SENSA

2023.08.09

実力派4人がUSインディーやルーツミュージックの

実力派4人がUSインディーやルーツミュージックの"ときめき"を抽出「Tocago」-Highlighter Vol.180-

音楽だけでなく、どのカルチャーも共通点やつながりがあるということをコンセプトにしているSENSA。INTERVIEWシリーズ「Highlighter」では、アーティストはもちろん、音楽に関わるクリエイターにどのような音楽・カルチャーに触れて現在までに至ったか、その人の人となりを探っていく。 Vol.180はシンガーソングライター・沖ちづるが2020年に結成した4人組バンド・Tocagoを取り上げる。
ライブ始動したのは昨年ながら、キャリアを持つメンバーが集結しただけあって、その実力は折り紙つき。1st EP『Wonder』は、昨今のUSインディーに流れるような生々しさと緊張感のあるサウンドを追求し制作された。


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活動を始めたきっかけ
沖ちづる(Vo/G):元々16歳位から弾き語りをはじめて、23歳くらいまではシンガーソングライターとして活動をしていました。制作において自分の中で葛藤があり、音楽を離れようかと思っていたのですが、自分のまだ試せていなかったこととして、一度バンドを組んでみようと決めました。
ベースの礒部智が参加してからは、彼がメンバーを探してきてくれ、今の素敵な4人が集まりました。

影響を受けたアーティスト
Big Thiefです。最初はYouTubeでTiny Deskのライブ映像を観たのがきっかけだったかと思います。私がTocagoを始めたのも、彼らの音楽が大きな影響のひとつとなっています。
コロナで中止された2020年の公演から、2022年の再演が決まるまで待ち遠しくて、結局ひとりで東名阪のライブツアーを追いかけてしまいました。ファンです。



礒部智(B)Laura Marlingの『Semper Femina』。Tocagoを始めた時に良く聴いていたアルバムです。Laura Marlingのカリスマ性とBlake Millsプロデュースによる生々しい楽器の音、弦の振動を肌で感じられるからこそのグルーヴ感が合わさった素敵な作品です。



注目してほしい、自分の関わった作品
:「Wonder」です。1st EP『Wonder』の収録曲の中では、いちばん付き合いの長い曲になります。ライブでもかなり安定した演奏が出来るようになってきて、そういう意味でも心の支えの一曲です。



今後挑戦してみたいこと
:ツアーをしたいです。国内も海外も!

カルチャーについて

触れてきたカルチャー
:楽曲制作においては、様々な映画や本が根源となり作ることが多いです。映画はMARVEL作品から曲を作ることもありますし、ブレッソンやベルイマンなどの宗教的な映画監督の作品から発想を広げることも多いです。

本に関しては、ポール・オースターが一番影響を受けた作家かな〜と思います。



今注目しているカルチャー
:私は今のところ車の運転免許は保有していないのですが、手漕ぎボートの操縦にはかなり定評があります。オールを無心で漕いで、波の揺れを感じるのが好きです。ライブが落ち着いたら、湖に行きたいです。

RELEASE INFORMATION

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Tocago『Wonder』
2023年8月9日(水)

試聴はこちら

PROFILE

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Tocago
メンバーは、沖ちづる(Vo/G)、森飛鳥(G/いーはとーゔ)、礒部智(B/ayU tokiO、Puné Loi、KiQ)、礒部拓見(Dr/South Penguin、Guiba)。
東京都で活動するインディーロックバンド。 2020年に結成し、2022年よりライブ活動を行う。USインディーロックやルーツミュージックなどさまざまな音楽性を踏襲し、陽気さと内省的な視点を持ち合わせた唯一無二の4人組。

LINK
@Tocagomusic
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