2024.01.24
音楽だけでなく、どのカルチャーも共通点やつながりがあるということをコンセプトにしているSENSA。INTERVIEWシリーズ「Highlighter」では、アーティストはもちろん、音楽に関わるクリエイターにどのような音楽・カルチャーに触れて現在までに至ったか、その人の人となりを探っていく。Vol.193は、ODD Foot Worksのギター/サウンドプロデューサーとしても活躍する有元キイチを取り上げる。
ODD Foot Worksとは別の世界線の表現として、このたびソロ名義で1st EP『Tama,Tokyo』をリリース。地元である多摩の風景と向き合った今作には、タイムレスでメロウ、そして人間味に満ちあふれたポップスが詰まっている。
ジョン・レノン『John Lennon/Plastic Ono band(ジョンの魂)』。昔から好きな曲がたくさん入ってます。 ミックスとか曲作りとかを自分でやるようになって聴くと、また別の楽しさがあって。なんでこういう音にするんだろう?っていうエゴを読んで聴くと、 時代を変えたのも納得のアルバム。
Kanye West『ye』。"I hate being Bi-Polar it's awesome"内容はこのひと言に要約されてると思います。京急線の品川で聴き始めると、 ピッタリ羽田空港に着く時に全曲聴き終わります。 その時に目を瞑ると青い円盤が見えます。 カニエさんが乗ってきた飛行船だと思います。
この先、 世界的な音楽家になると思ってるのですが、 家に忘れ物をして外に出ると、 遠くに行くほど戻るのがめんどくさくなります。 内側に思い残すことが無いように、 地元のことを歌いました。 土地の記憶という第六感で音楽的な会話ができるメンバーを集めたら、 ほとんどの参加メンバーが多摩の人になっていました。
結局何度も見返している好きな映画は、宇宙人出てくるやつが多いです。 いつか映画音楽を作ると思います。
「淀五郎」 という演目だったのですが、 音楽家として生きている自分にも勇気を貰えるような作品でとても感動しました。
有元キイチ「Tama,Tokyo」
2024年1月24日(水)
試聴はこちら
有元キイチ
1995年生まれ、東京都多摩市出身の音楽家。
多様なジャンルを横断するヒップホップグループ、ODD Foot Worksのギター/サウンドプロデューサーとして2017年にデビュー。以降、グループでの独創的かつ大衆性にも富んだ音楽像を担うキーパーソンとなる。個人としては佐藤千亜妃(きのこ帝国)のサウンドプロデュースを手がけるなどコンポーザー/プロデューサーとしても活躍の幅を広げる。2021年12月に有元キイチ名義で初のソロライブを開催。深淵なメロウネスをたたえた未発表の新曲群を体現し、ソロアーティストとして新たな可能性を提示した。
2022年3月、三浦透子「私は貴方」の作詞、作曲、編曲及びサウンドプロデュースを手がけ、各方面で称賛される。2023年4月にシンガーソングライターとして1stシングル「0110」をリリース。
@keacharimoto
FRIENDSHIP.
ODD Foot Worksとは別の世界線の表現として、このたびソロ名義で1st EP『Tama,Tokyo』をリリース。地元である多摩の風景と向き合った今作には、タイムレスでメロウ、そして人間味に満ちあふれたポップスが詰まっている。
活動を始めたきっかけ
6年間くらいODD Foot Worksのコンポーズ、 ギタリスト、 プロデュースなど、 音楽の仕事をしてきた中で、 ある種の型が出来てきて。 その型を破って新しい音楽を作りたいという気持ちが芽生え、 ソロ活動を始めました。影響を受けたアーティスト
ゆらゆら帝国『Sweet Spot』。小学生の頃に出会って、 このアルバムは何回聴いたかわからないです。 当時『はねるのトびら』のOP もゆら帝だったりして、 世代なのかもしれません。 地元の幼馴染と組んでた3ピースバンドでYouTube にカバー動画をあげたりしてました。 「発光体」 の動画、見たことある人もいると思います。ジョン・レノン『John Lennon/Plastic Ono band(ジョンの魂)』。昔から好きな曲がたくさん入ってます。 ミックスとか曲作りとかを自分でやるようになって聴くと、また別の楽しさがあって。なんでこういう音にするんだろう?っていうエゴを読んで聴くと、 時代を変えたのも納得のアルバム。
Kanye West『ye』。"I hate being Bi-Polar it's awesome"内容はこのひと言に要約されてると思います。京急線の品川で聴き始めると、 ピッタリ羽田空港に着く時に全曲聴き終わります。 その時に目を瞑ると青い円盤が見えます。 カニエさんが乗ってきた飛行船だと思います。
注目してほしい、自分の関わった作品
有元キイチ『Tama,Tokyo』。地元の思い出から今の自分まで、 解像度が高いセルフポートレートを目指して作りました。この先、 世界的な音楽家になると思ってるのですが、 家に忘れ物をして外に出ると、 遠くに行くほど戻るのがめんどくさくなります。 内側に思い残すことが無いように、 地元のことを歌いました。 土地の記憶という第六感で音楽的な会話ができるメンバーを集めたら、 ほとんどの参加メンバーが多摩の人になっていました。
今後挑戦してみたいこと
今回はピアノ主体でEPを作ったのですが、 ギター主体のアルバムも作りたいです。カルチャーについて
触れてきたカルチャー
映画好きです。『エボリューション』『パラサイト』『インデペンデンス・デイ』...。結局何度も見返している好きな映画は、宇宙人出てくるやつが多いです。 いつか映画音楽を作ると思います。
今注目しているカルチャー
この前末廣亭で初めて、 神田伯山さんの講談を拝見しました。「淀五郎」 という演目だったのですが、 音楽家として生きている自分にも勇気を貰えるような作品でとても感動しました。
RELEASE INFORMATION
有元キイチ「Tama,Tokyo」
2024年1月24日(水)
試聴はこちら
PROFILE
有元キイチ
1995年生まれ、東京都多摩市出身の音楽家。
多様なジャンルを横断するヒップホップグループ、ODD Foot Worksのギター/サウンドプロデューサーとして2017年にデビュー。以降、グループでの独創的かつ大衆性にも富んだ音楽像を担うキーパーソンとなる。個人としては佐藤千亜妃(きのこ帝国)のサウンドプロデュースを手がけるなどコンポーザー/プロデューサーとしても活躍の幅を広げる。2021年12月に有元キイチ名義で初のソロライブを開催。深淵なメロウネスをたたえた未発表の新曲群を体現し、ソロアーティストとして新たな可能性を提示した。
2022年3月、三浦透子「私は貴方」の作詞、作曲、編曲及びサウンドプロデュースを手がけ、各方面で称賛される。2023年4月にシンガーソングライターとして1stシングル「0110」をリリース。
LINK
@keacharimoto@keacharimoto
FRIENDSHIP.