SENSA

2018.11.23

はじめてのかいがい。フランス編

はじめてのかいがい。フランス編

ここでは10月16日〜10月20日のフランス・パリをレポートします。
パリにはじめていくときの注意なども一緒にまとめようと思うので、行ってみようかな〜という方はぜひチェックしてみて下さい。


10月16日(火)

22:00 ホテルに到着。近くで食事

ホテル到着後、ロリアンさんと夕飯を食べることに。
モンマルトル周辺だったので、観光地ということもあってレストランが沢山ありました。お店ではフランスと言えばエスカルゴ!ということで、エスカルゴを食べつつ、私は白身魚のポワレを注文。昼にも白身魚を食べたのになぜ私はまた白身魚を頼んでしまったのか...少し後悔しました。しかし、美食の国フランス、料理が本当に美味しい!特別なお店に行かなくても美味しいごはんを食べられるっていいことですね...日本みたいな安心安定のファストフードや24時間営業のコンビニはないのですが、フランス他在中ご飯に困ることはなさそうだなと思いました(...あとから困りましたが)
夜もかなり遅い時間で平日だったのですが、案外遅い時間までお客さんがお店にいて賑わっていました。
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10月17日(水)

9:30 一日観光日。美術館巡りの旅へ

MaMA Festivalの初日だったのですが、聞きたい講義が次の日からだったので、この日を観光にあてることにしていました。
まずパリと言えば、のルーヴル美術館に向かいます。
パリの地下鉄は「カルネ」という切符を購入します。何回乗るかわからなかったのですが、どこからどこまでも一律料金なので、私は10回乗車できる回数券を購入しました。(なくさないようにすることと、使用済み・未使用の差がわかりづらかったので、管理の仕方はコツがいると思います...)
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切符を通して入場。たまにきっぷを持っているかのチェックがあるらしいので、なくさないように大切に保管します。
ロンドンより言語がフランス語という時点でとても難しかった...あと乗り換えの通路が少し迷路みたい&階段だらけでした...。スリもロンドンより多いらしく、常に電車に乗っているときは緊張し続けなければならないので、少し疲れます。また、古い地下鉄は中心地を走っていようと扉が自動では開きません!降りるときには自分でストッパーを上げて扉を開く必要があります。
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一人だったので(あんまり観光客に見えなかったのか)スリに狙われることはおそらく体感的になかったのですが、バッグは前に抱えること、スマホは容易に荷物から出さないことなどいろいろ注意することが大切です。道路であまりスマホを出したくないので、ホテル内で行き方をGoogle Mapで調べておいて、頭の中に入れて行動しました。スリは小さい子供も集団で行うことがあるらしいので、気を抜かず。日本ってずいぶん平和なんだなと感じました。


10:00 Pyramides駅着

ルーヴル美術館の最寄り駅から、まずはミュージアムパスを手に入れるためにパリシティヴィジョン・エージェンシーへ。こちら(https://www.kkday.com/ja/product/3321)のサイトで事前に購入しておいたので、その場で受け取るだけという便利さ。2日間のパスでしたが、私が観光できるのはこの日だけだったので、実際もとを取れるように回るには鬼の行程でした...。
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10:30 ルーヴル美術館

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かなり朝早い時間に行ったからか、そこまで人が多いイメージではありませんでした。ここでもスリが多発しているらしいので注意は必要。ささっとルーヴル・ピラミッドの写真を撮り、中に入ります。
総合案内所で日本語のMAPをもらいまいしたが、実際広すぎてあまりMAPは役に立ちませんでした...笑
まずモナ・リザを観なければとDENON翼へ。
途中に「民衆を導く自由の女神」が!音楽ではコールドプレイの「Viva La Viva」のジャケットとしても有名ですよね。やはりここでも英語はできるようになっておくべきだよなーと感じました(絵の説明とかもフランス語と英語で書いてあるので...)
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そして、ひときわ人だかりが多い場所に「モナ・リザ」が。ちなみに作品としては「La Joconde」という名前。防弾ガラスに守られたこの作品はそこまで大きいものではなく、柵からの距離もあったので実際よく見ることは難しかったです...笑
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この日みた中でも「ナポレオン一世の戴冠式と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠」が絵のサイズも大きくて大迫力でした。「ミロのヴィーナス」「サモトラケのニケ」「瀕死の奴隷」「サビニの女たち」などいくつかの有名作品(ルーヴルにある作品なんて全部有名で1日で全部観るなんて無理です)をみて、その場を後に。
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13:00 ジョルジュ・ポンピドゥー国立芸術文化センター

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ルーヴル美術館から歩いて15分、近代美術館をはじめ、図書館、国立音響研究所などの入った複合施設のポンピドゥー・センターへ。
外観から特殊なデザインの建物、大迫力です。このデザインは国際コンクールでレンツォ・ピアノとリチャード・ロジャーズという方の案が採用されたそうで、通称はボーブールというエリア名で呼ばれています。
マルク・シャガールやパブロ・ピカソ、アンリ・マティス、マルセル・デュシャン、クリストらの作品をはじめ、絵画、彫刻、写真、映像、デザインといった多様なジャンルの作品が並んでいます。
入り口を入って左にMuséeと書かれているのでそちらに向かいます。受付をして外のエスカレーターを上まで登るとMuséeの入り口が。
会場の中ではオペラ歌手の方がちょうどパフォーマンスをしており、芸術と芸術のコラボがすごかったです...。建築物の模型など日本人の作品もいくつか展示されており、ピカソなどの作品を一通りみて、ルーヴルとは違った面白さのある美術館でした。
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一番すごい!となった作品が誰の作品か観てくるのを忘れましたが(笑)無数のイヤホンを巣のようにし、あらゆるところから自然の音がする空間が。とても不思議でしたが、どうなっているのかとても気になる...!好奇心をくすぐられる作品が多数展示されていました。
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14:30 ノートルダム大聖堂へ
ポンピドゥーから歩いていける場所にはノートルダム大聖堂が。着いた瞬間その高さに驚く。なんと、こちら登ることが出来るのですが(塔に上がる入口は建物の正面向かって左側の側面にあります)、ミュージアムパスを持っていても塔の入口前にあるタッチパネル機で予約券を発行する必要があるようでした。当日予約のみで持っていなかったので、この日は時間もなくて断念...。もう少しよく調べて来るべきでした。普通の入場は無料で荷物チェックのみでは入れます。先程ルーヴルで見た「ナポレオン一世の戴冠式と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠」が行われた場所だと思うと、歴史を感じてすごかったです。
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15:00 RERに乗ってオルセー美術館へ。


RERも地下鉄なのですが、地下にこんなに大きな電車が走ってるなんて...!と思う2階建ての電車。あとパリは本当に地下鉄の入り口が分かりづらいです。Google Mapで入り口っぽく書いてある場所が全然入り口ではないので、気をつけて下さい...。
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程なくしてオルセー美術館に到着。19世紀美術専門の美術館で印象派の画家の作品が数多く収蔵されていることで有名な場所です。主な作品はゴッホやゴーギャン、モネやミレーの作品などが展示されています。
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マネの「草上の昼食」「すみれの花束をつけたベルト・モリゾ」ゴッホの「自画像」ピエール=オーギュスト・ルノワール「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」「ピアノに寄る少女たち」ミレーの「落穂拾い」モネの「アルジャントゥイユのひなげし」「日傘の女」など、中高の美術の教科書で見たな〜というような作品がたくさん展示されていて、少し懐かしい気持ちで作品をみました。ピカソの特別展示もしており、なかなか見ごたえがあって面白かったです。
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16:30 チュルリー庭園〜凱旋門へ
本当はシャンゼリゼ大通りを歩きながら凱旋門へ行きたかったのですが、日が沈む前に凱旋門に行きたかったので電車で向かいました。
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凱旋門の上への入場もミュージアムパスが可能です。凱旋門のある場所は円形の道に囲まれており、入り口はシャンゼリゼ大通りから凱旋門を見て右手前にあります。階段をひたすら登って屋上へ。夕暮れ時で景色がとてもきれいでした...!シャンゼリゼ大通りを眺めながら奇妙礼太郎トラベルスイング楽団の「オー・シャンゼリゼ」を聴く。そろそろ降りようかなと思ったら、下で何やら式典がスタート。なんの式典かはわかりませんでしたが、円形に走っている車を止めていく様がすごかったです。


18:00 エッフェル塔を下から眺め、オペラ座へ
凱旋門からエッフェル塔が近かったので、少し移動してエッフェル塔へ。上に登ろうと思っていたのですが、夕暮れ時だったからか列がすごく、断念。下から見るだけでもかなりの迫力がありました。ここはミュージアムパスでは入場できないので、別途料金が必要です。
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そこからオペラ座へ移動。外観だけでしたがとてもきれいな建物で、街の中心部にこんな建物があるだけでも日本とは違う歴史を感じてすごかったです。ここで、パリと言えばのMONOPRIXというちょっと高級なスーパーで買い物をしてホテルに戻りました。
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20:30 ホテルに戻って近くでThe fin.とごはん
この日の夜、パリ入りだったThe fin.のメンバーとマネージャーロリアンと一緒にディナー。それぞれメインを頼み、私はムール貝にしました。ムール貝はフライドポテトと一緒に出てくるのがフランスのディフォルトらしいです。びっくりするほど大きな鍋にいっぱいのムール貝が入っていて、テーブルに届いた瞬間食べ切れるのか...と不安になるほど(笑)でもとても美味しくて、時間はかかりましたが食べ切ることができました。私が今回行ったお店ではだいたいどこでもムール貝のメニューがあったので、ぜひフランスに行く機会があれば一度は食べてみることをおすすめします。
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10月18日(木)

10:00 MaMA Festival「Welcome to JAPAN」

MaMA Festival&Conventionは、フランスのパリで開催される音楽業界の向けのカンファレンスや公演ライブが3日間に渡って開催されるイベントです。日本で言うTIMMやアメリカのSXSWのフランスver.で、各国の音楽関係者が集まり、それぞれの国の音楽業界の状況の公演や、国を跨いだパネルディスカッション、ネットワーキングスペースを利用して商談が行われたりしています。今回は弊社も参加しているMPA(日本音楽出版社協会)もカンファレンスで参加するということで、その様子を見学させて頂きました。
「Welcome to JAPAN」では会場の席がすべて埋まるほど人が集まっていて、各国の日本の音楽に対する興味が高いことを感じました。2020年にオリンピックが開催されることからも、日本でなにか音楽ビジネスを展開できないか、それぞれ考えている様子が伺えました。

昼ごはんはフランス在住の社長のお知り合いの方とフォーを食べに。イギリスでもフォーを食べたのですが、ベトナム料理ってヨーロッパ諸国で定番なんでしょうか?

13:00 MaMA Festivalに参加
日本のカンファレンス以外にもいくつかカンファレンスを聞いたのですが、英語とフランス語で開催されていて聴きたい講義がほとんどフランス語だったので、スライドを見ているだけでいっぱいいっぱいでした...せめて英語だけでも聞き取れて喋れるようになりたいなと改めて思う瞬間でした...

SHOWCASEもいくつか見ましたが、夜に開催されているLIVEとは違うので関係者の皆さんが真剣にライブを観ている感じで不思議な空気でした...

16:00 ジュテームの壁とサクレ・クール寺院
カンファレンスの合間でモンマルトル周辺を観光。
観光地でMaMA Festivalは開催されており、近くにあったらこの2箇所にも立ち寄りました。
モンマルトルと呼ばれる地区そのものが丘の上にあるようなもので坂がたくさんあるのですが、その一番上にサクレ・クール寺院があります。入場料を支払って一番上まで登りましたが、パリの街を一望できる絶景。でもヨーロッパってあんまり景色がクリアには見えないんだなと思いました。気候の問題?
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19:00 夜ごはん
今回MaMA Festivalに参加している弊社のメンバーとThe fin.、フランスの出版社で働いている社長のお知り合いの方とモンマルトルのレストランで会食。LA-MASCOTTEというお店で、魚料理が有名なレストランでした。前菜にはパテを、メインには白身魚(今回海外でで白身魚ばかり食べている気がする...)を注文したのですが、とても美味しかったです。デザートはモンブラン!日本で見るモンブランとは見た目もだいぶ違い、白いメレンゲを焼いたものに栗のクリームが乗っているもので、面白い食感でした。

その後2件目でMaMA Festivalの会場近くで飲んでいたのですが、金曜日ということもありすごい人。皆さん深夜の深い時間まで楽しそうに飲んでいる様子でしたが、お店は案外どんどん閉まっていくので不思議な感じでした...日本みたいに朝方までやっているお店はあまり多くないのかもしれません。



10月19日(金)

10:00 カンファレンスに参加
朝イチのカンファレンスに参加しに行ったのですが、Barbès付近は日中でも治安の悪さを感じる雰囲気...え、まだ昼前なのにこの空気...?という感じだったので、夜は絶対にこない方が良いエリアだと感じました。(基本的にMaMAの開催エリアはライブハウスがたくさんあるのですが、治安はあまり良いとはいえない感じでした...観光地だからですかね...)

13:00 搬入
この日はThe fin.のライブ当日!搬入を手伝ったのですが、会場は「LA BOULE NOIRE」という今回のMaMAの開催エリアでも比較的安全な側にありました。キャパは400くらいでスタッフはフランス語と英語を話しているようで、マネージャーとメンバーできちんとコミュニケーションをとって準備を進めていたり、フランスのメディアの取材を英語できちんと答えていたりと(メディアの方もフランス人でしたがすごい流暢な英語を喋られておりました...)The fin.が海外での多くのライブを経ていろんな経験値を積んでいることを実感しました。

18:00 ネットワーキング
そのあと、日本が主催しているネットワーキングスペースへ。
パリで大人気の「国虎屋」のカップ麺(名前のセンスもよくTENUKI UDON)や日本酒が振る舞われた今回の「Welcome to JAPAN」。海外ではカップ麺が珍しいのか、お湯を入れてそのままにしてしまっている方もいらっしゃったり、コンビニで売っているおにぎりの袋の開け方がわからない方もいらっしゃったり、日本では当たり前に受け入れられていることも海外ではあまり浸透していないことなんだなと思いました。(こういう技術海外に売り込んだりしないんですかね?)サンドウィッチも基本パン屋さんで買うようなので、包はいらないのかもしれません...。笑

20:00 夜ごはん
夜は鴨料理を食べに連れて行って頂き、初めてフォアグラを食べました...。こんなにおいしいものがあるんですね。お店の人も優しくて、素敵な雰囲気のお店でした。お店はこちら

23:10 The fin.、初のフランス公演
夜もなかなか遅い時間からのスタートでしたが、会場には200人程の人が集まり、前の方にはThe fin.のことを知ってくれているお客さんもいらっしゃって、ライブを楽しんでいる様子が見受けられました。「Night Time」より「Shedding」や「Outskirts」など、最新の『There』に収録されている楽曲の方がパリでは受けが良かったように感じます。Night Timeの映像の一部はSNSにupしております。ここをきっかけにぜひヨーロッパツアーなど実施できるようになってほしいなぁと思いました。
ちなみにフランスではDEEZERがストリーミングでの利用者が多く、プロモーションを考える上で外せないサービスになってきています。


ライブ終わりにはプチ打ち上げを実施し、なぜか前日の二次会と同じお店でお酒を飲みました(instagramのストーリーに動画を挙げましたが、目撃してくれた方はいらっしゃるでしょうか?)。


10月20日(土)

11:00 パリ最終日、チェックアウト。
The fin.のメンバーは朝早くの便で帰国し、11:00にロリアンさんとホテル前に集合。ホテル周辺のお土産探しを手伝って頂きました。
ホテルはモンマルトル付近にあり、一番近くの駅はジュテームの壁のすぐ近くの「Abbesses」。この付近はおしゃれなセレクトショップが多く、ちょっとお高めな服屋さんがたくさんありました。もう少しお財布に余裕があったら何か買いたかったな...笑
マルティル通りではかわいい洋菓子屋さんや雑貨屋さんがたくさん並んでおり、パティスリーでいくつかのお土産を購入。歩いているだけで楽しい通りでした。

13:00 ホテルに一旦戻る
その後ロリアンさんと一旦ホテルに戻り、空港までどうするかを教えてもらいました。ホテルの主人と話してリムジンバスの予約までしてもらって至れり尽くせり...。空港に向かうバスに乗るのであれば、電車に乗らないでバス停まで行けるような場所でホテルをとる必要があると思います。重たいスーツケースを持って階段だらけの地下鉄にスリに気をつけながら乗るのも、空港まで緊張しながらRERに乗るのも、実際難しそう...と思ってしまいました。

14:00 Républiqueへ
お土産を探すために地下鉄に乗り少し遠いところまで。
Républiqueは様々な人が広場の周辺地区からここの広場に集まってくる場所で、この日も催しが開かれていました。地下鉄から地上に出てすぐにカフェがあり、中心部から少し離れているからか少しのんびりした空気が流れていました。
ツール・ド・フランスが有名なのですが、有名な自転車屋さんがあったのでそこに立ち寄ったり、会社の人に教えてもらった「Merci」という可愛いセレクトショップなどに行ってお土産を購入。
モンマルトルやオペラにはザ・お土産屋というお店が沢山あるのですが、やはりフランスにしかないお店で買い物をすると楽しいですね。
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フランスレポートはここで終了!
音楽・芸術・食、短い間ではありましたが、フランスの様々な文化を肌で感じることのできた貴重な時間になりました!イギリスもそうでしたが、4日間では全部見て回ることは難しいですね...いつかゆっくり行ってみたい国だなと思います。私のinstagramで載せきれなかった写真も紹介しています。

16:00 ホテルに戻り、荷物をまとめてリムジンバスで空港へ。
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