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2025.04.24

【読むラジオ】MC:黒川侑司(YOURNESS) 「Evanescent」東阪公演会場BGMから選曲!「Room H」-2025.4.23-
FM福岡で毎週水曜日 26:00~26:55にオンエアしている音楽番組「Room "H"」。ユアネスの黒川侑司、Nolzy、Laura day romanceが週替わりでMCを務め、彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。
今週のMCは、ユアネスの黒川侑司が担当。SENSAでは、オンエア内容を一部レポート!(聴き逃した方やもう一度聴きたい方は、radiko タイムフリーをご利用下さい。)
皆さん、こんばんは。ここからの1時間はRoom"H"、DJを務めます、YOURNESSのボーカル・ギター黒川侑司です。YOURNESSのワンマンライブ「Evanescent」が終わりました。公演にお越しくださった皆様ありがとうございました。大阪公演と東京公演の2本。大阪に行くのは多分2年ぶりとかだったのかな。ちょっと思い出せないぐらい行けてなかったんですけど、今回(大阪に)自分たちのイベントで行くことができ、「Evanescent」の締めくくりみたいな感じで東京公演をやってきたという感じになります。たくさんの人が遊びに来てくれて、セットリストも結構、新曲まみれだったし、昔の曲もてんこ盛りで。縦横無尽にいろんな曲をやったみたいなセットリストにしました。
SNSで"あの新曲、なんてタイトルなんだろう?"とか"久しぶりに聴けて嬉しかった"とか、反応をたくさん見ることができて僕らもすごく嬉しかったです。定期公演ももちろんありますが、これからも新曲が生まれてくると思いますけど、やっぱり昔の曲、いいなと改めて思いました。今、技術、音もちょっと成長して、その上で楽曲自体の青臭さは残したまま演るというのがすごく面白くて。どんどんやっていきたいなと思いました。YOURNESSのライブでこれからもたくさん昔の曲聴けると思いますし、新曲も聴けると思うので楽しみにしていてください。

早速、今日の1曲目をお届けしましょう。先月配信リリースをしましたYOURNESSの1年ぶりの新曲です。YOURNESSにしてはすごく珍しいというか、わかりやすく疾走感のあるギターロックな楽曲だなと思いました。これもYOURNESSを語る上で名刺のような一曲になるんじゃないかなと思っております。
ここからは@リビングルームです。最近、僕がハッとしたことと、今聴いてもらいたい音楽についてお話しする時間です。春になって、新しいものをたくさん買ったんですよ。SNSを見てくださってる方はもうご存知かもしれないんですけど、アコースティックギターを買いまして。ASTURIASという、福岡の久留米市で作られているギターなんですよ。
めちゃくちゃ造りが良くて、一目惚れ。僕、楽器屋さんに行って、 店員さんとコミュニケーションを取るのがすごく苦手なんですよ。言われても分からないことの方が多くて、直感とかで決めちゃいがちで。ちょっと苦手意識を持ってたんで、アコギに関してはずっとネットで買っていて。ミュージシャンからするとありえないんですよね。アコギって生モノすぎるから弾いてみて良いと思ったものを買うというのが良いけど、それがやりたくないから、ネットで買って、"あ、なんかちょっと違ったな。"(と思ったら)手放して、ネットで買ってみたいなのを繰り返して。もう、さすがにそれいいやと。頑張ってちゃんと楽器屋さんで弾いて、良いやつを(買いました)。値段も結構張ったんですよ。37万円くらい。もうこれ1本あったら良いかなぐらい、生涯のアコギ。
知り合いの楽器屋さんだったからすごく接しやすくって。僕のプレイスタイルとか弾き語り動画を見て下さって、"じゃあ、こういうの向いてるんじゃない?"と。ASTURIASというところのギターなんですけど、弾き語りでも歌とも合うよみたいなギターを買いました。
あと、iPhone買いました(笑)。新しいiPhoneを買って、容量が爆増えしたので、弾き語りの動画撮りまくりですね。ラッキーです。

それではこの辺りで音楽に行きましょう。毎回3曲、Room"H"の住人がそれぞれのカラーで、今聴いてもらいたい音楽を自由にセレクトしていきます。「Evanescent」大阪、東京と2公演やったんですけど、会場BGMは僕が作ったんです。反応が良くて、その中から3曲選んできました。なので、テーマというよりかは「Evanescent」の会場BGMです。その中から3曲選びました。
まず1曲目は星街すいせいの「ザイオン」という楽曲です。「Evanescent」大阪公演に向かってる時に、車の中でうちのギターの古閑翔平が流していて、その時に知った曲です。急遽会場BGMのプレイリストに入れました。自分も聴いて、テンションを上げたいなと思って入れました。
歌のメロディが単純にめちゃくちゃ良くてハマりましたね。星街すいせいさんは ホロライブのVTuberの方ですごく多才なんですよね。歌もすごい。この曲も華麗に歌いこなせて、めちゃくちゃかっこいいですし、作詞もご本人がやられているんですよ。すいせいという名前のように美しく燃え尽きていこうとする意志の強さみたいなのを感じられます。力強い一歩一歩を感じる。パワーをたくさんもらえる楽曲です。
続いて2曲目。「Evanescent」の会場BGMのプレイリストの中から選んだ2曲目ですね。ハチの「砂の惑星 feat 初音ミク」です。
最近、制作でボーカロイド的な人工歌唱ソフトをよく使うからこの曲を聴いて感じることがあったんですけど、この曲の調整はめちゃくちゃテクいなと思って。調整というのはボーカロイドのチューニング的なことを言うんですかね。どれだけ自然にナチュラルに聴かせられるか。いじれる幅がすごく広いので、(この曲は)調整がめちゃくちゃテクニカル、上手だなと。
さっきも話しましたが、ボーカロイドの調整ってめちゃくちゃ難しいんですよ。触れるところも多すぎるし、こだわるとものすごく時間がかかっちゃうんです。この曲のAメロなんて人間が生で歌っても成立させるのが難しそうな不安定感があるけど、魅力的なメロディーをちゃんとボーカロイドで成立させていて、ロボ感と人間感の狭間の気持ちよさがあるなと思いました。ずっと音楽、ボーカロイドと向き合ってきた人間の成せる技、美しすぎる技術だなと。サビではハチと初音ミクが一緒に歌っていて、3次元と2次元の融合ですよね。肩を並べている姿がしっかりと浮かんできます。
2007年頃からニコニコ動画を始めて、ボーカロイドの楽曲を漁りまくっていたわけですよ。その当時から聴いていた人間からすると、こんな素晴らしい芸術作品が残る時代に生まれて嬉しいなという気持ちでいっぱいです。公式ミュージックビデオのコメント欄にはいろんな考察や他にヒットしまくったボカロ曲との伏線の説明とかもたくさん書かれていたりするので、見てみるのも良いと思います。
「Evanescent」の会場BGMのプレイリストの中から選んできました、3曲目はLyu Lyuの「メシア」という楽曲です。
もしかしたら前も流したことあるかもしれないのですが、10年前くらいの曲です。福岡に住んでいた時、ミュージックビデオを見て曲にも映像にも衝撃を受けて、ずっと自分の中に一生残り続けている曲です。福岡のQueblickというライブハウスがあるんですけど、そこにLyu Lyuが来ると知った時、すぐチケットを取って観に行きました。今は(改名して)CIVILIANで、(改名前の)名前がLyu Lyuです。この「メシア」は本当の本当にどん底の時はこの曲しか届かなくなっちゃうようなぐらいの曲。
でも、そういう曲ってなるべく聴かないような状態がいいと思うんですよ。やっぱり元気が一番ですから。でも、不可抗力というか、仕方がない場合もあるじゃないですか。落ち切ってしまった時にそばにスッといてくれる曲があることってすごく救いだと思って、そういう意味での"メシア"(=救世主)なのかなと思ったりもしています。思春期とか大人になる途中の敏感な時期って自分の中の正義が犯されちゃうことにすごく恐怖を覚えていて。中途半端な優しさもいらないし、むしろそれが傷ついちゃうみたいな。そんなナイーブな時期にこの曲と出会えて本当によかったなと思います。救いになる楽曲です。
YOURNESSの黒川がお送りしているRoom"H"、今夜@リビングルームでおかけした曲は星街すいせい
の「ザイオン」。ハチの「砂の惑星 feat 初音ミク」。Lyu Lyu「メシア」の3曲でした。
皆さんインターネットで活躍され、しっかりと活躍されている方たちの楽曲だな。自分がどれだけインターネットにたくさんいるかがわかるような選曲だったなと思いました。会場に来れなかった方で何の選曲をしたんだろうと、もし気になったらプレイリストとか公開しますので、ハッシュタグをつけて投稿してください。見かけたらどこかで共有させてもらいます。ということで、Room"H"、@リビングルームのコーナーでした。
続いては、宅録コーナー@レコーディングルームです。Room"H"の住人が弾き語りや宅録で何か1曲収録してきて、皆さんに聴いていただこうというお時間です。
今日、僕がピックアップした楽曲はhalyosyさんの「桜ノ雨」という楽曲です。2008年2月にhalyosyさんという方がニコニコ動画に投稿した楽曲です。
僕は1994年生まれ、今30歳なんですけど、僕が小中学校ぐらいの卒業シーズンのテーマ曲でしたね。別のクラスの合唱コンクールの曲が「桜ノ雨」でめちゃくちゃ羨ましかったのを覚えてます。2008年2月なのでボーカロイドが世の中で知られるちょっと前ぐらいの曲。「メルト」というめちゃくちゃ有名な曲があるんですけど、それは2007年なのでだいたい1年後になるのかな。世の中にめちゃくちゃ浸透していたなという曲でしたね。みんなガラケーで聴いていた記憶あって、それぐらいすごく有名な曲です。
もしかしたらボーカロイドはあんまり知らないという方もいらっしゃるかもしれないですけど、すごくいい曲なので選びました。(ボカロって)原曲がどっちなんだろうと悩むパターンがあるんですよ。(この曲が)一番最初に投稿されたのはニコニコ動画なんですけど、その後に投稿したhalyosyが組んだユニットのメジャーデビューシングルでもあるんですよ。それはご本人たちが歌われてるんですけど、どっちが本家?ってどっちも本家なんですよね。僕は当時ニコニコ動画で知って、ボーカロイドの方を聴いてましたね。その後、ご本人が歌われているバージョンも知って、そっちも聴いておりました。それでは早速お送りしましょう。halyosyさんの「桜ノ雨」の弾き語りカバーです。
ということで、本日はhalyosyさんの「桜ノ雨」の曲の弾き語りカバーをお届けしました。いかがだったでしょうか。卒業シーズンはもうとっくに過ぎ去って、新生活が始まり、慣れ始めてきたぐらいですね。卒業シーズンに聴く卒業ソングよりも新生活が始まって、心細い時に聴く卒業ソングの方が僕はささると思うんですよ。 後ろめたさじゃないですけど、あの頃に戻りたいなと。
でも、時が経っていくとそんなことを忘れてしまうんですよ。今も連絡を取る小中学校の時の友達いますかね?僕、一人だけいるんですけど、(当時の)寂しいな、卒業したくないなぁという気持ちって何なんだったんだろうと。その時はその瞬間その瞬間で本当の気持ちを覚えていると思うんですけども、こういうタイミングで聴く卒業ソングってすごくいいなと思って選曲しました。@レコーディングルーム、次回もどうぞお楽しみに。
ここからはRoom"H"の住人がプライベートで大事にしているディープな偏愛ソングを毎週1曲ご紹介、@ベッドルームのコーナーです。
今日、このコーナーで皆さんに聴いていただきたい楽曲はplentyの「人との距離の測り方」という楽曲です。さっき流したLyu Lyuの「メシア」のように大人になる過程でそばにいてくれたなという曲ですね。
人の気持ちを考えることに対して人一倍苦手意識を勝手に持ってしまっているんですけど、音楽を始めてから外で人と会わなきゃいけない機会がすごく増えたわけですよ。自分と歳が離れている人もいるし、その中には正直めちゃくちゃ嫌な奴とかたくさんおったりしたんですよ。今でも忘れられなかったりするし。
全て真剣に向き合っていたら心が持たないなと思うけど、その当時、20代前半、何なら18歳19歳の頃って上手な乗り越え方がわからなかったので、ライブの打ち上げとか知らない人との対バンが正直すごく嫌いだったんです。
ライブをすることは好きだし、聴いてもらうのは好きなんですけど、乗り越え方がわからなかったから過剰にコミュニケーションを取らなきゃいけなくなってしまう状況がすごく苦手で。完全に遮断していた時期もあったし、何がきっかけかはわからないんですけど、ちょっとずつ会う人会う人がどんどんろ過化されていて、最終的に残るみたいな感じになるんですよ。適度に力を抜いていいときってあるんだなと思っていて。
というか、適度に力を抜いて接することのできる人たちのことを大切にしたらいいんだなという考えになってからすごく生きやすくなったんですよね。そうやって気持ちも成長した時にこの曲を聴くとまた聴こえ方が変わってきて、音楽とともに成長してきたんだなと。この曲にたくさん助けられたんだなと思います。
(過剰にコミニケーションを取るのは苦手)とは言ったものの、別に人と話したりするのとか好きなんですよ。好きなんだけど、合う・合わないってどうしてもあるじゃないですか。その中で、ある程度ピエロをすることを覚えたんです。皆さんも会社にいる時の顔とプライベートにいる時の顔と絶対違うじゃないですか。僕はそれがなかったんです。全部素直にやってて。嫌なこととかすごく顔に出てたと思う。
でも、上手にできるようになったんだなと思って嬉しいですね。こうやってラジオで喋ることができているのも自分の中で奇跡に近いというか。ライブを始めて、ある程度お客さんが来てくれるようになって、ファンという言葉はちょっとあんまり使うのは得意じゃないんですけど、リスナーとか、Twitter(X)のフォロワーが増えてきて、興味を持ってくれる人たちが増えてきて。(以前は)無理やり配信をやって喋る練習とかしたんですよ。配信なので一方的ではあったけど、コメントを拾って喋るとかそういうコミュニケーションをやったりしたら、いつの間にか大丈夫になりましたね。案外みんなってキツくないんだと思って。やっぱり、自分はちょっと傷つくのが怖かったんだなと思って。大丈夫なんだって思いました。
星街すいせい「ザイオン」
ハチ「砂の惑星 feat 初音ミク」
Lyu Lyu「メシア」
黒川侑司「桜ノ雨」(カバー)
Plenty「人との距離の測り方」
ユアネス「日々月を見る」

「Breathing #5」
2025年6月16日(月)
東京・SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
OPEN:18:15 / START:19:00
w/ミセカイ(Acoustic Set).
「Breathing #6」
2025年8月16日(土)
東京・SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
OPEN:17:15 / START:18:00
※公演ごとに詳細の解禁日時は異なります。
詳細はユアネスオフィシャルサイトにて
番組へのメッセージをお待ちしています。
Twitter #fmfukuoka #RoomH をつけてツイートしてください。MC3人ともマメにメッセージをチェックしています。レポート記事の感想やリクエストなどもありましたら、#SENSA もつけてツイートしてください!
放送時間:毎週水曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)

黒川侑司(ユアネス Vo.&Gt.)
福岡で結成された4人組ロックバンド。感情の揺れが溢れ出し琴線に触れる声と表現力を併せ持つヴォーカルに、変拍子を織り交ぜる複雑なバンドアンサンブルとドラマティックなアレンジで、詞世界を含め一つの物語を織りなすような楽曲を展開。
重厚な音の渦の中でもしっかり歌を聴かせることのできるLIVEパフォーマンスは、エモーショナルで稀有な存在感を放っている。2021年12月1日に初のフルアルバム「6 case」をリリース。2022年8月24日にシングル「ありえないよ。」を、同年11月30日にはシングル「Blur」をリリース。2022年6月1日にソロ第1弾シングル「この星からの脱出」をリリース。2022年7月8日にはソロ第2弾シングルでギタリスト「こーじゅん」をフィーチャリングに迎えた「フライディ・チャイナタウン (Acoustic Cover)」をリリース。
オフィシャルサイト/ @yourness_on/ @yourness_kuro

Nolzy
サウンドプロダクション・トラックメイキング・ソングライティングを自ら手掛けるシンガー、音楽クリエイター。
R&B、Neo Soul、Hip Hopを基調とした都会的なサウンドと、どこか懐かしい"平成J-POP"の匂いを感じるキャッチーなメロディにシニカルな歌詞を組み合わせた、時代や世代を超える新感覚のミクスチャー・ポップを生み出す。2023年12月リリースの『#それな』を皮切りに『匿名奇謀』、『キスミー』と、3作連続でドラマ・アニメのタイアップを担当。
さらに、2024年のライブ活動始動から「SAKAE SP-RING」「TOKYO CALLING」「MINAMI WHEEL」などサーキットやイベントに多数出演するなど、ライブハウスシーンでも注目を集めている。
オフィシャルサイト/ @Nolzy_Tweet / @nolzy_nostalgram

国内外のミュージックラバーにファンを広げる日本のバンド。
鈴木迅が作り出す幅広い音楽性の楽曲と、井上花月の世界観のあるヴォーカル、
タイトさと柔軟さを兼ね備えたリズムを刻む礒本雄太のドラミング、
そしてそれらを表現するためのベストな形でジョインするサポートメンバー達。
2023年初頭には「関ジャム 完全燃 SHOW( テレビ朝日 )」 で川谷絵音氏が選ぶ 2023 年のマイベスト 10 曲の第三位に「sweet vertigo」が選出され、大きく注目を集め始めている。
2025年2月には、前後編を合わせて一つの作品となる3rdフルアルバムの前編にあたる、『合歓る - walls』(読み:ネムル ウォールズ)のリリース、4月には大阪城音楽堂と東京国際フォーラム ホールCでのライブも決定している。
オフィシャルサイト/ @lauradayromance / @lauradayromance
今週のMCは、ユアネスの黒川侑司が担当。SENSAでは、オンエア内容を一部レポート!(聴き逃した方やもう一度聴きたい方は、radiko タイムフリーをご利用下さい。)
皆さん、こんばんは。ここからの1時間はRoom"H"、DJを務めます、YOURNESSのボーカル・ギター黒川侑司です。YOURNESSのワンマンライブ「Evanescent」が終わりました。公演にお越しくださった皆様ありがとうございました。大阪公演と東京公演の2本。大阪に行くのは多分2年ぶりとかだったのかな。ちょっと思い出せないぐらい行けてなかったんですけど、今回(大阪に)自分たちのイベントで行くことができ、「Evanescent」の締めくくりみたいな感じで東京公演をやってきたという感じになります。たくさんの人が遊びに来てくれて、セットリストも結構、新曲まみれだったし、昔の曲もてんこ盛りで。縦横無尽にいろんな曲をやったみたいなセットリストにしました。
SNSで"あの新曲、なんてタイトルなんだろう?"とか"久しぶりに聴けて嬉しかった"とか、反応をたくさん見ることができて僕らもすごく嬉しかったです。定期公演ももちろんありますが、これからも新曲が生まれてくると思いますけど、やっぱり昔の曲、いいなと改めて思いました。今、技術、音もちょっと成長して、その上で楽曲自体の青臭さは残したまま演るというのがすごく面白くて。どんどんやっていきたいなと思いました。YOURNESSのライブでこれからもたくさん昔の曲聴けると思いますし、新曲も聴けると思うので楽しみにしていてください。

Evanescent東京公演も無事終了。遊びに来てくれた皆様ありがとうございましたー!
早速、今日の1曲目をお届けしましょう。先月配信リリースをしましたYOURNESSの1年ぶりの新曲です。YOURNESSにしてはすごく珍しいというか、わかりやすく疾走感のあるギターロックな楽曲だなと思いました。これもYOURNESSを語る上で名刺のような一曲になるんじゃないかなと思っております。
「Evanescent」東阪公演会場BGMから選曲!@リビングルーム
ここからは@リビングルームです。最近、僕がハッとしたことと、今聴いてもらいたい音楽についてお話しする時間です。春になって、新しいものをたくさん買ったんですよ。SNSを見てくださってる方はもうご存知かもしれないんですけど、アコースティックギターを買いまして。ASTURIASという、福岡の久留米市で作られているギターなんですよ。
めちゃくちゃ造りが良くて、一目惚れ。僕、楽器屋さんに行って、 店員さんとコミュニケーションを取るのがすごく苦手なんですよ。言われても分からないことの方が多くて、直感とかで決めちゃいがちで。ちょっと苦手意識を持ってたんで、アコギに関してはずっとネットで買っていて。ミュージシャンからするとありえないんですよね。アコギって生モノすぎるから弾いてみて良いと思ったものを買うというのが良いけど、それがやりたくないから、ネットで買って、"あ、なんかちょっと違ったな。"(と思ったら)手放して、ネットで買ってみたいなのを繰り返して。もう、さすがにそれいいやと。頑張ってちゃんと楽器屋さんで弾いて、良いやつを(買いました)。値段も結構張ったんですよ。37万円くらい。もうこれ1本あったら良いかなぐらい、生涯のアコギ。
知り合いの楽器屋さんだったからすごく接しやすくって。僕のプレイスタイルとか弾き語り動画を見て下さって、"じゃあ、こういうの向いてるんじゃない?"と。ASTURIASというところのギターなんですけど、弾き語りでも歌とも合うよみたいなギターを買いました。
あと、iPhone買いました(笑)。新しいiPhoneを買って、容量が爆増えしたので、弾き語りの動画撮りまくりですね。ラッキーです。

弾き語りの時とバンドの時でアコギの音作りが全然変わってくるので、対応できるようにとアコギのボードを作りました。
それではこの辺りで音楽に行きましょう。毎回3曲、Room"H"の住人がそれぞれのカラーで、今聴いてもらいたい音楽を自由にセレクトしていきます。「Evanescent」大阪、東京と2公演やったんですけど、会場BGMは僕が作ったんです。反応が良くて、その中から3曲選んできました。なので、テーマというよりかは「Evanescent」の会場BGMです。その中から3曲選びました。
まず1曲目は星街すいせいの「ザイオン」という楽曲です。「Evanescent」大阪公演に向かってる時に、車の中でうちのギターの古閑翔平が流していて、その時に知った曲です。急遽会場BGMのプレイリストに入れました。自分も聴いて、テンションを上げたいなと思って入れました。
歌のメロディが単純にめちゃくちゃ良くてハマりましたね。星街すいせいさんは ホロライブのVTuberの方ですごく多才なんですよね。歌もすごい。この曲も華麗に歌いこなせて、めちゃくちゃかっこいいですし、作詞もご本人がやられているんですよ。すいせいという名前のように美しく燃え尽きていこうとする意志の強さみたいなのを感じられます。力強い一歩一歩を感じる。パワーをたくさんもらえる楽曲です。
続いて2曲目。「Evanescent」の会場BGMのプレイリストの中から選んだ2曲目ですね。ハチの「砂の惑星 feat 初音ミク」です。
最近、制作でボーカロイド的な人工歌唱ソフトをよく使うからこの曲を聴いて感じることがあったんですけど、この曲の調整はめちゃくちゃテクいなと思って。調整というのはボーカロイドのチューニング的なことを言うんですかね。どれだけ自然にナチュラルに聴かせられるか。いじれる幅がすごく広いので、(この曲は)調整がめちゃくちゃテクニカル、上手だなと。
さっきも話しましたが、ボーカロイドの調整ってめちゃくちゃ難しいんですよ。触れるところも多すぎるし、こだわるとものすごく時間がかかっちゃうんです。この曲のAメロなんて人間が生で歌っても成立させるのが難しそうな不安定感があるけど、魅力的なメロディーをちゃんとボーカロイドで成立させていて、ロボ感と人間感の狭間の気持ちよさがあるなと思いました。ずっと音楽、ボーカロイドと向き合ってきた人間の成せる技、美しすぎる技術だなと。サビではハチと初音ミクが一緒に歌っていて、3次元と2次元の融合ですよね。肩を並べている姿がしっかりと浮かんできます。
2007年頃からニコニコ動画を始めて、ボーカロイドの楽曲を漁りまくっていたわけですよ。その当時から聴いていた人間からすると、こんな素晴らしい芸術作品が残る時代に生まれて嬉しいなという気持ちでいっぱいです。公式ミュージックビデオのコメント欄にはいろんな考察や他にヒットしまくったボカロ曲との伏線の説明とかもたくさん書かれていたりするので、見てみるのも良いと思います。
「Evanescent」の会場BGMのプレイリストの中から選んできました、3曲目はLyu Lyuの「メシア」という楽曲です。
もしかしたら前も流したことあるかもしれないのですが、10年前くらいの曲です。福岡に住んでいた時、ミュージックビデオを見て曲にも映像にも衝撃を受けて、ずっと自分の中に一生残り続けている曲です。福岡のQueblickというライブハウスがあるんですけど、そこにLyu Lyuが来ると知った時、すぐチケットを取って観に行きました。今は(改名して)CIVILIANで、(改名前の)名前がLyu Lyuです。この「メシア」は本当の本当にどん底の時はこの曲しか届かなくなっちゃうようなぐらいの曲。
でも、そういう曲ってなるべく聴かないような状態がいいと思うんですよ。やっぱり元気が一番ですから。でも、不可抗力というか、仕方がない場合もあるじゃないですか。落ち切ってしまった時にそばにスッといてくれる曲があることってすごく救いだと思って、そういう意味での"メシア"(=救世主)なのかなと思ったりもしています。思春期とか大人になる途中の敏感な時期って自分の中の正義が犯されちゃうことにすごく恐怖を覚えていて。中途半端な優しさもいらないし、むしろそれが傷ついちゃうみたいな。そんなナイーブな時期にこの曲と出会えて本当によかったなと思います。救いになる楽曲です。
YOURNESSの黒川がお送りしているRoom"H"、今夜@リビングルームでおかけした曲は星街すいせい
の「ザイオン」。ハチの「砂の惑星 feat 初音ミク」。Lyu Lyu「メシア」の3曲でした。
皆さんインターネットで活躍され、しっかりと活躍されている方たちの楽曲だな。自分がどれだけインターネットにたくさんいるかがわかるような選曲だったなと思いました。会場に来れなかった方で何の選曲をしたんだろうと、もし気になったらプレイリストとか公開しますので、ハッシュタグをつけて投稿してください。見かけたらどこかで共有させてもらいます。ということで、Room"H"、@リビングルームのコーナーでした。
halyosy「桜ノ雨」@レコーディングルーム
続いては、宅録コーナー@レコーディングルームです。Room"H"の住人が弾き語りや宅録で何か1曲収録してきて、皆さんに聴いていただこうというお時間です。
今日、僕がピックアップした楽曲はhalyosyさんの「桜ノ雨」という楽曲です。2008年2月にhalyosyさんという方がニコニコ動画に投稿した楽曲です。
僕は1994年生まれ、今30歳なんですけど、僕が小中学校ぐらいの卒業シーズンのテーマ曲でしたね。別のクラスの合唱コンクールの曲が「桜ノ雨」でめちゃくちゃ羨ましかったのを覚えてます。2008年2月なのでボーカロイドが世の中で知られるちょっと前ぐらいの曲。「メルト」というめちゃくちゃ有名な曲があるんですけど、それは2007年なのでだいたい1年後になるのかな。世の中にめちゃくちゃ浸透していたなという曲でしたね。みんなガラケーで聴いていた記憶あって、それぐらいすごく有名な曲です。
もしかしたらボーカロイドはあんまり知らないという方もいらっしゃるかもしれないですけど、すごくいい曲なので選びました。(ボカロって)原曲がどっちなんだろうと悩むパターンがあるんですよ。(この曲が)一番最初に投稿されたのはニコニコ動画なんですけど、その後に投稿したhalyosyが組んだユニットのメジャーデビューシングルでもあるんですよ。それはご本人たちが歌われてるんですけど、どっちが本家?ってどっちも本家なんですよね。僕は当時ニコニコ動画で知って、ボーカロイドの方を聴いてましたね。その後、ご本人が歌われているバージョンも知って、そっちも聴いておりました。それでは早速お送りしましょう。halyosyさんの「桜ノ雨」の弾き語りカバーです。
ということで、本日はhalyosyさんの「桜ノ雨」の曲の弾き語りカバーをお届けしました。いかがだったでしょうか。卒業シーズンはもうとっくに過ぎ去って、新生活が始まり、慣れ始めてきたぐらいですね。卒業シーズンに聴く卒業ソングよりも新生活が始まって、心細い時に聴く卒業ソングの方が僕はささると思うんですよ。 後ろめたさじゃないですけど、あの頃に戻りたいなと。
でも、時が経っていくとそんなことを忘れてしまうんですよ。今も連絡を取る小中学校の時の友達いますかね?僕、一人だけいるんですけど、(当時の)寂しいな、卒業したくないなぁという気持ちって何なんだったんだろうと。その時はその瞬間その瞬間で本当の気持ちを覚えていると思うんですけども、こういうタイミングで聴く卒業ソングってすごくいいなと思って選曲しました。@レコーディングルーム、次回もどうぞお楽しみに。
plenty「人との距離の測り方」@ベッドルーム
ここからはRoom"H"の住人がプライベートで大事にしているディープな偏愛ソングを毎週1曲ご紹介、@ベッドルームのコーナーです。
今日、このコーナーで皆さんに聴いていただきたい楽曲はplentyの「人との距離の測り方」という楽曲です。さっき流したLyu Lyuの「メシア」のように大人になる過程でそばにいてくれたなという曲ですね。
人の気持ちを考えることに対して人一倍苦手意識を勝手に持ってしまっているんですけど、音楽を始めてから外で人と会わなきゃいけない機会がすごく増えたわけですよ。自分と歳が離れている人もいるし、その中には正直めちゃくちゃ嫌な奴とかたくさんおったりしたんですよ。今でも忘れられなかったりするし。
全て真剣に向き合っていたら心が持たないなと思うけど、その当時、20代前半、何なら18歳19歳の頃って上手な乗り越え方がわからなかったので、ライブの打ち上げとか知らない人との対バンが正直すごく嫌いだったんです。
ライブをすることは好きだし、聴いてもらうのは好きなんですけど、乗り越え方がわからなかったから過剰にコミュニケーションを取らなきゃいけなくなってしまう状況がすごく苦手で。完全に遮断していた時期もあったし、何がきっかけかはわからないんですけど、ちょっとずつ会う人会う人がどんどんろ過化されていて、最終的に残るみたいな感じになるんですよ。適度に力を抜いていいときってあるんだなと思っていて。
というか、適度に力を抜いて接することのできる人たちのことを大切にしたらいいんだなという考えになってからすごく生きやすくなったんですよね。そうやって気持ちも成長した時にこの曲を聴くとまた聴こえ方が変わってきて、音楽とともに成長してきたんだなと。この曲にたくさん助けられたんだなと思います。
(過剰にコミニケーションを取るのは苦手)とは言ったものの、別に人と話したりするのとか好きなんですよ。好きなんだけど、合う・合わないってどうしてもあるじゃないですか。その中で、ある程度ピエロをすることを覚えたんです。皆さんも会社にいる時の顔とプライベートにいる時の顔と絶対違うじゃないですか。僕はそれがなかったんです。全部素直にやってて。嫌なこととかすごく顔に出てたと思う。
でも、上手にできるようになったんだなと思って嬉しいですね。こうやってラジオで喋ることができているのも自分の中で奇跡に近いというか。ライブを始めて、ある程度お客さんが来てくれるようになって、ファンという言葉はちょっとあんまり使うのは得意じゃないんですけど、リスナーとか、Twitter(X)のフォロワーが増えてきて、興味を持ってくれる人たちが増えてきて。(以前は)無理やり配信をやって喋る練習とかしたんですよ。配信なので一方的ではあったけど、コメントを拾って喋るとかそういうコミュニケーションをやったりしたら、いつの間にか大丈夫になりましたね。案外みんなってキツくないんだと思って。やっぱり、自分はちょっと傷つくのが怖かったんだなと思って。大丈夫なんだって思いました。
4月23(水) オンエア楽曲
ユアネス「天泣」星街すいせい「ザイオン」
ハチ「砂の惑星 feat 初音ミク」
Lyu Lyu「メシア」
黒川侑司「桜ノ雨」(カバー)
Plenty「人との距離の測り方」
ユアネス「日々月を見る」
LIVE INFORMATION
YOURNESS 定期公演「Breathing」

「Breathing #5」
2025年6月16日(月)
東京・SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
OPEN:18:15 / START:19:00
w/ミセカイ(Acoustic Set).
「Breathing #6」
2025年8月16日(土)
東京・SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
OPEN:17:15 / START:18:00
※公演ごとに詳細の解禁日時は異なります。
詳細はユアネスオフィシャルサイトにて
番組へのメッセージをお待ちしています。
Twitter #fmfukuoka #RoomH をつけてツイートしてください。MC3人ともマメにメッセージをチェックしています。レポート記事の感想やリクエストなどもありましたら、#SENSA もつけてツイートしてください!
RADIO INFORMATION
FM 福岡「Room "H"」
毎週月曜日から金曜日まで深夜にオンエアされる、福岡市・警固六角にある架空のマンションの一室を舞台に行われ、次世代クリエイターが様々な情報を発信するプログラム「ミッドナイト・マンション警固六角(けごむつかど)」。"203号室(毎週水曜日の26:00~26:55)"では、音楽番組「Room "H"」をオンエア。ユアネスの黒川侑司、アツキタケトモ、Laura day romanceが週替わりでMCを務め、本音で(Honestly)、真心を込めて(Hearty)、気楽に(Homey) 音楽愛を語る。彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。放送時間:毎週水曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)
番組MC

黒川侑司(ユアネス Vo.&Gt.)
福岡で結成された4人組ロックバンド。感情の揺れが溢れ出し琴線に触れる声と表現力を併せ持つヴォーカルに、変拍子を織り交ぜる複雑なバンドアンサンブルとドラマティックなアレンジで、詞世界を含め一つの物語を織りなすような楽曲を展開。
重厚な音の渦の中でもしっかり歌を聴かせることのできるLIVEパフォーマンスは、エモーショナルで稀有な存在感を放っている。2021年12月1日に初のフルアルバム「6 case」をリリース。2022年8月24日にシングル「ありえないよ。」を、同年11月30日にはシングル「Blur」をリリース。2022年6月1日にソロ第1弾シングル「この星からの脱出」をリリース。2022年7月8日にはソロ第2弾シングルでギタリスト「こーじゅん」をフィーチャリングに迎えた「フライディ・チャイナタウン (Acoustic Cover)」をリリース。
オフィシャルサイト/ @yourness_on/ @yourness_kuro

Nolzy
サウンドプロダクション・トラックメイキング・ソングライティングを自ら手掛けるシンガー、音楽クリエイター。
R&B、Neo Soul、Hip Hopを基調とした都会的なサウンドと、どこか懐かしい"平成J-POP"の匂いを感じるキャッチーなメロディにシニカルな歌詞を組み合わせた、時代や世代を超える新感覚のミクスチャー・ポップを生み出す。2023年12月リリースの『#それな』を皮切りに『匿名奇謀』、『キスミー』と、3作連続でドラマ・アニメのタイアップを担当。
さらに、2024年のライブ活動始動から「SAKAE SP-RING」「TOKYO CALLING」「MINAMI WHEEL」などサーキットやイベントに多数出演するなど、ライブハウスシーンでも注目を集めている。
オフィシャルサイト/ @Nolzy_Tweet / @nolzy_nostalgram

国内外のミュージックラバーにファンを広げる日本のバンド。
鈴木迅が作り出す幅広い音楽性の楽曲と、井上花月の世界観のあるヴォーカル、
タイトさと柔軟さを兼ね備えたリズムを刻む礒本雄太のドラミング、
そしてそれらを表現するためのベストな形でジョインするサポートメンバー達。
2023年初頭には「関ジャム 完全燃 SHOW( テレビ朝日 )」 で川谷絵音氏が選ぶ 2023 年のマイベスト 10 曲の第三位に「sweet vertigo」が選出され、大きく注目を集め始めている。
2025年2月には、前後編を合わせて一つの作品となる3rdフルアルバムの前編にあたる、『合歓る - walls』(読み:ネムル ウォールズ)のリリース、4月には大阪城音楽堂と東京国際フォーラム ホールCでのライブも決定している。
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