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2022.11.29
日々の暮らしで、胸に渦巻いている気持ちを言葉にすることが難しい瞬間がしばしばある。正体が掴めない感情は靄がかっていて、うまく外へと吐き出せないまま鉛のように重くなる。ayutthayaの1stフルアルバム『Lighthouse』は"灯台"という名の通り、不鮮明な心の中に差し込んで行き先を導いていく、光のような楽曲が揃った。
メンバーは今作で、過去3作のEPと限定版シングルでは消化しきれなかったタイプの楽曲にも精力的に挑戦。レギュラーサポートメンバー以外にも編曲相談や演奏を依頼するなど、初めての体験が多かったという。
ゆえに太田美音(Vo.&Gt.)の持つ90's~00'sロックやエモを彷彿とさせる音楽性を基盤にしながらも、これまで以上に自由度の高い表現を追求しているのが特徴的だ。きらめきを帯びたギターリフと倍音のベースが耳に残る「fog」はリスナーをまだ見ぬ世界へといざなうようであり、霧で覆われた向こう側へと一つひとつ歩みを進めていくようにも聴こえる。終盤のダイナミックなサウンドスケープは息を呑むほどに美しい。
変拍子を交えたリズムとたおやかなメロディが、歌詞に綴られた焦燥感をクリアに届ける「ランドマーク」や、粛々と刻まれるドラムとノイジーなギターが浮遊感をもたらすバンド初の英詞曲「hakka」など、これまでの音楽性を拡張し深めた楽曲が多いなかで、異彩を放つのは「Stomach ache」。右田眞(Ba.)がバンドで初めて作曲を担当した同曲には彼の持つHR/HMやソウルの成分が存分に発揮され、太田のボーカルもこれまでにはないミステリアスな空気を醸す。不穏でありながらどこかファニーなムードが立ち込め、少し危険な香りがするものにおのずと惹かれていくような陶酔性の高い楽曲に仕上がった。
そういった様々なアプローチがあるからこそ、地に足のついた硬派な音色とポップネスを持ち合わせる「I'll be there」や「ハイブリッド」などが、ストレートに胸へ飛び込んでくる。感情の断片や目に映る景色をコラージュのように組み合わせた純度の高い歌詞も説得力や強度が増し、一言一言が凛としていて鮮やかだ。経験と好奇心が、バンドの本質をよりあらわにしたと言っていい。
型にはめられない心情や感性がしなやかに躍動する『Lighthouse』。バンドの現在位置を示すだけでなくこの先を照らす、非常にポジティブな作品が誕生した。
文:沖さやこ
ayutthaya「Lighthouse」
2022年11月23日(水)
Format:Digital/CD \3,300(税込)
Label:ayutthaya
Track:
1.fog
2.I'll be there
3.そうでもない
4.月とカラス
5.ランドマーク
6.hakka
7.Stomach ache
8.ハイブリッド
9.LIFETIME
10.Park
試聴はこちら
《先着購入特典》
ジャケ写ステッカー(5cm×5cm)
対象店舗:HMV、TOWER RECORDS、diskunion等
詳細は各店舗の予約ページをご確認ください。
HMV
https://www.hmv.co.jp/artist_ayutthaya_000000000714522/item_Lighthouse_13327312
TOWER RECORDS
https://tower.jp/item/5560625/Lighthouse
diskunion
https://diskunion.net/portal/ct/detail/XAT-1245764156
2022年12月14日(水)
東京・渋谷WWW
OPEN 18:30/START 19:30
出演:ayutthaya
料金(前売):\3,000(税込/ドリンク代別)
チケット:一般発売中
e+ https://eplus.jp/ayutthaya1214/
チケットぴあ http://t.pia.jp/【Pコード:227-864】
ローソンチケット http://l-tike.com/【Lコード:73772】
https://8otto.jp/
@ayty7
@ayutthayaband
Official YouTube Channel
メンバーは今作で、過去3作のEPと限定版シングルでは消化しきれなかったタイプの楽曲にも精力的に挑戦。レギュラーサポートメンバー以外にも編曲相談や演奏を依頼するなど、初めての体験が多かったという。
ゆえに太田美音(Vo.&Gt.)の持つ90's~00'sロックやエモを彷彿とさせる音楽性を基盤にしながらも、これまで以上に自由度の高い表現を追求しているのが特徴的だ。きらめきを帯びたギターリフと倍音のベースが耳に残る「fog」はリスナーをまだ見ぬ世界へといざなうようであり、霧で覆われた向こう側へと一つひとつ歩みを進めていくようにも聴こえる。終盤のダイナミックなサウンドスケープは息を呑むほどに美しい。
変拍子を交えたリズムとたおやかなメロディが、歌詞に綴られた焦燥感をクリアに届ける「ランドマーク」や、粛々と刻まれるドラムとノイジーなギターが浮遊感をもたらすバンド初の英詞曲「hakka」など、これまでの音楽性を拡張し深めた楽曲が多いなかで、異彩を放つのは「Stomach ache」。右田眞(Ba.)がバンドで初めて作曲を担当した同曲には彼の持つHR/HMやソウルの成分が存分に発揮され、太田のボーカルもこれまでにはないミステリアスな空気を醸す。不穏でありながらどこかファニーなムードが立ち込め、少し危険な香りがするものにおのずと惹かれていくような陶酔性の高い楽曲に仕上がった。
そういった様々なアプローチがあるからこそ、地に足のついた硬派な音色とポップネスを持ち合わせる「I'll be there」や「ハイブリッド」などが、ストレートに胸へ飛び込んでくる。感情の断片や目に映る景色をコラージュのように組み合わせた純度の高い歌詞も説得力や強度が増し、一言一言が凛としていて鮮やかだ。経験と好奇心が、バンドの本質をよりあらわにしたと言っていい。
型にはめられない心情や感性がしなやかに躍動する『Lighthouse』。バンドの現在位置を示すだけでなくこの先を照らす、非常にポジティブな作品が誕生した。
文:沖さやこ
RELEASE INFORMATION
ayutthaya「Lighthouse」
2022年11月23日(水)
Format:Digital/CD \3,300(税込)
Label:ayutthaya
Track:
1.fog
2.I'll be there
3.そうでもない
4.月とカラス
5.ランドマーク
6.hakka
7.Stomach ache
8.ハイブリッド
9.LIFETIME
10.Park
試聴はこちら
《先着購入特典》
ジャケ写ステッカー(5cm×5cm)
対象店舗:HMV、TOWER RECORDS、diskunion等
詳細は各店舗の予約ページをご確認ください。
HMV
https://www.hmv.co.jp/artist_ayutthaya_000000000714522/item_Lighthouse_13327312
TOWER RECORDS
https://tower.jp/item/5560625/Lighthouse
diskunion
https://diskunion.net/portal/ct/detail/XAT-1245764156
LIVE INFORMATION
ayutthaya 1st Full Album「Lighthouse」Release ONE-MAN LIVE
2022年12月14日(水)
東京・渋谷WWW
OPEN 18:30/START 19:30
出演:ayutthaya
料金(前売):\3,000(税込/ドリンク代別)
チケット:一般発売中
e+ https://eplus.jp/ayutthaya1214/
チケットぴあ http://t.pia.jp/【Pコード:227-864】
ローソンチケット http://l-tike.com/【Lコード:73772】
8otto『FUZIN RAIZIN』Release Tour × ayutthaya 1st Full Album『Lighthouse』Release Tour
2023年1月27日(金)https://8otto.jp/
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オフィシャルサイト@ayty7
@ayutthayaband
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