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2023.06.01
FM福岡で毎週水曜日 26:00~26:55にオンエアしている音楽番組「Room "H"」。ユアネスの黒川侑司、アツキタケトモ、Wez Atlasが週替わりでMCを務め、彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。
今週のMCは、アツキタケトモが担当。SENSAでは、オンエア内容を一部レポート!(聴き逃した方やもう一度聴きたい方は、radiko タイムフリーをご利用下さい。)
皆さんこんばんは。ここからの1時間はRoom"H"、DJを務めます、音楽家のアツキタケトモです。さて、3週間ぶりですが、皆さんお元気でしたでしょうか?そっか、もう日付変わって6月というタイミングなんですね。いや、なんかもう5月の記憶ないな、マジで。(笑)
制作を軸にしていたので、家にずっと引きこもっていて、お腹減ったら牛丼屋に行って、みたいな、そんなことしてたら1ヶ月が過ぎちゃってるような感じだったんで、今回の収録も「あれ俺、一昨日(も収録)やったじゃん」ぐらいのテンションでもう自分の番が回ってきて結構衝撃的だったんですけど。皆さんはいかがお過ごしでしょうか?何かね(番組に対する)コメントとかも、「スガさんについて熱く語った回をきっかけにもっと聴いてみようと思いました」とか、「何か今までと違った聴き方ができるんで」とかって言ってもらえてるので、すごい嬉しいですね。ぜひ引き続きコメント宜しくお願いします。
では早速今日も番組始めていきます。今日の1曲目はですね、僕アツキタケトモの曲で、「Remember me」という曲を選びました。
この曲は僕のファーストアルバム「無口な人」という作品に入ってるんですが、今日特集するアーティストのある曲からすごく影響を受けていて、そんな話もこの後しようと思うのですが、まず先に、その僕の影響を受けた曲を聴いてもらおうかなと思って選んでみました。
アルバム収録曲なんですけどね。FRIENDSHIP.等でお世話になってるDJの平さんに、一番好きな曲ってこの前言ってもらって、すごい嬉しかったのもあって選曲しました。
さあ、FM FUKUOKAからアツキタケトモがお送りしているRoom"H"ここからはリビングルーム、僕、アツキタケトモの回では、毎週1組のアーティストをピックアップして、そのアーティストへの愛を熱く語っています。
今回の特集アーティストは大好きな宇多田ヒカルさんです。宇多田さんからの影響ってのは凄まじいものがありまして、ただ、よくよく考えると、僕が物心ついた頃にちょうど大ヒットしていたようなタイミングだったんですよね。
「First Love」がすごくヒット、世の中的に売れていた時代で、僕の親ももちろん、結構ミーハーなんでね、買ってたんですけど、車でしょっちゅう流してて。
だから僕の中で宇多田さんっていうのは、当時15歳とか16歳でファーストアルバム出したばっかりのタイミングだったけどそういう認識が僕にはないというか、なんかもう大御所・ベテラン、もうみんな聴いてる有名な人、みたいなテンションで聴いてはいたので、宇多田ヒカルさんというすごい天才が出てきた!みたいなその当時の空気感っていうのは、何か後追いで人から聞いたりとか、親とかも「いやただすごかったよ」みたいなわかったような口をきいてるんですけど、でも、それぐらいインパクトのある登場だったことを当時はリアルタイムで気付けなかったんですよね。
それでいうと最近だと、藤井風さんとか、何かそういう近いインパクトみたいな僕はそれを宇多田さんとかが出てきたときに感じてたような衝撃を今、藤井風さんに対して感じてるのかな、みたいな。
最初、「何なん?」聴いたとき僕はそういうことを思ったりしたんですけど。そういう意味で言うとその宇多田さんの登場をリアルタイムで見れたっていうのは羨ましいな、なんて思うんですけど、そういう感じで子供の頃からずっと車のカーステで流れていて。
ただやっぱり一番意識し始めたっていうか、やばいなってなったのは、「Fantome」以降、一度、人間活動で活動を休止して再開したアルバム以降が、僕もその時点でミュージシャン始めてたのでそこで第2の衝撃というか、「戻ってきて、それ作る?!」みたいなあれだけもうヒットも飛ばしてあれだけ名作たくさん出してきて、それでここ行く?みたいな。今のミュージシャンにとってもう嫉妬せざるを得ないような存在になってると思うので、そんな第1期も活動再開後も凄まじい宇多田さんを特集していこうかなと思っています。僕アツキタケトモ的宇多田ヒカルさんベストソングを、今日は5曲皆さんにダイジェストで聴いていただこうと思います。
まず1曲目ですね。「time will tell」。こちらはカーステで流れまくってたファーストアルバム「First Love」に入ってる作品で、もっと言えばファーストシングル「Automatic」と、両A面みたいな感じで出てた曲なんですけど、もうこの曲は、それこそ子供の頃カーステで聴いているときとかは、いい曲だなっていうのありつつ、「Automatic」とか、「First Love」の方が印象に深く残ってて、スルーしてた曲なんですけど、これいつだったかな、高校生とかになってから久々にちょっと懐かしくて聴きたいなと思って、「First Love」聴いたときにこの曲の歌い出しの歌詞「泣いたって何も変わらないって言われるけど、誰だってそんなつもりで泣くんじゃないよねって」いう、もう真理!みたいな。なんかもうAメロ歌い出しで、このファーストシングルで、これを歌える15歳!そりゃあ神童ですよみたいな。なんかこう言って欲しかったけどなかなか言語化できないことを誰にでも伝わる言葉で、4行でポンって書けちゃう。それをあのメロディーに乗せられるとね。だからそのあと結構シンプルな言葉が続いても効いてくるっていうか、ありきたりな応援ソングみたいなことにはならないなっていう、そういうバランスのすごさも含めてですね。すごくインパクトが強かったので、この曲を選んでみました。
お送りしたのは宇多田ヒカルさんで、「time will tell」でした。改めてこれを15歳で書けちゃうのは、、この「First Love」のアルバムの15周年記念版みたいなものでデモ音源とかが入ってるのを僕持ってるんですけど、このトラックがあって、トラックに対して「フフフフッフー」みたいな感じで鼻歌をしながらいろいろメロディーは変わってくんですけど、だんだんその完成系のこのメロディーに近づける作曲法でトラックからメロディー作って曲を書くやり方をこの段階でやってるってすごいなって。そしてそれが結局自分でトラックまで作るようになるっていう、その次のアルバムではもうほぼ自分でアレンジまでし始めたと思うので、その飲み込みの早さとかも含めて、改めてめちゃめちゃ天才だななんて思いながら聴いてました。
続いては宅録コーナー、@レコーディングルーム。Room"H"の住人が弾き語りや宅録で何か1曲収録してきて、皆さんに聴いていただこうという時間になってます。
今日、僕、アツキタケトモがピックアップしたのは、宇多田ヒカルさんの「Colors」という曲ですね。この曲を選んだ理由というとですね、先日インスタライブやったんですよ。
そこで「今度宇多田さん特集の収録でカバーを1曲やるんだけど、何がいい?」ってファンの方に聞いてですね、いろいろコメントいただいたんです。
スクショして、例えば「Distance」とか「HEART STATION」とか、「Stay Gold」とか、数々の名曲を挙げてもらったんですけど。
「Stay Gold」やろうかなとか僕もちょっと思ってて、あと、「初恋」とかもあったかな。なんかそこら辺は自分でもやろうかなと思ってるリストに入ってたんですけど、「Colors」って言った人がいて。「Colors」はずっと自分が気づいてなかったけどめっちゃ好きな曲をポンって言われた感じがして、それで逆に嬉しくて、必ずやろうっていう感じがあって選びました。
アレンジしていく上でちょっとアップテンポなんですけど僕の中では壮大な曲っていうイメージも同時にあって、それが曲のメロディーのスケール感と疾走感と、共存してるのがいいんですけど、その壮大さの方にフォーカスして、逆にすごくちょっとテンポを落として、ピアノとアンビエンスのパッドシンセみたいな、ふわーっと世界広げて、多分ラジオじゃ絶対聴こえない低音。結構ゴリゴリなサブベースみたいのを入れてるんです。ラジオだと効果的に届かないかもしれないんですけど。それもちょっと遊びとして、ラジオで届かない周波数をちょっと鳴らしてみたいなんてこともありまして、サビでサブベースだけ入れてるんですけど。
そんな感じでかなりストイックなアレンジにしたんですけども、その事ですごく自分の声のいいところがいっぱい出てる気がして、今までのカバーの中でも一番良い出来になったんじゃないかなと思っております。なんでね、歌に着目したバージョンということで聴いていただきたいなと思います。
ということで今日は宇多田ヒカルさんの「Colors」をアツキタケトモが宅録カバーバージョンでお届けしました。いかがでしたでしょうか?あとこれ元々、今のキーが原曲のマイナス4なんですけど、マイナス4でもトップがCとかなんで、かなり高いんですよ。
元々この2個上が原曲からマイナス2で、1回オケを作って歌も録ったんですよ。で、ヘッドホンで聴いてる感じ、「意外と頑張ったじゃん俺、いいじゃん!このキーですごいな」とか思ってたんですけど、その後スマホのスピーカーで聞いたら気になってしまったので結果下げてお届けしたんですけど、宇多田さんの歌は難しい。(笑)なんかもうレンジが広すぎて、逆にこれ以上下げると、低すぎて歌えないみたいなのもあったりするので、これ皆さんねカラオケとかで大変なんじゃないでしょうか?でも頑張って僕は今回は歌いました。(笑)ということで、レコーディングルーム、すごい楽しいですね。やっぱどうしても僕自分の曲作りに夢中になって、カバーは言われないとやらないんで。(笑)でもカバーして気づくこともいっぱいあるんでね、楽しい好きなコーナーです。皆さんにも楽しんでもらえたらなと思います。
次回もどうぞお楽しみに。
では、ここでまた僕の大好きな曲を聴いてもらいましょう。市川空さんの「星の巡りが悪いなら」という曲で、これツイッターで僕、たまたま見かけて出会ったんですけど、この曲1曲目なんですけど、もう1曲め聴いたとたんに、「いやこれは、やばい音楽と出会ってしまった。今年一番聴く邦楽かも」って1曲目の、正直この今から流す曲の冒頭、本当、10秒や30秒とか、もうそれぐらいの段階からずっとやばいんですよ。イントロかっこいいけど途中でちょっと違ったかみたいなことはよくあるんですけど。ずっとやばいんですよ。で、2曲めに入ってもずっとやばいんですよ、なんか。大体曲によって「めっちゃいい」とか「あんまりかな?」ってのがあるんですけど、この「原石!!!!!!」っていうアルバム、もう曲全部やばいです。マジで何か一緒にやりたいというか自分の曲に参加してほしいなとか、もう本当久々にもう、きゅん!みたいな。(笑)一耳惚れしちゃった作品でどうしてもこの番組でかけたいなと思って今日は選んできました。もう会う人会う人に最近このアルバムを薦めて、そして会う人会う人がみんなハマってます。
やばいです。聴いてください。市川空さんで、「星の巡りが悪いなら」
お送りしたのは、市川空さんの「星の巡りが悪いなら」でした。やばくないですか。ちょっとこれ皆さんの感想も聞きたいというか、これはもっと世の中にめちゃめちゃ届かなきゃいけない作品だと思うので、ぜひ皆さん感想とか伝えてほしいなと思います。
宇多田ヒカル「time will tell」
宇多田ヒカル「幸せになろう」
宇多田ヒカル「Keep Tryin' 」
宇多田ヒカル「俺の彼女」
宇多田ヒカル「Time」
アツキタケトモ「COLORS」弾き語りカバー
市川空「星の巡りが悪いなら」
アツキタケトモ「カモフラージュ」
番組へのメッセージをお待ちしています。
Twitter #fmfukuoka #RoomH をつけてツイートしてください。MC3人ともマメにメッセージをチェックしています。レポート記事の感想やリクエストなどもありましたら、#SENSA もつけてツイートしてください!
放送時間:毎週水曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)
黒川侑司(ユアネス Vo.&Gt.)
福岡で結成された4人組ロックバンド。感情の揺れが溢れ出し琴線に触れる声と表現力を併せ持つヴォーカルに、変拍子を織り交ぜる複雑なバンドアンサンブルとドラマティックなアレンジで、詞世界を含め一つの物語を織りなすような楽曲を展開。
重厚な音の渦の中でもしっかり歌を聴かせることのできるLIVEパフォーマンスは、エモーショナルで稀有な存在感を放っている。2021年12月1日に初のフルアルバム「6 case」をリリース。2022年8月24日にシングル「ありえないよ。」を、同年11月30日にはシングル「Blur」をリリース。2022年6月1日にソロ第1弾シングル「この星からの脱出」をリリース。2022年7月8日にはソロ第2弾シングルでギタリスト「こーじゅん」をフィーチャリングに迎えた「フライディ・チャイナタウン (Acoustic Cover)」をリリース。
オフィシャルサイト/ @yourness_on/ @yourness_kuro
アツキタケトモ
2020年7月より活動開始。作詞・作曲・編曲を自ら手がける新世代の音楽家。日常に潜むちょっとした違和感を、独自のダンスミュージックで表現する。
1stアルバム『無口な人』は2020年9月にリリースされ、ノンプロモーションながらSpotifyやApple Musicなどのストリーミングサービスで多くのプレイリストに選出され、早耳の音楽ファンから好評を得た。2022年にはSG「Outsider」をリリースし、Billboard Heatseekersや、J-WAVETOKIO HOT 100に入るなど注目を高めている。
2023年4月19日に「NEGATIVE STEP」を配信リリース。
オフィシャルサイト/ @atsukitaketomo / @atsukitaketomo
Wez Atlas
東京を拠点とするヒップホップアーティスト。多文化なスタイルを取り入れ、高いスキルで日本語と英語を組み合わせたラップを魅せる。HYPEBEAST JAPAN による注目の U20 アーティストに選ばれるなど徐々に注目を集める存在に。2021 年 6 月に starRo をプロデューサーに迎えた「Zuum!」をリリースし、SpotifyJapan の公式プレイリスト「Next Up」のカバー、そして 1 曲目に、さらには「Tokyo Super Hits!」にも選ばれた。今後の活躍が期待される中、2021年7月に待望の1stミニアルバム「Chicken Soup For One」をリリース。客演のオファーも多く寄せられ、Helsinki Lambda Clubや韓国のシンガーソングライターYunBなど、国内外のアーティストの作品に数多く客演参加。
2022年は自身名義のシングルも5作発表し、2023年3月には2ndミニアルバム「This Too Shall Pass」をリリース。
@wezzyatlas
今週のMCは、アツキタケトモが担当。SENSAでは、オンエア内容を一部レポート!(聴き逃した方やもう一度聴きたい方は、radiko タイムフリーをご利用下さい。)
皆さんこんばんは。ここからの1時間はRoom"H"、DJを務めます、音楽家のアツキタケトモです。さて、3週間ぶりですが、皆さんお元気でしたでしょうか?そっか、もう日付変わって6月というタイミングなんですね。いや、なんかもう5月の記憶ないな、マジで。(笑)
制作を軸にしていたので、家にずっと引きこもっていて、お腹減ったら牛丼屋に行って、みたいな、そんなことしてたら1ヶ月が過ぎちゃってるような感じだったんで、今回の収録も「あれ俺、一昨日(も収録)やったじゃん」ぐらいのテンションでもう自分の番が回ってきて結構衝撃的だったんですけど。皆さんはいかがお過ごしでしょうか?何かね(番組に対する)コメントとかも、「スガさんについて熱く語った回をきっかけにもっと聴いてみようと思いました」とか、「何か今までと違った聴き方ができるんで」とかって言ってもらえてるので、すごい嬉しいですね。ぜひ引き続きコメント宜しくお願いします。
では早速今日も番組始めていきます。今日の1曲目はですね、僕アツキタケトモの曲で、「Remember me」という曲を選びました。
この曲は僕のファーストアルバム「無口な人」という作品に入ってるんですが、今日特集するアーティストのある曲からすごく影響を受けていて、そんな話もこの後しようと思うのですが、まず先に、その僕の影響を受けた曲を聴いてもらおうかなと思って選んでみました。
アルバム収録曲なんですけどね。FRIENDSHIP.等でお世話になってるDJの平さんに、一番好きな曲ってこの前言ってもらって、すごい嬉しかったのもあって選曲しました。
Photo by Naoyuki Hayashi
宇多田ヒカルを語る!@リビングルーム
さあ、FM FUKUOKAからアツキタケトモがお送りしているRoom"H"ここからはリビングルーム、僕、アツキタケトモの回では、毎週1組のアーティストをピックアップして、そのアーティストへの愛を熱く語っています。
今回の特集アーティストは大好きな宇多田ヒカルさんです。宇多田さんからの影響ってのは凄まじいものがありまして、ただ、よくよく考えると、僕が物心ついた頃にちょうど大ヒットしていたようなタイミングだったんですよね。
「First Love」がすごくヒット、世の中的に売れていた時代で、僕の親ももちろん、結構ミーハーなんでね、買ってたんですけど、車でしょっちゅう流してて。
だから僕の中で宇多田さんっていうのは、当時15歳とか16歳でファーストアルバム出したばっかりのタイミングだったけどそういう認識が僕にはないというか、なんかもう大御所・ベテラン、もうみんな聴いてる有名な人、みたいなテンションで聴いてはいたので、宇多田ヒカルさんというすごい天才が出てきた!みたいなその当時の空気感っていうのは、何か後追いで人から聞いたりとか、親とかも「いやただすごかったよ」みたいなわかったような口をきいてるんですけど、でも、それぐらいインパクトのある登場だったことを当時はリアルタイムで気付けなかったんですよね。
それでいうと最近だと、藤井風さんとか、何かそういう近いインパクトみたいな僕はそれを宇多田さんとかが出てきたときに感じてたような衝撃を今、藤井風さんに対して感じてるのかな、みたいな。
最初、「何なん?」聴いたとき僕はそういうことを思ったりしたんですけど。そういう意味で言うとその宇多田さんの登場をリアルタイムで見れたっていうのは羨ましいな、なんて思うんですけど、そういう感じで子供の頃からずっと車のカーステで流れていて。
ただやっぱり一番意識し始めたっていうか、やばいなってなったのは、「Fantome」以降、一度、人間活動で活動を休止して再開したアルバム以降が、僕もその時点でミュージシャン始めてたのでそこで第2の衝撃というか、「戻ってきて、それ作る?!」みたいなあれだけもうヒットも飛ばしてあれだけ名作たくさん出してきて、それでここ行く?みたいな。今のミュージシャンにとってもう嫉妬せざるを得ないような存在になってると思うので、そんな第1期も活動再開後も凄まじい宇多田さんを特集していこうかなと思っています。僕アツキタケトモ的宇多田ヒカルさんベストソングを、今日は5曲皆さんにダイジェストで聴いていただこうと思います。
まず1曲目ですね。「time will tell」。こちらはカーステで流れまくってたファーストアルバム「First Love」に入ってる作品で、もっと言えばファーストシングル「Automatic」と、両A面みたいな感じで出てた曲なんですけど、もうこの曲は、それこそ子供の頃カーステで聴いているときとかは、いい曲だなっていうのありつつ、「Automatic」とか、「First Love」の方が印象に深く残ってて、スルーしてた曲なんですけど、これいつだったかな、高校生とかになってから久々にちょっと懐かしくて聴きたいなと思って、「First Love」聴いたときにこの曲の歌い出しの歌詞「泣いたって何も変わらないって言われるけど、誰だってそんなつもりで泣くんじゃないよねって」いう、もう真理!みたいな。なんかもうAメロ歌い出しで、このファーストシングルで、これを歌える15歳!そりゃあ神童ですよみたいな。なんかこう言って欲しかったけどなかなか言語化できないことを誰にでも伝わる言葉で、4行でポンって書けちゃう。それをあのメロディーに乗せられるとね。だからそのあと結構シンプルな言葉が続いても効いてくるっていうか、ありきたりな応援ソングみたいなことにはならないなっていう、そういうバランスのすごさも含めてですね。すごくインパクトが強かったので、この曲を選んでみました。
お送りしたのは宇多田ヒカルさんで、「time will tell」でした。改めてこれを15歳で書けちゃうのは、、この「First Love」のアルバムの15周年記念版みたいなものでデモ音源とかが入ってるのを僕持ってるんですけど、このトラックがあって、トラックに対して「フフフフッフー」みたいな感じで鼻歌をしながらいろいろメロディーは変わってくんですけど、だんだんその完成系のこのメロディーに近づける作曲法でトラックからメロディー作って曲を書くやり方をこの段階でやってるってすごいなって。そしてそれが結局自分でトラックまで作るようになるっていう、その次のアルバムではもうほぼ自分でアレンジまでし始めたと思うので、その飲み込みの早さとかも含めて、改めてめちゃめちゃ天才だななんて思いながら聴いてました。
宇多田ヒカル「Colors」弾き語りカバー!@レコーディングルーム
続いては宅録コーナー、@レコーディングルーム。Room"H"の住人が弾き語りや宅録で何か1曲収録してきて、皆さんに聴いていただこうという時間になってます。
今日、僕、アツキタケトモがピックアップしたのは、宇多田ヒカルさんの「Colors」という曲ですね。この曲を選んだ理由というとですね、先日インスタライブやったんですよ。
そこで「今度宇多田さん特集の収録でカバーを1曲やるんだけど、何がいい?」ってファンの方に聞いてですね、いろいろコメントいただいたんです。
スクショして、例えば「Distance」とか「HEART STATION」とか、「Stay Gold」とか、数々の名曲を挙げてもらったんですけど。
「Stay Gold」やろうかなとか僕もちょっと思ってて、あと、「初恋」とかもあったかな。なんかそこら辺は自分でもやろうかなと思ってるリストに入ってたんですけど、「Colors」って言った人がいて。「Colors」はずっと自分が気づいてなかったけどめっちゃ好きな曲をポンって言われた感じがして、それで逆に嬉しくて、必ずやろうっていう感じがあって選びました。
アレンジしていく上でちょっとアップテンポなんですけど僕の中では壮大な曲っていうイメージも同時にあって、それが曲のメロディーのスケール感と疾走感と、共存してるのがいいんですけど、その壮大さの方にフォーカスして、逆にすごくちょっとテンポを落として、ピアノとアンビエンスのパッドシンセみたいな、ふわーっと世界広げて、多分ラジオじゃ絶対聴こえない低音。結構ゴリゴリなサブベースみたいのを入れてるんです。ラジオだと効果的に届かないかもしれないんですけど。それもちょっと遊びとして、ラジオで届かない周波数をちょっと鳴らしてみたいなんてこともありまして、サビでサブベースだけ入れてるんですけど。
そんな感じでかなりストイックなアレンジにしたんですけども、その事ですごく自分の声のいいところがいっぱい出てる気がして、今までのカバーの中でも一番良い出来になったんじゃないかなと思っております。なんでね、歌に着目したバージョンということで聴いていただきたいなと思います。
ということで今日は宇多田ヒカルさんの「Colors」をアツキタケトモが宅録カバーバージョンでお届けしました。いかがでしたでしょうか?あとこれ元々、今のキーが原曲のマイナス4なんですけど、マイナス4でもトップがCとかなんで、かなり高いんですよ。
元々この2個上が原曲からマイナス2で、1回オケを作って歌も録ったんですよ。で、ヘッドホンで聴いてる感じ、「意外と頑張ったじゃん俺、いいじゃん!このキーですごいな」とか思ってたんですけど、その後スマホのスピーカーで聞いたら気になってしまったので結果下げてお届けしたんですけど、宇多田さんの歌は難しい。(笑)なんかもうレンジが広すぎて、逆にこれ以上下げると、低すぎて歌えないみたいなのもあったりするので、これ皆さんねカラオケとかで大変なんじゃないでしょうか?でも頑張って僕は今回は歌いました。(笑)ということで、レコーディングルーム、すごい楽しいですね。やっぱどうしても僕自分の曲作りに夢中になって、カバーは言われないとやらないんで。(笑)でもカバーして気づくこともいっぱいあるんでね、楽しい好きなコーナーです。皆さんにも楽しんでもらえたらなと思います。
次回もどうぞお楽しみに。
市川空「星の巡りが悪いなら」
では、ここでまた僕の大好きな曲を聴いてもらいましょう。市川空さんの「星の巡りが悪いなら」という曲で、これツイッターで僕、たまたま見かけて出会ったんですけど、この曲1曲目なんですけど、もう1曲め聴いたとたんに、「いやこれは、やばい音楽と出会ってしまった。今年一番聴く邦楽かも」って1曲目の、正直この今から流す曲の冒頭、本当、10秒や30秒とか、もうそれぐらいの段階からずっとやばいんですよ。イントロかっこいいけど途中でちょっと違ったかみたいなことはよくあるんですけど。ずっとやばいんですよ。で、2曲めに入ってもずっとやばいんですよ、なんか。大体曲によって「めっちゃいい」とか「あんまりかな?」ってのがあるんですけど、この「原石!!!!!!」っていうアルバム、もう曲全部やばいです。マジで何か一緒にやりたいというか自分の曲に参加してほしいなとか、もう本当久々にもう、きゅん!みたいな。(笑)一耳惚れしちゃった作品でどうしてもこの番組でかけたいなと思って今日は選んできました。もう会う人会う人に最近このアルバムを薦めて、そして会う人会う人がみんなハマってます。
やばいです。聴いてください。市川空さんで、「星の巡りが悪いなら」
お送りしたのは、市川空さんの「星の巡りが悪いなら」でした。やばくないですか。ちょっとこれ皆さんの感想も聞きたいというか、これはもっと世の中にめちゃめちゃ届かなきゃいけない作品だと思うので、ぜひ皆さん感想とか伝えてほしいなと思います。
6月1日(水) オンエア楽曲
アツキタケトモ「Remember Me」宇多田ヒカル「time will tell」
宇多田ヒカル「幸せになろう」
宇多田ヒカル「Keep Tryin' 」
宇多田ヒカル「俺の彼女」
宇多田ヒカル「Time」
アツキタケトモ「COLORS」弾き語りカバー
市川空「星の巡りが悪いなら」
アツキタケトモ「カモフラージュ」
番組へのメッセージをお待ちしています。
Twitter #fmfukuoka #RoomH をつけてツイートしてください。MC3人ともマメにメッセージをチェックしています。レポート記事の感想やリクエストなどもありましたら、#SENSA もつけてツイートしてください!
RADIO INFORMATION
FM 福岡「Room "H"」
毎週月曜日から金曜日まで深夜にオンエアされる、福岡市・警固六角にある架空のマンションの一室を舞台に行われ、次世代クリエイターが様々な情報を発信するプログラム「ミッドナイト・マンション警固六角(けごむつかど)」。"203号室(毎週水曜日の26:00~26:55)"では、音楽番組「Room "H"」をオンエア。ユアネスの黒川侑司、アツキタケトモ、Wez Atlasが週替わりでMCを務め、本音で(Honestly)、真心を込めて(Hearty)、気楽に(Homey) 音楽愛を語る。彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。放送時間:毎週水曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)
番組MC
黒川侑司(ユアネス Vo.&Gt.)
福岡で結成された4人組ロックバンド。感情の揺れが溢れ出し琴線に触れる声と表現力を併せ持つヴォーカルに、変拍子を織り交ぜる複雑なバンドアンサンブルとドラマティックなアレンジで、詞世界を含め一つの物語を織りなすような楽曲を展開。
重厚な音の渦の中でもしっかり歌を聴かせることのできるLIVEパフォーマンスは、エモーショナルで稀有な存在感を放っている。2021年12月1日に初のフルアルバム「6 case」をリリース。2022年8月24日にシングル「ありえないよ。」を、同年11月30日にはシングル「Blur」をリリース。2022年6月1日にソロ第1弾シングル「この星からの脱出」をリリース。2022年7月8日にはソロ第2弾シングルでギタリスト「こーじゅん」をフィーチャリングに迎えた「フライディ・チャイナタウン (Acoustic Cover)」をリリース。
オフィシャルサイト/ @yourness_on/ @yourness_kuro
アツキタケトモ
2020年7月より活動開始。作詞・作曲・編曲を自ら手がける新世代の音楽家。日常に潜むちょっとした違和感を、独自のダンスミュージックで表現する。
1stアルバム『無口な人』は2020年9月にリリースされ、ノンプロモーションながらSpotifyやApple Musicなどのストリーミングサービスで多くのプレイリストに選出され、早耳の音楽ファンから好評を得た。2022年にはSG「Outsider」をリリースし、Billboard Heatseekersや、J-WAVETOKIO HOT 100に入るなど注目を高めている。
2023年4月19日に「NEGATIVE STEP」を配信リリース。
オフィシャルサイト/ @atsukitaketomo / @atsukitaketomo
Wez Atlas
東京を拠点とするヒップホップアーティスト。多文化なスタイルを取り入れ、高いスキルで日本語と英語を組み合わせたラップを魅せる。HYPEBEAST JAPAN による注目の U20 アーティストに選ばれるなど徐々に注目を集める存在に。2021 年 6 月に starRo をプロデューサーに迎えた「Zuum!」をリリースし、SpotifyJapan の公式プレイリスト「Next Up」のカバー、そして 1 曲目に、さらには「Tokyo Super Hits!」にも選ばれた。今後の活躍が期待される中、2021年7月に待望の1stミニアルバム「Chicken Soup For One」をリリース。客演のオファーも多く寄せられ、Helsinki Lambda Clubや韓国のシンガーソングライターYunBなど、国内外のアーティストの作品に数多く客演参加。
2022年は自身名義のシングルも5作発表し、2023年3月には2ndミニアルバム「This Too Shall Pass」をリリース。
@wezzyatlas