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2024.08.01
FM福岡で毎週水曜日 26:00~26:55にオンエアしている音楽番組「Room "H"」。ユアネスの黒川侑司、アツキタケトモ、Laura day romanceが週替わりでMCを務め、彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。
今週のMCは、アツキタケトモが担当。SENSAでは、オンエア内容を一部レポート!(聴き逃した方やもう一度聴きたい方は、radiko タイムフリーをご利用下さい。)
皆さん、こんばんは。ここからの1時間は RoomH、DJを務めます、音楽家のアツキタケトモです。7月も終わってしまいました。ということで、もう夏、今年やばない?暑すぎ(苦笑)。外出ただけで、圧力を感じるというか。やばいですよね、立ってられないというか。子供の頃、プールの水温を測って、水温が低くて入れない日があったじゃないですか?信じられないというか。そんな夏を今や想像できないというか。エアコンも色々情報が錯綜していて、電源入れる時が一番電力を使うからつけっぱなしが実は一番電気代かからないみたいな情報があってつけっぱなしにしてるんですけど、不安も出てきて。じゃあ除湿にしようかなと思って除湿に変えたら、普通の冷房よりもむしろ部屋がめっちゃ寒くなって。この馬力で動いてるってことは、むしろ電気代高くなりそうとか。そういうエアコン事情も調整しながら、なんとか生きてるんですけど。皆さん熱中症にはお気をつけていただきたいなと思います。
さて、そんなアツキタケトモ、アーティスト写真が新しくなりまして。リリース毎にPVの時に撮ったカットを上げたり、アイコンを変えたりもしてるので、皆さん的にはもしかしたら、アーティスト写真をコロコロ変えてる感じになってるかもしれないですが、しっかりとした宣伝写真という扱いのアーティスト写真を変えるのは、「NEGATIVE STEP」という曲を出した時、このRoom"H"に僕が入居し始めたのが、ちょうど「NEGATIVE STEP」のリリースのタイミングだったので、それ以来アーティスト写真を1年半ぶりぐらいに変えまして。で、この撮影の日が35度ぐらい、外ロケで。
しかも、アーティスト写真見ていただければ分かると思いますが、ウィンドブレイカー着てます、長袖の。それこそ本当、死ぬかと思いました。けれども、スタッフ陣が僕に氷を渡してくれたり、ハンディーファンを当ててくれたりとか、うちわで仰いでくれたりとか。あと、僕は撮影中、絶対汗を垂らさないと思って集中していたら、本当に汗って垂れてこないもので。最後の最後、ちょっとだけ汗が垂れたけど、基本的には汗もかかずになんとか撮りきりました。涼しい顔をしております。なので、皆さんぜひ僕のSNSをチェックしてもらって、アーティスト写真を確認してもらって、"こいつこんな涼しい顔してるけど、35度でこれ撮ってんだ"と。そんな背景も感じながら、この番組聞いている皆さん、改めてアーティスト写真を見ていただきたいなと思います。では早速番組始めていきましょう。今日の1曲目はアツキタケトモ最新曲「luv U」でございます。夏にぴったりなのか?みたいな曲ではありますけども。アルバムに向けて、切り札というか、出した曲なので、是非"らびゅ"していただけたらなと。いいねしてもらえたらなと。そんな感じの曲になってます。
ここからは@リビングルーム。僕、アツキタケトモの回では、毎週テーマを決めて曲をセレクトしています。アーティスト写真を変えたという話をさっきしましたけども、今回のアーティスト写真は、前傾姿勢で顔もちゃんと見せてて、まっすぐ伝えるぞという気持ちも込めているんですけど。今までは椅子から転げ落ちている瞬間とかで顔ほぼ見えてないとか。その前は真っ黒な空間の中で、ブレている僕の顔が、みたいな。とにかく斜めに生きてきて、こういう特集をする時も外していこうと考えてきたんですけど、アーティスト写真も真っ直ぐになりましたし、僕もまっすぐ真正面からテーマ選びができる大人になったということで。今日は夏真っ盛りの今だからこそお届けする"俺の夏歌特集"やっていこうかなと思います。
まず1曲目は杉山清貴&オメガトライブ「ふたりの夏物語」、"俺の夏歌"という選曲を考えようと思った時に"ちゃっちゃっちゃーちゃちゃちゃー"って一番最初に頭に流れてきたイントロがこれで。この海感とか、この夏感みたいなものって80年代の音じゃないと出せない質感。当時の音だからこそ出る夏の感じ、アッパーな感じ。今、僕が次のアルバムで80年代ではないんですけど、90年代よりのテーマで曲を作ったりしてるんですけど、当時の機材とか使って組み合わせると当時のノスタルジーって結構出るもので。この時代のゲートリバーブとか、パンっというリバーブの音とか。ドラムマシーンの音色、シンセの音色とかが今よりテンション高く聴こえるというか。今って結構チルな感じで、かなり音数削って、ミニマムなものがかっこいいってなってる時代だけど、この項のパキッとした感じというか、派手さみたいなものが、"夏始めるぜ!"というのには一番いいかなということで。1曲目はこれしかないかな。
いやー、冒頭の"ダタン!"からもう80年代炸裂みたいなね。あのゲートリバーブたまらないし、歌い出しの"マリーナ〜"が、あれ選ぶしかないでしょ、というテイクというか。今、音楽家として聴くと。このテイク出たら、絶対これやろみたいなね。"マリーナ〜 "の印象やばかったですね。
続いて2曲目は、一気に近年に。近年でもないのか、もはや。僕の中ではかなり近年なつもりですけど、選んできたのがYUIさんの「SUMMER SONG」ですね。僕たち世代は結局YUIさんみたいなところがあるんですよ(笑)。多分全員一致だと思う、いろんなミュージシャンと話してても。今、すごくかっこいいダンスミュージックとかやってても、小学校中学校の時、絶対同世代だったらYUIさん通っている、本当に。それぐらいですね、僕ら世代の学生時代とかに多大なる影響力、アニメソングとかもめちゃめちゃやってたし、当然、テレビでも流れてたし、2005年から 2010年代の初頭ぐらいまでの、YUIさん無双みたいな時期がすごくあって。僕らの青春時代と被ってるから、大学の友達とかとドライブする時も、必ずプレイリストに入っていて。夏、海沿いとかドライブする時に、絶対この曲を誰か選んでて。そういう定番曲なので、この曲のアコギのイントロを聴くと、僕にとっての夏が始まるわけですよね。
青春が音になったみたいな。でも、改めて時を経て聴くと、YUIさんの声って、結構オルタナティブな声をしてるなってすごく思う。可愛い声って形容もできると思うんですけど、独特な声というか、ちょっとハスキーさもあったり。今、聴くと、本人がたまに見せるロックな姿とか、意外とそことのマッチングが良くて。こういうポップな曲も歌えるという、シンガーとしての幅の広さを改めて感じましたね。
どんどん行きましょう。続いては、クールダウンじゃないですけど、オシャレな感じにしたいなと思って、Calvin Harris & Dua Lipa & Young Thugの「Potion」という曲なんですけど、Calvin Harrisが、夏シリーズみたいな感じで出してるアルバムというか、シリーズがありまして。Funk Wav Bouncesというやつで、そのVol.1が結構昔に出てて、それを聴いていたんですけど。おととし、Vol.2が出て、その時期にずーっとそのFunk Wav Bouncesを聴いてて、この曲は先行シングルみたいな感じで、リードトラックになったと思うんで、よりこの曲単体で聴く時期も多かったし、アルバムをずーっと聴いていたのもあって、夏になると、このアルバムをVol.1、Vol.2ともに聴きたくなるという。ちょっと今日の選曲がJ-POPすぎると思ったので、ここら辺で洋楽をお届けしたいなと思います。
クールダウンにちょうどいい、ダンスミュージックかなという感じですね。この後、日本の夏歌のダンスミュージックもお届けするんですけど、その曲とも対照的な夏の曲というか。夏に踊りたくなるのは多分、世界共通だけど、その踊り方の方向が全然違うなっていうのも、改めて聴いてみて思ったりしました。
続いては、クールダウンしたいというか、もはや夏を終わらせにかかろうかなというところで、山下達郎さんの「さよなら夏の日」 です。もう、さよならです。8月ですけども、8月入った瞬間にさよならです、もう夏は。冒頭に言おうと思ったけど、僕は大の夏嫌いで、7月の頭にThreadsで、"あー早く冬こないかなぁ..."ってつぶやきました。暑いの嫌い。子供の頃は夏好きでしたよ、外で遊んだり。まぁ暑かったけど、全然外で遊べたし。プールにも入ったりとかしてたし。すごく暑いけど、そんなに死を感じることはなかったというか、身の危険を感じることは別になかったんですよ、外にいるだけでは。ずっといて、激しく運動したら水分摂らなきゃみたいなのはありましたけど。今思えば、夏に体育やってたのやばくね?って思いますもんね。子供の頃は全然夏好きだったんですけど、最近の夏は暑すぎて、やってられなくなっちゃうということで。
この曲選んだのは、夏って"青春18きっぷ"という、JRの切符が発売されて、春と冬もあるんですけど、僕は夏に青春18きっぷ買って、四国に行ったり、15〜16時間乗りっぱなしです、鈍行の電車に。1日で四国まで行ったり、そんなことをしてる時期もあって。最近、電車旅できていないので、今年こそ行きたいと思ってますけど。田舎の景色というか、ローカルな車窓を見ながら、達郎さんの「さよなら夏の日」を聴いてみてください。本当にもう実写版サマーウォーズみたいな。サマーウォーズのタイアップをしてるのは別の曲なんですけど。でも、そういう時代を超えた日本の夏の雰囲気を感じながら旅ができるので、鉄道旅とかローカル線を旅する時に達郎さんの曲を聴くことが多くて。その中でも夏がタイトルに入ってるので、この曲をチョイスしてきました。
もう、秋来ないかな〜とか思っちゃいますよね。曲のタイトルそのままですけど。電車旅の車窓のことなどを思い出しながら聴いていました。ラスト5曲目、もうタオルを回す準備はできてますか? 湘南乃風の「睡蓮花」を選んできました。
僕ら世代は結局、湘南乃風かORANGE RANGE。ORANGE RANGEにしようか湘南乃風にしようかですごく悩んでたんですけども、絶対運動会で踊っていると思う。僕は28歳なんですけど、僕と同じ世代の人は絶対ORANGE RANGEか湘南乃風を運動会か体育祭で絶対踊らされていると思う。もう義務教育です、もはや(笑)。というぐらい多分「睡蓮花」は絶対踊っているよ。みんな1回は。
この僕も、例に違わず踊ってました。小6の時に、この曲が毎日学校の体育館とかで流れてて。さっきのCalvin Harris とかの"ドゥッドゥッドゥッ"とグルービーに踊る感じとは違って、湘南乃風は多分盆踊りっぽいノリの方が近いというか。"ドーンドーンドーンタッタラパンパンパン"みたいな、頭なんですよね、乗り方が。それが"祭りだ"っていう感じがすごくするので。これは結構サブちゃん(北島三郎)の"祭り"みたいなノリで僕は聴いてたっていうか。"祭りだ、ハイハイ"みたいな曲ですよね。カラオケでこの曲を歌って僕ら世代でぶち上がらない人いないと思うので、"俺の夏歌"というこの俺感も含めて、もう"俺俺俺俺"ですから。そのテンションでお届けしたいと思います。
いやー、この曲を聴くと夏来ますね。間違いなく夏が。僕の中の夏が、また"さよなら夏の日"して睡蓮花でまた夏が燃え上がりましたね。この選曲で結構皆さん夏来たんじゃないですか?夏は来てるか。僕が夏を認めたくなさすぎて、僕の中ではこの特集をしないと夏が始められないなと思って。やっぱり「睡蓮花」を聴くと、夏を受け入れられます。このテンションによって、"夏も悪くないかも"っていう。やっぱ「睡蓮花」聴くと"それそれそれそれ"で自分が盛り上がってくるんで。夏まだ戦えるなと思いました。頑張っていきましょう、皆さん。熱さに負けずに クーラーを使って、室内で踊っていただけたらなと思います。ということでRoom"H" @リビングルームのコーナーでした。
アツキタケトモ「luv U」
2024年7月3日(水)
Format:Digital
Track:
1.luv U
試聴はこちら
杉山清貴 & オメガトライブ「ふたりの夏物語」
YUI 「SUMMER SONG」
Calvin Harris, Dua Lipa & Young Thug 「Potion」
山下達郎「さよなら夏の日」
湘南乃風「睡蓮花」
アツキタケトモ「少年時代」
アツキタケトモ「カモフラージュ」
番組へのメッセージをお待ちしています。
Twitter #fmfukuoka #RoomH をつけてツイートしてください。MC3人ともマメにメッセージをチェックしています。レポート記事の感想やリクエストなどもありましたら、#SENSA もつけてツイートしてください!
放送時間:毎週水曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)
黒川侑司(ユアネス Vo.&Gt.)
福岡で結成された4人組ロックバンド。感情の揺れが溢れ出し琴線に触れる声と表現力を併せ持つヴォーカルに、変拍子を織り交ぜる複雑なバンドアンサンブルとドラマティックなアレンジで、詞世界を含め一つの物語を織りなすような楽曲を展開。
重厚な音の渦の中でもしっかり歌を聴かせることのできるLIVEパフォーマンスは、エモーショナルで稀有な存在感を放っている。2021年12月1日に初のフルアルバム「6 case」をリリース。2022年8月24日にシングル「ありえないよ。」を、同年11月30日にはシングル「Blur」をリリース。2022年6月1日にソロ第1弾シングル「この星からの脱出」をリリース。2022年7月8日にはソロ第2弾シングルでギタリスト「こーじゅん」をフィーチャリングに迎えた「フライディ・チャイナタウン (Acoustic Cover)」をリリース。
オフィシャルサイト/ @yourness_on/ @yourness_kuro
アツキタケトモ
2020年7月より活動開始。作詞・作曲・編曲を自ら手がける新世代の音楽家。日常に潜むちょっとした違和感を、独自のダンスミュージックで表現する。
1stアルバム『無口な人』は2020年9月にリリースされ、ノンプロモーションながらSpotifyやApple Musicなどのストリーミングサービスで多くのプレイリストに選出され、早耳の音楽ファンから好評を得た。2022年にはSG「Outsider」をリリースし、Billboard Heatseekersや、J-WAVETOKIO HOT 100に入るなど注目を高めている。
4月24日に配信SG「キスミー」をリリース。
オフィシャルサイト/ @atsukitaketomo / @atsukitaketomo
Laura day romance
国内外のミュージックラバーにファンを広げる日本のバンド。
鈴木迅が作り出す幅広い音楽性の楽曲と、井上花月の世界観のあるヴォーカル、
タイトさと柔軟さを兼ね備えたリズムを刻む礒本雄太のドラミング、
そしてそれらを表現するためのベストな形でジョインするサポートメンバー達。
2023年初頭には「関ジャム 完全燃 SHOW( テレビ朝日 )」 で川谷絵音氏が選ぶ 2023 年のマイベスト 10 曲の第三位に「sweet vertigo」が選出され、大きく注目を集め始めている。
ワンマンライブは開催を重ねるごとに規模を広げており、2024年10月~11月には、ツアーファイナルZepp Shinjuku(TOKYO)を含む全国ツアーが決定している。
オフィシャルサイト/ @lauradayromance / @lauradayromance
今週のMCは、アツキタケトモが担当。SENSAでは、オンエア内容を一部レポート!(聴き逃した方やもう一度聴きたい方は、radiko タイムフリーをご利用下さい。)
皆さん、こんばんは。ここからの1時間は RoomH、DJを務めます、音楽家のアツキタケトモです。7月も終わってしまいました。ということで、もう夏、今年やばない?暑すぎ(苦笑)。外出ただけで、圧力を感じるというか。やばいですよね、立ってられないというか。子供の頃、プールの水温を測って、水温が低くて入れない日があったじゃないですか?信じられないというか。そんな夏を今や想像できないというか。エアコンも色々情報が錯綜していて、電源入れる時が一番電力を使うからつけっぱなしが実は一番電気代かからないみたいな情報があってつけっぱなしにしてるんですけど、不安も出てきて。じゃあ除湿にしようかなと思って除湿に変えたら、普通の冷房よりもむしろ部屋がめっちゃ寒くなって。この馬力で動いてるってことは、むしろ電気代高くなりそうとか。そういうエアコン事情も調整しながら、なんとか生きてるんですけど。皆さん熱中症にはお気をつけていただきたいなと思います。
さて、そんなアツキタケトモ、アーティスト写真が新しくなりまして。リリース毎にPVの時に撮ったカットを上げたり、アイコンを変えたりもしてるので、皆さん的にはもしかしたら、アーティスト写真をコロコロ変えてる感じになってるかもしれないですが、しっかりとした宣伝写真という扱いのアーティスト写真を変えるのは、「NEGATIVE STEP」という曲を出した時、このRoom"H"に僕が入居し始めたのが、ちょうど「NEGATIVE STEP」のリリースのタイミングだったので、それ以来アーティスト写真を1年半ぶりぐらいに変えまして。で、この撮影の日が35度ぐらい、外ロケで。
しかも、アーティスト写真見ていただければ分かると思いますが、ウィンドブレイカー着てます、長袖の。それこそ本当、死ぬかと思いました。けれども、スタッフ陣が僕に氷を渡してくれたり、ハンディーファンを当ててくれたりとか、うちわで仰いでくれたりとか。あと、僕は撮影中、絶対汗を垂らさないと思って集中していたら、本当に汗って垂れてこないもので。最後の最後、ちょっとだけ汗が垂れたけど、基本的には汗もかかずになんとか撮りきりました。涼しい顔をしております。なので、皆さんぜひ僕のSNSをチェックしてもらって、アーティスト写真を確認してもらって、"こいつこんな涼しい顔してるけど、35度でこれ撮ってんだ"と。そんな背景も感じながら、この番組聞いている皆さん、改めてアーティスト写真を見ていただきたいなと思います。では早速番組始めていきましょう。今日の1曲目はアツキタケトモ最新曲「luv U」でございます。夏にぴったりなのか?みたいな曲ではありますけども。アルバムに向けて、切り札というか、出した曲なので、是非"らびゅ"していただけたらなと。いいねしてもらえたらなと。そんな感じの曲になってます。
俺の夏歌特集!@リビングルーム
ここからは@リビングルーム。僕、アツキタケトモの回では、毎週テーマを決めて曲をセレクトしています。アーティスト写真を変えたという話をさっきしましたけども、今回のアーティスト写真は、前傾姿勢で顔もちゃんと見せてて、まっすぐ伝えるぞという気持ちも込めているんですけど。今までは椅子から転げ落ちている瞬間とかで顔ほぼ見えてないとか。その前は真っ黒な空間の中で、ブレている僕の顔が、みたいな。とにかく斜めに生きてきて、こういう特集をする時も外していこうと考えてきたんですけど、アーティスト写真も真っ直ぐになりましたし、僕もまっすぐ真正面からテーマ選びができる大人になったということで。今日は夏真っ盛りの今だからこそお届けする"俺の夏歌特集"やっていこうかなと思います。
まず1曲目は杉山清貴&オメガトライブ「ふたりの夏物語」、"俺の夏歌"という選曲を考えようと思った時に"ちゃっちゃっちゃーちゃちゃちゃー"って一番最初に頭に流れてきたイントロがこれで。この海感とか、この夏感みたいなものって80年代の音じゃないと出せない質感。当時の音だからこそ出る夏の感じ、アッパーな感じ。今、僕が次のアルバムで80年代ではないんですけど、90年代よりのテーマで曲を作ったりしてるんですけど、当時の機材とか使って組み合わせると当時のノスタルジーって結構出るもので。この時代のゲートリバーブとか、パンっというリバーブの音とか。ドラムマシーンの音色、シンセの音色とかが今よりテンション高く聴こえるというか。今って結構チルな感じで、かなり音数削って、ミニマムなものがかっこいいってなってる時代だけど、この項のパキッとした感じというか、派手さみたいなものが、"夏始めるぜ!"というのには一番いいかなということで。1曲目はこれしかないかな。
いやー、冒頭の"ダタン!"からもう80年代炸裂みたいなね。あのゲートリバーブたまらないし、歌い出しの"マリーナ〜"が、あれ選ぶしかないでしょ、というテイクというか。今、音楽家として聴くと。このテイク出たら、絶対これやろみたいなね。"マリーナ〜 "の印象やばかったですね。
続いて2曲目は、一気に近年に。近年でもないのか、もはや。僕の中ではかなり近年なつもりですけど、選んできたのがYUIさんの「SUMMER SONG」ですね。僕たち世代は結局YUIさんみたいなところがあるんですよ(笑)。多分全員一致だと思う、いろんなミュージシャンと話してても。今、すごくかっこいいダンスミュージックとかやってても、小学校中学校の時、絶対同世代だったらYUIさん通っている、本当に。それぐらいですね、僕ら世代の学生時代とかに多大なる影響力、アニメソングとかもめちゃめちゃやってたし、当然、テレビでも流れてたし、2005年から 2010年代の初頭ぐらいまでの、YUIさん無双みたいな時期がすごくあって。僕らの青春時代と被ってるから、大学の友達とかとドライブする時も、必ずプレイリストに入っていて。夏、海沿いとかドライブする時に、絶対この曲を誰か選んでて。そういう定番曲なので、この曲のアコギのイントロを聴くと、僕にとっての夏が始まるわけですよね。
青春が音になったみたいな。でも、改めて時を経て聴くと、YUIさんの声って、結構オルタナティブな声をしてるなってすごく思う。可愛い声って形容もできると思うんですけど、独特な声というか、ちょっとハスキーさもあったり。今、聴くと、本人がたまに見せるロックな姿とか、意外とそことのマッチングが良くて。こういうポップな曲も歌えるという、シンガーとしての幅の広さを改めて感じましたね。
どんどん行きましょう。続いては、クールダウンじゃないですけど、オシャレな感じにしたいなと思って、Calvin Harris & Dua Lipa & Young Thugの「Potion」という曲なんですけど、Calvin Harrisが、夏シリーズみたいな感じで出してるアルバムというか、シリーズがありまして。Funk Wav Bouncesというやつで、そのVol.1が結構昔に出てて、それを聴いていたんですけど。おととし、Vol.2が出て、その時期にずーっとそのFunk Wav Bouncesを聴いてて、この曲は先行シングルみたいな感じで、リードトラックになったと思うんで、よりこの曲単体で聴く時期も多かったし、アルバムをずーっと聴いていたのもあって、夏になると、このアルバムをVol.1、Vol.2ともに聴きたくなるという。ちょっと今日の選曲がJ-POPすぎると思ったので、ここら辺で洋楽をお届けしたいなと思います。
クールダウンにちょうどいい、ダンスミュージックかなという感じですね。この後、日本の夏歌のダンスミュージックもお届けするんですけど、その曲とも対照的な夏の曲というか。夏に踊りたくなるのは多分、世界共通だけど、その踊り方の方向が全然違うなっていうのも、改めて聴いてみて思ったりしました。
続いては、クールダウンしたいというか、もはや夏を終わらせにかかろうかなというところで、山下達郎さんの「さよなら夏の日」 です。もう、さよならです。8月ですけども、8月入った瞬間にさよならです、もう夏は。冒頭に言おうと思ったけど、僕は大の夏嫌いで、7月の頭にThreadsで、"あー早く冬こないかなぁ..."ってつぶやきました。暑いの嫌い。子供の頃は夏好きでしたよ、外で遊んだり。まぁ暑かったけど、全然外で遊べたし。プールにも入ったりとかしてたし。すごく暑いけど、そんなに死を感じることはなかったというか、身の危険を感じることは別になかったんですよ、外にいるだけでは。ずっといて、激しく運動したら水分摂らなきゃみたいなのはありましたけど。今思えば、夏に体育やってたのやばくね?って思いますもんね。子供の頃は全然夏好きだったんですけど、最近の夏は暑すぎて、やってられなくなっちゃうということで。
この曲選んだのは、夏って"青春18きっぷ"という、JRの切符が発売されて、春と冬もあるんですけど、僕は夏に青春18きっぷ買って、四国に行ったり、15〜16時間乗りっぱなしです、鈍行の電車に。1日で四国まで行ったり、そんなことをしてる時期もあって。最近、電車旅できていないので、今年こそ行きたいと思ってますけど。田舎の景色というか、ローカルな車窓を見ながら、達郎さんの「さよなら夏の日」を聴いてみてください。本当にもう実写版サマーウォーズみたいな。サマーウォーズのタイアップをしてるのは別の曲なんですけど。でも、そういう時代を超えた日本の夏の雰囲気を感じながら旅ができるので、鉄道旅とかローカル線を旅する時に達郎さんの曲を聴くことが多くて。その中でも夏がタイトルに入ってるので、この曲をチョイスしてきました。
もう、秋来ないかな〜とか思っちゃいますよね。曲のタイトルそのままですけど。電車旅の車窓のことなどを思い出しながら聴いていました。ラスト5曲目、もうタオルを回す準備はできてますか? 湘南乃風の「睡蓮花」を選んできました。
僕ら世代は結局、湘南乃風かORANGE RANGE。ORANGE RANGEにしようか湘南乃風にしようかですごく悩んでたんですけども、絶対運動会で踊っていると思う。僕は28歳なんですけど、僕と同じ世代の人は絶対ORANGE RANGEか湘南乃風を運動会か体育祭で絶対踊らされていると思う。もう義務教育です、もはや(笑)。というぐらい多分「睡蓮花」は絶対踊っているよ。みんな1回は。
この僕も、例に違わず踊ってました。小6の時に、この曲が毎日学校の体育館とかで流れてて。さっきのCalvin Harris とかの"ドゥッドゥッドゥッ"とグルービーに踊る感じとは違って、湘南乃風は多分盆踊りっぽいノリの方が近いというか。"ドーンドーンドーンタッタラパンパンパン"みたいな、頭なんですよね、乗り方が。それが"祭りだ"っていう感じがすごくするので。これは結構サブちゃん(北島三郎)の"祭り"みたいなノリで僕は聴いてたっていうか。"祭りだ、ハイハイ"みたいな曲ですよね。カラオケでこの曲を歌って僕ら世代でぶち上がらない人いないと思うので、"俺の夏歌"というこの俺感も含めて、もう"俺俺俺俺"ですから。そのテンションでお届けしたいと思います。
いやー、この曲を聴くと夏来ますね。間違いなく夏が。僕の中の夏が、また"さよなら夏の日"して睡蓮花でまた夏が燃え上がりましたね。この選曲で結構皆さん夏来たんじゃないですか?夏は来てるか。僕が夏を認めたくなさすぎて、僕の中ではこの特集をしないと夏が始められないなと思って。やっぱり「睡蓮花」を聴くと、夏を受け入れられます。このテンションによって、"夏も悪くないかも"っていう。やっぱ「睡蓮花」聴くと"それそれそれそれ"で自分が盛り上がってくるんで。夏まだ戦えるなと思いました。頑張っていきましょう、皆さん。熱さに負けずに クーラーを使って、室内で踊っていただけたらなと思います。ということでRoom"H" @リビングルームのコーナーでした。
RELEASE INFORMATION
アツキタケトモ「luv U」
2024年7月3日(水)
Format:Digital
Track:
1.luv U
試聴はこちら
7月31日(水) オンエア楽曲
アツキタケトモ「luv U」杉山清貴 & オメガトライブ「ふたりの夏物語」
YUI 「SUMMER SONG」
Calvin Harris, Dua Lipa & Young Thug 「Potion」
山下達郎「さよなら夏の日」
湘南乃風「睡蓮花」
アツキタケトモ「少年時代」
アツキタケトモ「カモフラージュ」
番組へのメッセージをお待ちしています。
Twitter #fmfukuoka #RoomH をつけてツイートしてください。MC3人ともマメにメッセージをチェックしています。レポート記事の感想やリクエストなどもありましたら、#SENSA もつけてツイートしてください!
RADIO INFORMATION
FM 福岡「Room "H"」
毎週月曜日から金曜日まで深夜にオンエアされる、福岡市・警固六角にある架空のマンションの一室を舞台に行われ、次世代クリエイターが様々な情報を発信するプログラム「ミッドナイト・マンション警固六角(けごむつかど)」。"203号室(毎週水曜日の26:00~26:55)"では、音楽番組「Room "H"」をオンエア。ユアネスの黒川侑司、アツキタケトモ、Laura day romanceが週替わりでMCを務め、本音で(Honestly)、真心を込めて(Hearty)、気楽に(Homey) 音楽愛を語る。彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。放送時間:毎週水曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)
番組MC
黒川侑司(ユアネス Vo.&Gt.)
福岡で結成された4人組ロックバンド。感情の揺れが溢れ出し琴線に触れる声と表現力を併せ持つヴォーカルに、変拍子を織り交ぜる複雑なバンドアンサンブルとドラマティックなアレンジで、詞世界を含め一つの物語を織りなすような楽曲を展開。
重厚な音の渦の中でもしっかり歌を聴かせることのできるLIVEパフォーマンスは、エモーショナルで稀有な存在感を放っている。2021年12月1日に初のフルアルバム「6 case」をリリース。2022年8月24日にシングル「ありえないよ。」を、同年11月30日にはシングル「Blur」をリリース。2022年6月1日にソロ第1弾シングル「この星からの脱出」をリリース。2022年7月8日にはソロ第2弾シングルでギタリスト「こーじゅん」をフィーチャリングに迎えた「フライディ・チャイナタウン (Acoustic Cover)」をリリース。
オフィシャルサイト/ @yourness_on/ @yourness_kuro
アツキタケトモ
2020年7月より活動開始。作詞・作曲・編曲を自ら手がける新世代の音楽家。日常に潜むちょっとした違和感を、独自のダンスミュージックで表現する。
1stアルバム『無口な人』は2020年9月にリリースされ、ノンプロモーションながらSpotifyやApple Musicなどのストリーミングサービスで多くのプレイリストに選出され、早耳の音楽ファンから好評を得た。2022年にはSG「Outsider」をリリースし、Billboard Heatseekersや、J-WAVETOKIO HOT 100に入るなど注目を高めている。
4月24日に配信SG「キスミー」をリリース。
オフィシャルサイト/ @atsukitaketomo / @atsukitaketomo
Laura day romance
国内外のミュージックラバーにファンを広げる日本のバンド。
鈴木迅が作り出す幅広い音楽性の楽曲と、井上花月の世界観のあるヴォーカル、
タイトさと柔軟さを兼ね備えたリズムを刻む礒本雄太のドラミング、
そしてそれらを表現するためのベストな形でジョインするサポートメンバー達。
2023年初頭には「関ジャム 完全燃 SHOW( テレビ朝日 )」 で川谷絵音氏が選ぶ 2023 年のマイベスト 10 曲の第三位に「sweet vertigo」が選出され、大きく注目を集め始めている。
ワンマンライブは開催を重ねるごとに規模を広げており、2024年10月~11月には、ツアーファイナルZepp Shinjuku(TOKYO)を含む全国ツアーが決定している。
オフィシャルサイト/ @lauradayromance / @lauradayromance