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2023.02.23
FM福岡で毎週水曜日 26:00~26:55にオンエアしている音楽番組「Room "H"」。九州にゆかりのある3組のバンド、ユアネスの黒川侑司、松本 大、odolの森山公稀が週替わりでMCを務め、彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。
今週のMCは、odolの森山公稀が担当。SENSAでは、オンエア内容を一部レポート!(聴き逃した方やもう一度聴きたい方は、radiko タイムフリーをご利用下さい。)
(森山)近況は、odolの新しいアルバムの収録曲のおそらく最後になるレコーディングに向けて、新曲を作っております。とても良い曲ができているなという手応えがあります。アルバムの最後のピースをはめる感じで作っておりますので、そちらはまた続報をお待ちいただければと思います。
それとodolの配信とかでチラッとだけお伝えしたんですけど、実は今年ソロの作品も作ろうかなと考えておりまして、そちらも進めていますので、また随時お知らせしていけたらいいなと思っております。
あと近況で話したいなと思っていたことが、ひさしぶりの健康トークなんですけど、長年悩んでいた腰痛をついに克服してきた感じがしています。周りの人に散々勧められたヨガをやってみようとしたら、全くできなくて。長座と言うんですかね?足伸ばして座ることすらできなくて、「これはヤバイ」と思い、骨盤の傾きを治すストレッチみたいなのをめちゃくちゃ頑張ってしていたら、だいぶ軽くなってきて、腰が10年前ぐらいの軽さに戻ってきたなという感覚です。この調子で再発しなければいいなと思っております。そんな近況です。
本日は特集回ということで、「宇宙へ行った音楽」特集をお送りしたいなと思います。我々人類が宇宙空間に行くようになって、もう60年以上が経ちますね。ガガーリンが1961年に人類初の有人宇宙飛行をして。それ以来、これまでたくさんの人が宇宙空間に行っているわけですけど、それと同時に音楽もたくさん宇宙へ旅立っているんですね。僕は"宇宙好きの音楽家"として、というか、宇宙に暮らす・宇宙に住まう音楽家として、ちゃんと責任持ってその辺をまとめていこうかなと思いまして、この企画を考えてみました(笑)。
ということで本日は「宇宙へ行った音楽」特集を3つのパートに分けてじっくりとお送りしていきたいなと思っております。
「宇宙へ行った音楽」という括りの中では、僕が思うに結構多くの人の印象に残ってそうだなという、キャッチーな話題があるんですけど、"ゴールデンレコード"というものなんですね。最初のパートはそのゴールデンレコードについてです。
ゴールデンレコードというのは、ボイジャー1号とボイジャー2号に乗せられたレコードで、そのボイジャーというのは1977年にNASAの計画で外惑星という、地球より太陽から遠い惑星とか、あとは太陽系より外を調査する探査機として打ち上げられた姉妹機なんです。
無人探査機なんですけど、何で無人探査機にレコードを乗っけているのかというと、いつか地球以外のどこかの誰か、地球人以外の何者かに地球のことを伝えるために乗っけているんですよね。「地球ってこんな場所だよ」とか「地球にはこういう音があるよ」、「こういう場所があるよ」みたいなのをレコードに刻んで、ボイジャー1号とか2号はもう帰ってきませんので、今も地球から離れていっているわけですけど。「偶然、知的生命体が見つけてくれたらいいな」みたいな想いで乗っけているわけですね。そのレコードには地球での、それこそフィールドレコーディングしたような様々な音とか、地球の中のいろんな場所の画像を波形に変換してレコードに刻んだものとか。あとは様々な言語での挨拶とかが収録されていたと思うんですけど、それと一緒に地球上にある、いろんな場所・時代の音楽というのが27曲選ばれて、収録されています。それを、どこかにいるかもしれない宇宙人に伝えようというのがゴールデンレコードですね。すごいロマンチックというか(笑)、ロマンがあっていいですよね。
地球というのは将来的に太陽に飲み込まれちゃって、いつかはなくなっちゃうんですよね。でもそのボイジャー1号とボイジャー2号というのはすでに太陽系は脱出して、今も何もない宇宙の空間を地球からどんどん遠ざかりながら航行していて、それがもしかしたらどこかに届くかもしれないですよね。そんなすごく貴重なレコードに刻まれた、厳選された27曲、地球を代表する27曲とも言えると思いますけど、そこから紹介していきたいなと思っております。
まず1曲目はチャック・ベリーの「ジョニー・B.グッド」です。このレコードに収録されている27曲というのは、民族音楽や西洋のクラシックが大半を占めています。ジャズを含めてもポップスというのは3曲しか入ってないんですよ。当時の地球代表のポップス3曲と考えると、やっぱり地球人としてしっかり聴いておかないといけないなって思いますよね。この曲はもちろん聴いたことないという人はあまりいないんじゃないかとは思いますが、そんなありがたい曲ですので改めて聴いてみましょう。
ゴールデンレコードはかなりワクワク感というか、ロマンがありますよね。何万年後か、もしくは何十億年後かとかにそれを受け取る何かがいるかもしれないという。このボイジャーというのはあと10年もしないうちに電源が切れてしまうんですよね。でも、打ち上げたのは1977年だからすごいですよね。逆に今でもまだ稼働中というのも驚きです。あと10年も持たないので、そしたら観測とか地球との交信というのは出来なくなって、そこで最後のミッションとしてゴールデンレコードを運ぶことに専念するみたいな、そういうロマンチックなボイジャー号なんですよね。とても面白いので興味持ってもらえたら、ぜひ調べてみてもらえたらいいなと思います。
「宇宙へ行った音楽特集」をお送りしておりますが、続いてのパートはアポロ11号です。アポロ11号というのは皆さんご存知の通りかと思いますけど、1969年に人類初月面着陸を果たしたNASAのロケットですね。船長ニール・アームストロング、そしてバズ・オルドリンとマイケル・コリンズという3人を乗せて月に向かって、人類で初めて月面に降り立ったという素晴らしい偉業を成し遂げました。それと同時にこのアポロ11号は、人類が初めて月面に音楽を持っていっていたということにもなりますね。ということでその音楽を紹介していきたいと思います。
人類史上初、月に持って行った音楽と言われているのは、フランク・シナトラが歌う「Fly Me To The Moon」です。タイトルの回収感が素晴らしいですよね。これはなにかのインタビューで本人が語っていたはずですが、バズオルドリンが「月に着陸した後にカセットに入れて再生した」ようですね。
冷戦下での宇宙開発競争がすごい時代なので、アポロ計画というはすごくアメリカ国民的にも全世界的に注目度は高くて、その中でこの「Fly Me To The Moon」というのはこの時代の一種のテーマソングみたいなものになっていたらしいですね。この曲については改めてご紹介する必要もないかなとは思いますので、早速当時に思いを馳せながら聴いていただこうかなと思います。
ということでアポロ11号についてお送りしましたけど、月面着陸と言えば、今はアルテミス計画もありますよね。初の女性を月にというので始まりましたけど、その先にも「火星の有人探査するぞ」みたいなのも見据えているのがアルテミス計画です。近い将来また人類が月を歩くこともあるのではないかと思いますので、その時に持っていってもらうために、月ソングを作っておかないといけないですね。
「宇宙へ行った音楽」特集の最後のパートは、初めて宇宙で流れた音楽です。これまでに紹介してきた音楽たちも、これから続いて行く宇宙開発の歴史の中では、当然すごく初期の段階で宇宙入りしてる音楽たちなわけなんですけれど、そしたら「初めて宇宙で流れた地球の音楽っていうのは何だったのか?」というのは気になってくるところですよね。これを知っていたら相当な宇宙マニアかもですね、僕は知りませんでした。
初めて宇宙で流れた音楽は、ベートーヴェンの交響曲第6番「田園」ということになっているみたいですね。1965年にジェミニ7号の船員に向けて、ちょっとしたプレゼントみたいな感じで通信用の電話越しに地上の方から流したということみたいです。ただこれ、ごめんなさいなんですけど、正確な情報は調べきれなかったので、むしろ詳しく知っている方がいたら教えてほしいなと思います。でも宇宙で初めて流れた音楽はそういうことになっているみたいです。
ジェミニ計画というのは、後のアポロ計画に繋がるすごく大事なもので、さっき言ったニールアームストロングもそうですけど、アポロ11号に乗った3人もこのジェミニ計画で宇宙に飛んでいて、その後アポロ11号に乗っているという感じなんですね。
ということで本日は宇宙で初めて流れたかもしれない地球の音楽を聴いてみたいなと思います。
当然まだまだ宇宙は分からないことだらけでして、もしかしたらですけど僕たちは気づいてないだけで、宇宙にはすごくたくさん音楽は鳴っているかもしれないし、もしかしたらこうやってラジオの電波に乗った音楽や声というのがずっと宇宙を漂っていて、どこかの星とか、どこかの惑星でこの電波を受信して楽しんでいる生命体もいるかもしれないですからね。何も知らない僕たちなので、これからの宇宙開発に期待というところなんですけれども、改めてすごく面白いなと思いましたね。ということで本日は「宇宙へ行った音楽」特集をお送りしました。
Chuck Berry「Johnny B. Goode」
グレン・グールド「J.S.バッハ 平均律クラヴィーア曲集 第二巻 前奏曲とフーガ ハ長調」
The Beatles「Across the Universe」
Frank Sinatra「Fly Me To The Moon」
Harry Revel, Les Baxter & Dr. Samuel J. Hoffman「Lunar Rhapsody」
ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーベン 交響曲第6番「田園」/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団,ヘルベルト・フォン・カラヤン
ドミトリー・ショスタコーヴィチ「The Motherland Here」
番組へのメッセージをお待ちしています。
Twitter #fmfukuoka #RoomH をつけてツイートしてください。MC3人ともマメにメッセージをチェックしています。レポート記事の感想やリクエストなどもありましたら、#SENSA もつけてツイートしてください!
放送時間:毎週水曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)
黒川侑司(ユアネス Vo.&Gt.)
福岡で結成された4人組ロックバンド。感情の揺れが溢れ出し琴線に触れる声と表現力を併せ持つヴォーカルに、変拍子を織り交ぜる複雑なバンドアンサンブルとドラマティックなアレンジで、詞世界を含め一つの物語を織りなすような楽曲を展開。
重厚な音の渦の中でもしっかり歌を聴かせることのできるLIVEパフォーマンスは、エモーショナルで稀有な存在感を放っている。2021年12月1日に初のフルアルバム「6 case」をリリース。2022年8月24日にシングル「ありえないよ。」を、同年11月30日にはシングル「Blur」をリリース。2022年6月1日にソロ第1弾シングル「この星からの脱出」をリリース。2022年7月8日にはソロ第2弾シングルでギタリスト「こーじゅん」をフィーチャリングに迎えた「フライディ・チャイナタウン (Acoustic Cover)」をリリース。
オフィシャルサイト/ @yourness_on/ @yourness_kuro
松本大
長崎県出身。2021年までLAMP IN TERRENのフロントマンとしてバンド活動し、現在次の活動に向けて準備中。
@pgt79/ @n.trueve
森山公稀(odol Piano&Synth.)
福岡出身のミゾベリョウ(Vo.)、森山公稀(Pf./Syn.)を中心に2014年東京にて結成した3人組。ジャンルを意識せず、自由にアレンジされる楽曲には独自の先進性とポピュラリティが混在し、新しい楽曲をリリースする度にodolらしさを更新している。
2022年3月16日に「三月」を配信リリース。
オフィシャルサイト/ @odol_jpn/ @KokiMoriyama
今週のMCは、odolの森山公稀が担当。SENSAでは、オンエア内容を一部レポート!(聴き逃した方やもう一度聴きたい方は、radiko タイムフリーをご利用下さい。)
(森山)近況は、odolの新しいアルバムの収録曲のおそらく最後になるレコーディングに向けて、新曲を作っております。とても良い曲ができているなという手応えがあります。アルバムの最後のピースをはめる感じで作っておりますので、そちらはまた続報をお待ちいただければと思います。
それとodolの配信とかでチラッとだけお伝えしたんですけど、実は今年ソロの作品も作ろうかなと考えておりまして、そちらも進めていますので、また随時お知らせしていけたらいいなと思っております。
あと近況で話したいなと思っていたことが、ひさしぶりの健康トークなんですけど、長年悩んでいた腰痛をついに克服してきた感じがしています。周りの人に散々勧められたヨガをやってみようとしたら、全くできなくて。長座と言うんですかね?足伸ばして座ることすらできなくて、「これはヤバイ」と思い、骨盤の傾きを治すストレッチみたいなのをめちゃくちゃ頑張ってしていたら、だいぶ軽くなってきて、腰が10年前ぐらいの軽さに戻ってきたなという感覚です。この調子で再発しなければいいなと思っております。そんな近況です。
宇宙へ行った音楽特集 Part 1「ゴールデンレコードについて」
本日は特集回ということで、「宇宙へ行った音楽」特集をお送りしたいなと思います。我々人類が宇宙空間に行くようになって、もう60年以上が経ちますね。ガガーリンが1961年に人類初の有人宇宙飛行をして。それ以来、これまでたくさんの人が宇宙空間に行っているわけですけど、それと同時に音楽もたくさん宇宙へ旅立っているんですね。僕は"宇宙好きの音楽家"として、というか、宇宙に暮らす・宇宙に住まう音楽家として、ちゃんと責任持ってその辺をまとめていこうかなと思いまして、この企画を考えてみました(笑)。
ということで本日は「宇宙へ行った音楽」特集を3つのパートに分けてじっくりとお送りしていきたいなと思っております。
「宇宙へ行った音楽」という括りの中では、僕が思うに結構多くの人の印象に残ってそうだなという、キャッチーな話題があるんですけど、"ゴールデンレコード"というものなんですね。最初のパートはそのゴールデンレコードについてです。
ゴールデンレコードというのは、ボイジャー1号とボイジャー2号に乗せられたレコードで、そのボイジャーというのは1977年にNASAの計画で外惑星という、地球より太陽から遠い惑星とか、あとは太陽系より外を調査する探査機として打ち上げられた姉妹機なんです。
無人探査機なんですけど、何で無人探査機にレコードを乗っけているのかというと、いつか地球以外のどこかの誰か、地球人以外の何者かに地球のことを伝えるために乗っけているんですよね。「地球ってこんな場所だよ」とか「地球にはこういう音があるよ」、「こういう場所があるよ」みたいなのをレコードに刻んで、ボイジャー1号とか2号はもう帰ってきませんので、今も地球から離れていっているわけですけど。「偶然、知的生命体が見つけてくれたらいいな」みたいな想いで乗っけているわけですね。そのレコードには地球での、それこそフィールドレコーディングしたような様々な音とか、地球の中のいろんな場所の画像を波形に変換してレコードに刻んだものとか。あとは様々な言語での挨拶とかが収録されていたと思うんですけど、それと一緒に地球上にある、いろんな場所・時代の音楽というのが27曲選ばれて、収録されています。それを、どこかにいるかもしれない宇宙人に伝えようというのがゴールデンレコードですね。すごいロマンチックというか(笑)、ロマンがあっていいですよね。
地球というのは将来的に太陽に飲み込まれちゃって、いつかはなくなっちゃうんですよね。でもそのボイジャー1号とボイジャー2号というのはすでに太陽系は脱出して、今も何もない宇宙の空間を地球からどんどん遠ざかりながら航行していて、それがもしかしたらどこかに届くかもしれないですよね。そんなすごく貴重なレコードに刻まれた、厳選された27曲、地球を代表する27曲とも言えると思いますけど、そこから紹介していきたいなと思っております。
まず1曲目はチャック・ベリーの「ジョニー・B.グッド」です。このレコードに収録されている27曲というのは、民族音楽や西洋のクラシックが大半を占めています。ジャズを含めてもポップスというのは3曲しか入ってないんですよ。当時の地球代表のポップス3曲と考えると、やっぱり地球人としてしっかり聴いておかないといけないなって思いますよね。この曲はもちろん聴いたことないという人はあまりいないんじゃないかとは思いますが、そんなありがたい曲ですので改めて聴いてみましょう。
ゴールデンレコードはかなりワクワク感というか、ロマンがありますよね。何万年後か、もしくは何十億年後かとかにそれを受け取る何かがいるかもしれないという。このボイジャーというのはあと10年もしないうちに電源が切れてしまうんですよね。でも、打ち上げたのは1977年だからすごいですよね。逆に今でもまだ稼働中というのも驚きです。あと10年も持たないので、そしたら観測とか地球との交信というのは出来なくなって、そこで最後のミッションとしてゴールデンレコードを運ぶことに専念するみたいな、そういうロマンチックなボイジャー号なんですよね。とても面白いので興味持ってもらえたら、ぜひ調べてみてもらえたらいいなと思います。
オンエアでは、2曲目にグレン・グールド「J.S.バッハ 平均律クラヴィーア曲集 第二巻 前奏曲とフーガ ハ長調」、3曲目にThe Beatles「Across the Universe」を紹介!ぜひradikoタイムフリーでお聴きください!
宇宙へ行った音楽特集 Part 2「アポロ11号について」
「宇宙へ行った音楽特集」をお送りしておりますが、続いてのパートはアポロ11号です。アポロ11号というのは皆さんご存知の通りかと思いますけど、1969年に人類初月面着陸を果たしたNASAのロケットですね。船長ニール・アームストロング、そしてバズ・オルドリンとマイケル・コリンズという3人を乗せて月に向かって、人類で初めて月面に降り立ったという素晴らしい偉業を成し遂げました。それと同時にこのアポロ11号は、人類が初めて月面に音楽を持っていっていたということにもなりますね。ということでその音楽を紹介していきたいと思います。
人類史上初、月に持って行った音楽と言われているのは、フランク・シナトラが歌う「Fly Me To The Moon」です。タイトルの回収感が素晴らしいですよね。これはなにかのインタビューで本人が語っていたはずですが、バズオルドリンが「月に着陸した後にカセットに入れて再生した」ようですね。
冷戦下での宇宙開発競争がすごい時代なので、アポロ計画というはすごくアメリカ国民的にも全世界的に注目度は高くて、その中でこの「Fly Me To The Moon」というのはこの時代の一種のテーマソングみたいなものになっていたらしいですね。この曲については改めてご紹介する必要もないかなとは思いますので、早速当時に思いを馳せながら聴いていただこうかなと思います。
ということでアポロ11号についてお送りしましたけど、月面着陸と言えば、今はアルテミス計画もありますよね。初の女性を月にというので始まりましたけど、その先にも「火星の有人探査するぞ」みたいなのも見据えているのがアルテミス計画です。近い将来また人類が月を歩くこともあるのではないかと思いますので、その時に持っていってもらうために、月ソングを作っておかないといけないですね。
宇宙へ行った音楽特集 Part 3「宇宙で流れた音楽について」
「宇宙へ行った音楽」特集の最後のパートは、初めて宇宙で流れた音楽です。これまでに紹介してきた音楽たちも、これから続いて行く宇宙開発の歴史の中では、当然すごく初期の段階で宇宙入りしてる音楽たちなわけなんですけれど、そしたら「初めて宇宙で流れた地球の音楽っていうのは何だったのか?」というのは気になってくるところですよね。これを知っていたら相当な宇宙マニアかもですね、僕は知りませんでした。
初めて宇宙で流れた音楽は、ベートーヴェンの交響曲第6番「田園」ということになっているみたいですね。1965年にジェミニ7号の船員に向けて、ちょっとしたプレゼントみたいな感じで通信用の電話越しに地上の方から流したということみたいです。ただこれ、ごめんなさいなんですけど、正確な情報は調べきれなかったので、むしろ詳しく知っている方がいたら教えてほしいなと思います。でも宇宙で初めて流れた音楽はそういうことになっているみたいです。
ジェミニ計画というのは、後のアポロ計画に繋がるすごく大事なもので、さっき言ったニールアームストロングもそうですけど、アポロ11号に乗った3人もこのジェミニ計画で宇宙に飛んでいて、その後アポロ11号に乗っているという感じなんですね。
ということで本日は宇宙で初めて流れたかもしれない地球の音楽を聴いてみたいなと思います。
当然まだまだ宇宙は分からないことだらけでして、もしかしたらですけど僕たちは気づいてないだけで、宇宙にはすごくたくさん音楽は鳴っているかもしれないし、もしかしたらこうやってラジオの電波に乗った音楽や声というのがずっと宇宙を漂っていて、どこかの星とか、どこかの惑星でこの電波を受信して楽しんでいる生命体もいるかもしれないですからね。何も知らない僕たちなので、これからの宇宙開発に期待というところなんですけれども、改めてすごく面白いなと思いましたね。ということで本日は「宇宙へ行った音楽」特集をお送りしました。
Photo by Shaikh Sofian
2月22日(水) オンエア楽曲
odol「三月」Chuck Berry「Johnny B. Goode」
グレン・グールド「J.S.バッハ 平均律クラヴィーア曲集 第二巻 前奏曲とフーガ ハ長調」
The Beatles「Across the Universe」
Frank Sinatra「Fly Me To The Moon」
Harry Revel, Les Baxter & Dr. Samuel J. Hoffman「Lunar Rhapsody」
ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーベン 交響曲第6番「田園」/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団,ヘルベルト・フォン・カラヤン
ドミトリー・ショスタコーヴィチ「The Motherland Here」
番組へのメッセージをお待ちしています。
Twitter #fmfukuoka #RoomH をつけてツイートしてください。MC3人ともマメにメッセージをチェックしています。レポート記事の感想やリクエストなどもありましたら、#SENSA もつけてツイートしてください!
RADIO INFORMATION
FM 福岡「Room "H"」
毎週月曜日から金曜日まで深夜にオンエアされる、福岡市・警固六角にある架空のマンションの一室を舞台に行われ、次世代クリエイターが様々な情報を発信するプログラム「ミッドナイト・マンション警固六角(けごむつかど)」。"203号室(毎週水曜日の26:00~26:55)"では、音楽番組「Room "H"」をオンエア。九州にゆかりのある3組のバンド、ユアネスの黒川侑司、松本大、odolの森山公稀が週替わりでMCを務め、本音で(Honestly)、真心を込めて(Hearty)、気楽に(Homey) 音楽愛を語る。彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。放送時間:毎週水曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)
番組MC
黒川侑司(ユアネス Vo.&Gt.)
福岡で結成された4人組ロックバンド。感情の揺れが溢れ出し琴線に触れる声と表現力を併せ持つヴォーカルに、変拍子を織り交ぜる複雑なバンドアンサンブルとドラマティックなアレンジで、詞世界を含め一つの物語を織りなすような楽曲を展開。
重厚な音の渦の中でもしっかり歌を聴かせることのできるLIVEパフォーマンスは、エモーショナルで稀有な存在感を放っている。2021年12月1日に初のフルアルバム「6 case」をリリース。2022年8月24日にシングル「ありえないよ。」を、同年11月30日にはシングル「Blur」をリリース。2022年6月1日にソロ第1弾シングル「この星からの脱出」をリリース。2022年7月8日にはソロ第2弾シングルでギタリスト「こーじゅん」をフィーチャリングに迎えた「フライディ・チャイナタウン (Acoustic Cover)」をリリース。
オフィシャルサイト/ @yourness_on/ @yourness_kuro
松本大
長崎県出身。2021年までLAMP IN TERRENのフロントマンとしてバンド活動し、現在次の活動に向けて準備中。
@pgt79/ @n.trueve
森山公稀(odol Piano&Synth.)
福岡出身のミゾベリョウ(Vo.)、森山公稀(Pf./Syn.)を中心に2014年東京にて結成した3人組。ジャンルを意識せず、自由にアレンジされる楽曲には独自の先進性とポピュラリティが混在し、新しい楽曲をリリースする度にodolらしさを更新している。
2022年3月16日に「三月」を配信リリース。
オフィシャルサイト/ @odol_jpn/ @KokiMoriyama