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2026.02.08

FRIENDSHIP.の最新楽曲を紹介!Enfants・DENIMS・んoonほか全22作品 -2026.2.7-

FRIENDSHIP.の最新楽曲を紹介!Enfants・DENIMS・んoonほか全22作品 -2026.2.7-

カルチャーの前線で活躍するキュレーター達が厳選した音楽を配信するサービス FRIENDSHIP.の新譜を紹介。 キュレーターの金子厚武とナビゲーターの奥宮みさとによるFM福岡のラジオ番組「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」から、今週オンエアした内容を掲載!FRIENDSHIP.がリリースした最新の音楽をいち早くチェックしよう!

New Release Digest Part 1


みさと:2月2日週にFRIENDSHIP.からリリースの新譜、全22作品の中から、Part-1をダイジェストでご紹介しました。リリース、おめでとうございます!まずは今週唯一のはじめましてさんです。fifi léger(フィフィレジェ)。



金子:「詩情あふれるリリックと儚さと温もりが共存するドリーム・ポップの気鋭」ということで、作詞家としても高く評価されています。先日、FRIENDSHIP.から初めてのリリースがあったTHE CHARM PARKさんだったり、大橋トリオ & THE CHARM PARK、V6、南波志帆さん、赤い靴とか、いろんな方に歌詞を提供している方でもあります。

みさと:すごい。

金子:今回の曲に関しては、「ドリーム・ポップ」という言葉が出ているように、ゆったりとした歌と柔らかな音像が特徴ですね。曲のタイトル「lost n found」の通り、喪失と再生をゆっくり描きながら、最後に〈きっと大丈夫だよ〉という言葉が来ることによって、それがスッと入ってくるというか。ただ〈大丈夫だよ〉と言われてもなかなか入ってこなかったりするけど、そこまでの描き方が上手くて、さすが作詞家としても活躍されている方だなという感じがしました。

みさと:本当にいい歌詞でしたね。セルフライナーノーツをいただいていまして、"心は時々自分に嘘をつく。「大丈夫だよ」と言いながら、涙が出てきたり。「楽しかった」と言いながら、ぐったり疲れていたりする。そういった人生を生き抜くために身に付けた大人の術でもあるけれど、そんな時に一度立ち止まりたくてこの曲を作った"と。"大人の術"は良し悪しで語れないものだけど、その渦中の息苦しさを認めながらも、スッと距離を取らせてくれるような作りになっているなと。声が近いボーカリゼーションで、その囁きと息遣いに合わせるようにこちらの呼吸も整っていくような一曲になっています。続いて、SNJO



金子:ひさしぶりのリリースで、この名義では3年ぶりの新曲。2020年からTsudio Studioとのユニット、光学でも活動していて、そっちのリリースはありましたけど、ソロではひさびさです。セルフライナーノーツを読むと、"世界がゆっくりと変わっていく中で、それでも手放さずにいたい感覚についての曲。孤独や行き場のなさを抱えながらも、サウンドはあえて高揚感のある方向に振っている"ということで。SNJOさんはエレクトロニックな音楽を作るんだけど、シンガーソングライター的な心情や気持ちの表現がひとつの持ち味で、今回の曲はまさにその持ち味が出ている曲だったと思います。

みさと:全体的な美意識を常に感じさせるサウンドメイクで、ループするような没入感と、耳に留まるフックとなる音の使い方は、相変わらずかっこいいなと思います。自分自身や聴き手の心と向き合っていけるような、言葉の選び方が本当にお上手だと感じました。そんなPart-1から、どうしましょう?

金子Enfantsの新曲を紹介しようと思います。

みさと:Enfantsファンの皆様、お待たせいたしました。アルバムがリリースです!



金子:遂にですね。Enfantsはこれまでメディアへの露出は多くなく、ライブを軸に活動を始めて、2023年から2024年にかけて『Q.』、『E.』、『D.』という3作のEPを出し、昨年はワンマンや自主企画含め、かなりライブをやっていて、どんどん活動範囲を広げ、遂にファーストアルバムと。

みさと:おめでとうございます!

金子:これまでに出してきた曲も厳選して収録しつつ、去年アメリカのSXSWに出たときに現地でレコーディングをした新曲も収録。これまでプロモーション稼働は限定的だったけど、今回はアルバムなので、プロモーションも結構行うそうです。なので!この番組にも、来週・再来週と松本大くんが来てくれます!

みさと:楽しみです!

金子:ということで、アルバムについてはご本人にじっくり語ってもらおうと思うんですけど、リードトラックの「HYS」は一番最初に出た『Q.』に収録されていた曲で、すでにライブでは人気の曲。リリース当時はあまりプロモーション活動をしていなかったので、このタイミングで改めてリード曲にしていると。Nirvanaライクなかっこいい曲です。

みさと:松本くんがゲストに来た際には、経験から生まれたアルバムのサウンドメイクであったり、アルバムのテーマである"引きこもりの賛歌"、その内省的で、自問自答していった先に生まれた言葉についてなど、語っていただこうかなと思っています。やっぱり松本くんの叫び声って、言葉や形にならなかった想いを解放する力があるなと思っていて、この曲でも、そのシャウトを味わってほしいですね。

New Release Digest Part 2


みさと:お送りしたのは新譜ダイジェストPart-2でした。リリース、おめでとうございます!まずはYAKAの新曲です。



金子:YAKAはソウル、ファンク、ディスコを基盤とする6人組バンドで、特に女性ドラムボーカルのojiさんの存在が...「ojiさん」って言うと、なんかね(笑)。

みさと:「おじさん」っぽいけどね(笑)。

金子:これ、絶対よく言われてるんだろうな(笑)。

みさと:おじさん味は一切ない(笑)、透き通った歌声ですよね。

金子:今回の曲は「Funkin For The Music」というタイトルで、まさにファンクナンバー。ちなみにファンクのめちゃくちゃかっこいい「おじさん」であるBruno Marsのニューアルバムが今月末にリリースされるので、また改めてヴィンテージなファンクの盛り上がりが生まれそう。なので、YAKAみたいなバンドもまた盛り上がりが生まれるんじゃないか、という期待も込めつつ、ご紹介したいなと思いました。

みさと:このファンクにあどけない女性の声は、ちょっとThe Jackson 5味もあるね、なんて話を以前もしましたけど、彼女たち6人だからこそのステージの華やかさがすごく想像できるので、ぜひライブにも足を運んでいただきたいバンドです。続いて、水中スピカ。



金子:今回の新曲は初めてピアノを主軸とした楽曲。水中スピカというと、千愛さんがタッピングをしながら弾くギターのイメージが強いですけど、セルフライナーノーツを読むと、幼少期からピアノ曲ばかり聴いていて、音楽性の形成においてピアノの存在はとても大きいということで、ルーツにある要素を解放した曲でもあるようです。だからこそ、プログレとかマスロック的な雰囲気がこれまで以上に感じられたりもして、5分半ぐらいあるんですけど、水中スピカらしい構築美が今回も発揮されていて。新鮮かつ、でもとても水中スピカらしい曲でもある、という仕上がりだったと思います。

みさと:セルフライナーノーツで、"誰しもが無意識にも発明家であり、新しいものを生み出すことに躊躇しない毎日が送れる事を願ってこの曲を作りました"といただいています。"意図せず新しいものを生み出せる"ということは、生きてきた中で培ってきたものを使って、何かを生み出すことでもあると思うので、幼少期から実はピアノの曲ばかり聴いてきたということも、自然と発明に繋がってくる大事な1ピースになっているとも思います。まさに発明と言える、二転三転四転するような、読めないプログレ感。「361°」というタイトルの意味を考えながら味わっていただきたいです。そんなPart-2からどうしましょう?

金子DENIMSの新曲を紹介しようと思います。DENIMSも結構ひさしぶりで、約1年半ぶりの新曲のリリース。東名阪の2マンツアーが始まっていて、金曜日が奇妙礼太郎BANDと大阪で、このあと名古屋がYONA YONA WEEKENDERS、東京がTHE BAWDIES。

みさと:最高すぎる。



金子:そんな中での新曲リリース。今回はサンプリングだったり、ブレイクビーツの要素が入りつつ、一方でサビではディストーションギターが入っていたりと、新しい要素が詰め込まれた曲。資料には「The Go! TeamとThe Smashing Pumpkinsを合わせたような」と書いてあったりして、それもわかるなと思いつつ、個人的にはThe Flaming Lipsだったり、あとEelsの「Last Stop: This Town」という名曲があるんですけど、それがリファレンスっぽいなと思って。

みさと:そうなんだ!

金子:DENIMSのルーツが改めて垣間見えるような一曲になっているかなと思います。

みさと:「おかしなやつばかり」というタイトルなんですけど、DENIMSって<大好き>とか<ありがとう>をそのままの言葉では伝えないけど、その言葉の温もりを歌詞の中で表現するのが、釜中くんって得意だなと思っていて。DENIMSらしさがしっかり歌詞の中に表れつつも、サウンドとしてはすごく挑戦が詰まっている曲で、古参ファンにも喜んでもらえるような一曲であり、新しいファンの方にも楽しんでもらえるようなサウンドになっているのではないでしょうか。

New Release Digest Part 3


みさと:お送りしたのは新譜ダイジェストPart-3でした。リリース、おめでとうございます!まずはポニーのヒサミツ



金子:Part-3は動物絡みでまとめた感があるんですが、まずはポニーから始めます(笑)。

みさと:始めましょう。

金子:今回は「百鬼、夜を行け(feat.kiss the gambler)」というタイトルで、"百鬼夜行"をバラしたタイトルになっているわけですけど、ご本人のコメントで"自分の楽曲史上最も壮大でドラマチックな楽曲で、演奏してる人にはThe BandとかThe Beatlesを意識してもらった"という言葉もあって、まさにという感じがする。さらにはkiss the gamblerさんがフィーチャリングで参加していて、彼女に歌をお願いしたら、「島の民謡感があったのでそれを意識しました」と言われてデータが返ってきて、もともとポニーのヒサミツ自身は意識してなかったらしいんですけど、間違いなくその感じがありました。くるりの「宿はなし」とかも思い出すような、ポニーのヒサミツ的には新鮮な一曲だなと思います。

みさと:お一人で完結できる制作スタイルだからこそ、今回の参加人数の多さを見ると、制作方法もかなり変わっていったんだろうなと思いました。最後にみんなで声を合わせる、あのファンファーレでトランペットが鳴るエンディングも含めて、とてもドラマチックでしたし、新しい扉を開きながら、これまでの制作スタイルも大切に守りつつ作っていった、仲間と一緒にワンチームでやってきた感じがすごく伝わってくる作品だったと思います。続いて、猫戦がアルバムリリースです。



金子:こちらは猫ですね。今週のリリースは基本的には2月4日の水曜日なんですけど、猫戦に関しては2月2日のリリース。ニャンニャンの日。

みさと:そして、「猫の日」である2月22日には毎年恒例のパーティーが控えていると。今月は猫戦にとって忙しいですよね。

金子:「物語」に関しては、7分以上のスケール感ある楽曲で、コメントを読むと、「物語」は珍しくリファレンスがあって、Earth, Wind & Fireの「That's The Way Of The World」をリファレンスにしたと。それもわかるなと思いつつ、もうちょっと最近の人で言うとClairo的なレトロソウルの感覚もすごく感じられて、めっちゃいい曲だったなと思います。

みさと:長い期間かけて作ったアルバムだからこそのセピアな感じがレトロにも通じてくるのかなと思いながら聴かせてもらいました。原田さんご自身の人生と、猫戦というバンドで何を表現したいのかが、地続きで繋がっていったんじゃないかなと想像できるような曲になっていました。スウィートでソウルなところも、彼女の歌声ととてもフィットしていました。そんなPart-3からは、どうしましょう?

金子んoonの新曲を紹介しようと思います。



みさと:次の動物は羊です!

金子:んoonは4月にアルバムをリリースすることが発表されていて、アルバムのタイトルが『Zoo』と。

みさと:ということは、『Zoo』に収録されるアルバムの中には、ウサギとかイヌとか出てくるんですかね?

金子:すでに1曲、昨年リリースされてる曲がありまして。

みさと:なんだっけ?

金子:「HEBITORA」。

みさと:2つも出た!ヘビもトラもいた。

金子:ちなみに「HEBITORA」のミュージックビデオがちょっと前に公開されていて、生成AIを使ってるんですけど、それはウサギが主人公で。

みさと:そうなんだ。

金子:なぜウサギなのか、積島さんとMVの監督との対談がオフィシャルのホームページに載っていて、それも面白かったです。

みさと:面白そう〜。チェックですね。

金子:なので、これからどんな動物が出てくるのか楽しみですけど、今回は「HITSUJI」。んoonはフューチャー・ソウルみたいな、よりモダンな側面もある一方で、今回はわりと1980年代風のソウルやR&B、そこから影響を受けた1990年代J-POP、みたいな感じがある。なんだけど、細かい構成要素を聴いていくと、やっぱりどれも普通じゃない。スタンダード感もあるんだけど、やっぱりちょっと歪な、今回もんoon節だなと思いました。

みさと:羊は入眠するときに脳内に登場させる動物のイメージがあるじゃないですか。〈まぶたにとらえた景色〉なんてリリックも出てくるので、夢の中で囁かれているような、回想シーンのような、くもったドリーミー感もあって、寝る前・寝たとき、どんな気持ちになるのか想像しながら聴いてみてください。

番組の後半はRol3ertがゲストで登場!



RADIO INFORMATION

FM 福岡「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」

fmgfukuoka_curatedhour_logo_ok_2204.jpg FRIENDSHIP.キュレーター達が厳選した音楽をラジオで紹介するプログラム「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」。キュレーターの金子厚武をコメンテーターに迎え、奥宮みさとと共にFRIENDSHIP.がリリースをする最新の音楽を紹介。放送時間:毎週土曜日 26:00~26:55 放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)



NEW Releases FRIENDSHIP.
FM福岡で毎週水曜日の26:00~26:55まで放送中のラジオプログラム「Curated Hour〜FRIENDSHIP. RADIO」のアフタートーク、番組の中で紹介しきれなかったタイトルを紹介。

DJの奥宮みさと、音楽ライターの金子厚武の2人でデジタル音楽ディストリビューション・プロモーション・サービスのFRIENDSHIP.から配信される新譜を中心に紹介するプログラム。



番組MC

kanekoatsutake_20210528.jpg金子厚武
1979年生まれ。埼玉県熊谷市出身。インディーズでのバンド活動、音楽出版社への勤務を経て、現在はフリーランスのライター。音楽を中心に、インタヴューやライティングを手がける。主な執筆媒体は『CINRA』『Real Sound』『ナタリー』『Rolling Stone Japan』『MUSICA』『ミュージック・マガジン』など。『ポストロック・ディスク・ガイド』(シンコーミュージック)監修。デジタル配信サービス「FRIENDSHIP.」キュレーター。
@a2take / @a2take3

1697255226457.jpg奥宮みさと
ラジオパーソナリティ/ナレーター/MC/ヨガインストラクター/酵素風呂サロンオーナー。 TOKYO FM、ZIP-FM、InterFM、FM 福岡など、ラジオパーソナリティ歴12年目。 安室奈美恵さんをはじめとするお茶の間ミュージシャンからコアなインディーズミュージシャンまで無数のインタビューを経験。コロナ前は年間200件程ライブや全国のフェスに行く現場派。野外フェスのヨガプログラムなども担当。倍音と1/fゆらぎの声を持ち、耳馴染みの良いベルベットボイスが特徴。
@_M1110_ / @11misato10

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