SENSA

2022.03.17

【読むラジオ】MC:黒川侑司(ユアネス) ワンマンライブツアー完走!「Room H」 -2022.03.16-

【読むラジオ】MC:黒川侑司(ユアネス) ワンマンライブツアー完走!「Room H」 -2022.03.16-

FM福岡で毎週水曜日 26:00~26:55にオンエアしている音楽番組「Room "H"」。九州にゆかりのある3組のバンド、ユアネスの黒川侑司、松本 大、odolの森山公稀が週替わりでMCを務め、彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。
今週のMCは、ユアネスの黒川侑司が担当。SENSAでは、オンエア内容を一部レポート!
(聴き逃した方やもう一度聴きたい方は、radiko タイムフリーをご利用下さい。)

1stフルアルバム『6 case』のワンマンライブツアー無事完走ということで、お越し下さった皆様本当にありがとうございました。といっても実はこのRoom "H"は収録ですので、この収録日はまだファイナルが終わってないんですよ。でもこの放送日的には終わっっているので、ありがとうございました。喋っている僕は、実は心の中では「ファイナルに向けて頑張るぞ」という気持ちで溢れております。良いライブになりましたでしょうか?すごくこんがらがりますよね。この放送を聞いてる人はもう終わったのに、でも喋っている本人の中では「まだ終わってないの?」みたいなんですけど、きっといいライブになったと思います。ということでちょっとまだ収録日的には終わってないので、ライブの当日を楽しみにしてますが、遊びに来てくれた皆様ありがとうございました(笑)。

▼「ONE-MAN LIVE TOUR 2022 "6 case"」ツアーファイナルのライブレポートはこちらから▼


前回の僕の回の時に結構つぶやいてくださってる方がいらっしゃって嬉しかったです。ちょっとずつこの番組を聞いてくれる人が増えてきているのかなというのを、実際やっぱり目視できるのはハッシュタグ(#RoomH、#fmfukuoka)でツイートしてくれているかどうかぐらいでしか直感的には分からないので、たくさん支えてくれると僕が元気になるのでもっとたくさん書いてください、お願いします(笑)。

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「ONE-MAN LIVE TOUR 2022 "6 case"」ツアーファイナルのライブ写真


弱気になったときにおすすめの楽曲を紹介@リビングルーム

FM福岡からユアネスの黒川がお送りしているRoom "H"。ここからは@リビングルーム。最近僕がハッとしたことと、今聴いてもらいたい音楽についてお話しする時間です。
最近ハッとしたことというよりかは、ものすごく悩んでることがあります。本当に悩んでることです。もうシーズンもシーズンなので、花粉症がやばくてですね、僕は結構重度の花粉症持ちなんですよ、ボーカルなのに。目もぶくぶくに腫れますし、くしゃみも止まらん鼻水もダラダラ、朝起きたら鼻が詰まっていて、口で呼吸するわけですよ。マスクして寝ているから、やっぱ寝づらいからか、寝てる間にマスクとか剥がしてるんですよね。花粉症のアレルギー症状用の薬を飲んじゃうと頭がぼーっとしたり、眠たくなったり、喉がパサパサになったりするんですよ。これって結構致命的なんですよね。ライブの時とかスタジオの時とかは、本当に飲めないです。飲んだら長時間歌うと声がガサガサになっちゃうんですよ。いくら効能が弱い薬でも鼻水を抑えるという効果があるので、どうしても飲めない...という状況がありながらも、ものすごく重度な花粉症を持っていて、すごく最悪なコンボを食らっています。
個人的にすごくおすすめのアイテムがありまして、目薬とかもちろんそうです。マスクももちろんそうなんですけど、不織布マスクを二重にして、目が痒くなったら目薬をさすと。あとスプレーのマスクがあるんですよ。イオンブロックみたいな、「イオンの力で花粉をブロックするぞ」みたいなやつが売ってるんですよ。あれがプラシーボかわかんないですけど、結構効くんですよね。あれを顔面に振りかけて外歩くと全然目も痒くならない、鼻もムズムズしないなど、凄くおすすめです。あと点鼻薬です。鼻に挿してプシュッと薬を鼻の奥の方に打つやつなんですけど、あれはもう音楽を始めてからずっと使ってますね。なんなら買いすぎちゃって家中に転がってます。使用期限が切れたやつとかはちゃんと捨てるんですけど、点鼻薬には本当に助けられてます。鼻で呼吸できないとやっぱり綺麗なブレスというか、上手な酸素循環をさせられないから歌にもやっぱり影響が出てくるので、本当にそこはすごく気をつけて生活してるんですけど、今も鼻ムズムズしてます。今日は収録だったから薬を飲んだんですけども、だからなるべく大きい声で喋りすぎないように、でもちゃんと内容が伝わるように喋っていきます。花粉症で苦しんでる人、どうか良い攻略法があったら教えてください、お願いします。

それではこの辺りで音楽にいきましょう。毎回、Room "H"の住人がそれぞれのカラーで今聴いてもらいたい音楽を自由にセレクトしていきます。今日のテーマは、不器用な人に向けて、と言ったらいいんですかね。いま皆さんがこのラジオリアルタイムで聴いてくださっている場合は、だいたい深夜の2時とかじゃないですか?この時間ってもちろん活発な場所もあると思うんですけど、だいたい外はお休みしている、活気をちょっと感じない、僕がそういう所に住んでるというのもあるかもしれないのですけど、騒がしくはないと思うんですよ。そういうタイミングって、1人というのをすごく実感しやすいというか、思い知らされやすい時間だなと思って。それでシーズン的には学生の方は学校卒業していまお休みかもしれませんし、働いている偉い方もいるかもしれませんが、人がいっぱいいる所が苦手な人って、そういう学校や職場とかそういう環境に居続けると、早くこんな状況から抜け出したいなとか、うざったいなみたいな、そういう気持ちになると思います。僕はどっちかというとそのタイプだったので、いざ1人になった時って「自分って何があるんだろう」とか自己嫌悪じゃないですけど、弱気になっちゃう時ってあるんですよ。そういう気持ちを持ってると、「じゃあ次、人に会った時、ちょっといつもより優しくできるかも」みたいな。「でもなんか上手にいかないな」という不器用な自分が出てきたりして、「今日も下手くそな生き方をしてしまったな」、それでまたそういう自己嫌悪のループみたいなのになっちゃったりね。そういう時に聴くと落ち着くというか、「世界に自分1人しかいないんじゃないか」と思っていたけど、同じように「みんながみんな毎日スペシャルなわけではないんだな」という、そういう落ち着きがもらえるような曲を選曲してきました。

1曲目:PEDRO「吸って、吐いて」
それではまず1曲目なんですけども、PEDROの「吸って、吐いて」という曲です。これはBiSHのアユニ・Dさんが活動されているバンドですね。この曲目はTikTokで流れていて知ったんですけども、気持ちが少し救われる曲だなと思って、すぐ自分のスマートフォンに入れました。パッと聴き、自己嫌悪で溢れているような曲なんですけど、でも少しの誰かに対する優しさみたいなのが垣間見えて、「こんなつもりじゃないのに」というのが感じられる1曲です。優しくありたいけど、自分が思っているような"それ"が出来ない人なのかなとも感じられて、でもそういうのを表立って歌ってくれるのって、似たような感覚?全部が全部同じで正解なわけじゃないかもしれないけど、何か近い感覚を持っていたりする人というのはすごく救われるんだなと思います。



オンエアでは、2曲目に相対性理論「地獄先生」、3曲目にa子「天使」を紹介!ぜひradikoタイムフリーでお聴きください!


H₂O「想い出がいっぱい」弾き語りカバー@レコーディングルーム

続いては宅録コーナー、@レコーディングルーム。Room "H"の住人が弾き語りや宅録で何か1曲収録してきて、皆さんに聴いていただこうという時間です。
今日黒川がピックアップした楽曲は、H₂Oの「想い出がいっぱい」という曲です。ちょっと過ぎちゃったんですけど、卒業シーズンだったわけじゃないですか?なのでちょっとこの春にぴったりな曲を弾き語りしようかなと思って選びました。これはもう物心ついた時から知っていたというか、物心ついたときはちょっと盛りましたけど、この曲は学校でだいたい歌いますからね、小学校中学校の音楽の授業で。そこでもちろん知ったんですけども、その後にしっかり聴くようになったのが、あだち充さんの『みゆき』のアニメのエンディングの曲だというのを知ってから、「これも一種のアニソンなんだ」って意識するようになってから、ちゃんとご本家をしっかり聴いて、"ただの学校で歌ってた曲"というイメージから、ちゃんとH₂Oの「想い出がいっぱい」という認識になってきたんですよね。時代で言うと80年代になるんですかね?やっぱりこの頃の曲って、メロディーがめちゃくちゃいいなって思いますし、学校でたくさん歌ってたからとかじゃなくても、きっと耳にずっと残り続ける、気づけば口ずさんでしまうような、そんな大切な曲になってたんじゃないのかなと、弾き語りしてみて思いました。ということでぜひ聴いて欲しいんですけども、小学校の時に音楽の授業で歌った曲をこうやって一応ミュージシャンという職業に就かせて頂いて、電波に乗せて、またその歌を披露するというのはなんかすごく不思議な体験だなと実感してます。



小学校の時の自分に聴かせてあげたいです(笑)。ギターを弾けるようになって、「こういう風な場所で歌わせてもらうんだよ」って。小学校の時はお父さんのお母さんとか音楽の先生に「君は歌が本当に上手だね」と褒めてくれたんですよ。どんな時もやっぱ本気で歌っていましたので、授業だろうが、家で口ずさむであろうが、歌うこと自体はすごく好きだったのでね。「なんかうまいこといって、音楽をする人間になって、もっとたくさんの人に聴いてもらえるんだよ」というのを教えてあげたいですね。
小さい時のそういう思い出というのは、絶対に何か影響されると思うので、僕がたくさんたくさん「歌が上手だね」とか「本気で歌って偉いね」と褒めてもらったのを、今でもすごく思い出します。もうそんな思い出がいっぱいです(笑)。だからこうやって歌を歌う仕事に就けたんだろうなとも思います。そういう思い出をたくさん思い出し、変えさせてくれるような素敵な1曲でした。

笹川真生「異邦人」紹介@ベッドルーム

ここからはRoom "H"の住人がプライベートで大事にしているディープな偏愛ソングを毎週1曲ご紹介、@ベッドルームのコーナーです。
今日このコーナーで皆さんに聴いていただきたい曲は、笹川真生の「異邦人」という曲です。これめっちゃいいです、めちゃくちゃいいです!うちのベース、ダディがベースを弾かせてもらった曲なんですけど、久しぶりにこういう曲に出会えたという感じなんですよね。何て言ったらいいんだろう...サウンドと詞の内容のバランスが不気味でちょうどいいというか、平松愛理さんの「部屋とYシャツと私」という曲があるんですけど、あれを聴いた時の少しの不気味さみたいなのを感じましたね。鳥肌が立ちました。
最近って悲しい詞には悲しいサウンド、楽しい詞には楽しいサウンドみたいに、すごくわかりやすく作られているイメージ、直感的に曲を捉えられるために分かりやすく作られているイメージなんですけど、この「異邦人」という曲は、リスナーに委ねている感覚というか、"詳しく"を表記してない、考える隙間が多いという感じです。というか、笹川真生の曲はそういう隙間が多くて好きです。鼻歌まじりにスキップしているような曲調で進む中、後ろで突然楽器がえげつない音を出すタイミングがあったりするんですよ。それって僕の考えで言うと、表面上は明るくしようとしている、例えばパッと見、笑顔でニコって明るくしようとしてる。だけどふとしたタイミングで不安に駆られたり、嫌なこと思い出しちゃったり、顔はそういうニコって笑ってる顔なんだけど、心はくしゃくしゃみたいな。こういう考察みたいなのを繰り広げられる、そういう隙間がたくさんあって、すごく人間臭い曲だなと思いました。
この曲を1曲聴き終わった後は、「今日まで生きてきて良かった」みたいな清々しさも感じて、とても大好きな曲です。この曲に出会えてよかったです。この曲をカセットテープとかでリリースして欲しいですね。笹川真生!これを聞いていたら、カセットテープかレコード...いやカセットテープですね。カセットテープでリリースしてください、お願いします!



いかがだったでしょうか?伝わりましたか?鼻歌まじりにスキップしているようにちょっと軽快に進んでいく感じがするんですけど、ペースが「グチャグチャグチャ!」みたいな音が突然裏で鳴ったりするんですよね。でもそれってやっぱり音楽的に聴いているとすごい突発的、突拍子ないというか、突然起きた出来事かもしれないんですけど、でも人間ってたぶんそんなもんだと思うんですよね。結構上っ面で話してるけど、"心はくしゃくしゃ"みたいなところもきっとあると思うから、そういう感覚を楽曲に表せるのってすごく特別なことだと思うんですよ。まとまっていると思います。ちゃんと血の通っている人間臭い曲だなと思って、僕の中でもすごく好きな偏愛ソングです。皆さんもたくさん聴いてください。

3月16日(水) オンエア楽曲
ユアネス「日々、月を見る」
PEDRO「吸って、吐いて」
相対性理論「地獄先生」
a子「天使」
H₂O「想い出がいっぱい」弾き語りカバー
笹川真生「異邦人」

番組へのメッセージをお待ちしています。
Twitter #fmfukuoka #RoomH をつけてツイートしてください。MC3人ともマメにメッセージをチェックしています。レポート記事の感想やリクエストなどもありましたら、#SENSA もつけてツイートしてください!


LIVE INFORMATION

黒川侑司 弾き語り TOUR 2022
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2022年6月11日 (土)
仙台 HIGHBURY
①OPEN 15:00 / START 15:30
②OPEN 17:30 / START 18:00
Info. GIP 0570-01-9999

2022年6月18日 (土)
札幌 musica hall cafe
①OPEN 15:00 / START 15:30
②OPEN 17:30 / START 18:00
Info. musica hall cafe 011-261-1787

2022年6月25日 (土)
東京 LOFT HEAVEN
①OPEN 15:00 / START 15:30
②OPEN 17:30 / START 18:00
Info. LOFT HEAVEN 03-6427-4651

2022年7月01日 (金)
広島 Live Juke
OPEN 18:30 / START 19:00
Info. Live Juke 082-249-1930

2022年7月02日(土)
福岡 ROOMS
①OPEN 15:00 / START 15:30
②OPEN 17:30 / START 18:00
Info. ROOMS 092-751-0075

2022年7月15日 (金)
名古屋 BL cafe
OPEN 18:30 / START 19:00
Info. BL cafe 052-741-1620

2022年7月16日 (土)
京都 紫明会館
①OPEN 15:00 / START 15:30
②OPEN 17:30 / START 18:00
Info. GREENS 06-6882-1224

Ticket: 全自由席¥ 4,000-(税込)*ドリンク代別

オフィシャル最速先⾏受付 (抽選)
3月13日(⽇) 21:00 ~ 3月21日(⽉) 23:59
https://w.pia.jp/t/kuro-yourness-22/


RADIO INFORMATION

FM 福岡「Room "H"」
毎週月曜日から金曜日まで深夜にオンエアされる、福岡市・警固六角にある架空のマンションの一室を舞台に行われ、次世代クリエイターが様々な情報を発信するプログラム「ミッドナイト・マンション警固六角(けごむつかど)」。"203号室(毎週水曜日の26:00~26:55)"では、音楽番組「Room "H"」をオンエア。九州にゆかりのある3組のバンド、ユアネスの黒川侑司、松本大、odolの森山公稀が週替わりでMCを務め、本音で(Honestly)、真心を込めて(Hearty)、気楽に(Homey) 音楽愛を語る。彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。

放送時間:毎週水曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)


番組MC
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黒川侑司(ユアネス Vo.&Gt.)
福岡で結成された4人組ロックバンド。感情の揺れが溢れ出し琴線に触れる声と表現力を併せ持つヴォーカルに、変拍子を織り交ぜる複雑なバンドアンサンブルとドラマティックなアレンジで、
詞世界を含め一つの物語を織りなすような楽曲を展開。
重厚な音の渦の中でもしっかり歌を聴かせることのできるLIVEパフォーマンスは、エモーショナルで稀有な存在感を放っている。2021年12月1日に初のフルアルバム「6 case」をリリース。
オフィシャルサイト @yourness_on @yourness_kuro

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松本大
2006年に長崎県で結成。バンド名「LAMP IN TERREN」には「この世の微かな光」という意味が込められている。松本の描く人の内面を綴った歌詞と圧倒的な歌声、そしてその声を4人で鳴らす。聴く者の日常に彩りを与え、その背中を押す音楽を奏でる集団である。
2021年12月8日にEP「A Dream Of Dreams」を配信リリース。
オフィシャルサイト @lampinterren @pgt79 / @lampinterren

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森山公稀(odol Piano&Synth.)
福岡出身のミゾベリョウ(Vo.)、森山公稀(Pf./Syn.)を中心に2014年東京にて結成した3人組。ジャンルを意識せず、自由にアレンジされる楽曲には独自の先進性とポピュラリティが混在し、新しい楽曲をリリースする度にodolらしさを更新している。
2022年1月26日に「望み」を配信リリース。
オフィシャルサイト @odol_jpn @KokiMoriyama


LINK
FM福岡「Room "H"」

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