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2023.08.31
FM福岡で毎週水曜日 26:00～26:55にオンエアしている音楽番組「Room "H"」。ユアネスの黒川侑司、アツキタケトモ、Wez Atlasが週替わりでMCを務め、彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。
今週のMCは、Wez Atlasが担当。SENSAでは、オンエア内容を一部レポート！（聴き逃した方やもう一度聴きたい方は、radiko タイムフリーをご利用下さい。）
皆さんこんばんは。ここからの1時間はRoom"H"、DJを務めますWez Atlasです。いやあ、夏がそろそろ終わっちゃいますね。めちゃくちゃ悲しいですけど。今年は今まで以上にしっかり夏をやったって感じがして、海とか川とかめっちゃ行ってて、でも欲しいほど日焼けはできなかったですけど、来年またチャレンジしようと思ってるっていう感じです。皆さんも夏、楽しかったでしょうか。
聴いてもらったのは、Wez Atlasの「Zuum!」でした。これはstarRoさんと言う伝説のプロデューサーと一緒に作った曲なんですけど、starRoさんは今、秋田の田沢湖ってとこに引っ越してて、「Zuum！」のミュージックビデオの物語が何となく「ベスト・キッド」みたいなものになってて、僕がカンフーキッドで、starRoさんが仙人みたいな、ミスターミヤギみたいな役を演じてるんですけど、今はstarRoさんはその役のまんまの生活をしてるみたいです。本当にそれになりきったみたいな感じで面白いですけど、今度、遊びに行こうかなと思ってます。
好きなラッパーて言ったらキリがないんですけど、本当に好きな人に絞ってそれぞれの曲を紹介しつつ、どういうとこが好きなのかとか、どういうリリックが好きなのか、話していきたいと思います。
最初はもうこの人しかいないんですけど、初回のときも一番インスピレーションを受けてると言って紹介したと思うんですけど、J.コールです。J.コールは、デビューしたのは多分20009年とかそれ位で、Jay-Zのロックネイションというレーベルに入ってアルバムを出してから、自分のレーベルDreamvilleを立ち上げて、そこで「2014 Forest Hills Drive」と言うアルバムを出したんですけど、それを僕は高校生のときに見つけて、もうなんかすごい衝撃で、"こんな音楽聞いたことない"みたいな。"この人、自分に話しかけてるの？"みたいな感じで、直で刺さって、そこからJ.コール一途でずっとやってます。
色んなスタイルのラッパーがアメリカにはいるけど、J.コールの良さは、パーソナルな歌詞。ありきたりって言うか、みんなが共感できるような歌詞を格好良く歌ってる。やっぱり向こうのラップって、ギャングでSuGで、チェーンいっぱいつけてて、みたいなタイプのラッパーもいれば、割と内面的なことを歌うとか、家族のことを歌うとか、初恋の話をするとか言うスタイルのラッパーもいて、僕はどちらかと言うとそちら側で、そういう生い立ち的にもそんなギャングみたいなこと言っても嘘でしかないから、本当にそれを生きてる人はそれを歌ってて正解だけどJ.コール多分、割と良い子だったのかな、インタビューとかで聞いてると。
その「2014 Forest Hills Drive」と言うのが、彼が元々住んでた住所らしくて、それを2014年に出したので、多分、彼本人の中でもすごく大切なアルバムで。そのJ.コールが家族と住んでた家が、まだ（J.コールは）中学生とかだったんですけど、お母さんが家賃払えなくなって差し押さえされちゃって、1回その家から出なきゃいけないっていう状況になって、その後、10年後とかJ.コールが有名になってお金持ちになって、その家を買い返して、そこでジャケットの写真を撮ったっという、めっちゃ良い話なんですけど。
そのアルバムの中ではトラックリスト、曲順が、幼少期からだんだん大人になっていく流れになってて、最初のイントロの後の曲が「1月28日」、J.コールの誕生日の曲。
"俺はラップの神様だ、1月28に生まれたラッパーが一番最強だ"みたいなことを言いながら自分のバックグラウンドを語ってる、だんだん大人になってって途中で「Wet Dreamz」という初恋の話の曲があって。
これがヒップホップファンじゃない普通のミュージックリスナーにもすごく届いて、"J.コールってなんか、ストーリーテラーだね"みたいな。
でも僕が一番好きな曲は最後の方にある「Love Yourz」という曲で、これがメッセージがすごい、涙出てくる感じのやつなんですけど。要は、自分の今の状況をちゃんと愛すると言うか、誇りに思うと言うか、今持ってるものに感謝しようぜ、みたいな、良いメッセージの曲で。
後半に、すごく良い歌詞があって、絶対自分が持ってる家より大きい家はあるし、自分が持ってる車より良い車はあるし、自分の彼女より可愛い女の人はいっぱいいるけど、自分のものを愛さないと絶対に幸せになれないよ、と言う話で、特にヒップ・ホップ・カルチャーではそういうマテリアルな、資本っていうのかな、車とか家とかそういうものを常にチェイスしてるみたいなことを結構、皆んな歌ってるけど、"見て、俺のチェーンやばいだろ"とか"俺のランボルギーニやばいだろ"とかっていうフレックス（格好つける）をしてるラッパーが多い中でその逆のメッセージを、リアルなことを言ってるっていうのがすごく高校生の僕にもめっちゃ刺さって、という感じです。
なので、永遠にフェイバリットですね。いつか、もうJ.コールは結構キャリアの後半を迎えてる感じがするので、早く生で観ないと後悔するなと思って、インスタのDMで皆んなでJ.コールに"Come to Japan"と送りましょう。お願いします！
J. Cole 「January 28th」
J. Cole 「Wet Dreamz」
J. Cole 「Love Yourz」
Mac Miller 「Blue World」
Kendrick Lamar Feat. Zacari 「LOVE.」
Dominic Fike 「Why」
Wez Atlas「Go Round」
Wez Atlas「Damn!」
番組へのメッセージをお待ちしています。
Twitter #fmfukuoka #RoomH をつけてツイートしてください。MC3人ともマメにメッセージをチェックしています。レポート記事の感想やリクエストなどもありましたら、#SENSA もつけてツイートしてください！
放送時間：毎週水曜日 26:00~26:55
放送局：FM福岡(radikoで全国で聴取可能)
黒川侑司（ユアネス Vo.&Gt.）
福岡で結成された4人組ロックバンド。感情の揺れが溢れ出し琴線に触れる声と表現力を併せ持つヴォーカルに、変拍子を織り交ぜる複雑なバンドアンサンブルとドラマティックなアレンジで、詞世界を含め一つの物語を織りなすような楽曲を展開。
重厚な音の渦の中でもしっかり歌を聴かせることのできるLIVEパフォーマンスは、エモーショナルで稀有な存在感を放っている。2021年12月1日に初のフルアルバム「6 case」をリリース。2022年8月24日にシングル「ありえないよ。」を、同年11月30日にはシングル「Blur」をリリース。2022年6月1日にソロ第1弾シングル「この星からの脱出」をリリース。2022年7月8日にはソロ第２弾シングルでギタリスト「こーじゅん」をフィーチャリングに迎えた「フライディ・チャイナタウン (Acoustic Cover)」をリリース。
オフィシャルサイト／ @yourness_on／ @yourness_kuro
アツキタケトモ
2020年7月より活動開始。作詞・作曲・編曲を自ら手がける新世代の音楽家。日常に潜むちょっとした違和感を、独自のダンスミュージックで表現する。
1stアルバム『無口な人』は2020年9月にリリースされ、ノンプロモーションながらSpotifyやApple Musicなどのストリーミングサービスで多くのプレイリストに選出され、早耳の音楽ファンから好評を得た。2022年にはSG「Outsider」をリリースし、Billboard Heatseekersや、J-WAVETOKIO HOT 100に入るなど注目を高めている。
2023年4月19日に「NEGATIVE STEP」を配信リリース。
オフィシャルサイト／ @atsukitaketomo ／ @atsukitaketomo
Wez Atlas
東京を拠点とするヒップホップアーティスト。多文化なスタイルを取り入れ、高いスキルで日本語と英語を組み合わせたラップを魅せる。HYPEBEAST JAPAN による注目の U20 アーティストに選ばれるなど徐々に注目を集める存在に。2021 年 6 月に starRo をプロデューサーに迎えた「Zuum!」をリリースし、SpotifyJapan の公式プレイリスト「Next Up」のカバー、そして 1 曲目に、さらには「Tokyo Super Hits!」にも選ばれた。今後の活躍が期待される中、2021年7月に待望の1stミニアルバム「Chicken Soup For One」をリリース。客演のオファーも多く寄せられ、Helsinki Lambda Clubや韓国のシンガーソングライターYunBなど、国内外のアーティストの作品に数多く客演参加。
2022年は自身名義のシングルも5作発表し、2023年3月には2ndミニアルバム「This Too Shall Pass」をリリース。
@wezzyatlas
今週のMCは、Wez Atlasが担当。SENSAでは、オンエア内容を一部レポート！（聴き逃した方やもう一度聴きたい方は、radiko タイムフリーをご利用下さい。）
皆さんこんばんは。ここからの1時間はRoom"H"、DJを務めますWez Atlasです。いやあ、夏がそろそろ終わっちゃいますね。めちゃくちゃ悲しいですけど。今年は今まで以上にしっかり夏をやったって感じがして、海とか川とかめっちゃ行ってて、でも欲しいほど日焼けはできなかったですけど、来年またチャレンジしようと思ってるっていう感じです。皆さんも夏、楽しかったでしょうか。
聴いてもらったのは、Wez Atlasの「Zuum!」でした。これはstarRoさんと言う伝説のプロデューサーと一緒に作った曲なんですけど、starRoさんは今、秋田の田沢湖ってとこに引っ越してて、「Zuum！」のミュージックビデオの物語が何となく「ベスト・キッド」みたいなものになってて、僕がカンフーキッドで、starRoさんが仙人みたいな、ミスターミヤギみたいな役を演じてるんですけど、今はstarRoさんはその役のまんまの生活をしてるみたいです。本当にそれになりきったみたいな感じで面白いですけど、今度、遊びに行こうかなと思ってます。
Wez Atlasの大好きなラッパー特集！＠リビングルーム
Room"H"ここからは、＠リビングルーム。前回は子供の頃好きだった曲を僕のルーツソングとして紹介させてもらったんですが、今日は僕が大好きなラッパーを特集したいと思います。好きなラッパーて言ったらキリがないんですけど、本当に好きな人に絞ってそれぞれの曲を紹介しつつ、どういうとこが好きなのかとか、どういうリリックが好きなのか、話していきたいと思います。
最初はもうこの人しかいないんですけど、初回のときも一番インスピレーションを受けてると言って紹介したと思うんですけど、J.コールです。J.コールは、デビューしたのは多分20009年とかそれ位で、Jay-Zのロックネイションというレーベルに入ってアルバムを出してから、自分のレーベルDreamvilleを立ち上げて、そこで「2014 Forest Hills Drive」と言うアルバムを出したんですけど、それを僕は高校生のときに見つけて、もうなんかすごい衝撃で、"こんな音楽聞いたことない"みたいな。"この人、自分に話しかけてるの？"みたいな感じで、直で刺さって、そこからJ.コール一途でずっとやってます。
色んなスタイルのラッパーがアメリカにはいるけど、J.コールの良さは、パーソナルな歌詞。ありきたりって言うか、みんなが共感できるような歌詞を格好良く歌ってる。やっぱり向こうのラップって、ギャングでSuGで、チェーンいっぱいつけてて、みたいなタイプのラッパーもいれば、割と内面的なことを歌うとか、家族のことを歌うとか、初恋の話をするとか言うスタイルのラッパーもいて、僕はどちらかと言うとそちら側で、そういう生い立ち的にもそんなギャングみたいなこと言っても嘘でしかないから、本当にそれを生きてる人はそれを歌ってて正解だけどJ.コール多分、割と良い子だったのかな、インタビューとかで聞いてると。
その「2014 Forest Hills Drive」と言うのが、彼が元々住んでた住所らしくて、それを2014年に出したので、多分、彼本人の中でもすごく大切なアルバムで。そのJ.コールが家族と住んでた家が、まだ（J.コールは）中学生とかだったんですけど、お母さんが家賃払えなくなって差し押さえされちゃって、1回その家から出なきゃいけないっていう状況になって、その後、10年後とかJ.コールが有名になってお金持ちになって、その家を買い返して、そこでジャケットの写真を撮ったっという、めっちゃ良い話なんですけど。
そのアルバムの中ではトラックリスト、曲順が、幼少期からだんだん大人になっていく流れになってて、最初のイントロの後の曲が「1月28日」、J.コールの誕生日の曲。
"俺はラップの神様だ、1月28に生まれたラッパーが一番最強だ"みたいなことを言いながら自分のバックグラウンドを語ってる、だんだん大人になってって途中で「Wet Dreamz」という初恋の話の曲があって。
これがヒップホップファンじゃない普通のミュージックリスナーにもすごく届いて、"J.コールってなんか、ストーリーテラーだね"みたいな。
でも僕が一番好きな曲は最後の方にある「Love Yourz」という曲で、これがメッセージがすごい、涙出てくる感じのやつなんですけど。要は、自分の今の状況をちゃんと愛すると言うか、誇りに思うと言うか、今持ってるものに感謝しようぜ、みたいな、良いメッセージの曲で。
後半に、すごく良い歌詞があって、絶対自分が持ってる家より大きい家はあるし、自分が持ってる車より良い車はあるし、自分の彼女より可愛い女の人はいっぱいいるけど、自分のものを愛さないと絶対に幸せになれないよ、と言う話で、特にヒップ・ホップ・カルチャーではそういうマテリアルな、資本っていうのかな、車とか家とかそういうものを常にチェイスしてるみたいなことを結構、皆んな歌ってるけど、"見て、俺のチェーンやばいだろ"とか"俺のランボルギーニやばいだろ"とかっていうフレックス（格好つける）をしてるラッパーが多い中でその逆のメッセージを、リアルなことを言ってるっていうのがすごく高校生の僕にもめっちゃ刺さって、という感じです。
なので、永遠にフェイバリットですね。いつか、もうJ.コールは結構キャリアの後半を迎えてる感じがするので、早く生で観ないと後悔するなと思って、インスタのDMで皆んなでJ.コールに"Come to Japan"と送りましょう。お願いします！
8月30日(水) オンエア楽曲
Wez Atlas 「Zuum!」J. Cole 「January 28th」
J. Cole 「Wet Dreamz」
J. Cole 「Love Yourz」
Mac Miller 「Blue World」
Kendrick Lamar Feat. Zacari 「LOVE.」
Dominic Fike 「Why」
Wez Atlas「Go Round」
Wez Atlas「Damn!」
番組へのメッセージをお待ちしています。
Twitter #fmfukuoka #RoomH をつけてツイートしてください。MC3人ともマメにメッセージをチェックしています。レポート記事の感想やリクエストなどもありましたら、#SENSA もつけてツイートしてください！
RADIO INFORMATION
FM 福岡「Room "H"」
毎週月曜日から金曜日まで深夜にオンエアされる、福岡市・警固六角にある架空のマンションの一室を舞台に行われ、次世代クリエイターが様々な情報を発信するプログラム「ミッドナイト・マンション警固六角（けごむつかど）」。"203号室（毎週水曜日の26:00～26:55）"では、音楽番組「Room "H"」をオンエア。ユアネスの黒川侑司、アツキタケトモ、odolの森山公稀が週替わりでMCを務め、本音で(Honestly)、真心を込めて(Hearty)、気楽に(Homey) 音楽愛を語る。彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。放送時間：毎週水曜日 26:00~26:55
放送局：FM福岡(radikoで全国で聴取可能)
番組MC
黒川侑司（ユアネス Vo.&Gt.）
福岡で結成された4人組ロックバンド。感情の揺れが溢れ出し琴線に触れる声と表現力を併せ持つヴォーカルに、変拍子を織り交ぜる複雑なバンドアンサンブルとドラマティックなアレンジで、詞世界を含め一つの物語を織りなすような楽曲を展開。
重厚な音の渦の中でもしっかり歌を聴かせることのできるLIVEパフォーマンスは、エモーショナルで稀有な存在感を放っている。2021年12月1日に初のフルアルバム「6 case」をリリース。2022年8月24日にシングル「ありえないよ。」を、同年11月30日にはシングル「Blur」をリリース。2022年6月1日にソロ第1弾シングル「この星からの脱出」をリリース。2022年7月8日にはソロ第２弾シングルでギタリスト「こーじゅん」をフィーチャリングに迎えた「フライディ・チャイナタウン (Acoustic Cover)」をリリース。
オフィシャルサイト／ @yourness_on／ @yourness_kuro
アツキタケトモ
2020年7月より活動開始。作詞・作曲・編曲を自ら手がける新世代の音楽家。日常に潜むちょっとした違和感を、独自のダンスミュージックで表現する。
1stアルバム『無口な人』は2020年9月にリリースされ、ノンプロモーションながらSpotifyやApple Musicなどのストリーミングサービスで多くのプレイリストに選出され、早耳の音楽ファンから好評を得た。2022年にはSG「Outsider」をリリースし、Billboard Heatseekersや、J-WAVETOKIO HOT 100に入るなど注目を高めている。
2023年4月19日に「NEGATIVE STEP」を配信リリース。
オフィシャルサイト／ @atsukitaketomo ／ @atsukitaketomo
Wez Atlas
東京を拠点とするヒップホップアーティスト。多文化なスタイルを取り入れ、高いスキルで日本語と英語を組み合わせたラップを魅せる。HYPEBEAST JAPAN による注目の U20 アーティストに選ばれるなど徐々に注目を集める存在に。2021 年 6 月に starRo をプロデューサーに迎えた「Zuum!」をリリースし、SpotifyJapan の公式プレイリスト「Next Up」のカバー、そして 1 曲目に、さらには「Tokyo Super Hits!」にも選ばれた。今後の活躍が期待される中、2021年7月に待望の1stミニアルバム「Chicken Soup For One」をリリース。客演のオファーも多く寄せられ、Helsinki Lambda Clubや韓国のシンガーソングライターYunBなど、国内外のアーティストの作品に数多く客演参加。
2022年は自身名義のシングルも5作発表し、2023年3月には2ndミニアルバム「This Too Shall Pass」をリリース。
@wezzyatlas
