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2024.03.21
FM福岡で毎週水曜日 26:00~26:55にオンエアしている音楽番組「Room "H"」。ユアネスの黒川侑司、アツキタケトモ、Wez Atlasが週替わりでMCを務め、彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。
今週のMCは、ユアネスの黒川侑司が担当。SENSAでは、オンエア内容を一部レポート!(聴き逃した方やもう一度聴きたい方は、radiko タイムフリーをご利用下さい。)
皆さんこんばんは。ここからの1時間はRoom"H"、DJを務めます、ユアネスのボーカル・ギター黒川です。
3月8日Zepp DiverCity東京での「ユアネス ワンマンライブ2024〜 Life is Strange」無事終了しました。お越しいただいた皆様、本当にありがとうございました。
いかがだったでしょうか。ユアネス初のZepp、ワンマンということで初の試みをめちゃくちゃしました。ステージものすごく豪華だったと思います。
サポートミュージシャンの方も迎えてユアネスの楽曲披露もやりましたし、提供した楽曲のセルフカバーだったり、その日初披露の曲があったり、初めてのことがすごくたくさんで、きっと戸惑った、びっくりした方もたくさんいらっしゃったと思うんですけど、皆さんのSNSとかの反応を見る限り、すごく楽しんでくれたんじゃないのかな、と思っております。
自分たち的にもものすごく手応えがあったライブだったなと思って、個人的にはライブらしいライブしたの正直初めてかもしれないという感覚でしたね。
ユアネスの特徴として音源になるべく忠実にっていうのをコンセプトにやってきたところがあったんですけど、でもそれをちょっと逸脱したというか、もちろん音源を再現することはすごく大切なことなんですけど、もっと肩の力抜いていいんだなって思えたライブだったので、初めてちゃんとライブと言えるようなライブができた気がしたなと個人的に感じてて、これからライブするの、ものすごく、より楽しみになった一日でしたね。
新しいことにチャレンジし続けるのってすごく大切だなって思いました。 たくさんの気付きがありました。サポートミュージシャンの方、サックス岡勇希さん、キーボード鳥山昴さん、そしてゲストボーカルのRINOさんを迎えてライブしました。改めて本当にありがとうございました。
それでは早速今日の1曲目をお届けしましょう。DiverCityでやった時に、これは今日僕、勝ったなって思ったぐらい、すごく手応えを感じた1曲を選んできました。
映像を見返しても明らかにこの曲の瞬間から調子がさらに、1000%ぐらい上がった自分が見えたので、ユアネスの中でも強い曲になったなと思います。
FM福岡からユアネスの黒川がお送りしているRoom"H"、ここからは@リビングルームです。最近、僕がハッとしたことと今聴いてもらいたい音楽についてお話しする時間です。
ハッとしたことと言ってもZeppワンマンに向けての生活しかしてないのでライブの感想しか言えないんですけど、ライブの2日後、3月10日に渋谷のタワレコで『Ⅶ』のリリース記念のインストアイベント、弾き語りとその後にサイン会をさせていただきました。
Zeppの時のMCでも言ったんですけど、新しいことにチャレンジし過ぎて、どうしてもすごく置いてけぼりにされちゃったと感じさせてしまう人たちもいるかなって正直思ってたんですよ。びっくりしちゃうと思ってたしね。
でも僕らとしては長く長く楽しめること、停滞し続けるのって楽なことだと思うんですよ、選択の中で。ずっとその場に止まり続けて、ある程度、良質なものを届け続ける。
でも、そうじゃなくて、どんどんどんどん新しい道を切り開いていくことってすごく挑戦的、リスクももちろんあると思うんですけど必要なことだと思うんですよね、っていう話もして、だからといって昔の曲が嫌いになったわけじゃないよと、なんなら昔の曲もすごく好きなんだぞ、と昔の曲もZeppの時もやりましたし、インストアの時も昔の曲から始まって一番最後は一番最新曲を弾き語りしたんですけど、存分にユアネス・ウィークを過ごしておりました。
でも今まで僕、言葉選びをすごく慎重にしないと、崩れた言葉で伝わっちゃうと変な誤解とか生んじゃう可能性があるから、MCも日和っちゃって言えなかったりしてたんですけど、今回のZeppのMC、素直な気持ちで喋ったら、皆んな、やっぱり優しいですから、汲み取ってくれて、あと、ある程度僕たちのこと見てきてくれている人たちもたくさんいらっしゃいますので、正面から言葉が伝わって良かったなって感じました、ってX(Twitter)で見て思いました。本当にありがとうございました。
それではこの辺りで音楽の方に行きます。毎回3曲、Room"H" の住人がそれぞれのカラーで今聴いてもらいたい音楽を自由にセレクトしていきます。テーマはありません。ただ僕は聴きたい曲を聴きまくってたのでそれを皆さんに共有したいと思います。
3曲選んできました。
まず1曲目はindigo la Endの「春は溶けて」という楽曲です。彼らの曲は本当にイントロがめちゃくちゃ強すぎる、イントロ終わったーと思って歌入ってきて、その歌のメロディがめちゃくちゃいい。曲始まって、初っ端からずっと耳を奪い続けることのできるってのは本当にすごいことだと思います。めちゃくちゃ好きな曲です。
季節で言うと、きっと春の曲なんですけど 桜じゃなくって椿で春の曲を歌われているのが本当にいいですね。一筋縄じゃない感じがいいです。歌詞の内容もそういう単語選びもちょっと控えめな印象があるところがこの曲のめちゃくちゃいいところだと思います。 そういった控えめな人間にすごく刺さる楽曲だと思います。
Aメロとかはちょっと歌謡テイストな歌のメロディなんですけども、そのフェーズが終わったと思ったらすごくIndigo la Endっぽいというか、ちょっと軽快な、愉快な、なかなかこういうメロディ思いつかないだろうなっていう、そういった右往左往じゃないですけども、いろんなバリエーションで楽曲が構成されているのもきっと耳を奪い続けることのできる理由の一つなんだなと改めて今聴いて思いました。
続いて2曲目に選んできた楽曲はEnfantsの「デッドエンド」という楽曲です。大好きです。クアトロ、ワンマンお疲れ様でした。
以前、このRoom"H"の住人でした松本大さんがボーカルのバンドですね。またすげー曲を出したなと思いますよ。深夜ちょっと外出とる時とか、ポケットに手突っ込んでこの曲聴いたら無敵になった気分になれますね。
Enfantsの曲って深淵に落ちてしまった時、どうしたらいいか分からない時に、寄り添ってくれる、っていう表現はちょっと違うんですけど、全部ぶっ壊してくれそうな気持ちにしてくれるんですよね。きっといろんな底を見てきたからこそ書けるし作れる音楽、曲だと思います。
だから僕はEnfantsのことが大好きだし、この「デッドエンド」っていう曲もすごく大好き。どんどんどんどんそういった心の鎖みたいなものをぶっ壊して欲しい。
このミュージックビデオもめちゃくちゃかっこいいですから観て欲しい。大さんが金髪で電球を揺らしてます(笑)。
Enfantsのことを客観的に見るのがご本人たちはめちゃくちゃ得意なんだなって感じた、MVの一つですね。映像と一緒に観て聴いて欲しいです。
続いて、特にテーマはないんですけども今日は3曲選んできました。3曲目はやくしまるえつこの「ニュームーンに恋して」という楽曲です。
美少女戦士セーラームンCrystalの3期デス・バスターズ編のオープニングの曲です。イントロがめちゃくちゃかっこいいんですよ、これ。
やくしまるえつこさんは相対性理論というバンドで歌を歌われている方ですね。僕は相対性理論もセーラームーンも大好きなので、この曲を聴いた時ずっと目がウルウルしてました。
みんながSNSとかに"好き"×"好き"のコラボ、みたいなの書いたりする感覚ってこれなんだなって分かりました。
僕、女の子に生まれとったら毎朝起きてこの曲を流しながらお化粧とかして髪の毛とか巻いたりして、今日もすごくキラキラして頑張るぞってしたいな(笑)
魔法のワンフレーズとかワードがたくさん詰まってる一曲だと思います。全女の子の味方というかパワーをたくさんもらえる楽曲だなって思います。
いかがだったでしょうか。自分たちの曲ばっかり聴くシーズンだったんですよね、ワンマンがあったから自分たちの曲を聴いてとりあえず体に馴染ませなきゃ、馴染ませなきゃとはしてたんですけど、そうし過ぎるのもよくないなって、ある程度は休息が必要というか、肩の力を抜く、ちょっと表現が合ってるか分かんないですけど、 もうどうでもいいやって思えるぐらいの心の余裕って大切だなって思いました。心の余裕ってきっといい方向に働く場合ももちろんあるからっていうような選曲だったんじゃないのかなと思います。
FM福岡からお送りしているRoom"H"、ここからはRoom"H"の住人がプライベートで大事にしているディープな偏愛ソングを毎週1曲ご紹介、@ベッドルームのコーナーです。
今日このコーナーで皆さんに聴いていただきたい楽曲はsidenerdsの「片喰」という楽曲です。マジでこの曲めちゃくちゃいいです。このバンドがめちゃくちゃ良くて、福岡のバンドシーンとかが好きな人って、きっと好きなジャンルの音楽だと思います。
今のシーンがどうなっているとかって僕はちょっと詳しくないですけども、僕たちユアネスが福岡でやってた頃、このバンドが一緒に同じシーンにおったら、やばかった、絶対にぶっ壊されとったと思います。
ポストとかシューゲイズの要素が強めですね。飲み会終わりの朝帰りの時とかちょっと情けなくなっている時に聴きたいですね。聴いて、仕方がない、仕方のない気持ちになりたい。
何が好きかというと、こういうポストっぽいサウンドの楽曲って歌のメロディーがどうしても単調になりがちっていうか、歌のメロディーを歌じゃなく歌唱じゃなくて他の楽器で作っているようなメロディーになるようなことが多いイメージがあって、それってきっと楽器が大好きだからだと思うんですよね。ここはちょっと感覚の話だから難しいかもしれない。
でもこのバンド、sidenerdsの 楽曲の、歌のメロディーは歌心があるフレーズだと思う、"歌"ってもちろん言葉選びとかも含まれた上でですよ、伴奏に食われてない、そこがすごく好き。楽器のフレージングもすごくかっこいい。
ユアネスの結成当初はそういうマスとかポストの成分が多い楽曲が多くて、僕はそういうポストロックとかマスロックとかすごく好きなんですけど、歌が一番大好きなので、自分がさっき言った、単調にならないように、歌は歌としてちゃんとメロディアスな、そういう部分にすごく意識してメロディーをつけてたっていう部分もあったから、多分このバンドがすごく壺にハマったんだろうなって思います。
Xで知ったんですよ。Xやっとって良かったなと思う理由の一つですね。何のツイートとか誰のツイートとかポストか、全く覚えてないんですけどっていうのも、そのポストの内容を読んだわけじゃなくて、この「片喰」が収録されてる『潜水』っていうシングルのジャケット画像がめちゃくちゃ良くて、その画像に惹かれて文字情報も見んと、音情報も何も聴かず、すぐサブスクサービスで探して、このジャケット画像の楽曲が聴きたいと思って聴いたらめちゃくちゃ良かったです。
ラジオやからね、画像を見せられんから、皆さんそれぞれで調べてほしいんですけど、この『潜水』ってシングル3曲入っとうんですけど全部いいです。もうすごいです。偏愛すぎ。最近知ったのにいきなり偏愛ソングのコーナーにぶち込んでしまいました。
曲流す前も言ったけどシングルに入っとる3曲全部いいから他の残りの2曲も聴いてください。あとジャケット画像がほんとに想像通りの、ジャケット画像とサウンドがこんなにリンクすることあるんだっていう音が流れてきたから、知らなかった人が聴いたら、先に音を聴いたと思うんですけど、その上でまた画像を見て欲しい。
ジャケット画像が良くて曲聴くことなんかそんなにないからびっくりしました、自分でも。 だから偏愛ソングに突然入ってきたんだろうなって思います。好きじゃないとこんな喋られないですから、正直な気持ちでね。
indigo la End「春は溶けて」
Enfants「デッドエンド」
やくしまるえつこ「ニュームーンに恋して」
黒川侑司「花瓶の花」(弾き語りカバー)
sidenerds「片喰」
ユアネス「ECG feat.RINO」
番組へのメッセージをお待ちしています。
Twitter #fmfukuoka #RoomH をつけてツイートしてください。MC3人ともマメにメッセージをチェックしています。レポート記事の感想やリクエストなどもありましたら、#SENSA もつけてツイートしてください!
放送時間:毎週水曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)
黒川侑司(ユアネス Vo.&Gt.)
福岡で結成された4人組ロックバンド。感情の揺れが溢れ出し琴線に触れる声と表現力を併せ持つヴォーカルに、変拍子を織り交ぜる複雑なバンドアンサンブルとドラマティックなアレンジで、詞世界を含め一つの物語を織りなすような楽曲を展開。
重厚な音の渦の中でもしっかり歌を聴かせることのできるLIVEパフォーマンスは、エモーショナルで稀有な存在感を放っている。2021年12月1日に初のフルアルバム「6 case」をリリース。2022年8月24日にシングル「ありえないよ。」を、同年11月30日にはシングル「Blur」をリリース。2022年6月1日にソロ第1弾シングル「この星からの脱出」をリリース。2022年7月8日にはソロ第2弾シングルでギタリスト「こーじゅん」をフィーチャリングに迎えた「フライディ・チャイナタウン (Acoustic Cover)」をリリース。
オフィシャルサイト/ @yourness_on/ @yourness_kuro
アツキタケトモ
2020年7月より活動開始。作詞・作曲・編曲を自ら手がける新世代の音楽家。日常に潜むちょっとした違和感を、独自のダンスミュージックで表現する。
1stアルバム『無口な人』は2020年9月にリリースされ、ノンプロモーションながらSpotifyやApple Musicなどのストリーミングサービスで多くのプレイリストに選出され、早耳の音楽ファンから好評を得た。2022年にはSG「Outsider」をリリースし、Billboard Heatseekersや、J-WAVETOKIO HOT 100に入るなど注目を高めている。
1月5日に配信SG「匿名奇謀」をリリース。
オフィシャルサイト/ @atsukitaketomo / @atsukitaketomo
Wez Atlas
東京を拠点とするヒップホップアーティスト。多文化なスタイルを取り入れ、高いスキルで日本語と英語を組み合わせたラップを魅せる。HYPEBEAST JAPAN による注目の U20 アーティストに選ばれるなど徐々に注目を集める存在に。2021 年 6 月に starRo をプロデューサーに迎えた「Zuum!」をリリースし、SpotifyJapan の公式プレイリスト「Next Up」のカバー、そして 1 曲目に、さらには「Tokyo Super Hits!」にも選ばれた。今後の活躍が期待される中、2021年7月に待望の1stミニアルバム「Chicken Soup For One」をリリース。客演のオファーも多く寄せられ、Helsinki Lambda Clubや韓国のシンガーソングライターYunBなど、国内外のアーティストの作品に数多く客演参加。
2022年は自身名義のシングルも5作発表し、2023年3月には2ndミニアルバム「This Too Shall Pass」をリリース。
@wezzyatlas
今週のMCは、ユアネスの黒川侑司が担当。SENSAでは、オンエア内容を一部レポート!(聴き逃した方やもう一度聴きたい方は、radiko タイムフリーをご利用下さい。)
皆さんこんばんは。ここからの1時間はRoom"H"、DJを務めます、ユアネスのボーカル・ギター黒川です。
3月8日Zepp DiverCity東京での「ユアネス ワンマンライブ2024〜 Life is Strange」無事終了しました。お越しいただいた皆様、本当にありがとうございました。
いかがだったでしょうか。ユアネス初のZepp、ワンマンということで初の試みをめちゃくちゃしました。ステージものすごく豪華だったと思います。
サポートミュージシャンの方も迎えてユアネスの楽曲披露もやりましたし、提供した楽曲のセルフカバーだったり、その日初披露の曲があったり、初めてのことがすごくたくさんで、きっと戸惑った、びっくりした方もたくさんいらっしゃったと思うんですけど、皆さんのSNSとかの反応を見る限り、すごく楽しんでくれたんじゃないのかな、と思っております。
自分たち的にもものすごく手応えがあったライブだったなと思って、個人的にはライブらしいライブしたの正直初めてかもしれないという感覚でしたね。
ユアネスの特徴として音源になるべく忠実にっていうのをコンセプトにやってきたところがあったんですけど、でもそれをちょっと逸脱したというか、もちろん音源を再現することはすごく大切なことなんですけど、もっと肩の力抜いていいんだなって思えたライブだったので、初めてちゃんとライブと言えるようなライブができた気がしたなと個人的に感じてて、これからライブするの、ものすごく、より楽しみになった一日でしたね。
新しいことにチャレンジし続けるのってすごく大切だなって思いました。 たくさんの気付きがありました。サポートミュージシャンの方、サックス岡勇希さん、キーボード鳥山昴さん、そしてゲストボーカルのRINOさんを迎えてライブしました。改めて本当にありがとうございました。
それでは早速今日の1曲目をお届けしましょう。DiverCityでやった時に、これは今日僕、勝ったなって思ったぐらい、すごく手応えを感じた1曲を選んできました。
映像を見返しても明らかにこの曲の瞬間から調子がさらに、1000%ぐらい上がった自分が見えたので、ユアネスの中でも強い曲になったなと思います。
最近聴きまくっている音楽を選曲@リビングルーム
FM福岡からユアネスの黒川がお送りしているRoom"H"、ここからは@リビングルームです。最近、僕がハッとしたことと今聴いてもらいたい音楽についてお話しする時間です。
ハッとしたことと言ってもZeppワンマンに向けての生活しかしてないのでライブの感想しか言えないんですけど、ライブの2日後、3月10日に渋谷のタワレコで『Ⅶ』のリリース記念のインストアイベント、弾き語りとその後にサイン会をさせていただきました。
Zeppの時のMCでも言ったんですけど、新しいことにチャレンジし過ぎて、どうしてもすごく置いてけぼりにされちゃったと感じさせてしまう人たちもいるかなって正直思ってたんですよ。びっくりしちゃうと思ってたしね。
でも僕らとしては長く長く楽しめること、停滞し続けるのって楽なことだと思うんですよ、選択の中で。ずっとその場に止まり続けて、ある程度、良質なものを届け続ける。
でも、そうじゃなくて、どんどんどんどん新しい道を切り開いていくことってすごく挑戦的、リスクももちろんあると思うんですけど必要なことだと思うんですよね、っていう話もして、だからといって昔の曲が嫌いになったわけじゃないよと、なんなら昔の曲もすごく好きなんだぞ、と昔の曲もZeppの時もやりましたし、インストアの時も昔の曲から始まって一番最後は一番最新曲を弾き語りしたんですけど、存分にユアネス・ウィークを過ごしておりました。
でも今まで僕、言葉選びをすごく慎重にしないと、崩れた言葉で伝わっちゃうと変な誤解とか生んじゃう可能性があるから、MCも日和っちゃって言えなかったりしてたんですけど、今回のZeppのMC、素直な気持ちで喋ったら、皆んな、やっぱり優しいですから、汲み取ってくれて、あと、ある程度僕たちのこと見てきてくれている人たちもたくさんいらっしゃいますので、正面から言葉が伝わって良かったなって感じました、ってX(Twitter)で見て思いました。本当にありがとうございました。
それではこの辺りで音楽の方に行きます。毎回3曲、Room"H" の住人がそれぞれのカラーで今聴いてもらいたい音楽を自由にセレクトしていきます。テーマはありません。ただ僕は聴きたい曲を聴きまくってたのでそれを皆さんに共有したいと思います。
3曲選んできました。
まず1曲目はindigo la Endの「春は溶けて」という楽曲です。彼らの曲は本当にイントロがめちゃくちゃ強すぎる、イントロ終わったーと思って歌入ってきて、その歌のメロディがめちゃくちゃいい。曲始まって、初っ端からずっと耳を奪い続けることのできるってのは本当にすごいことだと思います。めちゃくちゃ好きな曲です。
季節で言うと、きっと春の曲なんですけど 桜じゃなくって椿で春の曲を歌われているのが本当にいいですね。一筋縄じゃない感じがいいです。歌詞の内容もそういう単語選びもちょっと控えめな印象があるところがこの曲のめちゃくちゃいいところだと思います。 そういった控えめな人間にすごく刺さる楽曲だと思います。
Aメロとかはちょっと歌謡テイストな歌のメロディなんですけども、そのフェーズが終わったと思ったらすごくIndigo la Endっぽいというか、ちょっと軽快な、愉快な、なかなかこういうメロディ思いつかないだろうなっていう、そういった右往左往じゃないですけども、いろんなバリエーションで楽曲が構成されているのもきっと耳を奪い続けることのできる理由の一つなんだなと改めて今聴いて思いました。
続いて2曲目に選んできた楽曲はEnfantsの「デッドエンド」という楽曲です。大好きです。クアトロ、ワンマンお疲れ様でした。
以前、このRoom"H"の住人でした松本大さんがボーカルのバンドですね。またすげー曲を出したなと思いますよ。深夜ちょっと外出とる時とか、ポケットに手突っ込んでこの曲聴いたら無敵になった気分になれますね。
Enfantsの曲って深淵に落ちてしまった時、どうしたらいいか分からない時に、寄り添ってくれる、っていう表現はちょっと違うんですけど、全部ぶっ壊してくれそうな気持ちにしてくれるんですよね。きっといろんな底を見てきたからこそ書けるし作れる音楽、曲だと思います。
だから僕はEnfantsのことが大好きだし、この「デッドエンド」っていう曲もすごく大好き。どんどんどんどんそういった心の鎖みたいなものをぶっ壊して欲しい。
このミュージックビデオもめちゃくちゃかっこいいですから観て欲しい。大さんが金髪で電球を揺らしてます(笑)。
Enfantsのことを客観的に見るのがご本人たちはめちゃくちゃ得意なんだなって感じた、MVの一つですね。映像と一緒に観て聴いて欲しいです。
続いて、特にテーマはないんですけども今日は3曲選んできました。3曲目はやくしまるえつこの「ニュームーンに恋して」という楽曲です。
美少女戦士セーラームンCrystalの3期デス・バスターズ編のオープニングの曲です。イントロがめちゃくちゃかっこいいんですよ、これ。
やくしまるえつこさんは相対性理論というバンドで歌を歌われている方ですね。僕は相対性理論もセーラームーンも大好きなので、この曲を聴いた時ずっと目がウルウルしてました。
みんながSNSとかに"好き"×"好き"のコラボ、みたいなの書いたりする感覚ってこれなんだなって分かりました。
僕、女の子に生まれとったら毎朝起きてこの曲を流しながらお化粧とかして髪の毛とか巻いたりして、今日もすごくキラキラして頑張るぞってしたいな(笑)
魔法のワンフレーズとかワードがたくさん詰まってる一曲だと思います。全女の子の味方というかパワーをたくさんもらえる楽曲だなって思います。
いかがだったでしょうか。自分たちの曲ばっかり聴くシーズンだったんですよね、ワンマンがあったから自分たちの曲を聴いてとりあえず体に馴染ませなきゃ、馴染ませなきゃとはしてたんですけど、そうし過ぎるのもよくないなって、ある程度は休息が必要というか、肩の力を抜く、ちょっと表現が合ってるか分かんないですけど、 もうどうでもいいやって思えるぐらいの心の余裕って大切だなって思いました。心の余裕ってきっといい方向に働く場合ももちろんあるからっていうような選曲だったんじゃないのかなと思います。
sidenerds「片喰」@ベッドルーム
FM福岡からお送りしているRoom"H"、ここからはRoom"H"の住人がプライベートで大事にしているディープな偏愛ソングを毎週1曲ご紹介、@ベッドルームのコーナーです。
今日このコーナーで皆さんに聴いていただきたい楽曲はsidenerdsの「片喰」という楽曲です。マジでこの曲めちゃくちゃいいです。このバンドがめちゃくちゃ良くて、福岡のバンドシーンとかが好きな人って、きっと好きなジャンルの音楽だと思います。
今のシーンがどうなっているとかって僕はちょっと詳しくないですけども、僕たちユアネスが福岡でやってた頃、このバンドが一緒に同じシーンにおったら、やばかった、絶対にぶっ壊されとったと思います。
ポストとかシューゲイズの要素が強めですね。飲み会終わりの朝帰りの時とかちょっと情けなくなっている時に聴きたいですね。聴いて、仕方がない、仕方のない気持ちになりたい。
何が好きかというと、こういうポストっぽいサウンドの楽曲って歌のメロディーがどうしても単調になりがちっていうか、歌のメロディーを歌じゃなく歌唱じゃなくて他の楽器で作っているようなメロディーになるようなことが多いイメージがあって、それってきっと楽器が大好きだからだと思うんですよね。ここはちょっと感覚の話だから難しいかもしれない。
でもこのバンド、sidenerdsの 楽曲の、歌のメロディーは歌心があるフレーズだと思う、"歌"ってもちろん言葉選びとかも含まれた上でですよ、伴奏に食われてない、そこがすごく好き。楽器のフレージングもすごくかっこいい。
ユアネスの結成当初はそういうマスとかポストの成分が多い楽曲が多くて、僕はそういうポストロックとかマスロックとかすごく好きなんですけど、歌が一番大好きなので、自分がさっき言った、単調にならないように、歌は歌としてちゃんとメロディアスな、そういう部分にすごく意識してメロディーをつけてたっていう部分もあったから、多分このバンドがすごく壺にハマったんだろうなって思います。
Xで知ったんですよ。Xやっとって良かったなと思う理由の一つですね。何のツイートとか誰のツイートとかポストか、全く覚えてないんですけどっていうのも、そのポストの内容を読んだわけじゃなくて、この「片喰」が収録されてる『潜水』っていうシングルのジャケット画像がめちゃくちゃ良くて、その画像に惹かれて文字情報も見んと、音情報も何も聴かず、すぐサブスクサービスで探して、このジャケット画像の楽曲が聴きたいと思って聴いたらめちゃくちゃ良かったです。
ラジオやからね、画像を見せられんから、皆さんそれぞれで調べてほしいんですけど、この『潜水』ってシングル3曲入っとうんですけど全部いいです。もうすごいです。偏愛すぎ。最近知ったのにいきなり偏愛ソングのコーナーにぶち込んでしまいました。
曲流す前も言ったけどシングルに入っとる3曲全部いいから他の残りの2曲も聴いてください。あとジャケット画像がほんとに想像通りの、ジャケット画像とサウンドがこんなにリンクすることあるんだっていう音が流れてきたから、知らなかった人が聴いたら、先に音を聴いたと思うんですけど、その上でまた画像を見て欲しい。
ジャケット画像が良くて曲聴くことなんかそんなにないからびっくりしました、自分でも。 だから偏愛ソングに突然入ってきたんだろうなって思います。好きじゃないとこんな喋られないですから、正直な気持ちでね。
sidenerdsをおこめたべおと見に行った時の写真です!
3月21日(水) オンエア楽曲
ユアネス「人生の時間割」indigo la End「春は溶けて」
Enfants「デッドエンド」
やくしまるえつこ「ニュームーンに恋して」
黒川侑司「花瓶の花」(弾き語りカバー)
sidenerds「片喰」
ユアネス「ECG feat.RINO」
番組へのメッセージをお待ちしています。
Twitter #fmfukuoka #RoomH をつけてツイートしてください。MC3人ともマメにメッセージをチェックしています。レポート記事の感想やリクエストなどもありましたら、#SENSA もつけてツイートしてください!
RADIO INFORMATION
FM 福岡「Room "H"」
毎週月曜日から金曜日まで深夜にオンエアされる、福岡市・警固六角にある架空のマンションの一室を舞台に行われ、次世代クリエイターが様々な情報を発信するプログラム「ミッドナイト・マンション警固六角(けごむつかど)」。"203号室(毎週水曜日の26:00~26:55)"では、音楽番組「Room "H"」をオンエア。ユアネスの黒川侑司、アツキタケトモ、odolの森山公稀が週替わりでMCを務め、本音で(Honestly)、真心を込めて(Hearty)、気楽に(Homey) 音楽愛を語る。彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。放送時間:毎週水曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)
番組MC
黒川侑司(ユアネス Vo.&Gt.)
福岡で結成された4人組ロックバンド。感情の揺れが溢れ出し琴線に触れる声と表現力を併せ持つヴォーカルに、変拍子を織り交ぜる複雑なバンドアンサンブルとドラマティックなアレンジで、詞世界を含め一つの物語を織りなすような楽曲を展開。
重厚な音の渦の中でもしっかり歌を聴かせることのできるLIVEパフォーマンスは、エモーショナルで稀有な存在感を放っている。2021年12月1日に初のフルアルバム「6 case」をリリース。2022年8月24日にシングル「ありえないよ。」を、同年11月30日にはシングル「Blur」をリリース。2022年6月1日にソロ第1弾シングル「この星からの脱出」をリリース。2022年7月8日にはソロ第2弾シングルでギタリスト「こーじゅん」をフィーチャリングに迎えた「フライディ・チャイナタウン (Acoustic Cover)」をリリース。
オフィシャルサイト/ @yourness_on/ @yourness_kuro
アツキタケトモ
2020年7月より活動開始。作詞・作曲・編曲を自ら手がける新世代の音楽家。日常に潜むちょっとした違和感を、独自のダンスミュージックで表現する。
1stアルバム『無口な人』は2020年9月にリリースされ、ノンプロモーションながらSpotifyやApple Musicなどのストリーミングサービスで多くのプレイリストに選出され、早耳の音楽ファンから好評を得た。2022年にはSG「Outsider」をリリースし、Billboard Heatseekersや、J-WAVETOKIO HOT 100に入るなど注目を高めている。
1月5日に配信SG「匿名奇謀」をリリース。
オフィシャルサイト/ @atsukitaketomo / @atsukitaketomo
Wez Atlas
東京を拠点とするヒップホップアーティスト。多文化なスタイルを取り入れ、高いスキルで日本語と英語を組み合わせたラップを魅せる。HYPEBEAST JAPAN による注目の U20 アーティストに選ばれるなど徐々に注目を集める存在に。2021 年 6 月に starRo をプロデューサーに迎えた「Zuum!」をリリースし、SpotifyJapan の公式プレイリスト「Next Up」のカバー、そして 1 曲目に、さらには「Tokyo Super Hits!」にも選ばれた。今後の活躍が期待される中、2021年7月に待望の1stミニアルバム「Chicken Soup For One」をリリース。客演のオファーも多く寄せられ、Helsinki Lambda Clubや韓国のシンガーソングライターYunBなど、国内外のアーティストの作品に数多く客演参加。
2022年は自身名義のシングルも5作発表し、2023年3月には2ndミニアルバム「This Too Shall Pass」をリリース。
@wezzyatlas