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2026.02.22

FRIENDSHIP.の最新楽曲を紹介!aldo van eyck・österreich・Niiiyaほか全24作品 -2026.2.21-

FRIENDSHIP.の最新楽曲を紹介!aldo van eyck・österreich・Niiiyaほか全24作品 -2026.2.21-

カルチャーの前線で活躍するキュレーター達が厳選した音楽を配信するサービス FRIENDSHIP.の新譜を紹介。 キュレーターの金子厚武とナビゲーターの奥宮みさとによるFM福岡のラジオ番組「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」から、今週オンエアした内容を掲載!FRIENDSHIP.がリリースした最新の音楽をいち早くチェックしよう!

New Release Digest Part 1


みさと:2月16日週にFRIENDSHIP.からリリースの新譜、全24作品の中からPart-1をダイジェストでご紹介しました。リリースおめでとうございます!まずはFoiさんのアルバムです。



金子:タイトルが『Rondo』ということで、これは同じ主題が何度も戻ってくる音楽の形式から取られたタイトル。「同じ場所に戻ってきたと思う瞬間があっても、気づけば自分は前より少し変わっている。そんな日々の中で見えていた景色やたくさんの出会い、その時々に揺れていた気持ちを音に残したアルバムです」というコメントも寄せていただいてますが、だからこそいろんなゲストも参加していて、「Last song (feat. Young Kee)」にはYoung Keeが参加しています。Young KeeはNabiというバンドを始めていて、NabiのベースのHagiwaraさんがもともとFoiさんの楽曲に参加しているので、そういう縁もあっての参加なのかも。Young KeeのラップとFoiさんの歌声との対比が鮮やかで、いい曲でした。

みさと:Foiさんがこのドラマチックなバラードを歌うことで、改めてその表現力の豊かさを感じさせてくれますね。そこにフックのあるYoung Keeさんのラップがどのように絡み合っていくのか。ぜひ注目して聴いていただきたいです。続いて、永井琳子さん。



金子:今回の新曲はThe Bagpipesというバンドでギターや作詞作曲を担う日高海翔さんと一緒に作った楽曲とのことです。僕、The Bagpipesはあまりよく知らなかったので、SNSを覗いてみたら、「ジャパニーズ・フォークロック・バンド」と書いてあって。

みさと:ほうほう。

金子:今回の曲を聴くと、確かにフォークの感じもありつつ、ジャズとかソウルとか、いろんなテイストが混ざっていて、その曲調が永井琳子さんの歌声をより引き立てている感じがしました。いい曲ですよね。

みさと:自分にだけ聞こえる声と言葉で自分を励ましているような曲だと思っていて。〈やられる〉という単語がすごくキーになっていて、〈やられる〉って強い言葉だけど、彼女の声を通すだけですごくマイルドになりますし、よそ行きの顔をいくつも乗りこなしてる大人に聴いてほしい曲でした。

金子:「雨宿らず」というタイトルもいいですよね。"雨宿り"じゃなくて"宿らず"。

みさと:宿らせちゃいけないぞ〜!という曲です。そんなPart-1からどうしましょう?

金子aldo van eyckの新曲を紹介しようと思います。



みさと:今回もかっこいいです!

金子:そろそろ「福岡のインディシーンを代表するバンド」と言ってもいいのではないでしょうか。去年出したアルバム以来の、ひさびさの新曲なんですけど、アルバムリリース以降はかなり精力的にライブをやっていて、東京にも頻繁に来ていた印象です。3月にもツーマンのイベントが決まっていて、大阪がQoodow、東京がthe hatchと、FRIENDSHIP.とも縁がある組み合わせだったりして。

みさと:いいですね。

金子:どちらとも相性良さそうな、いい感じのツーマンが控えつつ、今回は2曲のリリース。aldo van eyck節と言いますか、「Let-Me-Ct」の方は金属的なギターの音が鳴っていて、ハードコア〜ノーウェイヴな感じがありつつ、そこに管楽器の音が絡んでいく。そして、この絶叫。「ライブをまた観たい!」と思わせてくれる一曲だなと。深夜にオンエアするにはちょっとうるさいかもしれないですけど(笑)、ぜひ楽しんでほしいです。

みさと:aldo van eyck を聴くたび、"フリージャズ"って、自由と表現するのか、混沌と表現するかで印象がすごく変わるなと思うんですけど、今回の楽曲はより(自由と混沌の)二つの両軸が絡み合っている曲だなと。楽しさ、ワクワク、広がりという意味での自由も感じながら、その先の展開が読めない混沌さ。でも、その混沌さが、aldo van eyckの持つダークな印象とすごくマッチしていて、どちらの表現とも取れるような、彼らの楽曲の中では間口の広い楽曲になったんじゃないかなと思います。

New Release Digest Part 2


みさと:お送りしたのは新譜ダイジェストPart-2でした。リリースおめでとうございます!まずはRoronuph



金子:今回は「Attention!」という曲で、コメントを読むと、「地上に向けた、宇宙船のアナウンスをイメージした曲です。母船が着陸する轟音、聞き取れない宇宙人の話し声、エンジンの機械音など、想像をかきたてるユニークな音作りにこだわりました」ということで、全体的な印象はミニマルなエレクトロニックミュージックなんだけど、音の種類は豊富で、すごく賑やかという、両面性を感じる曲だなと。ちなみにRoronuphは元Awesome City Clubの楓幸枝さんが参加しているわけなんですけど、1月の終わりにAwesome City Clubの活動休止前の最後のライブがあって、アンコールの一番最後に元メンバーである幸枝さんと、あとベースのマツザカくんが出てきて一緒にやるという、非常にエモいシーンがありまして。

みさと:そうか...。

金子:幸枝さんはソロもやるし、Roronuphもやるし、ちょっと前の実質的なCONTRASTZの初ライブでも、ドラムを叩いていたりして。いろんな活動を続けてきたら、こんな日があるんだなと、本当にグッとくる日でした。それも含め、Roronuphを改めて紹介したいなと思って。

みさと:Roronuphでも楓幸枝さんがいることによって、どんどんライブのクオリティ上がりそうですよね。

金子:YouTubeにライブ動画も上がってるんですけど、面白かったですよ。

みさと:この曲が流れた瞬間のライブハウスは宇宙空間になるんだろうなと思わせる、すごくコンセプチュアルな一曲で、自己紹介的なパーティーソングになったらいいなという一文もいただいているので、まさに世界観を意識した、名刺代わりの一曲になっているんじゃないでしょうか。続いて、放課後ホタル。EPリリースです。



金子:今回は『栽培菜 -Side By Side-』というタイトル。放課後ホタルは島根と横浜に在住の設楽ナギさんと根菜さんが基本リモートで活動しているんですけど、今回に関しては主にボーカルレコーディングの工程を二人で現場で行うという初の試みがコンセプトだったそうです。『栽培菜』の「菜」は野菜の「菜」で、根菜のボーカルを栽培する、育てるという意味と、"Side by side"、そばで一緒に作るという、ダブルミーニングのタイトルになっています。放課後ホタルはずっと作品を聴かせてもらってて、毎回職人的なポップソングを作るなと思うんですけど、色々新しい試みもしていて、今回も生音を大事にしたり、逆に打ち込みを生音に近づけて使ってみたり、いろんなチャレンジをしていく中で、放課後ホタル自体がどんどん育っている、栽培されているという感じがしました。

みさと:放課後ホタルは"遠距離系ポップユニット"と銘打っているわけなんですけど、今回は実際に会って一緒に制作した作品になっているので、離れていてもできていた二人が、同じ空間にいたらどうなっていくのか、というところも感じられると思います。同じ植物でも育て方によって味わいが変わると思うんですよね。どっちが良い悪いではなく、いろいろ実験的な試みや、二人の音楽に対する探究心、お互いをどう育てていくのか、そして真ん中にある放課後ホタルをどう育てていくのか。そんな思いがたくさん詰め込まれた作品になっていると思います。

金子:コメントで「一緒にバスケ筋トレをして高め合ったりできた」とも書いてあって。そういう二人の関係性を連想させるのもいいですよね(笑)。

みさと:いいよね!音楽に直結するかはわからないようなことかもしれないけど、心を一緒にどう動かしたかというのが、芸術においては必要な瞬間だと思うので、きっとこの筋トレも必要だったのでしょうね(笑)。そんなPart-2からどうしましょう?

金子österreichの新曲を紹介しようと思います。こちらはミニアルバムが完成しました。



みさと:おめでとうございます!

金子:the cabsが活動を再開して、去年はめちゃめちゃ盛り上がったんですけど、そのツアーを経て、österreichがひさびさに新曲をリリースして、6曲入りのミニアルバムが完成。メンバーにはcinema staffの飯田くんや三島くん、元ハイスイノナサの鎌野さん、ドラマーがDALLJUB STEP CLUBのGOTOくん、LITE の山本さんなど、FRIENDSHIP.と関わりが深い人たちも参加している作品になっています。リード曲の「still sane」は、ミニアルバムの一番最後に入っているバラードナンバー。飯田くんの歌がやっぱりいいし、Gecko&Tokage Parade のメンバーで、ソロはFRIENDSHIP.から出してる佐藤航さんのエレピがすごく印象的。これまで先行でリリースされてきたのは割とロックな曲だったんですけど、今回の曲は結構ムーディーな感じ。作品の締め括りにふさわしい一曲だったなと思います。

みさと:エレピが入るだけで、こんなにも世界観が変わるんだなと。すごく耳に残る音で、繊細な気持ちや揺れ動く様子といった表現に、とてもフィットしている印象。でも、重ためなリズムはしっかり健在。天と地をつなぐような、私たちの手だけでは作り上げられない空間づくりがösterreichは本当に得意だなと。声の透明感もすごく洗練されていますし、飯田くんならではのボーカル力も味わっていただきたい一曲です。

New Release Digest Part 3


みさと:お送りしたのは新譜ダイジェストPart-3でした。リリースおめでとうございます!はじめましてさん、THE DO DO DO's(ザドゥードゥードゥーズ)。



金子:プロフィールを読んでみると、「はるか800光年先Sgt.Pepper's(サージェントペパーズ)星から千葉県に不時着したベースレス3ピースバンド。ヒノ・ヨーコ(Gt.Vo)、クハラディ・クハラダ(Gt.Vo)、アオイマジン(Dr)『ロックンロールで地球侵略!』を掲げ、日々各所に不時着中」と。

みさと:大丈夫?こういう設定にして、今ゆうこりんとか困ってるよ(笑)。

金子:でも、このプロフィールからバンドのキャラクターは伝わりますよね(笑)。去年の3月からサポートを務めていたドラムのアオイマジンさんが12月に正式加入することが発表されて、今回は3人でのファーストフルアルバム。曲を聴いてみると、さっきのプロフィールほどThe Beatlesな感じはなかったけど、ベースレスを感じさせない厚みのあるギターサウンドが印象的。ガレージロック的な側面があって、ライブは賑やかで楽しいだろうなと連想させる作品になっていました。

みさと:ユーモアを味わえるような歌詞で、サウンドからも一聴して、初めての方でも巻き込まれるような、巻き込み力のあるバンドなんだろうなと想像できる音の鳴らし方でしたね。ツアーも春先まで決まっているようなので、詳しい情報はぜひウェブサイトやSNSなどご覧になってください。

金子:3月20日に福岡でもやるみたいですね。

みさと:そして、ライブといえば!日本武道館公演が決まっているTENDOUJI



金子:FRIENDSHIP.からはひさびさのリリースで、「おかえり」な感じもありつつ、今おっしゃったように、2027年2月に日本武道館で単独公演を開催することを発表しています。

みさと:これは楽しみでなりません。

金子:今はそこへ向けて動き出していて、今回は1年2ヶ月ぶりの新曲。思い出野郎Aチームのホーン隊を迎えた一曲です。TENDOUJIは11月に武道館公演を発表して、12月にアジアツアーを回っていたんですけど、今回の新曲はオリエンタルな旋律が印象的だったので、もしかしたらアジアツアーがインスピレーション源になって、こういう曲が生まれたのかな、なんて想像したりもしました。

みさと:武道館が決まったから、奇をてらって...というのもあまりせずに、「TENDOUJIだよね。変わらないよね」というのが彼らの良さだなとも思っていて。

金子:このタイミングだったらハイテンションな曲を出しそうだけど、意外とそうでもないというのもいいですよね。

みさと:ね!割とノスタルジックで哀愁漂うような。タイトルも「TiredSun」、けだるそうな夕陽というね。ロマンチックな感じ。変わらないことを守ってくれているTENDOUJIの強みが、1年かけてどんなライブになっていくのかも含めて、味わっていただければと思います。そんなPart-3からどうしましょう?

金子Niiiyaの新曲を紹介しようと思います。



みさと:ひさしぶりだね〜。

金子:一度番組にも遊びに来てくれましたけど、福岡で結成された3人組です。新曲としては約2年ぶり、2026年にギターのケイタロウさんが新メンバーとして加入して、新体制で初となる新曲が今回の「パーフェクトブルー」。リリース日の2月18日は「Niiiyaの日」なので、このタイミングもいいですよね。作曲・サウンドプロデュースに多保孝一さんを迎えていて、多保さんはいろんなメジャーのアーティストにもプロデュースで関わられている方なので、バンドとしての成長に加えて、こうやってプロデューサーを迎えたことによって、これまで以上に洗練された楽曲になっていました。ただ「パーフェクトブルー」というタイトルにもあるように、この2年というのは試行錯誤の時間もきっと長くて、そのブルーな気持ちが曲に表れているし、でもその一方で、いつも空は青く、包み込んでくれるようなところもあり、そういう二面性を閉じ込めた一曲になってるかなと思います。

みさと:多保さんらしい強さと疾走感のあるサウンド感だなと思っていて、曲としての完成度の高さも感じられるんですけど、やっぱり歌詞はNiiiyaだなと。「未熟で未完成な切っても切り離せない『青』にフォーカスを当てて歌詞を綴りました」という一文もいただいているんですけど、純度MAX。今の青を堪能できますし、サウンドの強さと裏腹に今の彼女たちにしか作れない言葉がシンプルにストレートに乗っているってすごくスペシャルなことだなと思います。アンナさんの素晴らしい声に乗せて、どういうふうに、どこまで届いていくのか、見守っていきたいと思います。

番組の後半はEnfantsがゲストで登場!



RADIO INFORMATION

FM 福岡「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」

fmgfukuoka_curatedhour_logo_ok_2204.jpg FRIENDSHIP.キュレーター達が厳選した音楽をラジオで紹介するプログラム「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」。キュレーターの金子厚武をコメンテーターに迎え、奥宮みさとと共にFRIENDSHIP.がリリースをする最新の音楽を紹介。放送時間:毎週土曜日 26:00~26:55 放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)



NEW Releases FRIENDSHIP.
FM福岡で毎週水曜日の26:00~26:55まで放送中のラジオプログラム「Curated Hour〜FRIENDSHIP. RADIO」のアフタートーク、番組の中で紹介しきれなかったタイトルを紹介。

DJの奥宮みさと、音楽ライターの金子厚武の2人でデジタル音楽ディストリビューション・プロモーション・サービスのFRIENDSHIP.から配信される新譜を中心に紹介するプログラム。



番組MC

kanekoatsutake_20210528.jpg金子厚武
1979年生まれ。埼玉県熊谷市出身。インディーズでのバンド活動、音楽出版社への勤務を経て、現在はフリーランスのライター。音楽を中心に、インタヴューやライティングを手がける。主な執筆媒体は『CINRA』『Real Sound』『ナタリー』『Rolling Stone Japan』『MUSICA』『ミュージック・マガジン』など。『ポストロック・ディスク・ガイド』(シンコーミュージック)監修。デジタル配信サービス「FRIENDSHIP.」キュレーター。
@a2take / @a2take3

1697255226457.jpg奥宮みさと
ラジオパーソナリティ/ナレーター/MC/ヨガインストラクター/酵素風呂サロンオーナー。 TOKYO FM、ZIP-FM、InterFM、FM 福岡など、ラジオパーソナリティ歴12年目。 安室奈美恵さんをはじめとするお茶の間ミュージシャンからコアなインディーズミュージシャンまで無数のインタビューを経験。コロナ前は年間200件程ライブや全国のフェスに行く現場派。野外フェスのヨガプログラムなども担当。倍音と1/fゆらぎの声を持ち、耳馴染みの良いベルベットボイスが特徴。
@_M1110_ / @11misato10

LINK
FM福岡「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」 FRIENDSHIP.

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