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2026.05.12

FRIENDSHIP.の最新楽曲を紹介!踊ってばかりの国・レイラ・Looisbosほか全20作品 -2026.5.9-

FRIENDSHIP.の最新楽曲を紹介!踊ってばかりの国・レイラ・Looisbosほか全20作品 -2026.5.9-

カルチャーの前線で活躍するキュレーター達が厳選した音楽を配信するサービス FRIENDSHIP.の新譜を紹介。 キュレーターの金子厚武とナビゲーターの奥宮みさとによるラジオ番組「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」から、今週オンエアした内容を掲載!FRIENDSHIP.がリリースした最新の音楽をいち早くチェックしよう!

New Release Digest Part 1


みさと:5月4日週にFRIENDSHIP.からリリースの新譜、全20作品の中からPart-1をダイジェストでご紹介しました。ということで、まずはFLANKRE

金子:3月にリリースした「リバーサイド」のアンサンブルを極限まで削ぎ落としたアレンジバージョンである「リバーサイド -Essential-」を作り、オリジナルの「リバーサイド」と合わせて完全版として今回リリース。

みさと:面白いですね。


金子:もともとのシングルからベーシックトラックを抜き出して再構築することで、楽曲の持つメロディー、コード、ハーモニー、歌詞という根本の部分の良さを改めて感じられるバージョンになっていると。ちょっと前からFRIENDSHIP.でTHE CHARM PARKさんのリリースが始まりましたけど、THE CHARM PARKさんもこれと近いようなことをやっていて。『Naked』というシリーズがあって、それもアレンジをそぎ落としたバージョンなんですよね。ポップ職人みたいな意味で言うと、FLANKREとTHE CHARM PARKさんはちょっと近い部分があると思うし、ソングライティングを大事にしている人だからこそのアイデアだと思うので、聴き比べてみると面白いかなと思います。

みさと:最近ミュージシャン界隈でも語られることが多くなった「曲を長く聴いてもらうことの大切さ」にも通じてくるのかなと感じました。アレンジを変えるだけで新鮮さも増しますし、「曲に対して、こんな表現もあるんだ」と解像度が上がるというか、音楽全体の楽しみ方の提示にもつながってくると思うので、すごくいい取り組みだなと感じています。既発シングルのアレンジとぜひ聴き比べていただきたいですし、今回の楽曲に関しては、音の入り方や外し方による没入感がすごいので、楽しんでいただければと思います。続いて、aioa(アイオア)。


金子:はじめましてですね。プロフィールを読むと、もともとSoundCloudにアップロードしていた自作曲を、no complyさんと、その弟のUjita Vanz Yuさん、お二人がサポートする形で今回リリースへと至っているそうです。このバックグラウンドからもわかるように、ローファイ感のあるベッドルーム・ポップ的なサウンドで、ギターの歪みの薄い鳴りとかは個人的にはたまらないものがあります。まさに1990年代のローファイな感じ。ちょっと前にm/lue.さんのFRIENDSHIP.からの初めてのリリースがありましたけど、彼女ももともとネットから出てきた人で、今はKhamai Leonの二人がサポートしてるという話をしたと思うんですけど、ストーリー的にも通じるところがある気がするし、音楽的な親和性もあるなと思いました。m/lue.さんに続いて、aioaさんも個人的に気になりますね。

みさと:作品としては、宇宙や戦争といったかなりスケールの大きい話と、日常の断片というところが一つの中に溶け込んでるんですけど、ミクロとマクロって結局はつながっているなという。どちらも私たちの生活の中に本当はあるはずのもので、ただ意識しないとそこが見えなかったり、意識をしないとその世界を想像することってできないけど、本当は"今この瞬間にある"という、その世界観が素晴らしい。サウンド感ともすごくマッチしていたかと思います。そんなPart-1からどうしましょう?

金子踊ってばかりの国の新曲を紹介しようと思います。

みさと:待ってました〜!


金子:6月24日に新しいアルバムをリリースすることが発表されまして、タイトルが『PRISM』。今回で通算10作目のアルバムになります。

みさと:記念ですね〜!

金子:僕はなんだかんだ言って、踊ってばかりの国が一番好きかも。

みさと:インタビューも長くやってこられてますしね。思い入れがあるよね。

金子:今回はアルバムからのリードトラックで、タイトルがズバリ「PSYCHE STAR」。このタイトルは踊ってばかりの国じゃないと使えないですよね。

みさと:あはは(笑)。

金子:アルバムの1曲目なんですけど、中近東的な音階が使われているのがまず印象的。あと3分半ぐらいの曲なんですけど、前半2分ぐらいがほぼインストで、後半に歌が入ってくるけど、それも音の中に埋もれてるようなミックスの、まさにサイケなサウンド感になっていて。非常に踊ってばかりの国らしいし、アルバムのイントロダクションとしてもバッチリなんじゃないかなと思いました。

みさと:最初「PSYCHE STAR」っていうタイトルを聞いて、「フロントにスポットライトを当てたくなるバンドだよね」と思ったんですけど、(聴いてみて、)「踊ってばかりの国という存在自体が『PSYCHE STAR』なんだ」というところに行き着くような、そのバランス感覚がやっぱりかっこいいなと感じました。すごくサイケで、エキゾチックな、この1曲目が収録されているアルバムがどんな作品になるのか。とにかくワクワクするような先行シングルかと思います。

New Release Digest Part 2


みさと:お送りしたのは新譜ダイジェスト、Part-2でした。まずは、金子駿平

金子:金子駿平さんはしばらくずっと弾き語りをリリースしてたんですけど、今年の1月にその集大成となるアルバムを発表していて、今回はそれ以来となる新曲。Old Shoe'sというバンドをフィーチャーして、ひさびさのバンド録音になっていて、最近は弾き語りを聴き慣れてたから、やっぱり新鮮に聴けるところもあり、いいですよね。バンドとシンガーソングライターのコラボレーションみたいなことで言うと、ちょっと前にandymoriのメンバーと長澤知之くんが一緒にALというバンドをやっていた時期があって、それもグッドタイム・ロックンロールな感じなので、曲調も含め、ちょっと通じるものがあったりして。

みさと:へ〜、聴いてみよう。

金子:この組み合わせでライブも見てみたいなと思いました。


みさと:ほぼ隔週ぐらいで金子駿平さんのアコースティックバージョンを1年以上ずっと聴かせてもらってたと思うんですけど、バンドの金子さん、めっちゃいいですね!(Old Shoe'sのボーカルの)中野さんの声質もすごくフィットしていたし、金子駿平さんの温もりのあるアコースティックから、また解き放たれて、新しい側面を見させてもらった気がしていて、引き続きやってほしい!続いて、冬山登山。アルバムです。


金子:こちらは今回の金子駿平さんとは逆にというか、ずっと弾き語りの曲をリリースしていて、それをまとめたアルバムが完成。これまでもシングルで出ていた曲は紹介していて、例のヨガのエピソードの曲だったり。

みさと:「ヨーギー」ね(笑)。

金子:「タコを断つ」だったり、ユーモラスな曲もありつつ、今回の「長い坂」みたいな比較的シリアスな曲もあったりして、まさに四畳半フォークな世界観。アルバムタイトルが『深海』で、エンジニアの中村公輔さんの自宅兼スタジオが「深海スタジオ」、そこで全曲録音したところから、たぶんこのタイトルになっていると思うんですけど、セルフライナーノーツによると「畳の部屋に置かれた組み立て式の狭い防音室の中で録っている」ということで。畳の部屋に置かれてるから、四畳半フォークではあるんだけど、でも一応防音室がちゃんとあるということで、四畳半フォークもちゃんとアップデートされてるという(笑)。

みさと:想像しただけでも面白い(笑)。「深海スタジオ」が一番似合うアーティストなんじゃないかなと思わせるようなこの質感は、玄人好みだなとも思いますし、冬山登山さんは過去作も含めて、あるあるな情景描写がうまいじゃないですか。自分たちが気づいていなかった視点を見せていただいたり、景色や情景を見ることによって気づいてしまう感情表現を、隙間産業的に合間を縫って私たちに届けてくれている感じがして、これこそオリジナリティ。素晴らしいアルバムだと思います。そんなPart-2からどうしましょう?

金子レイラの新曲を紹介しようと思います。

みさと:はじめましてさんです。


金子:FRIENDSHIP.的には初なのですが、キャリアは割と長くて、もともと2016年に横浜で結成。幾多の変遷を経て、現在は二人体制で活動中ということなので、今年が結成10周年。10周年を記念して、7月に自身最大規模のワンマンライブが渋谷クラブクアトロで開催されることが決定していると。アルバムもこの後に控えてるみたいなんですけど、そこに向けての1曲。〈まだこんなもんじゃない〉という歌詞がすごく印象的で、10年やってきて、もちろん喜びもあれば、悔しい想いもあり、まさに「まだこんなもんじゃない」という思いがきっとあって、それが楽曲にぶつけられていました。ドラムの暴れまくってる感じだったり、まさにここから飛び立っていくんだという勢いを感じさせる、レイラの10年に相応しい1曲なんじゃないでしょうか。

みさと:厚武さんがおっしゃったように、ここから飛び立っていくソングなんですよね。まだ飛んではいないんだけど、助走をつけて走ってるときって、今までのことを振り返ったり、自分のことを肯定して「行けるぞ、行けるぞ」と言い聞かせたり、自分のことを信じながら、自分と向き合って、走っていくと思うんですよ。その感じが全部ここに詰まってる1曲だなと思っていて、2分半くらいの疾走感も相まって、まさに助走ソングという感じがします。

New Release Digest Part 3


みさと:お送りしたのは新譜ダイジェスト、Part-3でした。まずはMIDORINOMARU、アルバムです。


金子:2年半ぶりのアルバムが完成しました。MIDORINOMARUはピアノとドラムの二人編成のインストバンドですけど、今回は2019年に出た4枚目のアルバム『Ready?』以来、ひさしぶりに二人だけで制作した、原点回帰的な作品になっていると。アルバムタイトルが『EENY, meeny, Miny, MOE』で、日本語で言う「どれにしようかな?」みたいな意味なんですけど、アルバムにはいろんなタイプの曲が入っていて、まさに「どれにしようかな?」で楽しめるような作品になっています。その中でも「問う」に関しては、比較的シリアスな色合いの曲で、背景として、2年半の間にNiKAさんの出産があったり、バンド15年の節目を経たりして、日々を見つめ直したんだろうなという感じがして。人生は選択の連続だったりもするから、それを聴き手に「問う」ような、シリアスなメッセージ性もちゃんと持ち合わせた作品なのかなと思います。

みさと:本当にそうですね。いろいろとライフステージが変わることによって、通り過ぎていったものをもう一度見返すタイミングだと思うので、私たちは選択をしてきて、今の生活があって、これからも選択をしていくけれど、その選択の幅は広い方がいいよねと提示してもらっているような気持ちになる作品だったと思います。続いて、AKUTAGAWA FANCLUB


金子:こちらもちょっとひさしぶりで、1年半ぶりのリリース。AKUTAGAWA FANCLUBといえば、やっぱりこのボーカル、チバユウスケ譲りのしゃがれ声はポイントの一つではあるんですけど、今回は初めてシーケンスを導入したということで、サウンドがさらに厚みを増して、暴力性も増していて。個人的にはBOOM BOOM SATELLITESの中野さんが現在やっているTHE SPELLBOUNDとか、THE SPELLBOUNDを一緒にやっている小林くんのTHE NOVEMBERSとか、そういうバンドにも通じるようなインダストリアル感であり、トランス感がより強まっていて、強烈な一曲になったなと思いました。

みさと:いい中毒性がある一曲だなと思います。没入感であったり、トリップしていく感覚が曲で味わえるのは最高だと思いますし、EPからの先行シングルということなので、ここからどういう風な曲が続いていくのか楽しみです。そんなPart-3からどうしましょう?

金子Looisbosの新曲を紹介しようと思います。Looisbosも個人的にやっぱり好きですね。4月から4ヶ月連続リリースが始まっていて、今回が2作目。Looisbosは7月に初ワンマンがあるということで、Part-2のレイラもそうでしたけど、バンドとして大事な時期で、そこに向けて、「さあ行くぞ」という状態にあると。4月にリリースされた「Lovin' Doo-be-doo」という曲から日本語詞も取り入れていて、もともとこのバンドは洋楽的なインディー・ポップの良さがあったんだけど、日本語を使うことで、さらにいろんな層に届く可能性も出てきていて。Homecomings、Laura day romanceÅlborgとか、そういうバンドが好きな人には必ず届くバンドだと思うので、この連続リリース、そしてワンマンライブを機に、リスナーの層がより広がることを期待したいなと思います。

みさと:今回セルフライナーノーツに、「シンガーソングライター風の小気味いいメロディーなので、一緒に口ずさんでいただけると嬉しいです」といただいてるんですけど、聴き手にとっての「私の曲」になりうるサウンドメイクだなと感じています。歌詞の世界観的にも、平凡に続く日常とか、だからこそじわじわと感じる戻らない存在、時間の不在がテーマになっているので、日常にスッと出てくる紅茶のような、まさにそういう曲になってるかと思います。



番組の後半は、んoonがゲストで登場!


RADIO INFORMATION

「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」

FRIENDSHIP.キュレーター達が厳選した音楽をラジオで紹介するプログラム「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」。キュレーターの金子厚武をコメンテーターに迎え、奥宮みさとと共にFRIENDSHIP.がリリースをする最新の音楽を紹介。放送時間:INTER FM 毎週土曜日25:00-25:55/ FM福岡 毎週土曜日26:00-26:55 (radikoで全国で聴取可能)



NEW Releases FRIENDSHIP.
ラジオプログラム「Curated Hour〜FRIENDSHIP. RADIO」のアフタートーク、番組の中で紹介しきれなかったタイトルを紹介。
DJの奥宮みさと、音楽ライターの金子厚武の2人でデジタル音楽ディストリビューション・プロモーション・サービスのFRIENDSHIP.から配信される新譜を中心に紹介するプログラム。



番組MC

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金子厚武
1979年生まれ。埼玉県熊谷市出身。インディーズでのバンド活動、音楽出版社への勤務を経て、現在はフリーランスのライター。音楽を中心に、インタヴューやライティングを手がける。主な執筆媒体は『CINRA』『Real Sound』『ナタリー』『Rolling Stone Japan』『MUSICA』『ミュージック・マガジン』など。『ポストロック・ディスク・ガイド』(シンコーミュージック)監修。デジタル配信サービス「FRIENDSHIP.」キュレーター。
@a2take / @a2take3

奥宮みさと
ラジオパーソナリティ/ナレーター/MC/ヨガインストラクター/酵素風呂サロンオーナー。 TOKYO FM、ZIP-FM、InterFM、FM 福岡など、ラジオパーソナリティ歴12年目。 安室奈美恵さんをはじめとするお茶の間ミュージシャンからコアなインディーズミュージシャンまで無数のインタビューを経験。コロナ前は年間200件程ライブや全国のフェスに行く現場派。野外フェスのヨガプログラムなども担当。倍音と1/fゆらぎの声を持ち、耳馴染みの良いベルベットボイスが特徴。
@_M1110_ / @11misato10

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