SENSA

2023.02.06

推し事...それは人生に張りをもたらせるもの。ラジオパーソナリティMISATOによる連載企画【MISATOの推し事】

推し事...それは人生に張りをもたらせるもの。ラジオパーソナリティMISATOによる連載企画【MISATOの推し事】

ラジオパーソナリティ、ヨガインストラクターなど様々な分野で活躍するMISATOが忖度なく、MISATO好み全開で"推し"ていく企画「MISATOの推し事」。FM福岡で毎週土曜日26:00-26:55に放送中の「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」内でのプチコーナーがWEB版として連載スタート!

―座右の銘とは、いつも自分の身近に書き記し、自分の戒めとする言葉。四字熟語や故事、ことわざなどの中から選ばれることが多い。
簡単に言うと、自分が生きていく上で大切にしている言葉のこと―

あなたは座右の銘をお持ちですか?

私にとってはラジオのトークテーマになったり
ゲストのプロフィールに書いてある座右の銘から話を膨らませたりと、割と身近なトピックスです。

にも関わらず、今日まで自分自身の座右の銘を定めたことはありません。

なぜなら
一つに絞ってしまうとその言葉に縛られてしまうような、まだそんなに人生のこともわかっていない経験の浅さで一つの言葉に人生の指針を預けてしまって良いのかと、まるで伴侶を決めるかの如く、一生この言葉と添い遂げるものだと思っていたからです。



しかし、2023年。出会ってしまいました。



私の座右の銘は

「It Is What It Is」



あろうことか、
母をたずねて三千里の勢いで探し求めていた私の座右の銘はことわざでも四字熟語でもなく英文。


しかも意味は

「まぁ、しょうがない」



この言葉に出会わせてくれたのは
今回の推しメン
バイリンガルラッパー【Wez Atlas】でした。

彼が3/15(水)リリース予定の2ndミニアルバム
「This Too Shall Pass」からの先行シングルのタイトルが「It Is What It Is」なのです。



歌詞は"日々辛いことあるけれどもそこだけに捉われず楽観的に生きる"というテーマで、
本人は"人生 「まあ、しょうがない」としか言えないことも あるよね。 今年も頑張りすぎずに、頑張って行こう!"とコメントしています。

この、頑張りすぎずに頑張っていこうという言葉に深く共感しました。

頑張りたくないわけでもない
頑張りたいこともある
しかし頑張りすぎないようにすること。
何もしない時間が生まれると
より一層焦りと不安が押し寄せるけれど
実は身を委ねた方がどうにかなっていたりする。

私はこの感覚を求め、この感覚を信じたいのです。

サウンドからは
決して歩みを止めるわけでも
惰性で動いている訳でもない
しっかりエネルギーが動いている様を絶妙なビートで表現していて
かと言って肩肘張らない、休めるゆとりやチルさも感じる。

これは盟友 VivaOla とCreative label「w.a.u」を主宰するKota MatsukawaによるWプロデュースの為せる技。

更にリリックが私の肩の荷を降ろしてくれました。

前作2021年7月リリースの1stミニアルバム 「Chicken Soup For One」からWezくんの書くリリックのファンです。



リードトラックの「Chicken Soup Freestyle」は祖母に作ってもらったチキンスープから生まれたそう。アメリカでは体調の悪いときにチキンスープを飲む習慣があり、日本でいうところのおかゆに近いのでしょう。

そんな優しさ満点のおかゆリリックを綴るWezくんの最新作にまたもや癒やされたのでありました。

一生添い遂げる座右の銘に定めると
まだ頑張っている感じがするので
2023年の座右の銘を「It Is What It Is」とし
この一年、座右の一曲として大切にしていきます。

さあみんな!推しは推せる時に推せ!

PROFILE

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MISATO
ラジオパーソナリティ/ナレーター/MC/ヨガインストラクター/酵素風呂サロンオーナー。
TOKYO FM、ZIP-FM、InterFM、FM 福岡など、ラジオパーソナリティ歴12年目。
安室奈美恵さんをはじめとするお茶の間ミュージシャンからコアなインディーズミュージシャンまで無数のインタビューを経験。コロナ前は年間200件程ライブや全国のフェスに行く現場派。野外フェスのヨガプログラムなども担当。倍音と1/fゆらぎの声を持ち、耳馴染みの良いベルベットボイスが特徴。
@_M1110_ / @11misato10

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