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2024.03.18
テキサス州オースティンで開催されたSXSW2024で日本のアーティストが出演したライブイベント「INSPIRED BY TOKYO」レポート!
3月11日(月)から16日(土)、アメリカはテキサス州オースティンで開催された2024 SXSW Music Festival。3月12日(火)にFRIENDSHIP.、Spincoaster、The Orchard Japanが共催しプレゼンターを務めたオフィシャルショーケース『INSPIRED BY TOKYO』。
FRIENDSHIP.、Spincoaster、The Orchard Japanは、クリエイターをグローバルレベルでバックアップし発信すべく、それぞれがデジタル配信、キュレーション、プロモーションにメディア展開など、ありとあらゆるサービスを展開している。新しい才能が世界に羽ばたいていくSXSWにおいて、この『INSPIRED BY TOKYO』は、「TOKYO」というキーワードを通して日本の次世代アーティストを紹介するショーケース。今、東京から世界に届けたい計6アーティストが集結した。
本ショーケースの会場はオースティンのダウンタウンエリアにあるElysium。SXSWで日本のアーティストを世界に紹介してきたショーケース『Japan Nite』が長年開催されてきたところで、日本と馴染みが深い会場だ。今回の来場者の中に『Japan Nite』の頃からずっとチェックしているという猛者たちも散見された。
トップバッターを飾ったluvisは、自身にとっても久しぶりのソロセットで挑んだ。流麗なギターソロを繰り出すと歓声が飛び交い、フロアはビートに合わせて自然と揺れている。最後はluvisがステージから降りてきて、オーディエンスとダイレクトなやり取りして場を温めた。
続いて登場したのは、Wez Atlas。昨年はくるぶしの怪我で100%のステージとはいかなかったSXSW。今宵が雪辱戦とばかりに英語と日本語パートがあるからこそのMCで絶妙な緩急とグルーヴを生み出していった。
お次はSXSW出演歴を持つThe fin.が登場。メンバーにサックスとキーボードを奏でるHinata Ishiiを迎えた3人のスペシャルな編成で、落ち着いた確かな演奏を届けた。
初の訪米にして初のSXSWとなるHelsinki Lambda Clubは、ヘヴィでファンキーなアンサンブルで、会場は来場者も増え盛り上がりは最高潮に。「Mystery Train」と「IKEA」でWez Atlasが再登場し共演するとフロアは更に沸騰した。
続く、くだらない1日も今回がSXSW初参加。寡黙に黙々と、立て続けのエネルギー満タンに疾走する激情チューンでフロアを終始熱くした。
深夜1時を回り、ドミコを待つファンは大歓声で彼らを待ち受ける。ドミコはいつだって全開だ。凶暴に響きわたるギターとドラムで制圧し、東京の今はロックロールなんだと音をもって高らかに宣言し、本ショーケースを締めくくった。
SXSWだからといって彼らは何も変わらない。何も変えることなく、たった今それぞれが持っているもの、感じているものを表現することこそが最高だというのがよく分かるショーケースだった。そして、SXSWは終着点ではなくあくまで通過点。見つけた未来への可能性はここを起点に世界へ広がっていくのだ。
文:三浦孝文
撮影:森リョータ
spincoaster
The Orchard Japan
FRIENDSHIP.、Spincoaster、The Orchard Japanは、クリエイターをグローバルレベルでバックアップし発信すべく、それぞれがデジタル配信、キュレーション、プロモーションにメディア展開など、ありとあらゆるサービスを展開している。新しい才能が世界に羽ばたいていくSXSWにおいて、この『INSPIRED BY TOKYO』は、「TOKYO」というキーワードを通して日本の次世代アーティストを紹介するショーケース。今、東京から世界に届けたい計6アーティストが集結した。
本ショーケースの会場はオースティンのダウンタウンエリアにあるElysium。SXSWで日本のアーティストを世界に紹介してきたショーケース『Japan Nite』が長年開催されてきたところで、日本と馴染みが深い会場だ。今回の来場者の中に『Japan Nite』の頃からずっとチェックしているという猛者たちも散見された。
トップバッターを飾ったluvisは、自身にとっても久しぶりのソロセットで挑んだ。流麗なギターソロを繰り出すと歓声が飛び交い、フロアはビートに合わせて自然と揺れている。最後はluvisがステージから降りてきて、オーディエンスとダイレクトなやり取りして場を温めた。
続いて登場したのは、Wez Atlas。昨年はくるぶしの怪我で100%のステージとはいかなかったSXSW。今宵が雪辱戦とばかりに英語と日本語パートがあるからこそのMCで絶妙な緩急とグルーヴを生み出していった。
お次はSXSW出演歴を持つThe fin.が登場。メンバーにサックスとキーボードを奏でるHinata Ishiiを迎えた3人のスペシャルな編成で、落ち着いた確かな演奏を届けた。
初の訪米にして初のSXSWとなるHelsinki Lambda Clubは、ヘヴィでファンキーなアンサンブルで、会場は来場者も増え盛り上がりは最高潮に。「Mystery Train」と「IKEA」でWez Atlasが再登場し共演するとフロアは更に沸騰した。
続く、くだらない1日も今回がSXSW初参加。寡黙に黙々と、立て続けのエネルギー満タンに疾走する激情チューンでフロアを終始熱くした。
深夜1時を回り、ドミコを待つファンは大歓声で彼らを待ち受ける。ドミコはいつだって全開だ。凶暴に響きわたるギターとドラムで制圧し、東京の今はロックロールなんだと音をもって高らかに宣言し、本ショーケースを締めくくった。
SXSWだからといって彼らは何も変わらない。何も変えることなく、たった今それぞれが持っているもの、感じているものを表現することこそが最高だというのがよく分かるショーケースだった。そして、SXSWは終着点ではなくあくまで通過点。見つけた未来への可能性はここを起点に世界へ広がっていくのだ。
文:三浦孝文
撮影:森リョータ
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