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2023.08.24
街全体がひとつのテーマパークになる音楽フェス「ONE PARK FESTIVAL 2023」をシェイク ソフィアン(odol / Guiba)がレポート!
福井市中央公園・特設ステージをメイン会場に、8月5日(土)・6日(日)の2日間にわたって開催された、街全体がひとつのテーマパークになる音楽フェス「ONE PARK FESTIVAL 2023」。イベント当日の様子を、「ONE PARK FESTIVAL 2023」と音楽ディストリビューションサービス「FRIENDSHIP.」と共同開催されたオーディションを勝ち抜き、オープニングアクトとして出演したバンド、Guibaのベースを務めるシェイク ソフィアンがお届け!
音楽だけにとどまらず、さまざまなカルチャーも体験できる「ONE PARK FESTIVAL 2023」の魅力が満載の現地レポートです。
こんにちは。
Guibaのベース担当、シェイク ソフィアンです。
odolというバンドでもベースを弾いています。
今回、FRIENDSHIP.とONE PARK FESTIVAL2023による共同オーディションの選考アーティストとして、2日目のメインステージの一番手で演奏させていただきました。
普段フェスに出演すると、機材の搬入出が忙しかったり、遠方だと急いで帰らなくてはいけない場合がほとんど。
出店や催し、アトラクションをゆっくり楽しむことは、結構難しいんですよね。
しかし今回、シェイクはSENSAの特別ライターに任命してもらいました。
ONE PARK FESTIVAL2023の魅力をSENSAで発信する...実に良い口実です。
今日は移動や片付けなどのことは一切考えず、
ONE PARK FESTIVAL 2023を満喫し尽くしたいと思います!
ということで演奏後、即ジョブチェンジ。
ミュージシャンから、フェスを楽しむ"来場者"へ。
まずは天気のコンディションから。
最高気温37.9℃。太陽爛々の好天。
暑いです。とびっきり暑いです。
1週間前にかんかん照りのフジロックを2日間耐え抜いたシェイクですが、体感ではそれを超える暑さ。
動こうとも動かずとも、体力がジワジワと奪われていることを実感します。
会場では何度も水分補給の大切さがアナウンスされます。
今年は特に水分補給を怠らず、頻繁に休憩を取るように。
無理をしてしまっては楽しむものも楽しめません。
体力の確保を最優先にしましょう。
会場でも飲み物を購入することも可能ですが、ペットボトルの飲み物は持ち込みOKなので、事前にスポーツドリンクを購入しておくことをオススメします。
惜しまずガブガブ飲むべし。
ひとまずは会場までの動線をチェックしましょう。
ということで、JR福井駅からスタート!
JR福井駅です。ここから会場へと向かおうと思います。
駅を出てすぐに目に付くのは、恐竜に関するアートワークの数々。
小学校の自由研究で3年連続トリケラトプスの模型を作ったシェイクは、否応無しにテンション上がります。
初めて知ったのですが、福井は化石がたくさん掘り起こされた地として有名なんですね。
たくさんの恐竜に囲まれて大喜びの子どもたちも。
その土地に関する新たな学びがある。これもまたフェスの醍醐味です。
最寄りの出口は西口。
この時、駅出てすぐのコンビニで飲み物を買っておくと良いかもしれません。
ちなみに会場内にはコインロッカーやクロークがないので、駅構内のものを利用しましょう。
駅を出たら北西の方角へ。
最短の順路には「ふくみち」の看板が立て掛けられています。こちらを目印にしましょう。
数十メートル進んだところで、早速屋台の賑わいが見えてきました。
ここは「SURIFT」という古着市エリアで、チケットが無くても自由に楽しめる一帯とのこと。
地元の人がふらっと訪れて気軽に楽しんでいる、そんな光景が見れます。
お!ONE PARKののぼりが!
会場に近づくワクワク感、これは本当に変え難いものがありますよね。
と思ったら、もう入口。
5分もせずに受付に到着してしまいました。近いとは聞いていましたが、このアクセスの良さは想像以上。
入場するのに一苦労なイベントも多い中、これだけ簡単に往来できるフェスは本当に珍しいです。
何かしらが必要になったら駅前まで戻る、という強引なプレイも比較的簡単にできそうです。
いざ受付へ...というところで、なんとGuiba Tシャツを着ている人を発見!
嬉しくなって声をかけてしまいました。
Guibaの演奏を見て、つい先ほど物販コーナーで買ってくださったとのこと!
ありがとうございます!
福井にも僕らの音楽が届いている、その実感を得られた一幕でした。
ちなみに彼は休憩がてら、駅前のお店に涼みに行くとのこと。
上の仮説が早速立証されましたね。
改めて受付へ。
こちらではチケットをリストバンドとアルミカップに交換してもらえます。
アルミカップは繰り返し利用ができ、会場内のシンクで水分補給をする際に重宝します。
他にも特典がありますが、それについては後ほど。
受付を終えたら、入場ゲートへ。
このあたりからくるりの岸田さんの声が、ぼんやりと聞こえはじめました。
いよいよだ...。
そのまま道なりに進んでいくと...。
到着!
街中にもかかわらず爽快で開放感のある空間が広がります。
空と草木の青さが眩しい。
正面右手にメインステージの「PARK GARAGE」、左手にサブステージの「ESCARGOT STAGE」という構造。
遠巻きに聴こえた歌声が、会場に入った瞬間に実体化する。この瞬間はいつも興奮しますね。
メインステージ前は大きく開けて、全面が芝生になっています。固すぎず程よい質感の地面は非常にありがたいもので、ライブを観る時の足の疲れを軽減してくれます。
冒頭で言ったように、今日は常識を上回る高気温。
オフィシャルグッズのタオルを頭に巻いたり、濡らしたタオルを首に巻くなど、
来場者の皆さんは各々工夫して暑さ対策をしています。
帽子を被っている人も大勢います。暑い日のマストアイテムですね。
会場の後方の木陰や日差し、大型のテントでゆったりと楽しんでいる人も。
休みながらでもメインステージの演奏を楽しめる。
この距離感、本当に最高です。
しかしやはり暑い。気を抜くと沸騰してしまいそう。
「HONMARU FOOD COURT」の方に目をやると、遠くからでもわかる「かき氷」の3文字。
日本男児たるモノ、夏のかき氷がもたらす清涼感を想起せずにはいられません。
吸い寄せられるように店頭へ。ブルーハワイを注文。
美味い。太陽から注がれる膨大な熱エネルギーを、キンキンのかき氷で相殺する。
古き良き夏の一幕です。
かき氷で持ち直したので、次は消費した体力を取り戻したいところ。
炎天下では食欲を失いがちなので、スパイスの香りで空腹を思い出すカレーがオススメ。
自分はステーキライスを注文。ガッツリです。
美味すぎる。やはり肉から得られるエネルギーは凄まじい。
失いつつあった元気を取り戻します。
くるり×ステーキライス。無敵です。
ご飯と音楽の共演、これもまたフェスの醍醐味ですね。
水分補給には入口で貰ったアルミカップが大活躍。
シンクの飲料水を飲む以外にも、お店で注文したドリンクを入れてもらうこともできます。
ビールも入れて乾杯する人も。
アルミカップは持って帰ることも可能ですが、ゴミ捨て場で返却するとオリジナルカラビナに交換してくれます。
持ち帰るかカラビナか、悩んでしまいますね。
ただし数に限りがあるので、決断はお早めに。
会場では水遊びスポットがいくつかあって、
そこで走り回る子どもたちを多く見かけます。
服が濡れようがお構いなし。全身ずぶ濡れでおおはしゃぎ。
涼みながら遊べる一石二鳥なスポットは、親御さんにとってもありがたいことでしょう。
小さいお子さんを帯同している人専用のテントや、高齢者の方用の休憩エリアもあります。
ONE PARK FESTIVALの来場者に家族層が多く、幅広い年齢層に愛されるフェスである所以は、これらの細かな配慮が行き届いているところにあるんですね。
こちらは子供がDJ機材で遊べるブース。
ヘッドホンをつけてミキサーの色んなつまみをいじったり、
電子ドラムで一心不乱にビートを刻んでいたり。
演奏を心の底から楽しんでいる姿を見ていると、
いつかこの子たちがメインステージで演奏する日が来るのかな、なんて考えちゃいますね。
くるりも食事も終えたので、ここで第3のステージに向かいたいと思います。
その場所はなんと県庁舎!
こんな物々しい建物のどこにステージが?
県庁舎の入り口は入場ゲートから出てすぐ左手にあります。
1階ホールは空調の効いていて、火照った身体を冷ましに来る人も多いようです。
休憩の際にはここまで戻ってくるのも一つの手ですね。
左手の階段を下って目の前の部屋の中に入るとそこは...
クラブです。福井県庁の下にクラブがあります。
DJが絶えず音楽を流し続ける至高の空間、その名も「PUBLIC BASE」。
好天の屋外から一気に雰囲気が変わるこの地下フロア。
ビートに頭を揺らす人から、軽やかにステップを踏んで踊る人まで。
一見コアなスポットのようで、音楽を自由に楽しんでいいオープンな空気を感じます。
ここが福井県庁の地下なんて、人に言っても信じてもらえないだろうな。
ONE PARK FESTIVALに遊びに行く人にはぜひ行ってもらいたい、そんなオススメのスポットでした。
次いでオススメしたいのがここ、「SENGOKU SAUNA」。
なんとONE PARK FESTIVAL、サウナを楽しめます。
福井城天守台に設置されたテントサウナで、
熱波と水風呂・外気浴の温冷交代浴を堪能できるのです。
男女共に水着が必須ですが、レンタルも可能なので手ぶらでも問題ありません。僕みたいなうっかりさんも安心です。
最高でした。
この尋常じゃない暑さの中でのサウナは、さすがの自分も不安でした。
でも100℃の熱波を浴び、水風呂で締め、外で横になった時、
形容し難い多幸感に包まれます。写真を撮り忘れてしまうのも無理はありません。
これはぜひ、実際に体験して欲しいですね。
スタッフの人も丁寧に説明してくれるので、
慣れてない人・初めての人も安心して楽しめると思います。
サウナデビューがONE PARK FESTIVAL、アリです。
とはいえ、サウナはサウナ。
入る前は飲酒をせず、体調を優先して無理せず入浴しましょう。
日が傾き始めて、近隣ビルの影が伸びてきました。
暑さが収まるにつれ、ステージに集まる人の数も増えてきます。
演奏を楽しむお客さんの表情も、過酷な日中と比べて柔らかくなってきたような印象があります。
マジックアワーに差し掛かり、会場も別の表情を見せ始めました。
この移ろいを堪能するため、ここで新機材を導入したいと思います。
椅子です。全身を委ねられるタイプです。
この場所でメイン・サブステージを含めた全景をゆっくり観察しようと思います。
ステージからは離れていますが、音はしっかり聴こえます。
寛ぎながらも音楽を楽しめる。こんなに幸福なことはないです。
夜の気配を徐々に感じながら、
Special Sessionに向けて継続して身体を休めておきます。
さっきまで日の下で明るかったテントたちも、電飾も相まって幽玄な様相を帯びてきます。
この時間になるとさすがに子どもたちも落ちいて...
そんなこともありませんでした。
むしろ興味津々、まだまだ元気いっぱいです。
最後の演目、ONE PARK Special Sessionが始まりました。
日中の暑さはどこへやら、涼しげで快適な気候になったことで、
その日一番の大盛り上がり。
自分も椅子を畳んで、前の方へ移動します。
多くのゲストが入れ替わり参加するSpecial Session。
超豪華。お客さんの熱気も凄まじい。
曲が終わるごとに上がる大歓声。フェスの夜の一体感はまた特別です。
お父さんに肩車してもらう子どもたち。
この景色は、この夏いちばんの思い出になるだろうか。
後方でゆったりと身体を揺らしながら観る人もたくさん。
フェスは思い思いの楽しみ方で良いのです。
ONE PARKは懐深くそれを受け入れてくれている、そう感じます。
フィナーレを迎え、名残惜しいけどONE PARK FESTIVAL2023はこれにて終了。
日中は過酷な暑さへの対処が必要でしたが、避暑スポットが多く設けられていたので、
来場する際は会場の設備を上手く駆使して楽しみたいですね。
個人的に感動したのは、やはり家族で来た人に優しい設備が充実していたこと。
来た人全員の良い思い出になりたい、そんなONE PARKの理念を強く感じます。
食も音楽も空気も最高なONE PARK FESTIVAL。
皆さんもぜひ遊びに来てください!
ちなみに終演後、福井駅方面はどうしても混雑してしまいます。
帰りの行程は余裕を持たせておくか、
気持ち早めに退散するのが良さそうです。
取材・文・撮影:シェイク ソフィアン
ライブ写真:タケシタトモヒロ
info@oneparkfestival.jp
@Guiba_band
@guiba_band
@Guiba_band
FRIENDSHIP.
音楽だけにとどまらず、さまざまなカルチャーも体験できる「ONE PARK FESTIVAL 2023」の魅力が満載の現地レポートです。
初めに
こんにちは。
Guibaのベース担当、シェイク ソフィアンです。
odolというバンドでもベースを弾いています。
今回、FRIENDSHIP.とONE PARK FESTIVAL2023による共同オーディションの選考アーティストとして、2日目のメインステージの一番手で演奏させていただきました。
普段フェスに出演すると、機材の搬入出が忙しかったり、遠方だと急いで帰らなくてはいけない場合がほとんど。
出店や催し、アトラクションをゆっくり楽しむことは、結構難しいんですよね。
しかし今回、シェイクはSENSAの特別ライターに任命してもらいました。
ONE PARK FESTIVAL2023の魅力をSENSAで発信する...実に良い口実です。
今日は移動や片付けなどのことは一切考えず、
ONE PARK FESTIVAL 2023を満喫し尽くしたいと思います!
Photo by 渡邉 一生
ということで演奏後、即ジョブチェンジ。
ミュージシャンから、フェスを楽しむ"来場者"へ。
天気は快晴、気温は...
まずは天気のコンディションから。
最高気温37.9℃。太陽爛々の好天。
暑いです。とびっきり暑いです。
1週間前にかんかん照りのフジロックを2日間耐え抜いたシェイクですが、体感ではそれを超える暑さ。
動こうとも動かずとも、体力がジワジワと奪われていることを実感します。
会場では何度も水分補給の大切さがアナウンスされます。
今年は特に水分補給を怠らず、頻繁に休憩を取るように。
無理をしてしまっては楽しむものも楽しめません。
体力の確保を最優先にしましょう。
会場でも飲み物を購入することも可能ですが、ペットボトルの飲み物は持ち込みOKなので、事前にスポーツドリンクを購入しておくことをオススメします。
惜しまずガブガブ飲むべし。
アクセス方法
ひとまずは会場までの動線をチェックしましょう。
ということで、JR福井駅からスタート!
JR福井駅です。ここから会場へと向かおうと思います。
駅を出てすぐに目に付くのは、恐竜に関するアートワークの数々。
小学校の自由研究で3年連続トリケラトプスの模型を作ったシェイクは、否応無しにテンション上がります。
初めて知ったのですが、福井は化石がたくさん掘り起こされた地として有名なんですね。
たくさんの恐竜に囲まれて大喜びの子どもたちも。
その土地に関する新たな学びがある。これもまたフェスの醍醐味です。
最寄りの出口は西口。
この時、駅出てすぐのコンビニで飲み物を買っておくと良いかもしれません。
ちなみに会場内にはコインロッカーやクロークがないので、駅構内のものを利用しましょう。
駅を出たら北西の方角へ。
最短の順路には「ふくみち」の看板が立て掛けられています。こちらを目印にしましょう。
数十メートル進んだところで、早速屋台の賑わいが見えてきました。
ここは「SURIFT」という古着市エリアで、チケットが無くても自由に楽しめる一帯とのこと。
地元の人がふらっと訪れて気軽に楽しんでいる、そんな光景が見れます。
お!ONE PARKののぼりが!
会場に近づくワクワク感、これは本当に変え難いものがありますよね。
と思ったら、もう入口。
5分もせずに受付に到着してしまいました。近いとは聞いていましたが、このアクセスの良さは想像以上。
入場するのに一苦労なイベントも多い中、これだけ簡単に往来できるフェスは本当に珍しいです。
何かしらが必要になったら駅前まで戻る、という強引なプレイも比較的簡単にできそうです。
いざ受付へ...というところで、なんとGuiba Tシャツを着ている人を発見!
嬉しくなって声をかけてしまいました。
Guibaの演奏を見て、つい先ほど物販コーナーで買ってくださったとのこと!
ありがとうございます!
福井にも僕らの音楽が届いている、その実感を得られた一幕でした。
ちなみに彼は休憩がてら、駅前のお店に涼みに行くとのこと。
上の仮説が早速立証されましたね。
改めて受付へ。
こちらではチケットをリストバンドとアルミカップに交換してもらえます。
アルミカップは繰り返し利用ができ、会場内のシンクで水分補給をする際に重宝します。
他にも特典がありますが、それについては後ほど。
いざ会場へ!
受付を終えたら、入場ゲートへ。
このあたりからくるりの岸田さんの声が、ぼんやりと聞こえはじめました。
いよいよだ...。
そのまま道なりに進んでいくと...。
到着!
街中にもかかわらず爽快で開放感のある空間が広がります。
空と草木の青さが眩しい。
正面右手にメインステージの「PARK GARAGE」、左手にサブステージの「ESCARGOT STAGE」という構造。
遠巻きに聴こえた歌声が、会場に入った瞬間に実体化する。この瞬間はいつも興奮しますね。
メインステージ前は大きく開けて、全面が芝生になっています。固すぎず程よい質感の地面は非常にありがたいもので、ライブを観る時の足の疲れを軽減してくれます。
冒頭で言ったように、今日は常識を上回る高気温。
オフィシャルグッズのタオルを頭に巻いたり、濡らしたタオルを首に巻くなど、
来場者の皆さんは各々工夫して暑さ対策をしています。
帽子を被っている人も大勢います。暑い日のマストアイテムですね。
会場の後方の木陰や日差し、大型のテントでゆったりと楽しんでいる人も。
休みながらでもメインステージの演奏を楽しめる。
この距離感、本当に最高です。
HONMARU FOOD COURT
しかしやはり暑い。気を抜くと沸騰してしまいそう。
「HONMARU FOOD COURT」の方に目をやると、遠くからでもわかる「かき氷」の3文字。
日本男児たるモノ、夏のかき氷がもたらす清涼感を想起せずにはいられません。
吸い寄せられるように店頭へ。ブルーハワイを注文。
美味い。太陽から注がれる膨大な熱エネルギーを、キンキンのかき氷で相殺する。
古き良き夏の一幕です。
かき氷で持ち直したので、次は消費した体力を取り戻したいところ。
炎天下では食欲を失いがちなので、スパイスの香りで空腹を思い出すカレーがオススメ。
自分はステーキライスを注文。ガッツリです。
美味すぎる。やはり肉から得られるエネルギーは凄まじい。
失いつつあった元気を取り戻します。
くるり×ステーキライス。無敵です。
ご飯と音楽の共演、これもまたフェスの醍醐味ですね。
水分補給には入口で貰ったアルミカップが大活躍。
シンクの飲料水を飲む以外にも、お店で注文したドリンクを入れてもらうこともできます。
ビールも入れて乾杯する人も。
アルミカップは持って帰ることも可能ですが、ゴミ捨て場で返却するとオリジナルカラビナに交換してくれます。
持ち帰るかカラビナか、悩んでしまいますね。
ただし数に限りがあるので、決断はお早めに。
楽しむ子どもたちの姿
会場では水遊びスポットがいくつかあって、
そこで走り回る子どもたちを多く見かけます。
服が濡れようがお構いなし。全身ずぶ濡れでおおはしゃぎ。
涼みながら遊べる一石二鳥なスポットは、親御さんにとってもありがたいことでしょう。
小さいお子さんを帯同している人専用のテントや、高齢者の方用の休憩エリアもあります。
ONE PARK FESTIVALの来場者に家族層が多く、幅広い年齢層に愛されるフェスである所以は、これらの細かな配慮が行き届いているところにあるんですね。
こちらは子供がDJ機材で遊べるブース。
ヘッドホンをつけてミキサーの色んなつまみをいじったり、
電子ドラムで一心不乱にビートを刻んでいたり。
演奏を心の底から楽しんでいる姿を見ていると、
いつかこの子たちがメインステージで演奏する日が来るのかな、なんて考えちゃいますね。
第3のステージ「PUBLIC BASE」
くるりも食事も終えたので、ここで第3のステージに向かいたいと思います。
その場所はなんと県庁舎!
こんな物々しい建物のどこにステージが?
県庁舎の入り口は入場ゲートから出てすぐ左手にあります。
1階ホールは空調の効いていて、火照った身体を冷ましに来る人も多いようです。
休憩の際にはここまで戻ってくるのも一つの手ですね。
左手の階段を下って目の前の部屋の中に入るとそこは...
クラブです。福井県庁の下にクラブがあります。
DJが絶えず音楽を流し続ける至高の空間、その名も「PUBLIC BASE」。
好天の屋外から一気に雰囲気が変わるこの地下フロア。
ビートに頭を揺らす人から、軽やかにステップを踏んで踊る人まで。
一見コアなスポットのようで、音楽を自由に楽しんでいいオープンな空気を感じます。
ここが福井県庁の地下なんて、人に言っても信じてもらえないだろうな。
ONE PARK FESTIVALに遊びに行く人にはぜひ行ってもらいたい、そんなオススメのスポットでした。
フェスでサウナ?!
次いでオススメしたいのがここ、「SENGOKU SAUNA」。
なんとONE PARK FESTIVAL、サウナを楽しめます。
福井城天守台に設置されたテントサウナで、
熱波と水風呂・外気浴の温冷交代浴を堪能できるのです。
男女共に水着が必須ですが、レンタルも可能なので手ぶらでも問題ありません。僕みたいなうっかりさんも安心です。
最高でした。
この尋常じゃない暑さの中でのサウナは、さすがの自分も不安でした。
でも100℃の熱波を浴び、水風呂で締め、外で横になった時、
形容し難い多幸感に包まれます。写真を撮り忘れてしまうのも無理はありません。
これはぜひ、実際に体験して欲しいですね。
スタッフの人も丁寧に説明してくれるので、
慣れてない人・初めての人も安心して楽しめると思います。
サウナデビューがONE PARK FESTIVAL、アリです。
とはいえ、サウナはサウナ。
入る前は飲酒をせず、体調を優先して無理せず入浴しましょう。
夕暮れ、そしてフィナーレへ
日が傾き始めて、近隣ビルの影が伸びてきました。
暑さが収まるにつれ、ステージに集まる人の数も増えてきます。
演奏を楽しむお客さんの表情も、過酷な日中と比べて柔らかくなってきたような印象があります。
マジックアワーに差し掛かり、会場も別の表情を見せ始めました。
この移ろいを堪能するため、ここで新機材を導入したいと思います。
椅子です。全身を委ねられるタイプです。
この場所でメイン・サブステージを含めた全景をゆっくり観察しようと思います。
ステージからは離れていますが、音はしっかり聴こえます。
寛ぎながらも音楽を楽しめる。こんなに幸福なことはないです。
夜の気配を徐々に感じながら、
Special Sessionに向けて継続して身体を休めておきます。
さっきまで日の下で明るかったテントたちも、電飾も相まって幽玄な様相を帯びてきます。
この時間になるとさすがに子どもたちも落ちいて...
そんなこともありませんでした。
むしろ興味津々、まだまだ元気いっぱいです。
最後の演目、ONE PARK Special Sessionが始まりました。
日中の暑さはどこへやら、涼しげで快適な気候になったことで、
その日一番の大盛り上がり。
自分も椅子を畳んで、前の方へ移動します。
多くのゲストが入れ替わり参加するSpecial Session。
超豪華。お客さんの熱気も凄まじい。
曲が終わるごとに上がる大歓声。フェスの夜の一体感はまた特別です。
お父さんに肩車してもらう子どもたち。
この景色は、この夏いちばんの思い出になるだろうか。
後方でゆったりと身体を揺らしながら観る人もたくさん。
フェスは思い思いの楽しみ方で良いのです。
ONE PARKは懐深くそれを受け入れてくれている、そう感じます。
最後に
フィナーレを迎え、名残惜しいけどONE PARK FESTIVAL2023はこれにて終了。
日中は過酷な暑さへの対処が必要でしたが、避暑スポットが多く設けられていたので、
来場する際は会場の設備を上手く駆使して楽しみたいですね。
個人的に感動したのは、やはり家族で来た人に優しい設備が充実していたこと。
来た人全員の良い思い出になりたい、そんなONE PARKの理念を強く感じます。
食も音楽も空気も最高なONE PARK FESTIVAL。
皆さんもぜひ遊びに来てください!
ちなみに終演後、福井駅方面はどうしても混雑してしまいます。
帰りの行程は余裕を持たせておくか、
気持ち早めに退散するのが良さそうです。
取材・文・撮影:シェイク ソフィアン
ライブ写真:タケシタトモヒロ
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