SENSA

2021.03.14

Halo at 四畳半、自主企画ライブ「ぼくらのウォーゲーム.Extra」―終わっていく者と続いていく者が交わる場所で

Halo at 四畳半、自主企画ライブ「ぼくらのウォーゲーム.Extra」―終わっていく者と続いていく者が交わる場所で

先日3月8日(月)にTSUTAYA O-EASTでおこなわれた、Halo at 四畳半の自主企画ライブ「ぼくらのウォーゲーム.Extra」を観ました。

210308_halo_0191.jpg
出演は、SHE'S、Dear Chambers、LAMP IN TERRENという3組のバンド。「ぼくらのウォーゲーム」とは、2014年にハロがDear Chambersのボーカル・モリヤマリョウタの前身バンドNina lovegoodらと共に立ち上げた自主企画イベントで、「同世代でシーンを盛り上げたい」という想いのもと、今回と同じTSUTAYA O-EASTで開催されました。当時15組のバンドが出演したうち、この4組が7年ぶりに集合しました。今年5月に活動休止を発表しているハロの自主企画として一夜限りの復活となった「ぼくらのウォーゲーム.Extra」は、「終わっていく者」と「続いていく者」、それぞれの想いが交差する忘れがたい2時間半でした。

バンドが主導する企画イベントのラインナップには、主催するバンドのカラーが色濃く反映されるものだと思います。近しいシーンで切磋琢磨するバンドが集結することもあれば、ジャンルは遠くても、意外な接点を持つバンド同士で予想外の化学反応を起こすこともあります。この日集まった同世代の3バンドは前者でした。繊細に紡がれるメロディと歌詞。ボーカルの存在感で聴き手を惹きつける普遍的な魅力を持ちながら、どこか一筋縄ではいかない個性を持ったバンドたちです。

210308_halo_0070.jpg
この日のトップバッターはSHE'S。現行のトレンドを大胆に取り入れたピアノロックが、暗闇に一筋の光を差すように美しい景色を描いていきます。あの頃と変わっても、心には消えない思い出が残り続ける。そんな想いを、井上竜馬(Vo)が伸びやかに歌い上げた「The Everglow」は、まるでハロに捧げるように届けた熱い一幕でした。
続く、Dear Chambersは、突風のように駆け抜けるパンクロックを展開。モリヤマの叫ぶように捲し立てるボーカルのなかで、時折のぞく優しいメロディがやたらと心に沁みます。フォーキーなメロディを紡いだ「東京」は、これからもバンドを続けていく者として夢を叫ぶ、その愚直さに彼らの矜持を感じました。
トリ前のLAMP IN TERRENは、気の置けない友人の庭だからこそ、いつも以上に奔放なステージ。重々しくダーティな「ほむらの果て」、軽やかなメロディが踊る「地球儀」。振り幅の広いパフォーマンスを経て、最後に松本大(Vo)が祈るように歌った「EYE」は、葛藤と逡巡の果てに、いかに生きるか?を導き出した、他の誰にも歌えない裸の歌でした。

そして、最後に登場したのがHalo at 四畳半。1曲目「リバース・デイ」からクライマックスのような熱量が滾ります。メンバー全員が主役となる王道のギターロック。そのなかで紡がれる寓話と現実が交錯する詞世界は、Halo at 四畳半の唯一無二の表現方法です。「この歌は悲しませるためじゃない。悲しみに抗うためにあるものだ」。そんな渡井翔汰(Vo/Gt)の言葉でつないだ「シャロン」まで、わずか4曲という短い時間でしたが、結成から9年間かけて追求し続けた美学が貫かれたステージでした。

210308_halo_0424.jpg210308_halo_0155.jpg
ご時世柄、最近はライブハウスで対バンを見る機会がぐっと減りました。この日も、緊急事態宣言下の開催にあたっては迷いもあったと思います。ただ、個人的にはハロの残り少ないライブを、ワンマンではなく、対バンで見ることができてよかったと感じました。そこには、ハロと同じ時代を歩んできた仲間たちが、その歌と言葉で伝えてくれた想いがあったから。
MCで、SHE'Sの井上は、「忘れ去られたときに音楽は死ぬものやと思います。でも、ハロの音楽はずっと胸にあるから。これからも一緒に生きていくんやろうなと思います」と言い、テレンの松本は、「あいつらが歩みを止めたあとも、必死に音楽を作っていくしかない。自分たちの人生をより良いものにしていくしかない」と言いました。ハロ自身がMCで多くを語ることはなかったけれど、共演する仲間たちが彼らの気持ちをすべて代弁していました。大きな喪失感に直面しても、人は生き続けなければいけない。それはバンドの活動休止だけに限らないことだと思います。予期せぬ別れや取捨選択の繰り返しのなかで、その手に残ったものを愛しながら、私たちは生きていく。終わっていく者と続いていく者が交差するライブハウスは、そんなメッセージを伝えてくれたような気がします。

210308_halo_0535.jpg


LIVE INFORMATION

3/25(木) TSUTAYA O-Crest
Ivy to Fraudulent Game "御伽"release tour
w:Ivy to Fraudulent Game

3/30(火) TSUTAYA O-Crest
ア・ル・カ・ラ 2マン シリーズ「KISAI 」#6 HELLO!!NEW!!WORLD!!
w:アルカラ

4/3(土) Sound Stream sakura
Halo at 四畳半 presents 佐倉に咲くLOVE(day1)
w:PULSE NOTE / Hivari / Organic Call / CULTURES!!! / QLTONE

4/4(日) Sound Stream sakura
Halo at 四畳半 presents 佐倉に咲くLOVE(day2)
w:CUTMANS / ユルグランド / アシタカラホンキ! / ポラロイズ / 明くる夜の羊 / 月がさ

4/15(木) 心斎橋BIGCAT
BIGCAT presents SPECIAL 2MAN LIVE 「crossroad」
w:後日解禁

4/24(日) Sound Stream sakura
Halo at 四畳半ONEMAN LIVE "有色彩フィルター"

5/2(日) 伊勢崎市文化会館
I ROCKS 20&21 stand by LACCO TOWER

5/9(日) TSUTAYA O-EAST
Halo at 四畳半 ワンマンライブ 「Good night,Good youth.」
※活動休止ワンマン。来場チケット完売。配信チケットあり。


【クラウドファンディング】
『"かたちのないばけもの"パッケージ化プロジェクト』
クラウドファンディング詳細はこちら
支援受付期間 : 〜3/21(日)23:59まで


LINK
オフィシャルサイト
@Haloat4johan
@haloat4johan
Official YouTube Channel
LINE公式アカウント

気になるタグをCHECK!