SENSA

2024.09.26

【読むラジオ】MC:黒川侑司(ユアネス) 秋をテーマに選曲!「Room H」-2024.9.25-

【読むラジオ】MC:黒川侑司(ユアネス) 秋をテーマに選曲!「Room H」-2024.9.25-

FM福岡で毎週水曜日 26:00~26:55にオンエアしている音楽番組「Room "H"」。ユアネスの黒川侑司、アツキタケトモ、Laura day romanceが週替わりでMCを務め、彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。
今週のMCは、ユアネスの黒川侑司が担当。SENSAでは、オンエア内容を一部レポート!
(聴き逃した方やもう一度聴きたい方は、radiko タイムフリーをご利用下さい。)

皆さん、こんばんは。ここからの1時間はRoom"H"、DJを務めます。ユアネスのボーカル・ギター黒川です。最近ユアネスはレコーディングをしてました。なんなら今も作業に追われている可能性があります。まだ、この収録段階でどうなってるかわからないんですけども...新曲のレコーディングをしてました。制作とかもしてました。
定期公演も10月に控えていますので、そちらに向けての何やかんや、新しいグッズを作るのかとか、どういうセットリストで挑むのか、そもそも定期公演をどういう形で披露するのかみたいなこともミーティングしつつ、制作もしつつ、レコーディングもしつつということで。ほとんど家と事務所とスタジオと行ったり来たりみたいな。ご飯は全部コンビニでみたいな、すごく変な生活をしていて。彩りが...。彩りはすごくあるんですよ、やっぱり音楽をやっているので。
だけど、娯楽みたいなのをあんまりやってなくてですね。お家で動画見たりゲームしたりはしてるんですけどね。普段と変わらない中に制作とかがあったりみたいな日々を過ごしております。ライブとかが少ないから動きが全然ないかなとは思われているかもしれないですけども、水面下でいろいろと計画しておりますので、それをいつかドバッと披露できたらなと思います。楽しみにしていてほしいです。

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REC初日。迷子になり遅刻をしてしまいました。

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らんま新アニメということで暗器の達人、ムースの香水を買いました。

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ちょうど一年前くらいの写真です。シチューを作ってました。



ということで、9月25日ですよね?もう秋って言っていいですよね?この9月末も10月頭は秋って言っていいと思います。なので、今回ちょっと秋に偏った選曲になっていると思います。ということで、早速今日の1曲目をお届けしましょう。ぜひ、秋に聴いてほしいユアネスの1曲です。



"秋"をテーマに選曲!@リビングルーム

ここからは、@リビングルームです。毎回3曲、Room"H"の住人がそれぞれのカラーで、今聴いてもらいたい音楽を自由にセレクトしていきます。今日はさっきも言ったんですけど、"秋"というテーマで3曲選んできました。秋を感じる、秋に聴きたい曲だったり。広く見てください、秋です。まず1曲目は、きのこ帝国の「金木犀の夜」という曲です。これは秋の定番曲ですよね。時期的にそろそろ金木犀がほのかに香り始めてるんじゃないですかね。金木犀って、9月の中旬から10月下旬にかけてぐらいが旬ですよね。
たしか、昔ネットで調べたことあるんで。気温によってそのシーズンも前後すると思うので、今の地球的には、もしかしたらもうちょっと後ろのシーズンになっているのかもしれない。 僕の誕生日にちょうど被るぐらいが金木犀のシーズンかもしれない。
金木犀って何であんなにいい匂いがするんでしょうね。あの匂いが苦手な人って、きっといないと言ってもいいぐらい、いい匂いがする。心地よい香りしますよね。人間って過去の感覚を追再生することができないんですって。味とか匂いとか感じた時の印象みたいなものを思い出すことはできるんですよ。味とか匂いを直接的にというか具体的に思い出すんじゃなくて、その時に感じたことだけ思い出せる。だから、今僕も"金木犀の香りを思い出せ"って言われても、去年、夜散歩したことぐらいしか思い出せないんですよ。でもなんだか思い出せちゃいそうなくらい、印象的な心地いい香りだなと思います。 今年の秋も金木犀のいい印象を上書きできたらいいなと。そしてこの「金木犀の夜」を聴いて、匂いがなくともその時の感覚を思い出したいなと思います。



続いて2曲目に選んできた秋な曲は杏里の「オリビアを聴きながら」です。僕の1000個あるカラオケの十八番の1つです。
この曲、小さい頃からずっと好きな曲なんですよ。ずっと好きなのに、オリビアってそういえば何なんだと思って、知らないまんま聴いてたんですよ。勝手に想像で、歌姫の歌声みたいな。人魚とか妖精とかの歌、神聖な歌声、歌唱みたいなものを想像して聴いてました。気になってやっと調べたんですよ。 "そういえば「オリビアを聴きながら」のオリビアって何だ"と思って。オーストラリア出身の歌手の方でオリビア・ニュートン=ジョンさんという方がいらっしゃるみたいなんです。僕は洋楽に乏しいので、存じ上げてなかったんですけど、その人の曲に、「Making a Good Thing Better」っていう曲があるみたいで。
この杏里さんの「オリビアを聴きながら」って曲のサビの1フレーズで"Making good things better"ってフレーズがあるんですよ"うわ、それじゃん。そのオリビアを聴いてるんじゃん"って初めて知って嬉しくなって。
色々調べてるうちにたどり着いたのが、杏里さんがオリビア・ニュートン=ジョンさんの"Making a Good Thing Better"という曲が好きっていうのを作曲の尾崎亜美さんに伝えたところで歌詞に入ったエピソードをやっと知りました。その知識がついた状態でみんなで聴きましょうか。



"Making a good thing better"というのが"いいことをより良くしていく"っていう意味があって、「オリビアを聴きながら」の歌詞の中だと、good thingsって複数形のsがついてるようになってて、そこもなんかいいですよね。いいことってその1つじゃなくて、たくさんな感じがして。たくさん思い浮かべたんだなっていうのを感じられますね。様々な壁を乗り越えたいみたいな。この人と何をしたいとかどうなりたいかみたいなの。
でも、それももう済んだことよねって完全に終わった恋の曲。恋の曲だからこそ、その相手と様々な出来事を頭の中で浮かべた、ウキウキしてたから、たぶんたくさんのことを思いつくじゃないですか。"あれしたいな、これしたいな"って。だからこそ、ついた"s"なのかもって考えたら、すごくいいなと思って切なさが増してきましたね。ノスタルジーの季節・秋にすごくぴったりだなと思いました。

ということで、黒川が選ぶ秋な曲3曲目は 星野源の「くだらないの中に」という曲です。人間関係の話なんですけど、くだらないことで笑いあえる関係ってすごくいいですよね。
当たり前のことじゃないと思いますよ。そんなのができるのって正直すごく恵まれてることだと思います。でも、いい意味で幸せの沸点の基準を下げると、案外しょうもないことで結構笑えたりするんですよ。
生活してると、どうしようもないくらい悲しいことって多く感じちゃうかもしれないんですけど、それと同じくらい、なんならそれ以上にきっと身の回りに幸せって転がっていると思うんですよ。自分が気付けるか、それを幸せと思えるかどうかっていうところだと思うんですよね。
僕はあんまり人に見せたくないんですけど、寂しさとか虚しさみたいなものを結構大きく受け取ってしまう癖があるんですよ。でも、その都度、落ち着いて周りを見渡すようにするっていうのを本当に小さい時からの癖にしてるんですよね。
この「くだらないの中に」って曲は その感覚をより鋭くしてくれるというか、ハッとさせてくれるきっかけをくれるような曲だと思います。



様々な形の愛に当てはまるから、すごくいいなって思います。単純に恋人に向けてだけじゃない、大切な人全てに当てはまることを歌ってると思います。自分の親とか自分の子供。くだらないことで笑い合える人たちっていうのは本当に大切にした方がいいと思います。一番の財産だと思いますよ。
やっぱり秋って、なんでかわからない悲しさ、寂しさみたいなのを感じる季節じゃないですか?っていうのは、夏が結構キラキラ激しい季節だからだと思うんです。(夏が)終わったから秋ってなんでかわかんないけど寂しいなって思うんですけど。
やっぱり、こういう切ない曲がすごく合う季節だなと思って、僕が一番好きな季節ですね。秋が四季の中で一番好き。自分の誕生日も秋だし、一番好きです。秋の選曲任せてください。秋というプレイリスト作ってますから。その中からたくさん選んでいきたいと思います。

井上陽水&安全地帯「夏の終わりのハーモニー」@レコーディングルーム

続いては、宅録コーナー@レコーディングルームです。Room"H"の住人が弾き語りや宅録で何か1曲収録してきて、皆さんに聴いていただこうというお時間です。
本日、僕黒川がピックアップした楽曲は井上陽水&安全地帯の「夏の終わりのハーモニー」です。今回のRoom"H"、秋をテーマにしていて、夏から秋への衣替えみたいな感覚で選曲していますので、この夏の終わりのハーモニーも曲名からわかりますよね?すごくぴったりな曲だと思います。
ハーモニーという単語が曲名にも使われているので、ボーカルの主旋とコーラスの絡みがすごく特徴的な曲だと思うんですよ。すごく綺麗な旋律の曲なので。宅録という点を生かして、自分でコーラスも歌っているところが今回のカバーのポイントになっていると思います。そこに注目して聴いていただきたいです。



いかがだったでしょうか?秋への衣替えにぴったりな楽曲だと思います。こういうちょっと寂しさみたいなのも感じられるんですけど、そういう寂しさがあるからこそ、きっとまた来年の夏も楽しみにできると思いますし、これから来る秋がより際立つなと思っております。秋、大好きなので存分に秋を楽しんでいきたいなと思います。

チャットモンチー「染まるよ」@ベッドルーム

ここからはRoom"H"の住人がプライベートで大事にしているディープな偏愛ソングを毎週1曲ご紹介。 @ベッドルームのコーナーです。今日このコーナーで皆さんに聴いていただきたい楽曲はチャットモンチーの「染まるよ」という楽曲です。大好きな曲。
タバコソング、そんな簡単な言葉で済ませていいような曲ではないと思うんですけど、分かりやすく言うとですね。僕がこの曲ですごく好きな部分があって、1番の歌詞で〈大人だから一度くらいタバコを吸ってみたくなって 月明かりに照らされたら 悪いことしてるみたいだ〉というフレーズがあるんですよ。タバコって大人の壁みたいなのを存在付けさせられる魔法のアイテムだと思うんですよ。
僕のじいちゃんの車の中がめちゃくちゃタバコ臭かったんですよ。けど、それが好きだったとか。小学校中学校の時、放課後、先生が校舎の裏で生徒に見つからないようにタバコを吸ってて"うわ、学校で嗜好品?大人だぁ。"とか。
久しぶりに会った高校の同級生がタバコ吸ってて、"わー、こいつ一緒に公園でポケモンとかやっとったのに、今タバコかよ。大人になったな。"とか。
学生時代にユアネスで対バンした年上のバンドの方が打ち上げでビール飲んでタバコ吸ってた、とかね。
非喫煙者側からすると、1つ上の段にいるような、距離を感じるアイテムっていうか。なんか虚しくなっちゃう、距離を感じちゃう。っていうのも、遠くにいるじゃなくて、1個上にいるみたいな感覚なんですよ。20代前半の頃はそんな感覚でしたね。
僕が今挙げた例は言っても軽いもんだと思うんですけど、例えば自分が心から愛しているとか愛したいと思ってる人間がタバコ吸ってると、なんて説明したら良いかわかんないけど、隣にいるのに自分とは違う位置にいるみたいな虚しさを感じる気がすると思う。"そんなにいいものなのかな?"とも気になっちゃう。
で、"自分じゃ満たせなくて。タバコだと満たせることがあるのか。"みたいなね。切ないんですけどね。そういういろんな可愛らしさみたいなのが詰まった曲だとも思います。すごく素敵な感覚で書かれた歌詞だなと思って、今回は偏愛ソングに選びました。



大人になったらできること。例えば、お酒とか夜遊び。まあ、大人じゃなくてもできるんですけど、大人がやるイメージ、僕の中で。もう30手前ですけど。
あと、公営ギャンブルとか。やらない人からすると、不明瞭な世界だからこその不安みたいなものがあると思って。もちろんタバコもそうですよ。冒頭に話したワンフレーズには新しいことが怖いとか、変わっちゃうことが怖いみたいな、そういった子供心っていうんですかね。可愛いらしい幼さに近いものも感じられるので、すごく素敵な感性が詰まったワンフレーズだなと勝手に思って聴いています。

9月25日(水) オンエア楽曲
ユアネス「人生の時間割」
FINLANDS「ナイトシンク」
キタニタツヤ「ずうっといっしょ!」
zonji「geki」
黒川侑司「カロン」(弾き語りカバー)
清竜人「インモラリスト」
黒川侑司「夏の桜 feat. Galileo Galilei」
ユアネス「私の最後の日」

LIVE INFORMATION

YOURNESS 定期公演「Breathing」
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「Breathing #1」
2024年10月16日(水)
東京・SHIBUYA PLEASURE PLEASURE 
OPEN:18:15 / START:19:00

「Breathing #2」
2024年12月16日(月)
東京・SHIBUYA PLEASURE PLEASURE 
OPEN:18:15 / START:19:00

「Breathing #3」
2025年2月13日(木)
東京・SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
OPEN:18:15 / START:19:00

「Breathing #4」
2025年4月16日(水)
東京・SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
OPEN:18:15 / START:19:00

「Breathing #5」
2025年6月16日(月)
東京・SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
OPEN:18:15 / START:19:00

「Breathing #6」
2025年8月16日(土)
東京・SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
OPEN:17:15 / START:18:00

※公演ごとに詳細の解禁日時は異なります。

<「Breathing」#1チケット詳細>
全席指定:5,500 (税込)
※別途ドリンク代必要
※未就学児入場不可

[プレイガイド先行]
受付期間 2024年9月2日(月)12:00~2024年9月8日(日)23:59
[一般発売]
2024年9月14日(土)


番組へのメッセージをお待ちしています。
Twitter #fmfukuoka #RoomH をつけてツイートしてください。MC3人ともマメにメッセージをチェックしています。レポート記事の感想やリクエストなどもありましたら、#SENSA もつけてツイートしてください!


RADIO INFORMATION

FM 福岡「Room "H"」
毎週月曜日から金曜日まで深夜にオンエアされる、福岡市・警固六角にある架空のマンションの一室を舞台に行われ、次世代クリエイターが様々な情報を発信するプログラム「ミッドナイト・マンション警固六角(けごむつかど)」。"203号室(毎週水曜日の26:00~26:55)"では、音楽番組「Room "H"」をオンエア。ユアネスの黒川侑司、アツキタケトモ、Laura day romanceが週替わりでMCを務め、本音で(Honestly)、真心を込めて(Hearty)、気楽に(Homey) 音楽愛を語る。彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。

放送時間:毎週水曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)


番組MC
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黒川侑司(ユアネス Vo.&Gt.)
福岡で結成された4人組ロックバンド。感情の揺れが溢れ出し琴線に触れる声と表現力を併せ持つヴォーカルに、変拍子を織り交ぜる複雑なバンドアンサンブルとドラマティックなアレンジで、詞世界を含め一つの物語を織りなすような楽曲を展開。
重厚な音の渦の中でもしっかり歌を聴かせることのできるLIVEパフォーマンスは、エモーショナルで稀有な存在感を放っている。2021年12月1日に初のフルアルバム「6 case」をリリース。2022年8月24日にシングル「ありえないよ。」を、同年11月30日にはシングル「Blur」をリリース。2022年6月1日にソロ第1弾シングル「この星からの脱出」をリリース。2022年7月8日にはソロ第2弾シングルでギタリスト「こーじゅん」をフィーチャリングに迎えた「フライディ・チャイナタウン (Acoustic Cover)」をリリース。
オフィシャルサイト @yourness_on @yourness_kuro

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Nolzy
2020年7月より活動開始。作詞・作曲・編曲を自ら手がける新世代の音楽家。日常に潜むちょっとした違和感を、独自のダンスミュージックで表現する。
1stアルバム『無口な人』は2020年9月にリリースされ、ノンプロモーションながらSpotifyやApple Musicなどのストリーミングサービスで多くのプレイリストに選出され、早耳の音楽ファンから好評を得た。2022年にはSG「Outsider」をリリースし、Billboard Heatseekersや、J-WAVETOKIO HOT 100に入るなど注目を高めている。
1月5日に配信SG「匿名奇謀」をリリース。
オフィシャルサイト @atsukitaketomo @atsukitaketomo

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国内外のミュージックラバーにファンを広げる日本のバンド。
鈴木迅が作り出す幅広い音楽性の楽曲と、井上花月の世界観のあるヴォーカル、
タイトさと柔軟さを兼ね備えたリズムを刻む礒本雄太のドラミング、
そしてそれらを表現するためのベストな形でジョインするサポートメンバー達。
2023年初頭には「関ジャム 完全燃 SHOW( テレビ朝日 )」 で川谷絵音氏が選ぶ 2023 年のマイベスト 10 曲の第三位に「sweet vertigo」が選出され、大きく注目を集め始めている。
ワンマンライブは開催を重ねるごとに規模を広げており、2024年10月~11月には、ツアーファイナルZepp Shinjuku(TOKYO)を含む全国ツアーが決定している。
オフィシャルサイト @lauradayromance @lauradayromance

LINK
FM福岡「Room "H"」

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