SENSA

2022.01.15

FRIENDSHIP.の最新楽曲を紹介!Pictured Resort・爆弾ジョニー・uruwashiほか全7作品 -2022.01.12-

FRIENDSHIP.の最新楽曲を紹介!Pictured Resort・爆弾ジョニー・uruwashiほか全7作品 -2022.01.12-

カルチャーの前線で活躍するキュレーター達が厳選した音楽を配信するサービス FRIENDSHIP.の新譜を紹介。
キュレーターの金子厚武とラジオDJ MISATOによるFM福岡のラジオ番組「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」から、今週オンエアした内容を掲載!FRIENDSHIP.がリリースした最新の音楽をいち早くチェックしよう!

New Release Digest


MISATO:1月10日週にFRIENDSHIP.からリリースの新譜全7作品、ダイジェストでご紹介しました。リリースおめでとうございます!爆弾ジョニーを聴いていると、大人になってもこうでありたいなって(笑)。二十歳になりたてのみなさんにも聴いてほしい!

金子:二十歳が盛り上がるにはピッタリですね〜。

MISATO:盛り上がるのもピッタリだし、「おじさんたちずっとこうなの?」みたいな感じも、「いいんだよ、それでも大人は楽しいよ」って言ってあげられそうな。

金子:成人式には爆弾ジョニーと。

MISATO:最高ですね。すごい曲ですよ。

金子:爆弾ジョニーはFRIENDSHIP.からリリースするのは初めてですけど、もともと2010年に札幌で結成されているバンドです。もう10年選手で実力派なのに、このいい意味でのふざけ感(笑)。

MISATO:だって「ピーチ♡いちごアメ」というタイトルなんですけど、"ピーチ"と"いちごアメ"の間、"♡"がついているんです(笑)。

金子:この曲はもともとメンバーのロマンチック☆安田さんが、脳内で放送されていた架空のアニメのオープニング曲として制作したそうです。

MISATO:もうおかしいですよ(笑)。しかもロマンチック☆安田さん、"ロマンチック"と"安田"の間に、"☆"が入ってます(笑)。

金子:これ大事なところですね(笑)。アニソンというよりむしろアイドルの曲みたいで、コールが入ってくる感じが、ぽいですよね。

MISATO:オタ芸をしたくなる感じですよね。

金子:そうそう(笑)。



MISATO:かっこいいですね。そして初と言えば、メシアと人人ですね。

金子:メシアと人人と書いて、〈メシアとにんじん〉と読みます。実は彼らも2010年結成で、もう10年選手。

MISATO:ベテランですね。

金子:京都発のギター/ボーカルとドラム/ボーカルの2人組ということで。この編成でやり続けてるというのも、ある意味若さを感じますね。

MISATO:体力ありますね。

金子:FRIENDSHIP.からリリースしてるbulbs of passionとスプリットのレコードを出していたり、And Summer Clubとユニットを組んでいたりとか、もともとFRIENDSHIP.とは接点がありつつ、今回初めてのリリースになりました。このシンプルな編成だからこその、勢いのいいガレージロックという感じで、やっぱりこういうロックバンドは気持ちいいですね。



MISATO:気持ちいいですね。そんな中、1曲ご紹介しましょう。

金子:今週はPictured Resortを紹介しようかなと。

MISATO:Pictured Resortは2021年も大活躍で、FRIENDSHIP.からたくさんリリースしてましたよね。

金子:コンスタントにリリースしてくれていて、Pictured Resortを聴けば季節関係なく、いつでも夏になれるという(笑)。

MISATO:そうですよね(笑)。

金子:もちろん曲ごとのカラーの違いはあるんだけど、でも"Pictured Resortの音"というのがめちゃめちゃしっかりあって、今回の80年代っぽさはPictured Resortど真ん中だと思いますね。あと、いまはソロで活動してるんですけど、少し前はユニットだったりしたこともあって、単純にトラックメイカーだけじゃなく、ギタリストとしてもすごく良いなというのを改めて感じました。John Mayerとか好きみたいなんですけど、ちゃんと楽器も自分で弾いてることが曲の旨味に繋がってる感じはすごくします。

MISATO:生音感というか、温もりみたいなところの音質を意識されてるというのは、そこにも繋がるんですかね。デジタルだけど無機質にならないし、しっかりチルしてビーチサイドでゆっくり揺れられるという感覚って、やっぱり硬いものだけではない感じしますもんね。

金子:きっとそういう生っぽい音から電子的な音まで幅広く吸収して、この音楽性になってるんだと思います。ちなみに、今回紹介する曲のタイトルが「Gossamer」なのですが、これPassion Pitのアルバムタイトルと同じなんですよね。Passion Pitもエレクトロ・ポップで一世を風靡した人でして、Passion Pitもほぼソロだけど、バンドプロジェクトみたいな感じだったから、結構通じるものがあるなと。曲のタイトルも、もしかしたら直接的に引用してて、ルーツを表してたりもするのかなと思ったりしました。



MISATO:シンセのリフの部分とかすごく大好物です。

金子:良いですよね〜。

MISATO:すごいバランス感覚だなと思う。Pictured Resortを聴くと、すごく懐かしい感じもするんです。でもいつも最新曲だし、記憶を改造してくれるというか、生きてなくても「もしかして自分は80年代にあそこのビーチで遊んでたかも?」みたいな(笑)。

金子:ノスタルジックだけど、ちゃんといまに着地させてくれる感じありますね。

MISATO:映画の挿入歌とかにもなってそうだから、幅広くそういったシーンでも聴かれるようになると嬉しいなと。

金子:2022年はさらなる飛躍をしてほしいですね。

MISATO:期待したいですね。


昨年公開した、ルーツや人となりを探っていくINTERVIEWシリーズ「Highlighter」もぜひチェックを!


MISATO:あと、もう1曲ご紹介しますか?

金子:じゃあPictured Resortで気持ちよくなってもらったから、もう1曲気持ちよくなるタイプの曲を繋ぎましょうかね。

MISATO:お、DJ厚武!

金子:となるとやはりここは、uruwashiさんですかね。

MISATO:バッチリです。uruwashiさんは本当に気持ちの良い楽曲を、毎月のように。

金子:uruwashiさんも昨年からコンスタントに作品を発表し続けていて、この人も曲ごとにカラーはもちろんあるんだけど、"uruwashiのカラー"をしっかり持ってるタイプの人ですよね。

MISATO:本当に繋がりますね。Pictured Resortとあわせて聴くの、とても気持ちがいいです。

金子:uruwashiさんは今回「All My Life」という曲です。本人のコメントも届いていて、「マジックアワーな瞬間をサウンドに吹き込みました。都会だけでなくドライブ、海、いろんなシーンのBGMに、リラックスタイムに心地よく聴いてください。リスナー1人ひとりの生活のBGMに。1日のゴキゲンな時間に寄り添えたら最高です」と。

MISATO:違うんですよ、uruwashiさん!あなたがご機嫌にしてくれるんですよ〜。その謙虚さも素敵。

金子:さっきのPictured ResortはEPのタイトルが『Vibe Your Room』で、外で聴いても気持ちいいけど、タイトルの通り"Room"、部屋の中で聴いてもゆらゆら揺れられる気持ち良さがあって、uruwashiさんもそうだなという感じがします。外で聴いても気持ちいいけど、部屋で1人で聴いてもすごくリラックスできる、そこも共通点かもしれないですね。

MISATO:マジックアワーにとおっしゃっていたけど、遅い時間でも合いそうですよね。

金子:深夜帯でも全然いける感じですね。

MISATO:uruwashiさんのプレイリストもすごく素敵なので、みなさんぜひサブスクリプションサービスを通してチェックしてみてください。




RADIO INFORMATION

FM 福岡「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」
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FM福岡で毎週月曜日から金曜日まで深夜にオンエアされる、福岡市・警固六角にある架空のマンションの一室を舞台に行われ、次世代クリエイターが様々な情報を発信するプログラム「ミッドナイト・マンション警固六角(けごむつかど)」。"303号室"(毎週水曜日の27:00~27:55)では、FRIENDSHIP.キュレーター達が厳選した音楽をラジオで紹介するプログラム「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」をオンエア。キュレーターの金子厚武をコメンテーターに迎え、MISATOと共にFRIENDSHIP.がリリースをする最新の音楽を紹介。番組後半ではThe fin.のYuto Uchinoが月替りでゲストを迎え、深い音楽談義を繰り広げるコーナーを展開。

放送時間:毎週水曜日 27:00~27:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)

番組MC
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金子厚武
1979年生まれ。埼玉県熊谷市出身。インディーズでのバンド活動、音楽出版社への勤務を経て、現在はフリーランスのライター。音楽を中心に、インタヴューやライティングを手がける。主な執筆媒体は『CINRA』『Real Sound』『ナタリー』『Rolling Stone Japan』『MUSICA』『ミュージック・マガジン』など。『ポストロック・ディスク・ガイド』(シンコーミュージック)監修。デジタル配信サービス「FRIENDSHIP.」キュレーター。
@a2take / @a2take3

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MISATO
ラジオパーソナリティ/ナレーター/MC/ヨガインストラクター/酵素風呂サロンオーナー。
TOKYO FM、ZIP-FM、InterFM、FM 福岡など、ラジオパーソナリティ歴12年目。
安室奈美恵さんをはじめとするお茶の間ミュージシャンからコアなインディーズミュージシャンまで無数のインタビューを経験。コロナ前は年間200件程ライブや全国のフェスに行く現場派。野外フェスのヨガプログラムなども担当。倍音と1/fゆらぎの声を持ち、耳馴染みの良いベルベットボイスが特徴。
@_M1110_ / @11misato10

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Yuto Uchino(The fin. Vocal / Synth / Guitar)
神戸出身、ロックバンドThe fin.のフロントマン、ソングライター。80~90年代のシンセポップ、シューゲイザーサウンドから、リアルタイムなUSインディーポップの影響や、チルウェーヴなどを経由したサウンドスケープは、ネット上で話題を呼び、日本のみならず海外からも問い合わせ殺到している。
The Last Shadow Puppets、MEW、CIRCA WAVESなどのツアーサポート、そしてUS、UK、アジアツアーを成功させるなど、新世代バンドの中心的存在となっている。
オフィシャルサイト / @_thefin / @yuto__the_fin


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