIO HOT 100に入るなど注目を高めている。
2023年4月19日に「NEGATIVE STEP」を配信リリース。
オフィシャルサイト/ @atsukitaketomo / @atsukitaketomo
Wez Atlas
東京を拠点とするヒップホップアーティスト。多文化なスタイルを取り入れ、高いスキルで日本語と英語を組み合わせたラップを魅せる。HYPEBEAST JAPAN による注目の U20 アーティストに選ばれるなど徐々に注目を集める存在に。2021 年 6 月に starRo をプロデューサーに迎えた「Zuum!」をリリースし、SpotifyJapan の公式プレイリスト「Next Up」のカバー、そして 1 曲目に、さらには「Tokyo Super Hits!」にも選ばれた。今後の活躍が期待される中、2021年7月に待望の1stミニアルバム「Chicken Soup For One」をリリース。客演のオファーも多く寄せられ、Helsinki Lambda Clubや韓国のシンガーソングライターYunBなど、国内外のアーティストの作品に数多く客演参加。
2022年は自身名義のシングルも5作発表し、2023年3月には2ndミニアルバム「This Too Shall Pass」をリリース。
@wezzyatlas