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2021.06.10
FM福岡で毎週水曜日 26:00~26:55にオンエアしている音楽番組「Room "H"」。九州にゆかりのある3組のバンド、ユアネスの黒川侑司、LAMP IN TERRENの松本大、odolの森山公稀が週替わりでMCを務め、彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。
今週のMCは、odolの森山公稀が担当。SENSAでは、オンエア内容を一部レポート!(聴き逃した方やもう一度聴きたい方は、radiko タイムフリーをご利用下さい。)
オンエア日の6/9(水)に、Newアルバム『はためき』をリリースしたodol。アルバムリリースを記念して、ゲストにodolのミゾベリョウ(Vocal,Guitar)が登場!
今回は、前編と後編にわけてレポート!後編は、アルバム『はためき』を紹介。(前編はこちら)
森山:ここからは6月9日にリリースされたばかりの僕たちodolの新しいアルバム『はためき』について、ミゾベと一緒に語っていきたいな、と思っております。どうですか、リリース日を迎えて。
ミゾベ:やっぱり改めて聴くと、odolのベスト盤っていうぐらいの重量があるアルバムになったね。
森山:そうですね。期間も2年8ヶ月ぶりなんですけど、その間に作ってきた曲たちを収録しているので、かなり長い期間の、制作期間でいうと本当に2年以上かかっているともいえる。
ミゾベ:そうですね。一番長いくらいの感じですよね。
森山:ラジオなので、皆さんにお見せできないんですけど、ジャケットが素晴らしいんですよ。
森山:写真家の濱田英明さんという、最近僕たちがとてもお世話になっている方がいまして。その濱田英明さんの写真を使わせていただいたアルバムジャケットとなっておりまして、最近はミゾベもその影響もあり、カメラにめちゃくちゃハマってて。今日も(カメラ)持ってきてますからね。
ミゾベ:そうなんですよ、スキあらば撮ろうと思ってるんですけど。最近やっぱりコロナの影響もあって、マスクをしている時が多いので、写真撮りづらかったりするんですけど。それこそ濱田さんと初めて会ったのが、僕らのこの『はためき』にも入っている「小さなことをひとつ」って曲の撮影で。
森山:これはradikoのブランドムービーの曲として書き下ろしたんですけど、その時のカメラとして入っていたのが、濱田さんだったんですよね。
ミゾベ:そう。それで、その時からodolのことを好きだとおっしゃっていただいて、何か一緒にできればいいなっていうところで、今回のジャケットをやっていただいて、感無量です。
森山:radikoの時に出会って、作品見たりとか、会話重ねるうちに何かこうもっと濱田さんのこと知りたいって思うし、色々と深く関わってみたいって思わせてもらえるお人柄というか。
ミゾベ:そうね。
森山:今回はね、ジャケットもそうですけど、ビデオもね。リリックビデオをアルバム全曲作るぞっていうことになって、それを濱田さんに全部やっていただいてます。
ミゾベ:凄いね。
森山:何という贅沢かということですよね。
ミゾベ:そうねー、夢にまで見た(笑)。
ミゾベ:はい、はい。何か、ざわざわしていたので、先に選んでもらえた方が(笑)。
森山:もちろん全曲、歌詞好きなんですけど。
ミゾベ:ありがとうございます!
森山:(笑)。「虹の端 (Rearrange)」という曲を今回収録したんですね、5曲目に。これは、元々2017年にリリースしたEP『視線』に収録していた曲で、それをリアレンジとして出したものなんですけど、聴いた時に、今でも、というか、むしろ今だからこそ聴きたい歌詞という風に思えた。
ミゾベ:確かにねー。
森山:そうやって、何年経っても普遍的に感じられる歌詞を自分達の作品として出せていたっていうことで、すごく嬉しかったんですね、僕としては。
この曲は当時、多分20代前半、23とか4とかの時にミゾベが書いた歌詞ですけど、良いなと未だに心から思える作品ですね。
ミゾベ:〈ワ!笑って〉っていう歌詞が入っているんですけど、「ワ」がカタカナでビックリマークで、笑って、で。!が入っているの、(odolの歌詞で)この曲ぐらいじゃないですか。
レコーディングの前の日に3時間ぐらいでできた歌詞なんですよ。新しく作るっていうよりかは、音楽に対して自分の思っていることをすごく素直に書いた曲だなって感じがします。
森山:なるほど。こんな時代、人と人との距離を意識せざるを得ない時代でもありますけども、より響く音楽になっているんではないかと思います。
ミゾベ:僕は正直、結構良い仕事をいつもしてくれてると思ってるので。
森山:まあまあまあまあ(笑)
ミゾベ:敢えて1曲選ぶのはちょっと難しいんですけど、僕が、森山が良い仕事をした、と改めて思えるのが、最初にも話に出たんですけど、「小さなことをひとつ」という曲で。
森山:1曲目ですね。
ミゾベ:そうですね。全体的にコンポーザーとしての森山がずっとすごく好きで、だからずっと一緒にバンドをやっているんですけど。改めて、ピアノがすごく聴こえてくるというか、立ってる曲だなって思って。
森山:そうですね、この曲は特に。
ミゾベ:1stの時とか、森山の歌に対するカウンターメロディのピアノだけをずっと追う聴き方とかをしていたんですよ。
森山:(笑)。
ミゾベ:この曲も改めてピアノだけ何回も何回も聴いてみたりとかしたね。
森山:ピアニストとしての森山を評価してくれてるわけですね。
ミゾベ:そう。
森山:いやー、嬉しいですね。確かにこの曲、アルバム全体的にもそうなんですけど、ピアノが結構主になっているアレンジも多くて、それこそリモートで制作しているからこそっていうところもあるんですけど、この曲はリモートになって最初に作った曲でもあり、なかなか難しかったですね。歌もリモートで録ってね。エンジニアの方と僕が電話を繋ぎながら歌を録るという、試行錯誤の末、生まれた。
ミゾベ:そうですね。
収録後、odolの打ち合わせがありソフィアンくんも合流。そしてまさかの、別件で来ていたユアネスのメンバーと遭遇!ばったり会った記念に、Room "H"ポーズで記念撮影!
Twitter #FM福岡 #RoomH にて番組へのメッセージをお待ちしています。レポート記事の感想やリクエストなどもありましたら、#SENSA もつけてツイートしてください!
Mr.Children「ランニングハイ」
くるり「魔法のじゅうたん」
Phoebe Bridgers「Motion Sickness」
odol「虹の端 (Rearrange)」
odol「小さなことをひとつ」
放送時間:毎週水曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)
黒川侑司(ユアネス Vo.&Gt.)
福岡で結成された4人組ロックバンド。感情の揺れが溢れ出し琴線に触れる声と表現力を併せ持つヴォーカルに、変拍子を織り交ぜる複雑なバンドアンサンブルとドラマティックなアレンジで、
詞世界を含め一つの物語を織りなすような楽曲を展開。
重厚な音の渦の中でもしっかり歌を聴かせることのできるLIVEパフォーマンスは、エモーショナルで稀有な存在感を放っている。2021年4月21日にFRIENDSHIP.より新曲「Alles Liebe」を配信リリース。
オフィシャルサイト/ @yourness_on/ @yourness_kuro
松本大(LAMP IN TERREN Vo.&Gt.)
2006年に長崎県で結成。バンド名「LAMP IN TERREN」には「この世の微かな光」という意味が込められている。松本の描く人の内面を綴った歌詞と圧倒的な歌声、そしてその声を4人で鳴らす。聴く者の日常に彩りを与え、その背中を押す音楽を奏でる集団である。
2020年10月14日にアルバム「FRAGILE」をリリース。
オフィシャルサイト/ @lampinterren/ @pgt79 / @lampinterren
森山公稀(odol Piano&Synth.)
福岡出身のミゾベリョウ(Vo.)、森山公稀(Pf./Syn.)を中心に2014年東京にて結成した5人組。ジャンルを意識せず、自由にアレンジされる楽曲には独自の先進性とポピュラリティが混在し、新しい楽曲をリリースする度にodolらしさを更新している。
2021年6月9日に、NEW ALBUM「はためき」をリリース。
オフィシャルサイト/ @odol_jpn/ @KokiMoriyama
今週のMCは、odolの森山公稀が担当。SENSAでは、オンエア内容を一部レポート!(聴き逃した方やもう一度聴きたい方は、radiko タイムフリーをご利用下さい。)
オンエア日の6/9(水)に、Newアルバム『はためき』をリリースしたodol。アルバムリリースを記念して、ゲストにodolのミゾベリョウ(Vocal,Guitar)が登場!
今回は、前編と後編にわけてレポート!後編は、アルバム『はためき』を紹介。(前編はこちら)
アルバム『はためき』について
森山:ここからは6月9日にリリースされたばかりの僕たちodolの新しいアルバム『はためき』について、ミゾベと一緒に語っていきたいな、と思っております。どうですか、リリース日を迎えて。
ミゾベ:やっぱり改めて聴くと、odolのベスト盤っていうぐらいの重量があるアルバムになったね。
森山:そうですね。期間も2年8ヶ月ぶりなんですけど、その間に作ってきた曲たちを収録しているので、かなり長い期間の、制作期間でいうと本当に2年以上かかっているともいえる。
ミゾベ:そうですね。一番長いくらいの感じですよね。
森山:ラジオなので、皆さんにお見せできないんですけど、ジャケットが素晴らしいんですよ。
アルバム『はためき』ジャケット写真
森山:写真家の濱田英明さんという、最近僕たちがとてもお世話になっている方がいまして。その濱田英明さんの写真を使わせていただいたアルバムジャケットとなっておりまして、最近はミゾベもその影響もあり、カメラにめちゃくちゃハマってて。今日も(カメラ)持ってきてますからね。
ミゾベ:そうなんですよ、スキあらば撮ろうと思ってるんですけど。最近やっぱりコロナの影響もあって、マスクをしている時が多いので、写真撮りづらかったりするんですけど。それこそ濱田さんと初めて会ったのが、僕らのこの『はためき』にも入っている「小さなことをひとつ」って曲の撮影で。
森山:これはradikoのブランドムービーの曲として書き下ろしたんですけど、その時のカメラとして入っていたのが、濱田さんだったんですよね。
ミゾベ:そう。それで、その時からodolのことを好きだとおっしゃっていただいて、何か一緒にできればいいなっていうところで、今回のジャケットをやっていただいて、感無量です。
森山:radikoの時に出会って、作品見たりとか、会話重ねるうちに何かこうもっと濱田さんのこと知りたいって思うし、色々と深く関わってみたいって思わせてもらえるお人柄というか。
ミゾベ:そうね。
森山:今回はね、ジャケットもそうですけど、ビデオもね。リリックビデオをアルバム全曲作るぞっていうことになって、それを濱田さんに全部やっていただいてます。
ミゾベ:凄いね。
森山:何という贅沢かということですよね。
ミゾベ:そうねー、夢にまで見た(笑)。
お互いに良い仕事をしたな、と思う1曲 森山からミゾベに
森山:そんな僕たちの思いで完成しました新しいアルバム『はためき』なんですけど、せっかくミゾベが来ているので、今日はお互いに、良い仕事をしたな!って思える曲というか、歌詞が好きだな、曲が好きだな、とかね、そういう曲を1曲ずつ聴いていただきたいなと、選んでみようかなと思っているんですが。僕からいいですか?ミゾベ:はい、はい。何か、ざわざわしていたので、先に選んでもらえた方が(笑)。
森山:もちろん全曲、歌詞好きなんですけど。
ミゾベ:ありがとうございます!
森山:(笑)。「虹の端 (Rearrange)」という曲を今回収録したんですね、5曲目に。これは、元々2017年にリリースしたEP『視線』に収録していた曲で、それをリアレンジとして出したものなんですけど、聴いた時に、今でも、というか、むしろ今だからこそ聴きたい歌詞という風に思えた。
ミゾベ:確かにねー。
森山:そうやって、何年経っても普遍的に感じられる歌詞を自分達の作品として出せていたっていうことで、すごく嬉しかったんですね、僕としては。
この曲は当時、多分20代前半、23とか4とかの時にミゾベが書いた歌詞ですけど、良いなと未だに心から思える作品ですね。
ミゾベ:〈ワ!笑って〉っていう歌詞が入っているんですけど、「ワ」がカタカナでビックリマークで、笑って、で。!が入っているの、(odolの歌詞で)この曲ぐらいじゃないですか。
レコーディングの前の日に3時間ぐらいでできた歌詞なんですよ。新しく作るっていうよりかは、音楽に対して自分の思っていることをすごく素直に書いた曲だなって感じがします。
森山:なるほど。こんな時代、人と人との距離を意識せざるを得ない時代でもありますけども、より響く音楽になっているんではないかと思います。
お互いに良い仕事をしたな、と思う1曲 ミゾベから森山に
森山:では次、逆にミゾベが。ミゾベ:僕は正直、結構良い仕事をいつもしてくれてると思ってるので。
森山:まあまあまあまあ(笑)
ミゾベ:敢えて1曲選ぶのはちょっと難しいんですけど、僕が、森山が良い仕事をした、と改めて思えるのが、最初にも話に出たんですけど、「小さなことをひとつ」という曲で。
森山:1曲目ですね。
ミゾベ:そうですね。全体的にコンポーザーとしての森山がずっとすごく好きで、だからずっと一緒にバンドをやっているんですけど。改めて、ピアノがすごく聴こえてくるというか、立ってる曲だなって思って。
森山:そうですね、この曲は特に。
ミゾベ:1stの時とか、森山の歌に対するカウンターメロディのピアノだけをずっと追う聴き方とかをしていたんですよ。
森山:(笑)。
ミゾベ:この曲も改めてピアノだけ何回も何回も聴いてみたりとかしたね。
森山:ピアニストとしての森山を評価してくれてるわけですね。
ミゾベ:そう。
森山:いやー、嬉しいですね。確かにこの曲、アルバム全体的にもそうなんですけど、ピアノが結構主になっているアレンジも多くて、それこそリモートで制作しているからこそっていうところもあるんですけど、この曲はリモートになって最初に作った曲でもあり、なかなか難しかったですね。歌もリモートで録ってね。エンジニアの方と僕が電話を繋ぎながら歌を録るという、試行錯誤の末、生まれた。
ミゾベ:そうですね。
収録後、odolの打ち合わせがありソフィアンくんも合流。そしてまさかの、別件で来ていたユアネスのメンバーと遭遇!ばったり会った記念に、Room "H"ポーズで記念撮影!
Twitter #FM福岡 #RoomH にて番組へのメッセージをお待ちしています。レポート記事の感想やリクエストなどもありましたら、#SENSA もつけてツイートしてください!
6月2日(水) オンエア楽曲
odol「未来」Mr.Children「ランニングハイ」
くるり「魔法のじゅうたん」
Phoebe Bridgers「Motion Sickness」
odol「虹の端 (Rearrange)」
odol「小さなことをひとつ」
RADIO INFORMATION
FM 福岡「Room "H"」
毎週月曜日から金曜日まで深夜にオンエアされる、福岡市・警固六角にある架空のマンションの一室を舞台に行われ、次世代クリエイターが様々な情報を発信するプログラム「ミッドナイト・マンション警固六角(けごむつかど)」。"203号室(毎週水曜日の26:00~26:55)"では、音楽番組「Room "H"」をオンエア。九州にゆかりのある3組のバンド、ユアネスの黒川侑司、LAMP IN TERRENの松本大、odolの森山公稀が週替わりでMCを務め、本音で(Honestly)、真心を込めて(Hearty)、気楽に(Homey) 音楽愛を語る。彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。放送時間:毎週水曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)
番組MC
黒川侑司(ユアネス Vo.&Gt.)
福岡で結成された4人組ロックバンド。感情の揺れが溢れ出し琴線に触れる声と表現力を併せ持つヴォーカルに、変拍子を織り交ぜる複雑なバンドアンサンブルとドラマティックなアレンジで、
詞世界を含め一つの物語を織りなすような楽曲を展開。
重厚な音の渦の中でもしっかり歌を聴かせることのできるLIVEパフォーマンスは、エモーショナルで稀有な存在感を放っている。2021年4月21日にFRIENDSHIP.より新曲「Alles Liebe」を配信リリース。
オフィシャルサイト/ @yourness_on/ @yourness_kuro
松本大(LAMP IN TERREN Vo.&Gt.)
2006年に長崎県で結成。バンド名「LAMP IN TERREN」には「この世の微かな光」という意味が込められている。松本の描く人の内面を綴った歌詞と圧倒的な歌声、そしてその声を4人で鳴らす。聴く者の日常に彩りを与え、その背中を押す音楽を奏でる集団である。
2020年10月14日にアルバム「FRAGILE」をリリース。
オフィシャルサイト/ @lampinterren/ @pgt79 / @lampinterren
森山公稀(odol Piano&Synth.)
福岡出身のミゾベリョウ(Vo.)、森山公稀(Pf./Syn.)を中心に2014年東京にて結成した5人組。ジャンルを意識せず、自由にアレンジされる楽曲には独自の先進性とポピュラリティが混在し、新しい楽曲をリリースする度にodolらしさを更新している。
2021年6月9日に、NEW ALBUM「はためき」をリリース。
オフィシャルサイト/ @odol_jpn/ @KokiMoriyama