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2023.03.09
FM福岡で毎週水曜日 26:00~26:55にオンエアしている音楽番組「Room "H"」。九州にゆかりのある3組のバンド、ユアネスの黒川侑司、松本 大、odolの森山公稀が週替わりでMCを務め、彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。
今週のMCは、松本 大が担当。SENSAでは、オンエア内容を一部レポート!(聴き逃した方やもう一度聴きたい方は、radiko タイムフリーをご利用下さい。)
(松本)近況は着実に機材が増えているような感じがしますね。最近も75年製のフェンダーのアンプが家に来てくれました。小さいアンプですが、とてもいい音ですね。良い楽器が身の回りにあることが非常に幸せだなと思っている最近ですね。他は2月、本当に何もしなかったなという印象ですかね。モチベーションが下がる出来事がちょくちょくあって、2月は何にもできなかったです。ゲームばっかりしていたかも。ゲームして、良い楽器に触れてという感じですかね。そんな2月でした。
でもこれが流れているのは3月か。2月はそんな感じだったんですよ。3月は曲作ってないとやばいなと思っているかもしれないですね。4月にまた舞台をやることが決まっています。3月の中旬ぐらいから稽古が始まると、半月ぐらい全く動けなくなるんですよね。稽古しながらちょっと音楽の仕事したりみたいなのもあるんですけど、そういうのがあるから今のうちに新曲を作っておかないとやばいね。舞台明けで何もできない状態になりかねないので、やってしまわないといけないなと思っている次第ですね。3月、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
ここからは@リビングルーム。毎回Room "H"の住人がそれぞれのカラーで今聴いてもらいたい音楽を自由にセレクトしていきます。今週は「卒業」というテーマで3曲選びました。「松本くんの卒業式の思い出など」と台本に書いてありますけど、僕の卒業式の思い出はほとんどないですね。結構あっさりしていたというか、過ぎ去ったことにあまりとらわれないという性格だったので、わりかし「あ、終わった。帰るか」みたいな感じでした。小学校の時も...中学校の時が一番印象に残っているかも。第二ボタンなくなった記憶があるな。本当に今になって思うけど、思い出を作るのってすごく大事なことなので、もしこのラジオを聴いている学生の皆さんがいらっしゃったら、大事にしてください。九州・福岡に通っている皆さん。長崎までこの声が届いてないといいなと思いつつ(笑)。
そうなんですね!でもたしかにね。この曲は懐かしい感じがするんですよね。歌のニュアンスとか、あとアコースティックギターの感じというか。あとNickelback自体がちょっと叙情的なメロディーだったりするからね。
ボーカルのチャド・クルーガーは「学校で一緒にバカをやった友達に、ファーストキスの相手に、全ての思い出に別れを告げて故郷を離れた。そしてもうあの頃には戻れない。誰だって一つや二つは似たような思い出があると思うんだ。その思い出との橋渡しだ」とコメントしておりますと。なるほどね。Nickelbackは歌ものであるということと、チャド・クルーガーの声が非常に好きです。アレンジメントに関しては、悪く言うと当たり障りがないというか、良く言うと非常にしっかりした骨太なロックサウンドで、かつアコースティックギターのいわゆるフォークなのかな、ブルースなのかな。わからないけど、そういう感じのものがよりしっかり鮮明に聴こえてくるというところは、Nickelbackの強みだなと思いますね。メロディーがマジでしっかり聴こえるんだよね。もうアレンジメントもボーカルも、そのボーカルのための楽曲アンサンブルという感じもしますね。
続いては宅録コーナー、@レコーディングルーム。Room "H"の住人が弾き語りや宅録で何か1曲収録してきて、皆さんに聴いていただこうという時間です。だいたいいつも録り終わった後に別日に弾き語りって収録しているんですけど、荒井由実さんの「卒業写真」は流したということで。今回の弾き語りは前にRoom "H"でやった気もするんだけど、せっかくだから時には昔の曲もやっちゃおうかななんて思っております。加藤登紀子さんの「時には昔の話を」をやります。『紅の豚』という映画のエンディングソングなんですけど、なんか歌いたくなっちゃうこの曲。もしかしたらちょっと卒業式の夜みたいなところに似合うんじゃないかなと思うんだけど、どうなんでしょうね。でも歌いたくなったので、せっかくなので今日もこのまま歌っちゃいます。
卒業した方、おめでとう。退職された方もおめでとう。新しい生活に行かれる方おめでとう。過去はなくなるものでも切り離せるものでもないから、忘れてもいいけどずっと残り続けるものなので、たまには開いてみてもいいんじゃないでしょうか?いつか嫌な思い出がたくさんあった過去もキラキラしているかもしれない。自分は今になって思えば悪くない高校生活だったなとも思う。ということで@レコーディングルームのコーナーでした。
ここからはRoom "H"の住人がそれぞれのディープな偏愛ソングを紹介する、@ベッドルームのコーナーです。今日このコーナーで皆さんに聴いていただきたいのは、Clarkの「Town Crank」という曲です。このアーティストについて詳しく知っているわけじゃないんですけど、トム・ヨークがプロデュースしているというニュースを見てセレクトしました。
冒頭に最近機材をよく買っている、入手しているという話に通じるものがあるんですけど、最近はモジュラーシンセサイザーというのを買いました。皆さんが思い浮かべているシンセサイザーって、小室さんが弾いてるような鍵盤がたくさんついてるシンセサイザーを想像されるかもしれないですけど、僕が最近買ったモジュラーシンセサイザーというのはつまみしか付いてないという、音の波形をどうにかこうにかして変化させていって、リズムを作ってみたりとか、すごく複雑な楽器というよりは、なんだろうね。でも独特な世界観の音像になるという。はっきりしたドレミファソラシドとかじゃない次元で作っていくみたいな楽器があるんですけど、そのモジュラーシンセサイザーにハマっています。そのニュアンスがあるというか。トム・ヨーク自体もそんな感じ。線をいっぱい繋いでいるよくわからない機材とかあるでしょ?あれなんですけど。この曲もその例に漏れず、モジュラーシンセなのかシンセサイザーかわかんないけど、その感じがすごく出ていてとてもいいなと思って(笑)。
だからあんまり説明できることがないんですよね。ちょっと調べてみますが、このアーティストはそんなに音源をリリースしている感じではないんだよな。でも結構長いのか。2016年にアルバムが出ている...それより前の作品も全然ありますね。そうなんですね。全然知らなかったです。今回はじめて『Sus Dog』というアルバムでこのアーティストのことを知りました。ちょっと昔をさかのぼってみようかなと思います。お互いになにかしらきっかけになればいいですね。
楽器を持ち込んで音を出しながら、「モジュラーシンセサイザーって楽しいでしょ?」という話ができたら、もう少しこの曲の似たような音像を作ることができたのかもしれないですけどね。おしゃべりの番組なので、機会があれば僕のSNSでも覗いてみてください。やっているかな。やってないかもね。今のところまだ全然手つけてないから、使い方もはっきりわかってないんですよね。「音が出て楽しい」と言っている状況ですね。ギター買って「Fコード弾けないけど、なんか音鳴って楽しい」みたいな状態にあるので、この子鹿がどこまで行けるのか、皆さん期待しといてください。
ここからは「ザ・スタンダード・ナンバー」の時間です。時代の移り変わりとともに音楽を聴いていくスタイルも大きく変わりました。音楽の聴き方がどれほど変わっても今も聴き続けられる名曲には人の心を揺さぶる力があると我々は信じております。この時間は発表から時間が経った今も世界中の人々から愛され続け、歌い継がれ、引き継がれてきた名曲の魅力に迫ります、「ザ・スタンダード・ナンバー」。
今日選んだのはスティングの80年代を代表する名曲「Englishman In New York」という1曲です。1987年にリリースされた『...Nothing Like the Sun』に収められた1曲。The Policeというロックバンドのフロントマンとして活躍したスティングのジャズ好きな一面が開花したソロのナンバーです。この曲はミュージックビデオにも出演しているイギリス人の作家クエンティン・クリスプに捧げられた作品なんだそうです。このクエンティン・クリスプという人はイギリスの人気作家だったのですが、ゲイであることを公表した途端、周囲からの偏見に悩まされることに。それに嫌気がさしてニューヨークに移住したという人物。まさに「Englishman In New York」な世界観を持つ人物だったんでしょう。一体どんな内容なのか歌詞を紹介していきます。
イギリス紳士ですね。コーヒーじゃなくて紅茶をいただくというところから、イギリスな感じがするかな。もともとそんなイギリスとかアメリカについて詳しいわけじゃないですけど、僕の好きなゲームに『メタルギアソリッド』があって、『メタルギアソリッド 3』に出てくる登場人物にゼロ少佐という方います。その方はイギリス人なんですよ。よく紅茶の話をしていました。『007』がすごく好きという。そんなこともあって、勝手にゼロ少佐を思い浮かべながら、吹き替えの銀河万丈さんの声を再生しながら、「コーヒーじゃなくて紅茶をいただくよ」と読みました。ニュアンスがちょっと銀河万丈よりになっていたんじゃないかなと思います。
タイトルまで覚えてなかったけど、この曲知っていましたね。紳士的というか。サックスを曲で使いたくなるね。メロディー楽器というか、最近そういうところの意識がちょっと変わってきて。昔はサックスやトランペットの管楽器はそんなに好きじゃなかったんだよ。最近は音のニュアンスとか渋さ、歳なのかな。こういう曲を聴くときのこのサックスに「うひ〜」となっている感じが歳なのかなと思ったりもするんだけど。昼下がりに紅茶飲みながら聴きたい曲だなと思いましたね。この曲はレコード欲しいですね。
この曲が多くの人を惹きつけている魅力はどんなところだと思いますか?正直な歌詞じゃないですか?たぶんいただろうね。ニューヨークに住んでいるイギリス人の気持ちを代弁しているというか。めちゃくちゃありそうだなと思いました。国同士の交流している感じ。アメリカ人も楽しいと思って聴くだろうし、イギリス人も「なんか分かる」みたいな感じ。アメリカに住んでないイギリス人も「かっこいい」と思うのかもしれない。そんなことをふと思いました。そんなところじゃないですか?あとはスティングだからじゃないですか(笑)?わからないですけど。
Nickelback「Photograph」
荒井由実「卒業写真」
LAMP IN TERREN「Enchanté」
加藤登紀子「時には昔の話を」弾き語りカバー
Clark「Town Crank」
Sting「Englishman In New York」
girlpuppy「Wish」
番組へのメッセージをお待ちしています。
Twitter #fmfukuoka #RoomH をつけてツイートしてください。MC3人ともマメにメッセージをチェックしています。レポート記事の感想やリクエストなどもありましたら、#SENSA もつけてツイートしてください!
放送時間:毎週水曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)
黒川侑司(ユアネス Vo.&Gt.)
福岡で結成された4人組ロックバンド。感情の揺れが溢れ出し琴線に触れる声と表現力を併せ持つヴォーカルに、変拍子を織り交ぜる複雑なバンドアンサンブルとドラマティックなアレンジで、詞世界を含め一つの物語を織りなすような楽曲を展開。
重厚な音の渦の中でもしっかり歌を聴かせることのできるLIVEパフォーマンスは、エモーショナルで稀有な存在感を放っている。2021年12月1日に初のフルアルバム「6 case」をリリース。2022年8月24日にシングル「ありえないよ。」を、同年11月30日にはシングル「Blur」をリリース。2022年6月1日にソロ第1弾シングル「この星からの脱出」をリリース。2022年7月8日にはソロ第2弾シングルでギタリスト「こーじゅん」をフィーチャリングに迎えた「フライディ・チャイナタウン (Acoustic Cover)」をリリース。
オフィシャルサイト/ @yourness_on/ @yourness_kuro
松本大
長崎県出身。2021年までLAMP IN TERRENのフロントマンとしてバンド活動し、現在次の活動に向けて準備中。
@pgt79/ @n.trueve
森山公稀(odol Piano&Synth.)
福岡出身のミゾベリョウ(Vo.)、森山公稀(Pf./Syn.)を中心に2014年東京にて結成した3人組。ジャンルを意識せず、自由にアレンジされる楽曲には独自の先進性とポピュラリティが混在し、新しい楽曲をリリースする度にodolらしさを更新している。
2022年3月16日に「三月」を配信リリース。
オフィシャルサイト/ @odol_jpn/ @KokiMoriyama
今週のMCは、松本 大が担当。SENSAでは、オンエア内容を一部レポート!(聴き逃した方やもう一度聴きたい方は、radiko タイムフリーをご利用下さい。)
(松本)近況は着実に機材が増えているような感じがしますね。最近も75年製のフェンダーのアンプが家に来てくれました。小さいアンプですが、とてもいい音ですね。良い楽器が身の回りにあることが非常に幸せだなと思っている最近ですね。他は2月、本当に何もしなかったなという印象ですかね。モチベーションが下がる出来事がちょくちょくあって、2月は何にもできなかったです。ゲームばっかりしていたかも。ゲームして、良い楽器に触れてという感じですかね。そんな2月でした。
でもこれが流れているのは3月か。2月はそんな感じだったんですよ。3月は曲作ってないとやばいなと思っているかもしれないですね。4月にまた舞台をやることが決まっています。3月の中旬ぐらいから稽古が始まると、半月ぐらい全く動けなくなるんですよね。稽古しながらちょっと音楽の仕事したりみたいなのもあるんですけど、そういうのがあるから今のうちに新曲を作っておかないとやばいね。舞台明けで何もできない状態になりかねないので、やってしまわないといけないなと思っている次第ですね。3月、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
「卒業」というテーマで3曲紹介!@リビングルーム
ここからは@リビングルーム。毎回Room "H"の住人がそれぞれのカラーで今聴いてもらいたい音楽を自由にセレクトしていきます。今週は「卒業」というテーマで3曲選びました。「松本くんの卒業式の思い出など」と台本に書いてありますけど、僕の卒業式の思い出はほとんどないですね。結構あっさりしていたというか、過ぎ去ったことにあまりとらわれないという性格だったので、わりかし「あ、終わった。帰るか」みたいな感じでした。小学校の時も...中学校の時が一番印象に残っているかも。第二ボタンなくなった記憶があるな。本当に今になって思うけど、思い出を作るのってすごく大事なことなので、もしこのラジオを聴いている学生の皆さんがいらっしゃったら、大事にしてください。九州・福岡に通っている皆さん。長崎までこの声が届いてないといいなと思いつつ(笑)。
1曲目:Nickelback「Photograph」
それでは卒業ソングにいきます。まず1曲目は僕が大好きなNickelbackの曲ということで、「Photograph」という曲を紹介します。わざわざ調べて下さったんですね。台本に書いてあるんですけど、カナダのロックバンドNickelbackが2005年にリリースした曲。『All The Right Reasons』というアルバムに入っています。学生時代の写真を眺めながら当時のことを思い出している歌詞なんですが、アメリカやカナダでは卒業ソングの定番として人気の1曲。そうなんですね!でもたしかにね。この曲は懐かしい感じがするんですよね。歌のニュアンスとか、あとアコースティックギターの感じというか。あとNickelback自体がちょっと叙情的なメロディーだったりするからね。
ボーカルのチャド・クルーガーは「学校で一緒にバカをやった友達に、ファーストキスの相手に、全ての思い出に別れを告げて故郷を離れた。そしてもうあの頃には戻れない。誰だって一つや二つは似たような思い出があると思うんだ。その思い出との橋渡しだ」とコメントしておりますと。なるほどね。Nickelbackは歌ものであるということと、チャド・クルーガーの声が非常に好きです。アレンジメントに関しては、悪く言うと当たり障りがないというか、良く言うと非常にしっかりした骨太なロックサウンドで、かつアコースティックギターのいわゆるフォークなのかな、ブルースなのかな。わからないけど、そういう感じのものがよりしっかり鮮明に聴こえてくるというところは、Nickelbackの強みだなと思いますね。メロディーがマジでしっかり聴こえるんだよね。もうアレンジメントもボーカルも、そのボーカルのための楽曲アンサンブルという感じもしますね。
オンエアでは、2曲目荒井由実「卒業写真」、3曲目にLAMP IN TERREN「Enchanté」を紹介!ぜひradikoタイムフリーでお聴きください!
加藤登紀子「時には昔の話を」弾き語りカバー@レコーディングルーム
続いては宅録コーナー、@レコーディングルーム。Room "H"の住人が弾き語りや宅録で何か1曲収録してきて、皆さんに聴いていただこうという時間です。だいたいいつも録り終わった後に別日に弾き語りって収録しているんですけど、荒井由実さんの「卒業写真」は流したということで。今回の弾き語りは前にRoom "H"でやった気もするんだけど、せっかくだから時には昔の曲もやっちゃおうかななんて思っております。加藤登紀子さんの「時には昔の話を」をやります。『紅の豚』という映画のエンディングソングなんですけど、なんか歌いたくなっちゃうこの曲。もしかしたらちょっと卒業式の夜みたいなところに似合うんじゃないかなと思うんだけど、どうなんでしょうね。でも歌いたくなったので、せっかくなので今日もこのまま歌っちゃいます。
卒業した方、おめでとう。退職された方もおめでとう。新しい生活に行かれる方おめでとう。過去はなくなるものでも切り離せるものでもないから、忘れてもいいけどずっと残り続けるものなので、たまには開いてみてもいいんじゃないでしょうか?いつか嫌な思い出がたくさんあった過去もキラキラしているかもしれない。自分は今になって思えば悪くない高校生活だったなとも思う。ということで@レコーディングルームのコーナーでした。
Clark「Town Crank」@ベッドルーム
ここからはRoom "H"の住人がそれぞれのディープな偏愛ソングを紹介する、@ベッドルームのコーナーです。今日このコーナーで皆さんに聴いていただきたいのは、Clarkの「Town Crank」という曲です。このアーティストについて詳しく知っているわけじゃないんですけど、トム・ヨークがプロデュースしているというニュースを見てセレクトしました。
冒頭に最近機材をよく買っている、入手しているという話に通じるものがあるんですけど、最近はモジュラーシンセサイザーというのを買いました。皆さんが思い浮かべているシンセサイザーって、小室さんが弾いてるような鍵盤がたくさんついてるシンセサイザーを想像されるかもしれないですけど、僕が最近買ったモジュラーシンセサイザーというのはつまみしか付いてないという、音の波形をどうにかこうにかして変化させていって、リズムを作ってみたりとか、すごく複雑な楽器というよりは、なんだろうね。でも独特な世界観の音像になるという。はっきりしたドレミファソラシドとかじゃない次元で作っていくみたいな楽器があるんですけど、そのモジュラーシンセサイザーにハマっています。そのニュアンスがあるというか。トム・ヨーク自体もそんな感じ。線をいっぱい繋いでいるよくわからない機材とかあるでしょ?あれなんですけど。この曲もその例に漏れず、モジュラーシンセなのかシンセサイザーかわかんないけど、その感じがすごく出ていてとてもいいなと思って(笑)。
だからあんまり説明できることがないんですよね。ちょっと調べてみますが、このアーティストはそんなに音源をリリースしている感じではないんだよな。でも結構長いのか。2016年にアルバムが出ている...それより前の作品も全然ありますね。そうなんですね。全然知らなかったです。今回はじめて『Sus Dog』というアルバムでこのアーティストのことを知りました。ちょっと昔をさかのぼってみようかなと思います。お互いになにかしらきっかけになればいいですね。
楽器を持ち込んで音を出しながら、「モジュラーシンセサイザーって楽しいでしょ?」という話ができたら、もう少しこの曲の似たような音像を作ることができたのかもしれないですけどね。おしゃべりの番組なので、機会があれば僕のSNSでも覗いてみてください。やっているかな。やってないかもね。今のところまだ全然手つけてないから、使い方もはっきりわかってないんですよね。「音が出て楽しい」と言っている状況ですね。ギター買って「Fコード弾けないけど、なんか音鳴って楽しい」みたいな状態にあるので、この子鹿がどこまで行けるのか、皆さん期待しといてください。
名曲の魅力に迫るコーナー「ザ・スタンダード・ナンバー」
ここからは「ザ・スタンダード・ナンバー」の時間です。時代の移り変わりとともに音楽を聴いていくスタイルも大きく変わりました。音楽の聴き方がどれほど変わっても今も聴き続けられる名曲には人の心を揺さぶる力があると我々は信じております。この時間は発表から時間が経った今も世界中の人々から愛され続け、歌い継がれ、引き継がれてきた名曲の魅力に迫ります、「ザ・スタンダード・ナンバー」。
今日選んだのはスティングの80年代を代表する名曲「Englishman In New York」という1曲です。1987年にリリースされた『...Nothing Like the Sun』に収められた1曲。The Policeというロックバンドのフロントマンとして活躍したスティングのジャズ好きな一面が開花したソロのナンバーです。この曲はミュージックビデオにも出演しているイギリス人の作家クエンティン・クリスプに捧げられた作品なんだそうです。このクエンティン・クリスプという人はイギリスの人気作家だったのですが、ゲイであることを公表した途端、周囲からの偏見に悩まされることに。それに嫌気がさしてニューヨークに移住したという人物。まさに「Englishman In New York」な世界観を持つ人物だったんでしょう。一体どんな内容なのか歌詞を紹介していきます。
<著作権の関係で歌詞の掲載は省略しております>
イギリス紳士ですね。コーヒーじゃなくて紅茶をいただくというところから、イギリスな感じがするかな。もともとそんなイギリスとかアメリカについて詳しいわけじゃないですけど、僕の好きなゲームに『メタルギアソリッド』があって、『メタルギアソリッド 3』に出てくる登場人物にゼロ少佐という方います。その方はイギリス人なんですよ。よく紅茶の話をしていました。『007』がすごく好きという。そんなこともあって、勝手にゼロ少佐を思い浮かべながら、吹き替えの銀河万丈さんの声を再生しながら、「コーヒーじゃなくて紅茶をいただくよ」と読みました。ニュアンスがちょっと銀河万丈よりになっていたんじゃないかなと思います。
タイトルまで覚えてなかったけど、この曲知っていましたね。紳士的というか。サックスを曲で使いたくなるね。メロディー楽器というか、最近そういうところの意識がちょっと変わってきて。昔はサックスやトランペットの管楽器はそんなに好きじゃなかったんだよ。最近は音のニュアンスとか渋さ、歳なのかな。こういう曲を聴くときのこのサックスに「うひ〜」となっている感じが歳なのかなと思ったりもするんだけど。昼下がりに紅茶飲みながら聴きたい曲だなと思いましたね。この曲はレコード欲しいですね。
この曲が多くの人を惹きつけている魅力はどんなところだと思いますか?正直な歌詞じゃないですか?たぶんいただろうね。ニューヨークに住んでいるイギリス人の気持ちを代弁しているというか。めちゃくちゃありそうだなと思いました。国同士の交流している感じ。アメリカ人も楽しいと思って聴くだろうし、イギリス人も「なんか分かる」みたいな感じ。アメリカに住んでないイギリス人も「かっこいい」と思うのかもしれない。そんなことをふと思いました。そんなところじゃないですか?あとはスティングだからじゃないですか(笑)?わからないですけど。
3月8日(水) オンエア楽曲
Wunderhorse「Purple」Nickelback「Photograph」
荒井由実「卒業写真」
LAMP IN TERREN「Enchanté」
加藤登紀子「時には昔の話を」弾き語りカバー
Clark「Town Crank」
Sting「Englishman In New York」
girlpuppy「Wish」
番組へのメッセージをお待ちしています。
Twitter #fmfukuoka #RoomH をつけてツイートしてください。MC3人ともマメにメッセージをチェックしています。レポート記事の感想やリクエストなどもありましたら、#SENSA もつけてツイートしてください!
RADIO INFORMATION
FM 福岡「Room "H"」
毎週月曜日から金曜日まで深夜にオンエアされる、福岡市・警固六角にある架空のマンションの一室を舞台に行われ、次世代クリエイターが様々な情報を発信するプログラム「ミッドナイト・マンション警固六角(けごむつかど)」。"203号室(毎週水曜日の26:00~26:55)"では、音楽番組「Room "H"」をオンエア。九州にゆかりのある3組のバンド、ユアネスの黒川侑司、松本大、odolの森山公稀が週替わりでMCを務め、本音で(Honestly)、真心を込めて(Hearty)、気楽に(Homey) 音楽愛を語る。彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。放送時間:毎週水曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)
番組MC
黒川侑司(ユアネス Vo.&Gt.)
福岡で結成された4人組ロックバンド。感情の揺れが溢れ出し琴線に触れる声と表現力を併せ持つヴォーカルに、変拍子を織り交ぜる複雑なバンドアンサンブルとドラマティックなアレンジで、詞世界を含め一つの物語を織りなすような楽曲を展開。
重厚な音の渦の中でもしっかり歌を聴かせることのできるLIVEパフォーマンスは、エモーショナルで稀有な存在感を放っている。2021年12月1日に初のフルアルバム「6 case」をリリース。2022年8月24日にシングル「ありえないよ。」を、同年11月30日にはシングル「Blur」をリリース。2022年6月1日にソロ第1弾シングル「この星からの脱出」をリリース。2022年7月8日にはソロ第2弾シングルでギタリスト「こーじゅん」をフィーチャリングに迎えた「フライディ・チャイナタウン (Acoustic Cover)」をリリース。
オフィシャルサイト/ @yourness_on/ @yourness_kuro
松本大
長崎県出身。2021年までLAMP IN TERRENのフロントマンとしてバンド活動し、現在次の活動に向けて準備中。
@pgt79/ @n.trueve
森山公稀(odol Piano&Synth.)
福岡出身のミゾベリョウ(Vo.)、森山公稀(Pf./Syn.)を中心に2014年東京にて結成した3人組。ジャンルを意識せず、自由にアレンジされる楽曲には独自の先進性とポピュラリティが混在し、新しい楽曲をリリースする度にodolらしさを更新している。
2022年3月16日に「三月」を配信リリース。
オフィシャルサイト/ @odol_jpn/ @KokiMoriyama