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2021.06.17
FM福岡で毎週水曜日 26:00~26:55にオンエアしている音楽番組「Room "H"」。九州にゆかりのある3組のバンド、ユアネスの黒川侑司、LAMP IN TERRENの松本大、odolの森山公稀が週替わりでMCを務め、彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。
今週のMCは、ユアネスの黒川侑司が担当。SENSAでは、オンエア内容を一部レポート!(聴き逃した方やもう一度聴きたい方は、radiko タイムフリーをご利用下さい。)
今日のRoom H、前半は、先日亡くなられた田村正和さんが主役を演じた大人気テレビドラマ「古畑任三郎」話で盛り上がる黒川くん。番組前半でO.Aした3曲の共通のテーマは「古畑任三郎」で犯人役を演じた人たち。収録前から、「今日は話が止まらないかもしれません」と喋りたいモード満々での収録となりました。(こちらの部分はぜひradiko タイムフリーでお楽しみください)
1976年のヒット曲で作詞作曲が松任谷由実さん、アレンジが松任谷正隆さん、歌唱が三木聖子さんです。81年に石川ひとみさんがカバーしてすごいヒットした楽曲でもありますし、96年には松任谷由実さんがセルフカヴァーヴァージョンもリリースされております。僕はそのユーミンのセルフカバーで知ったんですね、この曲を。でも、僕はずーっと石川ひとみさんの楽曲だと思いよったんですよ。この「まちぶせ」という楽曲、カバーシングルとして、もうめちゃくちゃヒットしたじゃないですか。僕はその時、生まれてなかったですけどそのイメージが強かったんですよね。三木聖子さんへの提供曲っていうのを最近知りました。
ユーミンと石川ひとみさんの「まちぶせ」は何か声質とかKey、楽曲のアレンジ的にもなんか余裕のある女性みたいなものを感じる「まちぶせ」だと思うんですよ。いいわよ、みたいな、どうせ貴方まだ私のこと好きになるわよ、みたいな余裕を感じられるような「まちぶせ」だと思っとって。三木聖子さんの「まちぶせ」は私の方を振り向いてください、と一生懸命さが感じられるような「まちぶせ」だなと思うんですよ。
今からお届けするのは、僕のカバーになるんですけど、気になったら是非オリジナル達を聴いて欲しいな、と思います。ちょっとした歌い方で全然聴こえ方って変わってくると思うんですよ。ふ・た・りの歌い方でなんかフフフッて笑って余裕を持ってるように感じることも出来ますし、丁寧に歌うことですごい誠実さを感じることもできると思うんです。すごい特徴的、どちらもとってもいいと思います。僕の歌う「まちぶせ」はどんな風に聞こえますでしょうか。ふ・た・りの部分はどんな目線のふたりに感じますでしょうか。そんなことも考えながら聴いてくれたら嬉しいです。
今日は三木聖子さんの「まちぶせ」を宅録カバーバージョンでお届けしました。どんなふたりに感じましたでしょうか。もし僕がカバーアルバムを出すんやったら必ず、この曲入れたいですね。めっちゃ好きなので。出すんだったらの話なんですけど。あと最後フェードアウトしていくんですねこの楽曲。僕のカバーもフェードアウトしているんですけど、僕、人力で本当に部屋から出て行きながらクラシック・ギターを弾いてるんですよ(笑)。空気感を出したくて。マイクから離れながらギターを弾く力も下げていきながら、人力フェードアウトしております。空間録りってやつですね。
81年にリリースされた松田聖子さんの6枚目のシングルで作詞松本隆さん作曲財津和夫さんアレンジ大村雅朗さん。この曲とどうやって出会ったかと言いますと、僕の地元にゆめタウンというショッピングモールがあるんですよ。そこの4階がリサイクルショップになっとって、リサイクルショップって言っても規模感はわりと小さくて、フリーマーケットみたいな、地域の方々のいらなくなったものをかき集めました、みたいな規模感のリサイクルショップなんですよ。本当に友達の体操服とか売っとるぐらいなので。そこがめちゃくちゃにレコードが安いんですよね。なんでも5枚セットで300円とかなんですよ。そこで当時高校生の赤いスイートピーしか松田聖子さんの曲を知らんかった僕がレコードコーナーで松田聖子だからという理由だけで大量に買った中にあった一曲、家に帰ってレコードに針を落として見事にハマった一曲がこの白いパラソルです。あの頃の自分に感謝です(笑)。
この曲の歌詞に、〈風を切るディンギーで さらってもいいのよ〉っていうフレーズがあるんですけど、ディンギーって何かわかりますか?僕も当時全然分からんかったんです。当時の松田聖子さんもディンギーの意味は知らんかったとか聞くんですけど、一人乗りのボートらしいんですよ。その一人乗り用のボートなのにさらってもいいのよってよく考えたら無理じゃないですか。一人乗り用なのに無茶してでもさらいに来てよ、来いよってことなのかとか、色々考えたら楽しくなっちゃうんですよね。歌詞って細かいことを考えすぎちゃうと書けなくなってしまうと思うんですよ。響きがいいとか語感がかわいいとか季節に合ってるとか色々あるし。
"〜っぽい"、て言う、ラフな "〜っぽい" ことってすごい大切だなって思って、事実この曲は大ヒットしてる曲じゃないですか。そういうラフさっていうのは時にはすごい大切なのではないかって感じさせられますね。意識してするものじゃないとは思うんですけどね。松田聖子さんの歌ってフレーズが次に繋がる時にたまに音のお尻がキューって上がる歌い方の部分も注目して聴いて欲しいです。
本日O.Aした曲は、ほとんど80-90年代初期の歌謡曲となりました。リスナーの皆さんの中で、この時代の音楽にあまり触れたことのない方は、ぜひこの番組をきっかけに色々と聴いてみてはいかがでしょうか?歌謡曲に詳しい方は「こんな良い曲ありますよ」など、ぜひ教えてください!
中森明菜「北ウィング」
SMAP「ライオンハート」
玉置浩二「キ・ツ・イ」
三木聖子「まちぶせ」弾き語りカバー
松田聖子「白いパラソル」
ユアネス「cinema」
ユアネス「Alles Liebe」
番組へのメッセージをお待ちしています。
Twitter #FM福岡 #RoomH をつけてツイートしてください。MC3人ともマメにメッセージをチェックしています。レポート記事の感想やリクエストなどもありましたら、#SENSA もつけてツイートしてください!
放送時間:毎週水曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)
黒川侑司(ユアネス Vo.&Gt.)
福岡で結成された4人組ロックバンド。感情の揺れが溢れ出し琴線に触れる声と表現力を併せ持つヴォーカルに、変拍子を織り交ぜる複雑なバンドアンサンブルとドラマティックなアレンジで、
詞世界を含め一つの物語を織りなすような楽曲を展開。
重厚な音の渦の中でもしっかり歌を聴かせることのできるLIVEパフォーマンスは、エモーショナルで稀有な存在感を放っている。2021年4月21日にFRIENDSHIP.より新曲「Alles Liebe」を配信リリース。
オフィシャルサイト/ @yourness_on/ @yourness_kuro
松本大(LAMP IN TERREN Vo.&Gt.)
2006年に長崎県で結成。バンド名「LAMP IN TERREN」には「この世の微かな光」という意味が込められている。松本の描く人の内面を綴った歌詞と圧倒的な歌声、そしてその声を4人で鳴らす。聴く者の日常に彩りを与え、その背中を押す音楽を奏でる集団である。
2020年10月14日にアルバム「FRAGILE」をリリース。
オフィシャルサイト/ @lampinterren/ @pgt79 / @lampinterren
森山公稀(odol Piano&Synth.)
福岡出身のミゾベリョウ(Vo.)、森山公稀(Pf./Syn.)を中心に2014年東京にて結成した5人組。ジャンルを意識せず、自由にアレンジされる楽曲には独自の先進性とポピュラリティが混在し、新しい楽曲をリリースする度にodolらしさを更新している。
2021年6月9日に、NEW ALBUM「はためき」をリリース。
オフィシャルサイト/ @odol_jpn/ @KokiMoriyama
今週のMCは、ユアネスの黒川侑司が担当。SENSAでは、オンエア内容を一部レポート!(聴き逃した方やもう一度聴きたい方は、radiko タイムフリーをご利用下さい。)
今日のRoom H、前半は、先日亡くなられた田村正和さんが主役を演じた大人気テレビドラマ「古畑任三郎」話で盛り上がる黒川くん。番組前半でO.Aした3曲の共通のテーマは「古畑任三郎」で犯人役を演じた人たち。収録前から、「今日は話が止まらないかもしれません」と喋りたいモード満々での収録となりました。(こちらの部分はぜひradiko タイムフリーでお楽しみください)
三木聖子「まちぶせ」弾き語りカバー@レコーディングルーム
(黒川)@レコーディングルームと題して、毎週、Room H の住人が弾き語りや宅録で何か一曲収録してきて皆さんに聴いていただこうという時間です。今日、僕がピックアップしたのは三木聖子さんの「まちぶせ」という曲です。1976年のヒット曲で作詞作曲が松任谷由実さん、アレンジが松任谷正隆さん、歌唱が三木聖子さんです。81年に石川ひとみさんがカバーしてすごいヒットした楽曲でもありますし、96年には松任谷由実さんがセルフカヴァーヴァージョンもリリースされております。僕はそのユーミンのセルフカバーで知ったんですね、この曲を。でも、僕はずーっと石川ひとみさんの楽曲だと思いよったんですよ。この「まちぶせ」という楽曲、カバーシングルとして、もうめちゃくちゃヒットしたじゃないですか。僕はその時、生まれてなかったですけどそのイメージが強かったんですよね。三木聖子さんへの提供曲っていうのを最近知りました。
ユーミンと石川ひとみさんの「まちぶせ」は何か声質とかKey、楽曲のアレンジ的にもなんか余裕のある女性みたいなものを感じる「まちぶせ」だと思うんですよ。いいわよ、みたいな、どうせ貴方まだ私のこと好きになるわよ、みたいな余裕を感じられるような「まちぶせ」だと思っとって。三木聖子さんの「まちぶせ」は私の方を振り向いてください、と一生懸命さが感じられるような「まちぶせ」だなと思うんですよ。
今からお届けするのは、僕のカバーになるんですけど、気になったら是非オリジナル達を聴いて欲しいな、と思います。ちょっとした歌い方で全然聴こえ方って変わってくると思うんですよ。ふ・た・りの歌い方でなんかフフフッて笑って余裕を持ってるように感じることも出来ますし、丁寧に歌うことですごい誠実さを感じることもできると思うんです。すごい特徴的、どちらもとってもいいと思います。僕の歌う「まちぶせ」はどんな風に聞こえますでしょうか。ふ・た・りの部分はどんな目線のふたりに感じますでしょうか。そんなことも考えながら聴いてくれたら嬉しいです。
宅録した「まちぶせ」のレコードと宅録に使用したギター(弾き語りカバーはradiko タイムフリーでお聴きください)
今日は三木聖子さんの「まちぶせ」を宅録カバーバージョンでお届けしました。どんなふたりに感じましたでしょうか。もし僕がカバーアルバムを出すんやったら必ず、この曲入れたいですね。めっちゃ好きなので。出すんだったらの話なんですけど。あと最後フェードアウトしていくんですねこの楽曲。僕のカバーもフェードアウトしているんですけど、僕、人力で本当に部屋から出て行きながらクラシック・ギターを弾いてるんですよ(笑)。空気感を出したくて。マイクから離れながらギターを弾く力も下げていきながら、人力フェードアウトしております。空間録りってやつですね。
松田聖子「白いパラソル」紹介@ベッドルーム
ここからはRoom "H"の住人がプライベートで大事にしているディープな偏愛ソングを毎週1曲ご紹介@ベッドルームのコーナーです。今日、僕が選んだのは松田聖子さんの「白いパラソル」という曲です。81年にリリースされた松田聖子さんの6枚目のシングルで作詞松本隆さん作曲財津和夫さんアレンジ大村雅朗さん。この曲とどうやって出会ったかと言いますと、僕の地元にゆめタウンというショッピングモールがあるんですよ。そこの4階がリサイクルショップになっとって、リサイクルショップって言っても規模感はわりと小さくて、フリーマーケットみたいな、地域の方々のいらなくなったものをかき集めました、みたいな規模感のリサイクルショップなんですよ。本当に友達の体操服とか売っとるぐらいなので。そこがめちゃくちゃにレコードが安いんですよね。なんでも5枚セットで300円とかなんですよ。そこで当時高校生の赤いスイートピーしか松田聖子さんの曲を知らんかった僕がレコードコーナーで松田聖子だからという理由だけで大量に買った中にあった一曲、家に帰ってレコードに針を落として見事にハマった一曲がこの白いパラソルです。あの頃の自分に感謝です(笑)。
この曲の歌詞に、〈風を切るディンギーで さらってもいいのよ〉っていうフレーズがあるんですけど、ディンギーって何かわかりますか?僕も当時全然分からんかったんです。当時の松田聖子さんもディンギーの意味は知らんかったとか聞くんですけど、一人乗りのボートらしいんですよ。その一人乗り用のボートなのにさらってもいいのよってよく考えたら無理じゃないですか。一人乗り用なのに無茶してでもさらいに来てよ、来いよってことなのかとか、色々考えたら楽しくなっちゃうんですよね。歌詞って細かいことを考えすぎちゃうと書けなくなってしまうと思うんですよ。響きがいいとか語感がかわいいとか季節に合ってるとか色々あるし。
"〜っぽい"、て言う、ラフな "〜っぽい" ことってすごい大切だなって思って、事実この曲は大ヒットしてる曲じゃないですか。そういうラフさっていうのは時にはすごい大切なのではないかって感じさせられますね。意識してするものじゃないとは思うんですけどね。松田聖子さんの歌ってフレーズが次に繋がる時にたまに音のお尻がキューって上がる歌い方の部分も注目して聴いて欲しいです。
本日O.Aした曲は、ほとんど80-90年代初期の歌謡曲となりました。リスナーの皆さんの中で、この時代の音楽にあまり触れたことのない方は、ぜひこの番組をきっかけに色々と聴いてみてはいかがでしょうか?歌謡曲に詳しい方は「こんな良い曲ありますよ」など、ぜひ教えてください!
6月16日(水) オンエア楽曲
ユアネス「Bathroom」中森明菜「北ウィング」
SMAP「ライオンハート」
玉置浩二「キ・ツ・イ」
三木聖子「まちぶせ」弾き語りカバー
松田聖子「白いパラソル」
ユアネス「cinema」
ユアネス「Alles Liebe」
番組へのメッセージをお待ちしています。
Twitter #FM福岡 #RoomH をつけてツイートしてください。MC3人ともマメにメッセージをチェックしています。レポート記事の感想やリクエストなどもありましたら、#SENSA もつけてツイートしてください!
RADIO INFORMATION
FM 福岡「Room "H"」
毎週月曜日から金曜日まで深夜にオンエアされる、福岡市・警固六角にある架空のマンションの一室を舞台に行われ、次世代クリエイターが様々な情報を発信するプログラム「ミッドナイト・マンション警固六角(けごむつかど)」。"203号室(毎週水曜日の26:00~26:55)"では、音楽番組「Room "H"」をオンエア。九州にゆかりのある3組のバンド、ユアネスの黒川侑司、LAMP IN TERRENの松本大、odolの森山公稀が週替わりでMCを務め、本音で(Honestly)、真心を込めて(Hearty)、気楽に(Homey) 音楽愛を語る。彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。放送時間:毎週水曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)
番組MC
黒川侑司(ユアネス Vo.&Gt.)
福岡で結成された4人組ロックバンド。感情の揺れが溢れ出し琴線に触れる声と表現力を併せ持つヴォーカルに、変拍子を織り交ぜる複雑なバンドアンサンブルとドラマティックなアレンジで、
詞世界を含め一つの物語を織りなすような楽曲を展開。
重厚な音の渦の中でもしっかり歌を聴かせることのできるLIVEパフォーマンスは、エモーショナルで稀有な存在感を放っている。2021年4月21日にFRIENDSHIP.より新曲「Alles Liebe」を配信リリース。
オフィシャルサイト/ @yourness_on/ @yourness_kuro
松本大(LAMP IN TERREN Vo.&Gt.)
2006年に長崎県で結成。バンド名「LAMP IN TERREN」には「この世の微かな光」という意味が込められている。松本の描く人の内面を綴った歌詞と圧倒的な歌声、そしてその声を4人で鳴らす。聴く者の日常に彩りを与え、その背中を押す音楽を奏でる集団である。
2020年10月14日にアルバム「FRAGILE」をリリース。
オフィシャルサイト/ @lampinterren/ @pgt79 / @lampinterren
森山公稀(odol Piano&Synth.)
福岡出身のミゾベリョウ(Vo.)、森山公稀(Pf./Syn.)を中心に2014年東京にて結成した5人組。ジャンルを意識せず、自由にアレンジされる楽曲には独自の先進性とポピュラリティが混在し、新しい楽曲をリリースする度にodolらしさを更新している。
2021年6月9日に、NEW ALBUM「はためき」をリリース。
オフィシャルサイト/ @odol_jpn/ @KokiMoriyama