SENSA

2022.01.07

FRIENDSHIP.の最新楽曲を紹介!踊ってばかりの国・polly・すばらしか ほか全7作品 -2022.01.05-

FRIENDSHIP.の最新楽曲を紹介!踊ってばかりの国・polly・すばらしか ほか全7作品 -2022.01.05-

カルチャーの前線で活躍するキュレーター達が厳選した音楽を配信するサービス FRIENDSHIP.の新譜を紹介。
キュレーターの金子厚武とラジオDJ MISATOによるFM福岡のラジオ番組「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」から、今週オンエアした内容を掲載!FRIENDSHIP.がリリースした最新の音楽をいち早くチェックしよう!

New Release Digest Part 1


MISATO:1月3日週にFRIENDSHIP.からリリースの新譜7作品、ダイジェストでご紹介しました。リリースおめでとうございます!今年も良い年になりそうな、幸先の良い素晴らしい楽曲たち。

金子:こんな年始からリリースが始まるんですね。

MISATO:始まるんですね〜。初というところでは、すばらしかがFRIENDSHIP.からは初リリースですね。

金子:年明けがすばらしかって縁起がいいですね。

MISATO:あ、本当だ!

金子:すばらしかは、2015年末から活動している現在4ピースのロックバンドで、音を聴くといつの時代のバンドなんだ?というね(笑)。60年代なのか70年代なのか、みたいな。

MISATO:2022年明けた途端に聴くとすごいですね(笑)。

金子:タイムスリップ感が(笑)。でもいまの時代に鳴らしてるかっこよさ。彼らはもう6年ほど活動しているバンドでキャリアもあるので、音を聴けば想像できると思うんですけど、ライブがめちゃめちゃかっこいいんですよね。この曲も後半の方がジャムっぽい感じで、サイケな感じになっていて、「これライブで見たいな!」と思わせるバンドですね。



MISATO:今年はそうなっていくであろうというシーンも彷彿とさせるという意味では、まさに1月に聴きたい1曲かもしれませんね。そしてpollyのニューシングルですが、2月にアルバム予定で、今回が先行シングルと。

金子:年末から連続でリリースをしていて、少しずつ新境地を見せつつあるという感じがします。2月にリリースされるアルバムのタイトルがもう発表されていて、『Pray Pray Pray』という、このタイトルにも表れてると思うんですけど、これまでのちょっとダークなトーンというよりは、もう少し明るいというか、願いや祈りを込めて、ちょっとずつバンドの世界が開けていってるような感じがあります。今回の「Daybreak」という曲は、いわゆるシューゲイズの壁で塗りつぶすというサウンドから、もう少し音数を絞って、その中に効果的にシューゲイズサウンドを織り込んでいたりとか。バンドの印象が少しずつ変わってきて、アルバムがどうなっているのか、ますます楽しみになってきました。



MISATO:アルバムは何曲収録されてるんでしょうね?

金子:きっとこれまでのpollyっぽい曲と、新しい側面の曲と、どちらも入っているのかなと。

MISATO:いい具合にグラデーションになっていく感じですかね。

金子:全体的に光量が多い作品になりそうな気はしていますね。

MISATO:うわ〜楽しみですね。それでは1曲ご紹介しましょう。

金子:年明け一発目は、踊ってばかりの国をかけようかなと。

MISATO:"踊ってばかり"いたい2022年。

金子:本日1月5日に彼らは新木場STUDIO COASTでライブをやっています。STUDIO COASTは1月いっぱいで閉まってしまうんですけど。

MISATO:それぞれ思い出があるライブハウスですよね。

金子:だから寂しい気もするんですけど、それも新たな始まりになってくれればいいなという思いもありつつ。踊ってばかりの国自体は昨年から、もっとそれ以前からずっと走り続けていて、昨年も『moana』というアルバムが出てて、下津くんはソロでもアルバムを出してたりとか、ずっと走り続けて、もう完全に自分たちの世界を作り上げてる感じがします。言ってみたらすばらしかにも近い、時代とか関係ないロックバンドとしてのカッコよさを体現し続けているバンドで、その中でも下津くんの歌い手としての凄みみたいなものがますます上がってきているのと、この幽玄な音世界みたいなものは、もうこのバンドだけのものとして確立されているなと、今回の曲を聴いても思いました。



MISATO:サウンドはすごく静かな愛というか、徐々にクライマックスに向かって上っていくのが、下津さんのボーカル力と、あとメロディーでここまで持っていけるという。前半わりとループしている感じなのに、そのあとドラマチックな展開にもっていけるのかという。

金子:後半がめちゃめちゃドラマチックですよね。

MISATO:前半だけ聴いているとまた違う、だけどそれを無理やり持っていってる感じよりは、サーっと光が増えていく感じ。この世界観というのはやはり踊ってばかりの国ならではというとこありますね。

金子:かっこいいです。

MISATO:いいなー静かな愛。本当にストレートな歌詞でしたもんね。


期待のアーティストを紹介!スペシャル企画「2022年期待の推しゴト」

MISATO:今日は2022年最初の放送ということで、スペシャル企画を行います!「2022年期待の推しゴト」!!私が推しを熱く推している不定期コーナー「MISATOの推しゴト」というのがあるんですけど、今日は年始なので厚武さんにも「推しゴト」をしてもらおうと。

金子:年始から働かせますね〜。

MISATO:働きましょうよ〜。寝正月より楽しいですよ。2022年期待のアーティストを私も2組、厚武さんも2組、交互にご紹介していこうかなと思っています。

金子:いいですね。MISATOさんの1組目からいきますか?

MISATO:私の1組目は、SHISEI

金子:お〜。

MISATO:SHISEIは、小玉さんと須永さんを中心に形成されたオルタナティブ・ロックバンドなんですけど、FRIENDSHIP.からは昨年も作品をリリースしていて。某サブスクの緑色のサービスでは、リスナー数が出ると思うんですけど、2021年末時点ではまだ一桁のリスナー数ということで。

金子:これからのバンドですね。

MISATO:もう推しがいがある!私が9人目だからという感じで、推しがいがある!FRIENDSHIP.からリリースされてる時点で才能豊かアーティストなのは、皆さんわかってらっしゃると思うので、そういうアーティストがこの状態のときに知ってるというのが自慢できるじゃないですか?

金子:古参ぶれますね(笑)。

MISATO:そうです!もう古参ぶりたい。SHISEIは基本的にとてもスリリングで退廃的な音を作るんですけど、その中に太さと、ちゃんと太いのにすごく文学的な歌詞を書かれる。日本語ってすごく面白くて、例えば"青い"といっても、いろんな意味があるじゃないですか?本当に色の"青"なのか、感覚の"青い"なのか、というのをうまく使っているその繊細さや、日本語をしっかりと愛しているという感じが出ています。去年末にも少し話したんですが、2022年は私的にはバンドサウンドにもっと頑張って欲しいところもあって、SHISEIのこの曲を選びました。



金子:バンドサウンドでいうと、昨年だとOlivia Rodrigoの 「good 4 u」 が話題になって、2000年代のポップ・パンクっぽい音がまた戻ってくるんじゃないかみたいな話もあって。僕はFRIENDSHIP.でいうとLIGHTERSとかも期待してたりして、彼女たちはわりと2000年代っぽい雰囲気ももっているなって。

MISATO:たしかにそうですね。

金子:SHISEIは90年代っぽいオルタナな感じですけど、その辺のエモとかもいまリバイバルしてきているので、2022年は楽しみですね。

MISATO:続きまして、厚武さんのターン!

金子:僕の「推しゴト」1組目は、Pablo Haikuを推そうかなと思います。

MISATO:いいと思います!私も候補に入れてた!推したい!

金子:いいですよね。Pablo Haikuは昨年初めて「park」という曲を6月にリリースして、あと8月に「rest」という曲を出して、まだ2曲しか世に出てないアーティストです。

MISATO:推しがいがある!

金子:大事なとこですよね。彼らはナタリーとの企画でFRIENDSHIP.の選曲会議にmabanuaさんがゲスト審査員としていらっしゃっていたときに選ばれたアーティストです。

MISATO:要はmabanuaさんが"推し"ているということですね(笑)。

金子:はい、mabanuaさんが「推しゴト」している(笑)。

MISATO:それはみなさんが推さないと!

金子:やっぱり初めてデモテープの会議で聴いたときから、みんな「かっこいいね」となって、そのときにたしかThe fin.のYutoくんが言ったと思うんだけど、「ちょっとThe Postal Serviceっぽい」みたい話があって。少し前のエレクトロの人たちなんですけど、「その感覚があるよね」みたいな話になったんですよね。で、gnashというアメリカのシンガー・ソングライター兼プロデューサーみたいな人が「imagine if」という曲を2018年にリリースしてるんですけど、最近になってTikTokでリバイバルしてて、日本でもヒットしたんですね。

MISATO:へ〜。

金子:その人もThe Postal Serviceに影響を受けてるみたいで。さらに言うと、その「imagine if」を聴いてリファレンスにして、今ヒットしてるのがマカロニえんぴつの「なんでもないよ、」。

MISATO:あ、そうなんですね。

金子:あの曲は「imagine if」がリファレンスになって、サウンドメイクをしてるんです。そこから1周してくると、マカロニえんぴつとPablo Haikuが繋がるという(笑)。

MISATO:繋がっちゃった!

金子:めちゃめちゃな理論なんだけど(笑)。もちろん、Pablo Haikuの方がもっと洋楽寄りで、歌詞も英語だし、ダンサブルだし、いろいろ違うんだけど、でも曲のムードとしてはそのThe Postal Serviceというところで繋がっている感じがあって。あとPablo Haikuもメロディーがすごく良くて、キャッチーだから、何かのきっかけでドンと聴かれる可能性があるなと思っていて。

MISATO:可能性ありますよね。なにかタイアップとか...。ちょっと下世話かもしれないけど、お茶の間に出るような機会があったらいくと思う。

金子:音楽好きはすぐにキャッチしてくれるバンドだと思うので、2022年の飛躍を期待したいなと思っています。



MISATO:2022年期待のアーティストを紹介しておりますが、続いては私の「推しゴト」2組目。もうすでに推している方も多いのですが、NIKO NIKO TAN TAN

金子:おー!

MISATO:昨年はクリエイティブユニットやクリエイティブチームみたいな人たちがこれからどんどん広がっていくよねという話をしてきましたけど、NIKO NIKO TAN TANはまさにそういったチームです。表に出ている2人、OchanとAnabebe。あと裏で映像とかを作っているSamson LeeとDrug Store Cowboy。この4人で結成されてるのがNIKO NIKO TAN TANになります。種子島で曲を作っているんですよ。

金子:そうなんだ、それは知らなかった(笑)。

MISATO:種子島で映像を作るから、みんなやろうよと言って、集まってやっているらしいです。例えば、音の仕事で追われたときに、「僕は映像やるよ」とか組み合わさって集まってる場所とか、彼らの背景にあるものが「そこに乗っかりたいな」と思わせてくれる、そういうのをいっぱい持っている。ビジュアルもすごく今っぽくてオシャレだし、映像という意味では、昨年「NIKO NIKO TAN TANってKing Gnuとサカナクションのハイブリッド感があるよね」と厚武さんがおっしゃっていて、まさに的を射ていると感じたんですけど、ライブでどういう風にやるのか。「予算さえあればもっと大きいことをしたい」とインタビューで語ってたんですよ。それができるクリエイティブさを持っているから、2022年はどんどん大きいところでライブが開催できる年になっていくであろうと仮定して、そういう意味ではもっと素晴らしいものを見せてくれるかなと。今のうちに推しておかないとな、というところです。

金子:たしかにgatoとか、あとMISATOさんが前に「推しゴト」してたhyuenとかね。

MISATO:そうなの!

金子:クリエイティブ集団というか、映像と一体になってる人たちが増えてきてるから、そういう人たちが今年はさらに伸びてくるかもしれないですね。



MISATO:厚武さんのターン!

金子:僕の2組目の「推しゴト」は、YUNOWA

MISATO:YUNOWAも十分みなさん推している。

金子:でもまだまだ行けますね。YUNOWAは京都の3ピースで、この番組はもちろん福岡と繋がりがあるわけですけど、FRIENDSHIP.は関西との繋がりも結構大きくて。

MISATO:そうですね。

金子:京都のSECOND ROYALや大阪のFLAKEとか、その辺りのアーティストとも関係性が深いので、京都のバンドともいろいろ繋がりがあって、その中でもYUNOWAは毎回曲が届く度にかっこいいなと思わせてくれるバンドです。日本のサイケデリック・ロック・バンドの系譜みたいなものがあると思っていて、遡ればゆらゆら帝国がいて、OGRE YOU ASSHOLEがいて、大きな枠でいうと踊ってばかりの国もそうだし、最近だったらクラブ寄りのD.A.N.がいて、バンド寄りだとTempalayがいてみたいな、いろんなサイケデリック・ロック・バンドがある中の、いまの先端にいるバンドがYUNOWAかなという感じがしてます。ジャンルはいろいろ混ざってるんですけど、ダブの要素が強いのがひとつ特徴になってて、あと一時期はもう少しジャズやヒップホップの要素が強かったのが、最近はロック色が結構強くなってきていると感じます。それももしかしたら、2022年はバンドがもうちょっとライブをやれるようになって、勢いが戻ってくるんじゃないかというMISATOさんの話とも繋がるかもしれない。

MISATO:かもしれないですね。

金子:その意味でも、YUNOWAくらいライブ感がありつつ、音楽的にも雑多で深いみたいな人たちは、今年期待できるんじゃないかなあと。

MISATO:たぶん2022年はライブと配信というハイブリッドになると思うんですけど、どちらにも映える、どちらにも籍を置けるYUNOWAみたいな存在というのはだいぶ強いですよね。

金子:YUNOWAのメンバーはNew Biboujinという別のグループもやっていて、そっちはよりエレクトロニック寄りだったり、どちらの感性も持っているからこそできる、YUNOWAならではのバンドサウンドがあると思います。

MISATO:2022年期待ですね。

金子:楽しみです。



MISATO:今年も忙しくなりそうですね!

金子:「推しゴト」が大変ですね...。

MISATO:いいバンドが多いですね。

金子:ですね。2022年はさらなる新人ともたくさん出会えるでしょうからね。

MISATO:FRIENDSHIP.からリリースのアーティストの中には、リリース自体が初めてというアーティストも多いですし、ぜひプレイリストをこまめにチェックしていただけると嬉しいです。


RADIO INFORMATION

FM 福岡「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」
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FM福岡で毎週月曜日から金曜日まで深夜にオンエアされる、福岡市・警固六角にある架空のマンションの一室を舞台に行われ、次世代クリエイターが様々な情報を発信するプログラム「ミッドナイト・マンション警固六角(けごむつかど)」。"303号室"(毎週水曜日の27:00~27:55)では、FRIENDSHIP.キュレーター達が厳選した音楽をラジオで紹介するプログラム「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」をオンエア。キュレーターの金子厚武をコメンテーターに迎え、MISATOと共にFRIENDSHIP.がリリースをする最新の音楽を紹介。番組後半ではThe fin.のYuto Uchinoが月替りでゲストを迎え、深い音楽談義を繰り広げるコーナーを展開。

放送時間:毎週水曜日 27:00~27:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)

番組MC
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金子厚武
1979年生まれ。埼玉県熊谷市出身。インディーズでのバンド活動、音楽出版社への勤務を経て、現在はフリーランスのライター。音楽を中心に、インタヴューやライティングを手がける。主な執筆媒体は『CINRA』『Real Sound』『ナタリー』『Rolling Stone Japan』『MUSICA』『ミュージック・マガジン』など。『ポストロック・ディスク・ガイド』(シンコーミュージック)監修。デジタル配信サービス「FRIENDSHIP.」キュレーター。
@a2take / @a2take3

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MISATO
ラジオパーソナリティ/ナレーター/MC/ヨガインストラクター/酵素風呂サロンオーナー。
TOKYO FM、ZIP-FM、InterFM、FM 福岡など、ラジオパーソナリティ歴12年目。
安室奈美恵さんをはじめとするお茶の間ミュージシャンからコアなインディーズミュージシャンまで無数のインタビューを経験。コロナ前は年間200件程ライブや全国のフェスに行く現場派。野外フェスのヨガプログラムなども担当。倍音と1/fゆらぎの声を持ち、耳馴染みの良いベルベットボイスが特徴。
@_M1110_ / @11misato10

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Yuto Uchino(The fin. Vocal / Synth / Guitar)
神戸出身、ロックバンドThe fin.のフロントマン、ソングライター。80~90年代のシンセポップ、シューゲイザーサウンドから、リアルタイムなUSインディーポップの影響や、チルウェーヴなどを経由したサウンドスケープは、ネット上で話題を呼び、日本のみならず海外からも問い合わせ殺到している。
The Last Shadow Puppets、MEW、CIRCA WAVESなどのツアーサポート、そしてUS、UK、アジアツアーを成功させるなど、新世代バンドの中心的存在となっている。
オフィシャルサイト / @_thefin / @yuto__the_fin


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