SENSA

2022.01.27

【読むラジオ】MC:森山公稀(odol) JR東海の新CMに書き下ろした新曲「望み」を紹介「Room H」 -2022.01.26-

【読むラジオ】MC:森山公稀(odol) JR東海の新CMに書き下ろした新曲「望み」を紹介「Room H」 -2022.01.26-

FM福岡で毎週水曜日 26:00~26:55にオンエアしている音楽番組「Room "H"」。九州にゆかりのある3組のバンド、ユアネスの黒川侑司、松本 大、odolの森山公稀が週替わりでMCを務め、彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。
今週のMCは、odolの森山公稀が担当。SENSAでは、オンエア内容を一部レポート!
(聴き逃した方やもう一度聴きたい方は、radiko タイムフリーをご利用下さい。)

深津絵里主演 JR東海の新CMに書き下ろした新曲「望み」を紹介!
ゲスト:odol ミゾベリョウ

森山:Room "H"のDJを務めますodolのピアノで作曲をしております、森山公稀です。2022年2回目の森山回ということで、前回はRoom "H"の年明け一発目の放送で僕がDJを担当させていただいたのですが、その時に「健康的な日々を送ること」という今年の目標を発表しました。それに関しては、今のところ問題なくというか、すごく健康に日々過ごしております。ただ来週にodolのレコーディングが控えておりまして、そこに向けてラストパートというか、いまは寝る間も惜しみ制作している日々なので、ここを乗り越えてたっぷり寝るというのを楽しみに頑張っている最近でございます。
ということで早速番組を始めていきたいのですが、ここで本日は飛び入りゲストを紹介したいと思います。odolのボーカルのこの方です、どうぞ!

ミゾベ:こんばんは、odolのボーカルのミゾベリョウです。

森山:こんばんは。今回は訳あって、急遽リモートでゲストに来ていただいたんですけども。というのも、1月26日に僕たちodolの新曲「望み」がリリースとなりました。もうご覧になった方も多いかなと思うんですけども、1月16日から放送開始となっているJR東海の新しいテレビCM、深津絵里さんが主演されている、あのCMに書き下ろしたodolの新しい楽曲となっております。

JR東海TVCM「会うって、特別だったんだ。」(60秒ver.)


森山:ということで、本日は「望み」についていろいろ話をしたくてミゾベさんに来ていただいたんですが、その前に一つ皆さんにご報告しないといけないことがありまして(笑)。ミゾベさんが前回は何の時だったか忘れましたけど。

ミゾベ:「pre」の時じゃないですか?

森山:そのときにもゲストに来ていただいたんですけど、30分ぐらいの大遅刻をかまして、非常に雰囲気の悪い放送となったんですけど(笑)。

ミゾベ:(笑)。

森山:今回また遅刻してきました。おめでとうございます!

ミゾベ:すみません!ネタにすることもできなくなってしまった...。

森山:マネージャーが叱ってました、ミゾベもう大人なのに(笑)。

ミゾベ:すみません...。

森山:いや本当は叱られてないですけどね(笑)。でももうこの番組は出禁ということで、ミゾベは最終回となります。

ミゾベ:皆さん今までありがとうございました。

森山:みなさんお世話になりました(笑)。ということで今日はたっぷりしゃべってもらいたいと思うのですが。

ミゾベ:思い残すことはないように話していきます。

森山:本題に戻りますと、「望み」昨日リリースと言っているんですが、実は今回の収録日が1月17日でして、収録日からしても昨日が実はCMの放映開始日なんですね。なので結構僕たちホットな状態なんですけど、見ましたCM?どうでした?

ミゾベ:もちろん見ました。60秒尺だったので、まず長いなと、これは目立つなというのをまず思ったかな。

森山:...それが最初(笑)?

ミゾベ:もちろん内容とかは一応知っていたりしたから。

森山:そうだね。

ミゾベ:これはテレビの中で見てもすごいいいCMだなって思いました。

森山:そうですね。あんなに今の時代のことを描いているCMってなかなかないというか、この今の時代の中であのCMを作るということもすごいなと。しかもこのCMはみなさんご存知の通りというか、33年ぶりに深津絵里さんが主演されているJR東海のCMということで。どうしてもあのCMがよぎるわけですよね。

ミゾベ:例のですね。

森山:「クリスマス・エクスプレス」ですね。あのCMは社会現象になっていってみたいな反響があったものですが、いま見るとやっぱりその時代性というのをすごく感じるじゃないですか?服装だったりとか。髪型も街並みもメイクもそうですけど映像の質感だったりも含めて。単にリメイクやオマージュ、シリーズというだけの物ではなくて、今の時代性に真正面から向き合っている作品に参加させて頂けたのがすごく嬉しいなって、改めて思いましたね。

ミゾベ:なるほど。

森山:今回のCMも今しかできないというか、世界中のみんなが数年間の会えない期間を過ごしていて、その数年を経て「会う」ということについて、特別さやかけがえのなさを思い出してきた今現在が、直球で表されているという。そんなCMになっているわけですね。ちなみに、曲を作るにあたってテレビCMだからといって、作業自体には大きな違いはないわけですけど、どうですか、気持ち的には違いがありますか?

ミゾベ:多くの人に聴かれるというので、まずかなり個人的なことを歌ったりするのは避けました。あとは、今回は伝説的な「クリスマス・エクスプレス」の続き、っていうわけじゃないんだけど。

森山:念頭にはあるよね。

ミゾベ:というのがあったりしたので、その点は普段とちょっと違いましたね。

森山:そうですよね。本当に0から始まったものではなくて、いろんな前提とか、いろんな文脈の中でこのCMの音楽を作るというのがあって、その文脈はすごく多くの人に共有されてたりするわけで、それをどこまで拾ってくるのかとか、どこまで自分たちを出すのかみたいなのは、特に歌詞については結構バランスを微調整しながら進めていった気がしますね。

ミゾベ:そうですね。

森山:このRoom "H"特有の質問というか、この番組の台本でよく見る質問があって、すごくいいなと思っているのですが、僕がミゾベの歌詞についていいと思ったところと、反対に僕の曲・アレンジなどに関してミゾベがいいと思うところを褒め合うというコーナーがありまして。

ミゾベ:でも、いま遅刻してきた人のことを褒めるテンションじゃなかったら言わなくていいよ(笑)。

森山:(笑)。いやでも僕ありますよ。歌詞全部もちろんいいなって思ってるんですけど、CMの尺の中でいうのであれば、サビの入りの〈いつも「久しぶり」って始まって〉という歌詞があるじゃないですか?あれは仮歌詞というか、結構初期の段階からあったような気がしてるんだけど。

ミゾベ:あったね。

森山:なんてことない日本語じゃないですか?〈いつも「久しぶり」って始まって 「またね」と別れたって〉というところ。でも、"いつも「久しぶり」で始まる"ということに、確かに!とすごくハッとしたんですよね。僕は友達と遊ぶこともそんなに多くはないんですけど、それでも年に1回くらい会う友達とかいるじゃないですか?今の時代ではなかなか頻繁に会うことも難しくなって、タイミングを見て大切な友達と会うみたいなことがあったりする世の中で、"いつも「久しぶり」で始まる"という感覚ってめちゃくちゃわかるなーと思って。そのシンプルな言葉遣いの中に、すごく微妙なポイントの感情が想い起こされるなと感じて、気に入ってるんですよね。

ミゾベ:なるほど。

森山:CMじゃない尺の部分も良い歌詞なんですけど、ここはすごくいいなと思ってます。

ミゾベ:ありがとうございます。

森山:自分的には歌詞について、どうですか?

ミゾベ:CM尺は〈街並みが変わっていくように 大人になっていく私
過去があって未来がある〉というところから始まります。「クリスマス・エクスプレス」の前提とかもあったりしたので、聴いている人は「あ!あの頃の深津絵里さんがまた出てくれた」というところから見るわけじゃないですか?そこと切り離しすぎるのも良くないなと。もしかしたらあの時の人が大人になったという設定なのかなとか、ちょっとCMを見て想像してもらえた方がいいなと思ったので、歌詞でも最初に"あの頃のこと"みたいな風には具体的に歌いすぎずに、ちょっと関連性を感じてもらえるぐらいのバランスというのを、上手く書けたのかなというのは思いました。

森山:なるほど。じゃあ曲に関してなにかいいと思ったところはありますか?

ミゾベ:今回の曲とか特にそうですけど、odolの曲って、昨日のテレビで流れた時とかも聴いたら、「odolだってわかりました」みたいな、特に知り合いとかだったら「すぐわかった」とか言ってもらえるんですけど、それって森山の書く曲の部分が大きいなと僕は思っていて。

森山:なるほど。

ミゾベ:「望み」は僕らにとってはポップな方じゃないですか?でもJ-POPに振り切りすぎず、誰が書いたかすごくわかるようなサウンドの作りと、メロディーラインと。声とかじゃなくて、音で誰が作ったかわかる、「odolの曲なんだろうな」とわかるなと思っていて、やっぱりそれがすごいなと思っています。

森山:なるほど、ありがとうございます。そこに関しては客観的に見ることができないので、そうであれば嬉しいです。でも本当にファンの皆さんが気が付いてくれたというのは、嬉しかったですよね。僕たちは事情とかそういうことじゃないんですけど、いろんな順番の関係で、CM放送直後にはまだお知らせできなかったんですよね。「僕たちが作りました」みたいなものとかを。でも僕たちが発信する前から、「odolじゃない?」みたいなことを言ってくれてた方がたくさんいらっしゃったのですごく嬉しかったです。
そして、今作が僕たち今年初のリリースですね。

ミゾベ:あ、そうなの?

森山:2022年最初のodolのリリースということで、頑張って作りましたので、ぜひ聴いていただければ嬉しいなと思います。



森山:お送りしたのは、odolで「望み」でした。改めて聴いてみていかがですか?

ミゾベ:台本に3分30秒って書いてあるんですけど、もっと4分〜5分くらいの盛り沢山な感じがします。

森山:なるほど、意外と短いですよね。でも3分30秒ぐらいの曲、僕すごい好きなんですよ。

ミゾベ:わかる!もう一回聴こうってなるよね。

森山:昨日リリースされたばかりということで、皆さんもたぶんまだそんなにたくさんは聴けていないんじゃないかなと思いますので、ぜひこれからいっぱい聴いて感想など教えてくれたら嬉しいなと思っております。

ミゾベ:「望み」というタイトルがいいですね。

森山:タイトルも難しかったですよね。

ミゾベ:森山が「いいの思い付いた」って。

森山:これも3日〜4日話して、何も生まれなくて。

ミゾベ:そうでしたね。

森山:ふと思い付いたんですよね。「望み」はもちろんJR東海のCMであるということもあるんですけど、今の時代に「望み」というタイトルとか、この歌詞の中で「望み」というタイトルは、マッチしてるなと思ってて、すごくいいタイトルだと思います。

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1月26日(水) オンエア楽曲
odol「望み」
山下達郎「クリスマス・イブ」
松任谷由実「Hello, my friend」
小沢健二 featuring スチャダラパー「今夜はブギー・バック (nice vocal)」
odol「虹の端 (Rearrange)」

番組へのメッセージをお待ちしています。
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RADIO INFORMATION

FM 福岡「Room "H"」
毎週月曜日から金曜日まで深夜にオンエアされる、福岡市・警固六角にある架空のマンションの一室を舞台に行われ、次世代クリエイターが様々な情報を発信するプログラム「ミッドナイト・マンション警固六角(けごむつかど)」。"203号室(毎週水曜日の26:00~26:55)"では、音楽番組「Room "H"」をオンエア。九州にゆかりのある3組のバンド、ユアネスの黒川侑司、松本大、odolの森山公稀が週替わりでMCを務め、本音で(Honestly)、真心を込めて(Hearty)、気楽に(Homey) 音楽愛を語る。彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。

放送時間:毎週水曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)


番組MC
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黒川侑司(ユアネス Vo.&Gt.)
福岡で結成された4人組ロックバンド。感情の揺れが溢れ出し琴線に触れる声と表現力を併せ持つヴォーカルに、変拍子を織り交ぜる複雑なバンドアンサンブルとドラマティックなアレンジで、
詞世界を含め一つの物語を織りなすような楽曲を展開。
重厚な音の渦の中でもしっかり歌を聴かせることのできるLIVEパフォーマンスは、エモーショナルで稀有な存在感を放っている。2021年12月1日に初のフルアルバム「6 case」をリリース。
オフィシャルサイト @yourness_on @yourness_kuro

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松本大
2006年に長崎県で結成。バンド名「LAMP IN TERREN」には「この世の微かな光」という意味が込められている。松本の描く人の内面を綴った歌詞と圧倒的な歌声、そしてその声を4人で鳴らす。聴く者の日常に彩りを与え、その背中を押す音楽を奏でる集団である。
2021年12月8日にEP「A Dream Of Dreams」を配信リリース。
オフィシャルサイト @lampinterren @pgt79 / @lampinterren

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森山公稀(odol Piano&Synth.)
福岡出身のミゾベリョウ(Vo.)、森山公稀(Pf./Syn.)を中心に2014年東京にて結成した5人組。ジャンルを意識せず、自由にアレンジされる楽曲には独自の先進性とポピュラリティが混在し、新しい楽曲をリリースする度にodolらしさを更新している。
2021年11月17日に、EP「pre」をリリース。
オフィシャルサイト @odol_jpn @KokiMoriyama


LINK
FM福岡「Room "H"」

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