FM福岡で毎週水曜日 26:00～26:55にオンエアしている音楽番組「Room "H"」。ユアネスの黒川侑司、アツキタケトモ、Wez Atlasが週替わりでMCを務め、彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。
今週のMCは、ユアネスの黒川侑司が担当。SENSAでは、オンエア内容を一部レポート！（聴き逃した方やもう一度聴きたい方は、radiko タイムフリーをご利用下さい。）

皆さんこんばんは。ここからの1時間はRoom"H"、DJを務めますユアネスのボーカルギター黒川です。
先月、福岡でライブしました。シンガーソングライターの和ぬかさんとの対バンツアーでユアネス出させていただきました。福岡、久し振りだったのかな。帰ることができてすごく嬉しかったです。
毎回MCで"ただいま"みたいなことを言うんですけど、皆んなが温かく迎え入れてくれてるのがすごく伝わってきておりますのでいつも温かい気持ちになって、福岡に帰ってそこからまた東京に帰ることができております。
和ぬかさんともそこで初対面、初めましてだったんですけども、ずっとTikTokとかSNSでは繋がっていて、いつか一緒にできたらいいな、と思ってたので、このタイミングで福岡でやることができてすごく良かったのと、あと、和ぬかさん結構古い曲知ってくれてて、昔からユアネスのこと聴いてくれてたみたいなんですよ。それがすごく嬉しくてですね、僕、久し振りに打ち上げでちょっと酔っ払っちゃうぐらい飲んでしまいました。
すごく良い日にさせていただきましたし良いライブもできたと思います。改めて本当にありがとうございました。

あと、ちょっと前なんですけどもYouTube Music Weekendと言うYouTubeで行っているイベントに参加させていただきました。8月25〜27日の3日間あったんですけどもユアネスは27日の一番最初の時間帯に参加させていただきました。ミュージックビデオの軽い紹介と、4月に行ったワンマンのファイナルのライブ映像の一部分、何曲か、サービスで3曲か4曲か、やったんですけど、確認してください（笑）。アーカイブまだYouTubeユアネスの公式チャンネルに残ってるから皆さんに届けばいいなと思っております。すごく自信を持った作品で参加させていただきましたので、たくさんの人に見て欲しいなと思います。よろしくお願いします。



それでは早速今日の1曲目をお届けしましょう。福岡で対バンした和ぬかさんがすごく好きな曲だと言ってくれた曲です。ユアネス「あの子が横に座る」

ユアネスは制作期間中！＠リビングルーム

Room"H"、ここからは＠リビングルーム、最近僕がはっとしたことと、今聴いてもらいたい音楽についてお話する時間です。最近はっとしたことって言っても、ユアネスは制作フェーズに入ってきているので何か特別とてつもなく濃厚な生活を送っているわけではないんですけども。またユアネス、すごくガラッと方向性の変わった新曲を作ってるなと感じております。それが自分たちの一つの強みだと思っておりますので、本当に結構腰抜かすぐらい、僕もこれどうやって歌ったらいいんだろう、みたいな曲あります。びっくりすると思う。ちょっと言えないんですけどねっていうか制作をすごく頑張っております。あとは特別夏っぽいこともしてないですけど、僕、髪の毛を切りました。ずっとすごく行くタイミングを失っとって、髪の毛を長くしたくて伸ばしてたわけじゃないんですけども、いつも僕の髪の毛切ってくれとる美容師さんがいるんですけども、LINEで連絡してくれて、"あの、いつでも切るよ"みたいなの。多分、そういうのを言ってくれたら僕が行き易くなるっていうのは分かってくれて連絡してくれたんですよね。次の日に行きました（笑）。"明日、いいですか？"って言ったら、"いいよ"って。結構さっぱりしました。夏終わって髪の毛さっぱりするのは、またちょっと変ではあるかもしれないんですけども、鏡で見る自分がちょっと幼くなったような気がしてすごく心地が良いです。

それではこの辺りで音楽に行きましょう。毎回3曲Room"H"の住人がそれぞれのカラーで、今聴いてもらいたい音楽を自由にセレクトしていきます。今日はもう9月に入ったということで、まだギリギリ夏というか、もう終わりかけ。僕が一番好きな夏ですね。夏が終わって悲しくなる、秋に何かフェードインしていく感じ、今の季節が一番好き。もしかしたらまだちょっと暑いぐらいかもしれないですけども、『夏の終わりっぽい曲』というテーマで3曲選んできました。すごく曖昧だし僕の感覚ではあるんですけども皆さんにも通ずる部分がきっとあると思うので今回はその3曲を流させていただきます、
ということでまず1曲目は澤田 空海理「花火から逃げて」という楽曲です。空海理さんはね、お知り合いなんですけども、本当にあの人は良い曲を作り過ぎなんですよ。今回ちょうど夏も終わりの季節ということで「花火から逃げて」という曲を流させていただくんですけど、曲名から良いですよね。空海理さん節って言っていいのか分からんですけど、花火から逃げることってそうないと思いますし。花火って見に行くもののイメージが強いから、どっちかっていうと寄っていく、じゃないですか、花火の方にね、自分たちから。しかもその日の主役、夏の主役のひとつですからね、花火って。それから逃げるって、その主役から離れていってしまうぐらい何か綺麗なもの眼を魅かれるもの、とか理由でしょうね、きっとね、あったんだろうなって。花火なんかどうでもよかったんでしょう、って言えちゃうぐらい何かそういう理由がきっとあったんだろうな、そういうふうに考えさせられる、素敵な1曲です。



続いて2曲目に選んできた"夏の終わりっぽい曲"はAimerの「夏草に君を想う」という楽曲です。AimerはRoom"H"でよく流させてもらってるんですけどもAimerの楽曲の中でも僕の5本の指に入るぐらい大好きな曲ですね。今回のテーマにもしかして一番ぴったりなのかなと感じております。人の様子や風景がすごく素直にシンプルに浮かんでくる、そんな1曲だと思います。夏の過ごし方は人それぞれだと思いますし、良い夏がたくさんある人もいれば、夏はもう苦手だ、嫌いだ、悪い思い出が多い人もおると思います。
でもそんな良い思い出の夏も、ちょっと悪い思い出の夏も、どちらとも全てをサラーって包み込んでくれるようなそんな気もする楽曲です。この曲を聴いて、気持ちよく秋に移れそう。



3曲目です。くるりの「ばらの花」という楽曲です。この曲、いつか僕が配信したときか、何かSNSのメッセージかコメントか何かで僕のことをフォローしてくれとる人が"黒川さんに歌って欲しい曲です"って教えてくれたこともあったんですよ、この曲をね。確か配信だったんですよ。配信しながら曲聴くとか、そこまで普段より集中して聴いてないからね。もちろんその時もすごく良い曲だなと思ったんですけど、やっぱり配信をしながらだったもんでいつの間にか忘れてしまっとって。ちょっと時間が経って、友達とカラオケに行った時、その友達がこの曲を歌っとって、"めちゃくちゃ良い曲じゃ、これ"って気付いたんですよ。っていうのも僕、もちろん歌がすごく好きなんですけど、歌詞、言葉がすごく好きだから、カラオケはその文字が読める状態じゃないですか、丁寧に流れてくれるじゃないですか。もちろん友達の歌も聴いてるんですけどバーッて文字を読んでいったときにすごく良い曲だなと思って見事にハマりましたね。梅雨の時期とかね、雨が降って憂鬱なシーズンがちょっと多かった季節であると思うんですよ。でもこの曲のおかげで何とか乗り越えて来られたな、というようなそんな1曲だと思います。



この季節の選曲、僕めちゃくちゃ得意ですよ。自分が一番好きな季節って言ってるので、自分の思い出とか、あと僕、匂いがすごく好きだからね、自分のその夏の匂いとか景色と結びついて、外では基本的にイヤホンとかして曲聴いてるからね、そのとき流れてて、すごく今の状況にぴったりだなとかって思ったものを、もちろん写真を撮ってSNSとかに上げて皆んなに共有するっていう方法もあると思うんですけど、曲から少しでも、言葉とかから共有できる部分もきっとあるなと思って、こういう選曲の仕方向いてます。こういう選曲の仕方しかできないんですけどね、皆んなにも、夏の終わり感が少しでも伝わったらいいなと思いました。

奥華子「変わらないもの」＠ベッドルーム

Room"H"の住人がプライベートで大事にしているディープな偏愛ソングを毎週1曲ご紹介＠ベッドルームのコーナーです。今日このコーナーで皆さんに聴いていただきたい楽曲は、奥華子さんの「変わらないもの」という楽曲です。
すみません、もう喋ることがないですね、この曲は。とにかく聴いておかないと、それぐらい大きな存在だと思います、きっと皆んなにとっても。
さっきの"夏の終わりっぽい楽曲"のテーマにすごく繋がってきてる選曲になってるんですけど。絵に書いたような青春みたいなものって、僕はきっと人と比べるとちょっと少なかったと思いますけど、比べるものじゃないんですけどね、少なかったなと思うんですよ。
でも少なくともゼロではなかったですから、少しの青春を何回も何回も蘇らせてくれるような。大人になってしまった今でも、心のどこかで青春を取り戻そうと、探そうとしてしまうんですよ。
基本的に、多分それに縛られて、僕は行動をするところがあるので、でもそんな自分が好きでもあるんですよ。でも"いい歳した大人が何よ"みたいな瞬間にどうしてもなってしまう時ってあるんですよ、これはもう仕方がないことだと思って。そんな傷口っていうか、かすり傷ぐらいだと思うんです、優しく絆創膏を貼ってくれるような曲ですよね、この曲は。過去にすがってしまう癖が人一倍あるから、ふとしたタイミングで勝手に傷付いちゃうとはまた違うけど、なんか悲しくなっちゃうタイミングがあるんですよ。
そんな、今悲しくなっちゃいそうな気がする、って言う時用で、"救急箱"というプレイリストを僕、作ってるんですよ。自分が大丈夫になるような曲たちが入ってる"救急箱"というプレイリスト。この曲には本当によくお世話になっております。



これはね、夏限らずですね、ずっと、いっつも聴く。いっつも聴きます。だって元気でいたいからね、僕の心は絆創膏まみれなんです。奥華子の「変わらないもの」でたくさんたくさん治していただきました。
だから、分厚い心をどんどんどんどん作ってもらってこの楽曲に。こういう自分を助けてくれる曲を見付けると生活がちょっとだけ楽になる場合があるんですよ。そういうのも皆んなに教えたい、そういう曲も教えたいなと思います。このベッドルームは特にそういう曲を選びがちなので、皆さんも是非"救急箱"というプレイリストを作って、自分用の救急箱を作ったらいかがかなと思います。

トルコのお守りのステッカー

髪の毛を切る前と後

8月16日(水) オンエア楽曲

ユアネス「Alles Liebe」
Wienners「姫君バンケット」
黒川侑司「この星からの脱出」
ユアネス「ヘリオトロープ」


番組へのメッセージをお待ちしています。
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RADIO INFORMATION

FM 福岡「Room "H"」

毎週月曜日から金曜日まで深夜にオンエアされる、福岡市・警固六角にある架空のマンションの一室を舞台に行われ、次世代クリエイターが様々な情報を発信するプログラム「ミッドナイト・マンション警固六角（けごむつかど）」。"203号室（毎週水曜日の26:00～26:55）"では、音楽番組「Room "H"」をオンエア。ユアネスの黒川侑司、アツキタケトモ、odolの森山公稀が週替わりでMCを務め、本音で(Honestly)、真心を込めて(Hearty)、気楽に(Homey) 音楽愛を語る。彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。

放送時間：毎週水曜日 26:00~26:55
放送局：FM福岡(radikoで全国で聴取可能)

番組MC

黒川侑司（ユアネス Vo.&Gt.）
福岡で結成された4人組ロックバンド。感情の揺れが溢れ出し琴線に触れる声と表現力を併せ持つヴォーカルに、変拍子を織り交ぜる複雑なバンドアンサンブルとドラマティックなアレンジで、詞世界を含め一つの物語を織りなすような楽曲を展開。
重厚な音の渦の中でもしっかり歌を聴かせることのできるLIVEパフォーマンスは、エモーショナルで稀有な存在感を放っている。2021年12月1日に初のフルアルバム「6 case」をリリース。2022年8月24日にシングル「ありえないよ。」を、同年11月30日にはシングル「Blur」をリリース。2022年6月1日にソロ第1弾シングル「この星からの脱出」をリリース。2022年7月8日にはソロ第２弾シングルでギタリスト「こーじゅん」をフィーチャリングに迎えた「フライディ・チャイナタウン (Acoustic Cover)」をリリース。
オフィシャルサイト／ @yourness_on／ @yourness_kuro


アツキタケトモ
2020年7月より活動開始。作詞・作曲・編曲を自ら手がける新世代の音楽家。日常に潜むちょっとした違和感を、独自のダンスミュージックで表現する。
1stアルバム『無口な人』は2020年9月にリリースされ、ノンプロモーションながらSpotifyやApple Musicなどのストリーミングサービスで多くのプレイリストに選出され、早耳の音楽ファンから好評を得た。2022年にはSG「Outsider」をリリースし、Billboard Heatseekersや、J-WAVETOKIO HOT 100に入るなど注目を高めている。
2023年4月19日に「NEGATIVE STEP」を配信リリース。
オフィシャルサイト／ @atsukitaketomo ／ @atsukitaketomo


Wez Atlas
東京を拠点とするヒップホップアーティスト。多文化なスタイルを取り入れ、高いスキルで日本語と英語を組み合わせたラップを魅せる。HYPEBEAST JAPAN による注目の U20 アーティストに選ばれるなど徐々に注目を集める存在に。2021 年 6 月に starRo をプロデューサーに迎えた「Zuum!」をリリースし、SpotifyJapan の公式プレイリスト「Next Up」のカバー、そして 1 曲目に、さらには「Tokyo Super Hits!」にも選ばれた。今後の活躍が期待される中、2021年7月に待望の1stミニアルバム「Chicken Soup For One」をリリース。客演のオファーも多く寄せられ、Helsinki Lambda Clubや韓国のシンガーソングライターYunBなど、国内外のアーティストの作品に数多く客演参加。
2022年は自身名義のシングルも5作発表し、2023年3月には2ndミニアルバム「This Too Shall Pass」をリリース。
@wezzyatlas

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FM福岡「Room "H"」