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2023.04.24
〈ツマミになるグッドミュージック〉を奏でるバンド、YONA YONA WEEKENDERSのVo.磯野くん。自他共に認める大好物の"ラーメン"を音楽に例える連載企画「ラーメンから歌が聴こえる」が4月にMikikiで1度最終回を迎え、新たにSENSAで2ndシーズンがスタート!引き続き、各地のラーメンから聴こえてくる歌と共に紹介していく!
東京に住み始めてからこの春で16年目に突入した。母や友人に見送られ、涙を隠しながら羽田行きの飛行機に乗り込んだあの日から、もう人生の半分を東京で過ごしているのか・・・と、本コラムを執筆しながらしみじみ思う。
上京して最初に住んだ街、花小金井。ライブで毎週の様に訪れていた初台、池袋。毎日の通勤が憂鬱だった日本橋や、奥さんと同棲を始めた亀戸、桂家に通うためにわざわざ引っ越した方南町・・・ 振り返ってみると、16年の間に思い出深い街がたくさんできたことに気付く。
"恵比寿"も何かと縁がある街だ。結婚式を恵比寿の式場で挙げたのを皮切りに、YYWにマネジメントの話が舞い込み、事務所のスタッフと初めて顔を合わせた場所が恵比寿のYONA YONA BEERWORKSだったし、今のSPEEDSTAR RECORDSの方と出会ったのも恵比寿BATICAでのライブの時だった。
昨年の4/7"ヨナの日"に初めてステージに立った恵比寿LIQUIDROOMは、4thEPのツアーファイナル、盟友SOMETIME'Sのイベント、先日のヨナの日ワンマン、そしてアフターパーティーと、なかなかのハイペースでお世話になっている。
今回はそんな恵比寿に出来た、これまた何かと"縁"のあるお気に入りのラーメン屋さんをご紹介したい。
訪れたのは、恵比寿駅東口から徒歩3分ほどの場所にある"手打親鳥中華そば綾川"。
こちらのお店のコンセプトは、"讃岐うどん発祥の地であり親鶏の名産地である香川県綾川町出身のチームが、東京のラーメン職人と出会い生まれた、唯一無二の中華そば"。
実は僕の祖父が香川に住んでおり(しかも綾川町の近く)、讃岐うどんも骨付き親鶏も幼い頃から馴染みのある食べ物なのだ。
券売機で親鶏中華そば(860円)と自家製煮卵(100円)、セットのかき揚げ小丼(350円)の食券を購入。麺は中太と極太のいずれかを選択できるようになっている。
いつもは中太を頼むが、今回は綾川のルーツをより感じられるよう極太でオーダーすることに。ちゃっかり購入した小ビールを飲みながらスタッフと談笑しているうち、あっという間にラーメンが着丼した。
キラキラと輝く黄金色のスープには、白ネギ、メンマ、カイワレに親鶏のチャーシューが載り、今流行りの"ネオノスタルジック"な雰囲気を醸し出している。
スープを一口頂くと、口の中で親鶏が「コケコッコー!」と騒ぎ出したかのような強烈な鶏の旨味が押し寄せてくる。約二年の歳月をかけて育てられた、親鶏の深みのある旨味と芳醇な鶏油の香り、そして醤油のマリアージュ。何度食べても、あまりの美味さに僕のつぶらな瞳が二倍くらいに開いてしまう。
青竹打ちの自家製極太麺は、噂通りうどんと見紛うばかりの太さと存在感。つるっとした喉越しと芳醇な麦の香りは讃岐うどんを彷彿とさせるが、ひとたび咀嚼するとモチモチさに加えて"武蔵野うどん"よろしくなハードな噛み応えも併せ持つ。極太麺は初めて食べたが、これは病みつきになりそうだ。
親鶏のチャーシューは、コリコリとした食感で、噛めば噛むほど鶏の旨味がジュワ〜と溢れ出してくる。柔らかい若鶏のチャーシューとはまた一味違う、他所ではなかなか味わうことのできない逸品だ。
那須御養卵を使った自家製の煮卵は非常に濃厚で甘味があり、半熟加減も味付けも絶妙なバランス。
セットのかき揚げ小丼は、旬の食材を使用したかき揚げが載る。この日は"春蓮根と生姜のかき揚げ"。春らしい爽やかな味わいで、こちらも絶品。
ラーメンも丼も、あっという間に完食した。
何かと縁のある恵比寿で、何かと縁のある香川の風を感じられる、お気に入りの"綾川"。こちらの一杯から聴こえてくるのは、2017年にリリースされたサニーデイ・サービスのPopcorn Balladsに収録されている"summer baby"だ。
80年代のエレクトロ・ポップを思わせるチープで軽やかなトラックに、Vo.曽我部恵一氏のメロウな歌声が乗り、親鶏の様に聴けば聴くほどに深い味わいが広がる。
YouTubeで公開されているこの曲のミュージックビデオは、曽我部さんが故郷である香川に帰省するドキュメンタリー。全編8ミリフィルムで撮影されており、楽曲との雰囲気と相まって、2017年に味わえるまさに"ネオノスタルジー"な作品となっている。
ちなみに曽我部さんとは、偶然にも6/4に香川で、6/25に東京での対バンが決まっている。
香川のライブは、祖父もシニアの友達を連れて駆け付けてくれるようだ。
これまた素敵な縁になりそうだなと、本コラムを執筆しながらしみじみ思うのであった。
YONA YONA WEEKENDERS
"ツマミになるグッドミュージック" を奏でるメロコア・パンク出身の4人組バンド。
Vo. 磯野くんの表現力豊かな歌声と骨のあるバンドサウンド、長きにわたってアンダーグラウンドなシーンの最前線で活躍した彼らが作りだすステージは必見。
メジャーデビュー1周年となる2022年4月7日に1st Album「YONA YONA
WEEKENDERS」LP盤、配信シングルとしてbonobosのフロントマン・蔡忠浩とfeatした「夜行性 feat.蔡忠浩(bonobos)」をリリース。同月にbonobosを迎えたツーマンイベントを大盛況で終え、5月には配信シングル「1989's」をリリース。そして、6月には自身最大規模の恵比寿・LIQUIDROOMでのワンマンライブを完売。当日、ドリンクを買うための「お酒休憩」を導入したこともあり、バーカウンターの売上はLIQUIDROOM通常時の15倍を記録した。
勢いそのままに、9/21に4th EP「嗜好性」をリリース。Local Green Festival, Greenroom Beach, 朝霧フェスなどの大型フェスにも出演を成し遂げ、11月からの全国ツアーも追加公演含め全公演SOLD OUTとなった。
YONA YONA WEEKENDERS「眠らないでよ feat. 原田郁子 (クラムボン)」
試聴はこちら
YONA YONA WEEKENDERS「into the wind」
2023年6月21日(水)
予約受付:
https://www.jvcmusic.co.jp/-/Linkall/VIZL-2195.html
EP特設サイトはこちら
東京 渋谷クラブクアトロ
8月5日(土)
OPEN 17:00 START 18:00
大阪 梅田クラブクアトロ
8月12日(土)
OPEN 17:00 START 18:00
愛知 名古屋クラブクアトロ
8月13日(日)
OPEN 17:00 START 18:00
福岡 BEAT STATION
8月26日(土)
OPEN 17:00 START 18:00
ALL STANDING ¥4,000 (税込)ドリンク代別途必
チケット一般発売中:https://eplus.jp/yyw-2023/
@yyw_from_tyo
東京に住み始めてからこの春で16年目に突入した。母や友人に見送られ、涙を隠しながら羽田行きの飛行機に乗り込んだあの日から、もう人生の半分を東京で過ごしているのか・・・と、本コラムを執筆しながらしみじみ思う。
上京して最初に住んだ街、花小金井。ライブで毎週の様に訪れていた初台、池袋。毎日の通勤が憂鬱だった日本橋や、奥さんと同棲を始めた亀戸、桂家に通うためにわざわざ引っ越した方南町・・・ 振り返ってみると、16年の間に思い出深い街がたくさんできたことに気付く。
"恵比寿"も何かと縁がある街だ。結婚式を恵比寿の式場で挙げたのを皮切りに、YYWにマネジメントの話が舞い込み、事務所のスタッフと初めて顔を合わせた場所が恵比寿のYONA YONA BEERWORKSだったし、今のSPEEDSTAR RECORDSの方と出会ったのも恵比寿BATICAでのライブの時だった。
昨年の4/7"ヨナの日"に初めてステージに立った恵比寿LIQUIDROOMは、4thEPのツアーファイナル、盟友SOMETIME'Sのイベント、先日のヨナの日ワンマン、そしてアフターパーティーと、なかなかのハイペースでお世話になっている。
今回はそんな恵比寿に出来た、これまた何かと"縁"のあるお気に入りのラーメン屋さんをご紹介したい。
訪れたのは、恵比寿駅東口から徒歩3分ほどの場所にある"手打親鳥中華そば綾川"。
こちらのお店のコンセプトは、"讃岐うどん発祥の地であり親鶏の名産地である香川県綾川町出身のチームが、東京のラーメン職人と出会い生まれた、唯一無二の中華そば"。
実は僕の祖父が香川に住んでおり(しかも綾川町の近く)、讃岐うどんも骨付き親鶏も幼い頃から馴染みのある食べ物なのだ。
券売機で親鶏中華そば(860円)と自家製煮卵(100円)、セットのかき揚げ小丼(350円)の食券を購入。麺は中太と極太のいずれかを選択できるようになっている。
いつもは中太を頼むが、今回は綾川のルーツをより感じられるよう極太でオーダーすることに。ちゃっかり購入した小ビールを飲みながらスタッフと談笑しているうち、あっという間にラーメンが着丼した。
キラキラと輝く黄金色のスープには、白ネギ、メンマ、カイワレに親鶏のチャーシューが載り、今流行りの"ネオノスタルジック"な雰囲気を醸し出している。
スープを一口頂くと、口の中で親鶏が「コケコッコー!」と騒ぎ出したかのような強烈な鶏の旨味が押し寄せてくる。約二年の歳月をかけて育てられた、親鶏の深みのある旨味と芳醇な鶏油の香り、そして醤油のマリアージュ。何度食べても、あまりの美味さに僕のつぶらな瞳が二倍くらいに開いてしまう。
青竹打ちの自家製極太麺は、噂通りうどんと見紛うばかりの太さと存在感。つるっとした喉越しと芳醇な麦の香りは讃岐うどんを彷彿とさせるが、ひとたび咀嚼するとモチモチさに加えて"武蔵野うどん"よろしくなハードな噛み応えも併せ持つ。極太麺は初めて食べたが、これは病みつきになりそうだ。
親鶏のチャーシューは、コリコリとした食感で、噛めば噛むほど鶏の旨味がジュワ〜と溢れ出してくる。柔らかい若鶏のチャーシューとはまた一味違う、他所ではなかなか味わうことのできない逸品だ。
那須御養卵を使った自家製の煮卵は非常に濃厚で甘味があり、半熟加減も味付けも絶妙なバランス。
セットのかき揚げ小丼は、旬の食材を使用したかき揚げが載る。この日は"春蓮根と生姜のかき揚げ"。春らしい爽やかな味わいで、こちらも絶品。
ラーメンも丼も、あっという間に完食した。
何かと縁のある恵比寿で、何かと縁のある香川の風を感じられる、お気に入りの"綾川"。こちらの一杯から聴こえてくるのは、2017年にリリースされたサニーデイ・サービスのPopcorn Balladsに収録されている"summer baby"だ。
80年代のエレクトロ・ポップを思わせるチープで軽やかなトラックに、Vo.曽我部恵一氏のメロウな歌声が乗り、親鶏の様に聴けば聴くほどに深い味わいが広がる。
YouTubeで公開されているこの曲のミュージックビデオは、曽我部さんが故郷である香川に帰省するドキュメンタリー。全編8ミリフィルムで撮影されており、楽曲との雰囲気と相まって、2017年に味わえるまさに"ネオノスタルジー"な作品となっている。
ちなみに曽我部さんとは、偶然にも6/4に香川で、6/25に東京での対バンが決まっている。
香川のライブは、祖父もシニアの友達を連れて駆け付けてくれるようだ。
これまた素敵な縁になりそうだなと、本コラムを執筆しながらしみじみ思うのであった。
PROFILE
YONA YONA WEEKENDERS
"ツマミになるグッドミュージック" を奏でるメロコア・パンク出身の4人組バンド。
Vo. 磯野くんの表現力豊かな歌声と骨のあるバンドサウンド、長きにわたってアンダーグラウンドなシーンの最前線で活躍した彼らが作りだすステージは必見。
メジャーデビュー1周年となる2022年4月7日に1st Album「YONA YONA
WEEKENDERS」LP盤、配信シングルとしてbonobosのフロントマン・蔡忠浩とfeatした「夜行性 feat.蔡忠浩(bonobos)」をリリース。同月にbonobosを迎えたツーマンイベントを大盛況で終え、5月には配信シングル「1989's」をリリース。そして、6月には自身最大規模の恵比寿・LIQUIDROOMでのワンマンライブを完売。当日、ドリンクを買うための「お酒休憩」を導入したこともあり、バーカウンターの売上はLIQUIDROOM通常時の15倍を記録した。
勢いそのままに、9/21に4th EP「嗜好性」をリリース。Local Green Festival, Greenroom Beach, 朝霧フェスなどの大型フェスにも出演を成し遂げ、11月からの全国ツアーも追加公演含め全公演SOLD OUTとなった。
RELEASE INFORMATION
YONA YONA WEEKENDERS「眠らないでよ feat. 原田郁子 (クラムボン)」
試聴はこちら
YONA YONA WEEKENDERS「into the wind」
2023年6月21日(水)
予約受付:
https://www.jvcmusic.co.jp/-/Linkall/VIZL-2195.html
EP特設サイトはこちら
LIVE INFORMATION
東京 渋谷クラブクアトロ
8月5日(土)
OPEN 17:00 START 18:00
大阪 梅田クラブクアトロ
8月12日(土)
OPEN 17:00 START 18:00
愛知 名古屋クラブクアトロ
8月13日(日)
OPEN 17:00 START 18:00
福岡 BEAT STATION
8月26日(土)
OPEN 17:00 START 18:00
ALL STANDING ¥4,000 (税込)ドリンク代別途必
チケット一般発売中:https://eplus.jp/yyw-2023/
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オフィシャルサイト@yyw_from_tyo