SENSA

2023.03.30

【読むラジオ】MC:松本大 「グッドバイ」というテーマで3曲紹介!「Room H」-2023.03.29-

【読むラジオ】MC:松本大 「グッドバイ」というテーマで3曲紹介!「Room H」-2023.03.29-

FM福岡で毎週水曜日 26:00~26:55にオンエアしている音楽番組「Room "H"」。九州にゆかりのある3組のバンド、ユアネスの黒川侑司、松本 大、odolの森山公稀が週替わりでMCを務め、彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。
今週のMCは、松本 大が担当。SENSAでは、オンエア内容を一部レポート!
(聴き逃した方やもう一度聴きたい方は、radiko タイムフリーをご利用下さい。)

(松本)これを録音している日は3月13日なんですけども、今日から4月にやる舞台の稽古が始まります。僕はどちらかと言うと「再演どうしようかな」と言う側の人間だったので、もういよいよ周りの4人と演出のタカイくんに押され気味で「やるか...」というテンションなんですけど、雨というね。さらに外に出る気がなくなるというような状況でございます。
これをまだSNSに出しているか、出していないかわからないけど、ギターが新しく家に来ました。ギターを弾くのが楽しいなとか思っています。いろんな紆余曲折あってまた60年代のギターが家に来ました。すごくいい音、楽しいというような感じですね。近況について他に言えることがあるとするなら、 これがオンエアされるのが3月29日ということになるんですけども、半月か1ヶ月が経たないくらいで、何かしらのお知らせができるんじゃないかなと思っています。

そしてここで皆さんにご報告です。2年間にわたって3週に1回この時間を担当してきましたけども、松本大が担当するのは今夜が最後ということで、Room "H"から引っ越しすることになりました。突然って思うかもしれないですけど、1か月〜2か月前ぐらいにお話しさせていただいて、「ちょっとお引越しを考えております」というのがありまして、「ありがとうございます!」という感じで、お引越しが決まりました。2年間、聞いてくれた皆さん本当にありがとうございました。
引っ越ししますが時々遊びに来てみたりとか、生きてはいるのでね。お引越しってこういうもんだと思うんだよな。逆にクロ(黒川くん)とか森山くんがいない時に、留守番やることもあるかもしれないです。あんまり悲しまず、引っ越しなので生きているので、引っ越しってそういうものなので、笑顔で見送って頂けたら嬉しいです。ということで僕が担当するのは今日が最後。Room "Hという部屋は変わらず残り続けます。4月から一人新しい住人が引っ越してくるそうですね。俺のこの部屋片付けていくよね?片付くかな?今日で片付けます!引き続き遊びに来てください。


「グッドバイ・さよなら」というテーマで3曲紹介!@リビングルーム

ここからは@リビングルーム。毎回Room "H"の住人がそれぞれのカラーで今聴いてもらいたい音楽を自由にセレクトしていきます。今週は「グッドバイ・さよなら」というテーマで3曲選んでみました。3月といえば、別れと出会いの季節ですからね。卒業があり、入学があり、社会人になりとかね。では「さようならソング」いきます。

1曲目:BUMP OF CHICKEN「車輪の唄」
まず1曲目は僕も大リスペクトしているBUMP OF CHICKENの「車輪の唄」という曲からご紹介します。2004年の曲ということで、来年リリースから20年。やば!そんなに経つ?「車輪の唄」といえば、ミュージックビデオで藤原さんがマンドリンをくるっとやって弾き始めるという。それがかっこよくて、たぶんBUMP OF CHICKENを聴いて育ったバンドマンは誰しもがフラットマンドリンというか、マンドリンに憧れたんじゃないかなという感じなんですけど、例にもれず僕もその一人だったんですね。ちょうど半年ぐらい前にマンドリンを買いました。買っちゃったんですよね。すごくいいんですよね。しかもギブソンのマンドリンなんですね。
そんなことはさておき、大切な人の旅立ちを見送る側から歌った1曲、風景が目に浮かぶ情景描写も素晴らしいということで、この曲の好きなところは?この曲の好きなところはフレーズもそうすね。マンドリンというものが使われているだけあるなというフレーズだったし、やっぱライブで聴くとちょっと印象違うんですけど。ライブのとき同期の音でマンドリンの音も出ているから、やっぱり外せない音なんだなというのがすごくわかる。あの音はギターだけじゃ成立しないんですよね。マンドリンの音もちゃんとライブ会場で鳴っていたから、そういう部分も含めてのサウンドメイキングや、あとは歌詞ですよね。やっぱり重ねやすいよね。物語を追体験しているというか、自分もそういう気持ちになるというか。自転車こぎたくなるし。あとは自分の別れとちょっと重ねて、物語であるがゆえに、自分の生活の中にあることもすごくファンタジーに変換できるというか。そういう強さがある曲だなと思います。



オンエアでは、2曲目にElton John「Goodbye Yellow Brick Road」、3曲目に鷺巣詩郎「VOYAGER~日付のない墓標」を紹介!ぜひradikoタイムフリーでお聴きください!




くるり「JUBILEE」弾き語りカバー@レコーディングルーム

続いては宅録コーナー、@レコーディングルーム。Room "H"の住人が弾き語りや宅録で何か1曲収録してきて、皆さんに聴いていただこうという時間です。今日ピックアップしたのは、くるりの「JUBILEE」という曲です。この曲自体はすごく長い。単純に「メロディーがすごく好きだなぁ」と思っていた曲で、弾き語りとかはあんまりやったことないんですけど、「さよなら」をテーマに選曲しているわけだし、最後ですけどやってみたいなと思って選曲しました。新鮮な気持ちでやらせて頂いたので楽しんでいただけると幸いです。



このカバー企画もたくさんやってきて、いろんな曲をやってきましたけど、大変でしたよ。自分の性格も相まって、大変でした。でも楽しかったです。また機会があればこうやってRoom "H"に帰ってきて、@レコーディングルームやれたらいいかもしれないですね(笑)。たまにやるのはいいんだよな〜。ということで@レコーディングルーム、最後の松本編でした。


The Carpenters「Goodbye To Love」@ベッドルーム

ここからはRoom "H"の住人がそれぞれのディープな偏愛ソングを紹介する、@ベッドルームのコーナーです。今日このコーナーで皆さんに聴いていただきたいのは、The Carpentersですね。これは「愛にさよならを」という邦題のタイトルなんですけど。英語だと「Goodbye To Love」 という曲です。「Goodbye」という単語が入っているから安直で選んでいるかもしれないというところはあるんですけど、この曲は俺がThe Carpentersの中で3本の指に入るくらい好きな曲で、特に好きなのは間奏なんですよ。自分の曲でオマージュしたことがあるぐらいこの流れとギターソロの入り方がすごく好きなんです。あと声ですね。メロディー、声、曲の雰囲気、どれをとっても自分の中では人生において大事な曲。いまだに歌詞の意味とかよくわかってないですけど、とても大事な曲です。
最初に聴いたのはいつかな?小学生ぐらいの時かな。うちの両親がThe Carpentersがすごく好きで、ちょっとだけその音楽に興味を持ち始めたのが小学生の頃です。もともと木村拓哉さん出演の『プライド』というドラマがあったんですけど、そこで聴いたQueenが自分の音楽の原体験の一番最初なんですけど、そこからの両親が聴いていたThe Carpenters、あとは浜田省吾さんあたりが自分の音楽の最初の興味を持ったラインだったと思うんです。そういう心に寄り添うメロディーであり、歌詞はちょっとわかんないけど、歌声であるということ。そんな自分の中の調和みたいなところがあったんじゃないかなと思いますね。懐かしいけど新しいというか、いつ聴いてもそういう気持ちにさせられる1曲ですね。僕の曲だとLAMP IN TERRENの「pellucid」という曲があるんですけど、それの間奏の部分が「Goodbye To Love」のオマージュなんですよ ということでその間奏部分にも注目しながら聴いてみてほしいです。



いいでしょ。「オマージュしました」というところはわかりましたか?「パクリまであるんじゃないか?」って言われそうだけど、俺の中ではオマージュ。この曲の柔らかい部分と、あとは「次に進んでいくんだ」という想いと、イメージが自分の中で「pellucid」を作っている時にすごく必要な要素だったのかなと思います。


名曲の魅力に迫るコーナー「ザ・スタンダード・ナンバー」

ここからは「ザ・スタンダード・ナンバー」の時間です。時代の移り変わりとともに音楽を聴いていくスタイルも大きく変わりました。音楽の聴き方がどれほど変わっても今も聴き続けられる名曲には人の心を揺さぶる力があると我々は信じております。この時間は発表から時間が経った今も世界中の人々から愛され続け、歌い継がれ、引き継がれてきた名曲の魅力に迫ります、「ザ・スタンダード・ナンバー」。
今日は1961年に誕生したラブソングの名作「Can't Help Falling In Love 」(邦題:好きにならずにいられない)を紹介します。この曲は今から60年以上も前にエルヴィス・プレスリーが歌って大ヒットしたラブソング。18世紀にフランスで生まれた「愛の喜び」という曲があるんですが、その曲のメロディーをもとに3人のソングライターがチームを組んで完成させた作品です。エルヴィスの甘くて優しい低音ボイスが普遍的な愛を語る素直な歌詞とぴったり寄り添っていて、何度聴いても飽きない不思議なバラードです。当時のエルヴィスといえば正真正銘のスターといった存在でしたが、その一方で歌っている時の動きが卑猥だと言われていて、ちょっと「ワルなロックスター」という一面もありました。そんなエルヴィスが優しく歌うこのバラードには彼の人としての品の良さや、優しい人柄も滲み出ていて、エルビスの作品の中でこの曲一番好きと名前を挙げる人が多いのも納得です。一体どんなラブソングなのか、歌詞を紹介していきます。

<著作権の関係で歌詞の掲載は省略しております>



甘い!甘いということで聴いていただきましょう。



渋いですね。なんとなく自分も渋い声で喋ってみようかなと思いましたけども、さっきの曲の渋さ、しかもあの感じであの見た目でこんな感じで歌われるんでしょ?メロメロになっちゃうかもしれないよね。できることならバーカウンターの横にいる女の人に頬杖みたいなものをつけながら、流し目で歌いたいですね。似合わないと思いますが。
この曲が多くの人を惹きつける魅力はどんなところだと思いますか?最近セクシーなものを作りたいなという話に友達界隈でなりまして、性的魅力に溢れた感じの曲ですね。だからこの曲がそれを物語っているんじゃないかなと思うんだよね。やっぱ声もメロディーも、アレンジも性的魅力に溢れるじゃないですか?華やかなアレンジに対して、"男"が景色の中にいるという感じがありますよね。しかもエルヴィス・プレスリーは性的魅力に溢れる声という、溢れる存在という、そういうところに魅力があるんじゃないかなと思います。だからこれもしょうもない、愛のかけらも知らないような人が歌ったら、全然大したことない曲になっちゃうと思う。だから思うにこれは人の力だね。わかんないけど(笑)。


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3月29日(水) オンエア楽曲
Radiohead「15 Step」
BUMP OF CHICKEN「車輪の唄」
Elton John「Goodbye Yellow Brick Road」
鷺巣詩郎「VOYAGER~日付のない墓標」
くるり「JUBILEE」弾き語りカバー
The Carpenters「Goodbye To Love」
Elvis Presley「Can't Help Falling In Love」

番組へのメッセージをお待ちしています。
Twitter #fmfukuoka #RoomH をつけてツイートしてください。MC3人ともマメにメッセージをチェックしています。レポート記事の感想やリクエストなどもありましたら、#SENSA もつけてツイートしてください!


RADIO INFORMATION

FM 福岡「Room "H"」
毎週月曜日から金曜日まで深夜にオンエアされる、福岡市・警固六角にある架空のマンションの一室を舞台に行われ、次世代クリエイターが様々な情報を発信するプログラム「ミッドナイト・マンション警固六角(けごむつかど)」。"203号室(毎週水曜日の26:00~26:55)"では、音楽番組「Room "H"」をオンエア。九州にゆかりのある3組のバンド、ユアネスの黒川侑司、松本大、odolの森山公稀が週替わりでMCを務め、本音で(Honestly)、真心を込めて(Hearty)、気楽に(Homey) 音楽愛を語る。彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。

放送時間:毎週水曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)


番組MC
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黒川侑司(ユアネス Vo.&Gt.)
福岡で結成された4人組ロックバンド。感情の揺れが溢れ出し琴線に触れる声と表現力を併せ持つヴォーカルに、変拍子を織り交ぜる複雑なバンドアンサンブルとドラマティックなアレンジで、詞世界を含め一つの物語を織りなすような楽曲を展開。
重厚な音の渦の中でもしっかり歌を聴かせることのできるLIVEパフォーマンスは、エモーショナルで稀有な存在感を放っている。2021年12月1日に初のフルアルバム「6 case」をリリース。2022年8月24日にシングル「ありえないよ。」を、同年11月30日にはシングル「Blur」をリリース。2022年6月1日にソロ第1弾シングル「この星からの脱出」をリリース。2022年7月8日にはソロ第2弾シングルでギタリスト「こーじゅん」をフィーチャリングに迎えた「フライディ・チャイナタウン (Acoustic Cover)」をリリース。
オフィシャルサイト @yourness_on @yourness_kuro

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松本大
長崎県出身。2021年までLAMP IN TERRENのフロントマンとしてバンド活動し、現在次の活動に向けて準備中。
@pgt79 @n.trueve

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森山公稀(odol Piano&Synth.)
福岡出身のミゾベリョウ(Vo.)、森山公稀(Pf./Syn.)を中心に2014年東京にて結成した3人組。ジャンルを意識せず、自由にアレンジされる楽曲には独自の先進性とポピュラリティが混在し、新しい楽曲をリリースする度にodolらしさを更新している。
2022年3月16日に「三月」を配信リリース。
オフィシャルサイト @odol_jpn @KokiMoriyama


LINK
FM福岡「Room "H"」



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