SENSA

2021.11.30

FRIENDSHIP.の最新楽曲を紹介!チーナ・Suhm・Art titleほか全16作品 -2021.11.24-

FRIENDSHIP.の最新楽曲を紹介!チーナ・Suhm・Art titleほか全16作品 -2021.11.24-

カルチャーの前線で活躍するキュレーター達が厳選した音楽を配信するサービス FRIENDSHIP.の新譜を紹介。
キュレーターの金子厚武とラジオDJ MISATOによるFM福岡のラジオ番組「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」から、今週オンエアした内容を掲載!FRIENDSHIP.がリリースした最新の音楽をいち早くチェックしよう!

New Release Digest Part 1


MISATO:11月22日週にFRIENDSHIP.からリリースの新譜全16作品の中から、まずは前半8作品をダイジェストでご紹介しました。リリースおめでとうございます!Mark Diamondさんに温かい出汁を届けたい(笑)。(オンエア日の11月24日は「鰹節の日」)

金子:ちょっと凍えてそうですもんね(笑)。



MISATO:寒そうですよね。でも外は寒そうな感じも伝わってくるのですが、ポカッと温かくなる曲でしたね。さあ、先週コメントを届けてくれたMercy Woodpeckerが新作です。今回リリースになっております、「エバードリーム」。

金子:アルバムを出したばかりなのに、12月1日にはまたEPが出るらしくて。彼らはツアーが始まるので、そこに向けてっていうことだと思うんですけど、まさにライブ映えのする非常にアップテンポな曲ですね。前のアルバムの中でもここまでアッパーの曲はなかったかもしれないぐらいの曲なので、間違いなくライブにぴったり。



MISATO:映えますね。さらに気になるのが、チーナなんですけど、フィルハーモニックオーケストラ名義も付いているという。これはどういうことなんですか?

金子:チーナは5人組なんですけど、このチーナ・フィルハーモニックオーケストラ名義だと15人編成で、まさにフィルハーモニーオーケストラ仕様。

MISATO:かっこいいですね〜。豪華だな〜。

金子:ホーンも入っていれば、パーカッションもスティールパンも入っていて、もちろんストリングスも入っているという編成で、まさにオーケストラル・ポップという感じなんですが...。

MISATO:なんですが?

金子:曲を聴いていただいて、ある程度の世代の方ならお分かりいただけると思うんですけど...MISATOさんわかりますか?

MISATO:え、世代で何か気付く?

金子:世代が上の人だと、あれ?ってなります。

MISATO:何なんでしょう...どこにヒントがあるのでしょうか?

金子:タイトル通りなんですけど、この曲は桜田淳子さんの〈ようこそここへ クッククック〉で有名な「わたしの青い鳥」のオマージュになっていて。

MISATO:え!そうなんだ。全く気づかなかった...。

金子:このオーケストラル・ポップなアレンジの中に、日本の歌謡曲をちょっと持ってきて面白くしてるというのが、チーナのユニークなところで。

MISATO:昭和歌謡をこのオーケストラで多幸感に書いちゃうってことですよね。ベクトルが全く違いますもんね。



金子:「ようこそここへ」というタイトルを使ってるのは、12月3日にワンマンが開催される予定なので、そのライブのイメージも含めて、「ようこそここへ」という言葉を使ってるんじゃないかとも思います。会場は下北沢なんですけど、配信もやるとのことなので、全国どこでも見れます。

MISATO:詳しくはWebサイトをご覧ください。さあ、1曲ご紹介しましょうか。

金子:今週はね、はじめましてさんをガッツリ紹介しようかなと。

MISATO:すごくいい!もしかして前半Part 1ではじめましての方は...Art title。すごくかっこいいですよね。

金子:いいですよね!

MISATO:私も好き。

金子:初めて知ったんですけど、福岡の5人組バンドなんですよね。

MISATO:福岡かっこいいバンドいるな〜。

金子:声がめちゃくちゃいいですよね。プロフィールを読むと、2018年のまだコピーバンドだった頃に、YouTubeに動画をあげたら、その声が話題になって、50万回を超える再生回数を叩き出したそうです。

MISATO:いやなかなかいかないですよ。コピー動画ってありふれたものが多いし、その中で50万回再生はすごいですね。

金子:2019年からオリジナルを作り始めて、自主制作で作ったものがソールドアウト。急遽タワレコで店舗限定で販売。2020年7月から現在の5人体制で活動をスタートさせていると。

MISATO:またオリジナルの楽曲が山本さんのヴォーカルの声質に合ったサウンド感というのも、このメンバー5人のベクトルがちゃんと同じ方向を向いてるというのが表れていますね。

金子:ロックバンドというよりは、ロックンロール・バンド寄りな感じのサウンドが気持ちいいですね。で、福岡で5人組でというので、パッと思い出したのがThe Cigavettesだったんですよ。それこそメンバーだった幹宗くんは、FRIENDSHIP.でいうと、sawamayのプロデュースに関わってるとかで名前を出したことがあると思うんですけど、The Cigavettesを聴いたときの「ちょっと他と違うのが出てきたぞ」という感じと似たフィーリングを感じたんすよね。

MISATO:そうか、鳴らしてる音は違うけど、その出方というか、あのときの私たちのざわつき感というか。

金子:現行のロックというよりかは、ちょっとオールド・スクールなロックンロールの感じがありつつも、決して古臭くなくて、声がすでに独特のオーラを持っていて。と思ったら、The Cigavettesも幹宗くんが弟で、お兄さんがボーカルで、山本兄弟だったわけですよ。そしたらArt titleのボーカルの苗字も山本なんですよね。

MISATO:山本家には何か血筋としてお歌が上手とか何か、福岡ではあるんですかね(笑)?

金子:福岡に山本姓が多いとかあるのかな?まあ、偶然にしては良く出来た話だなと思って(笑)。

MISATO:The Cigavettesの再来感もあるし、もしかしたら聴いててくれると嬉しいな。「The Cigavettesもちろん聴いてましたよ」とか、ルーツが見えていたら面白いものがありますね。

金子:これから楽しみなバンドですね。

MISATO:本当に楽しみ!



MISATO:どうですかこの声!他とは並べられないですよね。でもやっぱり、The Cigavettesもひさしぶりに聴きたいなって思っちゃった。

金子:いいバンドでしたからね。

New Release Digest Part 2


MISATO:11月22日週リリースの新譜ダイジェストPart 2をお送りしました。pollyのボーカルとバックのサウンドが一体になっていく感じが本当に大好きですね。あそこに私も入って溶け込みたい。ひとつになってシュワーってなりたい(笑)。

金子:その気持ちはわかります(笑)。



MISATO:はじめましてのバンドもいらっしゃいますね。ようこそ、エルスウェア紀行。とは言いつつも、バックバンドになんかすごい人の名前が入っていますね。

金子:そう、はじめましてにしてはやたらクオリティ高いぞと思ったら、バックもすごく豪華でした。彼らは2020年9月に始動したヒナタミユ (Vo.Gt)、トヨシ(Gt.Dr.Cho)による2人組です。これまでの作品はシティー・ポップとかそっち寄りな作風だったみたいなんですけど、今回はこの2人にとっても新境地な感じで、先ほどのチーナじゃないけど、こちらもストリングスが作品の世界観を作り上げていて、ヒナタミユさんの声もすごく良いですし、いい曲なんですよね。それで今言ってくれたように、凄腕がたくさん関わっていて、アレンジを手掛けてるのが、sugarbeansというV6に楽曲提供してたりするような方だし、ベースはキリンジとかで弾いている千ヶ崎さんだったり、と思えばギターは元RAMMELLSの真田くんという、わりと若手も入っていたりとか。ストリングスは星野源さんとかも手掛けてる美央ストリングスだったり、そりゃあこのクオリティー出るわ!というメンツで。

MISATO:そのメンツがまだ始動して1年も経たない方たちと一緒にやってる経緯とかもきっとドラマがあるんだろうなって思うし。

金子:やっぱりこの2人の才能に惹かれてる部分があるでしょうからね。



MISATO:クオリティー高いですよね。エルスウェア紀行、ぜひチェックを!さらに、おひさしぶりな感じがする、広瀬大地くん。

金子:広瀬さんは12月26日にワンマン・ライブが決まりまして、そこに向けてスタジオライブの映像を6週連続で公開するということを、11月からスタートさせています。そのライブ映像の曲を音源でもリリースするという形で今回リリースなんですけど、「Live[Loop]」と書いてあるように、ギターと歌とルーパーを使って、完全に一人でパフォーマンスをしていて。Ed Sheeranとかがやってるあの形なんですけど、やっぱりかっこいいんですよね。ボイパとかも駆使しながら、完全に1人でやってて、めちゃくちゃ多才な人なんだなって改めて思いました。

MISATO:ライブの音源なのに、クオリティー高いのもそうですけど、ギター1本に思えないビート感というか、彼の中でちゃんとファンクがあるんだなって見せてくれる演奏ですね。生で見たら相当すごかったんだろうなと思う。

金子:かっこいいでしょうねえ。



MISATO:アレンジに関して、「Ed Sheeranぽいかもね」って話でしたけど、あえて入れているみたいですね。「ギターレジェンドたちのエッセンスが詰まってます」という風に一言コメントをもらってます。そのあたりもいいな、自分のルーツをループさせるって。かっこいいですね。そんな中、1曲何を紹介しましょう?

金子:今週はSuhmがアルバムリリースということで、紹介しようと思います。

MISATO:選ぶと思ってた。厚武さんSuhm好きそうだもん。

金子:元Kidori Kidoriをやっていたマッシュのソロプロジェクトですね。これまでの作品と何が違うかというと、歌詞が日本語なんですよね。これまでずっと英語だったんですけど、今回全部日本語で曲を書いていて、そういう作品のタイトルを『Suhm1』という最初の作品としてスタートさせたというのは、想いがこもっているんだろうなと。ライナーノーツを読んでみると「眠れない夜がある中で、セルフメディケーションのつもりで制作を始めて、リリースするならもっとアッパーな曲の方がいいかなとも思ったけど、リアルでないものを世に出すことには必然性を見出すことができず、同じような夜を過ごす人に向けて、僕から〈僕は今こんな感じですが、そっちはどうですか?〉と会話を始めてみたいと思い、今作をリリースすることにしました」ということなんですよね。

MISATO:人柄出るな〜。

金子:内省的な作風ではあるんだけど、でも「僕は今こんな感じですが、そっちはどうですか?」って、そこからコミュニケーションを始める、その誠実さみたいなのも感じるし、この「僕は今こんな感じですが、そっちはどうですか?」というフレーズだけ引っ張ってくると、サニーデイ・サービスの「青春狂騒曲」みたいな感じを、サウンド的にはフィッシュマンズがやっているみたいな(笑)。

MISATO:最高ですね(笑)。

金子:そのバランスもすごくいいなと思いました。8曲入ってるんですけど、どの曲も2分台とかなので、重苦しい感じにはならず、いい意味で軽く聴ける部分もあるので、眠れない夜のお供にピッタリな1枚だと思います。
さっき「忘れてきたこと」という曲を聴いてもらったんですけど、今週Helsinki Lambda Clubのリリースもあって、ヘルシンキにしては珍しいどストレートなバラードで、これもびっくりしましたけど。

MISATO:橋本薫さんですね。

金子:そうです。そのヘルシンキのボーカルの橋本くんとコラボしてる曲があるので、それを聴いてもらおうかなと思います。Suhmで「不死身でいて feat.Kaoru Hashimoto」。



MISATO:2人の声の質というか、溶け込むような感じが、まどろみの中に連れてってくれるような。

金子:橋本くんのラップもいいですね。

MISATO:いいですね。先ほどもおっしゃってましたけど、睡眠がテーマになってて、そういう切り口でありながら、ドープな感じにはなりすぎないという。少し軽やかにしてくれるというか、「悩まなくていいか、眠れない日は眠らなくていいか」というような、そんな軽い気持ちにさせてくれる1枚になってますね。夜のお供にぜひ、『Suhm1』聴いてみてください。





RADIO INFORMATION

FM 福岡「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」
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FM福岡で毎週月曜日から金曜日まで深夜にオンエアされる、福岡市・警固六角にある架空のマンションの一室を舞台に行われ、次世代クリエイターが様々な情報を発信するプログラム「ミッドナイト・マンション警固六角(けごむつかど)」。"303号室"(毎週水曜日の27:00~27:55)では、FRIENDSHIP.キュレーター達が厳選した音楽をラジオで紹介するプログラム「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」をオンエア。キュレーターの金子厚武をコメンテーターに迎え、MISATOと共にFRIENDSHIP.がリリースをする最新の音楽を紹介。番組後半ではThe fin.のYuto Uchinoが月替りでゲストを迎え、深い音楽談義を繰り広げるコーナーを展開。

放送時間:毎週水曜日 27:00~27:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)

番組MC
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金子厚武
1979年生まれ。埼玉県熊谷市出身。インディーズでのバンド活動、音楽出版社への勤務を経て、現在はフリーランスのライター。音楽を中心に、インタヴューやライティングを手がける。主な執筆媒体は『CINRA』『Real Sound』『ナタリー』『Rolling Stone Japan』『MUSICA』『ミュージック・マガジン』など。『ポストロック・ディスク・ガイド』(シンコーミュージック)監修。デジタル配信サービス「FRIENDSHIP.」キュレーター。
@a2take / @a2take3

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MISATO
ラジオパーソナリティ/ナレーター/MC/ヨガインストラクター/酵素風呂サロンオーナー。
TOKYO FM、ZIP-FM、InterFM、FM 福岡など、ラジオパーソナリティ歴12年目。
安室奈美恵さんをはじめとするお茶の間ミュージシャンからコアなインディーズミュージシャンまで無数のインタビューを経験。コロナ前は年間200件程ライブや全国のフェスに行く現場派。野外フェスのヨガプログラムなども担当。倍音と1/fゆらぎの声を持ち、耳馴染みの良いベルベットボイスが特徴。
@_M1110_ / @11misato10

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Yuto Uchino(The fin. Vocal / Synth / Guitar)
神戸出身、ロックバンドThe fin.のフロントマン、ソングライター。80~90年代のシンセポップ、シューゲイザーサウンドから、リアルタイムなUSインディーポップの影響や、チルウェーヴなどを経由したサウンドスケープは、ネット上で話題を呼び、日本のみならず海外からも問い合わせ殺到している。
The Last Shadow Puppets、MEW、CIRCA WAVESなどのツアーサポート、そしてUS、UK、アジアツアーを成功させるなど、新世代バンドの中心的存在となっている。
オフィシャルサイト / @_thefin / @yuto__the_fin


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